JP2004147932A

JP2004147932A - 商品陳列装置

Info

Publication number: JP2004147932A
Application number: JP2002317659A
Authority: JP
Inventors: Tetsuya Sakamoto; 哲也坂本
Original assignee: NANPODO KK
Current assignee: NANPODO KK
Priority date: 2002-10-31
Filing date: 2002-10-31
Publication date: 2004-05-27

Abstract

【解決手段】前面に展示スペースを有し略台形状を成した基台１と、この基台１の上部に立設され略平板状を成す展示盤２とからなる。展示盤２の盤面に多数の認印Ｐを略水平に収納する多数の印鑑収納部３を形成する。印鑑収納部３に収納した各認印Ｐの捺印部を同一平面状に展示する。印鑑収納部３は、展示盤２の前面に印鑑Ｐの長さだけ凹ませた凹面部４を設ける。印鑑Ｐを挿入する挿入孔５Ａを多数開穿した支持板５を前記凹面部４に装着する。これら凹面部４と支持板５の挿入孔５Ａとで印鑑収納部３を形成する。
【効果】大量の認印をコンパクトに収納展示する。操作を一切必要とせずに認印を確認することができる。各種ゴム印や朱肉などの印鑑関連商品と認印とを一体にして展示販売する。
【選択図】図１

