JPH0530343B2

JPH0530343B2 -

Info

Publication number: JPH0530343B2
Application number: JP58188732A
Authority: JP
Inventors: Kazuo Hashimoto; Mitsuo Kobanawa
Original assignee: Hashimoto Corp
Current assignee: Hashimoto Corp
Priority date: 1983-10-08
Filing date: 1983-10-08
Publication date: 1993-05-07
Also published as: GB8425003D0; US4658417A; JPS6080354A; GB2147769A; GB2147769B

Description

【発明の詳細な説明】近時、情報伝達装置においてプツシユホン（登
録商標即ち押釦ダイヤル式電話機）のキーボード
を利用する例はきわめて多い。

本願においては、この種装置において新規な方
法および手段を提供するものである。

通常使用されているプツシユホン電話において
は、キーボードが１〜０の10個と〓、＃の２個の
合計12個から構成されているが、特にアメリカ本
土においては上記数字ボタンの数字の上又は下に
３個のアルフアベツトの字が刻印されている。
（第２図参照）これは、米国においては地域によつていまだに
例えばBNの9348というようなダイヤルをしてい
る人達がいるために、上記のようなキーボードの
形式を踏襲しているのである。

本願では、このようなプツシユホンのキーボー
ドの形成を積極的に利用して情報文を伝達しよう
というものである。

本願発明の目的は、押釦ダイヤル式電話機のキ
ー＃の信号を一文字の区切りの信号として使用
し、各数字キーの連続的押圧回数に対してアルフ
アベツト及びスペースを割振り、各数字キーとキ
ー＃の押圧操作の組み合わせでアルフアベツト、
スペースの信号を電話線を介して送信し、受信側
で受信信号を解読し、アルフアベツトとスペース
で構成される文章を表示させることによつて通信
できるようにした押釦ダイヤル式電話機使用の情
報送信及び受信装置を提供することにある。

以下、本願の実施例につきその構造およびその
作用を説明する。

第１図において、Ａは発呼者側のプツシユホン
式電話機、Ｌ１，Ｌ２は電話線、Ｂは被呼者側の
電話機、LTはライントランス、１は呼出信号を
検出すると負荷のリレーＹ−１を動作状態に保持
するリンギング回路、２は上記リンギング回路の
出力によつて働く１秒程度の遅延回路、３は発呼
者が電話を切つたことを検出するための瞬断検出
回路、４は増巾回路、５は上記プツシユホンＡか
ら送られてくるトーンを２進数の出力に変換する
トーンデコーダ、６はインバータ、７は例えば、
20桁の液晶表示装置である。またCPUはマイク
ロプロセツサーで実施例では8748（8048）を使用
している。またRAMは外部メモリーであり、上
記プツシユホンＡから送られてきたコードを後述
されるように目的とするアスキーコードに変換
後、それを記憶しておくものである。また、SW
１は切換スイツチであり、Ｗ側に切換えると上述
のようにプツシユホンＡから送られてきたコード
をアスキーコードに変換してRAMに記憶させる
動作をなし、Ｒ側に切換えると上述のRAMに記
憶されたコードを表示装置７に後述のSW２と連
動して表示する。またSW２は押ボタンスイツチ
であり、上述のスイツチSW１をＲ側に切換えた
さいにRAMのアドレス０番地から順に読取られ
るデータを上記表示装置７に目で読取れるスピー
ドで自動表示するが、その表示を一時的に停止さ
せ固定したい時に使用する。なお、このSW２を
再び押すことにより再び自動表示を開始する。

