JPH05313568A - 車両用ナビゲーション装置 - Google Patents

車両用ナビゲーション装置

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JPH05313568A
JPH05313568A JP11490292A JP11490292A JPH05313568A JP H05313568 A JPH05313568 A JP H05313568A JP 11490292 A JP11490292 A JP 11490292A JP 11490292 A JP11490292 A JP 11490292A JP H05313568 A JPH05313568 A JP H05313568A
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road
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roads
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Yoshimasa Nagashima
嘉正 長島
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Nissan Motor Co Ltd
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Hitachi Ltd
Nissan Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】表示地図上の道路の行き先を表示する車両用ナ
ビゲーション装置を提供する。 【構成】表示手段に表示される道路の中で表示枠30a
〜30dと交差する道路を抽出する道路抽出手段と、地
図記憶手段に記憶されている道路地図に基づいて、道路
抽出手段で抽出された道路の表示枠30a〜30d外の
行き先名を検索する行き先名検索手段と、この行き先名
検索手段で検索された道路の行き先名を、表示手段に表
示される道路地図と対応づけて表示させる表示制御手段
を備え、道路の行き先名を表示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、目的地までの最適な経
路を演算して道路地図上に表示し、乗員を誘導する車両
用ナビゲーション装置に関する。
【0002】
【従来の技術】地図記憶装置に記憶されている道路地図
に基づいて現在地から目的地までの最適な誘導経路を設
定し、車両周辺の道路地図上に誘導経路および走行中の
現在位置を合成して表示し、乗員を目的地まで誘導する
車両用ナビゲーション装置が提供されている(例えば、
特開昭57−206813号公報参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、例えば、走
行中に道を間違えて誘導経路から外れた場合や、誘導経
路以外の任意の経路で走行したい場合など、表示地図上
の各道路の行き先名を知りたいことがある。しかしなが
ら、従来の車両用ナビゲーション装置では、地図記憶装
置に記憶されている道路地図には各道路に沿って主要な
地名の表示があっても、ディスプレイに表示される道路
地図はその一部であるため、限られた大きさの表示枠を
有するディスプレイ上では道路の行き先が分からないと
いう問題がある。
【0004】本発明の目的は、表示地図上の道路の行き
先を表示する車両用ナビゲーション装置を提供すること
にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】クレーム対応図である図
1に対応づけて本発明を説明すると、請求項1の発明
は、道路地図を記憶する地図記憶手段100と、この地
図記憶手段100に記憶されている道路地図の一部を所
定の表示枠内に表示する表示手段101とを備えた車両
用ナビゲーション装置に適用される。そして、表示手段
101に表示される道路の中で表示枠と交差する道路を
抽出する道路抽出手段102と、地図記憶手段100に
記憶されている道路地図に基づいて、道路抽出手段10
2で抽出された道路の表示枠外の行き先名を検索する行
き先名検索手段103と、この行き先名検索手段103
で検索された道路の行き先名を、表示手段101に表示
される道路地図と対応づけて表示させる表示制御手段1
04を備え、これにより、上記目的を達成する。また請
求項2の発明では、行き先名検索手段103で検索され
