JPS6220408A - 自動利得制御装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔概要〕 自動利得制御装置において、自動利得制御範囲の異なる
少なくとも２系統の自動利得制御増幅器で構成し、標準
着信レベルに対応した自動利得制御範囲を持つ増幅器を
選択して使用する様にした。

そこで、広範囲の自動利得制御特性を持つにも拘らず、
標準着信レベル付近で信号対雑音比の劣化の少ない自動
利得制御装置が得られる。

〔産業上の利用分野〕

本発明は、単側波帯無線装置用自動利得側′４Ｂ装置の
改良に関するものである。

第３図は車側波帯無線装置受信部のブロック図を示す。

図において、アンテナ１に入力した例えば６ＧＨ２帯で
５４００Ｃｈの単側波帯信号（以下ＳＳＢ信号と省略す
る）は分波器２．低雑音増幅器３で増幅されて周波数変
換器４に加えられる。

ここには、受信局部発振器８からの出力が加えられてい
るので、約６　ＧＨｚのＳＳＢ信号が例えば約７０ＭＨ
ｚのＳＳＢ信号に変換され、雑音指数の少ない前置中間
周波数増幅器５で増幅され、帯域通過型フィルタ６で不
要波成分が除去された後、自動利得制御付き増幅器（以
下ＡＧＣ増幅器と省略する）７で増幅されるが、着信レ
ベルが例えば５０ｄＢ変化しても出力レベルが一定にな
る様にこの増幅器７の利得が制御される。

この時、へ〇Ｇ動作範囲が広く、しかも標準着信レベル
付近で信号対雑音比の劣化が少ないＡＧＣ増幅器が要望
されている。

〔従来の技術〕

第４図はＡＧ（、増幅器の従来例のブロック図を、第５
図は第４図の動作説明図を示す。

第４図において、例えば約７０ＭＨｚのＳＳＢ信号はト
ランジスタ増幅器７−１で増幅された後、ピンダイオー
ドを使用した可変減衰器７−２で減衰される。

これを繰り返し、トランジスタ増幅器７−５より増幅さ
れたＳＳＢ信号が出力されるが、一部は検波器７−６で
検波された後に基準電圧Ｖｓと比較されて差分が取出さ
れ、この差分が最小になる様に直流増幅器７−７の出力
電圧、即ち制御電圧で可変減衰器７−２．７−４　　・
・の減衰量が制御され、第５図に示す様に例えば伝搬路
で発生したフェージングにより一３０ｄＢ／Ｃｈ　（標
準着信レベル）〜−８０ｄＢ／Ｃｈ　　（最低着信レベ
ル）と５０ｄＢ変化しても一２７ｄＢ／Ｃｈ　一定の出
力が送出される。

尚、上記の様に５０ｄＢも変化する着信レベルに対して
ＳＳＢ信号用増幅器は良好な直線性が要求されるが、こ
れを満足させる為には増幅器の動作レベル範囲が限定さ
れるので多段にしなければならない。

〔発明が解決しようとする問題点〕

上記の様に、多段構成になっているので、着信レベルが
高い例えば標準着信レベルの時はこの増幅器は３ｄＢの
利得を取ればよいので、第５図の標準着信レベルに示す
様に増幅してはほぼ同じ量だけ可変減衰器で減衰させな
ければならない。

一方、多段増幅器の綜合の雑音指数Ｆは次の式％式％ ここで、Ｆ　１．Ｆ　２とＧ　１．Ｇ　２は初段、２段
目の雑音指数と利得を示す。

そこで、同図の■、■の点では利得がほぼ０の為にＧ　
１．Ｇ　２がほぼ１になるので、各段の増幅器の雑音指
数即ち、熱雑音が相加される。又、レベル■、■の点で
は増幅器の非直線性によって生ずる歪雑音が相加される
。

そこで、着信レベルが高い時に信号対雑音比が劣化する
と云う問題点がある。

〔問題点を解決する為の手段〕

上記の問題点は、第１図に示す様に段数の異なる少なく
とも２系統のＡＧＣ増幅器９，１ｏと、該ＡＧＣ増幅器
のうちの１つを選択する選択器１１と、全てのＡＧＣ増
幅器の制御電圧を監視し、ｊｘ択されたＡＧＣ増幅器内
の制御電圧が規定レベル範囲を逸脱したら、規定レベル
範囲内にある別のＡＧＣ増幅器を選択する様に該選択器
１２を制御する制御器１１とから構成された本発明のＡ
ＧＣ装置により解決される。

