JPH05308447A - ビデオファクシミリ装置 - Google Patents

ビデオファクシミリ装置

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JPH05308447A
JPH05308447A JP4111427A JP11142792A JPH05308447A JP H05308447 A JPH05308447 A JP H05308447A JP 4111427 A JP4111427 A JP 4111427A JP 11142792 A JP11142792 A JP 11142792A JP H05308447 A JPH05308447 A JP H05308447A
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Takenosuke Harada
田 武 之 助 原
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 動画像を送受信可能で、さらに映像の縮小表
示、メディア変換、同一アドレスの複数メディア同時再
生を可能とする。 【構成】 ISDN13に接続されたビデオファクシミ
リ12が、ISDNインタフェースおよびプロトコルコ
ントローラを備えた通信制御部21と、送受する動画
像、静止画像および音声信号を圧縮伸張処理し、また画
像縮小処理が可能なDSPおよびワークメモリを備えた
信号処理部22と、処理に必要な情報を蓄積するフレー
ムメモリやOS−ROM等と装置全体を制御するCPU
を備えた主記憶/制御部23と、送受する信号の読み出
し書き込みを行なうディスク装置を備えた補助記憶部2
4と、キーパッドおよび液晶表示器を備えた入出力制御
部25と、VTR、モニタテレビ、ハンドセット、カセ
ットテープレコーダ、プリンタ部、原稿読取部等を接続
する端末入出部26とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ビデオ動画像と静止画
像と音声とを公衆デジタル通信網を用いて伝送するビデ
オファクシミリ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、情報処理機器は、半導体技術の発
達を背景にコード情報からマルチメディア情報を取り扱
うことができるようになった。一方、公衆通信網におい
ても、ISDNが実用となり、マルチメディアのデジタ
ル情報伝達のためのインフラストラクチャーが本格的に
整ってきた。OA機器においても、カラー化、デジタル
化など、情報社会の高度化、技術革新に伴い、マルチメ
ディアに対応可能な通信機器が開発されている。
【0003】以下、従来技術におけるファクシミリをコ
ンピューターに接続したマルチメディア対応型のファク
シミリ装置について説明する。図6において、1はコン
ピューター装置、2はコンピューター装置1に接続され
たファクシミリ装置、3はファクシミリ装置2が接続さ
れた公衆網である。4はファクシミリ装置2の表示器、
5はキーパッドでありファクシミリ装置2を操作するコ
マンド入力やダイヤリングに用いられる。6はファクシ
ミリ装置2に接続された電話型音声通信用のハンドセッ
トである。
【0004】以上のように構成された従来のファクシミ
リ装置について、以下その動作について説明する。上記
従来例の構成では、まず、公衆網3からG3またはG4
ファクシミリ規格で送信されてきたデータが、ファクシ
ミリ装置2に取り込まれ、ここで圧縮データが復号処理
され、表示器4またはファクシミリ装置2に内蔵された
プリント装置に出力される。同時に、必要に応じてコン
ピューター装置1のディスプレイ上にも表示される。ま
た、公衆網3を通じて送られてきた音声信号が、ファク
シミリ装置2内で復調され、ハンドセット6により通話
が可能となる。
【0005】このように、従来の装置では、メディアが
静止画像と音声に限られていたため、内容の確認は順次
再生だけで充分であり、メディアの区別や内容確認をす
るまでもなかった。例えばファクシミリが受信される
と、ファクシミリは紙またはコンピューターのイメージ
ファイルとして記憶装置に記録され、電話音声はテープ
に録音またはデジタル音声データとして記憶装置に記録
されていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の装置では、ファクシミリや音声以外の動画ビデオ情
報を送受信できる機能を持っていなかった。また、受信
した内容の把握やメディア間の関連付けを容易に行なう
