JPH07336268A - デュアルモード無線機 - Google Patents

デュアルモード無線機

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JPH07336268A
JPH07336268A JP6124909A JP12490994A JPH07336268A JP H07336268 A JPH07336268 A JP H07336268A JP 6124909 A JP6124909 A JP 6124909A JP 12490994 A JP12490994 A JP 12490994A JP H07336268 A JPH07336268 A JP H07336268A
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JP
Japan
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mode
power amplifier
signal
transmission
antenna filter
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JP6124909A
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Inventor
Hajime Suganuma
元 菅沼
Yukihiko Kumagai
幸彦 熊谷
Kenji Higaki
健二 檜垣
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Japan Radio Co Ltd
Original Assignee
Japan Radio Co Ltd
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Publication date
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02DCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES [ICT], I.E. INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES AIMING AT THE REDUCTION OF THEIR OWN ENERGY USE
    • Y02D30/00Reducing energy consumption in communication networks
    • Y02D30/70Reducing energy consumption in communication networks in wireless communication networks

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  • Transceivers (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 搭載される電力増幅器の消費電力が低減化さ
れ、増幅効率が悪い条件下でも簡易に安定して連続送信
を行い得るコンパクトなデュアルモード無線機を提供す
ること。 【構成】 このデュアルモード無線機では、信号入力に
際して減衰量及び通過損失が小さい送信アンテナフィル
タ14と切換回路12,13とが設けられ、制御回路1
00ではデジタルモード時とアナログモード時とに関し
てモード判定した結果に応じ、デジタルモード時には電
力増幅器1の出力レベルを下げてリニア領域で動作させ
て電力増幅器1からの出力信号を切換回路12を介して
送信アンテナフィルタ14側へ送出させるための切り換
え制御信号を発生する一方、アナログモード時には電力
増幅器1の出力レベルを上げて飽和領域で動作させて電
力増幅器1からの出力信号を切換回路12を介して減衰
量及び通過損失が大きい送信アンテナフィルタ4側へ送
出させるための切り換え制御信号を発生する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば北米のデジタル
セルラー等で使用され、アナログモード及びデジタルモ
ードに関して両用型の携帯用デュアルモード無線機に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のデュアルモード無線機に
は、例えば図4に示すような要部構成のものがある。こ
