JP2002357289A - 樹脂製管継手構造 - Google Patents

樹脂製管継手構造

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JP2002357289A JP2001166386A JP2001166386A JP2002357289A JP 2002357289 A JP2002357289 A JP 2002357289A JP 2001166386 A JP2001166386 A JP 2001166386A JP 2001166386 A JP2001166386 A JP 2001166386A JP 2002357289 A JP2002357289 A JP 2002357289A
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豊 宮本
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 異常な流体の圧力や内圧以外の機械的な異常
な引抜き力が加わった場合でもチューブ抜止め機能及び
シール機能を十分に発揮できて安全性を確保できる樹脂
製管継手構造を提供する。 【解決手段】 チューブ3よりも高硬度の材料で押圧リ
ング20を形成する。この押圧リング20をチューブ3
に外嵌させるとともに、ユニオンナット2の鍔部19の
内面とチューブ3の拡径部16との間に介在させる。ユ
ニオンナット2を継手本体1に締め付けることにより押
圧リング20のエッジ部20aをチューブ3の拡径部1
6の拡径付け根部17に食い込み係合させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は樹脂製管継手構造に
係り、より詳しくは半導体製造や医療・医薬品製造、食
品加工、化学工業等の製造工程で取り扱われる高純度液
や超純水の配管に好適に使用される樹脂製管継手構造に
関する。
【0002】
【従来の技術】この種の樹脂製管継手として、たとえ
ば、図6に示すような形態のものが知られている(例え
ば、実公平7−20471号公報)。その樹脂製管継手
は、それぞれが耐熱、耐薬品性に優れるフッ素樹脂など
の樹脂によって成形された継手本体1と、ユニオンナッ
ト2を備えてなり、この継手本体1に挿入して接続する
フッ素樹脂等樹脂製のチューブ3の一端部3aにはイン
ナーリング4を圧入してある。
【0003】継手本体1は筒状の胴部5の少なくとも一
端部に受口6を形成し、その受口6の内奥に第1の1次
シール部7を継手本体1の軸線Cに対し交差するように
形成するとともに、受口6の入口に2次シール部8を軸
線Cに対し交差するように形成している。受口6の外周
には雄ねじ9が形成されている。受口6の内径は胴部5
の内径よりも径大に形成されており、その受口6の内奥
には、軸方向外方に向けて漸次縮径して胴部5の内径面
に至るテ−パ面によって前記1次シール部7が形成され
ている。一方、2次シール部8は、受口6の内奥から軸
方向外方に向けて漸次拡径して受口6の端面に至るテ−
パ面によって形成されている。
【0004】インナーリング4はフッ素樹脂などの樹脂
成形品であり、その軸方向内端部に継手本体1の受口6
内に嵌合できる外径の突出部10を形成するとともに、
その軸方向外端部にチューブ3の一端部3aに圧入する
圧入部11を形成してなり、全体としてスリーブ状にな
っている。突出部10の内端面には、第1の1次シール
部7に当接する、テ−パ面からなる内端シール部12が
形成されている。圧入部11は膨出部11aと、この膨
出部11aと突出部10とをつなぐ連接部11bとから
なり、連接部11bの外径は突出部10の外径よりもチ
ューブ3の肉厚相当分だけ細く設定している。膨出部1
1aは軸方向外端から軸方向内端側へ向けて漸次拡径す
るテ−パ状の外端シール部13と、この外端シール部1
3の頂部から連接部11bに向かって漸次縮径するテ−
パ面15とを有する断面山形状に形成されている。外端
シール部13の頂部の外径、つまり膨出部11aの最大
外径は連接部11bの外径よりも大きく設定されてい