ことができなかった。さらに、メディアを変換して活用
することができなかった。
【0007】本発明は、このような従来の問題を解決す
るものであり、ビデオ動画像と静止画像と音声とを送受
信することが可能であり、かつ受信した内容の把握やメ
ディア間の関連付けを容易に行なうことができ、メディ
アを変換して活用することのできるビデオファクシミリ
を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、デジタル公衆網に接続された通信制御部
と、送受信する動画像信号、静止画像信号および音声信
号を圧縮伸張処理する信号処理部と、処理に必要な情報
を蓄積する主記憶部と、送受信する情報を蓄積するため
の補助記憶部と、動画像端末、静止画像端末および音声
端末をそれぞれ接続するための端末入出力部と、キーお
よび表示器を有する入出力制御部と、これら各部を制御
する主制御部とを備えたものである。
【0009】本発明はまた、受信したメディアが、音声
かファクシミリかビデオなのかを判定し、ビデオであっ
た場合に、先頭画像を縮小処理して表示器上に表示する
ようにしたものである。
【0010】本発明はまた、受信したビデオ画像データ
のフレームから静止画ファイルにメディア変換して記憶
し、出力するようにしたものである。
【0011】本発明はさらにまた、一定時間内に同一ア
ドレスの端末から受信した複数のメディアを認識して、
または1回の呼の中でメディア切替信号を認識して、再
生時にこれらのメディアを同時に再生処理するようにし
たものである。
【0012】
【作用】本発明は、上記構成によって、従来の静止画像
と音声に加えて、ビデオ動画像も表示することができ
る。
【0013】また本発明によれば通信制御部が、音声か
ファクシミリかビデオなのかを判定し、ビデオであった
場合に、信号処理部が先頭画像を縮小処理して表示器上
に表示をするので、内容の把握を容易に行なうことがで
きる。
【0014】さらに本発明によれば、ビデオ動画像を復
号する信号処理部が、特定のフレームを間引いて映像メ
モリから読み出し、それを記憶部に退避し、そのファイ
ルをさらに画像処理してメディア変換するので、異なる
メディアを再利用することができる。
【0015】さらに本発明によれば、信号処理部が、一
定時間内に同一アドレスの端末から受信した複数のメデ
ィアを識別し、またはメディア切替信号を識別して、同
一処理対象となったメディアの再生処理を同時に行なう
ので、異なるメディアを関連付けて理解を容易にするこ
とができる。
【0016】
【実施例】以下、本発明の一実施例を添付図面を参照し
て説明する。図1は本発明の一実施例におけるビデオフ
ァクシミリ装置の構成を示すブロック図、図2は同ファ
クシミリ装置を利用した通信システムの形態を示す模式
図である。まず図2を参照してシステム全体構成につい
て説明する。
【0017】図2において、11はコンピューター装
置、12はコンピューター装置に接続されたビデオファ
クシミリ装置、13はビデオファクシミリ装置12が接
続されたデジタル公衆網であるISDN(総合デジタル
通信網)である。ビデオファクシミリ装置12は、音声
端末としてハンドセット14が接続され、また動画像端
末としてVTR(ビデオテープレコーダ)15およびモ
ニタテレビ16が接続され、さらに、図示されていない
が、静止画端末として原稿読取部およびプリンタ部を備
えている。このビデオファクシミリ装置12はまた、そ
の表面に、液晶表示器17、キーパッド18および音声
端末としてのカセットテープレコーダ19を備えてい
る。カセットテープレコーダ19は、留守録用として使
用したり、別のテープレコーダで録音した音声情報や音
楽などをこのカセットテープレコーダ19に入れて送信
する際に用いる。
【0018】次に図1を参照してビデオファクシミリ装
置12の構成について説明する。全体は5つのブロック
に分かれている。図1において、21はISDN13に
接続された通信制御部、22はビデオ信号、ファクシミ
リ信号および音声信号を圧縮伸張および画像縮小処理可
能な信号処理部、23は処理に必要な情報を記憶する主
記憶部および処理を制御する主制御部からなる主記憶/
制御部、24は入出力データを記憶する読み出し書き込
み可能な補助記憶部、25はダイヤル番号や命令の入力
および結果の表示を行なう入出力制御部、26はVTR
等の端末を接続するための端末入出力部である。
【0019】通信制御部21は、ISDN13に接続さ
れたISDNインタフェース27、通信を制御するプロ
