JPH0531020A - 電気炊飯器 - Google Patents

電気炊飯器

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JPH0531020A
JPH0531020A JP18742491A JP18742491A JPH0531020A JP H0531020 A JPH0531020 A JP H0531020A JP 18742491 A JP18742491 A JP 18742491A JP 18742491 A JP18742491 A JP 18742491A JP H0531020 A JPH0531020 A JP H0531020A
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rice cooker
heater
cooking
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 水加減に関係なく米飯の任意の硬さの炊き分
けを可能とする。 【構成】 米と水とを収納する飯器と、この飯器を加熱
する炊飯ヒータと、上記飯器の温度を検出する温度セン
サと、この温度センサの温度検出値に応じて上記炊飯ヒ
ータの加熱制御を行うヒータ制御部とを備えてなる電気
炊飯器において、上記ヒータ制御部の炊飯特性における
むらし温度・時間を米飯の硬さを異にする複数種の炊き
分け状態に応じて任意に可変設定するむらし温度・時間
可変手段を設け、それらを設定された炊き分けレベルに
応じて適切に調節することにより良好な炊き分けを実現
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本願発明は、炊飯量に対応した任
意の加熱制御を行い、御飯の炊き上げ状態を所望の状態
にコントロールするようにした電気炊飯器に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来から、炊飯ヒータへの給電状態をマ
イクロコンピュータにより制御し、飯器の温度が所定の
基準温度曲線(加熱炊飯曲線)に従って変化するように加
熱制御を行うようにした電気炊飯器が広く用いられてい
る。上記の基準温度曲線は、炊飯量によって異なるの
で、上述のようなマイコン制御型の電気炊飯器では、最
初の加熱過程で先ず炊飯量の判定が行われ、次に、その
判定結果に基づいて炊き上げ過程における炊飯ヒータへ
の給電状態の制御が行われるのが一般的であった。
【0003】そして、上記加熱過程における炊飯量の判
定には、例えば炊飯量への供給電力を最大として飯器
の温度が所定の第1の温度から第2の温度まで上昇する
のに要する加熱時間を測定し、該測定時間から炊飯量を
判定する方法、また飯器の温度が所定温度に達するま
で炊飯ヒータへの給電を行い、その後給電を停止してか
ら別の所定温度まで温度が下がるのに要する時間を測定
し、この測定された時間から炊飯量を判定する方法など
が適用されてきた。
【0004】しかし、これら,の技術では、少なく
とも炊飯量を判定するための加熱期間中は、飯器の温度
変化が上述した基準曲線からずれることになり、このた
め理想的な加熱制御が実現できない。
【0005】そこで最近では、沸騰状態に至らせるまで
の炊き上げ工程では炊飯量に依らずに上記の基準温度曲
線がほぼ一致することに着目して、炊き上げ工程の段階
から上記基準温度曲線に従う加熱制御を行いつつ、この
炊き上げ工程における加熱状態を調べることにより炊飯
量の判定を行い、その後の沸騰工程の時間などを炊飯量
に対応して変化させるようにした炊飯量(合数)判定技術
が用いられるようになってきている(例えば特開昭60
−193417号公報参照)。
【0006】図9は、そのような炊飯量判定技術を説明
するための特性図であり、上記炊き上げ工程に対応した
基準温度曲線Lrefとともに加熱時における実際の飯器
の温度変化の一例が曲線L1で示されている。炊飯ヒー
タへの給電状態の制御は、飯器の温度を検出する温度セ
ンサの出力に基づき、上記炊飯ヒータと商用交流電源と
の間をリレーなどでON/OFFさせるようにして行わ
れる。すなわち、炊飯ヒータの加熱(ON)によって、飯
器の温度が図示基準温度曲線Lrefを超えた期間ΔOF
Fには上記リレーが遮断されて炊飯ヒータへの給電が停
止され、飯器の温度が図示基準温度曲線Lrefを下回っ
た期間ΔONには上記リレーが導通状態とされて炊飯ヒ
ータへの通電が行われる。
【0007】そして、炊き上げ工程中の所定時間内にお
けるリレーのオン期間ΔONまたはオフ期間ΔOFFの
長さが積算され、この積算時間に基づいて炊飯量の判定
が行われる。すなわち、具体的な炊飯量の検出によらず
に上記一定の基準温度曲線Lrefに沿う加熱制御を行う
ためには、炊飯量が多いほど炊飯量への給電時間を長く
する必要がある。したがって、結局所定時間内における
上記リレーのオン時間(またはオフ時間)の積算値は炊飯
