JPH05304485A - 受信機 - Google Patents
受信機Info
- Publication number
- JPH05304485A JPH05304485A JP4107868A JP10786892A JPH05304485A JP H05304485 A JPH05304485 A JP H05304485A JP 4107868 A JP4107868 A JP 4107868A JP 10786892 A JP10786892 A JP 10786892A JP H05304485 A JPH05304485 A JP H05304485A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- unit filters
- band limiting
- cascade
- unit
- filter
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02D—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES [ICT], I.E. INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES AIMING AT THE REDUCTION OF THEIR OWN ENERGY USE
- Y02D30/00—Reducing energy consumption in communication networks
- Y02D30/70—Reducing energy consumption in communication networks in wireless communication networks
Landscapes
- Noise Elimination (AREA)
- Mobile Radio Communication Systems (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 干渉波が多く存在する伝搬状況下の移動通信
に用いる受信機において、干渉波を十分に抑圧するため
の選択度特性を有する受信機に関し、干渉波を抑圧でき
る十分な選択度が得られるとともに、その選択度を設定
する帯域制限フィルタの消費電力を抑えることを目的と
する。 【構成】 少なくとも1段の周波数変換器と、帯域制限
フィルタと、検波器とを備えた直接変換型の受信機にお
いて、帯域制限フィルタは、複数の単位フィルタを有
し、制御信号に応じた数の単位フィルタを縦続に接続
し、かつ縦続接続される単位フィルタのみに動作電力を
供給する構成であり、帯域制限フィルタの出力から干渉
波成分を検出してその干渉量が所定値以下となる選択度
を求め、その選択度に応じた単位フィルタの縦続接続数
を与える制御信号を生成する選択度制御手段を備えて構
成する。
に用いる受信機において、干渉波を十分に抑圧するため
の選択度特性を有する受信機に関し、干渉波を抑圧でき
る十分な選択度が得られるとともに、その選択度を設定
する帯域制限フィルタの消費電力を抑えることを目的と
する。 【構成】 少なくとも1段の周波数変換器と、帯域制限
フィルタと、検波器とを備えた直接変換型の受信機にお
いて、帯域制限フィルタは、複数の単位フィルタを有
し、制御信号に応じた数の単位フィルタを縦続に接続
し、かつ縦続接続される単位フィルタのみに動作電力を
供給する構成であり、帯域制限フィルタの出力から干渉
波成分を検出してその干渉量が所定値以下となる選択度
を求め、その選択度に応じた単位フィルタの縦続接続数
を与える制御信号を生成する選択度制御手段を備えて構
成する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、干渉波が多く存在する
伝搬状況下の移動通信に用いる受信機において、干渉波
を十分に抑圧するための選択度特性を有する受信機に関
する。
伝搬状況下の移動通信に用いる受信機において、干渉波
を十分に抑圧するための選択度特性を有する受信機に関
する。
【0002】
【従来の技術】図5は、従来の直接変換型受信機の構成
例を示すブロック図である。図において、アンテナ50
に受信された受信波は、帯域通過フィルタ(BPF)5
1,高周波増幅器(RFAMP)52を介して必要周波
数信号が増幅され、同相分配器(HYB)53で2分配
されてそれぞれ周波数変換器54I ,54Qに入力され
る。周波数変換器54I ,54Q は、局部発振器55お
よび移相器56で生成される互いにπ/2の位相差を有
する2系統の局部発振信号を用いて、Iチャネルおよび
Qチャネルの周波数変換信号を出力する。各周波数変換
信号は、それぞれ帯域制限フィルタ57I ,57Q およ
び振幅制限器58I ,58Q を介して検波器59に入力
