JPH0531026A - 電気炊飯器 - Google Patents

電気炊飯器

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JPH0531026A
JPH0531026A JP19174791A JP19174791A JPH0531026A JP H0531026 A JPH0531026 A JP H0531026A JP 19174791 A JP19174791 A JP 19174791A JP 19174791 A JP19174791 A JP 19174791A JP H0531026 A JPH0531026 A JP H0531026A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 米飯の硬さを異にする複数レベルの炊き分け
状態を適切に実現する。 【構成】 米と水とを収納する飯器と、この飯器を加熱
する炊飯ヒータと、上記飯器の温度を検出する温度セン
サと、この温度センサの温度検出値に応じて所定の炊飯
特性で上記炊飯ヒータの加熱制御を行うヒータ制御部と
を備えてなる電気炊飯器において、上記ヒータ制御部の
炊飯特性における吸水時間等を米飯の硬さを異にする複
数種の炊き分け状態に応じて任意に可変設定する吸水時
間等可変手段と同ヒータ制御部の炊飯特性におけるむら
し時間等を上記複数種の炊き分け状態に応じて任意に可
変設定するむらし時間等可変手段とを設け、吸水量の調
節とむらし度合の調節の2つのファクターによって良好
な炊き分けを可能とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本願発明は、炊飯量に対応した任
意の加熱制御を行い、御飯の炊き上げ状態を所望の状態
にコントロールするようにした電気炊飯器に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来から、炊飯ヒータへの給電状態をマ
イクロコンピュータにより制御し、飯器の温度が所定の
基準温度曲線(加熱曲線)に従って変化するように加熱制
御を行うようにした電気炊飯器が広く用いられている。
上記の基準温度曲線は、炊飯量によって異なるので、上
述のようなマイコン制御型の電気炊飯器では、最初の加
熱過程で先ず炊飯量の判定が行われ、次に、その判定結
果に基づいて炊き上げ過程における炊飯ヒータへの給電
状態の制御が行われるのが一般的であった。
【0003】そして、上記加熱過程における炊飯量の判
定には、例えば炊飯量への供給電力を最大として飯器
の温度が所定の第1の温度から第2の温度まで上昇する
のに要する時間を測定し、該測定時間から炊飯量を判定
する方法、また飯器の温度が所定温度に達するまで炊
飯ヒータへの給電を行い、その後給電を停止してから別
の所定温度まで温度が下がるのに要する時間を測定し、
この測定された時間から炊飯量を判定する方法などが適
用されてきた。
【0004】しかし、これら,の技術では、炊飯量
を判定するための加熱期間中は、飯器の温度変化が上述
した基準曲線からずれることになり、このため理想的な
加熱制御が実現できない。
【0005】そこで最近では、沸騰状態に至らせるまで
の炊き上げ工程では炊飯量に依らずに上記の基準温度曲
線がほぼ一致することに着目して、炊き上げ工程の段階
から上記基準温度曲線に従う加熱制御を行いつつ、この
炊き上げ工程における加熱状態を調べることにより炊飯
量の判定を行い、その後の沸騰工程の時間などを炊飯量
に対応して変化させるようにした炊飯技術が用いられる
ようになってきている(例えば特開昭60−19341
7号公報参照)。
【0006】図14は、そのような炊飯量判定技術を説
明するための図であり、上記炊き上げ工程に対応した基
準温度曲線Lrefとともに加熱時における実際の飯器の
温度変化の一例が曲線L1で示されている。炊飯ヒータ
への給電状態の制御は、飯器の温度を検出する温度セン
サの出力に基づき、上記炊飯ヒータと商用交流電源との
間をリレーなどでON/OFFさせるようにして行われ
る。すなわち、炊飯ヒータの加熱(ON)によって、飯器
の温度が図示基準温度曲線Lrefを超えた期間ΔOFF
には上記リレーが遮断されて炊飯ヒータへの給電が停止
され、飯器の温度が図示基準温度曲線Lrefを下回った
期間ΔONには上記リレーが導通状態とされて炊飯ヒー
タへの通電が行われる。
【0007】そして、炊き上げ工程中の所定時間内にお
けるリレーのオン期間ΔONまたはオフ期間ΔOFFの
長さが積算され、この積算時間に基づいて炊飯量の判定
が行われる。すなわち、具体的な炊飯量の検出によらず
に上記一定の基準温度曲線Lrefに沿う加熱制御を行う
ためには、炊飯量が多いほど炊飯量への給電時間を長く
する必要がある。したがって、結局所定時間内における
上記リレーのオン時間(またはオフ時間)の積算値は炊飯
量に対応することになるから、逆にオン時間(またはオ
フ時間)の積算値に基づいて炊飯量を判定することがで
きる。
【0008】このような判定技術では、炊き上げ工程に
おけるほぼ理想的な加熱制御を実現しつつ炊飯量の判定
を行えるので、上記,などの方法よりも一層良質の
美味しい御飯を炊き上げることができる。
【0009】一方、最近では、例えば御飯の炊き上げ状
態を「柔かめ」、「普通」、「硬め」等の複数段階に直接水加
減を変えることなく炊き分ける炊き分け機能を具備させ
た電気炊飯器の提供が検討されるようになっている。こ
のような炊き分け機能を具備させた電気炊飯器では、上
述のような「柔かめ」、「普通」、「硬め」などの各炊き分け
状態を例えば選択キーをON操作するだけで、好みの硬
さの御飯を炊き上げることができるようにすることが可
能となるので、極めて便利であり、従来の方法だと水加
減が難しかった「すしめし」なども比較的容易に炊き上げ
ることができるようになるメリットがある。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかし、現在一部で検
討されている炊き分けシステムは、例えば炊飯状態にお
いて上述した合数判定方法により炊飯量を正確に判定し
内釜に設けた温度センサにより、例えば10秒毎に温度
上昇時の火加減をチェックし、細かく水分の蒸発量を調
節しながら炊き上げ方を変えるシステムであり、そのよ
うな構成を採用すると非常に制御プログラムが複雑とな
り高コストなものになる問題がある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本願の請求項1〜3各項
記載の発明は、それぞれ上記の問題を解決することを目
的としてなされたものであって、各々次のように構成さ
れている。
【0012】(1) 請求項1記載の発明の構成 請求項1記載の発明の電気炊飯器は、米と水とを収納す
る飯器と、この飯器を加熱する炊飯ヒータと、上記飯器
の温度を検出する温度センサと、この温度センサの温度
検出値に応じて所定の炊飯特性で上記炊飯ヒータの加熱
制御を行うヒータ制御部とを備えてなる電気炊飯器にお
いて、上記ヒータ制御部の炊飯特性における吸水時間を
米飯の硬さを異にする複数種の炊き分け状態に応じて任
意に可変設定する吸水時間可変手段を設けたことを特徴
とするものである。
【0013】(2) 請求項2記載の発明の構成 請求項2記載の発明の電気炊飯器は、米と水とを収納す
る飯器と、この飯器を加熱する炊飯ヒータと、上記飯器
の温度を検出する温度センサと、この温度センサの温度
検出値に応じて所定の炊飯特性で上記炊飯ヒータの加熱
制御を行うヒータ制御部とを備えてなる電気炊飯器にお
いて、上記ヒータ制御部の炊飯特性における吸水温度を
米飯の硬さを異にする複数種の炊き分け状態に応じて任
意に可変設定する吸水温度可変手段を設けたことを特徴
とするものである。
【0014】(3) 請求項3記載の発明の構成 請求項3記載の発明の電気炊飯器は、米と水とを収納す
る飯器と、この飯器を加熱する炊飯ヒータと、上記飯器
の温度を検出する温度センサと、この温度センサの温度
検出値に応じて所定の炊飯特性で上記炊飯ヒータの加熱
制御を行うヒータ制御部とを備えてなる電気炊飯器にお
いて、上記ヒータ制御部の炊飯特性における吸水時間を
米飯の硬さを異にする複数種の炊き分け状態に応じて任
意に可変設定する吸水時間可変手段と、同ヒータ制御部
の上記炊飯特性におけるむらし時間を上記複数種の炊き
分け状態に応じて任意に可変設定するむらし時間可変手
段とを設けたことを特徴とするものである。
【0015】
【作用】
(1) 請求項1記載の発明の作用 請求項1記載の発明の電気炊飯器の構成では、先ず米と
水とを収納する飯器と、この飯器を加熱する炊飯ヒータ
と、上記飯器の温度を検出する温度センサと、この温度
センサの温度検出値に応じて所定の炊飯特性で上記炊飯
ヒータの加熱制御を行うヒータ制御部とを備えた電気炊