トコルコントローラ28、および無線通信部29とAD
/DAコンバータ30を備えている。信号処理部22は
4つのDSP(デジタルシグナルプロセッサ)31〜3
4とワークメモリ35を備えている。主記憶/制御部2
3は、映像アナログ信号とデジタル信号相互の変換の際
に使用するフレームメモリ36、バッファ記憶として用
いるFIFOメモリ37、信号をフレーム単位で処理す
る際の同期信号発生部38、制御プログラムを格納する
OS−ROM39および主制御部であるCPU40を備
えている。補助記憶部24は、磁気ディスクまたは光デ
ィスクを駆動するディスク装置41とSCSI(スモー
ルコンピューターシステムズインタフェース)制御部4
2を備えている。SCSI制御部42およびデータセレ
クタ43と通信制御部21のプロトコルコントローラ2
8および信号制御部22のワークメモリ35は、SCS
Iバス44に接続されている。入出力制御部25は、コ
ントロールレジスタ14とキーパッド18および液晶表
示器17を備えている。端末入出力部26は、動画像端
末入出力部46と静止画像端末入出力部47と音声端末
入出力部48を備えている。動画像端末入出力部46に
は、ビデオモニタテレビ16とVTR15が接続され、
静止画像端末入出力部47には、プリンタ部49と原稿
読取部50が接続され、音声端末入出力部48には、ハ
ンドセット14とカセットテープレコーダ19が接続さ
れている。
【0020】次に上記実施例の動作について説明する。
まず代表的な受信動作として、ISDN13から受信さ
れたビデオデータがディスク装置41に受信され、それ
を液晶表示器17に縮小表示する場合、およびモニタテ
レビ16上に表示する場合について説明する。図1にお
いて、ISDNインタフェース27がISDN13から
の呼を検出すると、プロトコルコントローラ28から割
り込み信号をCPU40に送出し、CPU40から図示
されない電源制御部に信号が送られ、装置はスリープ状
態から励起状態となる。呼接続処理のあと、プロトコル
コントローラ28は、受信しようとしているメディアが
音声なのか、ファクシミリなのか、ビデオなのかをその
信号の中に含まれる識別子から判別するとともに、相手
との通信によりその受信が可能であるのかどうかを判断
して、受信可能である場合はその受信モードをCPU4
0に通知する。パスが確立した後、受信されたビデオデ
ータは、通信制御部21内でのエラー訂正処理の後、S
CSIバス40に送出される。ビデオデータは、圧縮処
理が施された映像と音声を混在させたデジタルデータで
ある。CPU40は、ファイルオープン処理をして、S
CSIバス44上のマスタ・スレーブを設定する。受信
データの転送は、SCSIバス44に対して通信制御部
21はマスタとなり、補助記憶部24がスレーブとな
る。このとき、受信データはディスク装置41に生のデ
ータのまま書き込まれる。
【0021】ディスク装置41には、かかってきた相手
のファクシミリ番号やファイル名に加えて受信時間とユ
ーザー定義ビット,メディア種別などの付加情報が一緒
に記録される。受信データの書き込みが終了し、通信制
御部21において呼切断に関するプロトコル処理が終了
すると、CPU40はディスク装置41に対してファイ
ルクローズ処理をする。受信動作が終了すると、次にC
PU40は、SCSIバス44を経由して、ディスク装
置41に記録されたデータを読み出して、信号処理部2
2で先頭のフレームの絵を復号処理させ、ワークメモリ
35上に展開する。信号処理部22では、DSP31〜
34による復号した絵からの間引きとスムージングフィ
ルター処理により元の画像に対して縮小したインデック
ス用画像を作成する。この絵の情報は、原画像の圧縮デ
ータと併せて再び補助記憶部24のディスク装置41に
原画のヘッダー情報などとともに格納される。ファイル
形式はTiffと呼ばれるタグ付きのファイル形式であ
り、複数の画像データを一つのファイルにして扱うこと
ができるものを使用している。このような処理を各デー
タを受信した都度行なう。
【0022】一方、CPU40は、入出力制御部25の
液晶表示器17に受信ファイルが存在することをビデオ
ファクシミリ装置の利用者に知らせる。これは図2の液
晶表示器17にメディア種別を表わすアイコン51と同
時にいま作成したインデックス用縮小画像52を表示す
ることにより行なわれる。図2のアイコン51は、左側
から電話、文書、ビデオ、文書、ビデオを示している。
利用者は、この表示から直感的に受信データの内容を推
察することができるので、補助記憶部24に作成されて