されて復調される。
例を示すブロック図である。図において、アンテナ50
に受信された受信波は、帯域通過フィルタ(BPF)5
1,高周波増幅器(RFAMP)52を介して必要周波
数信号が増幅され、同相分配器(HYB)53で2分配
されてそれぞれ周波数変換器54I ,54Qに入力され
る。周波数変換器54I ,54Q は、局部発振器55お
よび移相器56で生成される互いにπ/2の位相差を有
する2系統の局部発振信号を用いて、Iチャネルおよび
Qチャネルの周波数変換信号を出力する。各周波数変換
信号は、それぞれ帯域制限フィルタ57I ,57Q およ
び振幅制限器58I ,58Q を介して検波器59に入力
されて復調される。
【0003】ここで、帯域制限フィルタ57I ,57Q
は受信機の選択度を決定するものであり、選択度を上げ
れば干渉波が抑圧できるようになっている。
は受信機の選択度を決定するものであり、選択度を上げ
れば干渉波が抑圧できるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の直接
変換型受信機に用いられる帯域制限フィルタ57I ,5
7Q は、電気的特性が固定であるために設定される選択
度も固定になっていた。したがって、干渉波のレベルが
大きく変動するような環境では十分な抑圧効果を得るこ
とができず、通信品質を劣化させる要因となっていた。
変換型受信機に用いられる帯域制限フィルタ57I ,5
7Q は、電気的特性が固定であるために設定される選択
度も固定になっていた。したがって、干渉波のレベルが
大きく変動するような環境では十分な抑圧効果を得るこ
とができず、通信品質を劣化させる要因となっていた。
【0005】一方、干渉波を十分に抑圧するために選択
度を上げるには、狭帯域の帯域制限フィルタを用いれば
よいことが知られている。しかし、狭帯域な特性を得る
ためにはフィルタの段数を多くしなければならず、帯域
制限フィルタの形状が大きくなってしまう。なお、能動
フィルタの採用によって形状を小さくできるようになっ
てきたが、段数に応じて消費電力が大きくなることは避
けられない。
度を上げるには、狭帯域の帯域制限フィルタを用いれば
よいことが知られている。しかし、狭帯域な特性を得る
ためにはフィルタの段数を多くしなければならず、帯域
制限フィルタの形状が大きくなってしまう。なお、能動
フィルタの採用によって形状を小さくできるようになっ
てきたが、段数に応じて消費電力が大きくなることは避
けられない。
【0006】本発明は、干渉波を抑圧できる十分な選択
度が得られるとともに、その選択度を設定する帯域制限
フィルタの消費電力を抑えることができる受信機を提供
することを目的とする。
度が得られるとともに、その選択度を設定する帯域制限
フィルタの消費電力を抑えることができる受信機を提供
することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、少なくとも1段の周波数変換器と、帯域制限フィル
タと、検波器とを備えた直接変換型の受信機において、
帯域制限フィルタは、複数の単位フィルタを有し、制御
信号に応じた数の単位フィルタを縦続に接続し、かつ縦
続接続される単位フィルタのみに動作電力を供給する構
成であり、帯域制限フィルタの出力から干渉波成分を検
出してその干渉量が所定値以下となる選択度を求め、そ
の選択度に応じた単位フィルタの縦続接続数を与える制
御信号を生成する選択度制御手段を備えて構成する。
は、少なくとも1段の周波数変換器と、帯域制限フィル
タと、検波器とを備えた直接変換型の受信機において、
帯域制限フィルタは、複数の単位フィルタを有し、制御
信号に応じた数の単位フィルタを縦続に接続し、かつ縦
続接続される単位フィルタのみに動作電力を供給する構
成であり、帯域制限フィルタの出力から干渉波成分を検
出してその干渉量が所定値以下となる選択度を求め、そ
の選択度に応じた単位フィルタの縦続接続数を与える制
御信号を生成する選択度制御手段を備えて構成する。
【0008】請求項2に記載の発明は、少なくとも1段
の周波数変換器と、帯域制限フィルタと、検波器とを備
えた直接変換型の受信機において、帯域制限フィルタ
は、複数の単位フィルタを有し、制御信号に応じた数の
単位フィルタを縦続に接続し、かつ縦続接続される単位
フィルタのみに動作電力を供給する構成であり、帯域制
限フィルタの出力から希望波レベルを検出し、そのレベ
ルが低下したときに単位フィルタの縦続接続数を増加さ
せる制御信号を生成し、検出レベルが上昇したときに単
位フィルタの縦続接続数を減少させる制御信号を生成す
る選択度制御手段を備えて構成する。
の周波数変換器と、帯域制限フィルタと、検波器とを備
えた直接変換型の受信機において、帯域制限フィルタ
は、複数の単位フィルタを有し、制御信号に応じた数の
単位フィルタを縦続に接続し、かつ縦続接続される単位
