JPH0588615A - 車載用地図表示装置 - Google Patents

車載用地図表示装置

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JPH0588615A
JPH0588615A JP4055318A JP5531892A JPH0588615A JP H0588615 A JPH0588615 A JP H0588615A JP 4055318 A JP4055318 A JP 4055318A JP 5531892 A JP5531892 A JP 5531892A JP H0588615 A JPH0588615 A JP H0588615A
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Kazunori Takanabe
和則 高鍋
Masaki Yamamoto
雅基 山本
Kenzo Ito
健三 伊藤
Hiroshi Fujinami
弘 藤波
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NipponDenso Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 同一データの共通使用により地図表示に対す
る自由度を増すようにし、目的地と現在地の距離に応じ
た縮尺にて目的地と現在地を含む適切なる縮尺の地図表
示を行い、目的地に近づくにつれて地図の拡大表示を行
っていく。 【構成】 車両の現在地と設定された目的地との間の距
離に応じて表示すべき地図の縮尺を決定し、この縮尺及
び現在地と目的地に基づき、現在地及び目的地を含んだ
地図を表示させるための特定領域を絶対座標系において
特定し、少なくともその特定領域内に含まれる複数の地
図構成地点の地点座標を抽出し、さらにその抽出した各
地点座標を表示座標系の表示座標に座標変換する。この
座標変換された表示座標にて規定される表示座標系上の
複数の表示地点間を、ルート毎に連結線表示して複数の
ルートを形成し、この複数のルートにより特定領域の地
図、すなわち現在地及び目的地を含んだ地図を表示させ
る。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、現在地と目的地との関
係に基づいて地図表示を行う車載用地図表示装置に関す
る。 【0002】 【従来の技術】従来この種の装置として、特開昭57−
169785号、特開昭58−10781号、特開昭5
7−186111号などに示す地図表示装置があり、表
示手段における表示と1対1に対応した地図表示デー
タ、すなわちいわゆるパターン(イメージ)データを用
いて地図表示を行うようにしている。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の地図表示装置においては、上記したイメージデータ
を用いて地図表示を行っているため、予め用意した地図
以外の地図表示を行うことができず、例えば目的地と現
在地の関係にあった適切な領域の地図表示を行おうとし
てもそれが予め用意されていなければ表示できず、地図
表示の自由度という点でかなりの制約があった。 【0004】本発明は、上記問題に鑑みたもので、上記
従来技術に示すようなイメージデータによる一義的な地
図表示ではなく、同一データの共通使用により地図表示
に対する自由度を増すようにすることを共通の第1の目
的とする。 【0005】また、目的地と現在地の距離に応じた縮尺
にて目的地と現在地を含む適切なる縮尺の地図表示が行
えるようにすることを第2の目的とする。さらに、現在
地が目的地に対して所定距離内に入った時に地図の拡大
表示が行えるようにすることを第3の目的とする。 【0006】 【課題を解決するための手段】上記第1の目的を達成す
ることを共通の目的とし、上記第2の目的、第3の目的
を達成するため、本願発明は以下の手段を採用する。 【0007】まず上記第2の目的を達成するため、特許
請求の範囲第1項に記載の発明においては、ルートを形
成するための複数の構成地点間を連結線表示してルート
表示を行い、そのルートの複数の組合せにより地図表示
を行うようにした車載用地図表示装置であって、地図を
表示する表示手段と、前記ルートを形成するための前記
複数の構成地点の各々を、絶対座標系の点として規定す
る地点座標を記憶した記憶手段と、車両の現在地を検出
する現在地検出手段と、目的地を設定する目的地設定手
段と、前記現在地検出手段にて検出した現在地と前記目
的地設定手段にて設定した目的地との間の距離に応じて
表示すべき地図の縮尺を決定する縮尺決定手段と、この
縮尺決定手段にて決定した縮尺、前記現在地検出手段に
て検出した現在地及び前記目的地設定手段にて設定した
目的地に基づき、前記現在地及び目的地を含んで前記表
示手段に表示する地図に相当する、前記絶対座標系の中
の特定領域を特定し、少なくともその特定領域内に含ま
れる複数の前記地図構成地点の地点座標を前記記憶手段
から抽出し、前記表示手段に対して定めた表示座標系と
前記特定領域との関係から、前記抽出した各地点座標を
前記表示座標系の表示座標に座標変換し、この座標変換
された表示座標にて規定される前記表示座標系上の複数
の表示地点間を、前記ルート毎に前記表示手段に連結線
表示して複数のルートを形成し、この複数のルートによ
り前記特定領域の地図を前記表示手段に表示させる地図
表示制御手段とを備えたことを特徴としている。 【0008】また、上記第3の目的を達成するため、特
許請求の範囲第4項に記載の発明においては、ルートを
形成するための複数の構成地点間を連結線表示してルー
ト表示を行い、そのルートの複数の組合せにより地図表
示を行うようにした車載用地図表示装置であって、地図
を表示する表示手段と、前記ルートを形成するための前
記複数の構成地点の各々を、絶対座標系の点として規定
する地点座標を記憶した記憶手段と、車両の現在地を検