のデュアルモード無線機は、送信中間周波数信号IFの
振幅を調整する可変減衰器7と、送信中間周波数信号I
Fを送信周波数信号に変換するミキサ(MIX)8と、
送信周波数信号を増幅する電力増幅器(PA)1と、増
幅された送信周波数信号の増幅レベルを検出してレベル
検出信号を出力するレベル検出器9と、レベル検出信号
に応じて可変減衰器7に対してその振幅調整を制御する
ための制御信号を送出する制御回路10とを備えてい
る。
【0003】又、このデュアルモード無線機は、増幅さ
れた送信周波数信号から中低域を通過させる低域通過フ
ィルタ2,及びここで得られる中低域送信周波数信号か
ら高低域を通過させる帯域消去フィルタ3から成る送信
アンテナフィルタ4と、送信周波数信号を送信,又は受
信周波数信号Rを受信するためのアンテナ5と、受信周
波数信号から中域を通過させる受信アンテナフィルタ6
とを備えている。因みに、送信アンテナフィルタ4及び
受信アンテナフィルタ6から成る構成部分は、合わせて
デュプレクサ11を成している。
【0004】このデュアルモード無線機では送信時に際
し、デジタルモード時にはデジタル変調信号をTDMA
方式で送信し、アナログモード時には送受同時で動作し
てアナログ周波数変調(FM)信号を連続送信するが、
デジタル変調信号及びアナログ周波数変調信号は送信周
波数信号として扱われる。
【0005】具体的に云えば、このデュアルモード無線
機では、送信時に送信中間周波数信号IFの振幅が可変
減衰器7で調整された後、送信中間周波数信号IFはミ
キサ8で送信周波数信号に変換されて電力増幅器1へ送
出される。電力増幅器1では送信周波数信号を増幅し、
増幅された送信周波数信号からは低域通過フィルタ2で
高調波が除去され、更に帯域消去フィルタ3で受信帯域
ノイズが除去された後、アンテナ5を介して空中に送信
される。因みに、受信アンテナフィルタ6はこのときの
送信帯域ではハイインピーダンスとなっているため、送
信周波数信号は受信装置側へは回り込まない。従って、
送信に際しての送信周波数信号が受信装置側によってレ
ベル損失されることがないようになっている。
【0006】又、このデュアルモード無線機では、電力
増幅器1から出力される増幅された送信周波数信号のレ
ベルがレベル検出器9で検出され、このレベル値に基づ
いて制御回路10が可変減衰器7を制御するので、電力
増幅器1では送信電力が調整されることになる。但し、
このデュアルモード無線機の場合、送信アンテナフィル
タ4とアンテナ5とのレベル損失の和は約3dBmであ
り、送信電力は28dBm必要であるので、電力増幅器
1の出力レベルは31dBmとして設定されている。
【0007】このデュアルモード無線機において制御回
路10は、モード切り換え検出信号Mに従ってデジタル
モード時とアナログモード時とのモードを判定した結果
に応じて送信周波数信号となるデジタル変調信号及びア
ナログ周波数変調(FM)信号の切り換えを行うが、各
変調信号における出力レベルは可変減衰器7を制御する
ことにより可変される。
【0008】一方、受信時にはアンテナ5より受信周波
数信号Rが入力される。この受信周波数信号Rは受信ア
ンテナフィルタ6で受信帯域以外の不要波が除去されて
受信装置側へ入力される。因みに、帯域消去フィルタ3
はこのときの受信帯域ではハイインピーダンスとなり、
受信周波数信号Rは送信装置側へは回り込まない。従っ
て、受信信周波数号Rも送信装置側によってレベル損失
されることがないようになっている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上述したデュアルモー
ド無線機の場合、電力増幅器では送信時にデジタル変調
信号及びアナログ周波数変調信号の双方を増幅しなくて
はならない。このため、デジタル変調波として例えばπ
/4QPSK変調波を取り扱う場合、電力増幅器には直
線性が要求される。
【0010】ところが、ここで用いられる電力増幅器は
一般にAB級バイアスであり、図5に示すような入出力
特性となっている。従って、例えば出力レベル特性C1
における出力レベルが予め設計された飽和レベルL
σ(34dBm)よりも3dBm程低いレベル(31d
Bm)で使用されたとすると、入力レベルの使用点Up
に対する効率特性C2における増幅の効率は40%程度
となってしまう。
【0011】そこで、デジタルモード時にはTDMA
(Time Division Multiple A
ccess/時分割多元接続)方式でデジタル変調信号
が送信される(例えば北米デジタルセルラーでは1/3
に時分割される)ため、電力増幅器の消費電力は1/3
程度となってさほど問題を生じない。
