JPH0531505U - トラクタの姿勢制御装置 - Google Patents

トラクタの姿勢制御装置

Info

Publication number
JPH0531505U
JPH0531505U JP8886491U JP8886491U JPH0531505U JP H0531505 U JPH0531505 U JP H0531505U JP 8886491 U JP8886491 U JP 8886491U JP 8886491 U JP8886491 U JP 8886491U JP H0531505 U JPH0531505 U JP H0531505U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
control
sensitivity
tractor
flow rate
oil flow
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8886491U
Other languages
English (en)
Inventor
野島辰彦
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
MITSUBISHI NOUKI KABUSHIKI KAISHA
Original Assignee
MITSUBISHI NOUKI KABUSHIKI KAISHA
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by MITSUBISHI NOUKI KABUSHIKI KAISHA filed Critical MITSUBISHI NOUKI KABUSHIKI KAISHA
Priority to JP8886491U priority Critical patent/JPH0531505U/ja
Publication of JPH0531505U publication Critical patent/JPH0531505U/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Control Of Position, Course, Altitude, Or Attitude Of Moving Bodies (AREA)
  • Lifting Devices For Agricultural Implements (AREA)
  • Jib Cranes (AREA)
  • Forklifts And Lifting Vehicles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 傾斜制御の精度を損なうことなく傾斜制御の
感度調節を行うことができるトラクタの姿勢制御装置を
提供することを目的とする。 【構成】 走行機体に対する作業部姿勢を傾斜センサS
の検出値によって油圧機構からなる姿勢制御作動機構の
作動で設定値に自動制御するトラクタ1において、傾斜
センサSにおける不感帯領域aを外れた傾斜角検出信号
を送出する領域bで油圧機構に対する油流量を変更設定
する油流量制御機構を設けて、油圧機構に対する油流量
により機体の姿勢制御感度を調整するように構成した。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、走行機体に対する作業部姿勢を傾斜センサの検出値によって油圧機 構からなる姿勢制御作動機構の作動で設定値に自動制御する機能を備えたトラク タの姿勢制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
トラクタにおいて、傾斜センサの検出値によって作業機の左右傾斜角を設定値 に自動制御する姿勢制御装置は、例えば、特開平2―46643号公報に記載さ れているものが知られている。
【0003】 そのトラクタの姿勢制御装置は、機体に設けた傾斜センサの信号に基づき、左 右の油圧シリンダを伸縮作動させて、作業機の左右傾斜角度を自動制御するもの であり、姿勢制御装置には、機体の傾斜角がある一定の範囲までは感知しない不 感帯を設けて、その領域では機体の僅かな傾斜に対しては制御動作が追従しない ようにすることにより、安定した機体の姿勢制御がなされるように構成されてい る。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
トラクタの姿勢制御装置においては、圃場の走行条件や作業条件などによっ て、機体の姿勢を安定制御するため、姿勢制御の感度調節を必要とする場合があ るが、上記従来のトラクタの姿勢制御装置では、姿勢制御の不感帯の幅を変更す ることにより、姿勢制御の感度を調節している。 ところが、姿勢制御の感度を不感帯の幅で調節するものでは、姿勢制御の感度 を低くするには不感帯幅を大きく設定するが、不感帯の幅を大きくすれば、姿勢 制御の行われない傾斜角が大きくなるので、姿勢制御の精度が損なわれるという 不具合がある。
