JPH0531560B2 - - Google Patents

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JPH0531560B2
JPH0531560B2 JP59184717A JP18471784A JPH0531560B2 JP H0531560 B2 JPH0531560 B2 JP H0531560B2 JP 59184717 A JP59184717 A JP 59184717A JP 18471784 A JP18471784 A JP 18471784A JP H0531560 B2 JPH0531560 B2 JP H0531560B2
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Engerusu Yooahimu
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Hoechst AG
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Hoechst AG
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07HSUGARS; DERIVATIVES THEREOF; NUCLEOSIDES; NUCLEOTIDES; NUCLEIC ACIDS
    • C07H19/00Compounds containing a hetero ring sharing one ring hetero atom with a saccharide radical; Nucleosides; Mononucleotides; Anhydro-derivatives thereof
    • C07H19/02Compounds containing a hetero ring sharing one ring hetero atom with a saccharide radical; Nucleosides; Mononucleotides; Anhydro-derivatives thereof sharing nitrogen
    • C07H19/04Heterocyclic radicals containing only nitrogen atoms as ring hetero atom
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07FACYCLIC, CARBOCYCLIC OR HETEROCYCLIC COMPOUNDS CONTAINING ELEMENTS OTHER THAN CARBON, HYDROGEN, HALOGEN, OXYGEN, NITROGEN, SULFUR, SELENIUM OR TELLURIUM
    • C07F9/00Compounds containing elements of Groups 5 or 15 of the Periodic System
    • C07F9/02Phosphorus compounds
    • C07F9/28Phosphorus compounds with one or more P—C bonds
    • C07F9/48Phosphonous acids R—P(OH)2; Thiophosphonous acids including RHP(=O)(OH); Derivatives thereof
    • C07F9/4883Amides or esteramides thereof, e.g. RP(NR'2)2 or RP(XR')(NR''2) (X = O, S)
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07HSUGARS; DERIVATIVES THEREOF; NUCLEOSIDES; NUCLEOTIDES; NUCLEIC ACIDS
    • C07H21/00Compounds containing two or more mononucleotide units having separate phosphate or polyphosphate groups linked by saccharide radicals of nucleoside groups, e.g. nucleic acids
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P20/00Technologies relating to chemical industry
    • Y02P20/50Improvements relating to the production of bulk chemicals
    • Y02P20/55Design of synthesis routes, e.g. reducing the use of auxiliary or protecting groups

Description

【発明の詳細な説明】
デオキシリボ核酸(DNA)の非イオン性アナ
ローグは、DNA−DNAおよびDNA−タンパク
相互作用の研究に重要である。デオキシリボヌク
レオチドのホスホン酸エステルは、化学的に安定
であり、細胞中に入り込む能力がありそして細胞
ヌクレアーゼに対し高い抵抗性を有す結果、特に
重要である。これまでに、ヌクレオチドのメチル
ホスホネートアナローグの合成には4つの異なる
方法が記載されている。 1 ogilvieら〔M.J.NemerおよびK.K.Ogilvie、
Tetrahedron Lett.21、4149ペーシ(1980)参
照〕は相当するホスフアイト中間体のMich−
aelis−Arbuzov転位により完全に保護された
ウリジル−3′,5′−ウリジンメチルホスホネー
トを製造した。この反応(沃化メチル使用、50
℃で20時間)はその条件が過酷なため一般的に
は適用できない可能性がある。何故なら、例え
ばプリン塩基のメチル化が起こり得るからであ
る。 2 Ts′Oら〔P.S.Miller、J.Yano、E.Yano、C.
Caroll、K.JayaramanおよびP.O.P.Ts′O、
Biochemistry18、5134(1979);Proc.Natl.
Acad.Sci.USA78、1537(1981);P.S.Miller、
N.Drean、S.M.PulfordおよびK.B.
McParland、J.Biol.Chem.225、9659(1980)
参照〕はオリゴヌクレオチド合成におけるホス
ホトリエステル法に類似の合成方法を開発し
た。この場合、保護されたヌクレオチド3′−O
−メチルホスホン酸β−シアノエチルエステル
が最重要中間体として用いられる。この方法
は、ホスホトリエステル法について知られる長
所および短所を有し、りん(V)化合物の低反応性
は特に短所として述べられている。 3 Agarwalら〔K.L.AgarwalおよびF.Riftina、
Nucl.Acid Res.、3009(1979)参照〕はメチ
ルホスホン酸ジクロライドを二官能性ホスホニ
ル化剤として用いた。第2段階でそのクロライ
ドをテトラゾールにより活性化しなければなら
ない。得られる粗製生成物は効率的クロマトグ
ラフイーにより精製され得るに過ぎない。 4 J.EngelsおよびA.Ja¨ger、Angew、Chem.
