JP2000327695A - ヌクレオチド化合物 - Google Patents

ヌクレオチド化合物

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JP2000327695A
JP2000327695A JP11139882A JP13988299A JP2000327695A JP 2000327695 A JP2000327695 A JP 2000327695A JP 11139882 A JP11139882 A JP 11139882A JP 13988299 A JP13988299 A JP 13988299A JP 2000327695 A JP2000327695 A JP 2000327695A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】オリゴヌクレオチドの製造において、その原料
となる2量体など短鎖オリゴマーの出発原料となる、新
規なヌクレオチド化合物を提供する。 【解決手段】下記式(1)で表されるヌクレオチド化合
物。 【化1】 (式中、Bはヌクレオチド化学において通常用いられる
核酸塩基を示し、R1およびR2は水素原子、ヘテロ原子
を含んでいてもよいアルキル基、シクロアルキル基、ア
リール基もしくはアラルキル基を示し、R1とR2は同一
であっても異なっていても良く、R3はヌクレオチド化
学において通常用いられる保護基を示し、R4は水素原
子、水酸基、アルコキシ基またはトリアルキルシリルオ
キシ基を示し、Xはジアルキルアミノ基、アゾリル基も
しくは飽和窒素複素環を示し、nは3以上の整数、Aは
2価基でアリレン基もしくはヘテロ原子を含んでも良い
直鎖あるいは分岐鎖を含むアルキレン基を示す。)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は新規なヌクレオチド
化合物に関するものであり、本発明のヌクレオチド化合
物は、例えば、オリゴデオキシリボヌクレオチドの製造
中間原料として有機合成化学、生化学および医薬産業
上、有用な化合物である。
【0002】
【従来の技術】従来のオリゴデオキシリボヌクレオチド
およびオリゴリボヌクレオチドの合成に関しては、固相
合成法が採用されている。この方法に従えば、ヌクレオ
シドの3’−水酸基を多孔質ガラスなどの不溶性担体上
に固定した出発物質を用い、オリゴヌクレオチド鎖を
3’末端から5’末端方向に1塩基ずつ伸長していくの
が一般的であり、任意の配列のオリゴヌクレオチドの合
成が可能である(ケスラーら、特公昭62−50479
号公報、およびカルザースら特公昭63−28439号
公報を参照)。しかしながら、上記の方法では、すべて
の工程が逐次反応によって構成されているため、どの工
程も反応収率100%か限りなくそれに近く進行しなけ
れば、目的とする配列を有するオリゴヌクレオチドは得
られないという点が技術的に難しい。特に、ヌクレオチ
ド鎖伸長工程であるリン酸化反応工程(縮合反応)は、
現在の最高レベルでも各伸長反応毎の収率が98.5〜
99.5%であって、この反応収率の高低が、目的とす
る配列を有するオリゴヌクレオチドの全収率を決定す
る。最近、全収率を向上させる方策として、縮合回数を
減らすことの出来る2量体ヌクレオチドをヌクレオチド
鎖を構築する際のビルディングブロックとする合成法が
有効であるとする報告がなされている{クロッツら,バ
イオオルガニックアンドメディシナルケミストリーレタ
ーズ(Bioorg. Med. Chem. Lett.,),1997,7,73-7
8.}。また、上記以外にも、2量体以上をビルディング
ブロックとしたオリゴヌクレオチドの化学合成法は多く
見受けられる(例えば総説として日本化学会編, 「核酸
の化学と分子生物学−化学総説46」, 学会出版センタ
ー, 1985, pp. 209-240.など)。しかしながら、これら