飯器において、上記ヒータ制御部の炊飯特性における吸
水時間を上記ユーザにより設定された複数種の炊き分け
状態に応じて任意に可変設定する吸水時間可変手段が設
けられており、例えば硬め、普通、柔かめ等米飯の硬さ
を異にする複数種の炊き分けを、炊飯過程の吸水工程に
おける吸水時間を任意にコントロールすることにより、
高精度に実現するようになっている 一般に炊飯過程における水分量の調節は、吸水工程にお
いて効率良く実現することができる。従って、本発明の
構成のように、吸水工程において、吸水時間を設定され
た炊き分けレベル「硬め」、「普通」、「柔かめ」などに応じ
て適切に設定するようにすると、所望の米飯硬さを有す
る御飯の炊き分けを効果的に実現することができる。
【0016】(2) 請求項2記載の発明の作用 請求項2記載の発明の電気炊飯器の構成では、上記のよ
うに、先ず米と水とを収納する飯器と、この飯器を加熱
する炊飯ヒータと、上記飯器の温度を検出する温度セン
サと、この温度センサの温度検出値に応じて所定の炊飯
特性で上記炊飯ヒータの加熱制御を行うヒータ制御部と
を備えてなる電気炊飯器において、上記ヒータ制御部の
炊飯特性における吸水温度を米飯の硬さを異にする複数
種の炊き分け状態に応じて任意に可変設定する吸水温度
可変手段が設けられており、例えば硬め、普通、柔かめ
等米飯の硬さを異にする複数種の炊き分けを、炊飯過程
の吸水工程における吸水温度を任意にコントロールする
ことによって高精度に実現するようになっている。
【0017】一般に炊飯過程における水分量の調節は、
吸水工程において効率良く実現することができる。従っ
て、本発明の構成のように、吸水工程において、吸水温
度を設定された炊き分けレベル「硬め」、「普通」、「柔か
め」などに応じて適切に設定するようにすると、所望の
米飯硬さを有する御飯の炊き分けを効果的に実現するこ
とができる。
【0018】(3) 請求項3記載の発明の作用 請求項3記載の発明の電気炊飯器の構成では、上記同様
の電気炊飯器において、上記のようにヒータ制御部の炊
飯特性における吸水時間を米飯の硬さを異にする複数種
の炊き分け状態に応じて任意に可変設定する吸水時間可
変手段と、同ヒータ制御部の上記炊飯特性におけるむら
し時間を上記複数種の炊き分け状態に応じて任意に可変
設定するむらし時間可変手段とが各々設けられており、
柔かめ、普通、硬め等米飯の硬さを異にする複数レベル
の炊き分けを、炊飯過程の最初と最後における吸水時間
とむらし時間との2つのパラメータの組合せを適切にコ
ントロールすることにより、高精度に実現するように作
用する。
【0019】
【発明の効果】従って、本願発明の電気炊飯器による
と、吸水工程における吸水時間や加熱温度、またむらし
工程におけるむらし時間をコントロールすることによ
り、吸水される米飯中の水分量、むらされる米飯中の水
分量自体を最適に調節し得るようになるから、より精度
の高い炊き分け状態を低コストに実現することができる
ようになる。
【0020】
【実施例】
(1) 第1実施例 図1〜図13は、本願発明の第1実施例に係る炊き分け
機能を備えた電気炊飯器の構成を示している。
【0021】先ず図1は、同実施例における電気炊飯器
の全体の構成を示す縦断面図である。この電気炊飯器
は、例えば炊飯と保温とを兼用するものとされており、
内部に飯器6をセットし得るように構成された有底筒状
の外ケース1と、該外ケース1の上部を覆蓋する蓋ユニ
ット7とからなる容器本体Zを備えている。
【0022】上記外ケース1は、薄い金属板で形成され
た筒状のカバー部材22と、該カバー部材2の上下端部
にそれぞれ結合された合成樹脂製の肩部材4および底部
材3とによって構成されており、その内部には上記飯器
6を取り出し可能にセットするための有底筒状の内容器
5が設けられている。
【0023】上記内容器5の底面中央部には、飯器6の
底面に接触するセンタセンサ28が設けられており、該
センタセンサ28を包囲するように環状の炊飯ヒータH
1が熱盤24内に埋設された状態で配設されている。
尚、上記センタセンサ28内には、飯器6の温度を検出
する感温素子72(図3参照)及び飯器6がセットされて
いる否かを検知する飯器セットセンサ71(図3参照)等
が内蔵されている。
【0024】上記蓋ユニット7は、外周面を構成する合
成樹脂製の外カバー8と、内周面を構成する合成樹脂製
の内カバー9とによって中空構造に形成されており、上
記外カバー8と内カバー9とは、高周波溶着等によって
気密性良好に接合されている。この蓋ユニット7は、上
記肩部材4の位置側に対してヒンジ機構20を介して回
動自在に取付けられており、その開放端側には、蓋ユニ
ット7の所定位置に係合して蓋ユニット7の閉塞状態を
維持するロック機構21が設けられている。
【0025】また、上記蓋ユニット7の略中央部には、
蒸気排出口15が設けられており、該蒸気排出口15の
下部には、蒸気放出筒取付孔13が形成されている。該
蒸気放出筒取付孔13には、ゴム製の蒸気放出筒パッキ
ン14が取付けられている。
【0026】さらに、上記蓋ユニット7の下方には、前
述の飯器6の上部開口を閉塞するための内蓋10が設け
られており、該内蓋10の中央部には、該内蓋10の適
所に形成された蒸気口17を介して内蓋10の上方の内
部空間16に導かれた蒸気を外部へ逃がすための調圧装
置11を内蔵した蒸気放出筒12が固定されている。こ
の蒸気放出筒12は、上記蒸気放出筒パッキン14に対
して抜き取り可能に取付けられている。つまり、この内
蓋10は、蒸気放出筒12を介して蓋ユニット7に着脱
自在に取付けられている。尚、蓋ユニット7と内蓋10
との間は、内カバー9の周縁部に取付けられたパッキン
18によって密閉されており、蒸気が調圧装置11以外
の部分から外部へ洩れ出るのを防止している。
【0027】上記内容器5の側周部外面には、さらに保
温ヒータH2が配設され、また上記肩部材4において上
記内蓋10が接合される部位には、肩ヒータH3が配設
されている。上記保温ヒータH2は、主として炊飯後の
米飯を保温して腐敗を防ぐために用いられ、上記肩ヒー
タH3は、内蓋10を熱伝導により加熱してその表面に
生じた水滴を蒸発させ、飯器6内への水滴の落下を防ぐ
ために用いられる。
【0028】一方、上記内容器5と外ケース1との間に
は、炊飯ヒータH1、保温ヒータH2および肩ヒータH3
への給電制御を行うためのマイクロコンピュータ23が
収容されている。また、上記肩部材4には、操作部を構
成する操作基板22が設けられている。この操作基板2
2には、例えば図2に示すように、白米炊飯と玄米炊飯
とおかゆ、早炊き炊飯の4つの炊飯機能(炊飯メニュー)
を選択するためのメニュースイッチ41と、上記保温ヒ
ータH2の通電および通電停止制御を行う保温および取
消スイッチ42と、上記メニュースイッチ41によって
選択された炊飯メニューに基づいて上記炊飯ヒータH1
による炊飯を開始させるための炊飯スイッチ43(ファ
ージ炊飯)と、例えば硬めNo1から柔かめNo5まで5
段階の炊き分けレベルを設定する炊き分けスイッチ44
と、上記炊飯スイッチ43の選択に基づいて点灯する炊
飯表示灯46と、上記保温スイッチ42の投入時に点灯
して保温状態であることを表示する保温表示灯47と、
タイマー操作に応じて点灯するタイマー表示灯48と、
上記メニュースイッチおよび炊き分けスイッチ41によ
って選択される炊飯メニュー、硬さレベル等を表示して
使用者に選択メニューを視認せしめるための液晶表示部
53とが設けられている。
【0029】続いて、図3に示す電気回路図に基づい
て、本実施例の電気炊飯器における電気的な構成を説明
する。なお、図3では図1に示された各部に対応する部
分には同一の参照符号を付して示している。
【0030】商用交流電源29からの電力は、飯器6の
異常加熱を検知して溶断する温度ヒュース30を介して
炊飯ヒータH1、保温ヒータH2および肩ヒータH3に供
給されるとともに、降圧トランス35で降圧され且つ整
流器36で整流されて上記マイクロコンピュータ23に
対してその電源電力として供給される。尚、マイクロコ
ンピュータ23の構成については後述する。
【0031】上記炊飯ヒータH1と保温ヒータH2並びに
肩ヒータH3は、相互に並列に接続されている。また、
炊飯ヒータH1に直列にリレー31の常開接点31aが接
続されている。このリレー31のリレーコイル31b
は、上記マイクロコンピュータ23からの指令によりO
N/OFF制御されるトランジスタ37により励磁/消
磁が制御されることとなっている。符号32はリレーコ
イル31bを消磁した際に生じる逆起電力を吸収するた
めのダイオードである。
【0032】上記保温ヒータH2と商用交流電源29と
の間および肩ヒータH3と商用交流電源29との間に
は、それぞれトライアック33,34が接続されてい
