JPH0531730Y2 - - Google Patents

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JPH0531730Y2
JPH0531730Y2 JP1987053887U JP5388787U JPH0531730Y2 JP H0531730 Y2 JPH0531730 Y2 JP H0531730Y2 JP 1987053887 U JP1987053887 U JP 1987053887U JP 5388787 U JP5388787 U JP 5388787U JP H0531730 Y2 JPH0531730 Y2 JP H0531730Y2
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movement restricting
return spring
spring
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restricting surface
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、テープカセツトにおける前蓋の改良
に関する。
〔従来の技術及び考案が解決しようとする問題点〕
一般にこの種テープカセツトとして例えば特開
昭60−166880号公報に記載されたものがあり、第
6図及び第7図に示す如く、上ケース4に回動自
在に枢着された前蓋11が復帰用のスプリング1
6により閉位置へ自動的に復帰するように構成さ
れている。
このテープカセツトは復帰用スプリング16が
装着された前蓋11を上ケース4に取り付けた
後、該上ケース4に下ケース5を合わせる等して
組立られる。
更に、これを説明すると、前記復帰用スプリン
グ16は第7図に例示したようにその巻回部16
bが前蓋11の回動軸13に嵌入すると共に、付
勢部16aが前蓋11の内壁12に圧接係合する
ように配置される。
しかし、前蓋11の上ケース4への取付前、復
帰用スプリング16は付勢部16aが内壁12か
ら外れ易くなつている。このため、前蓋11の上
ケース4への取付作業中、付勢部16aが前蓋1
1から外れないように、又、巻回部16bが前蓋
11の回動軸13から脱落しないように配慮しな
ければならず、作業能率が低下してしまうという
問題があつた。
本考案はかかる事情に鑑み、前蓋への復帰用ス
プリングの容易且つ確実な取付けがなされると共
に、取付後に脱落が生じず、能率的な組付作業が
なされるテープカセツトを提供することを目的と
する。
〔問題点を解決するための手段及び作用〕
本考案のテープカセツトにおいては、前蓋10
の復帰用スプリング6は捩りコイルバネが用いら
れ、その一端6bが上ケース4に係合するよう
に、又、他端(付勢部6a)が前蓋10に形成さ
れたフツク7と係止用突起8との間に配置され
て、遊動が規制されるように構成されているの
で、前蓋10から脱落することがなく、各種組立
作業を迅速に行うことができる。
〔実施例〕
以下、第1図乃至第3図に基づき第6図を参照
しつつ本考案によるテープカセツトの一実施例を
説明する。図中、1は上下のケース4,5からな
るカセツト本体の前面に形成された開口14を開
閉する前蓋10を構成する蓋板、2は蓋板1の左
右両端に一体に設けられたアーム、3はアーム2
の内側に形成された回動軸であり、上ケース4と
下ケース5の組合せにより形成される軸受部4a
に軸支される。
6は巻回部6cが前記回動軸3に嵌入されてい
る前蓋10の復帰用スプリングであり、捩りコイ
ルバネが用いられている。この復帰用スプリング
6は第1図に示す仮どめ状態においては、一端6
bが前蓋10の下側でフリーになつているもの
の、他端の付勢部6aが前記アーム2の内側端縁
に形成されたフツク7と該フツク7下側に形成さ
れた係止用突起8との間に配置されてその遊動が
規制されている。
前記フツク7はカセツト本体に収容されたハブ
(図示しない)のロツクを解除するものであつて、
前蓋10の開動に伴いハブのロツク体(図示しな
い)に形成された解除用突起17(第6図参照)
の側面を押動してロツクを解除する位置に設けら
れている。7aは前記付勢部6aを当接する上動
規制面であり、付勢部6aの脱落を防止するため
に第2図上右上りの傾斜になつている。
又、前記係止用突起8は第2図に示すように、
側面形状がほぼL字形に形成されていて、前記付
勢部6aの下動を規制す下上動規制面8aと前記
付勢部6aの側方への動きを規制する側方動規制