る道路の行き先名は、その道路が到達する行政領域の地
名である。さらに請求項3の発明では、行き先名検索手
段103で検索される道路の行き先名は、その道路の行
き先周辺に存在する施設の名称である。請求項4の発明
は、表示枠の中の天または地側の表示枠と交差する道路
に対しては、それらの天または地側の表示枠に沿ってそ
の道路の行き先名を横並びに表示させ、表示枠の中の左
または右側の表示枠と交差する道路に対しては、それら
の左または右側の表示枠に沿ってその道路の行き先名を
縦並びに表示させる表示制御手段104Aを備える。
【0006】
【作用】請求項1では、道路抽出手段102が、表示手
段101に表示される道路の中で表示枠と交差する道路
を抽出し、行き先名検索手段103が、地図記憶手段1
00に記憶されている道路地図に基づいて道路抽出手段
102で抽出された道路の表示枠外の行き先名を検索
し、表示制御手段104が、行き先名検索手段103で
検索された道路の行き先名を、表示手段101に表示さ
れる道路地図と対応づけて表示させる。請求項4では、
表示制御手段104Aが、表示枠の中の天または地側の
表示枠と交差する道路に対しては、それらの天または地
側の表示枠に沿ってその道路の行き先名を横並びに表示
させ、表示枠の中の左または右側の表示枠と交差する道
路に対しては、それらの左または右側の表示枠に沿って
その道路の行き先名を縦並びに表示させる。
【0007】
【実施例】図2,図3は、一実施例の車両用ナビゲーシ
ョン装置の構成を示すブロック図である。この装置は、
図に示すようにCPU1を中心にしたマイクロコンピュ
ータにより構成される。CPU1は、システムバス2を
介して各種機器とデータの授受を行なって、種々の演算
処理を行なう。3は、車両の進行方向を検出する方位セ
ンサであり、増幅器4,A/D変換器5およびI/Oコ
ントローラ6を介してシステムバス2へ接続される。7
は、車両の走行距離を検出する距離センサであり、I/
Oコントローラ6を介してシステムバス2へ接続され
る。8は、装置へ種々の指令やデータを入力するキーで
あり、I/Oコントローラ9を介してシステムバス2へ
接続される。10は音声出力用スピーカーであり、サウ
ンドジェネレータ11およびI/Oコントローラ9を介
してシステムバス2へ接続される。12は、衛星を利用
した位置検出システム(Global Positio
ningSystem、以下、GPSと呼ぶ)の受信機
(以下、GPSレシーバと呼ぶ)であり、拡張I/Oコ
ントローラ13を介してシステムバス2へ接続される。
なお、車両の現在位置は、このGPSレシーバ12から
の現在位置情報,方位センサ3からの車両の進行方向情
報,および距離センサ7からの走行距離情報に基づいて
検出される。さらに、14は受信機であり、道路および
交差点に設置される路上ビーコンから、交通渋滞,道路
工事,交通規制などの道路交通情報や位置情報をアンテ
ナ15を介して受信する。
【0008】また図3において、16は、道路地図デー
タを格納したCD−ROMであり、インタフェース用S
CSIコントローラ17を介してシステムバス2へ接続
される。18は、VDT(Visual Displa
y Terminal)として機能するCRTであり、
グラフィックコントローラ19を介してシステムバス2
へ接続され、車両の現在地周辺の道路地図を表示すると
ともに、主要道路の行き先名を表示する。さらにシステ
ムバス2には、CRT18の画像記憶用V−RAM2
0、後述する制御プログラムなどを格納するROM2
1、データの一時記憶用D−RAM22、漢字ROM2
3、イグニッションオフ時に現在位置などの情報を記憶
する電池バックアップのRAM24が接続される。
【0009】図4,図5は、ROM21に格納されたC
PU1の制御プログラム例を示すフローチャートであ
り、これらのフローチャートにより実施例の動作を説明
する。図4のステップS1において、キー8で設定され
た現在地,目的地,地図の縮尺などの初期設定値を読み
込む。なお車両の現在位置は、上述したGPSにより検
出されるので必ずしも初期設定する必要はないが、GP
Sシステムが使用できないような場合に手動で設定す
る。ステップS2で、設定された現在位置周辺の道路地
図をCD−ROM16から読み込み、D−RAM22へ
記憶する。なおこの時、読み込む道路地図の範囲は車両
の現在位置を中心としたAkm四方とする。次にステッ
プS3で、図6に示すように、読み込まれたAkm四方
の道路地図から初期設定された縮尺に応じてCRT18
に表示する範囲を設定し、グラフィックコントローラ1
