JP4193018B2 - 受信機における帯域妨害波の回避方法およびその回路 - Google Patents

受信機における帯域妨害波の回避方法およびその回路 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、無線通信に使用される受信周波数を局部信号発振器の発振周波数により固定の中間周波数(IF)に変換する際に発生する受信機における帯域妨害波の回避方法およびその回路に関し、特に、受信機における二分の一IFスプリアス帯域に発生する妨害波の回避方法およびその回路に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、無線通信に使用される無線機の受信機回路は、受信機を構成する周波数変換器を用いて無線周波数帯域の受信信号を中間周波数帯域の受信信号に周波数変換した後、受信機を構成する直交復調器を用いて中間周波数帯域の受信信号からベースバンド帯域の受信信号を生成している。この後、受信機は、得られたベースバンド帯域の受信信号を復調し、復調した受信信号から音声や画像などのデータを取り出すという動作を実行している。また、無線通信に使用される受信機は、無線周波数帯域から中間周波数帯域への周波数変換の変換回数によって分類することができ、1回の周波数変換を行う受信機をヘテロダイン方式の受信機と呼び、2回の周波数変換を行う受信機をダブルへテロダイン方式の受信機と呼ぶ。
【0003】
図4を参照して、従来のヘテロダイン方式の受信機について説明する。
【0004】
図4では、アンテナ110に接続するアンテナ共用器111から無線周波数帯域の受信信号を受けてベースバンド帯域の受信信号までに周波数変換するる受信機120、ベースバンド信号処理部130、および送信機140により構成される無線機が示されている。
【0005】
受信機120では、アンテナ110で受けアンテナ共用器111の帯域ろ波器で分けられた無線周波数帯域の信号を増幅器121が増幅し、受信周波数帯域ろ波器122が受信信号のうち無線周波数帯域のチャネル設定された受信周波数Frを有する信号のみを通過させる。次いで、周波数変換器123が局部信号発振器124から受ける局部発振周波数F1により受信周波数Frの受信信号を中間周波数Fiの帯域の受信信号に周波数変換したのち、中間周波数帯域ろ波器125が中間周波数Fiの受信信号のみを通過させる。
【0006】
直交復調部126は、ベースバンド信号処理部130から帰還された利得制御信号Gを受けて受信信号の利得を制御し所定値にすると共に受信信号を直交復調する。ベースバンド信号処理部130は、中間周波数帯域の受信信号をベースバンド帯域の受信信号に周波数変換している。
【0007】
次に、受信機の妨害波となる周波数の発生について説明する。
【0008】
図4において、周波数変換器123は周波数変換のために非線形回路に異なる2つの周波数の信号を入力する。この信号の入力により出力される周波数は、入力周波数である受信周波数Frおよび局部発振周波数F1の他に、入力した2つの異なる周波数の和および差の周波数である。一般に周波数変換器123は能動素子で構成され、非線形特性を有することが知られている。ここで、周波数変換器123から出力される中間周波数帯域の受信信号の周波数を中間周波数Fiとした場合、それぞれの間に次の数式1の関係がある。
【0009】
Fi=F1−Fr ……… (1)
周波数変換器123は、上記数式1の関係を用いて無線周波数帯域(周波数Fr)の受信信号を中間周波数帯域(周波数Fi)の受信信号に周波数変換する。
【0010】
ところが、周波数変換器123が非線形特性を有する能動素子であるため、非線形歪みによる2次および3次高調波も併せて出力される。
【0011】
従って、次のような2次および3次高調波の影響が生じる。
【0012】
ここで、受信機120が、受信周波数Frの他に、下記数式2に基づく周波数関係を持つ妨害波Fuを同時に受信したと仮定する。
【0013】
Fu=F1−Fi/2 ……… (2)
妨害波Fuの中間周波数帯域における出力周波数Fuiは、上記数式1,2における周波数Fi,Frそれぞれを周波数Fui,Fuに置き換えたものであり、下記数式3が成立する。
【0014】
Figure 0004193018
この出力周波数Fuiの2倍高調波は下記数式4で表わされる。
【0015】
