JP3208252B2 - 文字を数字に変換し表示する機能を有する選択呼出受信機 - Google Patents

文字を数字に変換し表示する機能を有する選択呼出受信機

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JP3208252B2
JP3208252B2 JP13980494A JP13980494A JP3208252B2 JP 3208252 B2 JP3208252 B2 JP 3208252B2 JP 13980494 A JP13980494 A JP 13980494A JP 13980494 A JP13980494 A JP 13980494A JP 3208252 B2 JP3208252 B2 JP 3208252B2
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正範 臼渕
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大井電気株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は選択呼出受信機、特に電
話機による選択呼出受信機への送信を支援するための選
択呼出受信機に関する。
【0002】
【従来の技術】現在使用されている選択呼出受信機は、
英数カナ記号を混ぜて多量のデータを受信者に送れるよ
うになりその利用価値が高くなっている。この選択呼出
受信機にメッセージを送る際には、電話機の数字キーを
使用し、この数字キーの組合わせにより所定のメッセー
ジを選択呼出受信機に送信することになる。
【0003】例えば、数字を送信したい場合には、電話
機の数字キーから送信したい数字を選び出しそのキーを
押すことにより数字のメッセージを送信できる。また、
記号、片仮名あるいはアルファベットをメッセージとし
て送信したい場合は、1文字につき2桁の数字が割り当
てられているので、この2桁の数字の組合せをキーによ
り入力することにより記号、片仮名、アルファベットの
いわゆる文字のメッセージを送信できる。現在、上記2
桁の数字の組合せにより約100種類の記号、英数、カ
ナ文字を送信できるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、英数
カナ記号により構成されたメッセージ文章を送信する場
合には、このメッセージ文章に対応する数字の組合わせ
を選び出す必要がある。このために、対応表からメッセ
ージを構成する各文字に該当する数字を探し出したり、
予め決められた定型的なメッセージ文章をLCD画面に
順次呼び出して同時に表示される数字を見て電話機の数
字キーにより入力する方法などがとられている。
【0005】従って、上記従来の方法では、選択呼出受
信機にメッセージを送信する場合に、メッセージの各文
字に対応する数字の組合わせを大変煩雑な手順により選
び出さなければならないので不便であるという問題があ
った。また、予め決められたメッセージ文章をLCD画
面に呼び出す方法では、数字の組合わせを簡単に知るこ
とができるが、メッセージ文章の数が限られており任意
のメッセージに対応できないという問題があった。
【0006】本発明は上記従来の課題に鑑みなされたも
のであり、その目的は、電話機の数字キーを使用して選
択呼出し受信機への送信メッセージを入力する際に、任
意のメッセージに対する数字の組合わせを表示部に表示
でき、送信操作を容易にする選択呼出し受信機を提供す
ることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、呼出信号を受信するための受信部と、前
記受信した呼出信号に対応するメッセージを表示する表
示部と、を有する選択呼出受信機であって、前記表示部
に表示される文字を入力するための文字入力部と、前記
文字入力部から入力された文字を、電話機により選択呼
出受信機に送信するために電話機のキーにより入力され
るべき数字に変換する変換部と、を備え、前記文字と前
記変換された数字とを前記表示部に表示することを特徴
とする。
【0008】
【作用】上記構成によれば、送信したいメッセージを文
字入力部から入力すると、変換部により電話機のキーに
より入力すべき数字に変換され、メッセージと共にこの
数字が表示部に表示されるので、送信操作を容易に行う
ことができる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の好適な実施例を図面に基づい
て説明する。
【0010】図1には、本発明に係る選択呼出受信機の
構成のブロック図が示される。図1において、受信部1
0により呼出信号が受信されると、この呼出信号に応じ
て、表示部としてのLCD12にメッセージが表示され
る。これらのメッセージは、送信側において電話機の数
字キーから所定の数字を入力することによって送信され
てきたものである。
【0011】また、文字入力部14からは、記号、アル
ファベット、数字及びカナ文字を入力することができ、
これらの文字が変換部16を介してLCD12に表示さ
れる。変換部16においては、これらの文字に対応する
数字への変換も同時に行われ、上記文字とともにLCD
12に表示される。この数字は、文字入力部14から入
力された各文字をメッセージとして他の選択呼出受信機
に送信する際に、電話機の数字キーから入力するべき数
字である。
【0012】これらのメッセージ文章と変換部16によ
り変換された数字の組合わせとは、メモリ18に記憶さ
れ、この記憶内容をLCD12に再度表示させることも
できる。
【0013】次に図1に示された選択呼出受信機の動作
について説明する。
【0014】本選択呼出し信機を所持する人が、他の選
択呼出受信機にメッセージを送信する場合には、従来の
通り、電話機の数字キーからそのメッセージに対応する
数字の組合わせを入力する必要がある。この際、文字入
力部14から所望のメッセージを1文字ずつ入力する
と、1文字入力される度に変換部16により電話機の数
字キーから入力するべき数字の組合わせに変換される。
そして、文字入力部14から入力された文字と変換部1
6によって変換された数字の両方がLCD12に表示さ
れる。
【0015】従って、メッセージを電話機の数字キーか
ら入力する際に、そのメッセージの文字に対応する数字
の組合わせを対応表から読み取るという煩雑な作業が不
要になる。また、文字から数字への変換は1文字ずつ行
われるので、メッセージの内容が定型文章である必要が
なく、任意の内容のメッセージの変換を実施することが