のビルディングブロックは水酸基の保護・脱保護および
リン酸化という一連の工程が非常に複雑であり、しかも
各工程で副生物や不純物を除去するために、抽出やクロ
マトグラフィーなどの操作が必要である。これらは操作
上の繁雑さを招くだけでなく、ビルディングブロックを
合成するためのコストを高くしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、オリ
ゴヌクレオチドの製造において、その原料となる2量体
など短鎖オリゴマーの出発原料となる、新規なヌクレオ
チド化合物を提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
を解決すべく鋭意研究を行った結果、ヌクレオシドの核
酸塩基の保護基部分にポリエチレングリコール(PE
G)が導入されたヌクレオチド化合物を短鎖オリゴデオ
キシリボヌクレオチドの製造に利用した場合、上記課題
が解決されることを見出し、本発明を完成するに至っ
た。すなわち、本発明は、下記式(1)で表されるヌク
レオチド化合物である。
【0005】
【化2】
【0006】(式中、Bはヌクレオチド化学において通
常用いられる核酸塩基を示し、R1およびR2は水素原
子、ヘテロ原子を含んでいてもよいアルキル基、シクロ
アルキル基、アリール基もしくはアラルキル基を示し、
1とR2は同一であっても異なっていても良く、R3
ヌクレオチド化学において通常用いられる保護基を示
し、R4は水素原子、水酸基、アルコキシ基またはトリ
アルキルシリルオキシ基を示し、Xはジアルキルアミノ
基、アゾリル基もしくは飽和窒素複素環を示し、nは3
以上の整数、Aは2価基でアリレン基もしくはヘテロ原
子を含んでも良い直鎖あるいは分岐鎖を含むアルキレン
基を示す。)
【0007】
【発明の実施の形態】本発明におけるヌクレオチド化合
物は、前記式(1)で表されるように、核酸塩基のアミ
ノ基またはイミノ基の保護基にポリエチレングリコール
鎖を含む化合物である。前記式(1)におけるBとして
は、下記式(2)で表されるアデニン、グアニン、シト
シン、チミンおよびウラシルの誘導体が挙げられる。
【0008】
【化3】
【0009】また、前記式(1)におけるR1およびR2
としては、水素原子、メチル基、プロピル基、ブチル
基、1,1−ジエチル−3−ブテニル基などが挙げら
れ、R3としては4,4’−ジメトキシトリチル基など
が挙げられ、R4としては水素原子、メトキシ基、t-ブ
チルジメチルシリルオキシ基などが挙げられ、Xとして
はジメチルアミノ基、ジイソプロピルアミノ基、イミダ
ゾリル基および4−メチルイミダゾリル基などが挙げら
れ、Aとしてはフェニレン基、メチレン基およびジメチ
ルエチレン基などが挙げられる。
【0010】本発明のヌクレオチド化合物は下記式
(3)で表されるヌクレオシドを適当なリン酸化剤と反
応させることによって得られる。
【0011】
【化4】
【0012】(式中、B、R3、R4、Aおよびnは前記
式(1)と同じである)
【0013】前記リン酸化剤との反応については、前記
ケスターおよびカルザースらの方法を用いることもでき
るし、本発明者らの別の報告による方法(北村ら、特願
平10−367384号公報)を利用することもでき
る。
【0014】例えば、前記反応は、前記式(3)で表さ
れる5’−O,塩基保護−ヌクレオシドを減圧乾燥する
か、あるいはピリジンもしくは1,4−ジオキサン等の
有機溶媒に溶解してから共沸脱水した後、トルエン、ピ
リジン、テトラヒドロフラン、クロロホルムおよびアセ
トニトリル等の有機溶媒溶液中、−80℃〜室温の条件
下、0.9〜1.2当量の下記式(4)で表される化合
物を反応させることにより達成される。低温で反応させ
た方が、ヌクレオチド化合物の収率は良く、有機溶媒は
乾燥剤で乾燥後、蒸留精製したものを用いた方が良い。