Figure 0004193018
すなわち、出力周波数Fuiの2倍高調波が中間周波数Fiの帯域に落ち込んでくるという問題が発生する。この問題は、1/2IFスプリアスと呼ばれ、受信感度劣化を引き起こす問題として知られている。
【0016】
一般に、1/2IFスプリアスによる受信感度劣化を防止する方法として、アンテナ共用器111および受信周波数帯域ろ波器122の1/2IFスプリアス帯域における遮断特性の改善、または、周波数変換器123の歪み特性の改善などが知られている。
【0017】
後者の周波数変換器123の歪み特性の改善については、周波数変換器123の消費電流を増加させることにより実現可能であるが、近年の無線通信に多く使用される受信機には携帯用として充電池で駆動されるものが多く、消費電流の増加は受信機の使用時間の短縮につながるという問題があるので、改善の検討対象から外す。
【0018】
また、別の技術として、特開平1−1666626号公報において開示されている受信回路がある。この受信回路では、図6に示されるように、受信周波数に対して低域側帯域ろ波器202と高域側帯域ろ波器203とをスイッチ201,204で切り替えることによって、ダブルスーパー方式における受信機の第1の中間周波数を最高受信周波数の2倍以上に選ばないために起こる妨害波を防止するものである。すなわち、受信周波数Frと妨害波周波数Fuとの和が第1の中間周波数となる条件における妨害波を防止することを目的としている。
【0019】
この受信回路では、低域側帯域ろ波器202と高域側帯域ろ波器203とを備え、スイッチ201,204により受信帯域を切り替えて信号を受信するものでる。この構成において、第1周波数変換器206により変換される第1の中間周波数Fil,Fihそれぞれにおける二分の一の周波数Fil/2,Fih/2が受信に用いられている低域側帯域ろ波器202および高域側帯域ろ波器203それぞれの阻止帯域になるように第1局部信号発振器207の周波数を動かしている。また、第1の中間周波数Fil,Fihは、第2周波数変換器212において、第2局部信号発振器213の周波数を動かすことにより、単一の第2の周波数Fi2に変換されている。
【0020】
すなわち、図7に示されるように、低域側帯域ろ波器202の周波数特性は低域側の周波数Fil/2を阻止するようなより高い周波数帯域を有し、高域側帯域ろ波器203の周波数特性は高域側の周波数Fih/2を阻止するようなより低い周波数帯域を有することとなる。
【0021】
【発明が解決しようとする課題】
図4を参照して説明した従来の受信機では、1/2IFスプリアスと呼ばれる受信感度劣化を引き起こす問題がある。
【0022】
このような1/2IFスプリアスによる受信感度劣化を防止する方法として、アンテナ共用器111および受信周波数帯域ろ波器122の1/2IFスプリアス帯域における遮断特性の改善が挙げられる。
【0023】
この問題点について、図5に図4を併せ参照して説明する。
【0024】
一般に、受信周波数Frの帯域は、通信回線または通信容量を確保するため、比較的広帯域の帯域幅Fwにすることが知られている。これは、中間周波数Fiの帯域で、受信チャネルのみを取り出すために、中間周波数Fiを1つの周波数とし、チャネル幅を超える帯域幅を持たせないためである。
【0025】
図5に示されるように、受信信号を損失無く通過させるためには、アンテナ共用器111および受信周波数帯域ろ波器122は帯域幅Fwまたはそれ以上の帯域幅を有する必要がある。しかしながら、局部発振周波数F1の帯域が受信周波数Frの帯域に近接している場合、すなわち、中間周波数Fiの帯域が低い場合を考えると、1/2IFスプリアス帯域も受信周波数Frの帯域に近接することになる。
【0026】
このような場合、アンテナ共用器111および受信周波数帯域ろ波器122では、1/2IFスプリアス帯域を十分に遮断することができなくなる。すなわちアンテナ共用器111および受信周波数帯域ろ波器122の1/2IFスプリアス帯域における遮断特性を十分に確保することはできない。特に、図示されるように、受信機が受信周波数帯域内で最も低い受信周波数Frを受けている場合、1/2IFスプリアスによる妨害波周波数Fuは受信周波数帯域に最も近接することとなり、アンテナ共用器111および受信周波数帯域ろ波器122での妨害波の遮断および減衰は期待できない。
【0027】
