JPH05315460A - 電子回路用配線 - Google Patents

電子回路用配線

Info

Publication number
JPH05315460A
JPH05315460A JP4119430A JP11943092A JPH05315460A JP H05315460 A JPH05315460 A JP H05315460A JP 4119430 A JP4119430 A JP 4119430A JP 11943092 A JP11943092 A JP 11943092A JP H05315460 A JPH05315460 A JP H05315460A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
conductor film
film
laser
laser beam
conductor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP4119430A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3272028B2 (ja
Inventor
Yutaka Nakai
豊 中井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP11943092A priority Critical patent/JP3272028B2/ja
Priority to US08/060,542 priority patent/US5373379A/en
Publication of JPH05315460A publication Critical patent/JPH05315460A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3272028B2 publication Critical patent/JP3272028B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02FOPTICAL DEVICES OR ARRANGEMENTS FOR THE CONTROL OF LIGHT BY MODIFICATION OF THE OPTICAL PROPERTIES OF THE MEDIA OF THE ELEMENTS INVOLVED THEREIN; NON-LINEAR OPTICS; FREQUENCY-CHANGING OF LIGHT; OPTICAL LOGIC ELEMENTS; OPTICAL ANALOGUE/DIGITAL CONVERTERS
    • G02F1/00Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics
    • G02F1/01Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics for the control of the intensity, phase, polarisation or colour 
    • G02F1/13Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics for the control of the intensity, phase, polarisation or colour  based on liquid crystals, e.g. single liquid crystal display cells
    • G02F1/133Constructional arrangements; Operation of liquid crystal cells; Circuit arrangements
    • G02F1/136Liquid crystal cells structurally associated with a semi-conducting layer or substrate, e.g. cells forming part of an integrated circuit
    • G02F1/1362Active matrix addressed cells
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02FOPTICAL DEVICES OR ARRANGEMENTS FOR THE CONTROL OF LIGHT BY MODIFICATION OF THE OPTICAL PROPERTIES OF THE MEDIA OF THE ELEMENTS INVOLVED THEREIN; NON-LINEAR OPTICS; FREQUENCY-CHANGING OF LIGHT; OPTICAL LOGIC ELEMENTS; OPTICAL ANALOGUE/DIGITAL CONVERTERS
    • G02F1/00Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics
    • G02F1/01Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics for the control of the intensity, phase, polarisation or colour 
    • G02F1/13Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics for the control of the intensity, phase, polarisation or colour  based on liquid crystals, e.g. single liquid crystal display cells
    • G02F1/133Constructional arrangements; Operation of liquid crystal cells; Circuit arrangements
    • G02F1/136Liquid crystal cells structurally associated with a semi-conducting layer or substrate, e.g. cells forming part of an integrated circuit
    • G02F1/1362Active matrix addressed cells
    • G02F1/136259Repairing; Defects

