JP2961532B1 - 継手用締付部材の合成樹脂製締付規制具 - Google Patents

継手用締付部材の合成樹脂製締付規制具

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JP2961532B1
JP2961532B1 JP10082108A JP8210898A JP2961532B1 JP 2961532 B1 JP2961532 B1 JP 2961532B1 JP 10082108 A JP10082108 A JP 10082108A JP 8210898 A JP8210898 A JP 8210898A JP 2961532 B1 JP2961532 B1 JP 2961532B1
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睦 藤井
裕 岡元
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Abstract

【要約】 【課題】 継手の差込み口部に差し込んだパイプを締め
付ける締付部材の締付規制具において、パイプ接続箇所
の適正なシール性やパイプの抜出し防止を図るときに必
要な締付部材のねじ込み量を確実に定める。締付規制具
が締付部材と共回りすることを確実に防止する。 【解決手段】 差込み口部110に嵌合可能なリング部
21に突起26を設ける。リング部21の軸方向一端側
に第1当り部22を形成する。リング部21の軸方向他
端側に第2当り部23を形成する。第1当り部22と第
2当り部23との間隔aを、締付部材120がシール性
や抜出し防止の機能を発揮するときの基準面130と対
峙部121との間の間隔と同等にする。突起26の両側
に凹所27,28を形成し、その凹所27,28に嵌ま
る凸部113を継手側に設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、継手側の差込み口
部にねじ込まれた締付部材を介して、その差込み口部に
接続されるパイプが締め付けられてシール性が確保され
たりそのパイプの抜出しが防止されたりするようになっ
ている継手用締付部材の合成樹脂製締付規制具に関す
る。
【0002】
【従来の技術】半導体製造工程で使われる流体を給送す
るための配管には、耐薬品性や耐蝕性などが要求される
という使用環境の特殊性を考慮し、一定の特性を備えた
合成樹脂を材料として製作された合成樹脂製のパイプが
用いられ、また、そのパイプの多数の接続箇所や多数の
分岐箇所に介在される継手(上記パイプと接続されるバ
ルブなどに一体に付設された継手を含む)の材料にも、
同様に、一定の特性を備えた合成樹脂が用いられてい
る。そして、上記継手と上記パイプとの接続構造には、
継手側の差込み口部にねじ込んだ押輪などの締付部材に
よる締付力によって、その差込み口部に接続されたパイ
プの不慮の抜出しが防止され、同時にその接続箇所のシ
ール性が確保されるような構造の採用されることが多
い。そして、この接続構造において、締付部材の締付け
によるパイプの不慮の抜出し防止機能やパイプ接続箇所
のシール性を確保するための性能は、締付部材の締付け
に伴って発生する上記接続箇所に対する面圧が基準面圧
になっているときにはじめて発揮されるようになってい
る。
【0003】上記のような接続構造を採用した場合、パ
イプの抜出し防止や良好なシール性の確保を図るために
締付部材の締付力を適正な大きさに定める手段として、
従来は、トルクレンチを使って締付部材をねじ込むとい
う方法や、差込み口部に締付部材をねじ込むときにその
締付部材を予め定められた回数だけ回転させる方法、な
どが行われていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、トルク
レンチを使う方法や、締付部材を予め定められた回数だ
け回転させる方法などは、面倒で熟練を要するという問
題があった。
【0005】また、締付部材の締め忘れや締付部材の締
付状態の良否を見極めたいときには、工具や治具を用い
て面倒な確認作業を行わざるを得なかったため、締め忘
れや締付け不良に伴う事故の発生を皆無にすることが難
しかった。
【0006】本発明は以上の状況に鑑みてなされたもの
であり、上記した基準面圧の得られる締付部材の適正な
ねじ込み量が、従来のような面倒で熟練を要する方法を
用いずに定まり、しかも、締付部材の締め忘れや締付部
材の締付状態の良否を容易かつ迅速に確認することので
きる継手用締付部材の合成樹脂製締付規制具を提供する
ことを目的とする。また、許容される締付限界を超えて
締付部材が締め付けられることのない継手用締付部材の
合成樹脂製締付規制具を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明によ
る継手用締付部材の合成樹脂製締付規制具は、継手側の
差込み口部にねじ込まれてその差込み口部に差し込まれ
たパイプを締め付ける締付部材の締付規制具であって、
上記差込み口部の外側に嵌合可能なリング部を有し、こ
のリング部の軸方向一端面に、上記継手側に設けられた
基準面に当接される第1当り部が具備され、上記リング
部の軸方向他端面に突起が形成され、その突起の先端
が、上記基準面に対向される突状の対峙部を備えた上記
締付部材が上記差込み口部にねじ込まれたときにその対