この反応溶液の31P NMRスペクトルを測定して反応
が完了したことを確認すれば良い。
【0015】
【化5】
【0016】(式中、R1、R2およびXは前記式(1)
と同じである)
【0017】上記反応で得られたヌクレオチド化合物
は、分離・精製すること無く、次の反応に用いれば良
い。例えば、少なくとも核酸塩基だけは適当に保護され
たヌクレオシド化合物を、別に減圧乾燥するか共沸操作
を行い、トルエン、ピリジン、テトラヒドロフラン、ク
ロロホルムおよびアセトニトリル等の有機溶媒の溶液と
して、−80℃〜室温の条件下、上記の反応溶液に混合
し反応させることにより2量化反応は達成される。この
場合、上記反応で用いるヌクレオシド化合物の3’水酸
基は、必ずしも保護されている必要はない。
【0018】本発明のヌクレオチド化合物は、アセトニ
トリル、テトラヒドロフラン、ピリジンおよび有機塩素
系溶媒などには可溶であり、これらポリエチレングリコ
ールに対する良溶媒中、適当に保護された第2番目のヌ
クレオシドを反応させることにより、2量体を得ること
ができる。一方、2量体成分を含む溶液に、ポリエチレ
ングリコールに対する貧溶媒、例えば、ジエチルエーテ
ルやジイソプロピルエーテルを、その溶液量に対して5
〜20倍容量加えると、2量体成分は沈澱し容易に回収
できる。このためポリエチレングリコールを有しない従
来の保護ヌクレオチドを利用して2量体成分を得るとき
に必要であった分離・精製操作の大半が不要となる。か
つ、この分離・精製方法は、後工程であるヌクレオチド
鎖構築に対して十分なものであり、この分離・精製方法
は2量体ヌクレオチドを大量に得るためにも好都合であ
る。従って、本発明におけるヌクレオチド化合物は、2
量体および多量体ビルディングブロックを調製する上に
おいて、極めて簡便なオリゴデオキシリボヌクレオチド
の合成方法の提供を可能にする。
【0019】
【実施例】以下、実施例により本発明の化合物について
詳細に説明するが、本発明はこれらの実施例に限定され
るものではない。 (実施例1) 前記式(1)において、B=シトシン誘導体、R1=水
素原子、R2=1,1−ジエチル−3−ブテニル基、R3
=4,4’−ジメトキシトリチル基、R4=水素原子、
X=イミダゾリル基、A=フェニレン基の場合の化合物
の合成例 (a)2−シアノ−1−(1,1−ジエチル−3−ブテ
ニル)エトキシジクロロホスフィン(350mg,1.
25mmol)のトルエン(5ml)溶液に、アルゴン
雰囲気下、室温の条件で、トリメチルシリルイミダゾー
ル(0.40ml,2.75mmol)を加え5分間反
応させた。副生したクロロトリメチルシランおよびトル
エンを室温で10分間減圧留去した後、残留トルエンお
よび過剰のトリメチルシリルイミダゾールを35℃の条
件で2時間減圧留去し、無色透明、油状の2−シアノ−
1−(1,1−ジエチル−3−ブテニル)エトキシビス
イミダゾリルホスフィンを得た。この化合物の31P N
MR(161.9MHz,外部標準;(CH3O)3P=
140ppm,CDCl3)は、δ=109.3であっ
た。
【0020】(b)上記で得られた2−シアノ−1−
(1,1−ジエチル−3−ブテニル)エトキシビスイミ
ダゾリルホスフィンを重クロロホルム(2.5ml)に
溶解させて、0.50M溶液とし、アルゴン雰囲気下、
室温で2時間減圧乾燥した5’−O,塩基保護−2’−
デオキシシチジン−ポリエチレングリコール誘導体(ポ
リエチレングリコールの数平均分子量(Mn)350、
式(2)においてB=シトシン誘導体,R3=4,4’
−ジメトキシトリチル,R4=水素,A=フェニレンの
もの,1.20g、1.25mmol)に、アルゴン雰
囲気下、室温の条件下で加えた。均一にさせた後、その
まま一晩静置して反応させ、目的のホスホルアゾリド化
合物(I,X=イミダゾリル,in situ DNA合成試
薬)を得た。得られた化合物の31P NMR(161.