9を介してCRT18に表示させる。この表示範囲をB
km四方とする。
【0010】ステップS4で、設定されたBkm四方の
表示範囲の天地左右の枠30a〜30d(以下、表示枠
と呼ぶ)と主要道路との交点を演算する。この演算方法
は公知であるが、概要を説明する。CD−ROM16に
記憶されている道路地図は、すべて所定の場所を原点と
する座標を有した点の集合として記憶される。すなわ
ち、道路は、微小部分ごとに直線近似して各直線の始終
点座標が記憶されており、再生時にこれらの始終点を直
線でつないでいくと元の道路が再生される。従って、各
道路と表示枠との交点は、座標上の道路を構成する直線
と表示枠を構成する直線との交点として容易に求められ
る。算出された交点の座標および道路番号は、D−RA
M22へ記憶する。なお、交点を演算する対象の主要道
路は、高速道路,自動車専用道路,国道,主要地方道な
どである。
【0011】次にステップS5で、図7に示す行き先名
検索サブルーチンを実行して、交点が求められた主要道
路の行き先名を検索する。図7のステップS21で、先
に交点を求めた主要道路の道路番号をD−RAM22か
ら読み出す。この道路番号は、例えば国道20号であれ
ば道路番号を20として予めCD−ROM16に記憶さ
れている。続くステップS22で、表示枠から所定距離
だけ表示範囲外へ離れた位置にある道路上の点Oの座標
を算出する。この所定距離は、縮尺2万5千分の1相当
の表示地図に対しては例えば1kmとし、縮尺を大きく
して広い範囲を表示する時は距離を長くし、反対に縮尺
を小さくして狭い範囲を表示する時は距離を短くする。
ステップS23で、点Oを中心とした所定の半径の円内
にある行政界の代表点を求める。ここで、行政界とは、
道,都,府,県,市,町,村,郡,区などの行政区分上
の境界であり、その代表点とは、その行政界の中心地、
例えば県界であれば県庁所在地である。これら行政界お
よびその代表点は、道路地図データとして予めCD−R
OM16に記憶されている。なお代表点は、地図上の位
置座標が記憶され、行政界は、上述した道路データの記
憶方法と同様に微小部分ごとに直線近似して各直線の始
終点座標が記憶される。なお、代表点を求める場合の点
Oを中心とする半径も、通常の表示地図の縮尺に対して
は例えば1kmとし、縮尺を大きくして広い範囲を表示
する時は距離を長くし、反対に縮尺を小さくして狭い範
囲を表示する時は距離を短くする。
【0012】ステップS24で、求められた行政界の代
表点と点Oとをともに包含する行政界を求める。つま
り、図8,図9に示すように、点Oから求められた行政
界の代表点A〜Dへ直線を引いた時に、その直線と行政
界との交点が存在しない場合、またはこの交点が偶数個
存在する場合の行政界が求める行政界である。図8の例
では、行政界31と直線OAとの交点は存在せず、一
方、行政界32と直線OBとの交点は1個存在する。従
って、行政界31が代表点Aと点Oとを包含する求める
行政界である。図9の例では、行政界33と直線OCと
の交点は2個存在し、一方、行政界34と直線ODとの
交点は1個存在する。従って、行政界33が代表点Cと
点Oとを包含する求める行政界である。ただし、図10
に示すように、行政界35の近似直線の始点36(また
は終点)が、その行政界35の代表点Eと点Oとを結ぶ
直線OEとの交点になることがある。このような点36
を特異点と呼び、特異点36は点Oと代表点Eとを結ぶ
直線OEと行政界35との交点としてカウントしない。
従って、図10の例では、交点がないことになり、行政
界35が求める行政界である。
【0013】なお、行政界上に存在する特異点は予めC
D−ROM16に地図データとして記憶してもよい。ま
た、上記条件を満たす行政界が複数個存在する場合があ
る。例えば、千葉市と千葉県の場合である。千葉市の行
政界は千葉県の行政界に包含され、いずれも代表点は千
葉市内のほぼ同じ場所に県庁と市庁が存在する。このよ
うな場合は、道路地図の縮尺から判断する。すなわち、
縮尺が大きく広い範囲の道路地図を表示する時は、千葉
県の行政界を求める行政界とし、縮尺が小さく狭い範囲
の道路地図を表示する時は、千葉市の行政界を求める行
政界とする。
【0014】次にステップS25で、D−RAM22に
記憶されている道路地図データを検索して求められた行
政界の地名を読み出し、図4のステップS4で算出され
た主要道路と表示枠30a〜30dとの交点データと対
応づけてD−RAM22へ記憶する。これらの行政界の