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Nonlinear Science (AREA)
  • Mathematical Physics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Crystallography & Structural Chemistry (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Liquid Crystal (AREA)
  • Lasers (AREA)
  • Internal Circuitry In Semiconductor Integrated Circuit Devices (AREA)
  • Thin Film Transistor (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は寄生容量が小さくなおかつレーザビ
ーム照射後に確実に電気的コンタクトのとれる電子回路
用配線を提供するものである。 【構成】 本発明は、基板と、この基板上に形成された
第1の導体膜と、この第1の導体膜上に形成された絶縁
膜と、この絶縁膜上に第1の導体膜と重畳配置するよう
に形成された第2の導体膜とを具備し、第1の導体膜と
第2の導体膜は重畳部分にレーザビームを照射すること
によって熔融して接続される状態にあり、第1の導体膜
と第2の導体膜のうち少なくとも一方の導体膜の重畳部
分のレーザビームの照射する領域の内側が除去されてい
ることを特徴とする電子回路用配線。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、レーザビーム照射によ
り電気的導電性を図り得るレーザコンタクト部を備えた
電子回路用配線に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、従来のCRTに代わる新しい表示
装置の開発が盛んに行われるようになってきた。その中
でも液晶表示装置は薄型で低電力動作が可能であるため
家電、OA機器の市場での期待は大きいものがある。
【0003】特に、表示特性の優れた薄膜トランジスタ
(TFT)をスイッチング素子に用いたアクティブマト
リクス方式の表示装置は大いに期待され、有望な商品の
開発が行われている。
【0004】しかしながらこの様なアクティブマトリク
ス方式の液晶表示装置は、大型化、高精細化へ進んでお
り、画素数の増加あるいは画素密度の増加を招き、結果
として画素欠陥の発生率が高まるので、製造歩留まりが
著しく低下することが大きな問題となっている。
【0005】この問題を解決する方法として、1画素に
電気的に接続されたTFTと電気的に接続されていない
予備のTFTを配置し、接続されたTFTが正常に作動
しない場合にはレーザビームのような高エネルギービー
ムを用いて予備のTFTを接続するという方法が提案さ
れている。図9を用いて、このレーザビームの照射によ
って接続される状態にある、重畳配置した導体膜(レー
ザコンタクト部)の構造を説明する。
【0006】図9(a)は重畳配置した導体膜の平面図
である。図中901、902は導体膜である。206は
レーザビーム照射部を表している。レーザビームは断面
の裏面から照射するので実際にはまず導体膜901にレ
ーザビームは当たる。図において絶縁膜は省略してい
る。
【0007】D1 2 での断面図を図9(b)に示す。
基板903上に導体膜901、絶縁膜904、導体膜9
02、パッシベーション膜905が形成されている。実
際には基板903から見てパッシベーション膜905上
に液晶(図示せず。)が封入されている。
【0008】図9(b)のEの方向からレーザを照射す
ると、先ず導体膜901がレーザのエネルギーを吸収し
急激に加熱され、液化あるいは気化し体積が膨張する。
その結果絶縁膜904、導体膜902、パッシベーショ
ン膜905が突き破られる。そのとき導体膜901の液
層はレーザ照射によって発生した穴の周囲に付着し、導
体膜902と電気的コンタクトをとる働きをする。その
結果導体膜901と導体膜902は電気的に接続され
る。
【0009】ところがリペアしない場合レーザコンタク
ト部は導体膜が絶縁膜を介して重畳した構造であるた
め、当然寄生容量を有する。この様なレーザコンタクト
部の寄生容量は無視できない大きさである。したがっ
て、リペアした場合には寄生容量はなくなるので、リペ
アした画素としない画素とでは、その表示特性に大きな
差が生じるという問題を有している。したがって表示特
性の不均一を招き、品質が大きく低下してしまうという
問題を有している。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上記したように従来の