ファイルの中から重要度の高いものを選んで再生するこ
とが可能となる。
【0023】利用者によって再生指示がキーパッド18
から入力操作されると、CPU40は、該当するファイ
ルをオープンし、データをデータセレクタ43を経由し
て信号処理部22のワークメモリ35に流す。CPU4
0は、受信したビデオデータをディスク装置41に転送
せずに、直接ワークメモリ35に入力させることができ
る。同期信号発生部38からは実時間同期制御信号が必
要各所に送出されており、この同期タイミングに従っ
て、ワークメモリ35に蓄えられた画像データが、4つ
のDSP31〜34で処理され、画像の再生処理が施さ
れる。再生画像信号は、FIFO37を経由してフレー
ムメモリ36にフレーム単位で書き込まれ、NTSC信
号に変換されて動画像端末入出力部46から出力され
る。この出力信号は、アナログの標準NTSC信号なの
で、モニタテレビ16で画像を見ることができるととも
に、VTR15で録画することができる。またモニタテ
レビ16で一度再生した後、利用者がキーパッド18か
ら入力指示すると、CPU40はその指示に従い、再生
した後のビデオデータをディスク装置41に残すか、ま
たはディスク装置41内のビデオデータは消去し、VT
R15に録画して保存することもできる。ディスク装置
41内にビデオデータを保存した場合は、ビデオファク
シミリ装置12に接続したコンピューター装置11から
アクセスすることができ、電子メールなどの物理的に異
なる経路からデジタル化された映像情報を転送するよう
な場合、または他のアプリケーションでデータを再利用
する際に好都合である。
【0024】ビデオデータ再生時は、同期信号発生部3
8がSCSIバス44に対して0.5秒毎に同期制御用
のパルス状にデータフレームを送出することにより、ビ
デオファクシミリ装置12に接続されたコンピューター
装置11は再生されている画像が第何フレーム目を処理
中、または表示中であるかを知ることができる。この手
法によれば、パルス状データフレームには、フレームの
ナンバーとメディア種別情報を持っているので、コンピ
ューター装置11上でマルチメディアデータの1つとし
て動画を使用する際に、他のメディアを表示または出力
するタイミングとの同期制御を0.5秒の分解能で行な
うことが可能となる。
【0025】また、このビデオファクシミリ装置12
は、カセットテープレコーダ19により音声を留守番電
話と同様に記録する機能を持っており、ISDN13に
おいては、かけてきた相手の電話アドレスを同定するこ
とができるので、通信制御部21のプロトコルコントロ
ーラ28は、CPU40に状態を通知する際に相手の電
話アドレスをも通知することができる。CPU40が、
電話アドレスと時間情報から、ある一定(例えば30
秒)内に再度同一アドレスから呼があったことを検出す
ると、または同一の呼の中でデータ中に挿入されたメデ
ィア切替情報を検出すると、例えば先に電話があり、あ
とからファクシミリが送られてきたことを検出すると、
前の音声と後から受信したファクシミリをひとかたまり
のマルチメディアデータとみなして、前述のアイコン表
示51もミックスされた別のアイコンに変更して再表示
する。利用者の指示に従ってモニタテレビ16上に再生
する際には、CPU40は、この2つのメディアを同時
にファイルオープンすることにより、ファクシミリまた
はカラーファクシミリの画面を見ながら説明を聞くこと
ができ、あたかもマルチメディアファイルかのように取
り扱うことができる。
【0026】次にこのビデオファクシミリ装置12から
送信する際の動作について、VTR15から動画像を送
信する場合、またはVTR15の代わりにビデオカメラ
を接続して実時間で動画像を送信する場合について説明
する。入出力制御部25のキーパッド18から送信の指
示があると、VTR15またはビデオカメラからの映像
信号は動画像端末入出力部46に入り、フレームメモリ
36にデジタル化されて格納される。このデータは、F
IFOメモリ37を経由してワークメモリ35に送ら
れ、DSP群31〜34により前フレームと比較され、
動きベクトル情報に変換して量子化するという符号化処
理がなされ、結果のデータは同期信号発生部38にタイ
ミングを合わせてデータセレクタ43を経由してSCS
Iバス44上に出力される。CPU40は、ファイルを
オープンして、SCSIバス44上のマスタ・スレーブ
を設定する。ここで、VTR15から動画像データを送
信する場合は、SCSI制御部42が働き、ディスク装
置41にデジタル情報として記録される。このときの転