量に対応することになるから、逆にオン時間(またはオ
フ時間)の積算値に基づいて炊飯量を判定することがで
きる。
【0008】このような判定技術では、炊き上げ工程に
おけるほぼ理想的な加熱制御を実現しつつ炊飯量の判定
を行えるので、上記,などの方法よりも一層良質の
美味しい御飯を炊き上げることができる。
【0009】一方、最近では、例えば御飯の炊き上げ状
態を「柔かめ」、「普通」、「硬め」等の複数段階に直接水加
減を変えることなく炊き分ける炊き分け機能を具備させ
た電気炊飯器の提供が検討されるようになっている。こ
のような炊き分け機能を具備させた電気炊飯器では、上
述のような「柔かめ」、「普通」、「硬め」などの各炊き分け
状態を例えば選択キーをON操作するだけで、好みの硬
さの御飯を炊き上げることができるようにすることが可
能となるので、極めて便利であり、従来の方法だと水加
減が難しかった「すしめし」なども比較的容易に炊き上げ
ることができるようになるメリットがある。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかし、現在一部で検
討されている炊き分けシステムは、例えば吸水工程に着
目し当該吸水工程における加熱温度と加熱時間とを炊き
分け状態に応じて変えるものであり、炊き上げ工程以降
での考慮は特になされていない。そのために水分蒸発量
の調整が適切でなく必ずしも良好な炊き分け制御は実現
されていない。
【0011】そこで、例えば炊飯状態において上述した
ような方法により正確に炊飯量を判定し内釜底部に設け
た温度センサにより、例えば10秒毎に温度上昇時の火
加減をチェックし、細かく水分蒸発量を加減しながら炊
き上げ方を変えるシステムも考えられるが、そのような
構成を採用すると非常に制御プログラムが複雑となり高
コストなものになる問題がある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本願の請求項1〜3各項
記載の発明は、それぞれ上記の問題を解決することを目
的としてなされたものであって、各々次のように構成さ
れている。
【0013】(1) 請求項1記載の発明の構成 請求項1記載の発明の電気炊飯器は、米と水とを収納す
る飯器と、この飯器を加熱する炊飯ヒータと、上記飯器
の温度を検出する温度センサと、この温度センサの温度
検出値に応じて上記炊飯ヒータの加熱制御を行うヒータ
制御部とを備えてなる電気炊飯器において、上記ヒータ
制御部の炊飯特性におけるむらし温度を米飯の硬さを異
にする複数種の炊き分け状態に応じて任意に可変設定す
るむらし温度可変手段を設けたことを特徴とするもので
ある。
【0014】(2) 請求項2記載の発明の構成 請求項2記載の発明の電気炊飯器は、米と水とを収納す
る飯器と、この飯器を加熱する炊飯ヒータと、上記飯器
の温度を検出する温度センサと、この温度センサの温度
検出値に応じて上記炊飯ヒータの加熱制御を行うヒータ
制御部とを備えてなる電気炊飯器において、上記ヒータ
制御部の炊飯特性におけるむらし時間を米飯の硬さを異
にする複数種の炊き分け状態に応じて任意に可変設定す
るむらし時間可変手段を設けたことを特徴とするもので
ある。
【0015】(3) 請求項3記載の発明の構成 請求項3記載の発明の電気炊飯器は、米と水とを収納す
る飯器と、この飯器を加熱する炊飯ヒータと、上記飯器
の温度を検出する温度センサと、この温度センサの温度
検出値に応じて所定の炊飯特性で上記炊飯ヒータの加熱
制御を行うヒータ制御部とを備えてなる電気炊飯器にお
いて、上記ヒータ制御部の炊飯特性におけるむらし温度
を米飯の硬さを異にする複数種の炊き分け状態に応じて
任意に可変設定するむらし温度可変手段と、同ヒータ制
御部の炊飯特性におけるむらし時間を米飯の硬さを異に
する複数種の炊き分け状態に応じて任意に可変設定する
むらし時間可変手段とを設けたことを特徴とするもので
ある。
【0016】
【作用】
(1) 請求項1記載の発明の作用 請求項1記載の発明の電気炊飯器の構成では、先ず米と
水とを収納する飯器と、この飯器を加熱する炊飯ヒータ
と、上記飯器の温度を検出する温度センサと、この温度
センサの温度検出値に応じて上記炊飯ヒータの加熱制御
を行うヒータ制御部とを備えた電気炊飯器において、上
記ヒータ制御部の炊飯特性におけるむらし温度を上記ユ
ーザにより設定された複数種の炊き分け状態に応じて任
意に可変設定するむらし温度可変手段が設けられてお
り、例えば硬め、普通、柔かめ等米飯の硬さを異にする
複数種の炊き分けを、炊飯過程のむらし工程におけるむ
らし温度を任意にコントロールすることにより、高精度
に実現するようになっている一般に炊飯過程における最
終水分量の調節は、むらし工程において最も効率良く実
現することができる。従って、本発明の構成のように、
むらし工程において、むらし温度を設定された炊き分け
レベル「硬め」、「普通」、「柔かめ」などに応じて適切に設