出する現在地検出手段と、前記現在地検出手段にて検出
した現在地が予め定めた目的地に対し所定距離内に入っ
た時に、表示すべき地図を拡大表示するための縮尺を決
定する縮尺決定手段と、この縮尺決定手段にて決定した
縮尺及び前記現在地検出手段にて検出した現在地に基づ
き、前記表示手段に拡大表示する地図に相当する、前記
絶対座標系の中の特定領域を特定し、少なくともその特
定領域内に含まれる複数の前記地図構成地点の地点座標
を前記記憶手段から抽出し、前記表示手段に対して定め
た表示座標系と前記特定領域との関係から、前記抽出し
た各地点座標を前記表示座標系の表示座標に座標変換
し、この座標変換された表示座標にて規定される前記表
示座標系上の複数の表示地点間を、前記ルート毎に前記
表示手段に連結線表示して複数のルートを形成し、この
複数のルートにより前記特定領域の地図を前記表示手段
に表示させる地図表示制御手段とを備えたことを特徴と
している。 【0009】 【作用】特許請求の範囲第1項に記載の発明において
は、車両の現在地が現在地検出手段にて検出され、目的
地が目的地設定手段により設定される。この車両の現在
地と目的地との間の距離に応じて表示すべき地図の縮尺
が縮尺決定手段にて決定される。地図表示制御手段は、
この縮尺及び上記現在地と目的地に基づき、現在地及び
目的地を含んだ地図を表示させるための特定領域を絶対
座標系において特定し、少なくともその特定領域内に含
まれる複数の地図構成地点の地点座標を記憶手段から抽
出し、さらにその抽出した各地点座標を表示座標系の表
示座標に座標変換する。この座標変換された表示座標に
て規定される表示座標系上の複数の表示地点間を、ルー
ト毎に表示手段に連結線表示して複数のルートを形成
し、この複数のルートにより特定領域の地図、すなわち
現在地及び目的地を含んだ地図を表示手段に表示させ
る。 【0010】特許請求の範囲第4項に記載の発明におい
ては、現在地検出手段にて検出された車両の現在地が予
め定めた目的地に対し所定距離内に入った時に、表示す
べき地図を拡大表示するための縮尺が縮尺決定手段によ
り決定される。地図表示制御手段は、この決定された縮
尺及び現在地検出手段にて検出した現在地に基づき、表
示手段に拡大表示する地図に相当する、絶対座標系の中
の特定領域を特定し、少なくともその特定領域内に含ま
れる複数の地図構成地点の地点座標を記憶手段から抽出
し、さらにその抽出した各地点座標を表示座標系の表示
座標に座標変換する。この座標変換された表示座標にて
規定される表示座標系上の複数の表示地点間を、ルート
毎に表示手段に連結線表示して複数のルートを形成し、
この複数のルートにより特定領域の地図、すなわち拡大
表示すべき地図を表示手段に表示させる。 【0011】 【実施例】以下に本発明を一実施例を挙げて図面と共に
説明する。図1は本実施例の全体構成を示すブロック図
である。図において、11は車両の進行方向を検出する
方位検出装置、12は車両の走行距離を検出する距離セ
ンサ、13は運転者等によって操作され少なくとも、車
両の現在地と目的地を設定することのできる指令装置、
14はCPU15,ROM16,RAM17,I/O回
路部18等からなる電子制御回路、19は電子制御回路
14からの信号を受け、ディスプレイ1に地図を表示さ
せる表示コントローラである。 【0012】ここで、方位検出装置11はリンク状のパ
ーマロイコア,励磁コイル及び互いに直交する2個のコ
イルを備え、この2つのコイルの出力電圧により車両進
行方向に応じた地磁気のX,Y成分を検出する方位セン
サと、方位センサより検出されたアナログ信号をデジタ
ル信号に変換するA/D変換器とを備え、車両進行方向
に応じた地磁気のX,Y成分のデジタル信号を出力する
ものである。 【0013】距離センサ12は、スピードメータケーブ
ルの回転、あるいはトランスミッションの出力軸の回転
を間接的にリードスイッチ,磁気感応素子、あるいは光
電変換素子等により車両の単位走行距離毎にパルス信号
を発生するものである。 【0014】地図データ記憶媒体2はROM(Read
Only Memory)パッケージからなる。地図
データ記憶媒体2に予め記憶された地図データのデータ
構成は、例えば図2に図示する如く、地方別地図データ
の識別信号であるヘッダー21と、主要な交差点等の地
点に関する地点情報列22と、国道等のルートに関する
ルート情報列23と、種々のサービスに関する記事情報
列24とからなる。 【0015】地点情報列22は図3に示すように愛知県
についての愛知県地点情報列25など当該地方に属する
県等の県地点情報列群を有し、県地点情報列群のうち例
えば愛知県地点情報列25は愛知県に属する名古屋市に
ついての名古屋市地点情報列26など当該県に属する市
等の市地点情報列群を有し、市地点情報列群のうち例え
ば名古屋市地点情報列26は名古屋市に属する主要な地
点についての地点情報27−1,27−2,…からなる
地点情報群を有し、各地点情報27−1,27−2は地
点番号,地点レベル,地点種別,当該地点の地球座標の
X成分,Y成分の情報からなる。この地球座標は特点地
点(例えば東京)を原点とする絶対座標系の地点座標を
意味する。なお、絶対座標系とは、緯度、経度で表され
る地球座標系のみに限らず、後述する表示座標系とは別
に2次元的に表された座標系を意味する。 【0016】ルート情報列23は図4に示すように♯1
ルート情報列28−1,♯2ルート情報列28−2,
…,♯Nルート情報列28−Nと、これらルート情報列
28−1,28−2,…,28−Nに1対1に対応する
ポインタ29−1,29−2,…,29−Nからなり、
各ルート情報列28−1,28−2,…,28−Nはル
ート番号,ルートレベル,ルート種別,当該ルートを形
成する地点についての地点番号群及びルート終了からな
る。 【0017】記事情報列24は図5に示すごとく交差点
名称情報列30−1,ルート名称情報列30−2,…,