フィルタのみに動作電力を供給する構成であり、帯域制
限フィルタの出力から希望波レベルを検出し、そのレベ
ルが低下したときに単位フィルタの縦続接続数を増加さ
せる制御信号を生成し、検出レベルが上昇したときに単
位フィルタの縦続接続数を減少させる制御信号を生成す
る選択度制御手段を備えて構成する。
【0009】
【作用】請求項1に記載の発明は、1以上の単位フィル
タを縦続接続して1つの帯域制限フィルタを構成する際
に、検出される干渉量が所定値を越えない範囲で逐次最
小の縦続接続数を選択することにより、干渉波を抑圧で
きる最適な選択度を得ることができる。さらに、そのと
き使用しない単位フィルタには動作電力を供給しないよ
うにすることにより、無用な消費電力を削減することが
できる。すなわち、フィルタ段数を可変にして選択度を
最適化することにより、最小限の消費電力で干渉波を効
果的に抑圧することができる。
タを縦続接続して1つの帯域制限フィルタを構成する際
に、検出される干渉量が所定値を越えない範囲で逐次最
小の縦続接続数を選択することにより、干渉波を抑圧で
きる最適な選択度を得ることができる。さらに、そのと
き使用しない単位フィルタには動作電力を供給しないよ
うにすることにより、無用な消費電力を削減することが
できる。すなわち、フィルタ段数を可変にして選択度を
最適化することにより、最小限の消費電力で干渉波を効
果的に抑圧することができる。
【0010】請求項2に記載の発明は、希望波レベルに
応じて単位フィルタの縦続接続数を逐次選択することに
より、干渉波を抑圧する十分な選択度を得ることができ
る。さらに、そのとき使用しない単位フィルタには動作
電力を供給しないようにすることにより、同様に無用な
消費電力を削減することができる。すなわち、フィルタ
段数を可変にして選択度を最適化することにより、最小
限の消費電力で干渉波を効果的に抑圧することができ
る。
応じて単位フィルタの縦続接続数を逐次選択することに
より、干渉波を抑圧する十分な選択度を得ることができ
る。さらに、そのとき使用しない単位フィルタには動作
電力を供給しないようにすることにより、同様に無用な
消費電力を削減することができる。すなわち、フィルタ
段数を可変にして選択度を最適化することにより、最小
限の消費電力で干渉波を効果的に抑圧することができ
る。
【0011】
【実施例】図1は、請求項1に記載の発明の受信機の実
施例構成を示すブロック図である。
施例構成を示すブロック図である。
【0012】図において、アンテナ50、帯域通過フィ
ルタ(BPF)51,高周波増幅器(RFAMP)5
2、同相分配器(HYB)53、周波数変換器54I ,
54Q、局部発振器55、移相器56、振幅制限器58
I ,58Q および検波器59は、図5に示す従来の直接
変換型受信機の構成例と同様である。
ルタ(BPF)51,高周波増幅器(RFAMP)5
2、同相分配器(HYB)53、周波数変換器54I ,
54Q、局部発振器55、移相器56、振幅制限器58
I ,58Q および検波器59は、図5に示す従来の直接
変換型受信機の構成例と同様である。
【0013】本実施例の特徴とするところは、周波数変
換器54I ,54Q と振幅制限器58I ,58Q との間
に、複数の単位フィルタを有し、制御信号に応じた数の
単位フィルタを縦続に接続しかつそれらの単位フィルタ
のみに動作電力を供給する帯域制限フィルタ11I ,1
1Q を配置し、その出力から検出される干渉量に応じて
帯域制限フィルタ11I ,11Q の単位フィルタの縦続
接続数を与える制御信号を生成する干渉量検出器12を
設けた構成にある。
換器54I ,54Q と振幅制限器58I ,58Q との間
に、複数の単位フィルタを有し、制御信号に応じた数の
単位フィルタを縦続に接続しかつそれらの単位フィルタ
のみに動作電力を供給する帯域制限フィルタ11I ,1
1Q を配置し、その出力から検出される干渉量に応じて
帯域制限フィルタ11I ,11Q の単位フィルタの縦続
接続数を与える制御信号を生成する干渉量検出器12を
設けた構成にある。
【0014】ここで、帯域通過フィルタ11の構成例を
図2に示す。図2において、各単位フィルタ211 〜2
1n の間とその両端には、それぞれ次の単位フィルタに
接続するか、バイパスするかを切り替えるスイッチ22
0 〜22n が設けられる。切替制御回路23は、干渉量
検出器12から与えられる制御信号により単位フィルタ
の縦続接続数を判定し、対応するスイッチを単位フィル
タ側に切り替える切替制御信号aを出力する。さらに、
縦続接続される単位フィルタのみに動作電力を供給する
ための電圧制御信号bを出力する。
図2に示す。図2において、各単位フィルタ211 〜2
1n の間とその両端には、それぞれ次の単位フィルタに
接続するか、バイパスするかを切り替えるスイッチ22
0 〜22n が設けられる。切替制御回路23は、干渉量
