JP2006200617A - 二重管継手 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】フッ素チューブ製の外及び内管H2,H1で成る二重管Hを接続連結するための二重管継手において、内管端部H1tに内嵌圧入されるスリーブ2と、外嵌される内管用継手本体1と、内管用ユニオンナット5Uとで内管連結用の内継手部T1を形成し、外管端部H2tに内嵌圧入されるスリーブ4と、外嵌される外管用継手本体3と、外管用ユニオンナット5Sとで外管連結用の外継手部T2を形成する。外管用継手本体3は、内管用受口部8に螺装されている状態の内管用ユニオンナット5Uを囲繞する状態で内管用継手本体1に螺着される。
【選択図】図1
Description
前記内継手部T1(t1)は、前記内管用継手本体1における内管端部H1t(h1t)を内嵌状態で受け入れるための内管用受口部8と、内管端部H1t(h1t)に圧入内嵌される筒状の内管用スリーブ2と、内管端部H1t(h1t)に外嵌されて前記内管用受口部8に螺装自在な内管用ユニオンナット5Uと、前記内管用受口部8に形成された内管用シール面11とを有して、前記内管用ユニオンナット5Uの前記内管用受口部8への螺進による締め付けにより内管端部H1t(h1t)をこれの外側から押圧し、この押圧作用によって内管端部H1t(h1t)と前記内管用シール面11とを密着させて内管用シール部S1が形成されるように構成され、
前記外継手部T2(t2)は、前記外管用継手本体3における外管H2(h2)を内嵌状態で受け入れるための外管用受口部21と、外管H2(h2)に外嵌又は内嵌される外管用スリーブ4と、外管H2(h2)に外嵌されて前記外管用受口部21に螺装自在な外管用ユニオンナット5Sとを有して、前記外管用ユニオンナット5Sの前記外管用受口部21への螺進による締め付けにより、前記外管用スリーブ4と協働して前記外管H2(h2)と前記外管用継手本体3とを密着させての外管用シール部C1が形成されるように構成され、
前記外管用継手本体3は、前記内管用受口部8に螺装されている状態の前記内管用ユニオンナット5Uを囲繞する状態で前記内管用継手本体1に螺着自在に構成されていることを特徴とするものである。
前記内管用受口部8の先端部に形成された先拡がりテーパ状の外向きテーパ面により構成される前記内管用シール面11と、断面山形状を呈する前記圧入部における先拡がりテーパ状の内向きテーパ面10とにより、これら内管用シール面11と内向きテーパ面10との間に内管端部H1t(h1t)を傾斜状態に挟持する前記内管用シール部S1が形成されており、
前記環状溝14と前記環状突起18との嵌合による第2の内管用シール部S2、及び前記テーパ内周面13と前記テーパ外周面9との圧接による第3の内管用シール部S3が形成自在に構成されていることを特徴とするものである。
前記内管用受口部8の先端部に形成された先拡がりテーパ状の外向きテーパ面により構成される前記内管用シール面11と、断面山形状を呈する前記圧入部における先拡がりテーパ状の内向きテーパ面10とにより、これら内管用シール面11と内向きテーパ面10との間に内管端部H1t(h1t)を傾斜状態に挟持する前記内管用シール部S1が形成されており、
前記テーパ外周面40と前記テーパ内周面42との圧接による第2の内管用シール部S2が形成自在に構成されていることを特徴とするものである。
前記外管用受口部21の先端部に形成された先拡がりテーパ状の外向きテーパ面により構成される前記外管用シール面23と、断面山形状を呈する前記圧入部における先拡がりテーパ状の内向きテーパ面29とにより、これら外管用シール面23と内向きテーパ面29との間に外管端部H2t(h2t)を傾斜状態に挟持する前記外管用シール部C1が形成されており、
前記環状溝27と前記環状突起31との嵌合による第2の外管用シール部C2、及び前記テーパ内周面25と前記テーパ外周面30との圧接による第3の外管用シール部C3が形成自在に構成されていることを特徴とするものである。
前記外管用受口部21の先端部に形成された先拡がりテーパ状の外向きテーパ面により構成される前記外管用シール面23と、断面山形状を呈する前記圧入部4aにおける先拡がりテーパ状の内向きテーパ面29とにより、これら外管用シール面23と内向きテーパ面29との間に外管端部H2t(h2t)を傾斜状態に挟持する前記外管用シール部C1が形成されており、