目印名称情報列30−Mと、これら名称情報列30−
1,30−2,…,30−Mに1対1に対応するポイン
タ34−1,34−2,…,34−Mとからなり、交差
点名称情報列30−1は地点番号,名称レベル,交差点
名称の交差点情報31−1,31−2,…,からなる交
差点情報群を有し、ルート名称情報列30−2はルート
番号,名称レベル,ルート名称のルート情報32−1,
32−2,…からなるルート情報群を有し、また目印名
称情報列30−Mは地点番号,名称レベル,目印名称の
目印情報33−1,33−2,…からなる目印情報群を
有する。 【0018】ここで、上記ルート種別とは国道,高速道
路,一般道路,鉄道,海岸線など当該ルートの種類を表
わすものであり、上記地点種別とは、一般交差点,一般
道路の立体交差点,インターチェンジ,一般道路と高速
道路との交差点,一般道路と鉄道との交差点など当該地
点の種類を表わすものである。 【0019】電子制御回路15は、地図データ記憶媒体
2からの地図データ,方位検出装置11からの方位信
号,距離センサ12からのパルス信号,指令装置13か
らの指令信号等を受け、後述する如き処理を行い表示コ
ントローラ19に制御信号を送る。 【0020】表示コントローラ19は、電子制御回路1
4からの制御信号に応じてディスプレイ1に対する表示
コントロールを行い、ビデオ信号をディスプレイ1に出
力する。 【0021】ディスプレイ1は、例えば、ブラウン管,
液晶、あるいはLED等からなり、表示コントローラ1
9からのビデオ信号により表示画面上に図に示す如く、
道路地図,車両の現在地P、及び目的地Qが表示され
る。 【0022】次に、車両の現在地と目的地を設定するた
めの、指令装置13の操作手順の一例を図6と共に説明
する。イグニッションスイッチをオン操作した後、図の
ナビキー41を押すとディスプレイ1に所定数の県名が
表示される。乗員は、ディスプレイ1画面上の県名メニ
ューを見つつカーソルキー42又は43を操作し、車両
の現在地が属する県例えば愛知県の名称が所定の枠内に
表示されるようにする。 【0023】次にカーソルキー44を操作すると愛知県
に属する複数の市等の名称がディスプレイ1画面上に表
示される。乗員は、この市等の名称を見つつカーソルキ
ー42又は43を操作し、車両の現在地が属する市等の
名称例えば刈谷市の名称が上記所定の枠内に表示される
ようにする。 【0024】次にカーソルキー44を操作すると刈谷市
に属する複数の町等の名称がディスプレイ1画面上に表
示される。乗員は、この町等の名称を見つつカーソルキ
ー42又は43を操作し、車両の現在地が属する町等の
名称例えば昭和町の名称が上記所定の枠内に表示される
ようにする。そしてセットキー46を操作すると昭和町
全体の地図がディスプレイ1画面上に表示される。 【0025】このように指令装置13を操作することに
より、ディスプレイ1画面上には車両の現在地が属する
地図が表示される。そして、現在地キー47を操作し、
その後表示された地図を見つつカーソルキー42ないし
45のいずれかを操作し、現在地マークPを上記地図に
セットする。 【0026】目的地の認定も上述した如く車両の現在地
の設定と同様に、まず目的地が属する地図をディスプレ
イ1画面上に表示し、次に目的地キー48を操作し、そ
の後、カーソルキー42ないし45のいずれを操作し、
目的地マークQを表示地図上にセットする。 【0027】尚、車両の現在地あるいは目的地を設定す
るための地図は、上述の如く、町単位の地図でなくても
よく、市あるいは県の地図でもよい。即ち運転者等が車
両の現在地あるいは目的地を設定したい地図でよい。ま
たカーソルキー45は、カーソルキー44の動作とは、
逆に町等の名称から市等の名称へ、市等の名称から県の
名称へと、ディスプレイに表示される地点名称を大きな
単位に切り替えることができる。 【0028】次に図7に示す制御プログラムを表わすフ
ローチャートに沿って、本実施例の処理を説明する。図
に示す制御プログラムは、イグニッションスイッチがオ
ン操作され前述の如き指令装置13の操作によって車両
現在地と目的地が設定された後に処理が開始され、一定
周期毎(例えば100msec毎)に処理されるルーチ
ン100を表わす。 【0029】本ルーチン100の処理が開始されるとま
でステップ101にて方位検出装置11からの方位信号
が読み込まれ、続くステップ102にて車両の地磁気方
向に対する方位が演算される。 【0030】次にステップ103においては、距離セン
サ12からの距離信号が検出され、続くステップ104
にては前記ステップ102にて求められた車両の方位と
ステップ103にて検出された距離信号に基づき車両の
現在地が演算される。 【0031】即ち、本ルーチンの処理が開始される前に
設定された車両現在地(出発点)から移動した距離と方
位を求めることによって、車両の現在地が求められるの
である。 【0032】続くステップ105においては、本ルーチ
ンの処理が開始される前に、既に設定されている目的地
と、前記ステップ104にて求められた車両の現在地と
の離隔距離が演算される。 【0033】その後、ステップ106に処理が移り、前
記ステップ105にて求められた離隔距離に応じてディ
スプレイ1に表示される地図の縮尺bを求める。続くス
テップ107にては、前記ステップ106にて求められ
た地図の縮尺bが現在実際にディスプレイ1に表示され
ている地図の縮尺bと等しいか否かが判定され、等しく
ないと判定された場合には続くステップ108の処理に
移り、ディスプレイ1に縮尺bの地図を表示し本ルーチ
ン100の処理を終える。 【0034】一方ステップ107にて、実際に表示され
ている地図の縮尺aと前記ステップ106にて求められ
た地図の縮尺bが等しいと判定された場合には、そのま
ま本ルーチン100の処理を終え、ディスプレイ1には
現在表示されている縮尺aの地図が表示され続ける。 【0035】次に本ルーチン100のステップ106に