【0005】 本考案は、このような不具合を解消しようとするものであって、傾斜センサの 不感帯の幅を変えることなく、不感帯外の傾斜角検出信号を送出する領域で機体 を傾斜する油圧機構への油流量を変更することにより、姿勢制御の精度を損なう ことなく姿勢制御の感度調節を行うことができるトラクタの姿勢制御装置を提供 することを目的とする。 本考案は、上記目的を達成するため、次のように構成した。
【0006】
【課題を解決するための手段】
すなわち、本考案に係るトラクタの姿勢制御装置は、走行機体に対する作業部 姿勢を傾斜センサの検出値によって油圧機構からなる姿勢制御作動機構の作動で 設定値に自動制御する機能を備えたトラクタにおいて、傾斜センサの不感帯領域 外の傾斜角検出信号を送出する領域で上記油圧機構に対する油流量を変更設定す る油流量制御機構を設けて、油圧機構に対する油流量により機体の姿勢制御感度 を調整するように構成したことを要旨とする。
【0007】
【作用】
本考案に係るトラクタの姿勢制御装置によれば、機体の左右傾斜角を検出する 傾斜センサの不感帯領域を外れた傾斜角検出信号を送出する領域では、油量制御 機構により油圧機構に対する油流量を変更設定することで姿勢制御の感度調節が 可能である。したがって、傾斜センサの不感帯領域の幅を変える必要がなく、姿 勢制御の感度を低く設定した場合でも、適当な感度の姿勢制御が行われるので、 制御精度が低下しない。
【0008】
【実施例】
本考案の構成を図面に示された一実施例について説明する。図1はトラクタに 作業機(ロータリ耕耘作業機)を装着した例を示す全体側面図である。図1にお いて、1はトラクタ、2は作業機であり、トラクタ1には昇降リンク機構3を介 して作業機2が装着されている。昇降リンク機構3は、リフトアーム4に左右の リフトロッド5を介して連結されている。上記左右一対のリフトロッド5のうち の一方(図示例では左側)は、油圧機構からなる姿勢制御作動機構を構成する油 圧シリンダ6により構成されており、作業機2は、この油圧シリンダ6の伸縮に より左右の傾斜角が制御されるように構成されている。そして油圧シリンダ6に はその伸縮を検出して後述の制御部に信号を入力させるストロークセンサ6aが 装備されている。7は運転席、8はハンドルである。 運転席7の片側には、制御操作部9に内装され且つマイクロコンピュータを組 込んでなる制御部10が設けられている。そして制御操作部9には、作業機2の 高さを調節するポジションレバー11とその調節値の表示部12、作業機2の上 下動を司るポジションレバー13、耕深設定ダイヤル14、耕深自動設定ダイヤ ル15、作業機2の上昇規制ダイヤル16、モード切替ダイヤル17、耕深手動 設定ダイヤル18、作業機2の傾斜設定ダイヤル19、スイッチ又はダイヤル式 の傾斜感度切換手段20等が設けられており、これらの操作により本機に対する 作業機高さを自動制御するポジションコントロール、作業部の耕耘深さを自動制 御する耕深自動制御及び本機に対する作業部姿勢を自動制御する姿勢(傾斜)自 動制御を行なえるようになっている。sは機体の左右傾斜角を検出する傾斜セン サである。
【0009】 姿勢制御装置は、傾斜センサSでトラクタ1の左右傾斜角を検出して、作業機 2の左右傾斜角を所定値に自動制御する機能を有するものであるが、前記傾斜設 定ダイヤル19、傾斜感度切換手段20、傾斜センサS及びストロークセンサ6 aからの信号を演算した結果に基づき、リフトロッド伸縮用のソレノイド(図示 せず)に対してON,OFFの指令を発するように構成されている。ところで傾 斜センサSは、図3に示すように、目標値をはさんで左右一定角だけ検出信号を 送出しない不感帯領域aを有し、さらに、傾斜センサSの不感帯領域aの外側に インチングエリアbと連続域cという傾斜角検出信号を送出する領域を有してい る。そして、連続域cは最も傾斜制御感度が高く(油圧シリンダ6の動作が最も 速い)なるように設定されている。上記インチングエリアbはさらに2つの領域 に分けられて、一方のインチングエリアにおいては連続域cにおける動作の4 0〜50%の傾斜制御感度に設定されている。また、インチングエリアは、前 記傾斜感度切換手段20の操作により、標準感度、感度鋭(油流量が多く油圧シ リンダ6は速く動作する)、感度鈍(油流量が少なく油圧シリンダ6はゆっくり 動作する)の3段階の制御感度を選択できるようになっており、標準感度は連続 域動作の25%、感度鋭は同じく40%、感度鈍は同じく10%の感度に設定さ れている。なお、実施例ではインチングエリア(流量制御域)を2つの域に分け ているが、3域以上に分けてもよく、また制御感度の段階や連続域動作に対する 度合いも上記実施例に制限されることなく適宜変更し得る。