地名が対応する道路の行き先名である。その後、図4の
ステップS6へリターンする。なお、道路の行き先名を
求める過程で、点Oを中心とした所定の半径内に代表点
が1つもない場合や、道路番号に従って検索している時
にその道路が途中で途切れてしまった場合など、道路の
行き先名が求められないことがあるが、ここではすべて
の道路の行き先名が求められなくてもよいものとする。
また、行き先を求める途中、道路が同じ道路番号のまま
分岐した場合、2つの地名を求める必要があるが、この
場合どちらか一方を別の採択基準(例えば道路幅の広い
方)採用するか、あるいはそのような分岐が検出された
時点で追跡を中止する。
【0015】次に、図4のステップS6で、求められた
道路の行き先名をCRT18の表示枠に沿って表示する
ため、行き先名の配置を次のようにして決定する。ま
ず、D−RAM22に記憶されている交点データを読み
出し、各交点の座標からその交点が図6に示す左右の表
示枠30a,30b上の交点か天地の表示枠30c,3
0d上の交点かを判断する。そして、図12に示すよう
に、左右の表示枠30a,30b上の交点の場合は、そ
の交点と対応づけて記憶されている道路の行き先名を縦
並び配列にデータ変換し、表示枠30aまたは表示枠3
0bの内側の交点付近に配置する。一方、天地の表示枠
30c,30d上の交点の場合は、その交点と対応づけ
て記憶されている道路の行き先名を横並び配列にデータ
変換し、表示枠30cまたは表示枠30dの内側の交点
付近に配置する。つまり、各行き先名データのCRT1
8の表示画面上における座標を決定する。
【0016】この時、表示枠上で交点が近接している
と、道路の行き先名が重なるおそれがある。この重なり
があるか否かの確認は、表示画面上に設定された座標に
おいて、行き先名が占有する座標領域が他の行き先名の
占有する領域と重なるか否かを判断すればよい。なお、
表示画面座標上で領域の重なりを計算する方法は複雑で
処理時間を要するので、次のような簡易的な方法により
行き先名の重なりを判断してもよい。すなわち、図11
に示すように、表示枠30a〜30dの内側に所定の幅
の行き先名表示領域を設け、適当な大きさに分割して各
分割領域に0,1,2,・・・と領域番号をつける。そ
して、優先度の高い道路の行き先名から順に対応する分
割領域を割り付けていく。その時、同一の分割領域に複
数の行き先名を割り付けないようにすれば、簡単に行き
先名の重なりを防止できる。ただしこの方法では、2つ
の分割領域をまたいで行き先名を割り付けることができ
ないので、行き先名の配置に制約があるが、実用上は問
題ない。行き先名の重なりがある場合は、優先度の高い
行き先名だけを配置する。ここで、行き先名の優先度と
は、例えば都市の大きさの順などにより決定され、予め
道路地図データとしてCD−ROM16に記憶されてい
る。
【0017】ステップS7で、すでにCRT18に表示
されている道路地図上に、配置された道路の行き先名を
重ねて表示する。次に図5のステップS8で、CRT1
8の表示地図上に検出された車両の現在位置を重ねて表
示する。ステップS9で、上述したように、車両の現在
位置を演算し、続くステップS10で、車両が移動した
か否かを判別する。車両が移動したらステップS11へ
進み、車両の移動距離から道路地図データをCD−RO
M16から読み込む必要があるか否かを判別し、読み込
みの必要があれば図4のステップS2へ戻り、そうでな
ければ図4のステップS3へ戻る。CPU1は、以上の
処理を繰り返し、車両の移動にともなう表示道路地図の
更新と、その地図上に各道路の行き先名を検出して表示
する。図12は、主要道路の行き先名として行政界の地
名を表示した実施例装置の表示例を示す図である。
【0018】このように、CRT18の表示枠と交差す
る道路を抽出し、それらの道路の行き先名としてその道
路が到達する行政界の地名を道路地図データから検索
し、それらの行き先地名を車両周辺の道路地図上に対応
づけて表示するようにしたので、車両の走行中に特別な
操作をせずに、道路の行き先地名が表示され、より乗員
を安全確実に誘導できる。また、道路の行き先地名は、
CRTの表示枠に沿って表示枠と同じ方向に文字を配列
するようにしたので、道路地図の表示画面が見やすくな
る。
【0019】上記実施例では、表示道路地図上の主要道
路の行き先名を検出して表示する例を示したが、郊外を
走行する場合には、主要道路がないか、あるいは少ない
場合がある。そのような場合は、さらに下の階層の道
路、例えば地方道や全道路の行き先名を検出して表示し