て行なわれる車両の現在地と目的地との離隔距離に応じ
た縮尺を求める処理を、図8を参照しつつ詳細に説明す
る。図8に示すフローチャートは、図7のステップ10
6にて行なわれる詳細な処理を表わす制御プログラムで
あり、まずステップ111にて図7のステップ105に
て求められた離隔距離Lが前回(100msec.前)
求められた離隔距離L(−1)以下であるか否か、即
ち、車両が目的地に向かって移動しているのか否かが判
定される。 【0036】この時点では車両が目的地に向かって移動
しているものとし説明を続けると、ステップ111にて
離隔距離Lが前回求められた離隔距離L(−1)以下で
あると判定され、続くステップ112にて離隔距離Lが
5Km以上であるか否かが判定される。 【0037】ステップ112にて離隔距離Lが5Km以
上であると判定された場合には、ステップ113に移行
し、離隔距離Lが20Km以上であるか否かが判定され
る。一方ステップ112にて離隔距離Lが5Km未満で
あると判定された場合には、ステップ114にて地図の
縮尺bが1/2.5万に設定され、図7に示すステップ
107の処理に移行する。 【0038】またステップ113にて離隔距離Lが20
Km以上であると判定された場合には図示しないステッ
プにて離隔距離Lが50Km以上であるか否かが判定さ
れ、ステップ113にて離隔距離Lが20Km未満であ
ると判定された場合にはステップ115にて地図の縮尺
bが1/5万に設定され、図7に示すステップ107の
処理に移行する。 【0039】この様に図7のステップ106において、
車両が目的地に向かって移動している場合には、表1に
示す如く例えば離隔距離Lが0Km以上、5Km未満の
場合には縮尺bを1/2.5万に、離隔距離Lが5Km
以上,20Km未満の場合には縮尺bを1/5万に、と
いう様に離隔距離Lに応じた縮尺bが求められることと
なる。 【0040】 【表1】 【0041】次に車両が目的地より遠ざかる場合につい
て説明すると、ステップ111にて離隔距離Lが前回求
められた離隔距離L(−1)より大きいと判定され、ス
テップ116にて離隔距離Lが6Km以上であるか否か
が判定される。 【0042】ステップ116にて離隔距離Lが6Km未
満であると判定された場合にはステップ114にて地図
の縮尺bが1/2.5万にされ、ステップ116にて離
隔距離Lが6Km以上であると判定された場合にはステ
ップ117にて離隔距離Lが24Km以上であるか否か
が判定される。 【0043】ステップ117にて離隔距離Lが24Km
未満であると判定された場合にはステップ115にて地
図の縮尺bが1/5万に設定され、ステップ117にて
離隔距離Lが24Km以上であると判定された場合には
図示しないステップにて離隔距離Lが60Km以上であ
るか否かが判定される。 【0044】この様に図7のステップ106において、
車両が目的地より遠ざかる場合には、表2に示す如く、
例えば離隔距離Lが0Km以上、6Km未満の場合には
縮尺bを1/2.5万に、離隔距離Lが6Km以上、2
4Km未満の場合には縮尺bを1/5万に、という様に
離隔距離Lに応じた縮尺bが求められることとなる。 【0045】 【表2】 【0046】上述した如く、車両が目的地に向かって移
動している場合には、地図の縮尺bに対して表1に示す
如き離隔距離Lの範囲が予め設定されており、一方、車
両が目的地より遠ざかる場合には、地図の縮尺bに対し
て表2に示す如き離隔距離Lの範囲が予め設定されてい
る。これは車両が目的地に向かって移動している際に
は、離隔距離Lが表1に示す如き設定範囲の下限値(以
下、拡大設定値という)未満となった場合に地図を拡大
し、車両が目的地より遠ざかる際には離隔距離Lが表2
に示す如き設定範囲の上限値(以下、縮小設定値とい
う)以上となった場合に地図を縮小するということであ
る。 【0047】ここで、前記表1と表2を比較すると明ら
かな様に、拡大設定値と縮小設定値が異なる値に設定さ
れているのは、仮に拡大設定値と縮小設定値を同一の値
に設定したとすると、離隔距離Lがその設定値付近の値
となる道路を車両が走行する際に、離隔距離Lが設定値
未満となるまで目的地に近づいたり、設定値以上となる
まで目的地から離れたりすると、その度毎に地図が拡大
・縮小されることとなり、運転者等にとって非常に見づ
らい地図表示を行うこととなる為である。 また、表3
に示す如く、地図の縮尺bに対応して地図データ記憶媒
体2の地図データにおけるレベル情報も予め定められて
おり、例えば縮尺bが1/100万の場合には、レベル
情報は「0」、縮尺bが1/50万の場合にはレベル情
報は「0」及び「1」となっている。これは、ディスプ
レイ1に表示される地図をどの程度まで詳しく表示する
かを予め設定していることとなり、縮尺が1/100万
の地図を表示する場合には「0」レベルの地点及びルー
トのみを表示し、縮尺が1/50万の地図を表示する場
合には、「0」レベルの地点及びルートを表示すると共
に「1」レベルの地点及びルートをも表示するというこ
とである。 【0048】 【表3】【0049】上述の如く地図の縮尺に対応したレベル情
報に基づきディスプレイ1に表示される地図は、図9乃
至図11に示す様な地図となる。図9は1/100万の
縮尺の地図が表示されているディスプレイの画像を表わ
し、「0」レベルの地点a1ないし地点a3とルートが
表示されている。また地点Qは目的地、地点P1は車両
の現在地を表わしている。 【0050】車両が地点P1から地点P2まで目的地に
向かって移動してきて、地点P2と目的地Qとの離隔距
離Lが500Km未満となると、前述した如く200K
m≦L<500Kmの場合には、地図の縮尺は1/50
万、レベル情報は「0」と「1」であるので、ディスプ
レイ1の画像は、図10に示す様な画像に切り換えられ
る。 【0051】図10の画像は、図9の地点P2と目的地
Qとの中点R1を中心としたAに示す部分が拡大された
ものである。また、地点a1は「0」レベルの地点を表