他方、図6を参照して説明した受信回路は、図7を参照して説明したように、二つの受信周波数帯域に対する帯域ろ波器202,203の周波数特性それぞれの外部に第1の中間周波数Fil,Fihそれぞれにおける二分の一の周波数Fil/2,Fih/2を設定することにより、受信周波数Frと妨害波周波数Fuとの和が第1の中間周波数Fil,Fihとなる条件における妨害波を防止したいる。従って、上記数式2に示されるような、局部信号発振器の発振周波数F1と中間周波数の二分の一周波数Fi/2とにより生成される妨害波周波数Fuを阻止するものではない。
【0028】
本発明の課題は、このような問題点を解決し、局部信号発振器の発振周波数F1と中間周波数の二分の一周波数Fi/2との差により生成される妨害波周波数Fuを、受信周波数帯域で阻止できる受信機における二分の一IFスプリアス帯域の妨害波を回避する方法およびその回路を提供することである。
【0029】
【課題を解決するための手段】
上記図5において示される帯域幅Fwの少なくとも低周波数側で、受信周波数帯域ろ波器の帯域幅を狭くすることにより、1/2IFスプリアス帯域の妨害波Fuの通過を阻止できることがわかる。従って、上記公開公報で開示された複数の受信周波数帯域ろ波器を設ける技術を応用して、下記の手段を講じることとした。
【0030】
本発明による受信機における帯域妨害波の回避方法は、受信機で無線通信に使用される受信周波数を受信して局部信号発振器の発振周波数(F1)により固定の中間周波数(Fi)に変換する際に発生する帯域妨害波を回避するため、受信機で受信する前記受信周波数の帯域に対して帯域を分割する複数の帯域ろ波器(23,24)を備え、受信機が受信する信号の周波数に応じて前記帯域ろ波器を切り替えるものである
【0031】
それは、前記局部信号発振器の発振周波数(F1)により発生する前記帯域妨害波の周波数(Fu)が前記帯域ろ波器それぞれの帯域内で最低の受信周波数(Fr)に対して中間周波数(Fi)の二分の一となる周波数を加えた周波数である通過帯域外周波数になるように、前記帯域ろ波器それぞれの帯域幅(Fw)を設定することを特徴とする
【0033】
また、受信機で無線通信に使用される受信周波数を受信して局部信号発振器の発振周波数(F1)により固定の中間周波数(Fi)に変換する際に発生する帯域妨害波を回避する回路において受信機で受信する前記受信周波数の帯域を複数の狭帯域に分割し、その帯域内で最低の受信周波数(Fr)に対して、前記帯域妨害波周波数(Fu)が前記中間周波数(Fi)の二分の一となる周波数を加えた周波数である通過帯域外周波数になるように、前記狭帯域それぞれの帯域幅(Fw)を設定した複数の帯域ろ波器と、受信周波数に応じて前記帯域ろ波器を切り替えるスイッチと、生成する発振周波数を受信周波数に応じて変化させて固定された中間周波数を生成する局部信号発振器とを備えている。
【0034】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
【0035】
図1は本発明の実施の一形態を示す機能ブロック図である。図1に示された無線機はアンテナ1に接続するアンテナ共用器11から無線周波数帯域の受信信号を受けてベースバンド帯域の受信信号までに周波数変換するる受信機2、ベースバンド信号処理部3、および送信機4により構成されている。以下の図面では、本発明と無関係の機能ブロックは図示を省略されている。
【0036】
受信機2は、増幅器21、入力側のスイッチ22、低域側帯域ろ波器23、高域側帯域ろ波器24、出力側のスイッチ25、周波数変換器26、中間周波数帯域ろ波器27、直交復調部28、および局部信号発振器29により構成されているものとする。
【0037】
受信機2の増幅器21の入力端はアンテナ共用器11の受信信号出力端に接続される。増幅器21の出力端はスイッチ22の入力端に接続される。スイッチ22の二つの出力端それぞれは、一方を低域側帯域ろ波器23の入力端に、他方を高域側帯域ろ波器24の入力端に接続される。低域側帯域ろ波器23および高域側帯域ろ波器24それぞれの出力端はスイッチ25の入力端に接続される。スイッチ22,25それぞれの切り換え信号入力端はベースバンド信号処理部3の切り換え信号出力端Sに接続される。また、スイッチ25の出力端は周波数変換器26の無線周波数帯入力端に接続される。
【0038】