定するようにすると、所望の米飯硬さを有する御飯の炊
き分けを効果的に実現することができる。
【0017】(2) 請求項2記載の発明の作用 請求項2記載の発明の電気炊飯器の構成では、上記のよ
うに、先ず米と水とを収納する飯器と、この飯器を加熱
する炊飯ヒータと、上記飯器の温度を検出する温度セン
サと、この温度センサの温度検出値に応じて上記炊飯ヒ
ータの加熱制御を行うヒータ制御部とを備えてなる電気
炊飯器において、上記ヒータ制御部の炊飯特性における
むらし時間を米飯の硬さを異にする複数種の炊き分け状
態に応じて任意に可変設定するむらし時間可変手段が設
けられており、例えば硬め、普通、柔かめ等米飯の硬さ
を異にする複数種の炊き分けを、炊飯過程のむらし工程
におけるむらし時間を任意にコントロールすることによ
って高精度に実現するようになっている。
【0018】一般に炊飯過程における最終水分量の調節
は、むらし工程において最も効率良く実現することがで
きる。従って、本発明の構成のように、むらし工程にお
いて、むらし時間を設定された炊き分けレベル「硬め」、
「普通」、「柔かめ」などに応じて適切に設定するようにす
ると、所望の米飯硬さを有する御飯の炊き分けを効果的
に実現することができる。
【0019】(3) 請求項3記載の発明の作用 請求項3記載の発明の電気炊飯器の構成では、上記のよ
うに、米と水とを収納する飯器と、この飯器を加熱する
炊飯ヒータと、上記飯器の温度を検出する温度センサ
と、この温度センサの温度検出値に応じて所定の炊飯特
性で上記炊飯ヒータの加熱制御を行うヒータ制御部とを
備えてなる電気炊飯器において、上記ヒータ制御部の炊
飯特性におけるむらし温度を米飯の硬さを異にする複数
種の炊き分け状態に応じて任意に可変設定するむらし温
度可変手段と同ヒータ制御部の炊飯特性におけるむらし
時間を米飯の硬さを異にする複数種の炊き分け状態に応
じて任意に可変設定するむらし時間可変手段とが各々設
けられており、例えば硬め、普通、柔かめ等米飯の硬さ
を異にする複数種の炊き分けを、炊飯過程のむらし工程
におけるむらし温度とむらし時間との2つのパラメータ
の組合せを任意にコントロールすることにより、さらに
高精度に実現するようになっている。
【0020】一般に炊飯過程における最終水分量の調節
は、むらし工程において最も効率良く実現することがで
きる。従って、本発明の構成のように、むらし工程にお
いて、特にむらし温度と時間の両方を上記設定された炊
き分けレベル「硬め」、「普通」、「柔かめ」などに応じて各
々適切に設定するようにすると、所望の米飯硬さを有す
る御飯の炊き分けを更に効果的に実現することができ
る。
【0021】
【発明の効果】従って、本願発明の電気炊飯器による
と、例えば既に検討されているところの吸水工程におい
てのみ加熱時間や加熱温度をコントロールすることによ
り炊き分けを行うものに比べ、飯米中に吸水された水分
の蒸発量自体を更に正確に最終調節し得るようになるか
ら、より精度の高い炊き分け状態を実現することができ
るようになる。
【0022】
【実施例】
(1) 第1実施例 図1〜図6は、本願発明の第1実施例に係る炊き分け機
能を備えた電気炊飯器の構成を示している。
【0023】先ず図1は、同実施例における電気炊飯器
の全体の構成を示す縦断面図である。この電気炊飯器
は、例えば炊飯と保温とを兼用するものとされており、
内部に飯器6をセットし得るように構成された有底筒状
の外ケース1と、該外ケース1の上部を覆蓋する蓋ユニ
ット7とからなる容器本体Zを備えている。
【0024】上記外ケース1は、薄い金属板で形成され
た筒状のカバー部材22と、該カバー部材2の上下両端
部にそれぞれ結合された合成樹脂製の肩部材4および底
部材3とによって構成されており、その内部には上記飯
器6を取り出し可能にセットするための有底筒状の内容
器5が設けられている。
【0025】上記内容器5の底面中央部には、飯器6の
底面に接触するセンタセンサ28が設けられており、該
センタセンサ28を包囲するように環状の炊飯ヒータH
1が熱盤24内に埋設された状態で配設されている。
尚、上記センタセンサ28内には、飯器6の温度を検出
する感温素子72(図3参照)及び飯器6がセットされて
いる否かを検知する飯器セットセンサ71(図3参照)等
が内蔵されている。
【0026】上記蓋ユニット7は、外周面を構成する合
成樹脂製の外カバー8と、内周面を構成する合成樹脂製
の内カバー9とによって中空構造に形成されており、上
記外カバー8と内カバー9とは、高周波溶着等によって
気密性良好に接合されている。この蓋ユニット7は、上
記肩部材4の位置側に対してヒンジ機構20を介して回
動自在に取付けられており、その開放端側には、蓋ユニ
ット7の所定位置に係合して蓋ユニット7の閉塞状態を
維持するロック機構21が設けられている。
【0027】また、上記蓋ユニット7の略中央部には、
蒸気排出口15が設けられており、該蒸気排出口15の
