JP3003925U - アイスクリームストッカーのメニューホルダー - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 アイスクリームストッカー内に収納される各
種商品が一見して判明できる新規なメニューホルダーを
提供する。 【構成】 周縁部及び中間部が基板より高い凸条によっ
て形成される複数の区画を有するパネルによって構成さ
れ、この区画を構成する凸条にメニューカードの縁を受
容するスリットを形成し、該メニューカードを着脱自在
にしてある。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、店頭あるいは商品陳列場所等の適宜場所に設置されるアイスクリー ムストッカー内に収納される種々のアイスクリームを、夫々の商品の名称，価格 及び写真等を表示するメニューカードによって表示するようにしたアイスクリー ムストッカーのメニューホルダーに関する。

【０００２】

【従来の技術】

店頭或いは商品陳列場所等に設置し、種々のアイスクリームを収納して販売す るアイスクリームストッカーは公知である。従前では、このアイスクリームスト ッカー内に各種のアイスクリームを納めて販売しており、一般的には、顧客が自 分の購入する商品を取り出して販売者に金銭を支払うのが普通である。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

上記の通り従前では、アイスクリームストッカー内には種々の商品が収納され 、顧客はこれら収納されている商品から自分の望む商品を自由に取り出して購入 するため、アイスクリームストッカー内には各種商品が乱雑に納められた状態に なっており、一見してはアイスクリームストッカー内にどのような商品が収納さ れているか判明し難いという問題点があった。 本考案は、従前の上記アイスクリームストッカーの状態に鑑みてなされたもの で、アイスクリームストッカー内に収納される各種商品が一見して判明できる新 規なメニューホルダーを提供することを目的とするものである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

上記目的を達成するために本考案のアイスクリームストッカーのメニューホル ダーは、周縁部及び中間部が基板より高い凸条によって形成される複数の区画を 有するパネルによって構成され、この区画を構成する凸条にメニューカードの縁 を受容するスリットを形成し、該メニューカードを着脱自在にしてあることを特 徴とするものである。 取付脚を有し、この取付脚によってアイスクリームストッカーに固定するよう にするとよい。 上記周縁部を構成する凸条の内側及び中間部の凸条の両側を断面階段状の段部 に構成すると共に、適宜中間部の凸条の高さを周縁部を構成する凸条の高さより 一段低く構成し、この一段低い凸条位置にもメニューカードの縁を受容するスリ ットを形成し、大小大きさの相違するメニューカードを着脱自在にしてあること が効果的である。

【０００５】

【作用】

上記のように構成されたアイスクリームストッカーのメニューホルダーでは、 アイスクリームストッカー内に収納された各種のアイスクリームの名称，価格， 写真等を表示したメニューカードを、そのメニューカードに合う区画の縁のスリ ットにメニューカードの縁を差し入れて保持する。従ってこのメニューカードに よってアイスクリームストッカー内に収納さたアイスクリームが表示され、アイ スクリームストッカー内にどのような種類のアイスクリームが収納されているか 一見して判明する。

【０００６】

【実施例】

実施例について図面を参照して説明する。 図中Ａが各種のアイスクリームを収納するアイスクリームストッカーであり、 その後方上部に本考案メニューホルダーＢを起立して取り付けてある。 このメニューホルダーは、直方体形状のパネル１によって構成されており、こ のパネルは望ましくは合成樹脂材によってプレス加工あるいは型成形により構成 されるが、安価な金属板によってプレス加工したものであってもよい。

【０００７】 図中２がパネル１の基板であり、このパネル１の周縁部３を基板２より高い凸 条によって形成し、全体として額縁状に構成してある。この凸状によって形成し た周縁部３は、その内側を基板１及び上縁を除く中間を２段の階段状の段部４に 形成してある。 ５，６及び７が区画を構成する中間部の凸条で、凸条５が縁３と同一高さに形 成してあり、縁３と同様その両側を階段状の段部８に形成してある。一方凸条６ 及び７は、縁３及び凸条５より一段低く構成してあり、これにもその両側に段部 ９を形成してある。

【０００８】 縁３及び高い凸条５の上部内縁の適宜位置に、内向きの夫々が対をなす突部１ ０，１０を設け、この突部１０の下位置に後述するメニューカードの縁を差し入 れるスリット１１，１１を形成してある。 同じく一段低い凸条６及び７にも、その上部内縁の適宜位置に、内向きの夫々 が対をなす突部１２，１２を設け、この突部１２，１２の下位置に同じくメニュ ーカードの縁を差し入れるスリット１３，１３を形成してある。