本装置は上述の各部品で構成され、以下、第２
図、第３図、第４図、第５図と共に、その作用を
具体的に説明する。第２図はプツシユホンＡの押
ボタン１、２、３、４、５、６、７、８、９、
０、〓、＃に対応する機能を図示したものであ
る。まず、発呼者がプツシユホンＡから本装置側
を呼出すとリンギング回路１によつて呼出信号が
検出され、負荷のリレーＹ−１を動作状態に保持
し、その接点y^1-1を介してループを形成するので
呼出信号は鳴り止む。このさいに留守番電話装置
を介してループを形成し、応答用メツセージを送
出し、この応答用メツセージの送出後に発呼者か
らのメツセージを録音するための録音テープを駆
動してもよい。いずれにせよ、発呼者がループ中
にプツシユホンＡを使用して、例えば「１」とい
うコードを装置側に送出するためには上記プツシ
ユホンＡの押ボタン１を１回押してから押ボタン
＃を１回押す。このさい発生したトーンは電話線
Ｌ１，Ｌ２を介して装置側に達し、ライントラン
スLTを介して増巾回路４で増巾されてからトー
ンデコーダ５で２進数に変換される。上記「１」
のコードは04、03、02、01＝Ｌ、Ｌ、Ｌ、Ｈとし
て出力され、この出力が安定した所定時間後上記
トーンデコーダの端子ＥがＨレベルになるのでイ
ンバータ６を介してCPUの割込み端子INTに割
込みがかかる。従つて第５−１図のフローチヤー
トに示すように端子INTが０(L)になるとCPUの
入出力ポートＰ１０〜Ｐ１３を入力モードとして
上述のトーンデコーダの出力をCPU内のアキユ
ムレータに取入れ、こゝで、このコードが１〜
９、０の数字か、＃か、あるいは＊の記号かのテ
ストを行い、それが上述のように「１」という数
字のコードである場合にはCPU内のレジスター、
例えばR0というレジスターを介して指定された
CPU内のRAMに一時的記憶しておく。次のコー
ドとして上述のように「＃」が送られてくると、
上述のようにCPU内のアキユムレータに取入れ、
コードのテストを行い、これが「＃」である場合
には、続いて上記レジスターR0の値のテストを
行う。上述のようにコード「＃」が送られてくる
前にはコード「１」が１回送られてきただけであ
るからフローチヤートから明らかのようにR0＝
１であり、従つて矢印を介して第５−２図のフ
ローチヤートに入り、レジスターR0で指定され
た上述のCPU内のRAMに一時的に記憶されてい
た内容のテストを行い、上述の例では「１」であ
るから、これを世界共通のアスキーコードに変換
して外部RAMに記憶し、更に、この外部RAM
のアドレスを＋１インクレメントしてから矢印
を介してプログラムの冒頭部に戻る。次に、発呼
者がコード「Ａ」を送りたい場合にはプツシユホ
ンの押ボタン１を２回押してから、押ボタン＃を
１回押す。従つて上述の第５−１図のフローチヤ
ートで示すように押ボタン１を１回押したときの
コードはレジスターR0＝１の値によつて指定さ
れたCPU内のRAMに記憶され、続いて押ボタン
１が再び押されたときはレジスターR0＝２の値
によつて指定されたCPU内のRAMに記憶され
る。更に押ボタン＃が押されたときは上述のよう
にR0＝２であるから矢印を介して第５−３図
のフローチヤートに入り、上述のR0＝１のとき
と、R0＝２のときの内部RAMに記憶されている
コードが一致しているかのテストを行い、もし発
呼者がプツシユホンの押ボタンを押し違えたとき
はコードが一致しないので、プログラムによるア
ラーム音を送出することにより発呼者に再入力を
促す。コードが一致しているときは、上記内部
RAMのコードをアキユムレータに取出し、その
コードのテストを行う。この場合は「１」である
から、このフローチヤートに示すようにアスキー
コードの「Ａ」に変換して外部RAMに記憶して
から外部RAMのアドレスを＋１インクレメント
して次に入力されるコードに対処する。

次にコード「Ｂ」を送出したいときには、プツ
シユホンの押ボタン１を３回押してから押ボタン
＃を１回押す。またコード「Ｃ」を送りたいとき
は押ボタン１を４回押してから押ボタン＃を１回
押すことにより可能であるが、そのプログラムは
前述と類似しているのでフローチヤートは省略し
てある。またＤ〜Ｚまでのコードを送出するため
には第２図に示すように該当の押ボタンを所定回
数押してから押ボタン＃を１回押す。また「スペ
ース」のコードを送りたいときは押ボタン０を２
回押してから押ボタン＃を１回押す。また押ボタ
ンを押し違えた場合には押ボタン〓を押すことに
よりそのコードをクリヤーすることもできる。