前記テーパ外周面50と前記テーパ内周面52との圧接による第2の外管用シール部C1が形成自在に構成されていることを特徴とするものである。
実施例1による二重管継手Aは、図1〜図3に示すように、互いに径の異なる二重管H,hどうしを接続連結するためのものであって、1個の内管用継手本体1、大小一対の内管用スリーブ2,2、大小一対の内管用ユニオンナット5U,5U、大小一対の外管用継手本体3,3、大小一対の外管用スリーブ4,4、及び大小一対の外管用ユニオンナット5S,5Sの計11個の主要部品を有しており、図1右側に描かれた小径二重管用の小継手部分Asと、図1左側に描かれた大径二重管用の大継手部分Adとから構成されている。
実施例2による二重管継手Aは、実施例1による二重管継手Aと内継手部T1が異なる構成のものである。即ち、第1別構造による内継手部T1は、図4に示すように、内管用スリーブ2は、内管端部h1tを断面山形状に拡径膨出させて圧入外嵌させる圧入部2aと、内管用継手本体1における流体通路1rの外径側に形成された先窄まり状のテーパ外周面40を先端に有する環状突起41のテーパ外周面40に圧接される先拡がりテーパ状のテーパ内周面42が内奥端に形成される突出部2bとを有して構成されている。
実施例3よる二重管継手Aは、実施例1又は2の二重管継手Aにおける内継手部T1が異なる構成のものである。第2別構造による内継手部T1は、図5に示すように、内管用スリーブ2の突出部2bと内管用継手本体1との嵌合構造部が、実施例1の内継手部T1と異なるのみであり、その他は同じである。即ち、内管用スリーブ2の突出部2bには、内管用継手本体1に形成された軸心P方向に突出する環状凸部70を収容するための環状凹部71が形成されている。
実施例4よる二重管継手Aは、実施例1〜3の二重管継手Aにおける外継手部T2が異なる構成のものである。即ち、第1別構造による外継手部T2は、図6に示すように、外管用スリーブ4は、外管端部H2tを断面山形状に拡径膨出させて圧入外嵌させる圧入部4aと、外管用継手本体3における内管挿通用路3rの外径側に形成された環状溝27に圧入される環状突起31と、環状溝27と内管挿通用路3rとの間の部分である筒状の接合端部22の先端部に形成される先拡がりテーパ状のテーパ内周面25に圧接するテーパ外周面30とを有して構成される。外管用受口部21の先端部に形成された先拡がりテーパ状の外向きテーパ面により構成される外管用シール面23と、断面山形状を呈する圧入部4aにおける先拡がりテーパ状の内向きテーパ面29とにより、これら外管用シール面23と内向きテーパ面29との間に外管端部H2tを傾斜状態に挟持する外管用シール部C1が形成されており、環状溝27と環状突起31との嵌合による第2の外管用シール部C2、及びテーパ内周面25とテーパ外周面30との圧接による第3の外管用シール部C3が形成自在に構成されている。
実施例5よる二重管継手Aは、実施例1〜3の二重管継手Aにおける外継手部T2が異なる構成のものである。即ち、第2別構造による外継手部T2は、図7に示すように、外管用スリーブ4は、外管端部h2tを断面山形状に拡径膨出させて圧入外嵌させる圧入部4aと、外管用継手本体3Bにおける内管挿通用路3rの外径側に形成された先窄まり状のテーパ外周面50を先端に有する環状突起51のテーパ外周面50に圧接される先拡がりテーパ状のテーパ内周面52が内奥端に形成される突出部4bとを有して構成されている。
実施例6よる二重管継手Aは、実施例1〜3の二重管継手Aと外継手部T2異なる構成のものである。即ち、第2別構造による外継手部T2は、図8に示すように、外管用スリーブ4の突出部4bと外管用継手本体3Bとの嵌合構造部が、実施例1の内継手部T1と異なるのみであり、その他は同じである。即ち、外管用スリーブ4の突出部4bには、外管用継手本体3Bに形成された軸心P方向に突出する環状凸部90を収容するための環状凹部91が形成されている。つまり、図5の丸で囲んだ拡大図に示される構造と同一の構造を有する外継手部T2であり、実施例3における説明文をここでも用いる。但し、括弧内には参考として図6の符号を記すものとする。但し、拡大図は図5のものを援用し、図8に符号付きで示すことができない部材には、文章中では参考に図5の符号を括弧書きで示す。