峙部に当接する第2当り部とされ、上記リング部の軸方
向での上記第1当り部と上記第2当り部との間隔が、上
記差込み口部への上記締付部材のねじ込み量が適正量に
達したときの上記基準面と上記対峙部との間隔と同等の
間隔になっており、かつ、上記第1当り部と上記リング
部の軸方向他端面との間隔が、上記差込み口部への上記
締付部材のねじ込み量がねじ込み限界に達したときの上
記基準面と上記対峙部との間隔と同等の間隔になってお
り、上記リング部における上記突起の隣接箇所に、上記
突起が上記対峙部に押されたときの倒れ込みを許す凹所
が設けられていると共に、上記リング部に、上記差込口
部に設けられた凸部に係合してこのリング部の回転を阻
止する係合部が備わっている、というものである。
【0008】この発明の締付規制具において、差込口部
の外側にリング部を嵌合すると共に、そのリング部の係
合部を差込口部の凸部に係合させておくと、その係合部
と凸部との係合によって差込口部に対するリング部の回
転が阻止される。このようにしてリング部の回転を阻止
した状態で、差込み口部に締付部材をねじ込んでいく
と、リング部が締付部材と共回りすることなく、締付部
材の突状の対峙部が当該締付規制具を押してその第1当
り部を継手側の基準面に当接させる。この状態におい
て、締付規制具は、その第1当り部が継手側の基準面に
当接しその第2当り部又はそのリング部の軸方向他端面
が締付部材側の対峙部に当接している。
【0009】このうち、第2当り部が締付部材側の対峙
部に当接していて、しかもリング部に形成された突起が
倒れ変形を起こしていない場合には、基準面と締付部材
の対峙部との間隔が締付規制具の第1当り部と第2当り
部との間隔と同等になるので、締付部材のねじ込み量が
適正量に達している。また、リング部の軸方向他端面が
締付部材側の対峙部に当接している場合には、基準面と
締付部材の対峙部との間隔が締付規制具の第1当り部と
リング部の軸方向他端面との間隔と同等になるので、締
付部材のねじ込み量がねじ込み限界に達している。
【0010】そして、上記突起が倒れ変形を起こしてい
ない状態のときに締付部材のねじ込み量が上記した適正
量に達したときの締付部材のねじ込み位置を「初期適正
位置」とし、締付部材のねじ込み量がねじ込み限界に達
したときの締付部材のねじ込み位置を「限界適正位置」
とすると、締付部材が初期適正位置と限界適正位置との
間に位置しているときの締付部材のねじ込み量が締付部
材の適正なねじ込み量に相当し、そのような適正なねじ
込み量だけ締付部材がねじ込まれていると、締付部材の
締付けによるパイプの不慮の抜出し防止機能やパイプ接
続箇所のシール性を確保し得る面圧が得られる。
【0011】ところで、締付規制具の突起は、リング部
の軸方向他端面に形成されているので、上記のように当
該締付規制具の締付部材との共回りが阻止された状態で
締付部材がねじ込まれると、その締付部材の突状の対峙
部が締付規制具の突起を蹴ってはじくという作用が行わ
れる。このため、締付部材が上記した初期適正位置から
さらにねじ込まれると、上記した限界適正位置に達する
までに突起が締付部材の対峙部によりはじかれて音を発
する。したがって、作業者は、その音を確認することに
よって締付部材のねじ込み量が適正範囲になったことを
認識することができる。また、締付部材が上記した限界
適正位置に達したときには、上記突起が上記凹所に倒れ
込むことによって上記対峙部がリング部の軸方向他端面
に当接するようになり、それによってリング部が締付部
材の前進を阻止するので、もはや締付部材をねじ込むこ
とができなくなる。
【0012】一方、第1当り部や第2当り部のそれぞれ
が基準面や対峙部に当接していないときには、リング部
と基準面との間、又は第2当り部と対峙部との間に隙間
が存在しているので、その隙間を目で見て締付部材が適
正量だけねじ込まれていないということを即座に認識で
き、その隙間を確認できないときには、締付部材が適正
量だけ締め付けられているということを即座に認識でき
る。
【0013】請求項2に係る発明による継手用締付部材
の合成樹脂製締付規制具は、請求項1に記載したものに
おいて、上記係合部が、上記突起を挟んで上記凹所と反
対側の上記突起の隣接箇所に設けられた別の凹所の凹入
面に具備されている、というものである。この構成を採
用する場合には、請求項2に記載した発明のように、上
記突起が上記対峙部に押されたときの倒れ込みを許す上
記凹所と上記突起を挟んでその凹所と反対側の上記突起
の隣接箇所に設けられた別の上記凹所とが上記突起を挟
んで対称形状に形成されていることが望ましい。
【0014】これらの発明によると、たとえば反対向き
に突き出た2つの差込み口部を有する継手のそれぞれの
差込口部に対して、同一の当該締付規制具を反対向きに
して使用することが可能になるという利便がある。すな
わち、左方へ突き出た差込口部に対しては、突起が左方
に突き出す状態でリング部を嵌合し、右方へ突き出た差
込口部に対しては突起が右方に突き出す状態でリング部
を嵌合しておくと、左右の差込口部に対する締付部材の
ねじ込み方向がいずれも時計回り方向になっていても請
求項1で説明したところと同様の作用が発揮される。特
に、突起の両側の2つの凹所がその突起を挟んで対称形
状に形成されているものでは、当該締付規制具を左右い
ずれの差込口部に嵌合して用いた場合でも同じ使用状態