る。テ−パ面15は、その傾斜角度が前記継手本体1の
2次シール部8の傾斜角度とほぼ一致するとともに、内
端シール部12が1次シール部7に当接したとき、2次
シール部8とテ−パ面15との対向間隔がチューブ3の
肉厚相当となるよう形成されている。このインナーリン
グ2の内径はチューブ3の内径及び継手本体1の胴部5
の内径と同一か略同一に設定して流体の移動(流動)を
妨げないようにしている。
【0005】このインナーリング4は、チューブ3の一
端部3a内に上記突出部10を外方へ突出させる状態で
圧入することによりチューブ3の一端部3aを拡径させ
て拡径部16を形成するとともに、該拡径部16の継手
本体1への挿入方向とは反対側の反挿入方向側斜面部1
6aとチューブ軸方向と平行なチューブ外面部30とが
出会う所に拡径付け根部17を形成する。
【0006】チューブ3の一端部3aが受口6に挿入さ
れた状態では、内端シール部12が継手本体1の第1の
1次シール部7に当接するとともに、外端シール部13
がチューブ3の拡径部17の第2の1次シール部となる
反挿入方向側斜面部16aの内面に当接する。さらに、
継手本体1の2次シール部8とインナーリング4のテ−
パ面15との間に、チューブ3の一端部3aが傾斜状態
で挟持される。すなわち、インナーリング4のテ−パ面
15に沿って変形したチューブ3の拡径部17の挿入方
向側斜面部16bが2次シール部8と当接する。
【0007】ユニオンナット2はこれの内周に前記継手
本体1の雄ねじ9に螺合される雌ねじ18を形成し、か
つ一端部に環状の鍔部19を内向きに張り出すととも
に、該鍔部19の内周面の軸方向内端に鋭角または直角
の押圧エッジ部19aを設けてある。
【0008】そして、上記インナーリング4の圧入され
たチューブ3の一端部3aを継手本体1の受口6に挿入
させた状態で、該一端部3aの外周に予め遊嵌させてい
るユニオンナット2の雌ねじ18を継手本体1の雄ねじ
9に螺合させて締め付ける。この締付けに伴いユニオン
ナット2の押圧エッジ部19aがチューブ3の拡径部1
7の拡径付け根部17に当接してインナーリング4を軸
方向から押圧することにより該インナーリング4の内端
シール部12及びチューブ3の挿入方向側斜面部16b
が継手本体1の受口6の1次シール部7及び2次シール
部8にそれぞれ押圧接当するとともに、チューブ3の第
2の1次シール部である反挿入方向側斜面部16aの内
面がインナーリング4の外端シール部13に押圧接当し
てシール性(密封力)を付与し、同時にチューブ3の抜
止めを図っている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、ユニオンナ
ット2の締め付けにより押圧エッジ部19aをチューブ
3の拡径部16の拡径付け根部17に当接させてチュー
ブ3の一端部3aをインナーリング4ごと継手本体1に
向けて押しつけるという上記樹脂製管継手では、チュー
ブ3の拡径部16の拡径付け根部17には緩やかなアー
ルしか付けられていないため、押圧エッジ部19aの滑
りが生じ、とくにユニオンナット2及びチューブ3は共
にフッ素樹脂(PFA)からなって摩擦係数が小さく滑
り易いため、強い押圧力を付与できず、またチューブ3
の引抜きに対する抵抗が少なくて抜出す危険性がある。
チューブ3の引抜き抵抗を大きくする方法として、ユニ
オンナット2を強く締め付けこの締付力によってチュー
ブ2の引抜き力を維持させているが、これではユニオン
ナット2の押圧エッジ部19aがこすれて潰れやすい
か、または強い応力がかかった状態となり、クリープが
生じ易く、締付け力の低下を来すため、長期使用の信頼
性に劣る。
【0010】チューブ3に加わる通常使用の流体圧力に
対する引抜き抵抗は、上記の樹脂製管継手構造でも問題
がないが、輸送される流体の温度が通常の使用温度を越
えたり、流体の圧力が通常使用の圧力をはるかに越える
厳しい使用条件のもとで異常な流体の圧力が加わった場
合や、内圧以外の機械的な引抜き力が異常に加わった場
合において、とくに危険な薬品を輸送するときに安全性
を確保することが非常に重要な課題である。上記の樹脂
製管継手構造においてはチューブ3の引抜き抵抗はユニ