9MHz,外部標準;(CH3O)3P=140ppm,
CDCl3)は、δ=134.3,131.5,13
0.8,127.4であった。
【0021】(実施例2) 前記式(1)においてB=チミン誘導体、R1=水素原
子、R2=イソプロピル基、R3=4,4’−ジメトキシ
トリチル基、R4=水素原子、X=4−メチルイミダゾ
リル基、A=フェニレン基の場合の化合物の合成 実施例1と同様な方法で、2−シアノ−1−イソプロピ
ルエトキシジクロロホスフィン(196mg,0.92
mmol)、トリメチルシリル−4−メチルイミダゾー
ル(0.31ml,2.02mmol)、5’−O,塩
基保護−チミジン−ポリエチレングリコール誘導体(ポ
リエチレングリコールの数平均分子量(Mn)350、
式(2)においてB=チミン誘導体、R3=4,4’−
ジメトキシトリチル,R4=水素原子,A=フェニレン
のもの,1.19g、1.23mmol)より、目的の
ホスホルアゾリド化合物(I,X=4−メチルイミダゾ
リル,in situ DNA合成試薬)を得た。得られた化合
物の31P NMR(161.9MHz,外部標準;(C
3O)3P=140ppm,CDCl3)は、δ=13
8.2,127.9,124.4であった。
【0022】(実施例3) 前記式(1)においてB=アデニン誘導体、R1=水素
原子、R2=t−ブチル基、R3=4,4’−ジメトキシ
トリチル基、R4=水素原子、X=イミダゾリル基、A
=フェニレン基の場合の化合物の合成 実施例1と同様な方法で、2−シアノ−1−t−ブチル
エトキシジクロロホスフィン(III,240mg,
1.05mmol)、トリメチルシリルイミダゾール
(0.34ml,2.32mmol)、5’−O,塩基
保護−2’−デオキシアデノシン−ポリエチレングリコ
ール誘導体(ポリエチレングリコールの数平均分子量
(Mn)350、式(2)においてB=アデニン誘導
体,R3=4,4’−ジメトキシトリチル,R4=水素原
子,A=フェニレンのもの,1.41g、1.40mm
ol)より、目的のホスホルアゾリド化合物(I,X=
イミダゾリル,in situ DNA合成試薬)を得た。得ら
れた化合物の31P NMR(161.9MHz,外部標
準;(CH3O)3P=140ppm,CDCl3)は、
δ=132.1,129.2,128.9,128.5
であった。
【0023】(実施例4) 前記式(1)においてB=グアニン誘導体、R1=水素
原子、R2=1,1−ジエチル−3−ブテニル基、R3
4,4’−ジメトキシトリチル基、R4=水素原子、X
=イミダゾリル基、A=ベンジレン基の場合の化合物の
合成 実施例1と同様の方法に従い、2−シアノ−1−(1,
1−ジエチル−3−ブテニル)エトキシジクロロホスフ
ィン(379mg,1.34mmol)、トリメチルシ
リルイミダゾール(0.43ml,2.96mmo
l)、5’−O,塩基保護−2’−デオキシグアノシン
−ポリエチレングリコール誘導体(ポリエチレングリコ
ールの数平均分子量(Mn)350,式(2)において
B=グアニン誘導体,R3=4,4'-ジメトキシトリチ
ル,R4=水素原子,A=ベンジレンのもの,1.62
g、1.56mmol)より、目的のホスホルアゾリド
化合物(I,X=イミダゾリル,in situ DNA合成試
薬)を得た。得られた化合物の31P NMR(161.