Suppl.1982、2010およびN.D.Sinha、V.
GrossbruchhausおよびH.Ko¨ster、
Tetrahedron Lett.24、887(1983)はメチルジ
クロロホスフアンを出発物質として用いた。後
者の著者は重合体担体上でヌクレオチドメチル
ホスホネートを合成した。得られた生成物は、
未だ特徴付けられていない。 メチルスルホン酸ジクロライドの第2ハロゲ
ンの反応性は一般に低すぎて付加的な活性化が
必要であるのに対し、ホスフイン酸ジクロライ
ドの場合の活性はどちらかというと高すぎる。
すなわち、取扱い上の困難が生じ(極端に無水
の媒質)、また加えて、対称亜ホスホン酸エス
テルが不可避的に形成される。 これに対し、本発明は、一般式 〔式中 Tは第1級ヒドロキシル基のための保護基、好
ましくはトリフエニルメチル(=Tr)、p−アニ
ソイルジフエニルメチルまたはジ(p−アニソイ
ル)フエニルメチルを表わし、 Bは存在するエキソ−アミノ基が保護されてい
るヌクレオシド塩基基、好ましくは、1−チミニ
ル、1−(N−4−ベンゾイルシトシニル)、9−
(N−6−ベンゾイルアデニニル)または9−(N
−2−イソブチロイルグアニニル)を表わし、 Gは第2級ヒドロキシル基のための保護基を表
わし、 Zは酸素、硫黄またはセレンを表わし、そして Rは8個以下のC原子を有するアルキル、シク
ロヘキシル、ベンジル、または所望により弗素、
塩素、臭素、低級アルキル、低級アルコキシまた
はトリフルオロメチルにより置換されたフエニル
を表わしそして好ましくはメチル、エチル、フエ
ニルまたはベンジル、特にメチルを表わす〕 で表わされるデオキシリボヌクレオシドホスホネ
ートの製造方法であつて、一般式 〔式中Xは塩素またはYを表わしそしてYは式 (式中R1およびR2は8個以下の炭素原子を有す
る同じかまたは異なるアルキルまたはシクロアル
キル基またはフエニル基を表わすか、またはR1
およびR2は窒素と共に、それ以外にもヘテロ原
子を含有し得る飽和または不飽和複素環を表わ
す) で表わされる基を表わす) で表わされる二官能性ホスホニル化試薬を一般式
(式中TおよびBは前述の意味を有する) で表わされるヌクレオシドと好ましくは−80〜+
100℃、特に−20〜0℃で反応させ、得られる一
般式 で表わされる化合物を一般式 (式中BおよびGは前述の意味を有する) で表わされる化合物と好ましくは−20〜+100℃、
特に室温で反応させ、そして得られる一般式 (式中T、R、BおよびGは前述の意味を有す
る) で表わされる化合物を、好ましくは−80〜+100
℃、特に−20℃〜室温で、一般式の化合物に酸
化的に変換することから成る前記製造方法に関す
る。 Zは硫黄またはセレンを表わす一般式の化合
物および一般式の中間体は新規であり、これも
また本発明の主題を形成する。 原則的には、一般式の二官能性ホスホニル化
試薬の基Rは一般式〜の化合物に対して不活
性であり、また反応を阻害しない任意の非細胞毒
性有機基であることができる。 一般式−NR1R2で表わされる可能な基として
は、例えばジメチルアミノ、ジエチルアミノ、ジ
イソプロピルアミノ、メチルエチルアミノ、メチ
ルプロピルアミノ、メチルヘキシルアミノ、メチ
ルシクロヘキシルアミノ、メチルベンジルアミ
ノ、モルホリノ、ピロリジノ、ピペリジノ、メチ
ルアニリノ、ジフエニルアミノ、イミダゾロ、ト
リアゾロ、ベンドトリアゾロおよびテトラゾロな