レーザコンタクト部は無視できない寄生容量を持つため
LCDの表示特性に大きな影響を与える。また、リペア
した画素としない画素とではその寄生容量に大きな差が
生じてしまい画素の不均一を招きLCDの品質が大きく
低下するという問題点があった。
【0011】本発明は上記問題点に絡み成されたもの
で、寄生容量が小さく、なおかつレーザビーム照射後に
確実に電気的コンタクトのとれる電子回路用配線を提供
するものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の[請求項1]記
載の電子用配線は、基板と、この基板上に形成された第
1の導体膜と、この第1の導体膜上に形成された絶縁膜
と、この絶縁膜上に前記第1の導体膜と重畳配置するよ
うに形成された第2の導体膜とを具備し、前記第1の導
体膜と第2の導体膜は、重畳部分にレーザビームを照射
することによって電気的に接続が可能な状態にあり、前
記第1の導体膜と第2の導体膜のうち少なくとも一方の
導体膜の重畳部分の少なくとも一部が除去されているこ
とを特徴とするものである。
【0013】また、[請求項2]記載の電子回路用配線
は、基板と、この基板上に形成された第1の導体膜と、
この第1の導体膜上に形成された絶縁膜と、この絶縁膜
上に第1の導体膜と重畳配置するように形成された第2
の導体膜とを具備し、第1の導体膜と第2の導体膜は重
畳部分にレーザビームを照射することによって電気的に
接続される状態にあり、第1の導体膜と第2の導体膜の
うち少なくとも一方の導体膜の重畳部分のレーザビーム
の照射する領域の内側が除去されていることを特徴とす
るものである。
【0014】
【作用】本発明によれば、レーザコンタクト部のレーザ
ビーム照射部の内部を除去することにより、レーザ照射
の際第1の導体膜と第2の導体膜が電気的に接続可能な
状態を維持しながら、重畳配置された導体膜の寄生容量
を低減することができる。
【0015】
【実施例】以下本発明の実施例を図面を用いて説明す
る。本発明の第1の実施例に係るアクティブマトリクス
型TFT液晶表示装置について説明する。図1はTFT
アレイの一つの画素に関する平面構成図である。層間絶
縁膜を除去した状態を示している。
【0016】走査線101はゲート電極102に接続さ
れており、信号線103はドレイン電極104と接続さ
れている。また、ソース電極105は画素電極106と
接続されており、ソース電極112はレーザコンタクト
部110を介して画素電極に接続されている。レーザコ
ンタクト部110は電気的に絶縁されソース電極112
及び画素電極106に重畳配置されている。107はT
FTであり、108は予備のTFTである。配線109
はアースされていて、画素電極106と絶縁層を介しコ
ンデンサを形成している。
【0017】以上のように構成されたTFTアレイにお
いて信号線103に信号電圧、走査線101に走査電圧
が与えられた場合、個々のTFTのスイッチングが行わ
れ画素電極106に信号が入力される。
【0018】ここで、TFT107は画素電極106と
接続されているが、予備のTFT108は待機した状態
になっており、画素電極106とはレーザコンタクト部
110を介して配置され電気的に接続されていない。仮
に、TFT107が不良であった場合、レーザビーム照
射により2か所のレーザコンタクト部110を電気的に
接続し、同じくレーザビーム照射によってTFT107
のソース電極105を111部分で切断する。こうする
ことにより予備のTFT108を画素電極106と電気
的に接続する。2個のTFTの両方が不良となる確率は
極めて低いため、この方法によりTFTに関する不良点
欠陥画素はほぼ100%修復できる。
【0019】図2(a)は図1のレーザコンタクト部分
で、重畳配置した導体膜の平面図である。図中201、
202は第1の導体膜、第2の導体膜である。206は
レーザビーム照射部を表している。レーザビームは基板
側から照射するので実際にはまず導体膜201が照射さ
れる。(以下同様。)図中絶縁膜は省略している。導体
膜202はレーザビーム照射部の内部が除去されており
本実施例では重なり合う部分の面積はレーザビーム照射
部の内部が除去されないものと比べて約30%に抑えら
れている。このため、実質的な重畳面積が低減されてお
り、レーザコンタクト部の寄生容量を低減することがで
きる。
【0020】図2(a)中のA1 2 での断面図を図2
(b)に示す。基板203上に導体膜201、絶縁膜2
04、導体膜202、パッシベーション膜205が形成
されている。基板203から見てパッシベーション膜2
05上に液晶が封入されている。
【0021】図2(b)のEの方向からレーザビームを
照射すると、先ず導体膜201がレーザビームのエネル