てもよい。
【0020】上記実施例では、道路の行き先の行政界の
地名を検出して表示するようにしたが、主要な施設を検
出してその名称を表示するようにしてもよい。例えば、
鉄道の駅,ホテル,病院,体育館,学校,競技場,ホー
ル,ゴルフ場,ガソリンスタンド,コンビニエンススト
アなどの施設の名称,座標などのデータを道路地図デー
タとして予め記憶しておく。そして、主要道路と表示枠
との交点から所定距離だけ表示範囲外の離れた点Pの座
標を求め、道路地図データを検索して点Pを中心とした
所定の半径の円内に存在する施設を抽出する。施設が複
数存在する場合は、各施設から点Pまでの距離を算出
し、距離が最も近いものを選択する。このようにして選
択された施設名を道路地図データから読み出し、上記実
施例と同様に表示道路地図上の表示枠に沿って表示す
る。道路の行き先名として主要施設名を表示した実施例
装置の表示例を図13に示す。なお、道路の行き先名と
して行政界の地名を表示するか、または道路周辺の施設
名を表示するかを表示地図の縮尺に応じて選択するよう
にしてもよい。すなわち、縮尺が大きく広い範囲の道路
地図を表示する場合は、道路の行き先名に行政界の地名
を表示し、反対に縮尺が小さく狭い範囲の道路地図を表
示する場合は、道路の行き先名にその道路の周辺に存在
する施設名を表示する。
【0021】上記実施例では、車両の進行方向に関わら
ず主要道路の行き先名を表示するようにしたが、方位セ
ンサ3から得られる車両の進行方向に基づいて、進行方
向に沿った側の道路の行き先名だけを検出して表示する
ようにしてもよいし、現在走行中の道路の進行方向の行
き先名だけを検出して表示してもよい。このようにすれ
ば、表示される行き先名の数が少なくなり、表示地図が
見やすくなる。
【0022】上実施例では、行き先名が重なり合う場
合、優先度が高い行き先名だけを表示するようにした
が、重なり合わないように行き先名をずらして表示して
もよい。すなわち、重なり合う行き先名の文字数以上に
互いに行き先名をずらして表示する。なお、重なりを避
けるために互いの行き先名をずらした時に、対応する道
路とその道路の行き先名とが大きくずれて対応関係が不
明確になる場合は、上記実施例と同様に優先度の高い行
き先名だけを表示する。
【0023】なお、天地左右の各表示枠に配置する道路
の行き先名の個数に制限を設けてもよい。例えば、表示
枠と交差する道路の中で、行き先名を表示する道路を各
表示枠ごとに1個とすれば、天地左右の各表示枠に沿っ
て道路の行き先名が1個ずつ表示されるので、表示画面
がすっきりして見やすくなるとともに、これらの天地左
右の道路の行き先名から、車両の現在位置とまわりの地
域との関係が分かりやすくなる。
【0024】また、道路の行き先名の文字を道路地図上
の他の文字と異なる文字種類または文字サイズ、あるい
は文字色で表示し、乗員が混乱しないように明確に区別
してもよい。
【0025】さらに、縮尺が大きな地図、例えば中部地
方全域を網羅した地図を表示する場合は、一般に中部地
方の先の関東地方,近畿地方,北陸地方などの行き先名
は必要でない。従って、表示された道路地図の縮尺を検
出し、所定の縮尺より大きければ道路の行き先名を表示
しないようにしてもよい。
【0026】上記実施例では、1次記憶媒体にCD−R
OMを用いて広い範囲の道路地図を記憶し、その中から
CRTの表示枠より大きい範囲の道路地図を読み出して
2次記憶媒体のD−RAMに記憶し、さらにこのD−R
AMに記憶された道路地図から表示枠範囲の道路地図を
読み出してCRTに表示するようにしたが、2次記憶媒
体に記憶容量の大きなRAMもしくはD−RAMを用い
て広い範囲の道路地図を記憶し、1次記憶媒体を省略し
てもよい。また、1次記憶媒体はCD−ROMに限定さ
れなく、ICカードでもよい。
【0027】以上の実施例の構成において、D−RAM
22が地図記憶手段を、CPU1が道路抽出手段,行き
先名検索手段および表示制御手段を、CRT18が表示
手段をそれぞれ構成する。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように請求項1の発明によ
れば、表示手段の表示枠と交差する道路を抽出し、これ
らの道路の行き先名を地図記憶手段に記憶されている道
路地図に基づいて検索し、表示手段に表示される道路地
図と対応づけてこれらの道路の行き先名を表示するよう
にしたので、車両の走行中に特別な操作をせずに、道路
の行き先名が表示され、安全確実に乗員を誘導できる。