【0010】 このように、姿勢制御装置による作業機2の左右傾斜角の制御感度は、姿勢制 御装置から送出される信号に基づき油量制御機構により油圧機構に対する油流量 に比例するようになっている。そして、上記インチングエリアの感度調節は、 油圧機構の油圧シリンダ6に対する油流量の調節によってなされるものである。
【0011】 図4には、インチングエリアにおける制御態様がタイミングチャートで示され ている。この図に示すように、油圧シリンダ6に対する油の供給は、姿勢制御装 置から送出されるパルス信号のON,OFFで行われる。パルス信号のONの幅 が広いほど油流量が多いので、姿勢制御感度が大である。
【0012】 以上、実施例のものにおいて、トラクタ1の左右傾斜角を検出する傾斜センサ Sの不感帯領域aを外れた領域、すなわち傾斜角検出信号を送出する領域では、 傾斜感度切換手段20の切替操作で、油圧機構に対する油流量を変更設定して姿 勢制御の感度調節が可能であるから、傾斜センサSの不感帯領域aの幅を変えな くても、姿勢制御の感度を調節することができる。したがって、姿勢制御の感度 を低く設定した場合でも、適当な感度で姿勢制御が行われるので、制御精度が低 下しない。
【0013】 そこで、圃場面が荒く表面に凹凸があり、トラクタ1が揺動するような場合( 例えば表面に凹凸が多い麦畑等での耕耘作業)には、姿勢制御感度を低くして作 業機2の姿勢を安定させ、圃場面が平坦で滑らかな場合(例えば耕盤が平坦な水 田の代かき作業等)は、傾斜制御感度を高くして作業精度を向上させることがで きる。また、制御感度を切り替えることで油流量を変化させ油圧シリンダ6の動 作速度が変えられるので、畑作業等走行速度の遅い場合は感度がどの位置にあっ ても制御精度が良好に保つことができ、通常の水田耕耘作業では感度を調整する ことにより追従性を変更し、ハンチング等を防止することができる。
【0014】 なお、実施例では、傾斜センサSをトラクタ1に備えたものについて説明した が、傾斜センサSを作業機2に設けた構成にしてもよい。
【0015】
【考案の効果】
本考案によれば、傾斜センサにおける不感帯領域の幅を変えることなく初期設 定したままの状態でも、油圧機構に対する油流量を増減させることにより機体の 姿勢制御感度を適切に調節することができ、姿勢制御感度を圃場条件や作業条件 に対応して適切に変更することができるうえ、制御感度を変更しても姿勢制御精 度を低下させることなく、作業条件に適合した自動姿勢制御を行うことができる 効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】トラクタに作業機を装着した態様を示す全体側
面図である。
【図2】図1に示す制御操作部の平面図である。
【図3】姿勢制御装置の制御態様を示す説明図である。
【図4】制御装置のタイミングチャートである。
【符号の説明】
1 トラクタ 2 作業機 3 昇降リンク機構 4 リフトアーム 5 リフトロッド 6 油圧シリンダ 9 制御操作部 10 制御部 20 傾斜感度切換手段 a 不感帯領域 b インチングエリア c 連続域 S 傾斜センサ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走行機体に対する作業部姿勢を傾斜セン
    サの検出値によって油圧機構からなる姿勢制御作動機構
    の作動で設定値に自動制御する機能を備えたトラクタに
    おいて、傾斜センサの不感帯領域外の傾斜角検出信号を
    送出する領域で上記油圧機構に対する油流量を変更設定
    する油流量制御機構を設けて、油圧機構に対する油流量
    により機体の姿勢制御感度を調整するように構成したこ
    とを特徴とするトラクタの姿勢制御装置。
JP8886491U 1991-10-03 1991-10-03 トラクタの姿勢制御装置 Pending JPH0531505U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8886491U JPH0531505U (ja) 1991-10-03 1991-10-03 トラクタの姿勢制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8886491U JPH0531505U (ja) 1991-10-03 1991-10-03 トラクタの姿勢制御装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0531505U true JPH0531505U (ja) 1993-04-27