検出器12から与えられる制御信号により単位フィルタ
の縦続接続数を判定し、対応するスイッチを単位フィル
タ側に切り替える切替制御信号aを出力する。さらに、
縦続接続される単位フィルタのみに動作電力を供給する
ための電圧制御信号bを出力する。
【0015】干渉量検出器12は、干渉量が大きい場合
には、その干渉波を抑圧するのに十分な選択度を得るた
めの単位フィルタの縦続接続数を示す制御信号を出力
し、切替制御回路23はそれに応じた多数の単位フィル
タを起動させ、帯域制限フィルタの減衰傾度を急峻にし
て必要な選択度を達成する。また、干渉量が小さい場合
には、同様に単位フィルタの縦続接続数を示す制御信号
を出力し、切替制御回路23はそれに応じた少数の単位
フィルタを起動させ、帯域制限フィルタの減衰傾度を緩
慢にして必要な選択度を達成する。
には、その干渉波を抑圧するのに十分な選択度を得るた
めの単位フィルタの縦続接続数を示す制御信号を出力
し、切替制御回路23はそれに応じた多数の単位フィル
タを起動させ、帯域制限フィルタの減衰傾度を急峻にし
て必要な選択度を達成する。また、干渉量が小さい場合
には、同様に単位フィルタの縦続接続数を示す制御信号
を出力し、切替制御回路23はそれに応じた少数の単位
フィルタを起動させ、帯域制限フィルタの減衰傾度を緩
慢にして必要な選択度を達成する。
【0016】なお、図2は、干渉量検出器12で検出さ
れる干渉量から2段の単位フィルタで得られる選択度で
十分な場合に、2つの単位フィルタ211 ,212 を縦
続接続した状態を示す。したがって、単位フィルタ21
3 〜21n における消費電力を削減することができ、帯
域制限フィルタ全体の消費電力を必要最小限に抑えるこ
とができる。
れる干渉量から2段の単位フィルタで得られる選択度で
十分な場合に、2つの単位フィルタ211 ,212 を縦
続接続した状態を示す。したがって、単位フィルタ21
3 〜21n における消費電力を削減することができ、帯
域制限フィルタ全体の消費電力を必要最小限に抑えるこ
とができる。
【0017】図3は、請求項2に記載の発明の受信機の
実施例構成を示すブロック図である。図において、アン
テナ50、帯域通過フィルタ(BPF)51,高周波増
幅器(RFAMP)52、同相分配器(HYB)53、
周波数変換器54I ,54Q、局部発振器55、移相器
56、振幅制限器58I ,58Q および検波器59は、
図5に示す従来の直接変換型受信機の構成例と同様であ
る。また、帯域制限フィルタ11I ,11Q は、図1〜
図2に示す実施例構成と同様である。
実施例構成を示すブロック図である。図において、アン
テナ50、帯域通過フィルタ(BPF)51,高周波増
幅器(RFAMP)52、同相分配器(HYB)53、
周波数変換器54I ,54Q、局部発振器55、移相器
56、振幅制限器58I ,58Q および検波器59は、
図5に示す従来の直接変換型受信機の構成例と同様であ
る。また、帯域制限フィルタ11I ,11Q は、図1〜
図2に示す実施例構成と同様である。
【0018】本実施例の特徴とするところは、帯域制限
フィルタ11I ,11Q の出力から検出される希望波レ
ベルに応じて、単位フィルタの縦続接続数を設定する制
御信号を生成する受信レベル検出器31を設けた構成に
ある。
フィルタ11I ,11Q の出力から検出される希望波レ
ベルに応じて、単位フィルタの縦続接続数を設定する制
御信号を生成する受信レベル検出器31を設けた構成に
ある。
【0019】ここで、帯域制限フィルタで設定される選
択度特性を図4に示す。 (a)は従来の選択度特性(高電
界希望波受信時)、 (b)は本実施例における最大選択度
特性、 (c)は従来の選択度特性(低電界希望波受信時)
を示す。図に示すように、従来の選択度特性は固定であ
り、希望波が高レベルのときの選択度特性(a) と低レベ
ルのときの選択度特性(b) は等しい。したがって、例え
ば希望波レベルが閾値レベルのときには干渉波が(c) の
レベル以上に達すると、干渉波を十分に抑圧することが
できなかった。
択度特性を図4に示す。 (a)は従来の選択度特性(高電
界希望波受信時)、 (b)は本実施例における最大選択度
特性、 (c)は従来の選択度特性(低電界希望波受信時)
を示す。図に示すように、従来の選択度特性は固定であ
り、希望波が高レベルのときの選択度特性(a) と低レベ
ルのときの選択度特性(b) は等しい。したがって、例え
ば希望波レベルが閾値レベルのときには干渉波が(c) の
レベル以上に達すると、干渉波を十分に抑圧することが
できなかった。
【0020】したがって、本実施例では、希望波レベル
が閾値レベルのときの選択度特性を(b) とし、希望波レ
ベルの上昇に伴って選択度特性を(b) の減衰傾度に比べ
て緩慢になるようにし、希望波レベルが(干渉波上限レ