オンナット2の締付力に依存しているが、これだけでは
初期の施工ミスや経時変化によって締付力が弱くなった
場合に安全性の問題が生じる。これらの点の配慮は重要
課題である。
【0011】本発明は、このような問題を解決するため
になされたもので、上記のような樹脂製管継手において
チューブの拡径付け根部に対する押圧当接手段に工夫を
凝らすことにより、異常な流体の圧力や内圧以外の機械
的な異常な引抜き力が加わった場合においてもチューブ
抜止め機能及びシール機能を十分に発揮できて安全性を
確保できる樹脂製管継手構造を提供することを目的とす
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、一端部に受口
を有し、この受口の外周に雄ねじを設けた継手本体と、
樹脂製のチューブの外周に遊嵌され、内周に前記継手本
体の雄ねじに螺合される雌ねじを有し、かつ一端部に内
向きに張り出した環状の鍔部を有するユニオンナットと
を備えている樹脂製管継手構造において、前記継手本体
の受口に対し前記チューブの一端部が拡径部を形成する
とともに該拡径部の反挿入方向側斜面部とチューブ軸方
向と平行なチューブ外面部とが出会う拡径付け根部を形
成した状態に挿入されており、前記チューブよりも硬度
の高い材料で環状に形成され、その内径部にエッジ部が
設けられてなる押圧リングが、前記チューブに外嵌され
るとともに前記拡径部と前記ユニオンナットの鍔部の内
面との間に介在されており、前記ユニオンナットの雌ね
じを前記雄ねじに螺合させて締め付けることにより前記
押圧リングのエッジ部を前記チューブの拡径付け根部に
当接させて前記チューブの一端部を前記継手本体に向け
て押しつけてあることに特徴を有するものである。
【0013】この場合において、前記チューブの拡径部
は、チューブの一端部にインナーリングを圧入すること
により形成するか、またはチューブの一端部をフレア加
工して前記継手本体の受口の雄ねじより先端側の端部外
周に圧入することができる。また、前記押圧リングは前
記鍔部の内面に対し相対回転自在とすることができる。
【0014】上記構成の樹脂製管継手構造によれば、チ
ューブよりも高硬度の材質の押圧リングのエッジ部をチ
ューブの拡径部の拡径付け根部に当接させるので、ユニ
オンナットの締付けに伴い押圧リングのエッジ部をチュ
ーブの拡径付け根部に滑らすことなく強く食い込み係合
させることができて強い押圧力を付与できる。また、ユ
ニオンナットを強く締めることなく低い締付トルクでも
チューブの拡径付け根部への食込みが強くなり、ユニオ
ンナットの締付力に依存することなく引抜き抵抗を上げ
ることができる。したがって、施工時のミスや経時変化
によるユニオンナットの締付力の低下が起こっても最も
危険なチューブ抜出し事故を回避することができる。チ
ューブよりも高硬度の材質よりなる押圧リングのエッジ
部はチューブとこすれて潰れるようなことが無くなり、
また強い応力にも耐えられてクリープ発生や締付け力低
下を来すこともなく長期使用の信頼性に優れる。押圧リ
ングはユニオンナットの鍔部の内面に対し相対回転自在
とすることにより、ユニオンナットの締付け回転により
チューブにねじれが発生するのを防止できる。
【0015】また、本発明の樹脂製管継手構造は、上記
構成の押圧リングを介在させるに代えて、前記ユニオン
ナットの少なくとも鍔部の押圧エッジ部を前記チューブ
よりも硬度の高い材料で形成し、この押圧エッジ部をチ
ューブの拡径付け根部に当接させるようにすることもで
きる。
【0016】このような構成の樹脂製管継手構造におい
ても、ユニオンナットの締付けに伴い押圧エッジ部をチ
ューブの拡径付け根部に滑らすことなく強く食い込み係
合させることができるため、上記構成の樹脂製管継手構
造と同様の作用効果を発揮する。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施形態を
図面に基づき説明する。図1は樹脂製管継手とチューブ
の一端部とを分離状態で示す半欠截断面図、図2は図1
の樹脂製管継手にチューブの一端部を接続した状態の半
欠截断面図である。