【0012】しかしながら、アナログモード時にはアナ
ログ周波数変調信号が連続送信されるため、増幅の効率
が非常に悪くなってしまう。因みに、無線機が現在の一
般的な携帯電話等として使用され、この携帯電話に用い
られる電力増幅器がアナログ用のC級バイアスされたも
のであれば、増幅の効率は55%以上確保される。従っ
て、現在のアナログ専用の携帯電話に用いられる電力増
幅器に比べてデュアルモード携帯電話に用いられる電力
増幅器の場合、アナログモード時に通話時間が短くなっ
てしまうという不具合が生じる。又、増幅の効率が悪い
条件下で連続送信されると、電力増幅器は大量の熱を発
生し、これにより放熱板が必要になってしまう。
【0013】このように、増幅の効率が悪い条件下で連
続送信される用途を仮定して電力増幅器を製造すると、
放熱板が必要となり、この放熱板のために実装スペース
が大きくなって重量も増加する上、コスト高になり易い
等、様々な問題を生じることになる。
【0014】本発明は、かかる問題点を解決すべくなさ
れたもので、その技術的課題は、搭載される電力増幅器
における増幅の効率が悪い条件下でも簡易に安定して連
続送信を行い得るコンパクトなデュアルモード無線機を
提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、デジタ
ルモード時にはデジタル変調信号をTDMA方式で送信
し、アナログモード時には送受同時で動作してアナログ
周波数変調信号を連続送信すると共に、該デジタル変調
信号及び該アナログ周波数変調信号を増幅するための電
力増幅器と該電力増幅器に入力される送信中間周波数信
号の振幅に関する可変減衰量の調整を制御する制御回路
とを含むデュアルモード無線機において、信号入力に際
して減衰量及び通過損失が小さい第1の送信アンテナフ
ィルタと、減衰量及び通過損失が大きい第2の送信アン
テナフィルタと、電力増幅器と第1の送信アンテナフィ
ルタ及び第2の送信アンテナフィルタとの間に介挿され
た第1の切換回路と、第1の送信アンテナフィルタ及び
第2の送信アンテナフィルタからの出力のうちの何れか
一方を選択する第2の切換回路とを含み、制御回路は、
デジタル変調信号及びアナログ周波数変調信号の切り換
えを示すモード切り換え検出信号に従ってデジタルモー
ド時とアナログモード時とのモード判定を行うと共に、
該モード判定の結果に応じて該デジタルモード時には電
力増幅器の出力レベルを下げてリニア領域で動作させて
該電力増幅器からの出力信号を第1の切換回路を介して
第1の送信アンテナフィルタ側へ送出させるための切り
換え制御信号を発生する一方,該アナログモード時には
該電力増幅器の出力レベルを上げて飽和領域で動作させ
て該電力増幅器からの出力信号を該第1の切換回路を介
して第2の送信アンテナフィルタ側へ送出させるための
切り換え制御信号を発生するデュアルモード無線機が得
られる。
【0016】又、本発明によれば、上記デュアルモード
無線機において、制御回路は、モード判定の結果に応じ
て第2の切換回路を介してデジタル変調信号及びアナロ
グ周波数変調信号のうちの何れか一方を送信信号として
選択するための選択切り換え制御信号を発生するデュア
ルモード無線機が得られる。
【0017】
【実施例】以下に実施例を挙げ、本発明のデュアルモー
ド無線機について、図面を参照して詳細に説明する。
【0018】図1は、本発明の一実施例に係るデュアル
モード無線機の要部構成をブロック図により示したもの
である。このデュアルモード無線機においても、図4に
示した従来のデュアルモード無線機と同じ構成部分,即
ち、可変減衰器7,ミキサ(MIX)8,電力増幅器
(PA)1,レベル検出器9,低域通過フィルタ2及び
帯域消去フィルタ3から成る送信アンテナフィルタ4,
アンテナ5,受信アンテナフィルタ6を有し、これらの
各部は基本的に同様に機能する。
【0019】このデュアルモード無線機では、信号入力
に際して減衰量及び通過損失が小さい送信アンテナフィ
ルタ14,第1の切換回路12,及び第2の切換回路1
3が設けられている。
【0020】このうち、第1の切換回路12は電力増幅
器1と送信アンテナフィルタ4及び送信アンテナフィル
タ14との間に介挿され、第2の切換回路13は送信ア
ンテナフィルタ4,14からの出力のうちの何れか一方
を選択可能になっている。ここで第1の切換回路12に
おいては、COM側が電力増幅器1の出力側に,NC側
が送信アンテナフィルタ4の入力側に,NO側が送信ア
ンテナフィルタ14の入力側にそれぞれ接続されてい
る。又、第2の切換回路13においては、COM側がア