る。これらのトライアック33,34のゲートには、マ
イクロコンピュータ23からの指令によりON/OFF
制御されるトランジスタ38,39からの制御信号が与
えられることとなっている。
【0033】上記マイクロコンピュータ23は、基準周
波数発生回路(OSC)40からのクロック信号にづいて
動作し、所定のプログラムに従って上記トランジスタ3
7,38,39の制御を行い、これにより上記炊飯ヒータ
1、保温ヒータH2および肩ヒータH3への給電を例え
ば図5〜図9に示す特性に従って具体的に制御する。こ
の給電制御は、上記センタセンサ28内に内蔵されてい
る感温素子72からの出力信号に基づいて行われる。
尚、符号71は飯器6がセットされているか否かを検知
するための飯器セットセンサである。
【0034】また、上記マイクロコンピュータ23に
は、上記各スイッチ41〜45と各表示灯46〜48
と、液晶表示部53及び炊飯完了を報知するブザー73
が接続されている。なお、上記マイクロコンピュータ2
3は特許請求の範囲中のヒータ制御部を構成するもので
ある。
【0035】ところで、図4は通常(普通)の炊飯動作時
における上記飯器6の理想的な温度変化(基本炊飯特性)
を示す図である。炊飯動作は、所定温度(たとえば飯器
温度60℃)で米に水を吸収させる「吸水工程(1)」と、
沸騰状態にまで加熱する「炊き上げ工程(2)」と、沸騰状
態を保持させる「沸騰工程(3)」と、炊き上がった御飯を
むらす「むらし工程(4)」とを含んでいる。飯器6の理想
的な加熱状況は、炊飯量により異なり、たとえば「沸騰
工程(3)」の長さや、「沸騰工程(3)」における炊飯ヒー
タH1への供給電力を炊飯量に対応して設定することに
よって美味しく御飯が炊けることが知られている。その
一方で、「炊き上げ工程(2)」については、炊飯量によら
ずにほぼ一定の温度変化を行わせることによって御飯が
美味しく炊けることもまた経験的に判っている。本実施
例では「炊き上げ工程(2)」の途中の所定期間Δtにおい
て、炊飯量(合数)の判定が行われ、その後の「沸騰工程
(3)」での加熱制御は該判定された炊飯量に対応して行
われる。
【0036】そして、本実施例の場合には、該理想曲線
が上記炊き分けスイッチ44によって設定される上記5
種類の炊き上げ状態、硬めNo1〜柔かめNo5に応じて
例えば図5〜図9に示すように特に「吸水時間」を異にす
る5組の理想曲線がマイクロコンピュータ(ヒータ制御
部)23内に設定されている。
【0037】そして、上記図5〜図9の各炊飯特性の選
択設定は、上述した炊き分けスイッチ44のON操作に
よって行われるようになっている。
【0038】すなわち、上記液晶表示部53には、例え
ば図2に詳細に示されているように、上記炊き分けスイ
ッチ44がON操作されると、先ず「白米」表示53aが
表されるとともに炊き分けレベルの表示(硬めNo1〜柔
かめNo5)の何れかが点灯表示されるようになってい
る。この炊き分けレベルの表示は、図10に拡大して更
に詳細に示されているように上記「硬め」から「柔かめ」ま
でのレベルを上記の如くNo1からNo5までの5段階に
分割し、No1が「硬め」、No2が「硬めと普通の中間」、
No3が「普通」、NO4が「普通と柔かめの中間」、NO
5が「柔かめ」となっている。そして、該表示は、例えば
上記炊き分けスイッチ44のON操作毎に工場出荷時に
設定メモリされたNo3「普通」表示(図示a)から順次No
2(図示b)、No1(図示c)、No5(図示d)、No4(図示
e)と変化し、さらにNo3「普通」(図示a)表示へと復帰す
るように順々にメモリ状態と表示状態が切り替えられる
ようになっている。つまり、常に最新に選択された炊き
分け状態が上述したマイクロコンピュータ23中のRA
Mメモリ中に更新しながらメモリされるようになってお
り、特に炊き分けスイッチ44がONされなかった場合
には、前回選択された炊き分け状態での特性設定がなさ
れる。
【0039】今、その制御動作をフローチャートにして
示すと例えば図11のようになる。
【0040】先ず最初に炊飯器に電源が入るとステップ
1では、前回選択の炊き分けレベルの表示(No1〜No
5の何れか)がなされる。
【0041】次にステップS2で、新たに炊き分けスイ
ッチ44がONされたか否かを判定する。その結果、Y
ESの時はステップS3に進んで、上記現在の炊き分け
レベルの表示から図10の(a)から(e)の転移方向に1ス
テップ分だけ表示レベルを送るとともにステップS4
上記マイクロコンピュータ23中のRAMに当該新たな
炊き分けレベルをメモリ(セット)する。これにより、次
回の電源ON時には、該メモリされた炊き分けレベルが
自動的に表示される。
【0042】一方、上記ステップS2の判定で炊き分け
スイッチ44がON操作されなかったNOの時は、必要
に応じ予約スイッチのON状態に基き、予約時刻表示等
のタイマー処理(ステップS5)を行った上で更にステッ
プS6に進む。
【0043】ステップS6では、最終的に炊飯ヒータ
1、保温ヒータH2をONにするための炊飯スイッチ4
3がON操作されたか否かを判定し、YES(ON)の時
はステップS7で上記タイマー処理による予約時刻設定
の有無を確認した上で、YESの場合はタイマー炊飯フ
ローS8に、またNOの時は通常の炊飯フローS9に進ん
で炊飯を実行する。
【0044】以上のような炊き分けレベルの表示構成を
採用すると、日常的に高頻度で使用される炊き分けレベ
ルが自動的に記憶されることになり、学習制御的な炊き
分け機能を実現できる便利さが生じる。
【0045】次に、上記マイクロコンピュータ23によ
って行われる本第1実施例の炊き分け制御について図1
2および図13に示す相互に連続するフローチャートを
参照して詳細に説明する。
【0046】すなわち、先ず上記炊飯器本体への電源O
N後、ステップS1で上記炊飯ヒータH1、保温ヒータH
2を連続的にON(本実施例では上述したトランジスタ3
7のONデューティが例えば14秒間を最大として設定
されているので、該ヒータH1,H2の連続ONの時を1
4/14(=デューティー1)と表すこととする)にして
飯器6への予熱を開始する。
【0047】次にステップS2に進み、上記予熱の連続に
よって上記センタセンサ28によって検出される飯器6
の温度が吸水温度50℃に達したか否かを判断する。そ
の結果、NOの時は、YESとなるまでステップS3
停電確認を行いながら上記予熱動作を繰り返す。
【0048】一方、YES(50℃以上)となると、続い
て上記炊き分けスイッチ44によって設定された炊き分
けレベルが、例えばNo1レベル(硬め)であるか否かを
先ず判定する。その結果、YES(No1)の時は、上記
図5(No1)の炊飯特性を選択し、吸水時間を全く設定
することなく上記ヒータH1,H2のON状態を継続して
炊き上げ工程に入り、図13側のステップS5で加熱量
に対する温度変化を見ながら合数(炊飯量)の判定を行
う。そして、該判定された合数に応じて加熱量(火加減)
を所定周期毎に調節しながら沸騰工程(130℃以上)ま
で図5の特性により炊き上げてゆく。
【0049】他方、上記ステップS4の判定でNO、つ
まりユーザにより設定された炊き分けレベルが少なくと
もNo1(硬め)レベルではない場合には、さらにステッ
プS6に進み、今度はNo2(硬めと普通の中間)レベルで
あるか否かを判定する。その結果、YES(No2)の時
はステップS7に進んで設定吸水時間5分のタイマーT5
のデクリメントをスタートさせるとともにステップS8
で上記炊飯ヒータH1と保温ヒータH2をOFFにして昇
温を中止し、吸水工程を実行する。
【0050】そして、該吸水工程を継続しながら続いて
ステップS9に進み、上記タイマーT5の設定吸水時間5
分が経過(T5=0)したか否かを判定し、設定吸水時間
5分が経過していないNO判定の時は再びステップS11
で上記センタセンサ28による飯器6の検出温度が50
℃以下に低下していないか否かを確認し、50℃以下に
なっているときはステップS12で上記ヒータH1,H2
7/14デューティ時間ONにすることにより、50℃
への回復を行って吸水温度の維持を図りながら上記設定
吸水時間5分が経過するまで図6の特性に示すようにN
o2レベルに適度な白米への吸水作用を行わせる。
【0051】一方、上記ステップS9の判定でYESと
判定され、図6の特性に対応して設定された吸水時間
(5分)が経過した時は、次にステップS10に進んで再び
上記ヒータH1,H2を14/14テューティONにして
上述した炊き上げ工程に入り合数判定(ステップS5)を
実行する。そして、該判定された合数に応じて加熱量
(火加減)を所定周期毎に調節しながら沸騰工程(130
℃以上)まで図6の特性により炊き上げてゆく。
【0052】他方、上記ステップS6の判定でNO、つ