ギーを吸収し急激に加熱され、液化あるいは気化し体積
が膨張する。その結果絶縁膜204、パッシベーション
膜205が突き破られる。そのとき導体膜201の液層
はレーザ照射によって発生した穴の周囲に付着し、導体
膜202と電気的コンタクトをとる。導体膜202の穴
の周辺部は除去されていないので、電気的コンタクトに
関しては全く問題はなく、リペア成功率は維持される。
【0022】ところで、導体膜202はあらかじめレー
ザビーム照射部の内部が除去されているので、レーザ照
射により液晶中に飛散する導体膜を大幅に低減させるこ
とができる。したがって液晶中の飛散物によるダメージ
は低減され、その結果表示欠陥の発生も抑えられること
が本発明者の実験により明らかとなった。
【0023】なお、導体膜202の除去される部分は照
射するレーザビームの照射する面積の大きさより若干小
さい程度が望ましく、これによりリペア成功率をさらに
維持しながら、寄生容量を小さくすることが可能とな
る。また導体膜202除去部分は2カ所以上でも良い。
【0024】ところでTFTアレイでは、トランジスタ
のOFF時にスイッチングノイズが発生し画素電位がシ
フトしてしまうことが知られている。図3、図4を用い
てこの画素電位のシフトについて説明する。
【0025】図3はTFTアレイ1画素の等価回路であ
る。TFT301、TFTのゲートソース間の寄生容量
302、液晶容量303、蓄積容量304が図3に示す
ように接続されている。端子Aは信号線、端子Bは走査
線にそれぞれ接続され、端子D、端子Eは対向電極。
【0026】この回路に単位AにVdの電圧を印加し、
端子Bから図4(a)に示すような大きさdVg401
のパルス波を加えると、C点の電位は図4(b)のグラ
フに示すような特性を示す。縦軸は画素電位、横軸は時
間である。402の電圧シフトは、トランジスタの寄生
容量302のために起こる現象である。
【0027】ここで電圧シフト402をdVp、トラン
ジスタOFF時のゲート電圧のシフト量401をdV
g、TFTのゲートソース間の寄生容量302をCg
s、液晶容量303をClc、蓄積容量304をCsと
すると dVp=Cgs/(Cgs+Clc+Cs)×dVg…(1) で求められる。画素の明るさは図4(b)に示す実効電
圧によって決まるので、dVpは表示特性に大きな影響
を与えることが知られており、パネル内でdVpを均一
にする必要がある。図5にリペア前とリペア後の等価回
路を示す。
【0028】図5(a)はリペア前の等価回路図で、第
1のTFTのゲートソース間の寄生容量を示すコンデン
サ501、予備のTFTのゲートソース間の寄生容量5
02、レーザコンタクト部の寄生容量503、液晶容量
303、蓄積容量304が図に示すように接続されてい
る。端子Gは走査線に接続されていて、端子D、端子E
はそれぞれコモン電極に接続されている。
【0029】図5(b)はリペア後の等価回路で、リペ
ア後には第1のTFTは切断し、またレーザコンタクト
部で電気的に接続するので、第1のTFTのゲートソー
ス間の寄生容量501及び、レーザコンタクト部での寄
生容量503は消滅する。したがって図5(b)に示す
ような等価回路で表される。端子Gは走査線に接続され
ていて端子B、端子Cはそれぞれコモン電極に接続され
ている。
【0030】ここで図5(a)に示す回路では、第1の
TFTの寄生容量501、予備のTFTの寄生容量50
2をともにCgs、レーザコンタクト部の寄生容量50
3をCとするとこれらの見かけ上の容量の大きさは Cgs×(1+C/(Cgs+C))…(2) となり、この値を用いて電圧シフトdVp1 を求めると
(1)式のCgsの代わりに(2)式で表される容量を
代入することにより dVp1 =Cgs×(1+C/(Cgs+C))/(Cgs×(1+C/( Cgs+C))+Clc+Cs)×dVg…(3) と表せる。また図5(b)に示す回路で突き抜け電圧し
dVp2 を求めると(1)式より dVp2 =Cgs/(Cgs+Clc+Cs)×dVg…(4) となる。(3)式と(4)式を比べるとレーザコンタク
ト部の寄生容量Cの値は常に正であるからdVp1 −d
Vp2 >0が必ず成り立つ。従来のようにレーザコンタ
クト部の寄生容量Cの値が大きいとdVp1 −dVp2
の値は大きくなりリペア前後での電圧シフトが大きく変
化してしまう。このことは画素の表示特性に大きく影響
を与えてしまう。dVp1 とdVp2 の差をできるだけ
小さくするためには、レーザコンタクト部の寄生容量C
をできるだけ小さくすることが望ましい。本発明者の実
験によると重なり合う部分を従来の70%以下に抑え、
レーザコンタクト部の寄生容量Cを70%程度に抑える
と表示特性の向上が得られた。また本発明はLCDに限
るものではない。以下同一箇所は同一符号を用いてその