〔作用〕

本発明は、受信可能な着信レベル範囲を分割してそれぞ
れの着信レベル範囲に対応するＡＧＣ増幅器を切換えて
使用する様にした。

即ち、標準着信レベルより所定レベル迄の着信レベルに
対しては、増幅器及び可変減衰器の数が最も少ないＡＧ
Ｃ増幅器９でレベル変動を圧縮するが、着信レベルが低
下して制御電圧が規定レベル範囲を逸脱した事を制御器
１１が検出したら、規定レベル範囲内にあるＡＧＣ増幅
器１０を選択する様に選択器１２を制御する様にした。

これにより、ＡＧＣ範囲は変化させずに着信レベルが高
い時の特性劣化を改善する事ができる。

〔実施例〕

第２図はＡＧＣ装置の本発明の実施例のプロソク図を示
す。尚、ＡＧＣ増幅器は簡単の為に２系統とする。

図において、端子ＩＮからハイブリッド１３に加えられ
たＳＳＢ信号はここで分割されＡＧＣ増幅器９と１０に
加えられるが、前者は増幅器と可変減衰器の段数が少な
く　、ＡＧＣ範囲は例えば標準着信レベル±１０ｄＢ程
度で、後者は段数が多く、ＡＧＣ範囲は標準着信レベル
より約１０ｄＢ低下した着信レベルから最低着信レベル
までになっているが、どちらも従来例と同一の動作で所
定のレベルまで増幅された後、遅延回路１４．１５を通
って２つのＳＳＢ信号の間の位相差をＯにして選択器１
２に加えられる。

ここで、標準着信レベルになる時間率は例えば約９９％
以上あるのに対して、最低着信レベルになる時間率は約
０．１％と大部分の時間は標準着信レベルにあるので、
通常の場合は増幅器９よりの制御電圧が規定レベル範囲
内にあり、増幅器１０よりの制御電圧が規定レベル範囲
外にあることを例えば差動増幅器（図示せず）を用いて
制御器１１が検出し、ビンダイオードを使用した高速ス
イッチ１２−１をオンに、１２−２をオフになる様に制
御するので、ＡＧＣ増幅器９の出力が送出される。

しかし、着信レベルが低下してＡＧＣ増幅器９よりの制
御電圧が規定レベル範囲を逸脱しても、ＡＧＣ増幅器１
０よりの制御電圧が規定レベル範囲内にある事を制御器
１１が検出して、スイッチ１２−１をオフ、１２−２を
オンにしてＡＧＣ増幅器ＩＯの出力が送出される様にす
る。これにより、着信レベルの高い標準着信レベル付近
では増幅、減衰の回数が減少するのでＳＳＢ信号の信号
対雑音比の劣化が改善される。

〔発明の効果〕

以上詳細に説明した様に、着信レベルによりＡＧＣ範囲
の異なる増幅器で増幅する様にしたので、ＡＧＣ範囲は
従来と同じにも拘らず、着信レベルが高い時の信号対雑
音比の劣化が改善されると云う効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の原理ブロック図、 第２図は本発明のブロック図、 第３図はＳＳＢ無線装置受信部のブロック図、第４図は
従来例のブロック図、 第５図は第４図の動作説明図を示す。 図において、 ９、ｌＯはＡＧＣ増幅器、 １１は制御器、 １２は選択器、 １３はハイブリッド・ １４、１５は遅延回路を示す。 第　１　匝 示　７１２１

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 可変減衰器と増幅器を多段接続し、該可変減衰器の減衰
   量を制御電圧で制御して入力レベルの変動に無関係に出
   力レベルを一定に保つ自動利得制御装置において、 段数の異なる少なくとも２系統の自動利得制御増幅器（
   ９、１０、・・）と、該自動利得制御増幅器のうちの１
   つを選択する選択器（１２）と、全ての自動利得制御増
   幅器の該制御電圧を監視し、選択された自動利得制御増
   幅器の制御電圧が規定レベル範囲を逸脱したら、規定レ
   ベル範囲内にある別の自動利得制御増幅器を選択する様
   に該選択器を制御する制御器（１１）とから構成された
   事を特徴とする自動利得制御装置。