9MHz,外部標準;(CH3O)3P=140ppm,
CDCl3)は、δ=132.5,131.6,12
8.6,128.4であった。
【0024】(実施例5) 前記式(1)においてB=グアニン誘導体、R1=水素
原子、R2=1,1−メチル−3−メチル−3−ブテニ
ル基、R3=4,4’−ジメトキシトリチル基、R4=水
素原子、X=イミダゾリル基、A=メチレン基の場合の
化合物の合成 実施例1と同様な方法により、2−シアノ−1−(1,
1−ジエチル−3−メチル−3−ブテニル)エトキシジ
クロロホスフィン(383mg,1.43mmol)、
トリメチルシリルイミダゾール(0.46ml,3.1
4mmol)、5’−O,塩基保護−2’−デオキシグ
アノシン−ポリエチレングリコール誘導体(ポリエチレ
ングリコールの数平均分子量(Mn)350,式(2)
においてB=グアニン誘導体,R3=4,4’−ジメト
キシトリチル,R4=水素原子,A=メチレン基のも
の,1.50g、1.56mmol)より、目的のホス
ホルアゾリド化合物(I,X=イミダゾリル,in situ
DNA合成試薬)を得た。得られた化合物の31P NM
R(161.9MHz,外部標準;(CH3O)3P=1
40ppm,CDCl3)は、δ=132.4,12
9.0,128.5,128.4であった。
【0025】(応用例1)実施例1で得られたホスホル
アゾリド化合物(in situ DNA合成試薬)の重クロロ
ホルム反応溶液(2.0ml,約1mmol)に、塩基
保護−2’−デオキシシチジン−ポリエチレングリコー
ル誘導体(ポリエチレングリコールの数平均分子量(M
n)350,式(2)においてB=シトシン誘導体,R
3=R4=水素原子,A=フェニレンのもの,650m
g,1mmol)の重クロロホルム溶液(2ml)をア
ルゴン雰囲気下、0℃で加え、そのまま一晩4℃で静置
して反応させ2量体を得た。この時の第2番目のヌクレ
オシドの水酸基の反応選択性は、31P NMRによると
5’水酸基/3’水酸基=92/8であった。得られた
化合物の31P NMR(161.9MHz,外部標準;
(CH3O)3P=140ppm,CDCl3)は、δ=
141.7,141.0,140.8,140.4であ
った。上記の反応溶液の一部(2ml,総重量2.95
g,約0.5mmol)を測り取り、これを無水ジエチ
ルエーテル(30ml)に攪拌しながら加えると、2〜
5分で白色の固体が析出した。更に10分間激しく攪拌
した後、4℃で一晩放置した。デカンテーションしてエ
ーテルを除去し、残査は無水エーテル(5ml)で3回
洗浄した。この残査を減圧乾燥し、31P NMRを測定
した結果、上記で得られたスペクトルと同様であり、目
的とした2量体が回収されたことが確認できた(882
mg,回収率88%)。
【0026】(応用例2)実施例1で得られたホスホル
アゾリド化合物(in situ DNA合成試薬)のクロロホ
ルム反応溶液(5ml,約2.5mmol)に、N−ベ
ンゾイル−2’−デオキシアデノシン(890mg,
2.5mmol)のクロロホルム/ピリジン混合溶液
(1/2(v/v),5ml)をアルゴン雰囲気下、0
℃で加え、そのまま一晩4℃で静置して反応させ2量化
させた。この反応溶液に、室温条件下、予め別に3時間
以上減圧乾燥させておいた硫黄粉末(160mg,5m
mol)を投入し、更に12時間攪拌した。溶媒を室温
以下の温度で減圧留去し、残査をクロロホルム(20m
l)に再溶解し、シリカゲルカラムクロマトグラフィー
(クロロホルム/メタノール=100/3)で精製する
と、目的とする2量体(チオリン酸トリエステル)が得
られた(3.43g,収率88%)。得られた化合物の
31P NMR(161.9MHz,外部標準;(CH3
O)3P=140ppm,CDCl3)は、δ=66.3,
66.0,65.6であった。同様にN−イソブチリル
−2’−デオキシグアノシン(890mg,2.5mm
ol)のクロロホルム/ピリジン混合溶液(1/2(v
/v),5ml)を用いても、目的とする2量体(チオ
リン酸トリエステル)が得られた(3.15g,収率8
1%)。得られた化合物の31P NMR(161.9M
Hz,外部標準;(CH3O)3P=140ppm,CDC
3)は、δ=66.6,66.2,65.8,65.