になるという利点がある。
【0015】請求項4に係る発明による継手用締付部材
の合成樹脂製締付規制具は、請求項2又は請求項3に記
載したものにおいて、上記係合部を具備している凹所の
上記リング部の周方向での長さが、上記凸部の上記差込
口部の周方向での長さよりも長くなっていることが望ま
しい。このようになっていると、リング部を差込口部に
嵌合するときに、係合部を具備している凹所を差込口部
側の凸部に対して正確に位置合わせしなくてもその凹所
に凸部を容易に嵌め込むことのできる利点がある。
【0016】以上説明した締付規制具では、差込口部に
ねじ込まれた締付部材が限界適正位置に達したときに、
突起がその隣接箇所に設けられた凹所に倒れ込んで締付
部材側の対峙部がリング部の軸方向他端面に当接する方
式を採用しているけれども、この点は、請求項5に係る
発明による継手用締付部材の合成樹脂製締付規制具のよ
うに、上記突起が、上記リング部に空所を形成すること
によりそのリング部に具備された弾性変形可能な梁部
具備させ、その他の構成を請求項1に記載した構成と同
じ構成にしてもよい。
【0017】こうしておくと、差込口部に締付部材をね
じ込んでいくときのリング部の共回りを防ぐ作用や、締
付部材が初期適正位置までねじ込まれたことを認識させ
る作用が請求項1に係る発明について説明したものと同
様に発揮される。また、締付部材が適正量だけねじ込ま
れているか、ねじ込まれていないかという認識について
も、請求項1に係る発明について説明したものと同様に
発揮される。
【0018】さらに、締付部材が適正量だけねじ込まれ
たことの音による認識は次のようにして行われる。すな
わち、当該締付規制具が締付部材により押されてその第
1当り部が継手側の基準面に当接した後、締付部材がさ
らにねじ込まれると、その締付部材の突状の対峙部が締
付規制具の突起を押して梁部を弾性変形させ、その対峙
部が突起を乗り越えると梁部が元の形状に復帰するとい
うような作用が行われる。このため、締付部材が上記し
た初期適正位置からさらにねじ込まれると、上記限界適
正位置に達するまでに突起が締付部材の対峙部によりは
じかれて音を発する。したがって、作業者は、その音を
確認することによって締付部材のねじ込み量が適正範囲
になったことを認識することができる。また、締付部材
が上記した限界適正位置に達した後は、リング部が締付
部材の前進を阻止するので、もはや締付部材をねじ込む
ことができなくなる。
【0019】請求項6に係る発明による継手用締付部材
の合成樹脂製締付規制具は、請求項5に記載したものに
おいて、上記係合部が、上記空所の周壁面に具備されて
いる、というものである。このものによると、上記空所
と別の箇所に係合部を設ける必要がなくなり、それだけ
当該締付規制具の構造が簡略化され、同時に、リング部
の強度低下が抑制される。
【0020】請求項7に係る発明による継手用締付部材
の合成樹脂製締付規制具は、請求項5又は請求項6に記
載したものにおいて、上記突起が、上記梁部の弾性変形
を介して上記リング部の軸方向他端面の背部に後退可能
になっている、というものである。この発明によると、
締付部材が限界適正位置までねじ込まれるときに、リン
グ部の突起が締付部材のねじ込みを阻害するというよう
な事態が起こらない。
【0021】請求項8に係る発明による継手用締付部材
の合成樹脂製締付規制具は、請求項6又は請求項7に記
載したものにおいて、上記空所の上記リング部の周方向
での長さが、上記凸部の上記差込口部の周方向での長さ
よりも長くなっているというものであり、このようにな
っていると、リング部を差込口部に嵌合するときに、係
合部を具備している凹所を差込口部側の凸部に対して正
確に位置合わせしなくてもその凹所に凸部を容易に嵌め
込むことのできる利点がある。
【0022】請求項9に係る発明による継手用締付部材
の合成樹脂製締付規制具は、請求項1、請求項2、請求
項3、請求項4、請求項5、請求項6、請求項7、請求
項8のいずれかに記載したものにおいて、上記リング部
の周方向の所定箇所に径方向内向きの突片が設けられて
おり、かつ、上記継手側の差込み口部に環状溝が設けら
れており、上記突片が上記環状溝に保持されるようにな
っている、というものである。この発明によると、当該
締付規制具のリング部に設けられている凸部が継手側の
差込み口部の環状溝に保持されることによって、その締
付規制具が差込み口部から容易に抜け出さない。そのた
め、パイプの接続時に締付規制具が脱落して作業性を低
下させるという事態が起こらない。
【0023】
【発明の実施の形態】図1(a)は実施形態による締付
規制具1の正面図、同図(b)は同図(a)のIb−I
b線に沿う断面図、図2(a)は締付部材120の正面
図、同図(b)は同図(a)の締付部材120の一部を
断面で表した側面図、図3は継手Aの概略側面図、図4
は図3のIV矢視図、図5は図1の締付規制具1を差込
み口部110に組み付けた状態の側面図、図6は初期適
正位置までねじ込まれた締付部材120を示す側面図、
図7は限界適正位置までねじ込まれた締付部材120を
示す側面図、図8は継手Aとパイプ200との具体的な
接続構造を例示する部分縦断側面図である。
【0024】本発明の締付規制具1は、たとえば図3に
例示した構造を持つ継手Aに対して使用される。この継
手Aは、反対向きに突き出た一対の差込口部110,1