どがあげられる。 Xが塩素を表わす一般式の出発物質は相当す
るジクロロホスフアン、好ましくはメチルジクロ
ロホスフアンを一般式 H−NR1R2 () (式中R1およびR2は前述の意味を有する) で表わされる第2級アミンと反応させることによ
り得ることができる。相対応して、Xが式Yの基
を表わす一般式で表わされる化合物は、同じ第
2級アミンまたは一般式で表わされる異なる第
2級アミンとさらに反応させることにより得るこ
とができる。式の化合物は真空蒸留により精製
することができる。 一般式のホスホニル化剤と一般式の適切に
保護されたヌクレオシドとの反応は中程度に極性
の溶媒中、好ましくはクロロホルム中、水分を排
除して行なわれる。この反応には第3級アミン、
好ましくはエチルジイソプロピルアミン〔ヒユー
ニツヒ塩基(Hu¨nig′s base)〕を補助塩基として
用いることができる。後処理は、水により抽出し
そして一般式の生成物を非極性溶媒、例えば石
油エーテルまたはペンタンなどで沈殿させること
により行なわれる。このようにして得られた一般
式の亜ホスホン酸エステル−アミドは無色粉末
として沈殿しまた1H−NMR、31P−NMRまたは
UVなどの分光学的データおよび元素分析により
特徴付けることができる。さらにまたそれらは、
直接酸化により一般式 (式中T、B、Z、RおよびYは前述の意味を有
する) で表わされる亜ホスホン酸エステル−アミドに転
化することもでき、そしてそれを次いで単離しま
た特徴付けることができる。 驚くべきことに、検出限界内において対称ジヌ
クレオシド3′,3′−ホスホナイトは全く形成され
ない。 31P−NMRにより示されるように、一般式
の化合物は乾燥状態および最高−20℃で貯蔵した
場合、粉末状態では少なくとも1ケ月安定であ
る。亜ホスホン酸エステル−アミドのこの大きな
安定性は驚くべきものであり、かつこの方法を価
値を強調するものである。そのヌクレオシドのホ
スホン酸ジエステルの合成における普遍的な適用
可能性は、適切に3′−保護されたヌクレオシドと
の反応により示される。 すなわち、この反応においては、一般式の
5′−保護されたヌクレオシドホスホナイトを中程
度に極性の溶媒、好ましくはアセトニトリル、ク
ロロホルムまたはテトラヒドロフランに溶解し、
そして一般式(3′−位が保護されている)のヌ
クレオシドと混合する。一般式の化合物におけ
る適切な保護基Gはアシル基、例えばベンゾイ
ル、アセチル、ピバロイルまたはレブロニル、ま
たはシリル基、例えば第3級ブチルジメチルシリ
ルなどである。この反応は酸、好ましくはアゾー
ルまたはアミン塩酸塩により触媒される。ベンゾ
トリアゾールが特に適している。生成物のHPLC
が対称5′,5′−異性体を全く示さず、またほんの
微量しか3′,3′−異性体ホスホネートを示さない
ことは驚くべきことである。 不活性中間体、すなわち、一般式の亜ホスホ
ン酸トリエステルは一般式のホスホネートに直
接酸化される。この目的に通常用いられる酸化
剤、例えば四酸化二窒素または沃素などのほか
に、パーオキサイド類、特に無水第3級ブチルハ
イドロパーオキサイドが価値あるものであること
がわかつている。この反応は、中程度に極性の溶
媒中で行なうのが好ましく、特にアセトニトリル
またはクロロホルムが好ましい。既知のジアシル
アルキルホスホナイトの、酸により触媒されるエ
ステル交換反応を特に考慮すべきである〔F.W.
Hoffmann、R.G.RothおよびT.C.Simmons、J.