【0018】本発明に係る樹脂製管継手は、前述した図
6に示す樹脂製管継手とはその全体的な基本構成を同じ
にするため、図6に示す樹脂製管継手と同一の部材、要
素には同一の符号を付してその具体的な説明は省略す
る。以下、図6に示す樹脂製管継手と異なる部分につい
てのみ詳述する。
【0019】図1において、チューブ3の材質よりも硬
度の高い材料で形成された押圧リング20を用意する。
この押圧リング20はユニオンナット2の雌ねじ18の
内径よりも小さい外径で、チューブ3のチューブ外面部
30の外径と略同じ内径の断面角形の環状に形成されて
その内周面の軸方向内端に直角または鋭角のエッジ部2
0aを形成する。なお、押圧リング20は二つ割り型に
形成することもできる。
【0020】押圧リング20の材料としてはPVDF
(フッ化ビニリデン)、ETFE(エチレン四フッ化エ
チレン共重合体)、PCTFE、PP(ポリプロピレ
ン)、PVC(ポリ塩化ビニル)、アクリル樹脂、エポ
キシ樹脂、PPS(ポリフェニレンサルファイド)、P
C(ポリカーボネート)、PEEK(ポリエーテルエー
テルケトン)、POM(ポリアセタール)、PET(ポ
リエチレンテレフタレート)、金属全般(鉄、ステンレ
ス、真鍮等)などが用いられる。たとえば、チューブ3
の材料がPFA(パーフロロアルコキシ)やPTFE
(ポリ四フッ化エチレン)である場合、押圧リング20
の材料にはPP、ETFE、PVDF、PCTFE、ま
たは金属材料(鉄、ステンレス、真鍮等)を用いる。
【0021】上記押圧リング20は、チューブ3に外嵌
されるとともに該チューブ3の拡径部16とユニオンナ
ット2の鍔部19の内面との間に介在されて、そのエッ
ジ部20aがチューブ3の拡径部16の拡径付け根部1
7に当接するようにしてある。
【0022】上記構成の樹脂製管継手において、図2に
示すように、インナーリング4が圧入されたチューブ3
の一端部3aを継手本体1の受口6に挿入して内端シー
ル部12を1次シール部7に当接させ、次いで予めチュ
ーブ3の一端部の外周に遊嵌させてあるユニオンナット
2の雌ねじ18を継手本体1の雄ねじ9に螺合して締め
付け方向に回転させる。すると、このユニオンナット2
の締付け回転により雌雄ねじ18,9を介してその締付
トルクに対応した軸方向の推進力が発生するため、押圧
リング20はエッジ部20aをチューブ3の拡径付け根
部17に食い込ませてインナーリング4を継手本体1側
に強く押圧する。その際、押圧リング20のエッジ部2
0aはチューブ3よりも高硬度の材料からなって硬いた
め、エッジ部20aが拡径付け根部17を滑るようなこ
となく拡径付け根部17への食い込みが安定確実に行わ
れ、強い押圧作用を発揮してチューブ3の拡径部16及
びインナーリング4を継手本体1に押し付ける。
【0023】かかる押圧リング20のエッジ部20aに
よる強い押圧作用によりインナーリング4の内端シール
部12が継手本体1の第1の1次シール部7に、またチ
ューブ3の反挿入方向側斜面部16aの内面がインナー
リング4の外端シール部13にそれぞれ強い面圧で密着
して気密状にシールされ、さらにチューブ3の挿入方向
側斜面部16bの外面が継手本体1の2次シール部8に
圧接してこの間でもシールされる。
【0024】このような1次・2次シール状態は押圧リ
ング20のエッジ部20aがチューブ3の拡径付け根部
17に強く食い込み係合することでもって確実強固に保
持される。また、ユニオンナット2を強く締めることな
く低い締付トルクでもチューブ3の拡径付け根部17へ
の食込みが強くなり、ユニオンナット2の締付力に依存
することなくチューブ3の引抜き抵抗を上げることがで
き、常温流体の時は勿論のこと、高温、高圧流体の時に
異常な引抜き荷重がかかったときにもシール性を確保し
得て流体の漏洩または異物の侵入を確実に防止でき、シ
ール性能の信頼性を向上できる。
【0025】ユニオンナット2のエッジ部を直接チュー
ブ3の拡径付け根部17に当接させて締め付けると、チ
ューブ3にねじれが発生し、チューブ3の方向が変化し
て適正な配管施工が困難になることがあるが、上記押圧
リング20をユニオンナット2の鍔部19の内面に対し