まりユーザにより設定された炊き分けレベルがNo1(硬
め)でもNo2(硬めと普通の中間)レベルでもない場合に
は、さらにステップS13に進み、No3(普通)レベルで
あるか否かを判定する。その結果、YES(NO)の時は
ステップS14に進んで設定吸水時間10分のタイマーT
10のデクリメントをスタートさせるとともにステップS
15で上記炊飯ヒータH1と保温ヒータH2をOFFにして
昇温を中止し、吸水工程を実行する。
【0053】そして、該吸水工程を継続しながら続いて
ステップS16に進み、上記タイマーT10の設定吸水時間
10分が経過(T10=0)したか否かを判定し、設定吸水
時間10分が経過していないNO判定の時は再びステッ
プS17で上記センタセンサ28による飯器6の検出温度
が50℃以下に低下していないか否かを確認し、50℃
以下になっているときはステップS18で上記ヒータH1,
2を7/14デューティ時間ONにすることにより、
吸水温度50℃への回復を行って最適な吸水温度の維持
を図りながら上記設定吸水時間10分が経過するまで図
7の特性に示すようにNo3レベルに対応した適度な白
米への吸水作用を行わせる。
【0054】一方、上記ステップS16の判定でYESと
判定され、図7の特性に対応して設定された吸水時間
(10分)が経過した時は、次にステップS10に進んで再
び上記ヒータH1,H2を14/14テューティONにし
て上述した炊き上げ工程に入り合数判定(ステップS5)
を実行する。そして、該判定された合数に応じて加熱量
(火加減)を所定周期毎に調節しながら沸騰工程(13
0℃以上)まで図7の特性により炊き上げてゆく。
【0055】他方、上記ステップS13の判定でNO、つ
まりユーザにより設定された炊き分けレベルがNo1(硬
め)レベルでもNo2(硬めと普通の中間)レベル、No3
(普通)レベルでもない場合には、さらにステップS19
進み、No4(普通と柔かめの中間)レベルであるか否か
を判定する。その結果、YES(No4)の時はステップ
20に進んで設定吸水時間15分のタイマーT15のデク
リメントをスタートさせるとともにステップS21で上記
炊飯ヒータH1と保温ヒータH2をOFFにして昇温を中
止し、吸水工程を実行する。
【0056】そして、該吸水工程を継続しながら続いて
ステップS22に進み、上記タイマーT15の設定吸水時間
15分が経過(T15=0)したか否かを判定し、設定吸水
時間15分が経過していないNO判定の時は再びステッ
プS23で上記センタセンサ28による飯器6の検出温度
が50℃以下に低下していないか否かを確認し、50℃
以下になっているときはステップS24で上記ヒータH1,
2を7/14デューティ時間ONにすることにより、
50℃への回復を行って最適な吸水温度の維持を図りな
がら上記設定吸水時間15分が経過するまで図8の特性
に示すようにNo4レベルに対応した適度な白米への吸
水作用を行わせる。
【0057】一方、上記ステップS22の判定でYESと
判定され、図8の特性に対応して設定された吸水時間
(15分)が経過した時は、次にステップS10に進んで再
び上記ヒータH1,H2を14/14テューティONにし
て上述した炊き上げ工程に入り合数判定(ステップS5)
を実行する。そして、該判定された合数に応じて加熱量
(火加減)を所定周期毎に調節しながら沸騰工程(130
℃以上)まで図8の特性により炊き上げてゆく。
【0058】他方、上記ステップS19の判定でNO、つ
まりユーザにより設定された炊き分けレベルがNo1〜
No4レベルの何れでもないNo5(柔かめ)レベルの場合
には、さらにステップS25に進み、設定吸水時間20分
のタイマーT20のデクリメントをスタートさせるととも
にステップS26で上記炊飯ヒータH1と保温ヒータH2
OFFにして昇温を中止し、吸水工程を実行する。
【0059】そして、該吸水工程を継続しながら続いて
ステップS27に進み、上記タイマーT20の設定吸水時間
20分が経過(T20=0)したか否かを判定し、設定吸水
時間20分が経過していないNO判定の時は再びステッ
プS28で上記センタセンサ28による飯器6の検出温度
が50℃以下に低下していないか否かを確認し、50℃
以下になっているときはステップS29で上記ヒータH1,
2を7/14デューティ時間ONにすることにより、
50℃への回復を行って最適な吸水温度の維持を図りな
がら上記設定吸水時間20分が経過するまで図9の特性
に示すようにNo5レベルに対応した適度な白米への吸
水作用を行わせる。
【0060】一方、上記ステップS27の判定でYESと
判定され、図9の特性に対応して設定された吸水時間
(20分)が経過した時は、次にステップS10に進んで再
び上記ヒータH1,H2を14/14テューティONにし
て上述した炊き上げ工程に入り合数判定(ステップS5)
を実行する。そして、該判定された合数に応じて加熱量
(火加減)を所定周期毎に調節しながら沸騰工程(130
℃以上)まで図9の特性により炊き上げてゆく。
【0061】以上のようにして、No1〜No5の各炊き
分けレベルに対応した適度な吸水時間を経た米の炊き上
げ工程が完了する段階になると、図5〜図9の各炊飯特
性に示されるように、やがて上記センタセンサ28によ
り検出される飯器6の温度が沸騰工程を示す130℃以
上になる。
【0062】そこで、続いてステップS30に進んで、同
温度が実際に130℃以上になったか否かを判定した
後、ステップS31で所定のむらし時間、20分を設定し
たむらしタイマーTMのデクリメントをスタートさせ
る。
【0063】そして、さらにステップS32に進み、現在
の飯器6の温度が予じめ設定された「むらし温度」110
℃以上であるか否かを判定し、YES(110℃以上)の
時はステップS33に進んで、上記ヒータH1,H2をOF
Fにして飯器温度を110℃まで低下させた後、ステッ
プS35で上記肩ヒータH3を9/14デューティONに
して内蓋のつゆを蒸発させるとともに最適な「むらし」温
度状態に維持する。他方、飯器温度が110℃よりも低
くなっている時(NO)は、上記ヒータH1,H2を2/1
4デューティだけONにして飯器温度を最適な「むらし」
温度まで上昇させる。
【0064】そして、続いてステップS36で上記むらし
時間20分が経過したか否かを判定し、上記設定された
「むらし時間」20分の経過が判定された時にはステップ
37に進んで炊き上げ完了であることをブザーにより報
知した上で、最後の保温工程(ステップS38)に移行す
る。
【0065】以上のように本実施例の電気炊飯器では、
ヒータ制御用マイクロコンピュータ部の炊飯特性におけ
る吸水時間を米飯の硬さを異にするNo1〜No5複数種
の炊き分けレベルに応じて任意に可変設定するようにな
っている。従って、柔かめ、普通、硬め等米飯の硬さを
異にする複数レベルの炊き分けを、炊飯過程における吸
水時間を最適な状態にコントロールすることによって簡
単かつ高精度に実現することができる。
【0066】(2) 第2実施例 次に図14〜図20は、本願発明の第2実施例に係る電
気炊飯器の構成および作用を示している。本実施例で
は、上記第1実施例の場合と異なり、吸水工程における
「吸水温度」を例えば図14〜図18に示すように上述し
た各炊き分けレベルNo1〜No5に対応して40℃〜6
0℃の範囲で適切に変えることにより、上記第1実施例
の場合と同様の炊き分け作用を得ることができるように
したことを特徴とするものである。
【0067】次に、上記マイクロコンピュータ23によ
って行なわれる本第2実施例の炊き分け制御について図
19および図20に示す相互に連続するフローチャート
を参照して詳細に説明する。
【0068】すなわち、先ず上記炊飯器本体への電源O
N後、ステップS1でユーザにより設定された炊き分け
レベルが上記No1レベルである否かを判定し、YES
の時は次のステップS2で上記炊飯ヒータH1、保温ヒー
タH2を連続的にON(本実施例では上述したトランジス
タ37のONデューティが例えば14秒間を最大として
設定されているので、該ヒータH1,H2の連続ONの時
を14/14(=デューティー比1=100%)と表すこ
ととする)にして飯器6への予熱を開始する。
【0069】次にステップS3に進み、上記予熱の連続
によって上記センタセンサ28によって検出される飯器
6の温度がNo1レベルに対応した設定吸水温度40℃
に達しているか、いないかを判断する。その結果、YE
Sの時は、NOとなるまでステップS4で停電確認を行
いながら上記の予熱動作を繰り返す。
【0070】一方、ステップS3でNOと判定されたNo
1レベルの吸水温度40℃よりも高い時は、ステップS
5に進んで一定の吸水時間10分を設定した吸水タイマ
ーT10をスタートさせた上で、更にステップS6に進
む。ステップS6では、再度上記の設定吸水温度40℃