詳しい説明を省いた。次に図6において、本発明の第2
の実施例を説明する。
【0031】図6(a)は図1のレーザコンタクト部分
で、重畳配置した導体膜の平面図である。図中601、
602は導体膜である。206はレーザビーム照射部を
表している。導体膜601はレーザビーム照射部の内部
が除去されており本実施例では重なり合う部分の面積は
レーザビーム照射部の内部が除去されないものと比べて
約30%に抑えられている。このため、実質的な重畳面
積が低減されており、レーザコンタクト部の寄生容量を
低減することができる。
【0032】B1 2 での断面図を図6(b)に示す。
基板203上に導体膜601、絶縁膜204、導体膜6
02、パッシベーション膜205が形成されている。基
板203から見てパッシベーション膜205上に液晶が
封入されている。
【0033】図6(b)のEの方向からレーザビームを
照射すると、導体膜601の中心部付近は除去されてい
るので、導体膜601と導体膜602が同時にレーザビ
ームのエネルギーを吸収し急激に加熱され、液化あるい
は気化し体積が膨張する。この結果絶縁膜204、パッ
シベーション膜205が突き破られる。そのとき導体膜
601と導体膜602の液層はレーザビーム照射によっ
て発生した穴の周囲に付着しお互いに電気的コンタクト
をとる。導体膜602のレーザビーム照射部の周辺部は
除去されていないので、電気的コンタクトに関しては全
く問題はなく、リペア成功率は維持される。
【0034】ところで、導体膜601はあらかじめレー
ザビーム照射部の内部が除去されているので、レーザビ
ーム照射により液晶中に飛散する導体膜を大幅に低減さ
せることができる。したがって液晶へのダメージによる
表示欠陥の発生も抑えられることが本発明者の実験によ
り明らかとなった。
【0035】なお、導体膜601の除去される部分は照
射するレーザビームの面積の大きさより若干小さい程度
が望ましい。これによりリペア成功率をさらに維持しな
がら、寄生容量を小さくすることが可能となる。また導
体膜601除去部分は2カ所以上でも良い。次に図7に
おいて、本発明の第3の実施例を説明する。
【0036】図7(a)は図1のレーザコンタクト部分
で、重畳配置した導体膜の平面図である。図中701、
702は導体膜である。206はレーザビーム照射部を
表す。導体膜701はレーザビーム照射部の内部が除去
されコの形に、導体膜702もレーザビーム照射部の内
部が除去されてカギ状に形成されている。本実施例では
重なり合う部分の面積はレーザビーム照射部の内部が除
去されないものと比べて約25%に抑えられている。こ
のため、実質的な重畳面積が低減されており、レーザコ
ンタクト部の寄生容量を低減することができる。
【0037】C1 2 での断面図を図7(b)に示す。
基板203上に導体膜701、絶縁膜204、導体膜7
02、パッシベーション膜205が形成されている。基
板203から見てパッシベーション膜205側に液晶が
封入されている。
【0038】図7(b)のEの方向からレーザビームを
照射すると、導体膜701、導体膜702のレーザビー
ム照射部の内部は除去されているので、導体膜701と
導体膜702が同時にレーザのエネルギーを吸収し急激
に加熱され、液化あるいは気化し体積が膨張する。この
結果絶縁膜204、パッシベーション膜205が突き破
られる。そのとき導体膜701と導体膜702の液層は
レーザビーム照射によって発生した穴の周囲に付着しお
互いに電気的コンタクトをとる。導体膜701、導体膜
702のレーザビーム照射部の内部の一部は除去されて
いないので、電気的コンタクトに関しては全く問題はな
く、リペア成功率は維持される。
【0039】ところで、導体膜701、導体膜702は
あらかじめレーザビーム照射部の内部が除去されている
ので、レーザビーム照射により液晶中に飛散する導体膜
を大幅に低減させることができる。したがって液晶への
ダメージによる表示欠陥の発生も抑えられることが本発
明者の実験により明らかとなった。
【0040】なお、導体膜701の除去される部分は照
射するレーザビームの大きさより若干小さい程度が望ま
しい。これによりリペア成功率をさらに維持しながら、
寄生容量を小さくすることが可能となる。また上部電極
除去部分は2カ所以上でも良い。
【0041】なお以上の実施例ではLCDについて説明
してきたが本発明の目的はレーザコンタクト部の寄生容
量を低減することにあり、広く集積回路全般に当てはま
るものである。以下に集積回路について説明する。図8
は本発明による集積回路の平面図である。
【0042】基板801例えばシリコン基板表面に素子
802例えばトランジスタ、レーザコンタクト部80
3、配線804が図8に示すように形成されている。図
中802のように四角で表されているのは素子、803