ベル(仮定値)−規定選択度)のときの選択度特性を(a)
とすることにより、干渉波を抑圧する十分な選択度を得
ることができる。ただし、ここでは感度抑圧については
考慮していない。
が閾値レベルのときの選択度特性を(b) とし、希望波レ
ベルの上昇に伴って選択度特性を(b) の減衰傾度に比べ
て緩慢になるようにし、希望波レベルが(干渉波上限レ
ベル(仮定値)−規定選択度)のときの選択度特性を(a)
とすることにより、干渉波を抑圧する十分な選択度を得
ることができる。ただし、ここでは感度抑圧については
考慮していない。
【0021】そこで、受信レベル検出器31が希望波レ
ベルを検出し、それが低下している場合には選択度を上
げるために、切替制御回路23は多数の単位フィルタを
起動させ、帯域制限フィルタの減衰傾度を急峻にする。
たとえば、希望波レベルが閾値レベルのときの選択度特
性を(c) から(b) のようにする。その結果、従来に比べ
て(c) と(b) に挟まれた範囲では干渉波の影響を受けな
くすることができる。
ベルを検出し、それが低下している場合には選択度を上
げるために、切替制御回路23は多数の単位フィルタを
起動させ、帯域制限フィルタの減衰傾度を急峻にする。
たとえば、希望波レベルが閾値レベルのときの選択度特
性を(c) から(b) のようにする。その結果、従来に比べ
て(c) と(b) に挟まれた範囲では干渉波の影響を受けな
くすることができる。
【0022】また、希望波レベルが上昇している場合に
は選択度を下げるために、切替制御回路23はそれに応
じた少数の単位フィルタを起動させ、帯域制限フィルタ
の減衰傾度を緩慢にする。たとえば、(a) のように設定
する。
は選択度を下げるために、切替制御回路23はそれに応
じた少数の単位フィルタを起動させ、帯域制限フィルタ
の減衰傾度を緩慢にする。たとえば、(a) のように設定
する。
【0023】なお、選択度の変更を伴って不要となった
単位フィルタには動作電力を供給しないようにすること
により、同様に無用な消費電力を削減することができ
る。
単位フィルタには動作電力を供給しないようにすること
により、同様に無用な消費電力を削減することができ
る。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、干渉波が
多く存在する伝搬状況下において受信機の選択度特性を
最適化することができ、かつ干渉波が少ないときには選
択度特性を緩和して消費電力を削減することができる。
すなわち、最小限の消費電力で干渉波を効果的に抑圧す
ることができるので、移動通信用の受信機として用いた
場合には、通信品質を良好に保ちながら使用時間を最大
限に引き延ばすことができる。
多く存在する伝搬状況下において受信機の選択度特性を
最適化することができ、かつ干渉波が少ないときには選
択度特性を緩和して消費電力を削減することができる。
すなわち、最小限の消費電力で干渉波を効果的に抑圧す
ることができるので、移動通信用の受信機として用いた
場合には、通信品質を良好に保ちながら使用時間を最大
限に引き延ばすことができる。
【図1】請求項1に記載の発明の受信機の実施例構成を
示すブロック図。
示すブロック図。
【図2】帯域制限フィルタの構成例を示すブロック図。
【図3】請求項2に記載の発明の受信機の実施例構成を
示すブロック図。
示すブロック図。
【図4】帯域制限フィルタで設定される選択度特性を示
す図。
す図。
【図5】従来の直接変換型受信機の構成例を示すブロッ
ク図。
ク図。
11 帯域制限フィルタ 12 干渉量検出器 21 単位フィルタ 22 スイッチ 23 切替制御回路 31 受信レベル検出器 50 アンテナ 51 帯域通過フィルタ(BPF) 52 高周波増幅器(RFAMP) 53 同相分配器(HYB) 54 周波数変換器 55 局部発振器 56 移相器 57 帯域制限フィルタ 58 振幅制限器 59 検波器
Claims (2)
- 【請求項1】 所定の局部発振信号を用いて受信信号の
周波数変換を行う少なくとも1段の周波数変換器と、 前記周波数変換器で周波数変換された信号の帯域制限を
行って干渉波成分を抑圧する帯域制限フィルタと、 前記帯域制限フィルタで帯域制限された信号を検波する
検波器とを備えた直接変換型の受信機において、 前記帯域制限フィルタは、複数の単位フィルタを有し、
制御信号に応じた数の単位フィルタを縦続に接続し、か
つ縦続接続される単位フィルタのみに動作電力を供給す
る構成であり、 前記帯域制限フィルタの出力から干渉波成分を検出して
その干渉量が所定値以下となる選択度を求め、その選択
度に応じた単位フィルタの縦続接続数を与える前記制御
信号を生成する選択度制御手段を備えたことを特徴とす
る受信機。 - 【請求項2】 所定の局部発振信号を用いて受信信号の
周波数変換を行う少なくとも1段の周波数変換器と、 前記周波数変換器で周波数変換された信号の帯域制限を