面8bとが設けられている。この側方動規制面8
bは図上アーム2方向に下向き傾斜になつてい
て、付勢部6aが挿入しやすく、挿入した付勢部
6aが脱落しないように考慮されている。又、図
示例において、係止用突起8は第1図上前記フツ
ク7の左下に設けられているが、これは付勢部6
a先端を把持し易くしたものであり、フツク7の
真下に設けてもよい。いずれの場合も側方動規制
面8bの上端縁線又はその延長線と上動規制面7
aの下端縁線又はその延長線との垂直距離dが、
復帰用スプリング6の付勢部6aの断面寸法より
わずかに小さくしてある。
次に、上記復帰用スプリング6の取付けについ
て説明する。
前記前蓋11の回動軸3に復帰用スプリング6
の巻回部6cを嵌入した後、復帰用スプリング6
の付勢部6aを把持してこれをフツク7と係止用
突起8との間に挿入して配置する。これにより、
付勢部6aの上下及び左右方向の動きが規制さ
れ、復帰用スプリング6は前蓋11に仮どめ状態
となる。その後、第3図に示すように前蓋10の
回動軸3,3を上ケース4の軸受部4a,4aに
夫々載置する。この載置の際、復帰用スプリング
6の一端6bが前蓋10の内面4bに当接し、そ
の反動として前記付勢部6aには前記係止用突起
8の下動規制面8aを下動する力Fが発生する。
即ち、前蓋11は付勢部6aによつて常時、閉方
向に力Fで付勢される。
ところで、前記フツク7と係止用突起8は夫々
が対向しない位置に設けられており、これにより
成形用金型の構造の簡素化が図られると共に、射
出成形後の金型から成形品の取り出しが容易とな
る。
〔考案の効果〕
上述のように本考案のテープカセツトによれ
ば、該カセツトの仮組状態での復帰用スプリング
の脱落が確実に防止でき、組立て作業の円滑化が
図れると共に、自動機等による組立を可能ならし
める等の利点を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第3図は本考案によるテープカセツ
トの第一実施例に係り、第1図は復帰用スプリン
グを装着した前蓋の要部斜視図、第2図は第1図
の−線に沿つた断面図、第3図は上ケースに
組付けられた前蓋の要部斜視図、第4図は従来の
テープカセツトの斜視図、第5図は従来のテープ
カセツトの前蓋の要部断面図である。 1……蓋板、2……アーム、3……回動軸、4
……上ケース、5……下ケース、6……復帰用ス
プリング、7……フツク、8……係止用突起、9
……挿入溝、10,11……前蓋。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. カセツト本体の前面開口を閉塞する蓋板と、前
    記蓋板の両端部に設けられたアームと、前記アー
    ムの内側に突出し前記カセツト本体の軸受部に回
    動自在に軸支された回動軸と、前記回動軸に装着
    されていて前記蓋板を閉位置へ付勢する復帰用ス
    プリングとを有する前蓋を備えたテープカセツト
    において、前記復帰用スプリングは捩りコイルば
    ねでなり、前記アームの内側に、側面形状がほぼ
    L字形でアーム対向面が下向に傾斜し側方動規制
    面が形成された係止用突起と、下ケース対向面が
    前記側方動規制面と逆方向に傾斜し上動規制面が
    形成されたフツクとを、前記側方動規制面の上端
    縁線又は前記上端縁線の延長線と前記上動規制面
    の下端縁線又は前記下端縁線の延長線との垂直距
    離が前記スプリングの付勢部の断面寸法よりわず
    かに小さくして設けてあつて、前記付勢部を前記
    フツクと前記係止用突起との間で保持するように
    したことを特徴とするテープカセツト。
JP1987053887U 1987-04-09 1987-04-09 Expired - Lifetime JPH0531730Y2 (ja)

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JPS63161477U JPS63161477U (ja) 1988-10-21
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JPH0447813Y2 (ja) * 1986-03-14 1992-11-11

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JPS63161477U (ja) 1988-10-21

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