ンテナ5側に,NC側が送信アンテナフィルタ4の出力
側に,NO側が送信アンテナフィルタ14の出力側にそ
れぞれ接続されている。
【0021】ところで、送信アンテナフィルタ14は上
述したように減衰量及び通過損失が小さいのに対し、送
信アンテナフィルタ4は送信アンテナフィルタ14と比
べて減衰量及び通過損失が大きくなっている。そこで、
以下は適宜上、送信アンテナフィルタ14を第1の送信
アンテナフィルタと呼び、送信アンテナフィルタ4を第
2の送信アンテナフィルタと呼ぶ。
【0022】更に、このデュアルモード無線機における
制御回路100は、デジタル変調信号及びアナログ周波
数変調信号の切り換えを示すモード切り換え検出信号M
に従ってデジタルモード時とアナログモード時とのモー
ド判定を行うと共に、このモード判定の結果に応じてデ
ジタルモード時には電力増幅器1の出力レベルを下げて
リニア領域で動作させて電力増幅器1からの出力信号を
第1の切換回路12を介して第1の送信アンテナフィル
タ14側へ送出させるための切り換え制御信号S1を発
生する一方、アナログモード時には電力増幅器1の出力
レベルを上げて飽和領域で動作させて電力増幅器1から
の出力信号を第1の切換回路12を介して第2の送信ア
ンテナフィルタ4側へ送出させるための切り換え制御信
号S1を発生する。又、制御回路100は、モード判定
の結果に応じて第2の切換回路13を介してデジタル変
調信号及びアナログ周波数変調信号のうちの何れか一方
を送信周波数信号として選択するための選択切り換え制
御信号S2を発生する。
【0023】このデュアルモード無線機の場合、制御回
路100によりアナログモード時には増幅効率の良い飽
和領域で電力増幅器1を動作させ、減衰量及び通過損失
が大きい送信アンテナフィルタ4経由でアナログ周波数
変調信号を連続送信し、デジタルモード時には制御回路
100により増幅効率がリニアな領域で電力増幅器1を
動作させて電力増幅器1からの出力レベルを下げ、通過
損失の小さい送信アンテナフィルタ14経由でTDMA
方式でデジタル変調信号を送信する。
【0024】因みに、制御回路100は従来通りの機
能,即ち、電力増幅器1に入力される送信中間周波数信
号の振幅に関する可変減衰量の調整を制御する機能を有
し、アナログモード時の送信周波数信号(アナログ周波
数変調信号)とデジタルモード時の送信周波数信号(デ
ジタル変調信号)とに関する出力レベルの切り換えは可
変減衰器7を制御することにより行う。
【0025】具体的に云えば、アナログモード時では、
切換回路12,13におけるそれぞれのスイッチはNO
側に接続され、電力増幅器1より出力される増幅された
送信周波数信号は切換回路12,送信アンテナフィルタ
4,切換回路13を介してアンテナ5より空中へ送信さ
れる。このとき、切換回路12,切換回路13の挿入に
よるレベル損失の和は0.5dBm程発生してしまうの
で、電力増幅器1の出力レベルは31.5dBmを確保
することが必要となる。但し、電力増幅器1では飽和レ
ベルLσに関し、従来のものの34dBmより2dBm
程度下げた32dBmとし、図2に示す入出力特性に従
わせるようにする。
【0026】即ち、図示の出力レベル特性C3を参照す
れば、アナログモード時は電力増幅器1の飽和レベル3
2dBmより0.5dBmだけ低い31.5dBm(ア
ナログ使用点AP に対応する)の出力レベルで使用され
るため、増幅の効率は効率特性C4を参照すれば、この
電力増幅器1では50%となる。又、この場合の消費電
流Iを電源電圧5.8Vとして算出したところ、I=1
(31.5/10) /0.5×5.8=487mAとなった。
【0027】因みに、従来例のデュアルモード無線機に
おける電力増幅器1に関し、出力レベルが31.0dB
m,増幅の効率が40%である場合の消費電流I´を電
源電圧5.8Vとして算出したところ、I´=10
(31.0/10) /0.4×5.8=543mAとなった。
【0028】これにより、実施例のデュアルモード無線
機における電力増幅器1は、従来例のデュアルモード無
線機における電力増幅器1よりも10%程度消費電流を
低減化できることが判った。
【0029】又、実施例のデュアルモード無線機におけ
る電力増幅器1で消費される無効電力Pを算出したとこ
ろ、P=10(31.5/10) ×0.5/0.5=1413m
Wとなった。これに対し、従来のデュアルモード無線機
における電力増幅器1で消費される無効電力P´を算出
したところ、P´=10(31.0/10) ×0.6/0.4=
1888mWとなった。
【0030】これにより、実施例のデュアルモード無線