行って干渉波成分を抑圧する帯域制限フィルタと、 前記帯域制限フィルタで帯域制限された信号を検波する
検波器とを備えた直接変換型の受信機において、 前記帯域制限フィルタは、複数の単位フィルタを有し、
制御信号に応じた数の単位フィルタを縦続に接続し、か
つ縦続接続される単位フィルタのみに動作電力を供給す
る構成であり、 前記帯域制限フィルタの出力から希望波レベルを検出
し、そのレベルが低下したときに単位フィルタの縦続接
続数を増加させる前記制御信号を生成し、検出レベルが
上昇したときに単位フィルタの縦続接続数を減少させる
前記制御信号を生成する選択度制御手段を備えたことを
特徴とする受信機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4107868A JPH05304485A (ja) | 1992-04-27 | 1992-04-27 | 受信機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4107868A JPH05304485A (ja) | 1992-04-27 | 1992-04-27 | 受信機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05304485A true JPH05304485A (ja) | 1993-11-16 |
Family
ID=14470123
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4107868A Pending JPH05304485A (ja) | 1992-04-27 | 1992-04-27 | 受信機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05304485A (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7184742B2 (en) * | 2003-03-04 | 2007-02-27 | Sanyo Electric Co., Ltd. | High frequency device |
JP2008124783A (ja) * | 2006-11-13 | 2008-05-29 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | フィルタ回路とこれを用いた受信装置及び電子機器 |
WO2008109416A1 (en) * | 2007-03-02 | 2008-09-12 | Skyworks Solutions, Inc. | System and method for adjacent channel power detection and dynamic bandwidth filter control |
JP2011515975A (ja) * | 2008-03-28 | 2011-05-19 | テレフオンアクチーボラゲット エル エム エリクソン(パブル) | 自動フィルタ制御 |
US8744278B2 (en) | 2008-08-29 | 2014-06-03 | Fujitsu Limited | Method for electric power supply of optical receiver, digital signal processing circuit, and optical receiver |
JP2015046831A (ja) * | 2013-08-29 | 2015-03-12 | 京セラ株式会社 | 無線通信機器 |
WO2016138936A1 (en) * | 2015-03-03 | 2016-09-09 | Telefonaktiebolaget Lm Ericsson (Publ) | Channel selection filter compensation |
-
1992
- 1992-04-27 JP JP4107868A patent/JPH05304485A/ja active Pending
Cited By (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7184742B2 (en) * | 2003-03-04 | 2007-02-27 | Sanyo Electric Co., Ltd. | High frequency device |
JP2008124783A (ja) * | 2006-11-13 | 2008-05-29 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | フィルタ回路とこれを用いた受信装置及び電子機器 |