4であった。
【0027】
【発明の効果】本発明のヌクレオチド化合物は、オリゴ
ヌクレオチドの製造において、ヌクレオチド鎖を構築す
る際の出発原料として、あるいは鎖長を伸長する基本構
成単位(ビルディングブロック)として利用できる。こ
れを利用して調製する多量体は、ポリエチレングリコー
ルの性質を利用して分離・精製することが可能で、従来
法のそれと比較すると生成物の取り扱いが極めて容易と
なる。従って本発明のヌクレオチド化合物は新たな多量
体ビルディングブロックの調製に対して極めて有用であ
る。
【手続補正書】
【提出日】平成12年3月30日(2000.3.3
0)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0002
【補正方法】変更
【補正内容】
【0002】
【従来の技術】従来のオリゴデオキシリボヌクレオチド
およびオリゴリボヌクレオチドの合成に関しては、固相
合成法が採用されている。この方法に従えば、ヌクレオ
シドの3’−水酸基を多孔質ガラスなどの不溶性担体上
に固定した出発物質を用い、オリゴヌクレオチド鎖を
3’末端から5’末端方向に1塩基ずつ伸長していくの
が一般的であり、任意の配列のオリゴヌクレオチドの合
成が可能である(ケスターら、特公昭62−50479
号公報、およびカルザースら特公昭63−28439号
公報を参照)。しかしながら、上記の方法では、すべて
の工程が逐次反応によって構成されているため、どの工
程も反応収率100%か限りなくそれに近く進行しなけ
れば、目的とする配列を有するオリゴヌクレオチドは得
られないという点が技術的に難しい。特に、ヌクレオチ
ド鎖伸長工程であるリン酸化反応工程(縮合反応)は、
現在の最高レベルでも各伸長反応毎の収率が98.5〜
99.5%であって、この反応収率の高低が、目的とす
る配列を有するオリゴヌクレオチドの全収率を決定す
る。最近、全収率を向上させる方策として、縮合回数を
減らすことの出来る2量体ヌクレオチドをヌクレオチド
鎖を構築する際のビルディングブロックとする合成法が
有効であるとする報告がなされている{クロッツら,バ
イオオルガニックアンドメディシナルケミストリーレタ
ーズ(Bioorg. Med. Chem. Lett.,),1997,7,73-7
8.}。また、上記以外にも、2量体以上をビルディング
ブロックとしたオリゴヌクレオチドの化学合成法は多く
見受けられる(例えば総説として日本化学会編, 「核酸
の化学と分子生物学−化学総説46」, 学会出版センタ
ー, 1985, pp. 209-240.など)。しかしながら、これら
のビルディングブロックは水酸基の保護・脱保護および
リン酸化という一連の工程が非常に複雑であり、しかも
各工程で副生物や不純物を除去するために、抽出やクロ
マトグラフィーなどの操作が必要である。これらは操作
上の繁雑さを招くだけでなく、ビルディングブロックを
合成するためのコストを高くしている。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0020
【補正方法】変更
【補正内容】
【0020】(b)上記で得られた2−シアノ−1−
(1,1−ジエチル−3−ブテニル)エトキシビスイミ
ダゾリルホスフィンを重クロロホルム(2.5ml)に
溶解させて、0.50M溶液とし、室温で2時間減圧乾
燥した5’−O,塩基保護−2’−デオキシシチジン−
ポリエチレングリコール誘導体(ポリエチレングリコー
ルの数平均分子量(Mn)350、式(3)においてB
=シトシン誘導体,R3=4,4’−ジメトキシトリチ
ル,R4=水素,A=フェニレンのもの,1.20g、
1.25mmol)に、アルゴン雰囲気下、室温の条件
下で加えた。均一にさせた後、そのまま一晩静置して反
応させ、目的のホスホルアゾリド化合物(X=イミダゾ
リル,in situ DNA合成試薬)を得た。得られた化合
物の31P NMR(161.9MHz,外部標準;(C