実施例7よる二重管継手Aは、バルブVと二重管hとを接続連結するためのものであり、実施例4の外継手部T2を有する実施例1の二重管継手Aにおける小継手部分Asに相当する構成を持つ。即ち、図9に示すように、バルブ(手動式ストップバルブ)Vは、バルブ本体60と、回動操作部61と、一対の流体給排部62,63等を有して構成されている。例として、二重管継手Aは、バルブ本体60における流体の入口である供給部62に二重管hが接続連結自在なものとして構成されており、供給部62に一体形成されている内管用継手本体1を有する内継手部T1と、外継手部T2とを有して成る。
大小一対の外管用継手本体3,3と内管用継手本体1との螺着部におけるシール構造は、図1、図2に示されるものの他、下記第1〜第6別シール構造のように種々の手段が可能であり、簡単に説明する。
第1別シール構造は、図10に示すように、内管用継手本体1の胴壁部15に、大小のカバー筒部3Aの端壁3aが当接する停止壁15Eを左右それぞれに形成し、それら各停止壁15Eに側方開放状に凹設された環状溝15mにOリング37を設置する構造でも良い。つまり、外管用継手本体3を螺進させてカバー筒部3Aが停止壁15Eに当接した締め切り状態とすれば、Oリング37によって両継手本体1,3どうしがシールされるようになる。
第2別シール構造は、図11に示すように、内管用継手本体1の凸段差15aの側壁と外管用継手本体3の凹段差3aの側壁との少なくとも一方に、側方突出する環状の微小突起であるリップシール38を形成する構造でも良い。一例として、図11においては、外管用継手本体3にリップシール38を形成してある。つまり、凹段差3aを凸段差15aに当接させようと外管用継手本体3を螺進させて行くと、リップシール38が潰れ変形して凹段差3aと凸段差15aとの間を良好にシールするのである。
第3別シール構造は、図12に示すように、前述の第1別シール構造(図10参照)におけるOリング37をリップシール38に置き換えた構造である。一例として、図12においては、側方突出する環状の微小突起であるリップシール38を、内管用継手本体1の停止壁15Eに形成してある。つまり、カバー筒部3Aの端壁を停止壁15Eに当接させようと外管用継手本体3を螺進させて行くと、リップシール38が潰れ変形してカバー筒部3Aの端壁と停止壁15Eとの間を良好にシールするのである。
第4別シール構造は、図13に示すように、内管用継手本体1の雄ネジ1Nと外管用継手本体3の雌ネジ3mとをテーパねじ39に形成し、このテーパねじ39の締め込みによってシールさせる構造でも良い。
第5別シール構造は、図14に示すように、内管用継手本体1における雄ネジ1Nの外側部位に先細り状のテーパ外周面43を形成し、外管用継手本体3における雌ネジ3mの内奥部位に、前記テーパ外周面43に面で当接する先拡がり状のテーパ内周面44を形成して嵌め合い部45を構成する構造でも良い。外管用継手本体3の内管用継手本体1への螺着により、テーパ外周面43とテーパ内周面44とが強く面接触してシール機能が発揮される。
第6別シール構造は、図15に示すように、内管用継手本体1の停止壁15Eに断面形状が矩形の環状溝46を形成し、かつ、外管用継手本体3のカバー筒部3Aの端壁に、前記環状溝46に嵌入される断面形状が矩形の環状突起合47を形成し、これら環状溝46と環状突起合47とで嵌め合い部48を形成する構造でも良い。つまり、環状溝46と環状突起合47とを寸法精度及び表面粗さ精度を共に高精度に仕上げることにより、これら両者が嵌合された嵌め合い部48によってシールするように構成されている。
実施例1〜7に示される二重管継手Aを構成する内継手部T1(t1)には少なくとも三通りの構造(1:図2の構造、2:図4の構造、3:図5の構造)が考えら、外継手部T2(t2)には少なくとも四通りの構造(1:図3の構造、2:図6の構造、3:図7の構造、4:図8の構造)が考えられるので、二重管継手Aの構造としては、3×4=12通り以上の組合せが可能である。実施例1に示す二重管どうしの継手の場合には、内及び外継手部T1(t1),T2(t2)がそれぞれ一対存在するので、正確には12×12=144通り以上の組合せが可能である。実施例7に示される二重管継手Aにおいても、内及び外継手部T1,T2には各々上述した三通り×四通りの構造が考えられるので、少なくとも12通りの組み合せ構造が採れることは言うまでもない。また、内管H1,h1の内径、外管H2,h2の内径は種々のものが可能であり、図1等に示されるように、対応する一対の内管H1,h1や外管H2,h2どうしの内径が互いに異なる値でも、互いに等しい値でも良い。