わし、地点b1ないし地点b2は「1」レベルの地点を
表わすと共に、表示されている道路も当然「0」レベル
と「1」レベルのルート情報によるものである。 【0052】次に車両が地点P2から地点P3まで移動
してきて、離隔距離Lが200Km未満となると、前記
同様に500Km≦L<200Kmの場合には地図の縮
尺は1/20万、レベル情報は「0」,「1」,「2」
であるので、ディスプレイ1の画像は、図11に示す様
な画像に切り換えられる。またこの場合も前記同様地点
P3と目的地Qとの中点R2を中心とした図10のBに
示す部分が拡大されるのである。 【0053】この様に、車両が目的地に近づくに従っ
て、ディスプレイ1に表示される地図は詳細に拡大され
るようになる。次に図7のステッフ108にて行われる
縮尺bの地図を表示する処理、即ち離隔距離に応じた縮
尺の地図をディスプレイ1に表示する処理を図12ない
し図14に示す制御プログラムを表わすフローチャート
に沿って詳しく説明する。 【0054】図12乃至図14に示すフローチャート
は、図7のステップ108の処理を詳細に表わした制御
プログラム(ルーチン200)であり、離隔距離Lに応
じた地図の縮尺bと現在、ディスプレイに表示されてい
る地図の縮尺aが異なる場合に処理が開始されるもので
ある。 【0055】本ルーチン200の処理が開始されると、
ステップ201にて地図データ記憶媒体2のルート情報
列23における先頭ポインタ29−1の内容が読み込ま
れ、続くステップ202にて全ポインタ29−1ないし
29−Nの内容が読み込まれたか否かが判定される。 【0056】この時点では、先頭ポインタ29−1の内
容が読み込まれた直後であるので「NO」と判定され、
ステップ203に移行する。ステップ203において
は、♯iポインタ(この時点では先頭ポインタ29−
1)が指示する♯iルート情報列(この時点では♯1ル
ート情報列28−1)のルートレベル情報が読み込ま
れ、続くステップ204にてこのルートレベル情報が縮
尺bに対して設定されたレベルであるか否かが判定され
る。即ちルートレベル情報が表3に示す如く縮尺bに対
する設定レベル情報であるか否かが判定される。 【0057】ステップ204にてルートレベル情報が設
定レベル情報でないと判定された場合、♯iルート(♯
1ルート)は地図表示する必要がないのでステップ20
5に移行し、ポインタの更新、即ち次のポインタ(♯2
ポインタ29−2)の内容が読み込まれ、ステップ20
2の処理に戻る。 【0058】一方、ルートレベル情報が設定レベル情報
であると判定された場合、♯iルート(♯1ルート)は
地図表示すべきルートとなり、ステップ206にて、♯
iルート情報列(♯1ルート情報列28−1)のルート
種別情報が読み込まれる。 【0059】次にステップ207においては、♯iルー
ト情報列(♯1ルート情報列28−1)の地点番号情報
(この時点では先頭の地点番号情報)が読み込まれ、続
くステップ208にて♯iルート情報列(♯1ルート情
報列28−1)のルート終了情報が読み込まれたか否か
が判定される。 【0060】この時点では先頭の地点番号情報が読み込
まれた直後であることから判定結果は「NO」となり、
図13のステップ209に移行する。ステップ209に
ては、ステップ207にて読み込まれた地点番号(先頭
地点番号)に与えられた地点レベル情報を読み出し、前
記ルートレベル情報と同様に、この地点レベル情報が縮
尺bに対して設定されたレベルであるか否かが判定され
る。 【0061】ステップ209にて地点レベル情報が設定
レベル情報でないと判定された場合、この地点は地図表
示する必要がないことから、ステップ207に戻り、♯
iルート情報列(♯1ルート情報列28−1)における
次の地点番号が読み込まれる。 【0062】一方、地点レベル情報が設定レベル情報で
あると判定された場合、この地点は地図表示すべき地点
となり、続くステップ210に移行し、この地点が♯i
ルート情報列(♯1ルート情報列28−1)において最
初に抽出された地点番号か否かが判定される。 【0063】この時点においては最初の地点番号である
ことから、ステップ210にて「YES」と判定され、
続くステップ211にてこの地点の地球座標X成分が読
み込まれ、ステップ212にて同じく地球座標のY成分
が読み込まれる。 【0064】次のステップ213にては、前記ステップ
211,ステップ212にて読み込まれた、この地点の
地球座標点(X,Y)がディスプレイ1の表示座標点
(X1,Y1)に変換され、続くステップ214にて、
表示座標点(X1,Y1)が属する領域Aが求められ
る。 【0065】前記ステップ213においては、まず図1
5に示すディスプレイ1の表示座標系における原点
(0,0)と1対1に対応する図16に示す地球座標系
の(MPOS,BPOS)で表わす地球座標点を求め、
次にその地球座標点(MPOS,BPOS)を基に今対
象となっている地点の地球座標点(LPOS,APO
S)を表示座標系の点(X1,Y1)に座標変換する処
理が行われており、地球座標点(MPOS,BPOS)
は次のようにして求められる。 【0066】まず、図17に示すディスプレイに表示さ
れる地図の中心を地球座標系における地球座標点(MA
PCENX,MAPCENY)として求める。これは前
述した様に車両現在地と目的地との中点の地球座標点を
求めることとなり、図18に示すように車両現在地Pの
地球座標点を(NPOS,CPOS)とし、目的地Qの
地球座標点を(OPOS,DPOS)とすると、中点R
の地球座標点(MAPCENX,MAPCENY)は次
式により求められる。 【0067】 MAPCENX=(NPOS+OPOS)/2 MAPCENY=(CPOS+DPOS)/2 次にこの座標情報MAPCENX,MAPCENYと、
図17に示すディスプレイ1の地図表示画面のドット数
x,yと、縮尺bに応じて定まる単位経度当りのドット