送モードは、SCSIバス44に対し補助記憶部24が
スレーブとなり、通信制御部21がマスタとなる。ディ
スク装置41には、かけるべき相手のファクシミリ番号
やファイル名に加えて発信時間とメディア種別を一緒に
記録する。記録すべきデータの転送が終了すると、通信
制御部21で呼接続に関するプロトコル処理が開始され
る。なお、ディスク装置41に記録されたファイルを確
認のための再生して映す際の処理は、上記受信ファイル
再生と全く同じ手順となる。ビデオカメラから直接動画
像を送信する場合は、補助記憶部24がマスタになり、
通信制御部21がスレーブになり、データはISDNイ
ンタフェース27を経由して直接にISDN13へ出力
される。
【0027】ISDN13からG3またはG4ファクシ
ミリを受信したり、カラーファクシミリを受信したり、
電話による音声を受信したりする際の受信プロトコルの
実行は、プロトコルコントローラ28により行なわれ
る。受信者は、モノクロまたはカラーファクシミリであ
れば、補助記憶部24に一旦記憶させた後、そこからビ
ットイメージファイルとして読み出し、モニタテレビ1
6で見るか、プリンタ部49でプリントアウトすること
が可能である。
【0028】次に、ビデオファクシミリを実現する際の
映像のデジタル化および圧縮伸長処理の動作について、
図3および図4を参照して説明する。図3は映像情報の
符号化、図4は復号化のアルゴリズムを示している。ま
ず初めに、図3を用いて、ISO/IECで標準化され
ているMPEG(Moving Picture Co
ding Expert Group)方式を用いた符
号化手順の概略について説明する。第kフレームから連
続する15フレームのうち、第kフレームはDCT(離
散コサイン変換)処理をして量子化され、さらに可変長
符号化してデジタル化がなされる。この第kフレームの
データをもとに、第k+3フレームのデジタル化を行な
う。第k+3フレームのデータは第kフレームと比較さ
れ、8×8ピクセルからなるマクロブロック毎に動きベ
クトルを算出して前向き予測データが符号化される。第
k+1とk+2フレームは、第kフレームと第k+3フ
レームの両方と比較され、後ろ向き予測と前向き予測か
ら画質が良くなる方を選んで符号化する。さらに、デー
タのストリームが一定となるような量子化、可変長符号
化処理を経てデジタル化が完了する。
【0029】一方、図4に示す復号処理では、符号化に
比べると動きベクトルを求める必要がなく、ハードウェ
アとしては同一のもので実行可能である。符号化された
映像のうち、フレームの間引きを行なう場合には、デコ
ードされた映像が最終的にVRAMに展開されたあと
で、有効となるフレームかどうかで判断し、そのデータ
をディスク装置41に格納することにより行なうことが
できる。例えば、5秒に1枚の割合で動画データを静止
画スチルにすると、30秒の映像は6枚のカラースチル
のメディアへ変換されることとなる。または動きベクト
ルから特定の属性をもつシーンの変わり目などの映像を
静止画ファイルとしてディスク装置41に格納してお
く。
【0030】図3および図4に示すアルゴリズムを実行
するモジュールのブロックが図5である。図中VDSP
101は動き補償の判定とアドレス生成を担当し、VD
SP102はDCTと量子化を担当し、VDSP103
は逆量子化と逆DCTによる画像再生を担当し、VDS
P104は可変長符号化を担当しているDSPであり、
それぞれ図1のDSP31,32,33,34に相当す
る。これらのVDSP101〜104は、コミュニケー
ションバッファ105を挟んでパラレルポートでリンク
を構成しており、このポートからステータス情報を交換
し、4つのVDSP101〜104が協調同期して動作
する。図1でワークメモリ35とされているメモリは、
フレームメモリ106〜110とワークメモリ111,
112の部分に分けられている。またバスセレクタ11
3,114はVDSP101〜104や動き補償ベクト
ル検出部115,116がどのメモリを使用するかで接
続を切り替えるリンク制御部である。なお、VDSP1
01〜104は、プログラマブルな汎用DSPであるの
で、双方向RAM117を経由して内部プログラムを変
更可能である。
【0031】このようにDCT演算を使うISOの静止
画圧縮の標準規格MPEG方式により、データに圧縮伸
長処理を施すことや、カラー画像をG3,G4ファクシ
ミリの2値情報に変換することができる。処理結果は、
図1のSCSIバス44を経由してディスク装置41に
