JPH05302692A - 管継手 - Google Patents

管継手

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JPH05302692A
JPH05302692A JP5004523A JP452393A JPH05302692A JP H05302692 A JPH05302692 A JP H05302692A JP 5004523 A JP5004523 A JP 5004523A JP 452393 A JP452393 A JP 452393A JP H05302692 A JPH05302692 A JP H05302692A
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Shuji Fukushima
修司 福島
Hiroshi Oya
博 大矢
Shinichi Fujita
慎一 藤田
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  • Joints That Cut Off Fluids, And Hose Joints (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】接続管が継手本体に正しく挿入されているかど
うかを簡単に且つ確実に分かるようにし、また部品の組
み付け間違いをなくし簡単に接続出来る管継手を提供す
る。 【構成】端部にねじとその内面側に管装着部と前記ねじ
の円周の一部に外面から管装着部にかけて軸線方向の切
欠き部16を設けた継手本体1、前記ねじに螺合するナ
ット3、円周の一部に切割り溝41を有しスリ−ブ状で
前記ナットの螺合締付けによって内径が縮径される食込
み部材4、前記継手本体の切欠き部に装着し一端が切欠
き部の奥壁に係止し他端が管装着部に挿入する接続管の
端面に当接し、前記管の挿入量に応じて継手本体の外周
側に屈曲し、該屈曲部が継手本体の外面に突き出る指示
部材、とからなることを特徴とする管継手である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は接続管との接続時に接続
管が継手本体の管装着部に正しく挿入されているかどう
かを容易に判別出来、接続管の挿入不足による接続不良
を起こさない管継手に関するものである。
【0002】
【従来の技術】接続管の端部が継手の管装入部に所定量
正しく挿入されないで接続作業が行われると、接続後に
漏れや管の抜け出しが生じる。そこでこれを防止するた
めに従来では、接続管の端部外面に継手本体への挿入量
を示すマ−クを付け、マ−クの位置まで管を挿入して接
続作業していた。
【0003】また平成4年9月29日付公開の実開平4
−111985号公報では、図14に示すごとく、継手
本体Aの管挿入部Bに挿入した軟質管を管挿入部外側の
雄ネジ部Cに螺合した袋ナットDによりチャックリング
Eを介して管挿入部Bに締め付けるようにした軟質管の
継手において、雄ネジ部Cに窓Fを開口すると共に、管
挿入部BまわりにインジケータGを設け、このインジケ
ータを、軟質管の端面に当接するように管挿入部に外嵌
したリング部Hと、リング部Hから軟質管の挿入方向に
向かって斜め外方に突設し且つ上記窓Fに嵌入する突片
Iとを備え、軟質管の挿入長さが所定量になったときに
インジケータGの突片I先端が窓Fから出るように構成
した軟質管の継手が開示されている。また雄ネジ部C先
端面に当接するリング状の基体Jと、この基体Jから軟
質管の挿入方向に向かって斜め内方に突設し、軟質管の
挿入を許容し且つ抜け出しを阻止する突歯部Kとを有す
るストッパーLを備えたものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術のうち前
者では、管の端部外面に正確なマ−クを付けるのが配管
工事現場の作業であり、非常に困難で面倒な作業であっ
た。更にマ−クを付けた後に管を継手本体に挿入したか
どうかの判別も困難であった。場合によっては管と接続
後に管の外面にマ−クを付けることも可能で、必ずしも
確実な方法ではなかった。また接続時に継手の部品を組
み付け間違いする問題もあった。
【0005】後者の軟質管の継手では、管挿入部Bまわ
りに設けたインジケータGが軟質管の管挿入部Bへの挿
入によって突片Iの先端が窓Fから出るものであるが、
突片Iが窓Fから落下しないようにリング部Hを必要と
している。またインジケータGの突片Iが係止してない