下部には、蒸気放出筒取付孔13が形成されている。該
蒸気放出筒取付孔13には、ゴム製の蒸気放出筒パッキ
ン14が取付けられている。
【0028】さらに、上記蓋ユニット7の下方には、前
述の飯器6の上部開口を閉塞するための内蓋10が設け
られており、該内蓋10の中央部には、該内蓋10の適
所に形成された蒸気口17を介して内蓋10の上方の内
部空間16に導かれた蒸気を外部へ逃がすための調圧装
置11を内蔵した蒸気放出筒12が固定されている。こ
の蒸気放出筒12は、上記蒸気放出筒パッキン14に対
して抜き取り可能に取付けられている。つまり、この内
蓋10は、蒸気放出筒12を介して蓋ユニット7に着脱
自在に取付けられている。尚、蓋ユニット7と内蓋10
との間は、内カバー9の周縁部に取付けられたパッキン
18によって密閉されており、蒸気が調圧装置11以外
の部分から外部へ洩れ出るのを防止している。
【0029】上記内容器5の側周部外面には、さらに保
温ヒータH2が配設され、また上記肩部材4において上
記内蓋10が接合される部位には、肩ヒータH3が配設
されている。上記保温ヒータH2は、主として炊飯後の
米飯を保温して腐敗を防ぐために用いられ、上記肩ヒー
タH3は、内蓋10を熱伝導により加熱してその表面に
生じた水滴を蒸発させ、飯器6内への水滴の落下を防ぐ
ために用いられる。
【0030】一方、上記内容器5と外ケース1との間に
は、炊飯ヒータH1、保温ヒータH2および肩ヒータH3
への給電制御を行うためのマイクロコンピュータ23が
収容されている。また、上記肩部材4には、操作部を構
成する操作基板22が設けられている。この操作基板2
2には、例えば図2に示すように、白米炊飯と玄米炊飯
とおかゆ炊飯の三つの炊飯機能(炊飯メニュー)を選択す
るためのメニュースイッチ41と、上記保温ヒータH2
の通電および通電停止制御を行う保温および取消スイッ
チ42と、上記メニュースイッチ41によって選択され
た炊飯メニューに基づいて上記炊飯ヒータH1による炊
飯を開始させるための炊飯スイッチ43と、柔かめA、
普通B、硬めCの3段階の炊き分けを設定する炊き分け
スイッチ44と、上記炊飯スイッチ43の選択に基づい
て点灯する炊飯表示灯46と、上記保温スイッチ42の
投入時に点灯して保温状態であることを表示する保温表
示灯47と、タイマー操作に応じて点灯するタイマー表
示灯48と、上記メニュースイッチ41および炊き分け
スイッチ44によって選択される炊飯メニュー、硬さレ
ベルを表示して使用者に選択メニューを視認せしめるた
めの液晶表示部53とが設けられている。
【0031】続いて、図3に示す電気回路図に基づい
て、本実施例の電気炊飯器における電気的な構成を説明
する。なお、図3では図1に示された各部に対応する部
分には同一の参照符号を付して示している。
【0032】商用交流電源29からの電力は、飯器6の
異常加熱を検知して溶断する温度ヒュース30を介して
炊飯ヒータH1、保温ヒータH2および肩ヒータH3に供
給されるとともに、降圧トランス35で降圧され且つ整
流器36で整流されて上記マイクロコンピュータ23に
対してその電源電力として供給される。尚、マイクロコ
ンピュータ23の構成については後述する。
【0033】上記炊飯ヒータH1と保温ヒータH2並びに
肩ヒータH3は、各々相互に並列に接続されている。ま
た、炊飯ヒータH1にはリレー31の常開接点31aが直
列に接続されている。このリレー31のリレーコイル3
1bは、上記マイクロコンピュータ23からの指令によ
りON/OFF制御されるトランジスタ37により励磁
/消磁が制御されることとなっている。符号32はリレ
ーコイル31bを消磁した際に生じる逆起電力を吸収す
るためのダイオードである。
【0034】上記保温ヒータH2と商用交流電源29と
の間および肩ヒータH3と商用交流電源29との間に
は、それぞれトライアック33,34が接続されてい
る。これらのトライアック33,34のゲートには、マ
イクロコンピュータ23からの指令によりON/OFF
制御されるトランジスタ38,39からの制御信号が与
えられることとなっている。
【0035】上記マイクロコンピュータ23は、基準周
波数発生回路(OSC)40からのクロック信号にづいて
動作し、所定のプログラムに従って上記トランジスタ3
7,38,39の制御を行い、これにより上記炊飯ヒータ
1、保温ヒータH2および肩ヒータH3への給電を制御
する。この給電制御は、上記センタセンサ28内に内蔵
されている感温素子72からの出力信号に基づいて行わ
れる。尚、符号71は飯器6がセットされているか否か
を検知するための飯器セットセンサである。
【0036】また、上記マイクロコンピュータ23に
は、上記各スイッチ41〜45と各表示灯46〜48
と、液晶表示部53及び炊飯完了を報知するブザー73
が接続されている。なお、上記マイクロコンピュータ2
3は特許請求の範囲中のヒータ制御部を構成するもので
ある。
【0037】ところで、図4は通常(普通B)の炊飯動作