EP2083517A1 (en) * | 2006-11-13 | 2009-07-29 | Panasonic Corporation | Filter circuit, and receiving device and electronic device using the filter circuit |
US8208590B2 (en) | 2006-11-13 | 2012-06-26 | Panasonic Corporation | Filter circuit, and receiver and electronic device using the same filter circuit |
EP2083517A4 (en) * | 2006-11-13 | 2013-09-18 | Panasonic Corp | FILTER CIRCUIT AND RECEIVING DEVICE AND ELECTRONIC DEVICE WITH FILTER CIRCUIT |
WO2008109416A1 (en) * | 2007-03-02 | 2008-09-12 | Skyworks Solutions, Inc. | System and method for adjacent channel power detection and dynamic bandwidth filter control |
JP2011515975A (ja) * | 2008-03-28 | 2011-05-19 | テレフオンアクチーボラゲット エル エム エリクソン(パブル) | 自動フィルタ制御 |
US8744278B2 (en) | 2008-08-29 | 2014-06-03 | Fujitsu Limited | Method for electric power supply of optical receiver, digital signal processing circuit, and optical receiver |
JP2015046831A (ja) * | 2013-08-29 | 2015-03-12 | 京セラ株式会社 | 無線通信機器 |
WO2016138936A1 (en) * | 2015-03-03 | 2016-09-09 | Telefonaktiebolaget Lm Ericsson (Publ) | Channel selection filter compensation |
US10044388B2 (en) | 2015-03-03 | 2018-08-07 | Telefonaktiebolaget Lm Ericsson (Publ) | Channel selection filter compensation |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US6373907B1 (en) | Wireless terminal device | |
US20050147192A1 (en) | High frequency signal receiver and semiconductor integrated circuit | |
JP2003289259A (ja) | 高周波信号受信装置とその製造方法 | |
JP2002094398A (ja) | バンドエッジ振幅低減システムおよび方法 | |
JPH05304485A (ja) | 受信機 | |
JPH1028066A (ja) | 移動無線機 | |
JP4193018B2 (ja) | 受信機における帯域妨害波の回避方法およびその回路 | |
JPH118577A (ja) | 無線機 | |
EP1186097B1 (en) | Amplifier circuit | |
JP2007312274A (ja) | 受信機 | |
JP4500187B2 (ja) | ダイレクトコンバージョン受信機 | |
JP2001053631A (ja) | 群遅延補償回路 | |
JP3044977B2 (ja) | ダイバシティアンテナ切換制御回路 | |
JP3222011B2 (ja) | Tdd方式通信機 | |
JPH03108817A (ja) | 送信出力制御装置 | |
JPS6220408A (ja) | 自動利得制御装置 | |
JPH1084294A (ja) | 受信回路 | |
JPH07162378A (ja) | 受信レベル検出回路 | |
JPS6259938B2 (ja) | ||
JPS5838669Y2 (ja) | 多バンド受信機 | |
JPH08330987A (ja) | 通信端末装置 | |
JP4631149B2 (ja) | 受信機 | |
JP3806876B2 (ja) | デジタル無線受信機 | |
JPS6322739B2 (ja) | ||
JPH01298817A (ja) | トーンスケルチ回路 |