周波数変換器26の局部信号入力端には局部信号発振器29の出力端が接続される。周波数変換器26の中間周波数帯出力端は中間周波数帯域ろ波器27の入力端に接続される。中間周波数帯域ろ波器27の出力端は直交復調部28の入力端に接続される。直交復調部28の入出力端の接続は後に図2を参照して説明する。
【0039】
増幅器21は、アンテナ1で受けアンテナ共用器11の帯域ろ波器で分けられた無線周波数帯域の信号を受けて増幅する広帯域増幅器である。スイッチ22,25は、ベースバンド信号処理部3の制御を受け、増幅器21から入力した受信信号の受信周波数Frに従って受信信号の通過経路を、低域側帯域ろ波器23および高域側帯域ろ波器24の何れか一方に切り換えて周波数変換器26へ出力する。低域側帯域ろ波器23は受信周波数帯域を二分したうち低域側のみを通過させる。高域側帯域ろ波器24は受信周波数帯域を二分したうち高域側のみを通過させる。
【0040】
周波数変換器26は、無線周波数帯域のチャネル設定された受信信号(周波数Fr)をスイッチ25から受け、別途、局部信号発振器29から受ける局部信号(周波数F1)により中間周波数帯域の受信信号(周波数Fi)へ周波数変換する。中間周波数帯域ろ波器27は周波数変換器26から受ける中間周波数帯域の受信信号(周波数Fi)のみを通過させる。直交復調部28は、ベースバンド信号処理部3からの帰還を受けて中間周波数帯域ろ波器27から受ける信号レベルを一定に制御して中間周波数帯域の受信信号を直交復調すると共に、ベースバンド帯域の受信信号に周波数変換してベースバンド信号処理部3へ送出する。
【0041】
次に、図1に図2を併せ参照し直交復調部28およびベースバンド信号処理部3について補足説明する。
【0042】
図示されるように、直交復調部28は可変利得増幅器31、直交復調器32、および局部信号発振器33により構成されている。また、ベースバンド信号処理部3は信号処理部34、電力計算部35、利得制御信号生成部36、およびチャネル制御部37により構成されているものとする。
【0043】
直交復調部28の可変利得増幅器31の入力端は中間周波数帯域ろ波器27の出力端に接続される。可変利得増幅器31における利得制御信号Gの入力端はベースバンド信号処理部3の利得制御信号Gの出力端に接続される。可変利得増幅器31の出力端は直交復調器32の中間周波数帯入力端に接続される。直交復調器32の局部信号入力端は局部信号発振器33の出力端に接続される。また、直交復調器32のI成分出力端およびQ成分出力端それぞれは、ベースバンド信号処理部3のI成分入力端およびQ成分入力端に接続される。
【0044】
直交復調部28では、可変利得増幅器31が中間周波数帯域ろ波器27から受ける受信信号の利得を利得制御信号生成部36から受ける利得制御信号Gにより制御して直交復調器32へ出力する。直交復調器32は、入力された受信信号と局部信号発振器33から出力される局部信号とを用いて中間周波数帯域の受信信号をベースバンド帯域の受信信号に周波数変換すると共に、直交復調して、I成分およびQ成分の受信信号としてベースバンド信号処理部3の信号処理部34および電力計算部35に対して出力する。
【0045】
ベースバンド信号処理部3では、信号処理部34が、入力した受信信号に対して誤り訂正などの信号処理を施した後、音声や画像などのデータを取り出す。電力計算部35は、直交復調器32から入力する受信信号の電力を計算し、計算結果を利得制御信号生成部36に対して出力する。
【0046】
利得制御信号生成部36は、電力計算部35から入力する電力計算結果が大きい値の場合は可変利得増幅器31の利得を減少させる利得制御信号Gを生成して可変利得増幅器31を制御する。他方、入力された電力計算結果が小さい値の場合に利得制御信号生成部36は、可変利得増幅器31の利得を増加させる利得制御信号Gを生成し、可変利得増幅器31の利得を制御する。この結果、可変利得増幅器31の利得はベースバンド信号処理部3に入力される受信信号の電力を一定にするように制御する。
【0047】
チャネル制御部37は、受信するチャネルの設定を行うと共に、スイッチ22およびスイッチ25の経路切り換え制御を実行する。スイッチ22およびスイッチ25の切り換えは、受信するチャネルが受信周波数帯域の低域側の場合には低域側帯域ろ波器23の経路、また受信するチャネルが受信周波数帯域の高域側の場合には高域側帯域ろ波器24の経路それぞれが選択されるように制御される。