時における飯器6の理想的な温度変化(基本炊飯特性)を
示す図である。炊飯動作は、所定温度(たとえば飯器温
度60℃)で米に水を吸収させる「吸水工程(1)」と、沸
騰状態にまで加熱する「炊き上げ工程(2)」と、沸騰状態
を保持させる「沸騰工程(3)」と、炊き上がった御飯をむ
らす「むらし工程(4)」とを含んでいる。飯器6の理想的
な加熱状況は、炊飯量により異なり、たとえば「沸騰工
程(3)」の長さや、「沸騰工程(3)」における炊飯ヒータ
1への供給電力を炊飯量に対応して設定することによ
って美味しく御飯が炊けることが知られている。その一
方で、「炊き上げ工程(3)」については、炊飯量によらず
にほぼ一定の温度変化を行わせることによって御飯が美
味しく炊けることもまた経験的に判っている。本実施例
では「炊き上げ工程(2)」の途中の所定期間Δt(例えば飯
器6の温度が71℃に達した後4分の期間)において、
炊飯量(合数)の判定が行われ、その後の「沸騰工程(3)」
での加熱制御は該判定された炊飯量に対応して行われ
る。
【0038】そして、本実施例の場合には、該理想曲線
が上記炊き分けスイッチ44によって設定される上記3
種類の炊き上げ状態、「柔かめA」、「普通B」、「硬めC」
に応じて図5に示すように特に「むらし」温度を異にする
3組の理想曲線A,B,Cがマイクロコンピュータ(ヒー
タ制御部)23内に設定されており、上記炊き分けスイ
ッチ44によって設定された炊き上げ状態に対応して同
理想曲線中のむらし温度T1,T2,T3が自動的に選択さ
れるようになっている。
【0039】すなわち、本実施例では、同図5に示すよ
うに、例えば上記図4の基本炊飯特性に対して特に「む
らし工程」における“むらし温度"を、「柔かめA」の場合
には第1の温度T1℃、「普通B」の場合には該第1の温
度T1℃よりも所定値高めの第2の温度T2℃、さらに
「硬めC」の場合には該第2の温度T2℃よりも更に所定
値高めの第3の温度T3℃となるように各々“むらし温
度"を変えたA,B,C3つの「むらし特性」が設定されて
おり、上記炊き分けスイッチ44によって設定された上
記「柔かめA」、「普通B」、「硬めC」3種類の炊き分けレ
ベルに対応して当該対応する「むらし特性」A,B,Cを選
択して“むらし温度T1,T2,T3"が最適にコントロール
されるようになっている。
【0040】次に図6は炊飯時の上記マイクロコンピュ
ータ23の炊き分け制御動作を説明するためのフローチ
ャートである。
【0041】先ず上記電気炊飯器本体に電源が入り、上
記炊飯ヒータH1、保温ヒータH2が連続的にONされる
ことによって予熱が開始されると、図示ステップS1
吸水工程が開始実行される。
【0042】そして、その後所定の時間が経過して該吸
水工程が完了すると、続いてステップS2の炊き上げ工
程が実行され、同時に、その過程において上述した図4
の方法により炊飯量の判定が行われる。その結果、上記
電気炊飯器の飯器6の温度は、やがて130℃の沸騰温
度に達し、沸騰工程が実現される。
【0043】そこで、次にステップS3に進み、同事実
を判定するために上記飯器6の温度が沸騰温度130℃
以下ではないか否か、を判定する。
【0044】その結果、未だ130℃以下のままで沸騰
工程を終了していないYESの時は、NOとなるまで該
判定を継続する。他方、NOとなって沸騰工程が終了し
たことが確認されると、ステップS4,S5に進んで上記
炊飯ヒータH1、保温ヒータH2を順次OFFにして飯器
6の温度を次第に低下させ、むらし工程に移る。
【0045】続いてステップS6に進んで、上記ヒータ
1,H2をOFFにしてから予じめ設定された所定のむ
らし工程設定時間である例えば720秒(12分)が経過
したか否かを判定する。該判定の結果、上記ヒータH1,
2をOFFにした後も暫くの間は当然上記720秒の
むらし時間は経過していないから、NOと判定されて例
えばステップS8の動作に進む。
【0046】そして、該ステップS8で、ユーザにより
設定されている現在の設定炊き分けレベルが例えば先ず
「硬めC」であるか否かを判定する。
【0047】その結果、少なくとも設定レベルは「硬め
C」ではないとしてNOと判定された場合は、さらにス
テップS9に進んで、今度は同設定レベルが「普通B」で
あるか否かを判定する(後述)。
【0048】一方、上記ステップS8の判定で、設定レ
ベルが「硬めC」であるとしてYESと判定された時は、
ステップS10に進んで、現在の飯器6の温度が例えば第
3のむらし温度であるT3=120℃以下まで低下して
いるか否かを判定し、NOの時はステップS11,S12
進んで上記保温ヒータH2、炊飯ヒータH1のOFF状態
を継続させる一方、YES(120℃以下)の時はステッ
プS13,S14に進んで、先ず上記保温ヒータH2を12/
14デューティ時間、また炊飯ヒータH1を2/14デ
ューティ時間だけ各々ONにして上記むらし温度T3