3O)3P=140ppm,CDCl 3)は、δ=13
4.3,131.5,130.8,127.4であっ
た。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0021
【補正方法】変更
【補正内容】
【0021】(実施例2) 前記式(1)においてB=チミン誘導体、R1=水素原
子、R2=イソプロピル基、R3=4,4’−ジメトキシ
トリチル基、R4=水素原子、X=4−メチルイミダゾ
リル基、A=フェニレン基の場合の化合物の合成 実施例1と同様な方法で、2−シアノ−1−イソプロピ
ルエトキシジクロロホスフィン(196mg,0.92
mmol)、トリメチルシリル−4−メチルイミダゾー
ル(0.31ml,2.02mmol)、5’−O,塩
基保護−チミジン−ポリエチレングリコール誘導体(ポ
リエチレングリコールの数平均分子量(Mn)350、
式(3)においてB=チミン誘導体、R3=4,4’−
ジメトキシトリチル,R4=水素原子,A=フェニレン
のもの,1.19g、1.23mmol)より、目的の
ホスホルアゾリド化合物(X=4−メチルイミダゾリ
ル,insitu DNA合成試薬)を得た。得られた化合物
31P NMR(161.9MHz,外部標準;(CH
3O)3P=140ppm,CDCl3)は、δ=13
8.2,127.9,124.4であった。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0022
【補正方法】変更
【補正内容】
【0022】(実施例3) 前記式(1)においてB=アデニン誘導体、R1=水素
原子、R2=t−ブチル基、R3=4,4’−ジメトキシ
トリチル基、R4=水素原子、X=イミダゾリル基、A
=フェニレン基の場合の化合物の合成 実施例1と同様な方法で、2−シアノ−1−t−ブチル
エトキシジクロロホスフィン(240mg,1.05m
mol)、トリメチルシリルイミダゾール(0.34m
l,2.32mmol)、5’−O,塩基保護−2’−
デオキシアデノシン−ポリエチレングリコール誘導体
(ポリエチレングリコールの数平均分子量(Mn)35
0、式(3)においてB=アデニン誘導体,R3=4,
4’−ジメトキシトリチル,R4=水素原子,A=フェ
ニレンのもの,1.41g、1.40mmol)より、
目的のホスホルアゾリド化合物(X=イミダゾリル,in
situ DNA合成試薬)を得た。得られた化合物の31
NMR(161.9MHz,外部標準;(CH3O)3
P=140ppm,CDCl3)は、δ=132.1,
129.2,128.9,128.5であった。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0023
【補正方法】変更
【補正内容】
【0023】(実施例4) 前記式(1)においてB=グアニン誘導体、R1=水素
原子、R2=1,1−ジエチル−3−ブテニル基、R3
4,4’−ジメトキシトリチル基、R4=水素原子、X
=イミダゾリル基、A=ベンジレン基の場合の化合物の
合成 実施例1と同様の方法に従い、2−シアノ−1−(1,
1−ジエチル−3−ブテニル)エトキシジクロロホスフ
ィン(379mg,1.34mmol)、トリメチルシ
リルイミダゾール(0.43ml,2.96mmo
l)、5’−O,塩基保護−2’−デオキシグアノシン
−ポリエチレングリコール誘導体(ポリエチレングリコ
ールの数平均分子量(Mn)350,式(3)において
B=グアニン誘導体,R3=4,4'-ジメトキシトリチ
ル,R4=水素原子,A=ベンジレンのもの,1.62
g、1.56mmol)より、目的のホスホルアゾリド
化合物(X=イミダゾリル,in situ DNA合成試薬)
を得た。得られた化合物の31PNMR(161.9MH
z,外部標準;(CH3O)3P=140ppm,CDC
3)は、δ=132.5,131.6,128.6,
128.4であった。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0024