に達しているか否かの判定を行ない、未だ飯器温度が同
温度40℃以下のYESの時はステップS7に進んで、
上記炊飯ヒータH1および保温ヒータH2を7/14デュ
ーティーONにして上記飯器温度を上記No1レベルに
対応した設定吸水温度40℃に昇温させる。他方、飯器
温度が、上記No1レベルに対応した設定吸水温度40
℃を越えているNOの時は、ステップS8で同ヒータ
1,H2をOFFにてし飯器温度を設定吸水温度40℃
まで下げる。
【0071】そして、その後、ステップS9に進んで予
じめ設定された設定吸水時間10分の経過(T10=0)の
判定を行ない、YES(T10=0)の時はステップS11
進んで上記炊飯ヒータH1、保温ヒータH2を共に14/
14デューティー(100%)ONにして炊き上げ工程に
入る。他方、NOの時は、ステップS10に進んで停電確
認を行ないながら上記ステップS6〜S9の動作を継続す
る。
【0072】一方、上記ステップS11でヒータH1,H2
を14/14ONにして炊き上げ工程に入ると、図20
側のステップS12で加熱量に対する温度変化を見ながら
合数(炊飯量)の判定を行う。そして、該判定された合数
に応じて加熱量(火加減)を所定周期毎に調節しながら沸
騰工程(130℃以上)まで図14のNo1特性により炊
き上げてゆく。
【0073】他方、上記ステップS1の判定でNO、つ
まりユーザにより設定された炊き分けレベルが少なくと
もNo1(硬め)レベルではない場合には、ステップS13
に進み、今度No2(硬めと普通の中間)レベルであるか
否かを判定する。その結果、YES(No2)の時はステ
ップS14に進んで、上記炊飯ヒータH1、保温ヒータH2
を各々14/14デューティー比ONにして飯器6への
予熱を開始する。
【0074】次にステップS16に進み、上記予熱の連続
によって上記センタセンサ28によって検出される飯器
6の温度がNo2レベルに対応した設定吸水温度45℃
に達しているか、いないかを判断する。その結果、YE
Sの時は、NOとなるまでステップS15で停電確認を行
いながら上記の予熱動作を繰り返す。
【0075】一方、ステップS16でNOと判定されたN
o2レベルの吸水温度45℃よりも高い時は、ステップ
17に進んで一定の吸水時間10分を設定した吸水タイ
マーT10をスタートさせた上で、更にステップS18に進
む。ステップS18では、再度上記設定吸水温度45℃に
達しているか否かの判定を行ない。未だ飯器温度が45
℃以下のYESの時はステップS19に進んで、上記炊飯
ヒータH1および保温ヒータH2を7/14デューティー
ONにして上記飯器温度を上記No2レベルに対応した
設定吸水温度45℃に昇温させる。他方、飯器温度が、
上記No2レベルに対応した設定吸水温度45℃を越え
ているNOの時は、ステップS20で同ヒータH1,H2
OFFにてし飯器温度を設定吸水温度45℃まで下げ
る。
【0076】そして、その後、ステップS21に進んで予
じめ設定された設定吸水時間10分の経過(T10=0)の
判定を行ない、YES(T10=0)の時はステップS11
進んで上記炊飯ヒータH1、保温ヒータH2を共に14/
14デューティー(100%)ONにして炊き上げ工程に
入る。他方、NOの時は、ステップS22に進んで停電確
認を行ないながら上記ステップS18〜S21の動作を継続
する。
【0077】そして、上記ステップS11でヒータH1,H
2を14/14ONにして炊き上げ工程に入ると、図2
0側のステップS12で加熱量に対する温度変化を見なが
ら合数(炊飯量)の判定を行う。そして、該判定された合
数に応じて加熱量(火加減)を所定周期毎に調節しながら
沸騰工程(130℃以上)まで図15のNo2特性により
炊き上げてゆく。
【0078】他方、上記ステップS13の判定でNO、つ
まりユーザにより設定された炊き分けレベルがNo1(硬
め)レベルでもNo2(硬めと普通の中間)レベルでもない
場合には、さらにステップS23に進み、No3(普通)レ
ベルであるか否かを判定する。その結果、YES(No
3)の時はステップS24に進んで、上記炊飯ヒータH1
保温ヒータH2を各々14/14デューティー比ONに
して飯器6への予熱を開始する。
【0079】次にステップS26に進み、上記予熱の連続
によって上記センタセンサ28によって検出される飯器
6の温度がNo3レベルに対応して設定された吸水温度
50℃に達しているか、いないかを判断する。その結
果、YESの時は、NOとなるまでステップS25で停電
確認を行いながら上記の予熱動作を繰り返す。
【0080】一方、ステップS26でNOと判定されたN
o3レベルの吸水温度50℃よりも高い時は、ステップ
27に進んで一定の吸水時間10分を設定した吸水タイ
マーT10をスタートさせた上で、更にステップS28に進
む。ステップS28では、再度設定吸水温度50℃に達し
ているか否かの判定を行ない。未だ飯器温度が50℃以
下のYESの時はステップS29に進んで、上記炊飯ヒー
タH1および保温ヒータH2を7/14デューティーON
にして上記飯器温度を上記No3レベルに対応した設定
吸水温度50℃に昇温させる。他方、飯器温度が、上記
No3レベルに対応した設定吸水温度50℃を越えてい
るNOの時は、ステップS30で同ヒータH1,H2をOF
Fにてし飯器温度を設定吸水温度まで下げる。
【0081】そして、その後、ステップS31に進んで予
じめ設定された設定吸水温度10分の経過(T10=0)の
判定を行ない、YES(T10=0)の時はステップS11
進んで上記炊飯ヒータH1、保温ヒータH2を共に14/
14デューティー(100%)ONにして炊き上げ工程に
入る。他方、NOの時は、ステップS32に進んで停電確
認を行ないながら上記ステップS28〜S31の動作を継続
する。
【0082】そして、上記ステップS11でヒータH1,H
2を14/14デューティーONにして炊き上げ工程に
入ると、図20側のステップS12で加熱量に対する温度
変化を見ながら合数(炊飯量)の判定を行う。そして、該
判定された合数に応じて加熱量(火加減)を所定周期毎に
調節しながら沸騰工程(130℃以上)まで図16のNo
3特性により炊き上げてゆく。
【0083】他方、上記ステップS23の判定でNO、つ
まりユーザにより設定された炊き分けレベルがNo1(硬
め)レベルでもNo2(硬めと普通の中間)レベル、No3
(普通)レベルでもない場合には、さらにステップS33
進み、No4(普通と柔かめの中間)レベルであるか否か)
を判定する。その結果、YES(No4)の時はステップ
34に進んで、上記炊飯ヒータH1、保温ヒータH2を各
々14/14デューティー比ONにして飯器6への予熱
を開始する。
【0084】次にステップS35に進み、上記予熱の連続
によって上記センタセンサ28によって検出される飯器
6の温度がNo4レベルに対応して設定された吸水温度
55℃に達しているか、いないかを判断する。その結
果、YESの時は、NOとなるまでステップS36で停電
確認を行いながら上記の予熱動作を繰り返す。
【0085】一方、ステップS35でNOと判定されたN
o4レベルの吸水温度55℃よりも高い時は、ステップ
37に進んで一定の吸水時間10分を設定した吸水タイ
マーT10をスタートさせた上で、更にステップS38に進
む。ステップS38では、再度設定吸水温度55℃に達し
ているか否かの判定を行ない。未だ飯器温度が55℃以
下のYESの時はステップS39に進んで、上記炊飯ヒー
タH1および保温ヒータH2を7/14デューティーON
にして上記飯器温度を上記No4レベルに対応した設定
吸水温度55℃に昇温させる。他方、飯器温度が、上記
No4レベルに対応した設定吸水温度55℃を越えてい
るNOの時は、ステップS40で同ヒータH1,H2をOF
Fにして飯器温度を設定吸水温度まで下げる。
【0086】そして、その後、ステップS41に進んで予
じめ設定された設定吸水温度10分の経過(T10=0)の
判定を行ない、YES(T10=0)の時はステップS11
進んで上記炊飯ヒータH1、保温ヒータH2を共に14/
14デューティー(100%)ONにして炊き上げ工程に
入る。他方、NOの時は、ステップS42に進んで停電確
認を行ないながら上記ステップS38〜S41の動作を継続
する。
【0087】一方、上記ステップS11でヒータH1,H2
を14/14ONにして炊き上げ工程に入ると、図20
側のステップS12で加熱量に対する温度変化を見ながら
合数(炊飯量)の判定を行う。そして、該判定された合数
に応じて加熱量(火加減)を所定周期毎に調節しながら沸
騰工程(130℃以上)まで図17のNo4特性により炊
き上げてゆく。
【0088】他方、上記ステップS33の判定でNO、つ
まりユーザにより設定された炊き分けレベルがNo1(硬
め)レベルでもNo2(硬めと普通の中間)レベル、No3