から管挿入方向と反対方向への弾性復帰作用がない。こ
のため管を管挿入部Bに挿入した後管を引き抜いてイン
ジケータGのリング部Hと当接していなくとも、突片I
が窓Fから出て管装入状態を指示する問題がある。これ
を防止するため、管の挿入を許容し抜け出しを阻止する
ストッパLを余分に設け、インジケータGの誤った指示
をなくすようにしているが、一旦挿入した管を外せない
問題や管の挿入が困難な問題がある。
【0006】また本体Aと袋ナットDは図のように仮組
した状態で軟質管を挿入して使用されるが、本体Aから
袋ナットDを容易に外すことが出来るので、内部部品の
組み付け間違いや装着不足を起こす恐れもある。本発明
は上記の問題を解消して、接続管が継手本体に正しく挿
入されているかどうかを簡単に且つ確実に分かるように
し、また部品の組み付け間違いをなくし簡単に接続出来
る管継手を提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の要旨は、端部に
ねじとその内面側に管装着部と前記ねじの円周の一部に
外面から管装着部にかけて軸線方向の切欠き部を設けた
継手本体、前記ねじに螺合するナット、円周の一部に切
割り溝を有しスリ−ブ状で前記ナットの螺合締付けによ
って内径が縮径される食込み部材、前記継手本体の切欠
き部に装着し一端が切欠き部の奥壁に係止し他端が管装
着部に挿入する接続管の端面に当接し、前記管の挿入量
に応じて継手本体の外周側に屈曲し、該屈曲部が継手本
体の外面に突き出る指示部材、とからなることを特徴と
する管継手である。
【0008】また前記継手本体とナットとの間にナット
の回転を係止する仮固定用ピンを設け、管との接続時に
前記ナットを締め付けると前記ピンが破断してナットの
締め付け螺合が行われることを特徴とする管継手であ
る。
【0009】また前記継手本体の管装着部にテ−パ内面
を設け、前記食込み部材は継手本体のテ−パ内面に当接
するテ−パ外面と、外周に継手本体の端面に当接する薄
肉のつば部とを設けたことを特徴とする管継手である。
【0010】指示部材は管の端面で押圧された際に曲が
る屈曲部を予め設けてあると常に一定の位置で屈曲が行
われる。また指示部材は継手本体の切欠き部に係合した
状態で食込み部材の切割り溝に係合する様にし、食込み
部材のナットとの共回り作用を防止すると良い。指示部
材は適当な剛性と弾性を備えた樹脂又は鋼で形成するこ
とにより、管を管装着部に挿入した際に指示部材に弾発
力が働らいて、管の挿入量、挿入状態に応じて指示部材
の屈曲が行われる。継手本体とナットは、管接続前に食
込み部材と指示部材を継手本体に装着した状態で螺合
し、継手本体とナットとの間にナットの回転を係止する
仮固定用ピンを設け、手ではナットが回らないが締付け
工具を用いてナットを締め付けると前記ピンが破断して
ナットが締め付け出来る。こうして食込み部材と指示部
材が管継手に装着された状態を保つ。
【0011】
【作用】本発明は上記の構成であるから、継手本体の管
装着部に接続管を所定量挿入すると管の端面で指示部材
が切欠き部の奥側へに押圧され、指示部材が切欠き部の
奥壁と管端面との間で圧縮作用を受けて外周側に曲が
り、この屈曲部が継手の外面に突出する。指示部材は管
の管装着部への挿入量に応じて屈曲が行われる。このた
め、管が所定量挿入されているときのみ指示部材の屈曲
部が本体の外面に突出し、管が管装着部から再度引き戻
されると本体外面に突き出た屈曲部がその弾性作用でま
たへこむので、より確実に管の挿入状態を確認出来る。
作業者は継手の外面に屈曲部が突出したのを容易に確認
出来、常に正しい管の挿入状態で接続作業が行える。ま
た接続完了後においても間違いのない接続確認が行え、
管の挿入不良による漏れ事故等を未然に防止することが
出来る。
【0012】また継手本体とナットとの間にナットの回
転を係止する仮固定用ピンを装着しているから、管と接
続前にナットを手で回すことが出来ず、継手とナットと
の間に装着された食込み部材等の部品をなくしたり、部
品の装着間違いを起こす心配がない。また食込み部材は
外面のつば部で継手本体の端面に係止されて継手本体の
テ−パ内面に装着されるので、継手本体の中心軸線と一
致した正しい状態で装着され、管の挿入によって食込み
部材が押されても、傾いたり本体のテ−パ内面側へ押さ
れて縮径するようなことがない。このため接続管を継手
本体内へスムースに挿入出来、作業性が良い。
【0013】
【実施例】以下図1ないし図13に基づいて本発明の実
施例を説明する。図1、図2、図3は第1実施例を示す