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、主に印鑑を展示販売するのに好適な商品陳列装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
従来、認印と称される多数の印鑑を販売する場合、できるだけ多くの名前に対応するために、大量の認印が用意され展示されている。一般に、認印を収納展示する場合には、認印を専用に収納する回転自在な展示装置に認印を収納して展示販売されている。
【０００３】
一方、商品を展示する装置として、例えば特許文献１に記載された展示具や特許文献２に記載されている展示装置が提案されている。
【０００４】
特許文献１に記載された展示具では、特に扁平に折りたたむことができるようにした展示具であり、所定の壁面や懸吊具に吊り下げて使用する。そして、不使用時や運搬時には、この展示具を折りたたみ、コンパクトな状態にするものである。
【０００５】
特許文献２の展示装置は、陳列台の上に展示した商品のカタログ等を収容する補助棚を有するもので、特に、展示する商品が大型でも対応できるように構成されている。
【０００６】
【特許文献１】
特開２００１−２３１６６９公報
【特許文献２】
特開２００１−３２１２４９号公報
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】
【０００８】
認印を展示する従来の回転展示装置は、認印を専用に展示する装置になっている。このため、印鑑に関する他の物品、例えば、各種ゴム印や朱肉などを展示する場合は、回転展示装置とは別の展示装置が必要になる。そこで、認印を展示する回転展示装置と、他の商品を展示する展示装置とを設置する必要が生じ、印鑑関連商品を展示するには広い展示スペースが必要になっていた。
【０００９】
しかも、回転展示装置と別の展示装置とを併設した場合、これらの組み合せや他の展示装置に展示する関連商品の展示手段の優劣が販売に直接反映するので、展示販売に必要な専門的な知識や情報が必要になっている。この結果、このような知識や情報に欠ける販売店での展示効果は、あまり期待できないものになっている。
【００１０】
また、従来の回転展示装置から必要な認印を探すには、この回転展示装置を回しながら探すことになる。このため、回転展示装置が回転できるように周囲のスペースも確保する必要が生じると共に、認印を探す者は、この回転展示装置を強制的に回す作業に手間を要する不都合があった。
【００１１】
一方、特許文献１に記載されている展示具のように、展示具自体を折りたたみ自在に構成しても、大量の認印を効率良く展示することはできない。
【００１２】
更に、特許文献２の展示装置のように、大型商品でも対応できるように構成されていても、認印のように特殊な商品をコンパクトに展示することは不可能である。
【００１３】
そこで、本発明は上述の課題を解消すべく創出されたもので、大量の認印をコンパクトに収納展示すると共に、操作を一切必要とせずに収納したすべての認印を確認することが可能で、しかも各種ゴム印や朱肉などの印鑑関連商品と認印とを一体にして展示販売することが可能な商品陳列装置の提供を目的とするものである。
【００１４】
【課題を解決するための手段】
上述した目的を達成するため本発明の第１の手段は、前面に展示スペースを有し略台形状を成した基台１と、この基台１の上部に立設され略平板状を成す展示盤２とからなり、展示盤２の盤面に多数の認印Ｐを略水平に収納する多数の印鑑収納部３を形成し、各認印Ｐの捺印部を同一平面状に展示することにある。
【００１５】
第２の手段において、展示盤２に形成された印鑑収納部３は、展示盤２の前面に印鑑Ｐの長さだけ凹ませた凹面部４を設け、印鑑Ｐを挿入する挿入孔５Ａを多数開穿した支持板５を前記凹面部４に装着し、これら凹面部４と支持板５の挿入孔５Ａとで印鑑収納部３を形成する。
【００１６】
第３の手段において、前記基台１と前記展示盤２とは一体に形成され、展示盤２における印鑑収納部３の前面に透明な扉６を開閉自在に設け、基台１の傾斜した展示スペースに商品陳列用の棚板７を複数段設けたことを課題解消のための手段とする。
【００１７】
本発明によると、多数の認印Ｐを展示盤２の印鑑収納部３に収納し、印鑑関連商品を基台１の展示スペースに展示することができる。印鑑収納部３内の認印Ｐは、すべてが同一平面状に展示されているので、操作を一切必要とせずに収納した認印を確認することができる。
【００１８】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を説明する。本発明の主要構成は、基台１と展示盤２とで構成される（図１参照）。
【００１９】
基台１は、前面に展示スペースを有する略台形状を成している。この基台１は、後述する展示盤２を上端に支持立設すると共に、認印Ｐ以外の印鑑関連商品を展示する展示用の棚として機能するものである。図示の基台１は、幅約９００ｍｍ、高さ約８００ｍｍ、奥行約６００ｍｍ程度の基台１を示している（図２参照）。このサイズは、本発明展示装置が一坪のスペース内に設置できるように設計されたものであるが、これらのサイズは適宜変更することができる。
【００２０】
また、基台１前面の傾斜した展示スペースに、印鑑関連商品Ｑ、例えば、各種ゴム印や朱肉、スタンプ台等の商品を展示する商品陳列用の棚板７を複数段設けている（図１参照）。基台１の展示スペースは、この棚板７を使用せずに商品を展示することも可能である。
【００２１】