Amer.Chem.Soc.80、5937−40(1958)参照〕。 それら化合物(それらの一部は既知である)は
31P−NMRおよび1H−NMRにより、そしてま
た、基準物質とのクロマト比較により特徴付けら
れる。 Zが硫黄またはセレンを表わす一般式の化合
物は一般式の化合物を元素状硫黄またはセレン
と直接反応させることにより製造される。化学量
論量の硫黄またはセレンと共に極性溶媒、例えば
テトラヒドロフラン中で撹拌すると一般式の相
当するチオホスホネートまたはセレノホスホネー
トが好収率で得られる。特徴付けは、31P−NMR
および1H−NMRならびに元素分析により行なわ
れる。 ヌクレオシド部分に不整中心が存在しそしてり
ん上にもう1つ生成するため、一般式のホスフ
エートはジアステレオマーの混合物として存在す
る(第6表の異性体1および2参照)。 1:1の統計比に近い異性体比は溶媒、温度お
よび添加順序などのパラメータの変動により極め
てほんのわずかしか影響を受けない。 次に実施例をあげて、本発明をさらに詳細に説
明する。 実施例 1 出発物質H3C−P〔N(CH322 滴下漏斗および機械撹拌器を設けた1000mlの三
頚フラスコ中で、125ml(1.9モル)のジメチルア
ミンを400mlの無水ジエチルエーテルに導入しそ
して60分間にわたつて氷冷しながら、60ml(0.40
モル)のメチルジクロロホスフアンの200mlの無
水エーテル中の溶液と反応させる。室温で2時間
および50℃で1時間撹拌後、沈殿を保護気体下に
別しエーテル100mlで2回すすぎそしてその
液を約0.1バールで濃縮する。残留物を0.5バー
ル/124℃で迅速に蒸発させる。ビグロー
(Vigreux)カラム(50cm)を用いて64〜65℃/
65ミリバールで精密蒸留して36.6g(理論値の66
%)の無色液体が得られる。 分析:Cl(-)<0.2%31 P−NMR(THF) δ=87ppm1 H−NMR(CDCl3) δ=1.23ppm(d、7Hz、
P−CH3) δ=2.66ppm(d、7Hz、N(CH32) 実施例 2 5′−トリチルヌクレオシド(1ミリモル)を
不活性窒素雰囲気下に6mlの無水クロロホルムに
溶解しそしてH3CP〔N(CH322(2ミリモル)を
添加する。反応は室温(撹拌)で12時間後に完了
し、あるいは、触媒量(0.1ミリモル)のコリジ
ン塩酸塩を添加すれば、わずか2時間後には完了
する。 その溶液を次いで100mlの塩化メチレンと共に
250mlの分液漏斗に移しそして50mlの飽和塩化ナ
トリウム溶液(0.1mlのトリエチルアミンを含有
する)と共に振盪することにより2度抽出する。
有機相を無水硫酸ナトリウムで乾燥し、そして濃
縮して泡末状物質を得る。これを50mlのペンタン
と共に2時間撹拌する。残留物を別し2mlのジ
エチルエーテルに溶解しそしてその溶液を50mlの
十分撹拌されたペンタンに徐々に滴加する。微細
沈殿を別しそして乾燥して一般式の化合物を
85〜95%の収率で得る(第2表、および第3表参
照)。 それら化合物は31P核磁気共鳴分光学により直
接固定でき、あるいは第3級ブチルハイドロパー
オキサイドで酸化後に、一般式のホスホン酸エ
ステル−アミドとして同定できる(第4表および
第5表参照)。 31P−NMRスペクトルにおいて、これらの物
質は3%以下の加水分解生成物(ヌクレオシドメ
チルホスフイネート)を示すが、検出し得る量の
対称ジヌクレオシド3′,3′−ホスホナイトは全く
示さない。このことは、この方法がこれらの生成
物を約5〜10%常に生成していた従来の方法より
も優れていることを実証している。−20℃で乾燥
粉末として貯蔵した場合、1ケ月以内に分解が観
察されることはない。 同様にして次の試薬を用いた。すなわち、
【式】
【式】
【式】
【式】 実施例 3 5′−トリチルヌクレオシド(1.00ミリモル)
および1.71ml(10ミリモル)のN,N,N−エチ
ルジイソプロピルアミンを6mlのTHFに導入し
そして2.00ミリモルのホスホニル化剤を次いで
徐々に滴化する。室温で一夜撹拌後、反応溶液を
氷冷水(50ml、NaClで飽和)に滴加する。20ml
の塩化メチレンで2度抽出後有機相を硫酸ナトリ
ウムで乾燥しそして溶媒を真空除去する。前述の
如く沈殿させることによりさらに精製する(第2
表および第3表)。 実施例 4 3′−O−ベンゾイルチミジン(0.20ミリモル)
および1−H−ベンゾトリアゾール(0.80ミリモ
ル)を丸底フラスコ中で乾燥させ次いで1.0mlの
乾燥アセトニトリルに溶解する。反応は1分以内
に完了し極めて空気に不安定で酸に不安定なホス
ホナイトが形成される。これは、アセトニトリ
ルまたはテトラヒドロフランに溶解された無水第
3級ブチルハイドロパーオキサイド(0.25ミリモ
ル)で酸化することにより(H.Langhals、E.