数LDOT,単位緯度当りのドット数ADOTとをパラ
メータとする式 MPOS=MAPCENX−y/LDOT BPOS=MAPCENY+x/ADOT により地球座標点(MPOS,BPOS)が求められ、
表示座標点(X1,Y1)は次の式 X1=(LPOS−MPOS)×LDOT Y1=(BPOS−APOS)×ADOT により求められる。 【0068】一方ステップ214による表示座標の属す
る領域Aは、上述した如き、ステップ213の座標変換
処理により求められた表示座標点(X1,Y1)が図1
9に示す如く分割された領域0ないしVIIIのうちい
ずれの領域に属するかを判断することにより行われる。
尚、この図19の斜線で表わされた領域IVは、図15
の斜線領域に対応しており、これはディスプレイ1に表
示される地図の領域を表わしている。 【0069】上述の如きステップ114にて表示座標点
(X1,Y1)が属する領域Aが求まると、次にステッ
プ207に戻り♯iルート情報列(♯1ルート情報列2
8−1)の次の地点番号が読み込まれ、ステップ208
にてルート終了か否かが判定され、ルート終了ではない
と判定されると、ステップ209にてこの地点番号が設
定レベルか否かが判定される。ステップ209にてこの
地点番号レベルが設定レベルではない場合には、ステッ
プ207に戻り、一方設定レベルであると判定された場
合には、続くステップ210にてこの地点番号が♯iル
ート情報列(♯1ルート情報列28−1)において最初
に抽出された地点番号であるか否かが判定される。 【0070】この時点においては、既に最初の地点番号
が抽出された後であることから、この判定結果は、「N
O」となり、続くステップ215ないしステップ218
の処理が順次実行される。 【0071】ここでステップ215ないしステップ21
8の処理は前記ステップ211ないしステップ214の
処理と同様な処理が行われ、この地点番号(♯j 地点番
号)の地球座標点(X,Y)を表示座標点(X2,Y
2)に変換すると共に、表示座標点(X2,Y2)が属
する領域Bを求める。 【0072】次にステップ219においては、既に求め
られている表示座標点(X1,Y1)と、今求められた
表示座標点(X2,Y2)との連結表示を行うべきか否
か、即ち表示座標点(X1,Y1)の属する領域Aと、
表示座標点(X2,Y2)の属する領域Bとが特定の関
係を有するか否かが判断される。 【0073】ここでこの判断処理は、図19及び図20
に示す如く、例えば表示座標点(X1,Y1)が第0領
域に属し、かつ他の表示座標点(X2,Y2)が第0,
I,II,III,VI領域のいずれかに属している場
合には特定の関係を有していない(図20に示す×印)
ものと判断され、表示座標点(X1,Y1)が第0領域
に属し、かつ他の表示座標点(X2,Y2)が第IV,
V,VI,VII領域のいずれかに属している場合に
は、特定の関係を有している(図20に示す〇印)もの
と判断される。その他の組み合わせについては図20に
示す通りである。 【0074】次にステップ219において領域Aと、領
域Bが特定の関係を有していないと判断された場合に
は、ステップ220に移行し、領域Aを領域Bとする領
域の更新を行う処理がなされ、続くステップ221にて
表示座標点(X2,Y2)を表示座標点(X1,Y1)
とする座標の更新を行う処理がなされ、ステップ207
に戻る。 【0075】一方ステップ219において領域Aと領域
Bが特定の関係を有すると判定された場合にはステップ
222に移行し、表示座標点(X1,Y1)と、他の表
示座標点(X2,Y2)との連結線をルート種別に応じ
表示画面上に表示する処理が行われる。即ち、例えば♯
iルート(♯1ルート)が国道である場合には、他のル
ートに比べ輝度を高めてルート表示を行うようにする。
そして続くステップ220及びステップ221にて領域
更新処理及び座標更新処理が行われ、ステップ207に
移行する。 【0076】以後、♯iルート(♯1ルート)のルート
終了が読み出されるまで、ステップ207,208,2
09からなるルート、又はステップ207,208,2
09とステップ210,215ないし222(場合によ
っては222を除く。)とからなるルートのいずれかが
選択実行され、♯iルート(♯1ルート)についてのル
ート表示が行われてゆく。 【0077】そして♯iルート(♯1ルート)のルート
終了が読み出されると、ステップ208の判定結果が
「YES」に反転することから次にステップ205が実
行され、ポインタの更新処理が行われ、次のルート(♯
2ルート)についての処理が上記♯1ルートの処理と同
様に行われる。 【0078】以後各ルート情報列について上記と同様の
処理が順次実行され、♯Nルート情報列28−Nについ
ての処理が終了すると、ステップ202により全ポイン
タの内容が読み出されたことが判断され、本ルーチン2
00の処理、即ち図7のステップ108の処理が完了す
ることとなる。 【0079】以上の如く、本実施例の図7,図8,図1
2ないし図14に示す制御プログラムは、まず運転者等
が指令装置を操作し、出発点となる車両の現在地と目的
地を設定することにより処理が開始され、方位検出装置
11と距離センサ12からの信号に基づき車両の走行に
応じて変化する車両の現在地が演算され、その車両の現
在地と目的地との離隔距離に基づき予め設定されている
地図の縮尺bが求められ、縮尺bと現在実際にディスプ
レイ1に表示されている地図の縮尺aとが異なる場合に
は、ディスプレイ1に表示される地図を縮尺bの地図に
変更する処理を行うこととなる。またこの縮尺bの地図
の表示は、地図データ記憶媒体2の各ルート情報列のう
ちから縮尺bに対応した設定レベルを有するルートであ
り、そのルートのうち設定レベルを有する地点を抽出
し、その地点についての座標変換を行い隣接する2つの
地点が特定の関係を有する場合には、ルート種別に応じ
た輝度で2地点間の連結表示を行うことによって行われ