もので、図2は管挿入前の状態を、図3は管挿入後の状
態を示す。継手本体1は端部外面のおねじ11の内面側
に環状の管装着部12を有し、管装着部12の内側には
外周面に複数の環状突部13を有する筒状突出部14を
設けて接続する管2の内面との間でシ−ルされる。また
管装着部12の円周の一部に外面から管装着部12に掛
けておねじ11の端部から軸線方向の溝状の切欠き部1
6を有する。筒状突出部14の内面側は継手本体1の貫
通流路15となっている。尚筒状突出部14の外周面に
Oリングを設けて挿入された管2の内面とシールするよ
うにしても良い。
【0014】袋ナット3は継手本体1のおねじ11に螺
合するめねじ31とめねじ31の反対側端部内面にはテ
−パ内面32を有して後述する食込み部材4を縮径す
る。めねじ31側の一部には外面から内面に貫通する小
さな穴を設けてあり、後述する継手本体との仮止めピン
挿入穴33となっている。
【0015】食込み部材4は円周の一部に切割り溝41
を有するスリ−ブ状で、内面には管2の外周に食込んで
管の引き抜け阻止を行う環状で複数条の歯42を設けて
あり、後端外面には袋ナット3のテ−パ内面32に当接
するテ−パ外面43を形成してある。切割り溝41は指
示部材5の幅より少し大きい幅を有し、切割り溝41に
指示部材5が係合している。食込み部材4の前端部は本
体1のおねじ11の端面17に係止されており、袋ナッ
ト3で押圧されると袋ナット3のテ−パ内面32によっ
て縮径し、挿入された管2の外面を締め付ける。
【0016】指示部材5は前記継手本体1の切欠き部1
6に装着され、切欠き部16の幅に係合する幅を持った
板又は棒を曲げて形成してあり、奥端は切欠き部16の
奥壁18に係止される。また前端部に接続する管の端面
に当接する面を持った適当な剛性と弾性を備えた樹脂又
は鋼で形成したものである。形状は種々の変形が可能で
あるが、基本的要素として分けると接続管の端面に当接
して押圧される管との当接部51、食込み部材4の切割
り溝41に係合する食込み部材との係合部54、切欠き
部16に装着されて接続管の挿入と共に外周側に屈曲さ
れる屈曲部52、切欠き部16の奥壁18に係止する係
止部53に分けられる。
【0017】図2は管との接続する前の状態で、継手本
体1に指示部材5と食込み部材4を装着して袋ナット3
を仮締めした状態で袋ナット3の外面から継手本体の切
欠き部16に亘って仮止めピン挿入穴33に細い仮固定
用ピン34を挿入してある。この状態では袋ナット3を
手で回せないので、袋ナット3と本体1の間に装着した
指示部材5及び食込み部材4を誤って分解されることが
なく、ナットの端部から管を挿入するだけで管装着部1
2に装着出来る。仮固定用ピン34は接続時に締付け工
具で袋ナット3を回すと容易に切断する太さ材質の、例
えばポリアセタ−ルや黄銅等の材料で、手で袋ナットを
回そうとしても切断しない強度に形成してある。
【0018】図2の状態から管2を継手本体1の管装着
部12に所定量挿入すると図3の状態となり、指示部材
5は管2の端面で管との当接部51が押圧されて奥壁1
8との間で圧縮される。これに伴い屈曲部52が予め外
面側に曲げられているので係止部53を支点として立ち
上がり、屈曲部52で屈曲して屈曲部52が本体1の外
面に突出する。なお接続管2を挿入した際、管2の内面
は本体筒状突出部14の環状突出部13に嵌合し係止さ
れているので、指示部材5の圧縮に伴う反発力がある
が、嵌合係止力のほうが強いので管が筒状突出部14か
ら抜け出すことがない。また管2の挿入量に応じて指示
部材の屈曲が行われるので、管が正しく管装着部に挿入
されているときのみ屈曲部52が本体の外面から突き出
る。このためより確実に管の挿入状態を確認出来る。
【0019】図3の様に管2を所定量管装着部12に装
着した後、袋ナット3を工具を用いて締め付けると袋ナ
ット3の回転によって仮止めピン34が切断して、袋ナ
ット3が回転される。袋ナット3の回転締め付けにより
食込み部材4内面の歯42は管2の外面を押圧して食込
み、管2の引抜け阻止と共に、管2の内面と継手本体1
の筒状突出部14の外面との間でシ−ル作用が果たさ
れ、管2を正常に接続することが出来る。また指示部材
5の食込み部材との係合部54は、食込み部材4の切割
り溝41に係合した状態で袋ナットの回転締め付けが行
われるので、食込み部材4が袋ナット3と共回りせずに
管2の外面を押圧する。従って管2も回転しないので管
のねじれが防止される。
【0020】図4、図5は第2実施例を示す管挿入前後
の状態を示すものである。本実施例では指示部材6の形