(普通)レベル、No4(普通と柔かめの中間)レベルでも
ないNo5(柔かめ)レベルの場合には、ステップS43
進んで、上記炊飯ヒータH1、保温ヒータH2を各々14
/14デューティー比ONにして飯器6への予熱を開始
する。
【0089】次にステップS44に進み、上記予熱の連続
によって上記センタセンサ28によって検出される飯器
6の温度がNo5レベルに対応した設定吸水温度60℃
に達しているか、いないかを判断する。その結果、YE
Sの時は、NOとなるまでステップS45で停電確認を行
いながら上記の予熱動作を繰り返す。
【0090】一方、ステップS44でNOと判定されたN
o5レベルの吸水温度60℃よりも高い時は、ステップ
46に進んで一定の吸水時間10分を設定した吸水タイ
マーT10をスタートさせた上で、更にステップS47に進
む。ステップS47では、再度設定吸水温度60℃に達し
ているか否かの判定を行ない。未だ飯器温度が60℃以
下のYESの時はステップS48に進んで、上記炊飯ヒー
タH1および保温ヒータH2を7/14デューティーON
にして上記飯器温度を上記No5レベルに対応した設定
吸水温度60℃に昇温させる。他方、飯器温度が、上記
No5レベルに対応した設定吸水温度60℃を越えてい
るNOの時は、ステップS49で同ヒータH1,H2をOF
Fにして飯器温度を設定吸水温度60℃まで下げる。
【0091】そして、その後、ステップS50に進んで予
じめ設定された設定吸水温度10分の経過(T10=0)の
判定を行ない、YES(T10=0)の時はステップS11
進んで上記炊飯ヒータH1、保温ヒータH2を共に14/
14デューティー(100%)ONにして炊き上げ工程に
入る。他方、NOの時は、ステップS51に進んで停電確
認を行ないながら上記ステップS47〜S50の動作を継続
する。
【0092】一方、上記ステップS50の判定でYESと
判定され、図18の特性に対応して設定された吸水時間
(10分)が経過した時は、上述したステップS11に進ん
で上記ヒータH1,H2を14/14テューティONにし
て上述した炊き上げ工程に入り合数判定(ステップS12)
を実行する。そして、該判定された合数に応じて加熱量
(火加減)を所定周期毎に調節しながら沸騰工程(130
℃以上)まで図18の特性により炊き上げてゆく。
【0093】以上のようにして、No1〜No5の各炊き
分けレベルに対応した適度な吸水時間を経た米の炊き上
げ工程が完了する段階になると、図14〜図18の各炊
飯特性に示されるように、やがて上記センタセンサ28
により検出される飯器6の温度が沸騰工程を示す130
℃以上になる。
【0094】そこで、続いてステップS52に進んで、同
温度が実際に130℃以上になったか否かを判定した
後、ステップS53で上記各炊き分けレベルNo1〜No5
に対応した最適な一定むらし時間20分を設定したむら
しタイマーTM20のカウントダウン動作をスタートさ
せる。
【0095】そして、さらにステップS54に進み、現在
の飯器6の温度が適正な「むらし温度」110℃以上であ
るか否かを判定し、YES(110℃以上)の時はステッ
プS55に進んで、上記ヒータH1,H2をOFFにして飯
器温度を110℃まで低下させた後、ステップS57で上
記肩ヒータH3を9/14デューティONにして内蓋の
つゆを蒸発させるとともに最適な「むらし」温度状態に維
持する。他方、飯器温度が110℃よりも低くなってい
る時(NO)は、ステップS56で上記ヒータH1,H2を2
/14デューティだけONにして飯器温度を最適な「む
らし」温度まで上昇させる。
【0096】そして、続いてステップS58で上記設定む
らし時間20分の経過を判定し、同設定時間20分の経
過が判定された時にステップS59に進んで炊き上げ完了
であることをブザーにより報知した上で、最後の保温工
程(ステップS60)に移行する。
【0097】以上のように本実施例の電気炊飯器では、
ヒータ制御用マイクロコンピュータ部の炊飯特性におけ
る吸水温度を米飯の硬さを異にするNo1〜No5複数種
の炊き分けレベルに応じて任意に可変設定するようにな
っている。従って、柔かめ、普通、硬め等米飯の硬さを
異にする複数レベルの炊き分けを、炊飯過程における吸
水温度を最適な条件にコントロールすることによって簡
単かつ高精度に実現することができる。
【0098】(3) 第3実施例 次に図21〜図27は、本願発明の第3実施例に係る電
気炊飯器の構成および作用を示している。本実施例で
は、上記第1、第2実施例の場合と異なり、例えば図2
1〜図25に示すように吸水工程における吸水時間と併
せて「むらし工程」におけるむらし時間を各炊き分けレベ
ルNo1〜No5に対応して各々変えることにより、上記
第1、第2実施例の場合と同様の作用を得ることができ
るようにしたことを特徴とするものである。
【0099】次に、上記マイクロコンピュータ23によ
って行なわれる本第3実施例の炊き分け制御について図
26および図27に示す相互に連続するフローチャート
を参照して詳細に説明する。
【0100】すなわち、先ず上記炊飯器本体への電源O
N後、ステップS1で上記炊飯ヒータH1、保温ヒータH
2を連続的にON(本実施例では上述したトランジスタ3
7のONデューティが例えば14秒間を最大として設定
されているので、該ヒータH1,H2の連続ONの時を1
4/14(=デューティー1)と表すこととする)にして
飯器6への予熱を開始する。
【0101】次にステップS2に進み、上記予熱の連続
によって上記センタセンサ28によって検出される飯器
6の温度が吸水温度60℃に達したか否かを判断する。
その結果、NOの時は、YESとなるまでステップS3
の停電確認を行いながら上記予熱動作を繰り返す。
【0102】一方、YES(60℃以上)となると、続い
て上記炊き分けスイッチ44によって設定された炊き分
けレベルが、例えばNo1レベル(硬め)であるか否かを
先ず判定する。その結果、YES(No1)の時は、上記
図21(No1)の炊飯特性を選択し、吸水時間を全く設
定することなく上記ヒータH1,H2のON状態を継続し
て炊き上げ工程に入り、図27側のステップS5で加熱
量に対する温度変化を見ながら合数(炊飯量)の判定を行
う。そして、該判定された合数に応じて加熱量(火加減)
を所定周期毎に調節しながら沸騰工程(130℃以上)ま
で図21の特性により炊き上げてゆく。
【0103】他方、上記ステップS4の判定でNO、つ
まりユーザにより設定された炊き分けレベルが少なくと
もNo1(硬め)レベルではない場合には、さらにステッ
プS6に進み、今度はNo2(硬めと普通の中間)レベルで
あるか否かを判定する。その結果、YES(No2)の時
はステップS7に進んで設定吸水時間5分のタイマーT5
のデクリメントをスタートさせるとともにステップS8
で上記炊飯ヒータH1と保温ヒータH2をOFFにして昇
温を中止し、吸水工程を実行する。
【0104】そして、該吸水工程を継続しながら続いて
ステップS9に進み、上記タイマーT5の設定吸水時間5
分が経過(T5=0)したか否かを判定し、設定吸水時間
5分が経過していないNO判定の時は再びステップS11
で上記センタセンサ28による飯器6の検出温度が50
℃以下に低下していないか否かを確認し、50℃以下に
なっているときはステップS12で上記ヒータH1,H2
7/14デューティ時間ONにすることにより、60℃
への回復を行って吸水温度の維持を図りながら上記設定
吸水時間5分が経過するまで図22の特性に示すように
No2レベルに適度な白米への吸水作用を行わせる。
【0105】一方、上記ステップS9の判定でYESと
判定され、図22の特性に対応して設定された吸水時間
(5分)が経過した時は、次にステップS10に進んで再び
上記ヒータH1,H2を14/14テューティONにして
上述した炊き上げ工程に入り合数判定(ステップS5)を
実行する。そして、該判定された合数に応じて加熱量
(火加減)を所定周期毎に調節しながら沸騰工程(130
℃以上)まで図22の特性により炊き上げてゆく。
【0106】他方、上記ステップS6の判定でNO、つ
まりユーザにより設定された炊き分けレベルがNo1(硬
め)でもNo2(硬めと普通の中間)レベルでもない場合に
は、さらにステップS13に進み、No3(普通)レベルで
あるか否かを判定する。その結果、YES(NO)の時は
ステップS14に進んで設定吸水時間10分のタイマーT
10のデクリメントをスタートさせるとともにステップS
15で上記炊飯ヒータH1と保温ヒータH2をOFFにして
昇温を中止し、吸水工程を実行する。
【0107】そして、該吸水工程を継続しながら続いて
ステップS16に進み、上記タイマーT10の設定吸水時間
10分が経過(T10=0)したか否かを判定し、設定吸水
時間10分が経過していないNO判定の時は再びステッ