機における電力増幅器1は、従来例のデュアルモード無
線機における電力増幅器1よりも25%放出熱を減小さ
せ得ることが判った。この結果、実施例のデュアルモー
ド無線機を使用した携帯電話では従来のデュアルモード
無線機を使用した携帯電話よりも消費電流を10%低減
化できることになるので、通話時間を長くすることが可
能となる。又、電力増幅器1よりも25%放出熱を減小
させ得ることにより、電力増幅器1において放熱板が不
要となり、それ自体がコンパクトに構成されるため、実
装寸法,重量,製造コスト等が改善される。
【0031】一方、デジタルモード時は、TDMA方式
で送信アンテナフィルタ14経由でデジタル変調信号を
送信するが、このとき図3(a),(b)にそれぞれ示
すように、送信スロットと受信スロットとのタイミング
は送受同時に行われないようになっている。
【0032】制御回路100は切換回路12,13を送
信スロット時のみNO側に切り換えるように制御する。
従って、デジタルモード時の送信周波数信号(デジタル
変調信号)は送信アンテナフィルタ4を通過せず、送信
アンテナフィルタ14を通過する。送信アンテナフィル
タ14は送信周波数信号から中低域を通過させて電力増
幅器1の高調波のみを除去する。送信アンテナフィルタ
4は段数が多いため、通過によるレベル損失が2.5d
Bmあったが、送信アンテナフィルタ14は1段だけな
のでレベル損失が極めて少ない。電力増幅器1はデジタ
ルモード時はリニア領域で動作されるため、高調波は−
40dBc以下しか発生しない。そこで、北米デジタル
セルラー等の仕様としてはスプリアスを−43dBc以
下とすれば良い。この送信アンテナフィルタ14は、通
過によるレベル損失を0.1dBm程度とすることがで
きる。
【0033】これにより、切換回路12,13及び送信
アンテナフィルタ14の通過によるレベル損失の和は
0.5dBm程となるので、電力増幅器1の出力レベル
を29dBm(デジタル使用点DP に対応する)とすれ
ば、アンテナ5よる送信電力を28dBmにすることが
できる。
【0034】電力増幅器1では、図3に示す出力レベル
特性C3を使用するため、出力レベル29dBmは飽和
レベルLσの32dBmよりも3dBm低い点にあり、
π/4QPSK変調波を送信するために問題は生じな
い。このときの増幅の効率は40%となるが、この場合
の消費電流Iを電源電圧5.8Vとして算出したとこ
ろ、I=10(29/10) /0.4×5.8=342mAと
なった。
【0035】因みに、従来例のデュアルモード無線機に
おける電力増幅器1に関し、出力レベルが31.0dB
m,増幅の効率が40%である場合の消費電流I´を電
源電圧5.8Vとして算出したところ、I´=10
(31/10) /0.4×5.8=543mAとなった。
【0036】従って、実施例のデュアルモード無線機を
使用した携帯電話では従来のデュアルモード無線機を使
用した携帯電話よりも消費電流を37%低減化できるこ
とになるので、通話時間を格段に長くすることが可能と
なる。
【0037】尚、このデュアルモード無線機において
も、受信スロット時は切換回路13がNC側になってい
るため、受信周波数信号Rが送信装置側に回り込んでレ
ベル損失を生じることはないようになっている。
【0038】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明のデュア
ルモード無線機によれば、デジタルモード時には増幅効
率がリニアな領域で電力増幅器を動作させると共に,減
衰量及び通過損失の小さい送信アンテナフィルタを使用
して電力増幅器の出力レベルを下げ、アナログモード時
には増幅効率の良い飽和領域で電力増幅器を動作させる
と共に,減衰量及び通過損失の大きな送信アンテナフィ
ルタを使用することにより、電力増幅器における消費電
力や放熱性を低減化させているので、増幅効率が悪い条
件下でも簡易に安定して連続送信を行い得るようにな
る。又、電力増幅器の構成に関して放熱板が不要になる
ので、その実装寸法,重量,製造コスト等が改善される
ようになる。更に、このデュアルモード無線機を携帯電
話に使用すれば、モードを問わずに電力増幅器の消費電
力が低減化され、この結果、通話時間を長くすることが
できるという顕著な長所を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るデュアルモード無線機
の要部構成を示したブロック図である。
【図2】図1に示すデュアルモード無線機に用いられる
電力増幅器の入出力特性を示したものである。
【図3】図1に示すデュアルモード無線機によるデジタ