状を除いて他の部品は前記第1実施例とほぼ同様であ
る。図4の管挿入前の状態において、指示部材6は継手
本体1の切欠き溝16に装着され、食込み部材4の切割
り溝41に係合して食込み部材4の袋ナットとの共回り
回転が阻止される。またこの実施例では図5のごとく管
2を所定量挿入すると、指示部材6の屈曲部より延びる
指示端部64が継手本体1の外面に突出する様になって
いる。即ち管2の挿入前の状態では図4のごとく指示部
材6の指示端部64が継手本体1の切欠き溝16のなか
にあり、奥端部62が切欠き溝の奥壁18に係止し、食
込み部材との係合部64が切割り溝41に係合した状態
で本体1の切欠き溝16内に仮組固定されている。
【0021】図5のごとく管2が継手本体1の管装着部
12に挿入されると、指示部材6の管端面との当接部6
1が押圧されて本体1の切欠き溝16内で移動しながら
指示部材6の屈曲部62が屈曲する。これに連れて屈曲
部より延びる指示端部64が継手本体の外部に突出し、
管2を所定量継手本体の管装着部12に挿入したかどう
かの確認が判別出来る。また指示部材6の食込み部材4
との係合によって食込み部材4の回転がなく、管2のね
じれも生じない。
【0022】図6、図7は第3実施例で、前記第2実施
例の指示部材の変形例である。この実施例では指示部材
6自身の屈曲が一部分に集中して行われるので指示部6
6を厚肉の樹脂等によって形成しても同様の働きをさせ
ることが出来る。
【0023】図8、図9は別の第4実施例を示すもので
ある。この場合の袋ナット8は本体7の端部内面に形成
しためねじ71に螺合するもので、基本的には前記の袋
ナット3と同じ作用をする。本体7と袋ナット8の螺合
部を除いて他の部品は前記第1実施例とほぼ同様であ
る。図8の管2の挿入前の状態において、指示部材5は
軟質の樹脂又はゴムで形成されており、継手本体7の切
欠き部74に装着される。食込み部材4は本体のめねじ
71の奥壁77に係止される。管2の挿入によって指示
部材5の円弧部73が図9のごとく屈曲して外面に突出
し、管2の管装着部72への正しい装着状態が確認出来
る。
【0024】図10ないし図13は第5実施例を示すも
ので、図10は管装入前の組み付け状態を示す。継手本
体9の管装着部91は端部に向かって拡径するテ−パ内
面92を有し、このテ−パ内面92に図13で示す食込
み部材93の前部テ−パ外面94が装着される。管装着
部91の内側は環状突部13を有する筒状突出部14
で、筒状突出部14に管の内面が挿入される。筒状突出
部14の外面にOリングを設けて管2の内面とシールす
るようにしても良い。また管装着部91の円周の一部に
外面から管装着部91にかけておねじ11の端部から軸
線方向に溝状の切欠き部16を有する。
【0025】袋ナット95はめねじ31の反対側内面に
食込み部材93の後端部と係止する係止部96を有して
おり、めねじ31側の一部に小径の貫通孔33を設けて
継手本体9との仮固定用ピン34を装着してある。この
仮固定用ピン33は工具を用いてナットを締付ける際に
切断される。指示部材5は前記第1実施例とほぼ同様
で、継手本体9の切欠き部16に装着され、奥端53は
切欠き部16の奥壁18に係止されると共に、端部が管
の端部に当接される当接部51を有した適当な剛性と弾
性を備えた樹脂又は鋼で形成されたものである。管2の
挿入によって当接部51が押圧されると、奥壁18との
間で圧縮されるので、屈曲部52が屈曲して本体9の外
面に立ち上がりつつ突出する。指示部材5は反発力を有
しているので管の挿入量に応じて屈曲が行われ、確実に
管装着部91に挿入されたときのみ屈曲部52が本体の
外面に突出する。
【0026】食込み部材93は図12、13に示すよう
に、円周の一部に切割り溝41を有するスリーブ状で、
内面には管2の外面に食い込む歯42を有する。前部に
はテ−パ外面94を有し、この大径側に環状のつば部9
7を有する。後部はラッパ状に拡がる薄肉部98を設け
てある。この後端部は袋ナット95の係止部96に係止
される。図12のナット締め付け前の状態ではつば部9
7が本体9のおねじ11の端面17に係止して袋ナット
95との間で装着されている。このため食込み部材93
が本体9の中心軸と一致して装着され、管2を袋ナット
の端部から管装着部91に挿入する際に、管の端部や外
面で押されても食込み部材93の移動やかたより変形が
生じず、ラッパ状の薄肉部98に案内されるので、内径
が管の外径より多少小さくてもスムースに管を挿入する
ことが出来る。尚つば部97の付け根に破断ノッチを設