のように線で表されているのは配線、804のように丸
で表されているのはレーザコンタクト部である。この場
合レーザービーム照射は基板上面より行う。この様な装
置を製作しておいて任意のレーザコンタクト部を電気的
に接続することによって全体として任意の装置が提供で
きる。この様に素子形成後フレキシブルに装置の修正、
修理が可能になるのでオーダメイドによる装置を早く納
入でき、見込み生産をするよりも歩留まり向上に役立
つ。さらにレーザコンタクト部の寄生容量を大きく抑え
ているので不必要な寄生容量の低減が実現でき装置の信
頼性も格段に向上する。また本実施例のレーザコンタク
ト部では2つの導体膜について説明してきたが3つ以上
の導体膜が重畳配置されたものについても応用できるも
のである。
【0043】また本発明は、配線だけを集積することも
可能でありこの配線チップをレーザビーム照射によって
任意のパターンに加工することもできる。この場合にも
不要な寄生容量を低減でき信頼性の向上に貢献できる。
その他、本発明はその趣旨を逸脱しない範囲で種々変形
して実施することができる。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、リ
ペア成功率を維持したままレーザコンタクト部の寄生容
量を低減することができるので、レーザコンタクト部の
寄生容量による素子の劣化を抑えることができ、リペア
前後での素子特性の差異を抑えることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施例に係る第1のTFTと
予備のTFTを含むLCDの1画素を表す基板の裏から
見た平面図。
【図2】 本発明の第1の実施例に係るレーザコンタク
ト部の平面図及び断面図。
【図3】 TFTLCD1画素の等価回路。
【図4】 トランジスタのOFF時のスイッチングノイ
ズにより画素電位がシフトする様子を表すグラフ。
【図5】 第1のTFTと予備のTFTを含むLCD1
画素のリペア前後の等価回路。
【図6】 本発明の第2の実施例に係るレーザコンタク
ト部の平面図及び断面図。
【図7】 本発明の第3の実施例に係るレーザコンタク
ト部の平面図及び断面図。
【図8】 本発明の第4の実施例に係る集積回路の平面
図。
【図9】 従来のレーザコンタクト部の平面図及び断面
図。
【符号の説明】
101…走査線 102…ゲート電極 103…信号線 104…ドレイン電極 105…ソース電極 106…画素電極 107…第1のTFT 108…予備のTFT 109…画素電極とコンデンサを形成する配線 110…レーザコンタクト部 111…リペアする場合第1のTFTの切断部 112…ソース電極 201…下部導体膜 202…上部導体膜 203…硝子基板 204…絶縁膜 205…パッシベーション膜 206…レーザビーム照射部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板と、この基板上に形成された第1の
    導体膜と、この第1の導体膜上に形成された絶縁膜と、
    この絶縁膜上に前記第1の導体膜と重畳配置するように
    形成された第2の導体膜とを具備し、 前記第1の導体膜と第2の導体膜は、重畳部分にレーザ
    ビームを照射することによって電気的に接続が可能な状
    態にあり、前記第1の導体膜と第2の導体膜のうち少な
    くとも一方の導体膜の重畳部分の少なくとも一部が除去
    されていることを特徴とする電子回路用配線。
  2. 【請求項2】 基板と、この基板上に形成された第1の
    導体膜と、この第1の導体膜上に形成された絶縁膜と、
    この絶縁膜上に前記第1の導体膜と重畳配置するように
    形成された第2の導体膜とを具備し、 前記第1の導体膜と第2の導体膜は重畳部分にレーザビ
    ームを照射することによって電気的に接続される状態に
    あり、前記第1の導体膜と第2の導体膜のうち少なくと
    も一方の導体膜の重畳部分の前記レーザビームの照射す
    る領域の内側が除去されていることを特徴とする電子回
    路用配線。
JP11943092A 1992-05-13 1992-05-13 電子回路 Expired - Fee Related JP3272028B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11943092A JP3272028B2 (ja) 1992-05-13 1992-05-13 電子回路
US08/060,542 US5373379A (en) 1992-05-13 1993-05-13 Repairable liquid crystal display panel with laser fusible links