10を左右に有しており、それぞれの差込口部110の
基部に管状溝112が備わっている。図例の継手Aは、
パイプ同士を接続するために用いられるものであるが、
本発明の締付規制具1の使用対象となる継手Aには、バ
ルブや計器などの配管中の適所に介在される配管付属部
品自体に備わっているパイプ接続口部のような継手も含
まれる。
【0025】図8のように、継手Aは、パイプ200が
接続される上記差込み口部110の雄ねじ部111に、
押輪によって形成された締付部材120の雌ねじ部12
5を、たとえば時計回り方向に回して適正量だけねじ込
んで締め付けると、差込み口部110に予め差し込まれ
ているパイプ200が締め付けられ、差込み口部110
とパイプ200との接続箇所のシール性が確保され、同
時にパイプ200の抜出しが防止されるという機能を備
えている。そして、このような機能を良好に発揮すると
きの締付部材120の適正なねじ込み量は一定の範囲に
定まっている。また、継手Aには、差込み口部110の
根元にその軸線に対して垂直な基準面130が備わって
いる。
【0026】締付部材120には、上記基準面130に
対する突状の対峙部121が設けられている。図2
(a)(b)に示したように、図例の締付部材120に
おいて、対峙部121は、締付部材120の端面の等角
度おきの複数箇所に形成された四角形の突起によって形
成されている。このような突状の対峙部121は、その
高さを0.5〜2mmにしておくことが望ましい。ま
た、対峙部121の数は1〜24個であることが望まし
く、好ましくは8〜16個である。
【0027】図1(a)(b)に示した締付規制具1
は、リング部21を有しており、このリング部21の内
径が、上記した継手A側の差込み口部110の外側に嵌
合可能な大きさ、好ましくは遊嵌合可能な大きさになっ
ている。リング部21には、その軸方向一端側に上記継
手A側の基準面130に当接される第1当り部22が形
成されている。図例では、リング部21の軸方向一端面
がこの第1当り部22に相当している。また、リング部
21の軸方向他端側に第2当り部23が形成されてい
る。この第2当り部23には、リング部21の軸方向他
端面24の等角度おきの2箇所(1箇所であっても、2
箇所以上の複数箇所であってもよい)に形成された突起
26の先端が相当している。リング部21における突起
26の隣接箇所において、その突起26を挟む両側に2
つの凹所27,28がその突起26を挟んで対称形状に
形成されていると共に、それらの凹所27,28のリン
グ部21の周方向での長さL1(図1(a)参照)は、
上記突起26が横倒しになって倒れ込み得るだけの長さ
を備えている。凹所27,28の長さL1をそのように
した場合、その長さL1は、図3及び図4に示した継手
Aの差込み口部110の根元付近に設けられている凸部
113の差込み口部110の周方向での長さL2よりも
長くなる。この締付規制具1において、突起26とその
両側の2つの凹所27,28とは、リング部21の周方
向に180°隔てた2箇所に設けられているけれども、
これは1箇所だけに設けておいても、2箇所より多い複
数箇所に設けておいてもよい。なお、凹所27,28と
凸部113との関係については後述する。
【0028】この締付規制具1において、図1(b)に
示したところの、リング部21の軸方向での第1当り部
22と第2当り部23との間隔(突起26が倒れ変形を
起こしていないときの間隔)aやリング部21の第1当
り部22とそのリング部21の軸方向他端面24との間
隔bは次のように定められている。
【0029】すなわち、第1当り部22と第2当り部2
3との間隔aは、締付部材120を差込み口部110に
ねじ込んでいったときに上記したシール性や抜出し防止
機能が最初に発揮されるときの基準面130と対峙部1
21との間隔と同等の間隔になっており、そのような機
能が最初に発揮されるときの締付部材120のねじ込み
位置が「初期適正位置」である(図6参照)。また、リ
ング部21の第1当り部22とそのリング部21の軸方
向他端面24との間隔bは、締付部材120を上記初期
適正位置を超えて差込み口部110にねじ込んでいった
ときに上記機能が確実に発揮される限界点となるときの
基準面130と対峙部121との間隔と同等の間隔にな
っており、そのときの締付部材120のねじ込み位置が
「限界適正位置」である(図7参照)。したがって、締
付部材120が初期適正位置と限界適正位置との間に位
置しているとき、言い換えると、基準面130と対峙部
121との間隔が、図6に示したように上記各間隔の差
c(c=a−b)の範囲になっているときの締付部材1
20のねじ込み量が締付部材120の適正なねじ込み量
に相当し、そのような適正なねじ込み量だけ締付部材1
20がねじ込まれていると、締付部材120の締付けに
よるパイプ200の不慮の抜出し防止機能やパイプ接続
箇所のシール性を確保し得る面圧が得られる。
【0030】図3及び図4のように、継手Aの差込み口
部110の根元付近には、基準面130と共働して上記
環状溝112を形成している環状の径大部114が備わ
っており、この径大部114の外周の180°隔てた2
箇所に上記した凸部113が設けられている。そして、
図1(b)に示したように、締付規制具1には、これら
の各凸部113に対応して上記した凹所27,28が設