相対回転自在に介在させておくと、ユニオンナット2の
締付け回転がチューブ3に伝わるのを押圧リング20で
断ち切ることができるためチューブ3にねじれが発生す
るのを防止でき、前記したようにチューブ3の方向が変
化するようなことが無くなり配管施工が適正に行える。
【0026】また、上記ユニオンナット2の鍔部19の
内面と押圧リング20との間には感圧紙21を介在させ
ることができる。これによれば、感圧紙21にユニオン
ナット2の締付圧が加えられることにより感圧紙21が
変色し、この変色状態を透明又は半透明な材料からなる
ユニオンナット2の外部から視認することにより適正な
締付トルクを容易に確認することができる。
【0027】図2において、インナーリング4において
突出部10と膨出部11aとをつなぐ連接部11bの外
径は突出部10及び膨出部11aの最大外径よりもチュ
ーブ3の肉厚相当分だけ小さい寸法に設定する。一方、
押圧リング20のエッジ部20aは、そのエッジ部20
aがインナーリング4の膨出部11aの頂部は勿論のこ
と、連接部11bの外径よりも軸心側に位置するような
内径寸法(半径)dに設定されている。そして押圧リン
グ20のエッジ部20aの内径寸法(半径)dとインナ
ーリング4の連接部11bの外径寸法(半径)Dとの関
係において、d>Dであると、ユニオンナット2を締付
けたときも第1の1次シール部7への押付け作用が弱ま
って好ましくないが、d≦Dに設定してあると、ユニオ
ンナット2の締付けにより第1の1次シール部7と内端
シール部12との接触面圧、および第2の1次シール部
である反挿入方向側斜面部16aの内面と外端シール部
13との接触面圧を共に高めることができ、また低い締
付トルクでそれらの所定面圧を発生できて好ましい。
【0028】本発明は、上記実施例の樹脂製管継手以外
に、例えば図3や図4に示す形態の樹脂製管継手にも同
様に適用できる。図3に示す樹脂製管継手は、図1、図
2に示す樹脂製管継手とは第1の1次シール部及びこの
付近でのシール構造が異なり、その他の、例えば第2の
1次シール部及び2次シール部などの構成は図1、図2
に示す樹脂製管継手とほぼ同様であるため、同一の部
材、要素に同一の符号を付してその説明を省略する。第
1の1次シール部付近において、インナーリング4のチ
ューブ3の一端部3aから突出する突出部10に、継手
本体1の受口6の内奥の第1の1次シール部7に当接す
る突出内端面25よりも径方向外方で且つ軸方向内方へ
向かって突出する円筒状シール部26が形成される一
方、継手本体1の受口6の内奥における前記1次シール
部7よりも径方向外方に、前記円筒状シール部26の圧
入に伴い径方向の面圧を発生させてシール部を形成する
円筒状溝部28が形成されている。前記1次シール部7
は軸方向内方方に向けて漸次縮径するテ−パ面により形
成されている。なお、この樹脂製管継手の場合、円筒状
溝部28に対し円筒状シール部26の外周面のみを密着
させてシール部を構成することもできる。
【0029】このような樹脂製管継手においても、上記
実施例の場合と同様に、チューブ3よりも高硬度の材料
からなる押圧リング20を、チューブ3に外嵌させると
ともに該チューブ3の拡径部16とユニオンナット2の
鍔部19の内面との間に介在させて、その押圧リング2
0のエッジ部20aがチューブ3の拡径部16の拡径付
け根部17に当接するようにしてある。しかるときは、
ユニオンナット2の雌ねじ18を継手本体1の雄ねじ9
に螺合して締め付けることによって、押圧リング20の
エッジ部20aをチューブ3の拡径付け根部17に強く
食い込み係合させることができる。したがって、チュー
ブ3及びインナーリング4に強い押圧力を付与できると
ともに、チューブ3の引抜き阻止強度に優れるという上
記効果と同様な効果を奏することができる。
【0030】また、図4に示す樹脂製管継手は、継手本
体1の受口6の先端側の端部外周にチューブ3の内径よ
り径大のチューブ端部受面24を形成し、このチューブ
端部受面24の後方の外周に該受面24の外径より径大
の雄ねじ9を形成している。一方、チューブ3の一端部