また請求項2では、道路の行き先名としてその道路が到
達する行政領域の地名を表示し、さらに請求項3では、
道路の行き先名としてその道路の行き先周辺の施設の名
称を表示するようにしたものであり、請求項1と同様な
効果を有する。請求項4の発明によれば、道路の行き先
名をCRTの表示枠に沿って表示枠と同じ方向に文字を
配列するようにしたので、道路地図の表示が見やすくな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】クレーム対応図。
【図2】一実施例の構成を示すブロック図。
【図3】一実施例の構成を示すブロック図。
【図4】表示制御プログラム例を示すフローチャート。
【図5】表示制御プログラム例を示すフローチャート。
【図6】1次記憶媒体のCD−ROMに記憶される道路
地図から2次記憶媒体のD−RAMに読み出される道路
地図の範囲と、CRTに表示される道路地図の範囲とを
示す図。
【図7】行き先名検索サブルーチンを示すフローチャー
ト。
【図8】道路の行き先の行政界を判定する方法を説明す
る図。
【図9】道路の行き先の行政界を判定する方法を説明す
る図。
【図10】道路の行き先の行政界を判定する方法を説明
する図。
【図11】道路の行き先名の文字の重なりを検出する他
の検出法を説明する図。
【図12】道路の行き先名として行政領域の地名を表示
した表示例を示す図。
【図13】道路の行き先名として施設名を表示した表示
例を示す図。
【符号の説明】
1 CPU 2 システムバス 3 方位センサ 4 増幅器 5 A/D変換器 6,9 I/Oコントローラ 7 距離センサ 8 キー 10 スピーカ 11 サウンドジェネレータ 12 GPSレシーバ 13 拡張I/O 14 受信機 15 アンテナ 16 CD−ROM 17 SCSIコントローラ 18 CRT 19 グラフィックコントローラ 20 V−RAM 21 ROM 22 D−RAM 23 漢字ROM 24 バックアップRAM 30a〜30d 表示枠 31〜35 行政界 36 特異点 100 地図記憶手段 101 表示手段 102 道路抽出手段 103 行き先名検索手段 104,104A 表示制御手段

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】道路地図を記憶する地図記憶手段と、 この地図記憶手段に記憶されている道路地図の一部を所
    定の表示枠内に表示する表示手段とを備えた車両用ナビ
    ゲーション装置において、 前記表示手段に表示される道路の中で前記表示枠と交差
    する道路を抽出する道路抽出手段と、 前記地図記憶手段に記憶されている道路地図に基づい
    て、前記道路抽出手段で抽出された道路の前記表示枠外
    の行き先名を検索する行き先名検索手段と、 この行き先名検索手段で検索された前記道路の行き先名
    を、前記表示手段に表示される前記道路地図と対応づけ
    て表示させる表示制御手段とを備えることを特徴とする
    車両用ナビゲーション装置。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の車両用ナビゲーション装
    置において、 前記行き先名検索手段で検索される前記道路の行き先名
    は、その道路が到達する行政領域の地名であることを特
    徴とする車両用ナビゲーション装置。
  3. 【請求項3】請求項1に記載の車両用ナビゲーション装
    置において、 前記行き先名検索手段で検索される前記道路の行き先名
    は、その道路の行き先周辺に存在する施設の名称である
    ことを特徴とする車両用ナビゲーション装置。
  4. 【請求項4】請求項1〜請求項3のいずれかの請求項に
    記載の車両用ナビゲーション装置において、 前記表示制御手段は、前記表示枠の中の天または地側の
    表示枠と交差する道路に対しては、それらの天または地
    側の表示枠に沿ってその道路の行き先名を横並びに表示
    させ、前記表示枠の中の左または右側の表示枠と交差す
    る道路に対しては、それらの左または右側の表示枠に沿
    ってその道路の行き先名を縦並びに表示させることを特
    徴とする車両用ナビゲーション装置。
JP11490292A 1992-05-07 1992-05-07 車両用ナビゲーション装置 Expired - Lifetime JP3196970B2 (ja)

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