る。 【0080】上述の如く本実施例においては、車両の現
在地と目的地の離隔距離に応じて地図の拡大,縮小が自
動的に行われるため、車両の現在地と目的地との位置関
係がわかり易く、運転者等にとって利用し易い車両走行
案内となる。 【0081】上記実施例において地図データ記憶媒体2
はROMパッケージからなるものとしたが、CD−RO
M、フロッピーディスク,磁気テープあるいはパンチカ
ード等を使用してもよい。尚、この場合には地図データ
を読み取るための読み取り装置が必要となる。 【0082】また車両の現在地及び目的地を指定するた
めの指令方法としては、地点名称あるいは地点番号を指
定する方法としてもよい。更に上述の実施例において
は、車両の現在地と目的地の中点をディスプレイに表示
される地図の中心として表示地図の変更を行っている
が、地図の中心としては車両の現在地と目的地とを結ぶ
線上のどの地点でもよく、車両の現在地を中心としても
よい。またその場合に、車両の現在地と目的地が遠く離
れており、比較的広範囲な地図を表示する場合には、目
的地を含まない地図を表示し、目的地に近づき例えば1
/5万の縮尺となった際に目的地を含む地図を表示する
ようにしてもよい。 【0083】次に車両の現在地を表紙地図の中心とし、
車両が目的地に近づくまでは目的地を含まない地図とす
る場合のディスプレイに表示される地図を図21,図2
2を用いて説明する。図21は離隔距離Lに対する縮尺
が1/20万で、目的地を含まない地図を表わしてい
る。図においてP´1は車両の現在地を表わし、Qは目
的地を表わしているが、目的地Qは表示地図には含まれ
ないため、ディスプレイの画面の端部に表示され目的地
の方位がわかることとなる。そして車両が目的地に向か
ってP´2まで移動し、1/5万の縮尺の地図が表示さ
れると、図22に示す如き地図となり、目的地Qを含む
地図が表示されることとなる。この場合にも前述実施例
と同様の効果を得ることができる。 【0084】なお、上記実施例において、特許請求の範
囲に記載した構成とを対比して説明すると、ディスプレ
イ1が地図を表示する表示手段に相当し、地図データ記
憶媒体2が記憶手段に相当する。また、方位検出装置1
1、距離センサ12及び図7のステップ104の演算処
理が現在地検出手段に相当し、指令装置13による目的
地設定が目的地設定手段に相当する。また、図5のステ
ップ105、106が縮尺決定手段に相当し、図12な
いし図13に示す演算処置が地図表示制御手段に相当す
る。 【0085】 【発明の効果】本願発明においては、地図を構成する構
成地点を絶対座標系の中の点として規定し、その絶対座
標系の中の特定領域を特定してその領域内に含まれる構
成地点に基づき表示座標に変換して所望の地図表示をす
るようにしているから、地図を構成する構成地点の地点
座標を所望の地図表示に対して共通使用することができ
るという優れた効果がある。 【0086】さらに、特許請求の範囲第1項に記載の発
明においては、目的地と現在地の距離に応じた縮尺にて
目的地と現在地を含む適切なる縮尺の地図表示を行うこ
とができるという優れた効果がある。 【0087】さらに、特許請求の範囲第4項に記載の発
明においては、現在地が目的地に対して所定距離内に入
った時に地図の拡大表示を行うことができるという優れ
た効果がある。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の一実施例の全体構成を表すブロック図
である。 【図2】地図データ記憶媒体2に格納されたデータ構成
を表す構成図である。 【図3】図2における地点情報列22のデータ構成を表
す構成図である。 【図4】図2におけるルート情報列23のデータ構成を
表す構成図である。 【図5】図2における記事情報列24のデータ構成を表
す構成図である。 【図6】指令装置13の主要なキーの配列図である。 【図7】電子制御回路における全体の制御プログラムを
示すフローチャートである。 【図8】図5におけるステップ106の詳細演算処理を
示すフローチャートである。 【図9】ディスプレイに表示される表示パターンー図で
ある。 【図10】ディスプレイに表示される表示パターンー図
である。 【図11】ディスプレイに表示される表示パターンー図
である。 【図12】図5におけるステップ108の演算処理を示
すフローチャートである。 【図13】図5におけるステップ108の演算処理を示
すフローチャートである。 【図14】図5におけるステップ108の演算処理を示
すフローチャートである。 【図15】表示座標系を説明する説明図である。 【図16】地球座標系を説明する説明図である。 【図17】表示座標系と地球座標系の関係を説明する説
明図である。 【図18】表示すべき領域の中点を説明するための説明
図である。 【図19】表示座標の属する領域をを説明する説明図で
ある。 【図20】連結線が表示すべきものに該当するか否かを
判断するための関係図である。 【図21】他の実施例によりディスプレイにより表示さ
れる表示パターン図である。 【図22】他の実施例によりディスプレイにより表示さ
れる表示パターン図である。 【符号の説明】 1 ディスプレイ 2 地図データ記憶媒体 11 方位検出装置 12 距離センサ 13 指令装置 14 電子制御回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 藤波 弘 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 日本電 装株式会社内

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (1) ルートを形成するための複数の構成地点間を連
    結線表示してルート表示を行い、そのルートの複数の組
    合せにより地図表示を行うようにした車載用地図表示装
    置であって、 地図を表示する表示手段と、 前記ルートを形成するための前記複数の構成地点の各々