3aはフレア加工して拡径部16を形成するとともに、
該拡径部16の反挿入方向側斜面部16aとチューブ軸
方向と平行なチューブ外面部30とが出会う拡径付け根
部17を形成している。かくしてチューブ3の一端部3
aは拡径部16を継手本体1のチューブ端部受面24に
圧入して接続される。なお、チューブ3の拡径部16の
反挿入方向側斜面部16aの内周面に対応する継手本体
1の先端部の外周には、該内周面に沿うテ−パ面29が
形成される。その他の構成については図1、図2に示す
樹脂製管継手と同様であるため、同一の部材、要素に同
一の符号を付してその説明を省略する。
【0031】この樹脂製管継手においても、チューブ3
よりも高硬度の材料からなる押圧リング20を、チュー
ブ3に外嵌させるとともに該チューブ3の拡径部16と
ユニオンナット2の鍔部19の内面との間に介在させ
て、その押圧リング20のエッジ部20aがチューブ3
の拡径部16の拡径付け根部17に当接するようにして
ある。しかるときは、ユニオンナット2の雌ねじ18を
継手本体1の雄ねじ9に螺合して締め付けることによ
り、押圧リング20のエッジ部20aをチューブ3の拡
径付け根部17に強く食い込み係合させることができ
る。したがって、チューブ3に強い押圧力を付与できる
とともに、チューブ3の引抜き阻止強度に優れるという
上記効果と同様な効果を奏することができる。
【0032】また、本発明は、上記構成の押圧リング2
0を介在させるに代えて、図6に示すように、ユニオン
ナット2の全体、または押圧エッジ部19aを含む鍔部
19のみ、または押圧エッジ部19aのみ、つまり少な
くとも押圧エッジ部19aのみをチューブ3よりも硬度
の高い材料で形成し、この押圧エッジ部19aをチュー
ブ3の拡径付け根部17に当接させるようにすることも
できる。
【0033】例えば、チューブ3の材料がPFA(パー
フロロアルコキシ)やPTFE(ポリ四フッ化エチレ
ン)である場合、ユニオンナット2全体、もしくは少な
くとも鍔部19の押圧エッジ部19aの材料にはPP、
ETFE、PVDF、PCTFE、または金属材料
(鉄、ステンレス、真鍮など)を用いる。
【0034】ユニオンナット2の少なくとも鍔部19の
押圧エッジ部19aのみをチューブ3よりも硬度の高い
材料で形成する方法としては、たとえば、ユニオンナッ
ト2の成形に際し、異材質射出成形またはインサート成
形などにより押圧エッジ部19aを含む鍔部19とそれ
以外の雌ねじ18を有する円筒壁部とを一体に成形する
か、または押圧エッジ部19aのみと、それ以外の鍔部
19及び雌ねじ18を有する円筒壁部部分とを一体に成
形する。
【0035】このように構成した場合においても、ユニ
オンナット2の締付けに伴い押圧エッジ部19aをチュ
ーブ3の拡径付け根部17に強く食い込み係合させるこ
とができるため、上記各実施例の場合と同様にチューブ
3に強い押圧力を付与できるとともに、チューブ3の引
抜き阻止強度を向上できるという効果を得ることができ
る。
【0036】本発明の樹脂製管継手の継手本体1として
は、各図示例のように軸方向両端に受口6を有するソケ
ット形状のものに限られず、そのほかにT形状、エルボ
形状、あるいは十字形状のもの、またはポンプ等流体機
器に一体に形成された継手などにも同様に適用できる。
【0037】
【発明の効果】本発明によれば、ユニオンナットの鍔部
の内面とチューブ3の拡径部との間に介在させる押圧リ
ング、またはユニオンナットの少なくとも鍔部の押圧エ
ッジ部をチューブよりも高硬度の材料で形成するという
簡単な手段で、押圧リングのエッジ部またはユニオンナ
ットの押圧エッジ部をチューブの拡径付け根部に強く食
い込み係合させることができるので、強い押圧力を付与
できてシール性を確保できる、しかもユニオンナットの
締付力に依存することなく引抜き抵抗を上げることがで
き、施工時のミスや経時変化によるユニオンナットの締
付力の低下が起こっても最も危険なチューブ抜出し事故
を回避することができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す樹脂製管継手とチュー