上述の方法により所定のコード（数字、文字）
の送出が終了した後、発呼者がプツシユホンＡを
置くと、それを装置側の瞬断検出回路３によつて
検出し、リンギング回路１にリセツトをかけるこ
とによりリレーＹ−１を復旧させ本装置を待機状
態に戻す。なお、この復旧の際に、送られてきた
コードの最後に「．」を外部RAMに記憶させる
ことにより一連のコードの区切りとすることも可
能である。また、プツシユホンＡの押ボタン上に
Ａ〜Ｚの文字が記入されていないものに対しては
第４図に示すようなプラスチツク板のアダプター
を使用すると便利である。このアダプターのＡ〜
Ｚの上側に記入された数字は該当の押ボタンを何
回押すかを示す参考数字である。

次に、上述のように外部RAMに記憶されたコ
ードを表示装置に表示させるためにはスイツチ
SW１をＲ側に倒すことにより（公知なのでフロ
ーチヤートは省略してあるが）例えば第３図に示
すように表示することができる。こゝで冒頭の
「１−」は何番目の着信であるかを示す数字であ
る。これは例えばレジスターR1を着信回数用の
アツプカウンターとして用いることにより可能で
ある。

以上のように本願はアルフアベツトを刻印した
プツシユホンの数字キーを人間工学的にみても自
然な感覚で操作することによつて、その文字と数
字で文章を構成して転送することを可能とし、又
不在の時に従来の留守番電話の受信用テープに用
件を吹込む時など難聴の使用者に対しては上記文
字及び数字のトーンからなるメツセージとして一
旦録音し、これを後刻復調（デコート）して記録
した文字で示す事ができ、更に又一般公衆回線に
よつてコントロールできるパソコン或はミニフア
ツクス或はVTR等に対しても留守番電話装置で
一旦応対したあと、例えばミニフアツクスを動作
させるには「Ｆ−Ａ−Ｘ」、VTRを動作させるに
は「Ｖ−Ｔ−Ｒ」、パソコンを動作させるために
は「Ｐ−Ａ−Ｓ」の文字符号を送出することによ
つて、これら何れかの機器を任意に選択して操作
することを可能ならしめる等最も簡単なテレタイ
プライターとしてその応用範囲は極めて広いとい
うことができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本願発明の原理を示す回路図、第２図
はプツシユホンの各キーを示す図、第３図は文字
及び数字から成る情報文の一例、第４図はプツシ
ユホンのキーの他の実施例、第５の１図はスター
ト時のフローチヤート、第５の２図はCPUのラ
ム内容をアキユムレーターに取出すさいのフロー
チヤート、第５の３図はアラーム音を出すさいの
フローチヤートである。図においてＬ１，Ｌ２……電話線、LT……ラ
イントランス、５……トーンデコーダー、CPU
……マイクロプロセツサー、RAM……ランダム
アクセスメモリーである。

Claims

【特許請求の範囲】

１テンキーの各１個の数字上にアルフアベツト
の３文字及びスペースを示す文字を対応して印字
し、更に上記文字の上に押圧回数を印字したアダ
プターを配設した押釦ダイヤル式電話機を発信側
に設け、受信側に信号受信装置を設け、該信号受
信装置は、上記押釦ダイヤル式電話機から電話線
を介して送られてくるキー＃に対応するトーン信
号を受信する毎に、該信号を受信する前に、受信
し記憶した０から９までの数字キーに対応するト
ーン信号の連続回数が１回のときはそれぞれ０か
ら９の数字と判別し、上記連続回数が各キーに対
応してアダプターに印字されたアルフアベツトま
たはスペースに対する押圧回数と一致するときに
は、対応するアルフアベツト若しくはスペース指
令と判別し、判別内容に対応するコードを記憶手
段に記憶させる判別手段と、キー＊に対応するト
ーン信号を受信するとキー＃に対応するトーン信
号を受信した後に受信した信号の記憶をクリアす
る手段と、表示指令が入力されることにより、上
記記憶手段に記憶したコードを読み出し数字、ア
ルフアベツト、スペースによる文章を表示する表
示手段とを備え、口のきけない人との通信や、相
互に電話で会話中確認を要する事項、また重要な
数字箇所を、電話の会話を中断することなく文章
で送信及び受信することができることを特長とす
る押釦ダイヤル式電話機使用の情報送信及び受信
装置。