プS17で上記センタセンサ28による飯器6の検出温度
が60℃以下に低下していないか否かを確認し、60℃
以下になっているときはステップS18で上記ヒータH1,
2を7/14デューティ時間ONにすることにより、
吸水温度60℃への回復を行って最適な吸水温度の維持
を図りながら上記設定吸水時間10分が経過するまで図
23の特性に示すようにNo3レベルに対応した適度な
白米への吸水作用を行わせる。
【0108】一方、上記ステップS16の判定でYESと
判定され、図23の特性に対応して設定された吸水時間
(10分)が経過した時は、次にステップS10に進んで再
び上記ヒータH1,H2を14/14テューティONにし
て上述した炊き上げ工程に入り合数判定(ステップS5)
を実行する。そして、該判定された合数に応じて加熱量
(火加減)を所定周期毎に調節しながら沸騰工程(130
℃以上)まで図23の特性により炊き上げてゆく。
【0109】他方、上記ステップS13の判定でNO、つ
まりユーザにより設定された炊き分けレベルがNo1(硬
め)レベルでもNo2(硬めと普通の中間)レベル、No3
(普通)レベルでもない場合には、さらにステップS19
進み、No4(普通と柔かめの中間)レベルであるか否か
を判定する。その結果、YES(No4)の時はステップ
20に進んで設定吸水時間15分のタイマーT15のデク
リメントをスタートさせるとともにステップS21で上記
炊飯ヒータH1と保温ヒータH2をOFFにして昇温を中
止し、吸水工程を実行する。
【0110】そして、該吸水工程を継続しながら続いて
ステップS22に進み、上記タイマーT15の設定吸水時間
15分が経過(T15=0)したか否かを判定し、設定吸水
時間15分が経過していないNO判定の時は再びステッ
プS23で上記センタセンサ28による飯器6の検出温度
が60℃以下に低下していないか否かを確認し、60℃
以下になっているときはステップS12で上記ヒータH1,
2を7/14デューティ時間ONにすることにより、
60℃への回復を行って最適な吸水温度の維持を図りな
がら上記設定吸水時間15分が経過するまで図24の特
性に示すようにNo4レベルに対応した適度な白米への
吸水作用を行わせる。
【0111】一方、上記ステップS22の判定でYESと
判定され、図24の特性に対応して設定された吸水時間
(15分)が経過した時は、次にステップS10に進んで再
び上記ヒータH1,H2を14/14テューティONにし
て上述した炊き上げ工程に入り合数判定(ステップS5)
を実行する。そして、該判定された合数に応じて加熱量
(火加減)を所定周期毎に調節しながら沸騰工程(130
℃以上)まで図24の特性により炊き上げてゆく。
【0112】他方、上記ステップS19の判定でNO、つ
まりユーザにより設定された炊き分けレベルがNo1〜
No4レベルの何れでもないNo5(柔かめ)レベルの場合
には、さらにステップS25に進み、設定吸水時間20分
のタイマーT20のデクリメントをスタートさせるととも
にステップS26で上記炊飯ヒータH1と保温ヒータH2
OFFにして昇温を中止し、吸水工程を実行する。
【0113】そして、該吸水工程を継続しながら続いて
ステップS27に進み、上記タイマーT20の設定吸水時間
20分が経過(T20=0)したか否かを判定し、設定吸水
時間20分が経過していないNO判定の時は再びステッ
プS28で上記センタセンサ28による飯器6の検出温度
が60℃以下に低下していないか否かを確認し、60℃
以下になっているときはステップS29で上記ヒータH1,
2を7/14デューティ時間ONにすることにより、
60℃への回復を行って最適な吸水温度の維持を図りな
がら上記設定吸水時間20分が経過するまで図25の特
性に示すようにNo5レベルに対応した適度な白米への
吸水作用を行わせる。
【0114】一方、上記ステップS27の判定でYESと
判定され、図25の特性に対応して設定された吸水時間
(20分)が経過した時は、次にステップS10に進んで再
び上記ヒータH1,H2を14/14テューティONにし
て上述した炊き上げ工程に入り合数判定(ステップS5)
を実行する。そして、該判定された合数に応じて加熱量
(火加減)を所定周期毎に調節しながら沸騰工程(130
℃以上)まで図25の特性により炊き上げてゆく。
【0115】以上のようにして、No1〜No5の各炊き
分けレベルに対応した適度な吸水時間を経た米の炊き上
げ工程が完了する段階になると、図21〜図25の各炊
飯特性に示されるように、やがて上記センタセンサ28
により検出される飯器6の温度が沸騰工程を示す130
℃以上になる。
【0116】そこで、続いてステップS30に進んで、同
温度が実際に130℃以上になったか否かを判定した
後、ステップS31で上記炊き分けレベルNo1〜No5に
対応した最適なむらし時間、30分(No1)、25分(N
o2)、20分(No3)、15分(No4)、10分(No5)
を設定するための、むらしタイマーTMをスタートさせ
る。
【0117】そして、さらにステップS32に進み、現在
の飯器6の温度が「むらし温度」110℃以上であるか否
かを判定し、YES(110℃以上)の時はステップS35
に進んで、上記ヒータH1,H2をOFFにして飯器温度
を110℃まで低下させた後、ステップS35で上記肩ヒ
ータH3を9/14デューティONにして内蓋のつゆを
蒸発させるとともに最適な「むらし」温度状態に維持す
る。他方、飯器温度が110℃よりも低くなっている時
(NO)は、上記ヒータH1,H2を2/14デューティだ
けONにして飯器温度を最適な「むらし」温度まで上昇さ
せる。
【0118】そして、続いてステップS36、S40
42、S44で、それぞれ上述した各炊き分けレベルNo
1〜No5の判別を行い、判別された炊き分けレベルNo
1〜No5の「むらし特性」図21〜図25に対応して設
定された上記むらし時間、No1(30分)、No2(25
分)、No3(20分)、No4(15分)、No5(10分)の
経過を続くステップS37,S4143,S45,S46で各々判
定し、各設定時間の経過が判定された時にステップS38
に進んで炊き上げ完了であることをブザーにより報知し
た上で、最後の保温工程(ステップS39)に移行する。
【0119】以上のように本実施例の電気炊飯器では、
ヒータ制御用マイクロコンピュータ部の炊飯特性におけ
る吸水時間を米飯の硬さを異にするNo1〜No5複数種
の炊き分けレベルに応じて任意に可変設定するとともに
同ヒータ制御部の炊飯特性におけるむらし時間を上記N
o1〜No5複数種の炊き分けレベルに応じて任意に可変
設定するようになっている。従って、柔かめ、普通、硬
め等米飯の硬さを異にする複数レベルの炊き分けを、炊
飯過程における吸水時間とむらし時間との2つのパラメ
ータの組合せを最適な状態にコントロールすることによ
って簡単かつ高精度に実現することができる。
【0120】従って、また本実施例の電気炊飯器による
と、吸水工程のみにおいて加熱時間や加熱温度をコント
ロールすることにより炊き分けを行うものに比べ、さら
に吸水された水分の蒸発量自体をも調節し得るようにな
るから、より精度の高い炊き分け状態を実現することが
できるようになる。
【0121】(4) 第4実施例 上記第3実施例の電気炊飯器の構成では、炊飯過程の吸
水工程における「吸水時間」とむらし工程における「むら
し時間」との2種のパラメータの各々を変え、それらの
組合せを適切に設定することにより、硬めNo1から柔
かめNo5までの炊き分けを実現した。
【0122】これと同様の2種のパラメータの可変によ
る炊き分けは、例えば上述した第2実施例の吸水工程に
おける「吸水温度」の可変制御システム(図19)に対して
図28に示すような「むらし温度」の可変制御システムを
組合せることによっても実現することができる。
【0123】すなわち、本実施例の炊き分け制御システ
ムでは、先ず上記図19のフローチャートと図14〜1
8の吸水特性図に示すようにして、設定された炊き分け
レベルNo1〜No5に対応した吸水温度での吸水工程
(ステップS1〜S9、S13〜S21、S23〜S31、S33
41、S43〜S50)が実行され、予じめ設定された吸水
時間(10分)が経過した時は、次にステップS11に進ん
で再び上記ヒータH1,H2を14/14テューティON
にして図28側のフローチャートに示す炊き上げ工程に
入り合数判定(ステップS12)を実行する。そして、該判
定された合数に応じて加熱量(火加減)を所定周期毎に調
節しながら沸騰工程(130℃以上)まで上記図14〜1
8の特性により炊き上げてゆく。
【0124】以上のようにして、No1〜No5の各炊き
分けレベルに対応した適度な吸水温度での吸水工程を経
た米の炊き上げ工程が完了する段階になると、やがて上
記センタセンサ28により検出される飯器6の温度が沸
騰工程を示す130℃以上になる。