ブの一端部とを分離状態で示す半欠截断面図である。
【図2】図1の樹脂製管継手にチューブの一端部を接続
した状態の半欠截断面図である。
【図3】本発明の他の実施例を図2に相応して示す半欠
截断面図である。
【図4】本発明の更に他の実施例を図3に相応して示す
半欠截断面図である。
【図5】本発明の更に又、他の実施例を図3に相応して
示す半欠截断面図である。
【図6】従来例の樹脂製管継手にチューブの一端部を接
続した状態の半欠截断面図である。
【符号の説明】
1 継手本体 2 ユニオンナット 3 チューブ 4 インナーリング 6 受口 9 雄ねじ 16 拡径部 16a 反挿入方向側斜面部 17 拡径付け根部 18 雌ねじ 19 鍔部 19a 押圧エッジ部 20 押圧リング 20a エッジ部 30 チューブ外面部
フロントページの続き (72)発明者 川村 仁 兵庫県三田市下内神字打場541番地の1 日本ピラー工業株式会社三田工場内 Fターム(参考) 3H014 CA04 3H017 HA02 HA15 3H019 HA01

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一端部に受口を有し、この受口の外周に
    雄ねじを設けた継手本体と、樹脂製のチューブの外周に
    遊嵌され、内周に前記継手本体の雄ねじに螺合される雌
    ねじを有し、かつ一端部に内向きに張り出した環状の鍔
    部を有するユニオンナットとを備えている樹脂製管継手
    構造において、 前記継手本体の受口に対し前記チューブの一端部が拡径
    部を形成するとともに該拡径部の反挿入方向側斜面部と
    チューブ軸方向と平行なチューブ外面部とが出会う拡径
    付け根部を形成した状態に挿入されており、 前記チューブよりも硬度の高い材料で環状に形成され、
    その内径部にエッジ部が設けられてなる押圧リングが、
    前記チューブに外嵌されるとともに前記拡径部と前記ユ
    ニオンナットの鍔部の内面との間に介在されており、 前記ユニオンナットの雌ねじを前記雄ねじに螺合させて
    締め付けることにより前記押圧リングのエッジ部を前記
    チューブの拡径付け根部に当接させて前記チューブの一
    端部を前記継手本体に向けて押しつけてあることを特徴
    とする樹脂製管継手構造。
  2. 【請求項2】 一端部に受口を有し、この受口の外周に
    雄ねじを設けた継手本体と、樹脂製のチューブの外周に
    遊嵌され、内周に前記継手本体の雄ねじに螺合される雌
    ねじを有し、かつ一端部に内向きに張り出した環状の鍔
    部を有するとともに、該鍔部の内径部に押圧エッジ部を
    設けてあるユニオンナットとを備えている樹脂製管継手
    構造において、 前記継手本体の受口に対し前記チューブの一端部が拡径
    部を形成するとともに該拡径部の反挿入方向側斜面部と
    チューブ軸方向と平行なチューブ外面部とが出会う拡径
    付け根部を形成した状態に挿入されており、 前記ユニオンナットの少なくとも鍔部の押圧エッジ部が
    前記チューブよりも硬度の高い材料で形成されており、 前記ユニオンナットの雌ねじを前記雄ねじに螺合させて
    締め付けることにより前記押圧エッジ部を前記チューブ
    の拡径付け根部に当接させて前記チューブの一端部を前
    記継手本体に向けて押しつけてあることを特徴とする樹
    脂製管継手構造。
  3. 【請求項3】 前記チューブの拡径部が、チューブの一
    端部にインナーリングが圧入されることにより形成され
    ている請求項1又は2記載の樹脂製管継手構造。
  4. 【請求項4】 前記チューブの拡径部がフレア加工によ
    り形成され前記継手本体の受口の雄ねじより先端側の端
    部外周に圧入されている請求項1又は2記載の樹脂製管
    継手構造。
  5. 【請求項5】 前記押圧リングが前記鍔部の内面に対し
    相対回転自在とされている請求項1記載の樹脂製管継手
    構造。
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