けられているのであって、その締付規制具1の使用時に
は、これらの凹所27,28の一方の凹入面27a又は
28aが上記凸部113に対する係合部27A又は28
Aとして機能するようになっている。
【0031】締付規制具1は、図5のように継手Aの差
込み口部110に組み付けられる。すなわち、リング部
21が差込み口部110の根元に嵌め込まれて、凸部1
13が一方の凹所、たとえば凹所28に嵌め込まれる。
このようにして継手Aの差込み口部110に締付規制具
1が組み付けられていると、締付規制具1に時計方向の
回転力が加えられたときには、凸部113に、その凹所
28の凹入面28aの一側部分によって形成される係合
部28Aが当たって回り止めされる。また、締付規制具
1に反時計方向の回転力が加えられたときには、凸部1
13に、その凹所28の凹入面28aの他側部分によっ
て形成される係合部が当たって回り止めされる。この逆
に、リング部21が差込み口部110の根元に嵌め込ま
れて、凸部113が他方の凹所、たとえば凹所27に嵌
め込まれているときにも、その凹入面27aによって形
成される係合部27A(図1(b)参照)と凸部113
との係合によって同様の作用が発揮される。
【0032】継手Aの差込み口部110に組み付けられ
た締付規制具1において、図1(a)(b)に示したよ
うにリング部21の周方向の所定箇所(1箇所又は2箇
所)に径方向内向きに爪形の突片25を設けておくと、
リング部21を差込み口部110の根元に嵌め込んだと
きに突片25が環状溝112に嵌まり込むので、締付規
制具1が差込み口部110の根元から抜け出すという事
態が防止される。
【0033】締付規制具1を用いて締付部材120のね
じ込み量を適正に調節するときには、図5から図7まで
に示したように、締付規制具1を組み付けた差込み口部
110の外側に締付部材120をねじ込んでいく。な
お、パイプ200は差込み口部110に予め差し込まれ
ている。
【0034】このようにすると、差込み口部110にね
じ込んだ締付部材120が、締付規制具1を押し、締付
規制具1の第1当り部22を図6のように継手A側に設
けられた基準面130に当接させる。なお、図6には締
付部材120の突状の対峙部121が締付規制具1の第
2当り部23を押している状態を示している。図6の状
態では、締付規制具1の第1当り部22が基準面130
に当接しその第2当り部22が締付部材120側の対峙
部121に当接している。また、突起26は倒れ変形を
起こしていない。このため、基準面130と対峙部12
1との間隔がリング部21の軸方向での第1当り部22
と第2当り部23との間隔aと同等になるので、締付部
材120が初期適正位置に達していることが判り、この
状態では上記したシール性や抜出し防止機能が発揮され
る。なお、締付部材120が初期適正位置に達するまで
は、締付規制具1がその締付部材120と共回りするこ
とがあるが、そのような共回りは、凸部113に係合部
28Aが係合した時点で止まる。
【0035】締付部材120が初期適正位置からさらに
ねじ込まれると、その締付部材120の突状の対峙部1
21がリング部21の突起26を蹴った後、その対峙部
121が突起26を乗り越えると突起26が元の形状に
復帰する。このため、対峙部121により蹴られた突起
26がはじかれて音を発し、同時にそのときの感触が手
に伝わる。したがって、作業者は、その音や感触を確認
することによって締付部材120のねじ込み量が適正範
囲になったことを認識することができる。
【0036】突起26が対峙部121によりはじかれた
後、さらに締付部材120がねじ込まれると、突起26
が対峙部121により押されて凹所27の中に倒れ込
む。このため、対峙部121が図7のようにリング部2
1の軸方向他端面24に当接し、締付部材120が限界
適正位置に達する。このように締付部材120が限界適
正位置に達した後は、リング部21が締付部材120の
前進を阻止するので、もはや締付部材120をねじ込む
ことができない。
【0037】上記において、突起26が対峙部121に
よりはじかれて音を発したときの締付部材120の位置
は、上記した初期適正位置と限界適正位置との間の位置
であるので、締付部材120の締付けによるパイプ20
0の不慮の抜出し防止機能やパイプ接続箇所のシール性
を確保し得る面圧が得られる。したがって、突起26が
対峙部121によりはじかれて音を発したときに締付部
材120のねじ込みを停止することが望ましい。
【0038】一方、締付規制具1の第1当り部22が基
準面130に当接していないときには、第1当り部22
と基準面130との間に隙間が存在しているので、その
隙間を目で見て締付部材120が適正量だけねじ込まれ
ていないということを即座に認識でき、その隙間を確認
できないときには、締付部材120が適正量だけ締め付
けられているということを即座に認識できる。
【0039】また、締付規制具1は係合部28Aが凸部
113に係合して締付部材120との共回りが阻止され
ているので、締付部材120が初期適正位置に達したと
きや、その初期適正位置から限界適正位置まで締付部材
120を増締めするようなときには、締付部材120の
対峙部121が締付規制具1の突起26をはじいて確実
に音を発する。したがって、作業者は、その音を確認す
ることによって締付部材のねじ込み量が適正範囲になっ
たことを確実に認識することができる。
