JP2563341Y2 - 軟質管の継手 - Google Patents

軟質管の継手

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JP2563341Y2
JP2563341Y2 JP1991024361U JP2436191U JP2563341Y2 JP 2563341 Y2 JP2563341 Y2 JP 2563341Y2 JP 1991024361 U JP1991024361 U JP 1991024361U JP 2436191 U JP2436191 U JP 2436191U JP 2563341 Y2 JP2563341 Y2 JP 2563341Y2
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tube
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由男 橋岡
丘 斎城
健 工藤
久夫 早瀬
浅井  清
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Tabuchi Corp
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は軟質管の継手に関し、継
手に軟質管を接続する場合の接続不良防止対策に係るも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来、軟質管の継手として、図10に示
すように、継手本体の胴(イ)の管挿入部(ロ)と
側の雄ネジ部(ニ)との間に軟質管(ハ)を挿入し、こ
の軟質管(ハ)を雄ネジ部に螺合する袋ナット(ホ)に
よりチャックリング(ヘ)を介して管挿入部(ロ)に締
め付けるようにしたものが広く知られている。
【0003】ところで上記従来の管継手は、管挿入部
(ロ)への管(ハ)の挿入深さを全て作業者の勘に頼っ
ていたため、管(ハ)の挿入長さLが一定せず、その挿
入長さLが所定量よりも短い状態で袋ナット(ホ)を締
め付けることが屡々発生し、管の接続不良による管挿入
部(ロ)との間における漏水事故や管の脱落事故等の原
因となっていたものである。
【0004】上記の不都合を解消するものとして、継手
胴部の雄ネジ部の奥端に接続管挿入確認孔を開設し、こ
の確認孔から直接、内部の管端位置を覗き込んで確認す
る(特開平2−163592号)ものや、或いは継手本
体の拡径部に開設したピン孔にピンを挿入する一方、接
続管の先端部分に上記ピンの下端と接触する環状膨出部
を隆成し、管が所定長挿入された時点で上記膨出部に押
し上げられるピンをピン孔から露出させることにより、
管の挿入量を確認する(実開平1−133593号)と
いう技術的手段が知られていた。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】しかし、上記前者、即
ち特開平2−163592号の管継手は、狭まくて暗い
現場環境において、上記の窓孔から内部の管端を確認す
ることは容易な技ではなく、その正確性は期し難かった
し、また後者、実開平1−133593号の細径配管接
続用コネクタでは、接続管の先端近傍部に形成される環
状膨出部の設定位置及び形状を高精度に仕上げることが
最大の要件となり、その加工は随時現場で行えるもので
はない上、継手本体の取付け状態、即ちピン孔が継手本
体の少なくとも上半部に位置するように設置しなけれ
ば、ピンが脱落する虞れがあり、これを克服するために
は、ピンとピン孔との係合構造の複雑化は避けられない
という課題があった。
【0006】本考案は、このような点に着目してなされ
たものであって、その目的とするところは、軟質管の端
面に押されて動くインジケータの突片によって挿入長さ
が所定量に達したことを視覚によって確認することであ
り、更に挿入長さが所定量に達したことを確認した後、
引き続きその挿入状態を保持し得るようにして軟質管の
戻りを防止し、管接続の作業性を向上させることにもあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本考案は継手本体の胴の管挿入部に嵌挿される軟質
管を、チャックリングを介して袋ナットによって緊締す
るようにした軟質管の継手において、雄ネジ部の奥端に
窓を開口すると共に、上記管挿入部と雄ネジ部間にはリ
ング部とこのリング部から上記奥端に向かって拡開状に
設けられた突片からなるインジケータを挿通し、上記軟
質管の端面が袋ナットの緊締によって上記リング部を上
記奥端に向かって押圧すると同時に、上記突片を奥端に
沿ってさらに拡開し、上記窓から突出させるようにした
ものである。
【0008】また、請求項2では、上記構成に加えて、
雄ネジ部の端縁に当接するリング状基体の内周縁から、
奥端に向かって斜め内方に絞られた突歯部を設けてなる
ストッパを併設するという手段も用いた。
【0009】
【作用】上記の構成により、請求項1では軟質管を管挿
入部に挿入すると、軟質管の端面がインジケータのリン
グ部に当接してインジケータが前方に押されて軟質管の
挿入長さが所定量に達すると、インジケータの突片先端
が窓から露出するので、これによって軟質管の先端面の
位置を確認することができるのである。
【0010】又、例えばインジケータの突片のスプリン
グバック、その他の外力によって軟質管が戻る(後退
る)ことがあるが、請求項2ではストッパの突歯部によ
り、この戻りが阻止されるので、インジケータによって
挿入長さが所定量に達したことを確認した後は、軟質管
から手を放しても所定の挿入量が保持されるから、袋ナ
ットの緊締作業が大幅に改善される。
【0011】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。図1、図2および図5は実施例に係る軟質
管の継手を示し、10は継手本体の胴であって、この胴
10の内部には流体通路が貫設されており、その一端側
には管挿入部12が設けられ、その外周には同軸的に
ネジ部13が設けられている。また、30は胴10 の雄
ネジ部13と螺合自在な袋ナットであって、この袋ナッ
ト30の内周面には雌ネジ部31が切設され、上記胴1
0の雄ネジ部13と螺合自在である。更に、20はポリ