けてナットの締め付け時につば部が破断されるようにし
ても良い。
【0027】管2の外径が10〜50mmの管継手で
は、つば部97の厚さを0.2〜0.5mmとしてあ
り、管2を装着後、ナット95を締め付けると締め付け
推力によってつば部97が変形して曲がり、本体のテ−
パ内面92内に押し込まれ食込み部材93の縮径が行わ
れる。後部の薄肉部98の強度はつば部97の強度より
強く、ある一定のナット締め付けトルクに達したら図1
2の下半図の様に変形する強度を備えており、上記つば
部97の厚さの約2倍から3倍の厚さにしてある。これ
によって管2への食込み量がほぼ一定で、且つナット9
5の端面が本体の段部99へ突き当たる位置で適正な締
め付けトルクで締め付けを終了させるように出来る。こ
の様にして過度の締め付けや締め付け不足をなくしてい
る。
【0028】
【発明の効果】以上説明のごとく本発明の管継手は、接
続する管が継手本体に挿入したことを指示部材の本体外
面への突出によって外部から確実に判別出来るから、管
の不完全な挿入状態での接続不良を防止することが出来
る。また接続前に継手本体とナットを手で回せないか
ら、部品の組み付け間違いがなく、紛失の問題もない。
更に管の管装着部への挿入が容易で、接続作業が容易に
行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施例を示す管装入前の斜視図
である。
【図2】 本発明の第1実施例を示す管装入前の接続部
分断面図である。
【図3】 本発明の第1実施例を示す管装入後の接続部
分断面図である。
【図4】 本発明の第2実施例を示す管装入前の接続部
分断面図である。
【図5】 本発明の第2実施例を示す管装入後の接続部
分断面図である。
【図6】 本発明の第3実施例を示す管装入前の接続部
分断面図である。
【図7】 本発明の第3実施例を示す管装入後の接続部
分断面図である。
【図8】 本発明の第4実施例を示す管装入前の接続部
分断面図である。
【図9】 本発明の第4実施例を示す管装入後の接続部
分断面図である。
【図10】 本発明の第5実施例を示す管装入前の接続
部分断面図である。
【図11】 本発明の第5実施例を示す継手本体の切割
り部断面図である。
【図12】 本発明の第5実施例を示す管装入後ナット
締め付け前後の切割り部を除く部分の断面図である。
【図13】 本発明の第5実施例の食込み部材93の斜
視図である。
【図14】 平成4年9月29日付けで公開された軟質
管の継手を示す断面図である。
【符号の説明】
1、9 継手本体 2 管 3、95 袋ナット 4、93
食込み部材 5 指示部材 11 おね
じ 12、91 管装着部 14 筒状
突出部 16 切欠き部 17 おね
じの端面 33 仮止めピン挿入穴 34 仮固
定用ピン 41 切割り溝 51 管と
の当接部 52 屈曲部 53 奥壁
との係止部 54 食込み部材との係合部 64 指示
端部 66 指示部 92 継手
本体のテ−パ内面 94 食込み部材のテ−パ外面 96 袋ナ
ットの係止部 97 食込み部材のつば部 98 食込
み部材の薄肉部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 端部にねじとその内面側に管装着部と前
    記ねじの円周の一部に外面から管装着部にかけて軸線方
    向の切欠き部を設けた継手本体、 前記ねじに螺合するナット、 円周の一部に切割り溝を有しスリ−ブ状で前記ナットの
    螺合締付けによって内径が縮径される食込み部材、 前記継手本体の切欠き部に装着し一端が切欠き部の奥壁
    に係止し他端が管装着部に挿入する接続管の端面に当接
    し、前記管の挿入量に応じて継手本体の外周側に屈曲
    し、該屈曲部が継手本体の外面に突き出る指示部材、と
    からなることを特徴とする管継手。
  2. 【請求項2】 前記継手本体とナットとの間にナットの
    回転を係止する仮固定用ピンを設け、 管との接続時に工具を用いて前記ナットを締め付けると
    前記ピンが破断してナットの締め付け螺合が行われるこ
    とを特徴とする請求項1記載の管継手。
  3. 【請求項3】 前記継手本体の管装着部にテ−パ内面を
    設け、前記食込み部材は継手本体のテ−パ内面に当接す
    るテ−パ外面と外周に継手本体の端面に当接する薄肉の
    つば部とを設けたことを特徴とする請求項1ないし2記
    載の管継手。
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