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11943092A JP3272028B2 (ja) 1992-05-13 1992-05-13 電子回路

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH05315460A true JPH05315460A (ja) 1993-11-26
JP3272028B2 JP3272028B2 (ja) 2002-04-08

Family

ID=14761244

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11943092A Expired - Fee Related JP3272028B2 (ja) 1992-05-13 1992-05-13 電子回路

Country Status (2)

Country Link
US (1) US5373379A (ja)
JP (1) JP3272028B2 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100458840B1 (ko) * 1997-04-03 2005-09-28 삼성전자주식회사 표시 장치의 수리부
JP2007043115A (ja) * 2005-06-30 2007-02-15 Semiconductor Energy Lab Co Ltd 半導体装置及びその作製方法
JP2007310180A (ja) * 2006-05-19 2007-11-29 Mitsubishi Electric Corp 液晶表示装置及びその欠陥画素修復方法
WO2010116574A1 (ja) * 2009-04-10 2010-10-14 シャープ株式会社 アクティブマトリックス基板、表示パネル、表示装置、およびレーザ照射方法
JP2010281972A (ja) * 2009-06-03 2010-12-16 Toshiba Mobile Display Co Ltd 液晶表示装置

Families Citing this family (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5572050A (en) * 1994-12-06 1996-11-05 Massachusetts Institute Of Technology Fuse-triggered antifuse
US5473452A (en) * 1994-12-21 1995-12-05 Goldstar Co., Ltd. Liquid crystal display device with repair structure
US5793095A (en) * 1996-08-21 1998-08-11 Vlsi Technology, Inc. Custom laser conductor linkage for integrated circuits
JP3687309B2 (ja) * 1997-10-02 2005-08-24 カシオ計算機株式会社 液晶パネルの欠陥修正方法
US5949323A (en) * 1998-06-30 1999-09-07 Clear Logic, Inc. Non-uniform width configurable fuse structure
JP3450195B2 (ja) * 1998-09-07 2003-09-22 富士通ディスプレイテクノロジーズ株式会社 液晶表示装置及びその修復方法
JP4011002B2 (ja) * 2003-09-11 2007-11-21 シャープ株式会社 アクティブ基板、表示装置およびその製造方法
JP2007292878A (ja) * 2006-04-21 2007-11-08 Hitachi Displays Ltd 液晶表示装置及びその製造方法
TWI334647B (en) * 2007-03-03 2010-12-11 Au Optronics Corp Method for manufacturing pixel structure
CN106169486A (zh) 2016-09-30 2016-11-30 京东方科技集团股份有限公司 阵列基板及其制造方法、显示面板和显示装置