120℃の維持を図る。該むらし温度T3=120℃で
の「むらし工程」は上記ステップS6で所定の設定“むら
し時間720秒"の経過が判定されるまで継続される。
【0049】そして、ステップS6で上記予じめ設定さ
れた“むらし時間720秒"の経過が判定されると、続
くステップS7,S17で上記炊飯ヒータH1、保温ヒータ
2を順次OFFにした後、ステップS18で上記の炊飯
表示灯46を消灯させるとともにステップS19でブザー
を鳴らし、上記ユーザにより設定された「硬めC」状態で
の炊飯が完了したことをユーザに報知した上でステップ
20の保温工程に移る。
【0050】一方、上記ステップS8で、現在の設定炊
き分けレベルが「硬めC」ではないとしてNOと判定さ
れ、さらにステップS9に進んで「普通B」であるか否か
が判定された場合において、「普通B」としてYESと判
定された時は、さらにステップS16に進んで、現在の飯
器6の温度が例えば第2のむらし温度であるT2=11
0℃以下まで低下しているか否かを判定し、NOの時は
ステップS11,S12に進んで上記保温ヒータH2、炊飯ヒ
ータH1のOFF状態を継続させる一方、YES(T2
110℃以下)の時はステップS13,S14に進んで、先ず
上記保温ヒータH2を12/14デューティ時間、また
炊飯ヒータH1を2/14デューティ時間だけ各々ON
にして上記第2のむらし温度T2=110℃の維持を図
る。該第2の温度T2=110℃での「むらし工程」は上
記ステップS6で所定の設定“むらし時間720秒"の経
過が判定されるまで継続される。
【0051】そして、同ステップS6で上記予じめ設定
された“むらし時間720秒"の経過が判定されると、
続くステップS7,S17で上記炊飯ヒータH1、保温ヒー
タH2を順次OFFにした後、ステップS18で上記の炊
飯表示灯46を消灯させるとともにステップS19でブザ
ーを鳴らし、上記ユーザにより設定された「普通B」状態
での炊飯が完了したことをユーザに報知した上でステッ
プS20の保温工程に移る。
【0052】さらに、上記ステップS9の判定で設定レ
ベルが「普通B」でもないとしてNOと判定された「柔か
めA」の場合は、ステップS15に進んで、現在の飯器6
の温度が例えば第1のむらし温度であるT1=105℃
以下まで低下しているか否かを判定し、NOの時はステ
ップS11,S12に進んで上記保温ヒータH2、炊飯ヒータ
1のOFF状態を継続させる一方、YES(T1=10
5℃以下)の時はステップS13,S14に進んで、先ず上記
保温ヒータH2を12/14デューティ時間、また炊飯
ヒータH1を2/14デューティ時間だけ各々ONにし
て上記むらし温度T1=105℃の維持を図る。該むら
し温度T1=105℃での「むらし工程」は上記ステップ
6で所定の設定“むらし時間720秒"の経過が判定さ
れるまで継続される。
【0053】そして、ステップS6で上記予じめ設定さ
れた“むらし時間720秒"の経過が判定されると、続
くステップS7,S17で上記炊飯ヒータH1、保温ヒータ
2を順次OFFにした後、ステップS18で上記の炊飯
表示灯46を消灯させるとともにステップS19でブザー
を鳴らし、上記ユーザにより設定された「柔かめA」状態
での炊飯が完了したことをユーザに報知した上でステッ
プS20の保温工程に移る。
【0054】従って、上記本実施例の電気炊飯器の炊き
分けシステムによると、現在検討されている吸水工程の
みにおいて加熱時間や加熱温度をコントロールすること
により炊き分けを行うものに比べ、さらに米飯中に吸水
された水分の蒸発量自体をも正確に最終調節し得るよう
になるから、より精度の高い炊き分け状態を実現するこ
とができるようになる。
【0055】(2) 第2実施例 該第2施例では、上記第1実施例の構成に加えて例えば
図7に示すように、上記図4の基本炊飯特性に対して更
に「むらし工程」における“むらし温度"と“むらし時間"
とを、「柔かめA」の場合には第1の設定むらし温度T1
℃および第2の設定むらし時間t1分に、また「普通B」の
場合には上記第1の設定むらし温度T1℃よりも所定値
高めの第2の設定むらし温度T2℃および上記第1の設
定むらし時間t1分よりも所定時間長い第2の設定むらし
時間t2分に、また「硬めC」の場合には上記第2の設定む
らし温度T2℃よりも更に所定値高めの第3の設定むら
し温度T3℃および上記第2の設定むらし時間t2分より
も更に所定時間長い第3の設定むらし時間t3分になるよ
うに各々“むらし温度"と“むらし時間"とを変えた柔か
めA,普通B,硬めC3つの「むらし特性」A,B,Cが設定
されており、上記炊き分けスイッチ44によって設定さ
れたA,B,C3種類の炊き分けレベルに対応してマイク
ロコンピュータ23が当該対応する「むらし特性」を自動
選択して“むらし温度"並びに“むらし時間"が適切にコ
ントロールされるようになっていることを特徴とするも
のである。
【0056】そこで、次に図8のフローチャートを参照