【0048】
次に、図1および図2に図3を併せ参照して、動作およびその動作により発揮される機能について説明する。
【0049】
まず、図1では、図示していない基地局から送信された信号がアンテナ1で受信される。アンテナ1で受信された受信信号はアンテナ共用器11を介して増幅器21に入力される。アンテナ共用器11は、所定の周波数範囲の受信信号(周波数Fr)のみを通過させ、この受信信号以外の妨害波を遮断する。増幅器21は受信信号を一定の利得で増幅し出力する。
【0050】
スイッチ22,25は、受信信号の周波数Frが受信周波数帯域の低域側の場合に低域側帯域ろ波器23の経路を選択する一方、受信信号の周波数Frが受信周波数帯域の高域側の場合に高域側帯域ろ波器24の経路を選択するように、ベースバンド信号処理部3のチャネル制御部37により切り換えの制御を受ける。
【0051】
すなわち、増幅器21より出力された受信信号(周波数Fr)は、スイッチ22に入力し、上述したように受信信号の周波数Frが受信周波数帯域の低域側の場合にはスイッチ22から低域側帯域ろ波器23の経路およびスイッチ25を介して周波数変換器26に入力する。他方、受信信号の周波数が受信周波数帯域の高域側の場合には、受信信号はスイッチ22から高域側帯域ろ波器24の経路およびスイッチ25を介して周波数変換器26に入力する。
【0052】
周波数変換器26は、上記数式1に示すように、入力する受信信号(周波数Fr)と局部信号発振器29から出力される局部発振信号(周波数F1)とを用いて、無線周波数帯域の受信信号(周波数Fr)を中間周波数帯域の受信信号(周波数Fi)へ周波数変換して出力する。周波数変換器26から出力された受信信号(周波数Fi)は中間周波数帯域ろ波器27を介して直交復調部28の可変利得増幅器31に入力する。
【0053】
可変利得増幅器31から出力される受信信号は直交復調器32を介してベースバンド信号処理部3の電力計算部35へ入力する。電力計算部35は、入力する受信信号の電力値を算出し、可変利得増幅器31へ通知する。可変利得増幅器31は、入力する受信信号の電力が一定になるような利得制御信号Gを生成して可変利得増幅器31へ送出しその可変利得を制御する。この結果、上述したように可変利得増幅器31では、予め定められた利得で受信信号を増幅し、直交復調器32に対して出力することができる。
【0054】
図3には、中間周波数Fiに対応する中間周波数帯域、受信機2が受信する受信周波数Frの範囲に対応する受信周波数帯域、妨害波周波数Fuの範囲に対応する1/2IFスプリアス帯域、および局部発振周波数F1の範囲に対応する局部発振周波数帯域それぞれが示されている。
【0055】
中間周波数帯域は、受信チャネルのみを取り出すために、チャネル幅を越える帯域幅を持たない。しかし、受信周波数帯域、1/2IFスプリアス帯域、および局部発振周波数帯域それぞれは、通信回線または通信容量を確保するために受信周波数帯域が有する帯域幅Fwと同一の帯域幅Fwを有している。
【0056】
この理由は、上記数式1において中間周波数Fiが固定された場合に局部発振周波数F1が受信周波数Frの移動範囲に対応して変化するからである。すなわち、チャネル設定された受信周波数Frに対して局部信号発振器29はチャネル制御部37の制御信号Cを受けて中間周波数Fi分だけ高い局部発振周波数F1を周波数変換器26に供給することになる。
【0057】
このような状況で、上記数式4で示されるような中間周波数Fiの帯域に落ち込んでくる出力周波数Fuiの2倍高調波を回避するためには、上記数式2に示される妨害波周波数Fuを回避できればよい。
【0058】
図3に示されるように、受信周波数Frが受信周波数帯域の低域側にある場合には、局部発振信号の周波数F1も局部発振周波数帯域の低域側に存在するので1/2IFスプリアス帯域内に存在する妨害波の周波数Fuも1/2IFスプリアス帯域の低域側に存在することになる。しかし、低域側の受信周波数Frの場合には、低域側帯域ろ波器23を使用して受信するので、低域側帯域ろ波器23で1/2IFスプリアス帯域の遮断が十分に期待できる。従って、1/2IFスプリアスによる受信感度の劣化を防止することが可能である。
【0059】