【0040】以上説明した実施形態では、突起26の両
側の凹所27,28が対称形状に形成されている。その
ため、図3に示した継手Aのように、2つの差込み口部
110,110が反対向きに突き出ているような場合
に、それぞれの差込み口部110に対して、同一形状の
締付規制具1を反対向きにして使用することが可能にな
る。すなわち、左方へ突き出た差込み口部110に対し
ては、突起26が左方に突き出す状態でリング部21を
嵌合し、右方へ突き出た差込み口部110に対しては突
起26が右方に突き出す状態でリング部21を嵌合して
おくと、左右の差込み口部110に対する締付部材12
0のねじ込み方向が、上記した実施形態のようにいずれ
も時計回り方向になっていても同じ使用状態になる。
【0041】図9(a)は他の実施形態による締付規制
具1の正面図、同図(b)は同締付規制具1の一部破断
側面図、図10は図9の締付規制具1を用いる継手Aの
概略側面図、図11は図10のXI矢視図、図12は図
9の締付規制具1を差込み口部110に組み付けた状態
の側面図、図13は初期適正位置までねじ込まれた締付
部材120を示す側面図、図14は限界適正位置までね
じ込まれた締付部材120を示す側面図である。
【0042】この実施形態による締付規制具1は、図1
0に例示した構造を持つ継手Aに対して使用される。同
図の継手Aは、差込み口部110の径大部114に設け
られている凸部113の軸方向の幅が、図3で説明した
継手Aの凸部113の軸方向の幅よりも短くなっている
以外は、図3で説明した継手Aと同様のものである。ま
た、締付部材120には図2で説明したものと同じもの
が用いられる。したがって、継手Aや締付部材120に
ついては、図3又は図2で説明した要素と同一又は相応
する部分に同一符号を付してある。
【0043】図9(a)(b)に示した締付規制具1に
おいては、突起26の形成方法が図1(a)(b)で説
明したものと異なっている。すなわち、突起26は、リ
ング部21に周方向に長い空所31を形成することによ
りそのリング部21に具備された弾性変形可能な梁部2
の中央に具備されており、この梁部29には合成樹脂
に特有の弾性が付与されている。そして、突起26が、
梁部29の弾性変形を介してリング部21の軸方向他端
面24の背部にまで後退可能になっている。梁部29の
厚さは0.5〜2mmにしておくことが望ましい。空所
31のリング部21の周方向での長さL3は上記凸部1
13の差込み口部の周方向での長さL2よりも長い(図
10参照)。また、空所31の周壁面の一端又は他端が
上記凸部113との係合部31Aとして機能するように
なっている。その他の事項は、図1(a)(b)で説明
したものと同様であるので、図1で説明した要素と同一
又は相応する部分に同一符号を付してある。
【0044】締付規制具1は、図12のように継手Aの
差込み口部110に組み付けられる。すなわち、リング
部21が差込み口部110の根元に嵌め込まれて、凸部
113が空所31に嵌め込まれる。このようにして継手
Aの差込み口部110に締付規制具1が組み付けられて
いると、締付規制具1に時計方向の回転力が加えられた
ときには、凸部113に、空所31の周壁面の一端によ
って形成される係合部31Aが当たって回り止めされ
る。また、締付規制具1に反時計方向の回転力が加えら
れたときには、凸部113に、空所31の周壁面の他端
によって形成される係合部31Aが当たって回り止めさ
れる。
【0045】締付規制具1を用いて締付部材120のね
じ込み量を適正に調節するときには、図12から図14
までに示したように、締付規制具1を組み付けた差込み
口部110の外側に締付部材120をねじ込んでいく。
なお、パイプ200は差込み口部110に予め差し込ま
れている。
【0046】このようにすると、差込み口部110にね
じ込んだ締付部材120が、締付規制具1を押し、締付
規制具1の第1当り部22を図13のように継手A側に
設けられた基準面130に当接させる。なお、図13に
は締付部材120の突状の対峙部121が締付規制具1
の第2当り部23を押している状態を示している。図1
3の状態では、締付規制具1の第1当り部22が基準面
130に当接しその第2当り部23が締付部材120側
の対峙部121に当接している。また、梁部29は弾性
変形を起こしていない。このため、基準面130と対峙
部121との間隔がリング部21の軸方向での第1当り
部22と第2当り部23との間隔aと同等になるので、
締付部材120が初期適正位置に達しており、上記した
シール性や抜出し防止機能が発揮される。なお、締付部
材120が初期適正位置に達するまでは、締付規制具1
がその締付部材120と共回りすることがあるが、その
ような共回りは、凸部113に係合部31Aが係合した
時点で止まる。
【0047】締付部材120が初期適正位置からさらに
ねじ込まれると、その締付部材120の突状の対峙部1
21がリング部21の突起26を押して梁部29を弾性
変形させ、その対峙部121が突起26を乗り越えると
梁部29が元の形状に復帰する。このため、突起26が
対峙部121によりはじかれて音を発し、同時にそのと
きの感触が手に伝わる。したがって、作業者は、その音
や感触を確認することによって締付部材120のねじ込
み量が適正範囲になったことを認識することができる。
【0048】突起26が対峙部121によりはじかれた