展示盤２は、認印Ｐを収納展示する印鑑収納部３を有する略平板状の盤体で、基台１の上部に立設されている。そして、印鑑収納部３に収納した各認印Ｐの捺印部を同一平面状に展示している。この展示盤２は、幅約８４０ｍｍ、高さ約８５０ｍｍ、奥行約２００ｍｍ程度に形成し、およそ３０００本の認印Ｐを略水平に収納する収納する印鑑収納部３を前面に具えている。展示盤２のサイズは、前記サイズの基台１に立設可能なサイズに設定したものである（図２参照）。したがって、基台１のサイズ変更に伴うなど展示盤２のサイズ変更も任意に行うことが可能である。
【００２２】
また、認印Ｐを３０００本収納できるようにしているのは、展示販売に最低限必要な認印Ｐのみを展示することで、できるだけコンパクトな展示を可能にするためである。図示例の展示盤２は、前記基台１と一体に形成することで、安定性を高めている。また、図示していないが、展示盤２と基台１とを別体に形成し、基台１上に展示盤２を載置固定することも可能である。更に、展示盤２における印鑑収納部３の前面に透明な扉６を開閉自在に設け、認印Ｐの保護を図っている。
【００２３】
印鑑収納部３は、認印Ｐを収納するスペースで、認印Ｐの数だけ形成している。この印鑑収納部３は、展示盤２の前面に印鑑Ｐの長さだけ凹ませた凹面部４を設け、印鑑Ｐを挿入する挿入孔５Ａを多数開穿した支持板５を前記凹面部４に装着している（図３参照）。図示の支持板５は、凹面部４の内部に薄い支持板５を前後にして２枚収納することで、認印Ｐの収納安定性を高めている（図４参照）。また支持板５は、アクリル板を使用することで、挿入孔５Ａの加工が極めて容易であり、しかも見栄えも良好となるので、印鑑収納部３として好適である。このほか支持板５の使用枚数や材質を変更することもできる。更に、印鑑収納部３は図示例に限定されるものではなく、例えば凹面部４を設けずに、認印Ｐが嵌合する穴状の印鑑収納部３を展示盤２の盤面に設けることも可能である。
【００２４】
図３に示す支持板５には、認印Ｐを挿入する挿入孔５Ａに加えて、朱肉を使用しない浸透印Ｒを挿入する挿入孔５Ｂを設けている。そして、展示盤２によって、認印Ｐと共に浸透印Ｒを展示することを可能にしている。このように認印Ｐと浸透印Ｒとを同時に展示するこてとで、使用者にとって、より利用し易い展示ができるものである。
【００２５】
【発明の効果】
本発明は上述の如く構成したことにより、当初の目的を達成する。
【００２６】
すなわち、前面に展示スペースを有し略台形状を成した基台１と、この基台１の上部に立設され略平板状を成す展示盤２とからなり、展示盤２の盤面に多数の認印Ｐを略水平に収納する多数の印鑑収納部３を形成し、各認印Ｐの捺印部を同一平面状に展示することにより、操作を一切必要とせずに収納したすべての認印を確認することが可能になった。
【００２７】
しかも、前面に展示スペースを有した基台１の上に、認印Ｐを収納する展示盤２を設置しているので、認印Ｐと印鑑関連商品とが一体化された状態で自然に展示できることになる。この結果、展示販売に必要な専門的な知識や情報がなくても極めて有効な展示効果を発揮する。また、基台１と展示盤２とをセットにしているので、本発明展示装置自体の価格も低価格に抑えることが可能になる。
【００２８】
また、展示盤２に形成された印鑑収納部３は、展示盤２の前面に印鑑Ｐの長さだけ凹ませた凹面部４を設け、印鑑Ｐを挿入する挿入孔５Ａを多数開穿した支持板５を前記凹面部４に装着し、これら凹面部４と支持板５の挿入孔５Ａとで印鑑収納部３を形成しているので、多数の認印Ｐを収納展示する展示盤２の軽量化に成功した。この結果、基台１の上部に展示盤２を立設することが可能になり、利用者が確認し易い位置で展示を行うことができ、しかも、少ないスペースへの設置が可能になった。
【００２９】
更に、基台１と展示盤２とは一体に形成され、展示盤２における印鑑収納部３の前面に透明な扉６を開閉自在に設け、基台１の傾斜した展示スペースに商品陳列用の棚板７を複数段設けているので、本発明展示装置のデザインに統一感が得られ、しかも、コンパクトな展示が可能になった。したがって、各種ゴム印や朱肉などの印鑑関連商品と認印Ｐとを一体にして展示販売するのに極めて好適な商品陳列装置を提供できる。
【００３０】
このように本発明によると、大量の認印をコンパクトに収納展示すると共に、操作を一切必要とせずに収納したすべての認印を確認することが可能で、しかも各種ゴム印や朱肉などの印鑑関連商品と認印とを一体にして展示販売することが可能であるなどといった産業上有益な種々の効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の一実施例を示す斜視図である。
【図２】本発明の一実施例を示す側断面図である。
【図３】本発明の印鑑収納部の一実施例を示す要部拡大正面図である。
【図４】本発明の印鑑収納部の一実施例を示す要部拡大側断面図である。
【符号の説明】
Ｐ認印
Ｑ印鑑関連商品
Ｒ浸透印
１基台
２展示盤
３印鑑収納部
４凹面部
５支持板
５Ａ挿入孔
５Ｂ挿入孔
６扉
７棚板

Claims

前面に展示スペースを有し略台形状を成した基台と、この基台の上部に立設され略平板状を成す展示盤とからなり、展示盤の盤面に多数の認印を略水平に収納する多数の印鑑収納部を形成し、各認印の捺印部を同一平面状に展示することを特徴とする商品陳列装置。
前記展示盤に形成された印鑑収納部は、展示盤の前面に印鑑の長さだけ凹ませた凹面部を設け、印鑑を挿入する挿入孔を多数開穿した支持板を前記凹面部に装着し、これら凹面部と支持板の挿入孔とで印鑑収納部を形成した請求項１記載の商品陳列装置。
前記展示盤と前記基台とは一体に形成され、展示盤における印鑑収納部の前面に透明な扉を開閉自在に設け、基台の傾斜した展示スペースに商品陳列用の棚板を複数段設けた請求項１記載の商品陳列装置。