して本実施例の炊き分け制御動作を詳細に説明してい
く。
【0057】先ず上記電気炊飯器本体に電源が入り、上
記炊飯ヒータH1、保温ヒータH2が連続的にONされる
ことによって予熱が開始されると、図示ステップS1
吸水工程が開始実行される。
【0058】そして、その後所定の時間が経過して該吸
水工程が完了すると、続いてステップS2の炊き上げ工
程が実行され、同時に、その過程において上述した炊飯
量の判定が行われる。その結果、上記電気炊飯器の飯器
6の温度は、やがて130℃の沸騰温度に達し、沸騰工
程が実現される。
【0059】そこで、次にステップS3に進み、同事実
を判定するために上記飯器6の温度が沸騰温度130℃
以下ではないか否か、を判定する。
【0060】その結果、未だ130℃以下のままで上記
沸騰工程を終了していないYESの時は、NOとなるま
で該判定を継続する。他方、NOとなって沸騰工程が終
了したことが確認されると、ステップS4,S5に進んで
上記炊飯ヒータH1、保温ヒータH2を順次OFFにして
飯器6の温度を次第に低下させ、むらし工程に移る。
【0061】続いてステップS6に進んで、現在のユー
ザによる設定炊き分けレベルが例えば先ず「硬めC」であ
るか否かを判定する。
【0062】その結果、少なくとも「硬めC」ではないと
してNOと判定された場合は、さらにステップS7に進
んで、今度は同炊き分けレベルが「普通B」であるか否か
を判定する。
【0063】一方、上記ステップS6の判定で、設定レ
ベルが「硬めC」であるとしてYESと判定された時は、
ステップS8に進んで、上記むらし工程に移行してから
の時間tが例えば上記図7に示した第3の設定むらし時
間t3分経過しているか否かを判定し、NOの時(むらし
工程の途中)はさらにステップS14に進んで、現在の飯
器6の温度が上記図7の第3の設定むらし温度T3=1
20℃以下まで低下しているか否かを判定する。そし
て、その判定結果がNOの時は、さらにステップS17,
18に進んで上記ヒータH2,H1のOFF状態を継続さ
せる一方、上記ステップS14の判定結果がYES(T3
以下)の時はステップS15,S16に進んで、上記保温ヒー
タH2を12/14デューティ時間、炊飯ヒータH1を2
/14デューティ時間だけ各々ONにして上記第3の設
定むらし温度T3℃の維持を図る。該第3の設定むらし
温度T3℃での「むらし工程」は、上記ステップS8で上記
第3の設定むらし時間t3の経過(YES)が判定されるま
で継続される。
【0064】そして、同ステップS8で上記予じめ設定
された第3の設定むらし時間t3の経過が判定されると、
続くステップS9,S10で上記炊飯ヒータH1、保温ヒー
タH2を順次OFFにした後、ステップS11で上記の炊
飯表示灯46を消灯させるとともにステップS12でブザ
ーを鳴らし、上記「硬めC」状態での炊き分け炊飯が完了
したことをユーザに報知した上でステップS13の保温工
程に移る。
【0065】一方、上記ステップS6で、現在の設定炊
き分けレベルが「硬めC」ではないとしてNOと判定さ
れ、さらにステップS7に進んで同炊き分けレベルが「普
通B」であるか否かが判定された場合において、「普通
B」としてYESと判定された時は、さらにステップS
19に進んで、上記むらし工程に移行してからの時間tが
例えば図7に示した第2の設定むらし時間t2分経過して
いるか否かを判定し、NOの時(むらし工程の途中)はさ
らにステップS20に進んで、現在の飯器6の温度が上記
図7の第2の設定むらし温度T2以下まで低下している
か否かを判定する。そして、その判定結果がNOの時
は、さらにステップS17,S18に進んで上記保温ヒータ
2、炊飯ヒータH1のOFF状態を継続させる一方、Y
ES(T2℃以下)の時はステップS15,S16に進んで、上
記保温ヒータH2を12/14デューティ時間、また炊
飯ヒータH1を2/14デューティ時間だけ各々ONに
して上記第2の設定むらし温度T2℃の維持を図る。該
温度T2℃での「むらし工程」は上記ステップS19で上記
第2の設定むらし時間t2の経過が判定されるまで継続さ
れる。
【0066】そして、同ステップS19で上記予じめ設定
された第2の設定むらし時間t2の経過が判定されると、
続くステップS9,S10で上記炊飯ヒータH1、保温ヒー
タH2を順次OFFにした後、ステップS11で上記の炊
飯表示灯46を消灯させるとともにステップS12でブザ
ーを鳴らし、上記「普通B」状態での炊飯が完了したこと
をユーザに報知した上でステップS13の保温工程に移
る。
【0067】さらに、上記ステップS7の判定で「普通
B」でもないとしてNOと判定された「柔かめA」の場合
は、ステップS21に進んで、上記むらし工程に移行して
からの時間が例えば図7に示した第1の設定むらし時間
t1分経過しているか否かを判定し、NOの時(むらし工
程の途中)はさらにステップS22に進んで、現在の飯器
6の温度が上記図7の第1の設定むらし温度T1以下ま