蓄積される。この技術により、動画情報をカラースチル
またはファクシミリデータにメディア変換して転送する
ことが可能となる。
【0032】なお、上記実施例では、画像符号復号方式
としてMPEG方式を採用し説明に用いたが、CCIT
T勧告H.261方式などを利用しても同様に実現され
うることは言うまでもない。
【0033】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、従来の
静止画像と音声に加えて、ビデオ動画像も表示すること
ができる。
【0034】また本発明によれば通信制御部が、音声か
ファクシミリかビデオなのかを判定し、ビデオであった
場合に、信号処理部が先頭画像を縮小処理して表示器上
に表示をするので、内容の把握を容易に行なうことがで
きる。
【0035】さらに本発明によれば、ビデオ動画像を復
号する信号処理部が、特定のフレームを間引いて映像メ
モリから読み出し、それを記憶部に退避し、そのファイ
ルをさらに画像処理してメディア変換するので、異なる
メディアを再利用することができる。
【0036】さらに本発明によれば、信号処理部が、一
定時間内に同一アドレスの端末から受信したメディアを
識別し、またはメディア切替信号を識別して、同一処理
対象となったメディアの再生処理を同時に行なうので、
異なるメディアを関連付けて理解を容易にすることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例におけるビデオファクシミリ
装置の内部構成を示すブロック図
【図2】同ビデオファクシミリ装置を使用したシステム
の構成を示す模式図
【図3】同ビデオファクシミリ装置における映像信号符
号化動作を示すブロック図
【図4】同ビデオファクシミリ装置における映像信号複
合化動作を示すブロック図
【図5】同ビデオファクシミリ装置における映像信号符
号化/複合化部の構成を示すブロック図
【図6】従来のファクシミリ装置とコンピュータ装置と
を接続したシステムの構成図
【符号の説明】
11 コンピューター装置 12 ビデオファクシミリ装置 13 ISDN 14 ハンドセット 15 VTR 16 モニタテレビ 17 液晶表示器 18 キーパッド 19 カセットテープレコーダ 21 通信制御部 22 信号処理部 23 主記憶/制御部 24 補助記憶部 25 入出力制御部 26 端末入出力部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 デジタル公衆網に接続された通信制御部
    と、送受信する動画像信号、静止画像信号および音声信
    号を圧縮伸張処理する信号処理部と、処理に必要な情報
    を蓄積する主記憶部と、送受信する情報を蓄積するため
    の補助記憶部と、動画像端末、静止画像端末および音声
    端末をそれぞれ接続するための端末入出力部と、キーお
    よび表示器を有する入出力制御部と、これら各部を制御
    する主制御部とを備えたビデオファクシミリ装置。
  2. 【請求項2】 デジタル公衆網を通じて受信したメディ
    アが、音声かファクシミリかビデオなのかを判定し、ビ
    デオであった場合に、先頭画像を縮小処理して表示器上
    に表示する手段を備えた請求項1記載のビデオファクシ
    ミリ装置。
  3. 【請求項3】 デジタル公衆網を通じて受信したビデオ
    画像データの内、特定属性をもつフレームのみまたは一
    定フレーム毎に抜き出した映像を静止画ファイルに変換
    して記憶し、出力する手段を備えた請求項1または2記
    載のビデオファクシミリ装置。
  4. 【請求項4】 ある一定時間内に同一アドレスの端末か
    ら受信した複数のメディアを認識し、再生時にこれらの
    メディアを同時に出力する手段を備えた請求項1から3
    のいずれかに記載のビデオファクシミリ装置。
  5. 【請求項5】 一つの呼の中で、データ中に挿入された
    メディア切替情報を認識し、呼を切断することなく複数
    メディアの情報をそれぞれに適した形で出力または蓄積
    装置に切り替えて再生時に同時に出力する手段を備えた
    請求項1から4のいずれかに記載のビデオファクシミリ
    装置。
JP4111427A 1992-04-30 1992-04-30 ビデオファクシミリ装置 Expired - Fee Related JP2717746B2 (ja)

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