【０００９】 この構成により、凸条５，６及び７の高さを適宜組み合わせて構成することに より、適宜メニューカードの大きさに合う複数の区画を構成することができ、夫 々大きさの相違するメニューカードを着脱自在とすることができる。 図中１４がメニューカードで、このメニューカード中には図示しないが各種ア イスクリームの名称，価格及び写真等が印刷されている。

【００１０】 図２及び図３に示す１５，１５が取付脚で、金属棒を屈曲して構成してある。 この取付脚１５の上部にネジ孔１７を有する受け板１６を固着してあり、パネル １の裏面に上記凸条５によって形成された凹部に差し込み、パネル１に固着した 取付板１８の透孔１９からネジ２０を該ネジ孔１７にネジ込んで該取付脚１５を 固定するようにしてある。そしてこの取付脚１５の下端をアイスクリームストッ カーＡの裏側の壁に設けた取付部２１にネジ止めするようにしてある。 この実施例の取付脚１５は金属棒によって構成したが、金属板であってもよく 、要はパネル１からなる本考案メニューホルダーＢをアイスクリームストッカー Ａに取り付けられればよい。

【００１１】 上記の通りの構成からなる本考案メニューホルダーは、周縁部３及び中間の凸 条５，６及び７によってメニューカード１４を着脱自在に取付ける区画が構成さ れている。従って夫々の区画に形成されたスリット１１，１３にメニューカード １４の縁を差し入れることにより、メニューカード１４を取り付け、あるいは差 し抜くことにより取り外すことができる。 そしてメニューカードの大きさも適宜組み合わせて取り付けることができる。

【００１２】

【考案の効果】

本考案メニューホルダーによれば、アイスクリームストッカーに取り付けて、 その中にある各種のアイスクリームの名称，価格及び写真等を表示するメニュー カードを表示，陳列して、アイスクリームストッカー内に収納されているアイス クリームを一見して判明することができる効果を有する。 さらに、本考案メニューホルダーをアイスクリームストッカーに起立して固定 すれば、アイスクリームストッカー内に収納されている商品の宣伝ができ、大き な宣伝効果を得ることができる。 また、メニューカードは着脱自在であるから、アイスクリームストッカー内の 商品を変更しても、同時にメニューカードの取り替えを簡単に行うこともできる 利点を有する。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案メニューホルダーをアイスクリームスト
ッカーに装着した状態を示す斜面図

【図２】本考案メニューホルダーをアイスクリームスト
ッカーから分離した状態を示す背面図

【図３】取付脚の取り付け状態を示す要部の斜面図

【図４】メニューカードの差し入れ状態を示す要部の斜
面図

【図５】本考案メニューホルダーの正面図で一部を切欠
して示してある。

【図６】図５上のＡ−Ａ線に沿う拡大断面図

【図７】図５上のＢ−Ｂ線に沿う拡大断面図

【図８】図５上のＣ−Ｃ線に沿う拡大断面図

【図９】図５上のＤ−Ｄ線に沿う拡大断面図

【図１０】図５上のＥ−Ｅ線に沿う拡大断面図

【符合の説明】

１ パネル ２ 基板 ３ 周縁部 ４ 段部 ５ 凸部 ６ 凸部 ７ 凸部 ８ 段部 ９ 段部 １０ 突部 １１ スリット １２ 突部 １３ スリット １４ メニューカード １５ 取付脚

Claims (3)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 周縁部及び中間部が基板より高い凸条に
   よって形成される複数の区画を有するパネルによって構
   成され、この区画を構成する凸条にメニューカードの縁
   を受容するスリットを形成し、該メニューカードを着脱
   自在にしてあることを特徴とするアイスクリームストッ
   カーのメニューホルダー。
2. 【請求項２】 取付脚を有し、この取付脚によってアイ
   スクリームストッカーに固定するようにしてある上記請
   求項１に記載のアイスクリームストッカーのメニューホ
   ルダー。
3. 【請求項３】 上記周縁部を構成する凸条の内側及び中
   間部の凸条の両側を断面階段状の段部に構成すると共
   に、適宜中間部の凸条の高さを周縁部を構成する凸条の
   高さより一段低く構成し、この一段低い凸条位置にもメ
   ニューカードの縁を受容するスリットを形成し、大小大
   きさの相違するメニューカードを着脱自在にしてある上
   記請求項１または２に記載のアイスクリームストッカー
   のメニューホルダー。