できるという効果もある。
【0016】なお、上述したように、入力されたメッセ
ージ文章と変換された数字の組合わせとは、メモリ18
に記憶されており、次に同じメッセージを送信する場合
などには大変便利である。
【0017】図2には、図1に示された選択呼出受信機
により、メッセージ文章から数字への変換及び表示をす
る際のフローチャートが示される。
【0018】通常時は時計モードとなっており、LCD
に時刻が表示されている(S1)。メッセージを入力す
る場合には、モード移行キーによりメッセージ入力モー
ドに切り換える(S2)。
【0019】メッセージ入力モードにおいて、文字入力
部14からメッセージ文字を一文字ずつ入力する(S
3)。
【0020】文字入力部14から入力された文字が変換
部16により数字に変換される(S4)。
【0021】入力された文字と変換された数字とがLC
D12に表示される(S5)。
【0022】また、入力された文字と変換された数字と
がメモリ18に記録される(S6)。
【0023】次にモード移行キーが押されたか否かを判
断し、押されていない場合にはメッセージ文字の入力を
待機する状態になる(S7)。
【0024】モード移行キーが押された場合には、他の
モード、例えば時計モードへ移行する(S8)。
【0025】なお、S2のメッセージ入力モードにおい
て、モード移行キーが押された場合には、再び時計モー
ドに移行することも可能である(S9)。
【0026】図3には、モード移行キーを押してメッセ
ージ入力モードに切り換わった場合のLCDの画面表示
の変化のフローチャートが示される。
【0027】通常は時計モードとなっている(S1
0)。
【0028】モード移行キーを押し、メッセージ入力モ
ードに移行すると、LCD12にはメモリ18に記憶さ
れていた、前回入力されたメッセージが、変換された数
字とともに表示される。本実施例においては、カタカナ
文字が表示されている(S11)。
【0029】前回のメッセージの内容が不要の場合に
は、クリアボタンにより前回のメッセージをクリアする
ことができる。また必要に応じて、前回のメッセージを
修正することもできる。以下前回のメッセージの内容を
クリアした状態について説明する(S12)。
【0030】例えば、文字入力部14の入力キーのうち
「A」のキーを押すと、LCD12には文字「A」が表
示される(S13)。
【0031】続いて変換部16により、アルファベット
Aに対応する数字への変換が行われ、この数字がLCD
12に表示される(S14)。
【0032】以下引き続いて文字の入力を行うと、各文
字毎に数字への変換が行われ、文字と変換された数字と
がLCD12に表示される。本実施例においては、アル
ファベットのAからIまでを入力した例が示される(S
15)。
【0033】なお上述の最後のアルファベットIをZに
変更することもでき、変換数字もIに対応する29から
Zに対応する66に変化する。これは、カーソルをアル
ファベットIの位置に移動させアルファベットZの入力
操作を行うことによって実施される。なお上書き以外に
挿入あるいは削除を行うこともできる。この操作によれ
ば、メモリに記録されていた前回のメッセージの内容全
部を消去せずに、その内容の一部を変更することもでき
る(S16)。
【0034】図4から図8には、メッセージ入力モード
において文字を入力した場合のハードウエアの動作の流
れが示される。
【0035】図4には、アルファベットAを文字入力部
14の入力キーにより入力した状態が示されている。
【0036】入力された文字Aは、図5に示されるよう
に、変換部16などを構成するCPUにより、メモリ1
8に記録される。
【0037】次にCPUは、図6に示されるように、上
記文字AをLCD12に表示する。
【0038】さらにCPUは、図7に示されるように、
入力された文字Aをこれに対応する数字である16に変
換する。
【0039】変換された数字16は、図8に示されるよ
うに、CPUによりLCD12に表示される。これによ
り入力された文字Aと変換された数字16とがLCDに
表示されることになる。また、この数字はメモリ18に
記録される。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
選択呼出受信機に任意に入力されたメッセージ文字が、
自動的に数字に変換されるので、この数字に従い操作者
が電話機のキーを押すことにより、長文でも確実にまた
簡易にメッセージを相手に伝えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る選択呼出受信機の構成のブロック
図である。
【図2】図1に示された選択呼出受信機の、メッセージ
文章から数字への変換及び表示動作を示すフローチャー
トである。
【図3】メッセージ入力モードにおけるLCD画面表示
の変化のフローチャートである。
【図4】メッセージ入力モードにおけるハードウエアの
動作の流れを示す図である。
【図5】メッセージ入力モードにおけるハードウエアの
動作の流れを示す図である。
【図6】メッセージ入力モードにおけるハードウエアの
動作の流れを示す図である。
【図7】メッセージ入力モードにおけるハードウエアの
動作の流れを示す図である。
【図8】メッセージ入力モードにおけるハードウエアの
動作の流れを示す図である。
【符号の説明】
10 受信部 12 LCD 14 文字入力部 16 変換部 18 メモリ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04M 11/00 - 11/10 H04M 1/24 H04M 1/26 - 1/57 H04M 1/58 - 1/62 H04B 7/24 - 7/26

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 呼出信号を受信するための受信部と、 前記受信した呼出信号に対応するメッセージを表示する
    表示部と、を有する選択呼出受信機であって、 前記表示部に表示される文字を入力するための文字入力
    部と、 前記文字入力部から入力された文字を、電話機により選
    択呼出受信機に送信するために電話機のキーにより入力
    されるべき数字に変換する変換部と、を備え、 前記文字と前記変換された数字とを前記表示部に表示す
    ることを特徴とする文字を数字に変換し表示する機能を
    有する選択呼出受信機。
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