【0125】そこで、続いてステップS52に進んで、同
温度が実際に130℃以上になったか否かを判定した
後、ステップS53で上記各炊き分けレベルNo1〜No5
に対応した最適なむらし時間20分を設定してあるむら
しタイマーTM20のデクリメント動作をスタートさせ
る。
【0126】そして、続いてステップS54、S62,S68,
74で、それぞれ上述した各炊き分けレベルNo1〜No
5の判別を行ない、判別された炊き分けレベルNo1〜
No5の「むらし特性」に対応して設定された上記むらし
温度、No1(120℃)、No2(115℃)、No3(11
0℃)、No4(105℃)、No5(100℃)に達してい
るか否かを続くステップS55、S63,S69,S75,S80
各々判定し、各々YESの時はステップS56,S64,
70,S76,S81に進んで、上記ヒータH1,H2をOFF
にして飯器温度を各設定温度まで低下させた後、ステッ
プS58,S66,S72,S78,S83で上記肩ヒータH3を9/
14デューティONにして内蓋のつゆを蒸発させるとと
もに最適な設定「むらし」温度状態に維持する。他方、飯
器温度が設定温度よりも低くなっている時(NO)は、各
々ステップS57,S65,S71,S77,S82で上記ヒータH1,
2を2/14デューティだけONにして飯器温度を最
適な設定「むらし」温度まで上昇させる。
【0127】そして、さらにステップS59,S67,S73,
79,S84に進み、上記設定むらし時間20分が経過し
たか否かを判定し、設定むらし時間20分の経過が判定
された時にステップS60に進んで炊き上げ完了であるこ
とをブザーにより報知した上で、最後の保温工程(ステ
ップS61)に移行する。
【0128】以上のように本実施例の電気炊飯器では、
ヒータ制御用マイクロコンピュータ部の炊飯特性におけ
る吸水温度を米飯の硬さを異にするNo1〜No5複数種
の炊き分けレベルに応じて任意に可変設定するとともに
同ヒータ制御部の炊飯特性におけるむらし温度をも上記
No1〜No5複数種の炊き分けレベルに応じて任意に可
変設定するようになっている。従って、柔かめ、普通、
硬め等米飯の硬さを異にする複数レベルの炊き分けを、
炊飯過程における吸水温度とむらし温度との2つのパラ
メータの組合せを最適な状態にコントロールすることに
よって簡単かつ高精度に実現することができる。
【0129】従って、また本実施例の電気炊飯器による
と、吸水工程のみにおいて吸水時間や吸水温度をコント
ロールすることにより炊き分けを行うものに比べ、さら
に吸水された水分の蒸発量自体をも調節し得るようにな
るから、より精度の高い炊き分け状態を実現することが
できるようになる。
【0130】また、これと同様の制御は、さらに例えば
吸水温度とむらし時間相互又は吸水時間とむらし温度相
互の組合せを所定の条件で任意に設定することによって
も実現することができることは言うまでもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本願発明の第1実施例に係る電気炊飯
器本体の構造を示す断面図である。
【図2】図2は、同電気炊飯器本体の要部の拡大平面図
である。
【図3】図3は、同電気炊飯器の制御回路部の構成を示
す電気回路図である。
【図4】図4は、同電気炊飯器の基本炊飯特性を示すグ
ラフである。
【図5】図5は、同電気炊飯器の第1(No1)の炊き分
けレベルに対応した炊飯特性を示すグラフである。
【図6】図6は、同電気炊飯器の第2(No2)の炊き分
けレベルに対応した炊飯特性を示すグラフである。
【図7】図7は、同電気炊飯器の第3(No3)の炊き分
けレベルに対応した炊飯特性を示すグラフである。
【図8】図8は、同電気炊飯器の第4(No4)の炊き分
けレベルに対応した炊飯特性を示すグラフである。
【図9】図9は、同電気炊飯器の第5(No5)の炊き分
けレベルに対応した炊飯特性を示すグラフである。
【図10】図10は、同電気炊飯器の炊き分け表示部の
点灯動作を示す説明図である。
【図11】図11は、同電気炊飯器の炊き分け表示部の
表示制御動作を示すフローチャートである。
【図12】図12は、同電気炊飯器の炊き分けレベルに
対応した吸水時間制御動作を示すフローチャートであ
る。
【図13】図13は、同電気炊飯器の炊き分けレベルに
対応したむらし時間制御動作を示す図12から連続する
フローチャートである。
【図14】図14は、本願発明の第2実施例に係る同電
気炊飯器の第1(No1)の炊き分けレベルに対応した炊
飯特性を示すグラフである。
【図15】図15は、同電気炊飯器の第2(No2)の炊
き分けレベルに対応した炊飯特性を示すグラフである。
【図16】図16は、同電気炊飯器の第3(No3)の炊
き分けレベルに対応した炊飯特性を示すグラフである。
【図17】図17は、同電気炊飯器の第4(No4)の炊
き分けレベルに対応した炊飯特性を示すグラフである。
【図18】図18は、同電気炊飯器の第5(No5)の炊
き分けレベルに対応した炊飯特性を示すグラフである。
【図19】図19は、同電気炊飯器の炊き分けレベルに
対応した吸水時間制御動作を示すフローチャートであ
る。
【図20】図20は、同電気炊飯器の炊き分けレベルに
対応したむらし時間制御動作を示す図19から連続する
フローチャートである。
【図21】図21は、本願発明の第3実施例に係る同電
気炊飯器の第1(No1)の炊き分けレベルに対応した炊
飯特性を示すグラフである。
【図22】図22は、同電気炊飯器の第2(No2)の炊
き分けレベルに対応した炊飯特性を示すグラフである。
【図23】図23は、同電気炊飯器の第3(No3)の炊
き分けレベルに対応した炊飯特性を示すグラフである。
【図24】図24は、同電気炊飯器の第4(No4)の炊
き分けレベルに対応した炊飯特性を示すグラフである。
【図25】図25は、同電気炊飯器の第5(No5)の炊
き分けレベルに対応した炊飯特性を示すグラフである。
【図26】図26は、同電気炊飯器の炊き分けレベルに
対応した吸水時間制御動作を示すフローチャートであ
る。
【図27】図27は、同電気炊飯器の炊き分けレベルに
対応したむらし時間制御動作を示す図26から連続する
フローチャートである。
【図28】図28は、本願発明の第4実施例に係る電気
炊飯器の炊き分けレベルに対応したむらし時間制御動作
を示す図19から連続するフローチャートである。
【図29】図29は、従来の電気炊飯器における炊飯時
の加熱量制御特性を示すグラフである。
【符号の説明】
1は外ケース、5は内容器、6は飯器6、22は操作基
板、23はマイクロコンピュータ、29は交流電源、3
7,38,39はトランジスタ、44は炊き分けスイッ
チ、53は液晶表示部、H1は主ヒータ、H2は保温ヒー
タ、No1〜No5は炊き分けレベル表示部である。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 米と水とを収納する飯器と、この飯器を
    加熱する炊飯ヒータと、上記飯器の温度を検出する温度
    センサと、この温度センサの温度検出値に応じて所定の
    炊飯特性で上記炊飯ヒータの加熱制御を行うヒータ制御
    部とを備えてなる電気炊飯器において、上記ヒータ制御
    部の炊飯特性における吸水時間を米飯の硬さを異にする
    複数種の炊き分け状態に応じて任意に可変設定する吸水
    時間可変手段を設けたことを特徴とする電気炊飯器。
  2. 【請求項2】 米と水とを収納する飯器と、この飯器を
    加熱する炊飯ヒータと、上記飯器の温度を検出する温度
    センサと、この温度センサの温度検出値に応じて所定の
    炊飯特性で上記炊飯ヒータの加熱制御を行うヒータ制御
    部とを備えてなる電気炊飯器において、上記ヒータ制御
    部の炊飯特性における吸水温度を米飯の硬さを異にする
    複数種の炊き分け状態に応じて任意に可変設定する吸水
    温度可変手段を設けたことを特徴とする電気炊飯器。
  3. 【請求項3】 米と水とを収納する飯器と、この飯器を
    加熱する炊飯ヒータと、上記飯器の温度を検出する温度
    センサと、この温度センサの温度検出値に応じて所定の
    炊飯特性で上記炊飯ヒータの加熱制御を行うヒータ制御
    部とを備えてなる電気炊飯器において、上記ヒータ制御
    部の炊飯特性における吸水時間を米飯の硬さを異にする
    複数種の炊き分け状態に応じて任意に可変設定する吸水
    時間可変手段と、同ヒータ制御部の上記炊飯特性におけ
    るむらし時間を上記複数種の炊き分け状態に応じて任意
    に可変設定するむらし時間可変手段とを設けたことを特
    徴とする電気炊飯器。
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