エチレン製の軟質管であって、その先端が袋ナット30
内孔を貫通して胴10の管挿入部12と雄ネジ部13
の間に嵌挿される。そして、上記軟質管20と袋ナット
30のテーパ面との間には、内周面に突歯を有するチャ
ックリング40が介在し、袋ナットの緊締に伴って上記
突歯が軟質管20の外周面に喰い込むようにしたもので
ある
【0013】 而して、本案継手においては、上記雄ネジ
部13 の奥端継手の中心軸を介して対称的な位置に二
つの窓13a,13aが貫設されている。また、管挿入
12まわり、即ち管挿入部12と雄ネジ部13の間に
インジケータ50が挿入されており、図6および図7
に示すように、このインジケータ50は、爾後に挿入さ
れる軟質管20の端面に当接するように管挿入部12に
嵌合するリング部51と、このリング部51から軟質管
挿入方向に向かって斜め外方に突設し、且つ先端が上記
各窓13aに臨んで位置する上下一対の突片52,52
とを備え、軟質管20の挿入長さが所定量に達したとき
にインジケータ50の突片52の先端が窓13aから
出するように構成したものである。
【0014】さらに、図8及び図9に見られるように、
管挿入部12まわりにはストッパ60が設けられるが、
このストッパ60は雄ネジ部13の端縁に当接するリン
グ状の基体61と、この基体61から軟質管挿入方向に
向かって斜め内方に突出し、軟質管20の挿入を許容す
るが、抜け出しを阻止する多数の突歯部62,62・・
・とを備えて成るものである。尚、図中11は胴10の
中央部外面に設けられたレンチ係止部を示す。
【0015】 次に、上記実施例の作用を説明すると、
継手は、通常では当初、図1および図2の状態に組み
立てられている。即ち、予め、胴10の管挿入部12に
上記インジケータ50を最先として、ストッパ60、チ
ャックリング40を順次嵌挿し、最後に袋ナット30を
胴10の雄ネジ部13に緩く螺合しておく。この状態
軟質管20を、袋ナット30の内孔を通して管挿入部1
2とチャックリング40との間に嵌挿すると、この際
軟質管20の端面がインジケータ50のリング部51を
押し込んで突片52を前進させるから、奥端の窓13a
臨んで位置された突片52の先端が窓から一定量露出
する。この状態で、袋ナット30を更に締めつけると、
袋ナット30のテーパ面に押圧されて中心方向に降縮
るチャックリング40の突歯部62が軟質管20の周面
に喰い込んで強固な接続が完了するのである。
【0016】 この場合、上記ストッパ60がないと、
質管20の管端によって押し付けられたインジケータの
突片52の反元弾性、即ちスプリングバックにより、軟
質管20は抜け出す方向に戻されるが、後端のフランジ
部61を雄ネジ部13の端縁とチャックリング40の先
端間で狭止されるストッパ60の突歯部62が軟質管の
表面にささり込み、その抜け出しが阻止されるので、イ
ンジケータ50によって挿入長さを確認した後は、軟質
管20を手で押し続ける必要がなくなり、管接続時の作
業性が著しく向上する。
【0017】 なお、上記実施例では、窓13aおよび突
片52を二つずつ設けたが、一つずつにしてもよいし、
逆に三対以上にしてもよい。
【0018】
【考案の効果】以上説明したように、請求項1の構成を
有する軟質管の継手によれば、突片先端の露出量により
挿入長さ、即ち軟質管の先端位置が目視によって直ちに
確認できるから、軟質管の継手における接続不良を防止
して管挿入部と軟質管との間からの漏水や軟質管の管挿
入部からの脱落などの不具合の発生を確実に防止するこ
とができる。
【0019】 又、請求項2の構成に係る軟質管の継手に
では、更にストッパを設けたことにより、インジケータ
によって挿入長さが所定量に達したことを確認した後
は、チャックリングによる管の抜け止め効果の発生前で
あってもインジケータ突片のスプリングバックその他の
外力による軟質管の戻りを防止することができるので、
胴部と軟質管の接続関係が正確に維持され、その作業性
を大幅に向上させることができるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】軟質管挿入前の継手の半断面側面図
【図2】軟質管挿入前の継手の平面図
【図3】軟質管挿入時の継手の半断面側面図
【図4】軟質管接続完了時の継手の半断面側面図
【図5】軟質管および継手の分解斜視図
【図6】インジケータの正面図
【図7】インジケータの縦断側面図
【図8】ストッパの正面図
【図9】ストッパの縦断側面図
【図10】従来の軟質管の継手を示す半断面側面図
【符号の説明】
10 胴 12 管挿入部 13 雄ネジ部 13a 窓 20 軟質管 30 袋ナット 40 チャックリング 50 インジケータ 51 リング部 52 突片 60 ストッパ 61 基体 62 突歯部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 早瀬 久夫 東京都千代田区大手町一丁目1番3号 住友金属工業株式会社内 (72)考案者 浅井 清 東京都千代田区大手町一丁目1番3号 住友金属工業株式会社内 (56)参考文献 特開 平2−163592(JP,A) 実開 平1−133593(JP,U) 実開 昭49−14515(JP,U)

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】継手本体の胴の管挿入部に嵌挿される軟質
    管を、チャックリングを介して袋ナットによって緊締す
    るようにした軟質管の継手において、雄ネジ部の奥端に
    窓を開口すると共に、上記管挿入部と雄ネジ部間にはリ
    ング部とこのリング部から上記奥端に向かって拡開状に
    設けられた突片からなるインジケータを挿通し、上記軟
    質管の端面が袋ナットの緊締によって上記リング部を上
    記奥端に向かって押圧すると同時に、上記突片を奥端に
    沿ってさらに拡開し、上記窓から突出させることを特徴
    とする軟質管の継手。
  2. 【請求項2】雄ネジ部の端縁に当接するリング状基体の
    内周縁から、奥端に向かって斜め内方に絞られた突歯部
    設けてなるストッパを併設した請求項1記載の軟質管
    の継手。
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