FritzおよびJ.Mergelsberg、Chem.Ber.113
3662(1980)による)、80〜90%収率で直接ホスホ
ネートに転化される。 あるいはまた30mg(0.95ミリモル)の硫黄を−
20℃で0.7ミリモルの化合物に添加しそしてそ
の混合物を室温で一夜撹拌する。反応は一般に数
時間後には完了している。次に20mlのクロロホル
ムを次いで添加し、そして有機相を水と共に振盪
することにより3回抽出する。硫酸ナトリウムで
乾燥し溶媒を除去後、得られる粗生成物をシリカ
ゲルクロマトグラフイーにより精製して化合物
を80〜90%の収率で得る(第6表参照)。 あるいはまた、118mg(1.5ミリモル)の黒色セ
レンを0.7ミリモルの化合物に添加しそしてそ
の混合物を一夜撹拌する。(前述と同様の)後処
理後、化合物が60%の収率で得られる(第6表
参照)。 反応混合物のHPLC分析〔Z=Oの場合は基準
物質と比較することによる。P.O.P.T′soほか、
Biochemistry18、5134(1979)参照〕は約1%の
3′,3′−ホスホネートを示し、また5′,5′−異性
体は全く示さなかつた。
【表】 d)ジオキサン
【表】
【表】
【表】
【表】
【表】

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 一般式 〔式中、Tは第1級ヒドロキシル基のための保護
    基を表わし、 Bは存在するエキソ−アミノ基が保護されてい
    るヌクレオシド塩基を表わし、 Gは第2級ヒドロキシル基のための保護基を表
    わし、 Zは酸素、硫黄またはセレンを表わし、そして Rは8個以下のC原子を有するアルキル、シク
    ロヘキシル、ベンジル、または所望により弗素、
    塩素、臭素、低級アルキル、低級アルコキシまた
    はトリフルオロメチルにより置換されたフエニル
    を表わす〕 で表わされるデオキシリボヌクレオシドホスホネ
    ートの製造方法であつて、一般式 〔式中Xは塩素またはYを表わしそしてYは式 (式中R1およびR2は8個以下の炭素原子を有す
    る同じかまたは異なるアルキルまたはシクロアル
    キル基またはフエニル基を表わすか、またはR1
    およびR2は窒素と共に、それ以外にもヘテロ原
    子を含有し得る飽和または不飽和複素環を表わ
    す)で表わされる基を表わす〕 で表わされる二官能性ホスホニル化試薬を、一般
    (式中TおよびBは前述の意味を有する) で表わされるヌクレオシドと反応させ、得られる
    一般式 で表わされる化合物を、一般式 (式中BおよびGは前述の意味を有する) で表わされる化合物と反応させ、そして得られる
    一般式 (式中T、R、BおよびGは前述の意味を有す
    る) で表わされる化合物を一般式の化合物に酸化的
    に変換することから成る、前記製造方法。 2 Tがトリフエニルメチル、p−アニソイルジ
    フエニルメチルまたはジ(p−アニソイル)フエ
    ニルメチルを表わし、 Bが1−チミニル、1−(N−4−ベンゾイル
    シトシニル)、9−(N−6−ベンゾイルアデニニ
    ル)または9−(N−2−イソブチロイルグアニ
    ニルを表わし、そして Rがメチル、エチル、フエニルまたはベンジル
    を表わす、式〜の化合物を用いる特許請求の
    範囲第1項に記載の方法。 3 式およびの化合物を−80〜+100℃で反
    応させる特許特許の範囲第1項または第2項に記
    載の方法。 4 反応を−20〜0℃で行なう特許請求の範囲第
    3項に記載の方法。 5 式およびの化合物を−20〜+100℃で反
    応させる特許請求の範囲第1〜4項のいずれか一
    に記載の方法。 6 反応を室温で行なう特許請求の範囲第5項に
    記載の方法。 7 式の化合物を−80〜+100℃で式の化合
    物に酸化的に転化する特許請求の範囲第1〜6項
    のいずれか一に記載の方法。 8 酸化を−20℃〜室温で行なう特許請求の範囲
    第7項に記載の方法。 9 一般式 〔式中、Tは第1級ヒドロキシル基のための保護
    基を表わし、 Bは存在するエキソ−アミノ基が保護されてい
    るヌクレオシド塩基を表わし、 Gは第2級ヒドロキシル基のための保護基を表
    わし、 Zは硫黄またはセレンを表わし、そして Rは8個以下のC原子を有するアルキル、シク
    ロヘキシル、ベンジル、または所望により弗素、
    塩素、臭素、低級アルキル、低級アルコキシまた
    はトリフルオロメチルにより置換されたフエニル
    を表わす〕 で表わされるデオキシリボヌクレオシドホスホネ
    ート。
JP59184717A 1983-09-06 1984-09-05 ヌクレオシドアルキル‐、アルアルキル‐およびアリール‐ホスホナイトおよび‐ホスホネートの製造方法 Granted JPS6072899A (ja)

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