Family Cites Families (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4829481A (en) * 1985-08-20 1989-05-09 Sgs-Thomson Microelectronics, Inc. Defective element disabling circuit having a laser-blown fuse
FR2601500B1 (fr) * 1986-07-11 1988-10-21 Bull Sa Procede de liaison programmable par laser de deux conducteurs superposes du reseau d'interconnexion d'un circuit integre, et circuit integre en resultant
JPH0766132B2 (ja) * 1987-09-03 1995-07-19 旭硝子株式会社 アクティブマトリックス型表示素子
US5025300A (en) * 1989-06-30 1991-06-18 At&T Bell Laboratories Integrated circuits having improved fusible links
US5062690A (en) * 1989-06-30 1991-11-05 General Electric Company Liquid crystal display with redundant FETS and redundant crossovers connected by laser-fusible links
JPH0421823A (ja) * 1990-05-16 1992-01-24 Hosiden Corp 液晶表示素子の点欠陥の黒欠陥化法及び液晶表示素子
JP2766563B2 (ja) * 1991-03-27 1998-06-18 シャープ株式会社 液晶表示装置
US5303074A (en) * 1991-04-29 1994-04-12 General Electric Company Embedded repair lines for thin film electronic display or imager devices
JP2633407B2 (ja) * 1991-05-08 1997-07-23 シャープ株式会社 アクティブマトリクス表示装置
JPH0566415A (ja) * 1991-09-06 1993-03-19 Toshiba Corp アクテイブマトリクス型液晶表示装置
US5260818A (en) * 1992-05-11 1993-11-09 Industrial Technology Research Institute Display panel provided with repair capability of defective elements

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100458840B1 (ko) * 1997-04-03 2005-09-28 삼성전자주식회사 표시 장치의 수리부
JP2007043115A (ja) * 2005-06-30 2007-02-15 Semiconductor Energy Lab Co Ltd 半導体装置及びその作製方法
JP2007310180A (ja) * 2006-05-19 2007-11-29 Mitsubishi Electric Corp 液晶表示装置及びその欠陥画素修復方法
WO2010116574A1 (ja) * 2009-04-10 2010-10-14 シャープ株式会社 アクティブマトリックス基板、表示パネル、表示装置、およびレーザ照射方法
JP2010281972A (ja) * 2009-06-03 2010-12-16 Toshiba Mobile Display Co Ltd 液晶表示装置

Also Published As

Publication number Publication date
US5373379A (en) 1994-12-13
JP3272028B2 (ja) 2002-04-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7426006B2 (en) Thin film transistor array substrate
US5392143A (en) Liquid crystal display having drain and pixel electrodes linkable to a wiring line having a potential
JP3272028B2 (ja) 電子回路
US6320636B2 (en) TFT-LCD having pixel electrode overlapping scan and data lines except at the intersection of lines
JP2002055361A (ja) 液晶表示装置及びその欠陥修正方法
JPH0381737A (ja) 液晶表示装置
JPH0990318A (ja) アクティブマトリクス型液晶表示装置および画素欠陥修正方法
JPH0439055B2 (ja)
US7777824B2 (en) Liquid crystal display device and repair structure with electrode overlapped to data line
CN105974705B (zh) 阵列基板、其制作方法、修复方法、显示面板及显示装置
JP3270361B2 (ja) 薄膜トランジスタアレイ及びその製造方法
US7427781B2 (en) Thin film transistor array substrate
JPH07104311A (ja) 液晶表示装置
JPH07199221A (ja) 液晶表示装置
JP3270112B2 (ja) 液晶表示素子
US7576375B2 (en) Thin film transistor array
JPH03171034A (ja) 液晶表示装置及びその製造方法
KR100200359B1 (ko) 액정 표시 장치의 화소 결함 수리 방법
KR0182051B1 (ko) 화소의 단위로 수리 가능한 수리 구조를 갖춘 행렬형 표시장치
JPH04265943A (ja) アクティブマトリクス表示装置
JPH05297407A (ja) アクティブマトリクス型基板
KR950004218B1 (ko) 매트릭스 어드레스 표시장치 및 그 제조방법
JP2000206573A (ja) アクティブマトリクス型液晶表示装置および画素欠陥修正方法
JP2000206572A (ja) アクティブマトリクス型液晶表示装置および画素欠陥修正方法
JPH0729535U (ja) 液晶表示装置

Legal Events

Date Code Title Description
S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080125

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090125

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100125

Year of fee payment: 8

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100125

Year of fee payment: 8

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees