JP3097587U - 腕時計陳列用スタンド - Google Patents
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Abstract
【課題】本考案は、離れた位置からでも腕時計をよく見ることができると共に立体感を出して消費者に高級感に富んだ印象を与えることができる腕時計陳列用スタンドを提供する。
【解決手段】腕時計陳列用スタンド10の基板12には傾斜板16の下端部16Aが当接状態で接着等により固定されている。この傾斜板16には腕時計18の時計本体18Aが正面中央に対応した状態で取り付けられるようになっている。前記傾斜板16の上部には上切欠部20が切欠き形成され、下部には下切欠部22が切欠き形成されている。前記傾斜板16の上端部16Cは基板12に立設された立上板26の上端部と接着等により固定されている。この立上板26の背面には収容ボックス部28が形成されている。
【選択図】 図1
【解決手段】腕時計陳列用スタンド10の基板12には傾斜板16の下端部16Aが当接状態で接着等により固定されている。この傾斜板16には腕時計18の時計本体18Aが正面中央に対応した状態で取り付けられるようになっている。前記傾斜板16の上部には上切欠部20が切欠き形成され、下部には下切欠部22が切欠き形成されている。前記傾斜板16の上端部16Cは基板12に立設された立上板26の上端部と接着等により固定されている。この立上板26の背面には収容ボックス部28が形成されている。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は腕時計等の商品を陳列する商品陳列ケース等に腕時計を傾斜状態で陳列することができる腕時計陳列用スタンドに関する。
【0002】
【従来の技術】
腕時計等の商品を商品陳列ケースに入れて陳列する場合は腕時計を陳列ケースの中に単に寝かした状態に置いて陳列したりしている。
しかし、これでは商品陳列ケースの真上から見ないと腕時計の時計本体等を良く見ることができないという不具合がある。
また、腕時計を陳列ケースの中に単に置いて陳列すると腕時計の立体感が無く高級感に欠けた印象を消費者に与えてしまい易い。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は、上記事実に鑑みなされたものであり離れた位置からでも腕時計をよく見ることができると共に立体感を出して消費者に高級感に富んだ印象を与えることができる腕時計陳列用スタンドを提供するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
請求項1の考案は、基板に傾斜した状態で配設された傾斜板と、この傾斜板の上部に切欠き形成された上切欠部と、前記傾斜板の下部に前記上切欠部と間隔を設けて切欠き形成された下切欠部と、前記傾斜板の上端部が当接すると共に前記基板に立設された立上板と、この立上板の背面に形成された収容ボックス部と、を有してなることを特徴としている。
請求項2の考案は、基板に傾斜した状態で配設された傾斜板と、この傾斜板の上部に切欠き形成された上切欠部と、前記傾斜板の下部に前記上切欠部と間隔を設けて切欠き形成された下切欠部と、前記上切欠部の入口部に形成された突起と、前記傾斜板の上端部が当接すると共に前記基板に立設された立上板と、この立上板の背面に形成された収容ボックス部と、を有してなることを特徴としている。
請求項3の考案は、基板の先端部に傾斜した状態で形成された折返部と、前記基板に傾斜した状態で配設された傾斜板と、この傾斜板の上部に切欠き形成された上切欠部と、前記傾斜板の下部に前記上切欠部と間隔を設けて切欠き形成された下切欠部と、前記上切欠部の入口部に形成された突起と、前記傾斜板の上端部が当接すると共に前記基板に立設された立上板と、この立上板の背面に形成された収容ボックス部と、を有してなることを特徴としている。
請求項4の考案は、基板の先端部に傾斜した状態で形成された折返部と、前記基板に傾斜した状態で配設された傾斜板と、この傾斜板の上部に切欠き形成された上切欠部と、前記傾斜板の下部に前記上切欠部と間隔を設けて切欠き形成された下切欠部と、前記上切欠部の入口部に形成された突起と、前記上切欠部と下切欠部の間の前記傾斜板に巻き付けられた滑り止め防止シートと、前記傾斜板の上端部が当接すると共に前記基板に立設された立上板と、この立上板の背面に形成された収容ボックス部と、を有してなることを特徴としている。
請求項5の考案は、基板の先端部に傾斜した状態で形成された折返部と、前記基板に傾斜した状態で配設された傾斜板と、この傾斜板の上部に切欠き形成された上切欠部と、前記傾斜板の下部に前記上切欠部と間隔を設けて切欠き形成された下切欠部と、前記上切欠部の入口部に形成された突起と、前記上切欠部と下切欠部の間の前記傾斜板の背面に取り付けられた弾性体と、前記傾斜板の上端部が当接すると共に前記基板に立設された立上板と、この立上板の背面に形成された収容ボックス部と、を有してなることを特徴としている。
請求項6の考案は、前記基板、折返部、傾斜板、立上板、収容ボックス部を透明なアクリル樹脂で形成したことを特徴としている。
【0005】
【考案の実施の形態】
図1〜図6には本考案に係る腕時計陳列用スタンドの第1実施例が示されている。
図1に示されるように、腕時計陳列用スタンド10の基板12の先端部には傾斜した折返部14が連続して形成されている。この折返部14には後述する腕時計のブランド名や価格等を表示した商品シール15が貼付されている。
前記基板12には後方に傾斜した傾斜板16の下端部16Aが当接状態で接着等により固定されている。この傾斜板16には商品としての腕時計18の時計本体18Aが正面中央に対応した状態で取り付けられるようになっている。
前記傾斜板16の上部には上切欠部20が切欠き形成され、下部には下切欠部22が切欠き形成されている。この上切欠部20と下切欠部22には腕時計18のバンド部18Bが入り込み、これにより腕時計18は前記傾斜板16の中間部16Bに傾斜状態で保持されるようになっている。また、上切欠部20の入口部には突起24が形成され、腕時計18が脱落しにくくなっている。
図1及び図2に示されるように、前記傾斜板16の上端部16Cは基板12の後部に垂直に立設された立上板26の上端部と当接状態で接着等により固定されている。この立上板26の背面には収容ボックス部28が形成されている。
この収容ボックス部28には前記腕時計18の使用説明書や保証書29を差し込めるようになっている。
なお、この実施例では腕時計陳列用スタンド10の基板12、折返部14、傾斜板16、立上板26、収容ボックス部28は厚みのある透明なアクリル樹脂で形成されている。
【0006】
次に、第1実施例の腕時計陳列用スタンド10を商品陳列体30に配設して腕時計18を陳列する場合を例にして腕時計陳列用スタンド10の作用を説明する。
図3に示されるように、前記商品陳列体30の上部には透明なアクリル樹脂で形成された透明ケース32が載置されている。
この透明ケース32の内側には透明なアクリル樹脂で形成された上棚34、中棚34、下棚34が三段になって配設されている。
前記上棚34には上棚用トレー36が載置され、前記中棚34には中棚用トレー38が載置され、下棚34には下棚用トレー40が載置されている。なお、この実施例ではこれら上棚用トレー36、中棚用トレー38、下棚用トレー40も透明なアクリル樹脂で形成されている。従って、腕時計陳列用スタンド10、透明ケース32、上棚34、中棚34、下棚34、上棚用トレー36、中棚用トレー38、下棚用トレー40は全て透明なアクリル樹脂で統一して形成されているので洒落た印象を消費者に与えることができる。
図4に示されるように、前記上棚用トレー36の後部下面には脚部36Aが突設されているため、上棚用トレー36は傾斜状態で上棚34に載置されている(図3参照)。また、上棚用トレー36の上面には区画レール部36Bが間隔を設けて複数突設されている。この区画レール部36Bと区画レール部36Bの間隔は前記腕時計陳列用スタンド10がフィットした状態で入ることができる間隔に設定されている。なお、上棚用トレー36の前部上面には滑り止めレール部36Cが突設され、腕時計陳列用スタンド10が上棚用トレー36から滑り落ちないようになっている。従って、前記腕時計陳列用スタンド10は区画レール部36Bと区画レール部36Bの間にフィットして収容されるため、上棚用トレー36に複数の腕時計陳列用スタンド10を規則正しく整然と並べることができる。
図5に示されるように、前記中棚用トレー38はフラットに形成されている。従って、上棚用トレー36はフラット状態で中棚34に載置されている(図3参照)。また、中棚用トレー38の上面には区画レール部38Aが間隔を設けて複数突設されている。この区画レール部38Aと区画レール部38Aの間隔は前記腕時計陳列用スタンド10がフィットした状態で入る間隔に設定されている。従って、前記腕時計陳列用スタンド10は区画レール部38Aと区画レール部38Aの間にフィットして収容されるため、中棚用トレー38に複数の腕時計陳列用スタンド10を規則正しく整然と並べることができる。
図6に示されるように、前記下棚用トレー40は中間部に凸部40Aが形成されている。また、上棚用トレー40の上面には区画レール部40Bが間隔を設けて複数突設されている。この区画レール部40Bと区画レール部40Bの間隔は前記腕時計陳列用スタンド10がフィットした状態で入る間隔に設定されている。従って、前記腕時計陳列用スタンド10は区画レール部40Bと区画レール部40Bの間にフィットして収容されるため、上棚用トレー40に複数の腕時計陳列用スタンド10を規則正しく整然と並べることができる。
前記上棚用トレー36、中棚用トレー38、下棚用トレー40に並べられて載置される腕時計陳列用スタンド10に腕時計18を陳列する場合は腕時計陳列用スタンド10の上切欠部20と下切欠部22に腕時計18のバンド部18Bを入れることにより腕時計18は前記傾斜板16の中間部16Bに傾斜状態で保持された状態で陳列される。また、上切欠部20の入口部には突起24が形成されているので前記腕時計18は脱落しにくいようになっている。
従って、腕時計18は腕時計陳列用スタンド10に傾斜状態で陳列されるので少し離れた位置からでも前記腕時計18を見ることができると共に腕時計18が立体的になり、消費者に対して高級な印象を与えることができる。
しかも、前記腕時計陳列用スタンド10の先端に設けられた折返部14には前記腕時計18のブランド名や価格等が記載された商品シール15が貼付されているので少し離れた位置からでも腕時計18のブランド名や価格等を知ることができる。
また、前記収容ボックス部28には前記腕時計18の使用説明書や保証書29が差し込まれているので、前記腕時計18が購入された場合に収容ボックス部28から使用説明書や保証書29を直ぐに抜き取って腕時計18と共に包装することができる。
なお、前記腕時計陳列用スタンド10は前記上棚用トレー36、中棚用トレー38、下棚用トレー40によって規則正しく余裕を持って整然と並べられるので、腕時計陳列用スタンド10を透明ケース32にすし詰めに並べる場合に比べて上品で洒落たイメージの腕時計18の販売スペースを作ることができる。
さらに、腕時計陳列用スタンド10は前記上棚用トレー36、中棚用トレー38、下棚用トレー40に規則正しく整然と配設されるので腕時計18が売れた順に透明ケース32から腕時計陳列用スタンド10が除かれていくので、販売者側は前記透明ケース32を見るだけで一見して売れ筋の腕時計18を把握することができると共に腕時計の18の仕入れや仕入れ計画を容易にたてることができるという副次的効果を得ることができる。
【0007】
図7には本考案に係る腕時計陳列用スタンドの第2実施例が示されている。なお、第1実施例の腕時計陳列用スタンド10と同一の構成は同一の符合を用いてその説明を省略する。
第2実施例の腕時計陳列用スタンド50の傾斜板16の中間部16Bには滑り止め防止シートとしての軟質ビニールシート52が巻かれて取り付けられている。
従って、腕時計陳列用スタンド50に腕時計18を陳列した場合に時計本体18Aが対応する傾斜板16の中間部16Bには軟質ビニールシート52が巻き付けられているので振動等によっても腕時計18は滑ったりせず、腕時計18を陳列した場合に時計本体18Aは常に傾斜板16の中間部16Bに位置した状態で陳列することができる。また、傾斜板16の中間部16Bに軟質ビニールシート52を介して腕時計18を陳列するので腕時計18の保護にも役立つ。
なお、他の構成、作用、効果は第1実施例の腕時計陳列用スタンド10と同一であるので、その説明は省略する。
【0008】
図8には本考案に係る腕時計陳列用スタンドの第3実施例が示されている。なお、第1実施例の腕時計陳列用スタンド10と同一の構成は同一の符合を用いてその説明を省略する。
第3実施例の腕時計陳列用スタンド60の傾斜板16の中間部16Bの背面には弾性体としてのスポンジ62が取り付けられている。
従って、腕時計陳列用スタンド60に腕時計18を陳列する場合は腕時計18のバンド部18Bは前記スポンジ62も巻くことになるので腕時計18はフィットした状態で傾斜板16の中間部16Bに保持される。このため、振動等によって腕時計18は滑ったりせず、腕時計18を陳列した場合に時計本体18Aは常に傾斜板16の中間部16Bに位置した状態で陳列することができる。
なお、傾斜板16の中間部16Bの背面にスポンジ62を固定したが、弾性体であればスポンジに限定されるものでないことは勿論である。
また、他の構成、作用、効果は第1実施例の腕時計陳列用スタンド10と同一であるので、その説明は省略する。
【0009】
なお、実施例では上切欠部20の入口部に突起24を形成したが、必ずしも突起24を形成しなくてもよい。
また、図3においては腕時計陳列用スタンド10を12個載置できる上棚用トレー36、中棚用トレー38、下棚用トレー40を示し、図4、図5、図6においては腕時計陳列用スタンド10を8個載置できる上棚用トレー36、中棚用トレー38、下棚用トレー40を示したが、これに限定されるものでないことは勿論である。
【0010】
【考案の効果】
本考案の腕時計陳列用スタンドは、腕時計を傾斜状態で陳列するので離れた位置からでも腕時計を見ることができると共に腕時計が立体的になり消費者に対して高級な印象を与えることができるという優れた効果を有する。
また、請求項4及び請求項5の腕時計陳列用スタンドは、上記優れた効果の他に振動等で滑ることがないので腕時計の時計本体を正面にした状態で常に陳列することができるという優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例の腕時計陳列用スタンドの使用状態を示す全体斜視図である。
【図2】第1実施例の腕時計陳列用スタンドの縦断面図である。
【図3】第1実施例の腕時計陳列用スタンドを商品陳列体に配設した状態の全体斜視図である。
【図4】第1実施例の腕時計陳列用スタンドを上棚用トレーに載置した全体斜視図である。
【図5】第1実施例の腕時計陳列用スタンドを中棚用トレーに載置した全体斜視図である。
【図6】第1実施例の腕時計陳列用スタンドを下棚用トレーに載置した全体斜視図である。
【図7】第2実施例の腕時計陳列用スタンドの全体斜視図である。
【図8】第3実施例の腕時計陳列用スタンドの側面図である。
【符号の説明】
10 腕時計陳列用スタンド
12 基板
14 折返部
16 傾斜板
18 腕時計
20 上切欠部
22 下切欠部
24 突起
26 立上板
28 収容ボックス部
【考案の属する技術分野】
本考案は腕時計等の商品を陳列する商品陳列ケース等に腕時計を傾斜状態で陳列することができる腕時計陳列用スタンドに関する。
【0002】
【従来の技術】
腕時計等の商品を商品陳列ケースに入れて陳列する場合は腕時計を陳列ケースの中に単に寝かした状態に置いて陳列したりしている。
しかし、これでは商品陳列ケースの真上から見ないと腕時計の時計本体等を良く見ることができないという不具合がある。
また、腕時計を陳列ケースの中に単に置いて陳列すると腕時計の立体感が無く高級感に欠けた印象を消費者に与えてしまい易い。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は、上記事実に鑑みなされたものであり離れた位置からでも腕時計をよく見ることができると共に立体感を出して消費者に高級感に富んだ印象を与えることができる腕時計陳列用スタンドを提供するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
請求項1の考案は、基板に傾斜した状態で配設された傾斜板と、この傾斜板の上部に切欠き形成された上切欠部と、前記傾斜板の下部に前記上切欠部と間隔を設けて切欠き形成された下切欠部と、前記傾斜板の上端部が当接すると共に前記基板に立設された立上板と、この立上板の背面に形成された収容ボックス部と、を有してなることを特徴としている。
請求項2の考案は、基板に傾斜した状態で配設された傾斜板と、この傾斜板の上部に切欠き形成された上切欠部と、前記傾斜板の下部に前記上切欠部と間隔を設けて切欠き形成された下切欠部と、前記上切欠部の入口部に形成された突起と、前記傾斜板の上端部が当接すると共に前記基板に立設された立上板と、この立上板の背面に形成された収容ボックス部と、を有してなることを特徴としている。
請求項3の考案は、基板の先端部に傾斜した状態で形成された折返部と、前記基板に傾斜した状態で配設された傾斜板と、この傾斜板の上部に切欠き形成された上切欠部と、前記傾斜板の下部に前記上切欠部と間隔を設けて切欠き形成された下切欠部と、前記上切欠部の入口部に形成された突起と、前記傾斜板の上端部が当接すると共に前記基板に立設された立上板と、この立上板の背面に形成された収容ボックス部と、を有してなることを特徴としている。
請求項4の考案は、基板の先端部に傾斜した状態で形成された折返部と、前記基板に傾斜した状態で配設された傾斜板と、この傾斜板の上部に切欠き形成された上切欠部と、前記傾斜板の下部に前記上切欠部と間隔を設けて切欠き形成された下切欠部と、前記上切欠部の入口部に形成された突起と、前記上切欠部と下切欠部の間の前記傾斜板に巻き付けられた滑り止め防止シートと、前記傾斜板の上端部が当接すると共に前記基板に立設された立上板と、この立上板の背面に形成された収容ボックス部と、を有してなることを特徴としている。
請求項5の考案は、基板の先端部に傾斜した状態で形成された折返部と、前記基板に傾斜した状態で配設された傾斜板と、この傾斜板の上部に切欠き形成された上切欠部と、前記傾斜板の下部に前記上切欠部と間隔を設けて切欠き形成された下切欠部と、前記上切欠部の入口部に形成された突起と、前記上切欠部と下切欠部の間の前記傾斜板の背面に取り付けられた弾性体と、前記傾斜板の上端部が当接すると共に前記基板に立設された立上板と、この立上板の背面に形成された収容ボックス部と、を有してなることを特徴としている。
請求項6の考案は、前記基板、折返部、傾斜板、立上板、収容ボックス部を透明なアクリル樹脂で形成したことを特徴としている。
【0005】
【考案の実施の形態】
図1〜図6には本考案に係る腕時計陳列用スタンドの第1実施例が示されている。
図1に示されるように、腕時計陳列用スタンド10の基板12の先端部には傾斜した折返部14が連続して形成されている。この折返部14には後述する腕時計のブランド名や価格等を表示した商品シール15が貼付されている。
前記基板12には後方に傾斜した傾斜板16の下端部16Aが当接状態で接着等により固定されている。この傾斜板16には商品としての腕時計18の時計本体18Aが正面中央に対応した状態で取り付けられるようになっている。
前記傾斜板16の上部には上切欠部20が切欠き形成され、下部には下切欠部22が切欠き形成されている。この上切欠部20と下切欠部22には腕時計18のバンド部18Bが入り込み、これにより腕時計18は前記傾斜板16の中間部16Bに傾斜状態で保持されるようになっている。また、上切欠部20の入口部には突起24が形成され、腕時計18が脱落しにくくなっている。
図1及び図2に示されるように、前記傾斜板16の上端部16Cは基板12の後部に垂直に立設された立上板26の上端部と当接状態で接着等により固定されている。この立上板26の背面には収容ボックス部28が形成されている。
この収容ボックス部28には前記腕時計18の使用説明書や保証書29を差し込めるようになっている。
なお、この実施例では腕時計陳列用スタンド10の基板12、折返部14、傾斜板16、立上板26、収容ボックス部28は厚みのある透明なアクリル樹脂で形成されている。
【0006】
次に、第1実施例の腕時計陳列用スタンド10を商品陳列体30に配設して腕時計18を陳列する場合を例にして腕時計陳列用スタンド10の作用を説明する。
図3に示されるように、前記商品陳列体30の上部には透明なアクリル樹脂で形成された透明ケース32が載置されている。
この透明ケース32の内側には透明なアクリル樹脂で形成された上棚34、中棚34、下棚34が三段になって配設されている。
前記上棚34には上棚用トレー36が載置され、前記中棚34には中棚用トレー38が載置され、下棚34には下棚用トレー40が載置されている。なお、この実施例ではこれら上棚用トレー36、中棚用トレー38、下棚用トレー40も透明なアクリル樹脂で形成されている。従って、腕時計陳列用スタンド10、透明ケース32、上棚34、中棚34、下棚34、上棚用トレー36、中棚用トレー38、下棚用トレー40は全て透明なアクリル樹脂で統一して形成されているので洒落た印象を消費者に与えることができる。
図4に示されるように、前記上棚用トレー36の後部下面には脚部36Aが突設されているため、上棚用トレー36は傾斜状態で上棚34に載置されている(図3参照)。また、上棚用トレー36の上面には区画レール部36Bが間隔を設けて複数突設されている。この区画レール部36Bと区画レール部36Bの間隔は前記腕時計陳列用スタンド10がフィットした状態で入ることができる間隔に設定されている。なお、上棚用トレー36の前部上面には滑り止めレール部36Cが突設され、腕時計陳列用スタンド10が上棚用トレー36から滑り落ちないようになっている。従って、前記腕時計陳列用スタンド10は区画レール部36Bと区画レール部36Bの間にフィットして収容されるため、上棚用トレー36に複数の腕時計陳列用スタンド10を規則正しく整然と並べることができる。
図5に示されるように、前記中棚用トレー38はフラットに形成されている。従って、上棚用トレー36はフラット状態で中棚34に載置されている(図3参照)。また、中棚用トレー38の上面には区画レール部38Aが間隔を設けて複数突設されている。この区画レール部38Aと区画レール部38Aの間隔は前記腕時計陳列用スタンド10がフィットした状態で入る間隔に設定されている。従って、前記腕時計陳列用スタンド10は区画レール部38Aと区画レール部38Aの間にフィットして収容されるため、中棚用トレー38に複数の腕時計陳列用スタンド10を規則正しく整然と並べることができる。
図6に示されるように、前記下棚用トレー40は中間部に凸部40Aが形成されている。また、上棚用トレー40の上面には区画レール部40Bが間隔を設けて複数突設されている。この区画レール部40Bと区画レール部40Bの間隔は前記腕時計陳列用スタンド10がフィットした状態で入る間隔に設定されている。従って、前記腕時計陳列用スタンド10は区画レール部40Bと区画レール部40Bの間にフィットして収容されるため、上棚用トレー40に複数の腕時計陳列用スタンド10を規則正しく整然と並べることができる。
前記上棚用トレー36、中棚用トレー38、下棚用トレー40に並べられて載置される腕時計陳列用スタンド10に腕時計18を陳列する場合は腕時計陳列用スタンド10の上切欠部20と下切欠部22に腕時計18のバンド部18Bを入れることにより腕時計18は前記傾斜板16の中間部16Bに傾斜状態で保持された状態で陳列される。また、上切欠部20の入口部には突起24が形成されているので前記腕時計18は脱落しにくいようになっている。
従って、腕時計18は腕時計陳列用スタンド10に傾斜状態で陳列されるので少し離れた位置からでも前記腕時計18を見ることができると共に腕時計18が立体的になり、消費者に対して高級な印象を与えることができる。
しかも、前記腕時計陳列用スタンド10の先端に設けられた折返部14には前記腕時計18のブランド名や価格等が記載された商品シール15が貼付されているので少し離れた位置からでも腕時計18のブランド名や価格等を知ることができる。
また、前記収容ボックス部28には前記腕時計18の使用説明書や保証書29が差し込まれているので、前記腕時計18が購入された場合に収容ボックス部28から使用説明書や保証書29を直ぐに抜き取って腕時計18と共に包装することができる。
なお、前記腕時計陳列用スタンド10は前記上棚用トレー36、中棚用トレー38、下棚用トレー40によって規則正しく余裕を持って整然と並べられるので、腕時計陳列用スタンド10を透明ケース32にすし詰めに並べる場合に比べて上品で洒落たイメージの腕時計18の販売スペースを作ることができる。
さらに、腕時計陳列用スタンド10は前記上棚用トレー36、中棚用トレー38、下棚用トレー40に規則正しく整然と配設されるので腕時計18が売れた順に透明ケース32から腕時計陳列用スタンド10が除かれていくので、販売者側は前記透明ケース32を見るだけで一見して売れ筋の腕時計18を把握することができると共に腕時計の18の仕入れや仕入れ計画を容易にたてることができるという副次的効果を得ることができる。
【0007】
図7には本考案に係る腕時計陳列用スタンドの第2実施例が示されている。なお、第1実施例の腕時計陳列用スタンド10と同一の構成は同一の符合を用いてその説明を省略する。
第2実施例の腕時計陳列用スタンド50の傾斜板16の中間部16Bには滑り止め防止シートとしての軟質ビニールシート52が巻かれて取り付けられている。
従って、腕時計陳列用スタンド50に腕時計18を陳列した場合に時計本体18Aが対応する傾斜板16の中間部16Bには軟質ビニールシート52が巻き付けられているので振動等によっても腕時計18は滑ったりせず、腕時計18を陳列した場合に時計本体18Aは常に傾斜板16の中間部16Bに位置した状態で陳列することができる。また、傾斜板16の中間部16Bに軟質ビニールシート52を介して腕時計18を陳列するので腕時計18の保護にも役立つ。
なお、他の構成、作用、効果は第1実施例の腕時計陳列用スタンド10と同一であるので、その説明は省略する。
【0008】
図8には本考案に係る腕時計陳列用スタンドの第3実施例が示されている。なお、第1実施例の腕時計陳列用スタンド10と同一の構成は同一の符合を用いてその説明を省略する。
第3実施例の腕時計陳列用スタンド60の傾斜板16の中間部16Bの背面には弾性体としてのスポンジ62が取り付けられている。
従って、腕時計陳列用スタンド60に腕時計18を陳列する場合は腕時計18のバンド部18Bは前記スポンジ62も巻くことになるので腕時計18はフィットした状態で傾斜板16の中間部16Bに保持される。このため、振動等によって腕時計18は滑ったりせず、腕時計18を陳列した場合に時計本体18Aは常に傾斜板16の中間部16Bに位置した状態で陳列することができる。
なお、傾斜板16の中間部16Bの背面にスポンジ62を固定したが、弾性体であればスポンジに限定されるものでないことは勿論である。
また、他の構成、作用、効果は第1実施例の腕時計陳列用スタンド10と同一であるので、その説明は省略する。
【0009】
なお、実施例では上切欠部20の入口部に突起24を形成したが、必ずしも突起24を形成しなくてもよい。
また、図3においては腕時計陳列用スタンド10を12個載置できる上棚用トレー36、中棚用トレー38、下棚用トレー40を示し、図4、図5、図6においては腕時計陳列用スタンド10を8個載置できる上棚用トレー36、中棚用トレー38、下棚用トレー40を示したが、これに限定されるものでないことは勿論である。
【0010】
【考案の効果】
本考案の腕時計陳列用スタンドは、腕時計を傾斜状態で陳列するので離れた位置からでも腕時計を見ることができると共に腕時計が立体的になり消費者に対して高級な印象を与えることができるという優れた効果を有する。
また、請求項4及び請求項5の腕時計陳列用スタンドは、上記優れた効果の他に振動等で滑ることがないので腕時計の時計本体を正面にした状態で常に陳列することができるという優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例の腕時計陳列用スタンドの使用状態を示す全体斜視図である。
【図2】第1実施例の腕時計陳列用スタンドの縦断面図である。
【図3】第1実施例の腕時計陳列用スタンドを商品陳列体に配設した状態の全体斜視図である。
【図4】第1実施例の腕時計陳列用スタンドを上棚用トレーに載置した全体斜視図である。
【図5】第1実施例の腕時計陳列用スタンドを中棚用トレーに載置した全体斜視図である。
【図6】第1実施例の腕時計陳列用スタンドを下棚用トレーに載置した全体斜視図である。
【図7】第2実施例の腕時計陳列用スタンドの全体斜視図である。
【図8】第3実施例の腕時計陳列用スタンドの側面図である。
【符号の説明】
10 腕時計陳列用スタンド
12 基板
14 折返部
16 傾斜板
18 腕時計
20 上切欠部
22 下切欠部
24 突起
26 立上板
28 収容ボックス部
Claims (6)
- 基板に傾斜した状態で配設された傾斜板と、この傾斜板の上部に切欠き形成された上切欠部と、前記傾斜板の下部に前記上切欠部と間隔を設けて切欠き形成された下切欠部と、前記傾斜板の上端部が当接すると共に前記基板に立設された立上板と、この立上板の背面に形成された収容ボックス部と、を有してなることを特徴とする腕時計陳列用スタンド。
- 基板に傾斜した状態で配設された傾斜板と、この傾斜板の上部に切欠き形成された上切欠部と、前記傾斜板の下部に前記上切欠部と間隔を設けて切欠き形成された下切欠部と、前記上切欠部の入口部に形成された突起と、前記傾斜板の上端部が当接すると共に前記基板に立設された立上板と、この立上板の背面に形成された収容ボックス部と、を有してなることを特徴とする腕時計陳列用スタンド。
- 基板の先端部に傾斜した状態で形成された折返部と、前記基板に傾斜した状態で配設された傾斜板と、この傾斜板の上部に切欠き形成された上切欠部と、前記傾斜板の下部に前記上切欠部と間隔を設けて切欠き形成された下切欠部と、前記上切欠部の入口部に形成された突起と、前記傾斜板の上端部が当接すると共に前記基板に立設された立上板と、この立上板の背面に形成された収容ボックス部と、を有してなることを特徴とする腕時計陳列用スタンド。
- 基板の先端部に傾斜した状態で形成された折返部と、前記基板に傾斜した状態で配設された傾斜板と、この傾斜板の上部に切欠き形成された上切欠部と、前記傾斜板の下部に前記上切欠部と間隔を設けて切欠き形成された下切欠部と、前記上切欠部の入口部に形成された突起と、前記上切欠部と下切欠部の間の前記傾斜板に巻き付けられた滑り止め防止シートと、前記傾斜板の上端部が当接すると共に前記基板に立設された立上板と、この立上板の背面に形成された収容ボックス部と、を有してなることを特徴とする腕時計陳列用スタンド。
- 基板の先端部に傾斜した状態で形成された折返部と、前記基板に傾斜した状態で配設された傾斜板と、この傾斜板の上部に切欠き形成された上切欠部と、前記傾斜板の下部に前記上切欠部と間隔を設けて切欠き形成された下切欠部と、前記上切欠部の入口部に形成された突起と、前記上切欠部と下切欠部の間の前記傾斜板の背面に取り付けられた弾性体と、前記傾斜板の上端部が当接すると共に前記基板に立設された立上板と、この立上板の背面に形成された収容ボックス部と、を有してなることを特徴とする腕時計陳列用スタンド。
- 前記基板、折返部、傾斜板、立上板、収容ボックス部を透明なアクリル樹脂で形成したことを特徴とする請求項3、請求項4、請求項5記載の腕時計陳列用スタンド。
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JP (1) | JP3097587U (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2019136379A (ja) * | 2018-02-14 | 2019-08-22 | 株式会社ジーコム | 腕時計展示具 |
-
2003
- 2003-05-02 JP JP2003002474U patent/JP3097587U/ja not_active Expired - Fee Related
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