Family

ID=13954875

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8886491U Pending JPH0531505U (ja) 1991-10-03 1991-10-03 トラクタの姿勢制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0531505U (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09238507A (ja) * 1996-03-07 1997-09-16 Kubota Corp 農用トラクタ
JPH09238506A (ja) * 1996-03-07 1997-09-16 Kubota Corp 農用トラクタ
JPH1070906A (ja) * 1997-09-25 1998-03-17 Kubota Corp 農用トラクタ
JPH1070908A (ja) * 1997-09-25 1998-03-17 Kubota Corp 農用トラクタ
JPH1070909A (ja) * 1997-09-25 1998-03-17 Kubota Corp 農用トラクタ
JPH1070907A (ja) * 1997-09-25 1998-03-17 Kubota Corp 農用トラクタ
JPH1070910A (ja) * 1997-09-25 1998-03-17 Kubota Corp 農用トラクタ
JPH1070905A (ja) * 1997-09-25 1998-03-17 Kubota Corp 農用トラクタ

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59168262A (ja) * 1983-03-14 1984-09-21 Caterpillar Mitsubishi Ltd 遠隔操縦可能な車輛におけるエンジン始動装置
JPS6020884A (ja) * 1983-06-17 1985-02-02 ポンタ−ム−ソン・エス・ア− 小物体把持用吸着装置
JPS6379508A (ja) * 1986-09-24 1988-04-09 三菱農機株式会社 圃場作業機における作業部の姿勢制御方法

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59168262A (ja) * 1983-03-14 1984-09-21 Caterpillar Mitsubishi Ltd 遠隔操縦可能な車輛におけるエンジン始動装置
JPS6020884A (ja) * 1983-06-17 1985-02-02 ポンタ−ム−ソン・エス・ア− 小物体把持用吸着装置
JPS6379508A (ja) * 1986-09-24 1988-04-09 三菱農機株式会社 圃場作業機における作業部の姿勢制御方法

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09238507A (ja) * 1996-03-07 1997-09-16 Kubota Corp 農用トラクタ
JPH09238506A (ja) * 1996-03-07 1997-09-16 Kubota Corp 農用トラクタ
JPH1070906A (ja) * 1997-09-25 1998-03-17 Kubota Corp 農用トラクタ
JPH1070908A (ja) * 1997-09-25 1998-03-17 Kubota Corp 農用トラクタ
JPH1070909A (ja) * 1997-09-25 1998-03-17 Kubota Corp 農用トラクタ
JPH1070907A (ja) * 1997-09-25 1998-03-17 Kubota Corp 農用トラクタ
JPH1070910A (ja) * 1997-09-25 1998-03-17 Kubota Corp 農用トラクタ
JPH1070905A (ja) * 1997-09-25 1998-03-17 Kubota Corp 農用トラクタ

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0531505U (ja) トラクタの姿勢制御装置
JP3916555B2 (ja) 農作業機のローリング制御装置
JPH08810Y2 (ja) 作業用走行車における作業部の制御速度切換え装置
JP2855779B2 (ja) 油圧バルブ制御装置
JPH0711526Y2 (ja) 農用トラクタのドラフト制御装置
JPH047643B2 (ja)
JP3220334B2 (ja) 農用トラクタの作業装置に対するローリング制御装置
JP3372453B2 (ja) 田植機
JP2841735B2 (ja) トラクタに於けるロータリの姿勢制御装置
JPH0751846Y2 (ja) 農作業機の耕深制御装置
JPH0646249Y2 (ja) 農用トラクタにおける動力取出し軸の駆動制御切換え装置
JPH0639528Y2 (ja) 対地作業車における作業部姿勢制御装置
JP2559253Y2 (ja) 対地作業車における耕深自動制御装置
JP2514743Y2 (ja) 農用トラクタの耕深制御装置
JPH0213304A (ja) 対地作業機の姿勢制御装置
JPH0343923Y2 (ja)
JP3721855B2 (ja) 水平制御装置
JP3646323B2 (ja) トラクターの旋回制御装置
JP2553458Y2 (ja) 対地作業車における耕深自動制御装置
JP3767245B2 (ja) 耕深制御装置
JP4594922B2 (ja) 農作業機のローリング制御装置
JPH02186902A (ja) トラクタ耕耘装置の耕耘制御装置
JP2001269019A (ja) 農用作業車
JPH03117404A (ja) 動力車両の油圧制御装置
JP2696422B2 (ja) 対地作業車における耕深制御装置