また図3の例では、高域側帯域ろ波器24の周波数特性においても1/2IFスプリアス帯域に生じる妨害波周波数Fuが帯域外にあるように示されている。ここで、高域側帯域ろ波器がこの高域側で1/2IFスプリアス帯域にかかるような周波数特性をもったとしても、高域側での受信周波数Frに対する妨害波周波数Fuは1/2IFスプリアス帯域でも高域側に発生するので、高域側帯域ろ波器24で通過する受信周波数Frにおける妨害波を十分に遮断できる。
【0060】
上記説明では、受信信号に対する受信周波数帯域ろ波器を低域側と高域側とに二分しているが、中間周波数Fiが低い場合には高域側で局部発振周波数帯域が受信周波数帯域に接近する状態は避けられない。この場合、1/2IFスプリアス帯域が受信周波数帯域に重なり合う状態が生じるので、低域から高域まで帯域幅の小さな多数の受信周波数帯域ろ波器を備えることが必要となる。
【0061】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、受信機が受信信号と同時に受信感度劣化を引き起こす1/2IFスプリアスに基づく妨害波を受信したとしても、受信感度が劣化することがなく、良好な無線通信が可能になるという効果を得ることができる。
【0062】
その理由は、受信周波数帯域に対して、少なくとも低域側の帯域ろ波器を別に設けているからである。この結果、1/2IFスプリアスによる妨害波で、この妨害波が受信周波数帯域に近接している場合でも、低域側帯域ろ波器の周波数特性を1/2IFスプリアスの周波数帯域と十分に離すことができ、1/2IFスプリアスの周波数帯域を低域側帯域ろ波器の完全な遮断域に置くことができるからである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態を示す機能ブロック図である。
【図2】図1の部分詳細の一形態を示す機能ブロック図である。
【図3】本発明による受信機で扱う周波数帯域の位置関係の一形態を示す周波数対応図である。
【図4】従来の一例を示す機能ブロック図である。
【図5】図4による受信機で扱う周波数帯域の位置関係の一形態を示す周波数対応図である。
【図6】図5と異なる従来の一例を示す機能ブロック図である。
【図7】図6による受信回路で扱う帯域ろ波器の周波数特性と妨害周波数との位置関係の一例を示す周波数対応図である。
【符号の説明】
2 受信機
3 ベースバンド信号処理部
21 増幅器
22、25 スイッチ
23 低域側帯域ろ波器
24 高域側帯域ろ波器
26 周波数変換器
27 中間周波数帯域ろ波器
28 直交復調部
29、33 局部信号発振器
31 可変利得増幅器
32 直交復調器
34 信号処理部
35 電力計算部
36 利得制御信号生成部
37 チャネル制御部

Claims (2)

  1. 受信機で無線通信に使用される受信周波数を受信して局部信号発振器の発振周波数(F1)により固定の中間周波数(Fi)に変換する際に発生する帯域妨害波を回避するため、受信機で受信する前記受信周波数の帯域に対して帯域を分割する複数の帯域ろ波器(23,24)を備え、受信機が受信する信号の周波数に応じて前記帯域ろ波器を切り替える方法において、
    前記局部信号発振器の発振周波数(F1)により発生する前記帯域妨害波の周波数(Fu)前記帯域ろ波器それぞれの帯域内で最低の受信周波数(Fr)に対して中間周波数(Fi)の二分の一となる周波数を加えた周波数である通過帯域外周波数になるように、前記帯域ろ波器それぞれの帯域幅(Fw)を設定する
    ことを特徴とする受信機における帯域妨害波の回避方法。
  2. 受信機で無線通信に使用される受信周波数を受信して局部信号発振器の発振周波数(F1)により固定の中間周波数(Fi)に変換する際に発生する帯域妨害波回避する回路において、
    受信機で受信する前記受信周波数の帯域を複数の狭帯域に分割し、その帯域内で最低の受信周波数(Fr)に対して、前記帯域妨害波周波数(Fu)が前記中間周波数(Fi)の二分の一となる周波数を加えた周波数である通過帯域外周波数になるように、前記狭帯域それぞれの帯域幅(Fw)を設定した複数の帯域ろ波器と、
    受信周波数に応じて前記帯域ろ波器を切り替えるスイッチと、
    生成する発振周波数を受信周波数に応じて変化させて固定された中間周波数を生成する局部信号発振器と
    を備えることを特徴とする受信機における帯域妨害波の回避回路。
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