【補正方法】変更
【補正内容】
【0024】(実施例5) 前記式(1)においてB=グアニン誘導体、R1=水素
原子、R2=1,1−ジメチル−3−メチル−3−ブテ
ニル基、R3=4,4’−ジメトキシトリチル基、R4
水素原子、X=イミダゾリル基、A=メチレン基の場合
の化合物の合成 実施例1と同様な方法により、2−シアノ−1−(1,
1−ジメチル−3−メチル−3−ブテニル)エトキシジ
クロロホスフィン(383mg,1.43mmol)、
トリメチルシリルイミダゾール(0.46ml,3.1
4mmol)、5’−O,塩基保護−2’−デオキシグ
アノシン−ポリエチレングリコール誘導体(ポリエチレ
ングリコールの数平均分子量(Mn)350,式(3)
においてB=グアニン誘導体,R3=4,4’−ジメト
キシトリチル,R4=水素原子,A=メチレン基のも
の,1.50g、1.56mmol)より、目的のホス
ホルアゾリド化合物(X=イミダゾリル,in situ DN
A合成試薬)を得た。得られた化合物の31P NMR
(161.9MHz,外部標準;(CH3O)3P=14
0ppm,CDCl3)は、δ=132.4,129.
0,128.5,128.4であった。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0025
【補正方法】変更
【補正内容】
【0025】(応用例1)実施例1で得られたホスホル
アゾリド化合物(in situ DNA合成試薬)の重クロロ
ホルム反応溶液(2.0ml,約1mmol)に、塩基
保護−2’−デオキシシチジン−ポリエチレングリコー
ル誘導体(ポリエチレングリコールの数平均分子量(M
n)350,式(3)においてB=シトシン誘導体,R
3=R4=水素原子,A=フェニレンのもの,650m
g,1mmol)の重クロロホルム溶液(2ml)をア
ルゴン雰囲気下、0℃で加え、そのまま一晩4℃で静置
して反応させ2量体を得た。この時の第2番目のヌクレ
オシドの水酸基の反応選択性は、31P NMRによると
5’水酸基/3’水酸基=92/8であった。得られた
化合物の31P NMR(161.9MHz,外部標準;
(CH3O)3P=140ppm,CDCl3)は、δ=
141.7,141.0,140.8,140.4であ
った。上記の反応溶液の一部(2ml,総重量2.95
g,約0.5mmol)を測り取り、これを無水ジエチ
ルエーテル(30ml)に攪拌しながら加えると、2〜
5分で白色の固体が析出した。更に10分間激しく攪拌
した後、4℃で一晩放置した。デカンテーションしてエ
ーテルを除去し、残査は無水エーテル(5ml)で3回
洗浄した。この残査を減圧乾燥し、31P NMRを測定
した結果、上記で得られたスペクトルと同様であり、目
的とした2量体が回収されたことが確認できた(882
mg,回収率88%)。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】下記式(1)で表されるヌクレオチド化合
    物。 【化1】 (式中、Bはヌクレオチド化学において通常用いられる
    核酸塩基を示し、R1およびR2は水素原子、ヘテロ原子
    を含んでいてもよいアルキル基、シクロアルキル基、ア
    リール基もしくはアラルキル基を示し、R1とR2は同一
    であっても異なっていても良く、R3はヌクレオチド化
    学において通常用いられる保護基を示し、R4は水素原
    子、水酸基、アルコキシ基またはトリアルキルシリルオ
    キシ基を示し、Xはジアルキルアミノ基、アゾリル基も
    しくは飽和窒素複素環を示し、nは3以上の整数、Aは
    2価基でアリレン基もしくはヘテロ原子を含んでも良い
    直鎖あるいは分岐鎖を含むアルキレン基を示す。)
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