    を、絶対座標系の点として規定する地点座標を記憶した
    記憶手段と、 車両の現在地を検出する現在地検出手段と、 目的地を設定する目的地設定手段と、 前記現在地検出手段にて検出した現在地と前記目的地設
    定手段にて設定した目的地との間の距離に応じて表示す
    べき地図の縮尺を決定する縮尺決定手段と、 この縮尺決定手段にて決定した縮尺、前記現在地検出手
    段にて検出した現在地及び前記目的地設定手段にて設定
    した目的地に基づき、前記現在地及び目的地を含んで前
    記表示手段に表示する地図に相当する、前記絶対座標系
    の中の特定領域を特定し、少なくともその特定領域内に
    含まれる複数の前記地図構成地点の地点座標を前記記憶
    手段から抽出し、前記表示手段に対して定めた表示座標
    系と前記特定領域との関係から、前記抽出した各地点座
    標を前記表示座標系の表示座標に座標変換し、この座標
    変換された表示座標にて規定される前記表示座標系上の
    複数の表示地点間を、前記ルート毎に前記表示手段に連
    結線表示して複数のルートを形成し、この複数のルート
    により前記特定領域の地図を前記表示手段に表示させる
    地図表示制御手段とを備えた車載用地図表示装置。 (2) 前記記憶手段は、前記構成地点の各々に対し、
    その構成地点を地図表示に用いるかどうかの相対的重要
    度を定めた地点レベルを有し、 前記地図表示制御手段は、前記縮尺決定手段にて決定さ
    れた縮尺に関連し、その縮尺に対して表示すべき重要度
    を有する構成地点の地点座標を前記記憶手段から抽出
    し、この抽出した地点座標に基づき前記特定領域の地図
    を表示させることを特徴とする特許請求の範囲第1項に
    記載の車載用地図表示装置。 (3) 前記地図表示制御手段は、前記現在地と前記目
    的地の中点を前記特定領域の中心に定めることを特徴と
    する特許請求の範囲第1項又は第2項に記載の車載用地
    図表示装置。 (4) ルートを形成するための複数の構成地点間を連
    結線表示してルート表示を行い、そのルートの複数の組
    合せにより地図表示を行うようにした車載用地図表示装
    置であって、 地図を表示する表示手段と、 前記ルートを形成するための前記複数の構成地点の各々
    を、絶対座標系の点として規定する地点座標を記憶した
    記憶手段と、 車両の現在地を検出する現在地検出手段と、 前記現在地検出手段にて検出した現在地が予め定めた目
    的地に対し所定距離内に入った時に、表示すべき地図を
    拡大表示するための縮尺を決定する縮尺決定手段と、 この縮尺決定手段にて決定した縮尺及び前記現在地検出
    手段にて検出した現在地に基づき、前記表示手段に拡大
    表示する地図に相当する、前記絶対座標系の中の特定領
    域を特定し、少なくともその特定領域内に含まれる複数
    の前記地図構成地点の地点座標を前記記憶手段から抽出
    し、前記表示手段に対して定めた表示座標系と前記特定
    領域との関係から、前記抽出した各地点座標を前記表示
    座標系の表示座標に座標変換し、この座標変換された表
    示座標にて規定される前記表示座標系上の複数の表示地
    点間を、前記ルート毎に前記表示手段に連結線表示して
    複数のルートを形成し、この複数のルートにより前記特
    定領域の地図を前記表示手段に表示させる地図表示制御
    手段とを備えた車載用地図表示装置。 (5) 前記記憶手段は、前記構成地点の各々に対し、
    その構成地点を地図表示に用いるかどうかの相対的重要
    度を定めた地点レベルを有し、 前記地図表示制御手段は、前記縮尺決定手段にて決定さ
    れた縮尺に関連し、その縮尺に対して表示すべき重要度
    を有する構成地点の地点座標を前記記憶手段から抽出
    し、この抽出した地点座標に基づき前記特定領域の地図
    を表示させることを特徴とする特許請求の範囲第4項に
    記載の車載用地図表示装置。 (6) 前記地図表示制御手段は、前記現在地と前記目
    的地の中点を前記特定領域の中心に定めることを特徴と
    する特許請求の範囲第4項又は第5項に記載の車載用地
    図表示装置。
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Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07182597A (ja) * 1993-12-24 1995-07-21 Nissan Motor Co Ltd 車両用ナビゲーション装置
JPH08137390A (ja) * 1994-11-11 1996-05-31 Zanavy Informatics:Kk 車両用地図表示装置
JPH0916077A (ja) * 1995-06-30 1997-01-17 Aisin Aw Co Ltd ナビゲーション装置
JPH0944086A (ja) * 1995-07-28 1997-02-14 Matsushita Electric Ind Co Ltd 車両走行案内表示装置
JPH09297036A (ja) * 1996-04-30 1997-11-18 Mitsubishi Electric Corp ナビゲーション装置
JP2002267481A (ja) * 2001-11-14 2002-09-18 Xanavi Informatics Corp 車両用地図表示装置
JP2015036662A (ja) * 2013-08-15 2015-02-23 株式会社ゼンリンデータコム ナビゲーション装置、地図表示制御方法および地図表示制御プログラム

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