後、さらに締付部材120がねじ込まれ、突起26が締
付部材120の対峙部121により押されたときには、
梁部29が弾性変形して突起26がリング部21の軸方
向他端面24と同一レベルにまで後退し、また、突起2
6が締付部材120の端面により押されたときには、梁
部29が弾性変形して突起26がリング部21の軸方向
他端面24のレベルに近付くように後退する。このた
め、対峙部121が図14のようにリング部21の軸方
向他端面24に当接し、締付部材120が限界適正位置
に達する。このように締付部材120が限界適正位置に
達した後は、リング部21が締付部材120の前進を阻
止するので、もはや締付部材120をねじ込むことがで
きない。
【0049】上記において、突起26が対峙部121に
よりはじかれて音を発したときの締付部材120の位置
は、上記した初期適正位置と限界適正位置との間の位置
であるので、締付部材120の締付けによるパイプ20
0の不慮の抜出し防止機能やパイプ接続箇所のシール性
を確保し得る面圧が得られる。したがって、突起26が
対峙部121によりはじかれて音を発したときに締付部
材120のねじ込みを停止することが望ましい。
【0050】一方、締付規制具1の第1当り部22が基
準面130に当接していないときには、第1当り部22
と基準面130との間に隙間が存在しているので、その
隙間を目で見て締付部材120が適正量だけねじ込まれ
ていないということを即座に認識でき、その隙間を確認
できないときには、締付部材120が適正量だけ締め付
けられているということを即座に認識できる。
【0051】上記締付規制具1には、ポリエチレン樹
脂、ポリプロピレン樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂のほか、
PFA、PVDF、ETFEなどのフッソ樹脂を好適に
用いることができる。特に、フッ素樹脂製の締付規制具
1は、フッ素樹脂が高融点を持っているので、その締付
規制具1を締付部材120のねじ込み量の調整のために
用いた後、そのまま差込み口部110に嵌合したまま放
置しておいても、高温流体の熱影響で締付規制具1が溶
融するおそれはない。
【0052】
【発明の効果】本発明に係る締付規制具を用いることに
より、基準面圧が得られる締付部材の適正なねじ込み量
を、従来のような面倒で熟練を要する方法を用いずにば
らつきなく確実に定めることができるようになる。特
に、リング部が、継手の差込み口部に対して回り止めさ
れるようになっているので、締付部材の対峙部がリング
部から突き出た突起をはじく作用が確実に行われる。し
たがって、突起が確実にはじかれて音を発し、同時にそ
のときの感触が締付部材をねじ込んでいる手に伝わるの
で、作業者にとってはその音や感触で締付部材の適正な
ねじ込み量を正確に判断できる利便がある。また、本発
明に係る締付規制具を用いることにより、締付部材の締
め忘れや締付部材の締付状態の良否を容易かつ迅速に確
認することができるようになるという効果が奏される。
さらに、適正量だけねじ込んだ締付部材を限界適正位置
まで増締めすることも可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は実施形態による締付規制具の正面図、
(b)は(a)のIb−Ib線に沿う断面図である。
【図2】(a)は締付部材の正面図、(b)は(a)の
締付部材の一部を断面で表した側面図である。
【図3】継手の概略側面図である。
【図4】図3のIV矢視図である。
【図5】図1の締付規制具を差込み口部に組み付けた状
態の側面図である。
【図6】初期適正位置までねじ込まれた締付部材を示す
側面図である。
【図7】限界適正位置までねじ込まれた締付部材を示す
側面図である。
【図8】継手とパイプとの具体的な接続構造を例示する
部分縦断側面図である。
【図9】(a)は他の実施形態による締付規制具の正面
図、(b)は同締付規制具1の一部破断側面図である。
【図10】図9の締付規制具を用いる継手の概略側面図
である。
【図11】図10のXI矢視図である。
【図12】図9の締付規制具を差込み口部に組み付けた
状態の側面図である。
【図13】初期適正位置までねじ込まれた締付部材を示
す側面図である。
【図14】限界適正位置までねじ込まれた締付部材を示
す側面図である。
【符号の説明】
A 継手 1 締付規制具 21 リング部 22 第1当り部 23 第2当り部 24 リング部の軸方向他端面 25 突片 26 突起 27,28 凹所 27a,28a 凹入面 27A,28A 係合部 29 梁部 31 空所 31A 係合部 110 差込み口部 112 環状溝 113 凸部 120 締付部材 121 対峙部 130 基準面 200 パイプ a 第1当り部と第2当り部との間隔 b 第1当り部とリング部の軸方向他端面との間隔 L1 凹所の長さ L2 凸部の長さ L3 空所のリング部の周方向での長さ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 石田 卓也 兵庫県三田市下内神字打場541番地の1 日本ピラー工業株式会社三田工場内 (56)参考文献 特開 昭64−65384(JP,A) 特開 平5−332483(JP,A) 特開 平7−248087(JP,A) 特開 平9−264470(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F16L 19/00 - 19/08 F16L 21/00 - 21/08