ルモード時の動作に関するスロットのタイミングチャー
トを示したもので、(a)は送信スロットを示し、
(b)は受信スロットを示したものである。
【図4】従来のデュアルモード無線機の要部構成を示し
たブロック図である。
【図5】図4に示すデュアルモード無線機に用いられる
電力増幅器の入出力特性を示したものである。
【符号の説明】
1 電力増幅器(PA) 2 低域通過フィルタ 3 帯域消去フィルタ 4,14 送信アンテナフィルタ 5 アンテナ 6 受信アンテナフィルタ 7 可変減衰器 8 ミキサ(MIX) 9 レベル検出器 10,100 制御回路 11 デュプレクサ 12,13 切換回路

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 デジタルモード時にはデジタル変調信号
    をTDMA方式で送信し、アナログモード時には送受同
    時で動作してアナログ周波数変調信号を連続送信すると
    共に、該デジタル変調信号及び該アナログ周波数変調信
    号を増幅するための電力増幅器と該電力増幅器に入力さ
    れる送信中間周波数信号の振幅に関する可変減衰量の調
    整を制御する制御回路とを含むデュアルモード無線機に
    おいて、信号入力に際しての減衰量及び通過損失が小さ
    い第1の送信アンテナフィルタと、前記減衰量及び前記
    通過損失が大きい第2の送信アンテナフィルタと、前記
    電力増幅器と前記第1の送信アンテナフィルタ及び前記
    第2の送信アンテナフィルタとの間に介挿された第1の
    切換回路と、前記第1の送信アンテナフィルタ及び前記
    第2の送信アンテナフィルタからの出力のうちの何れか
    一方を選択する第2の切換回路とを含み、前記制御回路
    は、前記デジタル変調信号及び前記アナログ周波数変調
    信号の切り換えを示すモード切り換え検出信号に従って
    前記デジタルモード時と前記アナログモード時とのモー
    ド判定を行うと共に、該モード判定の結果に応じて該デ
    ジタルモード時には前記電力増幅器の出力レベルを下げ
    てリニア領域で動作させて該電力増幅器からの出力信号
    を前記第1の切換回路を介して前記第1の送信アンテナ
    フィルタ側へ送出させるための切り換え制御信号を発生
    する一方,該アナログモード時には該電力増幅器の出力
    レベルを上げて飽和領域で動作させて該電力増幅器から
    の出力信号を該第1の切換回路を介して前記第2の送信
    アンテナフィルタ側へ送出させるための切り換え制御信
    号を発生することを特徴とするデュアルモード無線機。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のデュアルモード無線機に
    おいて、前記制御回路は、前記モード判定の結果に応じ
    て前記第2の切換回路を介して前記デジタル変調信号及
    び前記アナログ周波数変調信号のうちの何れか一方を送
    信信号として選択するための選択切り換え制御信号を発
    生することを特徴とするデュアルモード無線機。
JP6124909A 1994-06-07 1994-06-07 デュアルモード無線機 Withdrawn JPH07336268A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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DE19713102C2 (de) * 1996-03-29 2003-11-27 Alps Electric Co Ltd Integrierte Empfangsschaltung für Mobiltelefon
JP2004526337A (ja) * 2000-04-12 2004-08-26 エリクソン インコーポレイテッド デュアルモード通信送信機
JPWO2007063895A1 (ja) * 2005-12-02 2009-05-07 株式会社タムラ製作所 ワイヤレスマイクロホン送信機、ワイヤレス受信機、ワイヤレスマイクロホンシステム、ワイヤレスマイクロホン送信機における制御送信方法、ワイヤレス受信機における制御受信方法、ならびにワイヤレスマイクロホンシステムにおける制御伝送方法

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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