で低下しているか否かを判定する。そして、その判定結
果がNOの時は、さらにステップS17,S18に進んで上
記保温ヒータH2、炊飯ヒータH1のOFF状態を継続さ
せる一方、YES(T1℃以下)の時はステップS15,S16
に進んで、上記保温ヒータH2を12/14デューティ
時間、炊飯ヒータH1を2/14デューティ時間だけ各
々ONにして上記第1の設定むらし温度T1℃の維持を
図る。該温度T1℃での「むらし工程」は上記ステップS
21で上記第1の設定むらし時間t1の経過が判定されるま
で継続される。
【0068】そして、同ステップS21で上記予じめ設定
された第1の設定むらし時間t1の経過が判定されると、
続くステップS9,S10で上記炊飯ヒータH1、保温ヒー
タH2を順次OFFにした後、ステップS11で上記の炊
飯表示灯46を消灯させるとともにステップS12でブザ
ーを鳴らし、上記「柔かめA」状態での炊飯が完了したこ
とをユーザに報知した上でステップS13の保温工程に移
る。
【0069】従って、該本実施例の電気炊飯器の炊き分
けシステムによると、現在検討されている吸水工程のみ
において加熱時間や加熱温度をコントロールすることに
より炊き分けを行うものに比べ、むらし温度とむらし時
間との両パラメータによってさらに米飯中に吸水された
水分の蒸発量自体をも一層正確に最終調節し得るように
なるから、より良質で精度の高い炊き分け状態を実現す
ることができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本願発明の第1実施例に係る電気炊飯
器の断面図である。
【図2】図2は、同電気炊飯器の平面図である。
【図3】図3は、同電気炊飯器の電気回路図である。
【図4】図4は、同電気炊飯器の通常炊飯時の基本炊飯
特性図である。
【図5】図5は、上記図4の基本炊飯特性を補正した同
本実施例の電気炊飯器の炊き分け炊飯時の炊飯特性図で
ある。
【図6】図6は、同電気炊飯器の上記図5の炊飯特性を
利用した炊き分け制御動作を示すフローチャートであ
る。
【図7】図7は、上記図5の特性を更に補正した本願発
明の第2実施例に係る電気炊飯器の炊飯特性を示す図で
ある。
【図8】図8は、本願発明の第2実施例に係る電気炊飯
器の炊き分け制御動作を示すフローチャートである。
【図9】図9は、従来例に係る電気炊飯器の基本加熱特
性を示す図である。
【符号の説明】
1は外ケース、5は内容器、6は飯器、22は操作基
板、23はマイクロコンピュータ、29は交流電源、3
7,38,39はトランジスタ、44は炊き分けスイッ
チ、H1は主ヒータ、H2は保温ヒータである。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 米と水とを収納する飯器と、この飯器を
    加熱する炊飯ヒータと、上記飯器の温度を検出する温度
    センサと、この温度センサの温度検出値に応じて上記炊
    飯ヒータの加熱制御を行うヒータ制御部とを備えてなる
    電気炊飯器において、上記ヒータ制御部の炊飯特性にお
    けるむらし温度を米飯の硬さを異にする複数種の炊き分
    け状態に応じて任意に可変設定するむらし温度可変手段
    を設けたことを特徴とする電気炊飯器。
  2. 【請求項2】 米と水とを収納する飯器と、この飯器を
    加熱する炊飯ヒータと、上記飯器の温度を検出する温度
    センサと、この温度センサの温度検出値に応じて上記炊
    飯ヒータの加熱制御を行うヒータ制御部とを備えてなる
    電気炊飯器において、上記ヒータ制御部の炊飯特性にお
    けるむらし時間を米飯の硬さを異にする複数種の炊き分
    け状態に応じて任意に可変設定するむらし時間可変手段
    を設けたことを特徴とする電気炊飯器。
  3. 【請求項3】 米と水とを収納する飯器と、この飯器を
    加熱する炊飯ヒータと、上記飯器の温度を検出する温度
    センサと、この温度センサの温度検出値に応じて所定の
    炊飯特性で上記炊飯ヒータの加熱制御を行うヒータ制御
    部とを備えてなる電気炊飯器において、上記ヒータ制御
    部の炊飯特性におけるむらし温度を米飯の硬さを異にす
    る複数種の炊き分け状態に応じて任意に可変設定するむ
    らし温度可変手段と、同ヒータ制御部の炊飯特性におけ
    るむらし時間を米飯の硬さを異にする複数種の炊き分け
    状態に応じて任意に可変設定するむらし時間可変手段と
    を設けたことを特徴とする電気炊飯器。
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JP3003925U (ja) * 1994-05-06 1994-11-01 株式会社トーワテクノ アイスクリームストッカーのメニューホルダー

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