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 継手側の差込み口部にねじ込まれてその
    差込み口部に差し込まれたパイプを締め付ける締付部材
    の締付規制具であって、 上記差込み口部の外側に嵌合可能なリング部を有し、こ
    のリング部の軸方向一端面に、上記継手側に設けられた
    基準面に当接される第1当り部が具備され、上記リング
    部の軸方向他端面に突起が形成され、その突起の先端
    が、上記基準面に対向される突状の対峙部を備えた上記
    締付部材が上記差込み口部にねじ込まれたときにその対
    峙部に当接する第2当り部とされ、上記リング部の軸方
    向での上記第1当り部と上記第2当り部との間隔が、上
    記差込み口部への上記締付部材のねじ込み量が適正量に
    達したときの上記基準面と上記対峙部との間隔と同等の
    間隔になっており、かつ、上記第1当り部と上記リング
    部の軸方向他端面との間隔が、上記差込み口部への上記
    締付部材のねじ込み量がねじ込み限界に達したときの上
    記基準面と上記対峙部との間隔と同等の間隔になってお
    り、 上記リング部における上記突起の隣接箇所に、上記突起
    が上記対峙部に押されたときの倒れ込みを許す凹所が設
    けられていると共に、上記リング部に、上記差込口部に
    設けられた凸部に係合してこのリング部の回転を阻止す
    る係合部が備わっていることを特徴とする継手用締付部
    材の合成樹脂製締付規制具。
  2. 【請求項2】 上記係合部が、上記突起を挟んで上記凹
    所と反対側の上記突起の隣接箇所に設けられた別の凹所
    の凹入面に具備されている請求項1に記載した継手用締
    付部材の合成樹脂製締付規制具。
  3. 【請求項3】 上記突起が上記対峙部に押されたときの
    倒れ込みを許す上記凹所と上記突起を挟んでその凹所と
    反対側の上記突起の隣接箇所に設けられた別の上記凹所
    とが上記突起を挟んで対称形状に形成されている請求項
    2に記載した継手用締付部材の合成樹脂製締付規制具。
  4. 【請求項4】 上記係合部を具備している凹所の上記リ
    ング部の周方向での長さが、上記凸部の上記差込口部の
    周方向での長さよりも長い請求項2又は請求項3に記載
    した継手用締付部材の合成樹脂製締付規制具。
  5. 【請求項5】 継手側の差込み口部にねじ込まれてその
    差込み口部に差し込まれたパイプを締め付ける締付部材
    の締付規制具であって、 上記差込み口部の外側に嵌合可能なリング部を有し、こ
    のリング部の軸方向一端面に、上記継手側に設けられた
    基準面に当接される第1当り部が具備され、上記リング
    部の軸方向他端面に突起が形成され、その突起の先端
    が、上記基準面に対向される突状の対峙部を備えた上記
    締付部材が上記差込み口部にねじ込まれたときにその対
    峙部に当接する第2当り部とされ、上記リング部の軸方
    向での上記第1当り部と上記第2当り部との間隔が、上
    記差込み口部への上記締付部材のねじ込み量が適正量に
    達したときの上記基準面と上記対峙部との間隔と同等の
    間隔になっており、かつ、上記第1当り部と上記リング
    部の軸方向他端面との間隔が、上記差込み口部への上記
    締付部材のねじ込み量がねじ込み限界に達したときの上
    記基準面と上記対峙部との間隔と同等の間隔になってお
    り、 上記突起が、上記リング部に空所を形成することにより
    そのリング部に具備された弾性変形可能な梁部に具備さ
    れていると共に、上記リング部に、上記差込口部に設け
    られた凸部に係合してこのリング部の回転を阻止する係
    合部が備わっていることを特徴とする継手用締付部材の
    合成樹脂製締付規制具。
  6. 【請求項6】 上記係合部が、上記空所の周壁面に具備
    されている請求項5に記載した継手用締付部材の合成樹
    脂製締付規制具。
  7. 【請求項7】 上記突起が、上記梁部の弾性変形を介し
    て上記リング部の軸方向他端面の背部に後退可能になっ
    ている請求項5又は請求項6に記載した継手用締付部材
    の合成樹脂製締付規制具。
  8. 【請求項8】 上記空所の上記リング部の周方向での長
    さが、上記凸部の上記差込口部の周方向での長さよりも
    長い請求項6又は請求項7に記載した継手用締付部材の
    合成樹脂製締付規制具。
  9. 【請求項9】 上記リング部の周方向の所定箇所に径方
    向内向きの突片が設けられており、かつ、上記継手側の
    差込み口部に環状溝が設けられており、上記突片が上記
    環状溝に保持されるようになっている請求項1、請求項
    2、請求項3、請求項4、請求項5、請求項6、請求項
    7、請求項8のいずれかに記載した継手用締付部材の合
    成樹脂製締付規制具。
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