1r 流体通路
2 内管用スリーブ
2a 圧入部
2b 突出部
3 外管用継手本体
3A カバー筒部
3B 外管装着部
3r 内管挿通用路
4 外管用スリーブ
4a 圧入部
4b 突出部
4B テーパ外周面
5U 内管用ユニオンナット
5S 外管用ユニオンナット
8 内管用受口部
9 テーパ外周面
10 内向きテーパ面
11 内管用シール面
13 テーパ内周面
14 環状溝
16 接合端部
18 環状突起
21 外管用受口部
22 接合端部
23 外管用シール面、テーパ内周面
27 環状溝
29 内向きテーパ面
30 テーパ外周面
31 環状突起
40 テーパ外周面
41 環状突起
42 テーパ内周面
50 テーパ外周面
51 環状突起
52 テーパ内周面
A 二重管継手
H,h 二重管
H1,h1 内管
H1t,h1t 内管端部
H2,h2 外管
H2t,h2t 外管端部
T1,t1 内継手部
T2,t2 外継手部
S1 内管用シール部(第1の内管用シール部)
S2 第2の内管用シール部
S3 第3の内管用シール部
C1 外管用シール部(第1の外管用シール部)
C2 第2の外管用シール部
C3 第3の外管用シール部
Claims (8)
- 合成樹脂製の内管及びこれの外側に配される外管で成る二重管の前記内管を内管用継手本体に接続連結するための内継手部と、前記外管を外管用継手本体に接続連結するための外継手部とを有して成る二重管継手であって、
前記内継手部は、前記内管用継手本体における内管端部を内嵌状態で受け入れるための内管用受口部と、内管端部に圧入内嵌される筒状の内管用スリーブと、内管端部に外嵌されて前記内管用受口部に螺装自在な内管用ユニオンナットと、前記内管用受口部に形成された内管用シール面とを有して、前記内管用ユニオンナットの前記内管用受口部への螺進による締め付けにより内管端部をこれの外側から押圧し、この押圧作用によって内管端部と前記内管用シール面とを密着させて内管用シール部が形成されるように構成され、
前記外継手部は、前記外管用継手本体における外管を内嵌状態で受け入れるための外管用受口部と、外管に外嵌又は内嵌される外管用スリーブと、外管に外嵌されて前記外管用受口部に螺装自在な外管用ユニオンナットとを有して、前記外管用ユニオンナットの前記外管用受口部への螺進による締め付けにより、前記外管用スリーブと協働して前記外管と前記外管用継手本体とを密着させての外管用シール部が形成されるように構成され、
前記外管用継手本体は、前記内管用受口部に螺装されている状態の前記内管用ユニオンナットを囲繞する状態で前記内管用継手本体に螺着自在に構成されている二重管継手。 - 前記内管用継手本体に螺着されている状態の前記外管用継手本体と、前記内管用受口部に螺装されている状態の前記内管用ユニオンナットとは、相対回動可能な範囲で互いに径方向で近接する配置関係に設定されている請求項1に記載の二重管継手。
- 前記内管用スリーブは、内管端部を断面山形状に拡径膨出させて圧入外嵌させる圧入部と、前記内管用継手本体における流体通路の外径側に形成された環状溝に圧入される環状突起と、前記環状溝と前記流体通路との間の部分である筒状の接合端部の先端部に形成される先拡がりテーパ状のテーパ内周面に圧接するテーパ外周面とを有して構成され、
前記内管用受口部の先端部に形成された先拡がりテーパ状の外向きテーパ面により構成される前記内管用シール面と、断面山形状を呈する前記圧入部における先拡がりテーパ状の内向きテーパ面とにより、これら内管用シール面と内向きテーパ面との間に内管端部を傾斜状態に挟持する前記内管用シール部が形成されており、
前記環状溝と前記環状突起との嵌合による第2の内管用シール部、及び前記テーパ内周面と前記テーパ外周面との圧接による第3の内管用シール部が形成自在に構成されている請求項1又は2に記載の二重管継手。 - 前記内管用スリーブは、内管端部を断面山形状に拡径膨出させて圧入外嵌させる圧入部と、前記内管用継手本体における流体通路の外径側に形成された先窄まり状のテーパ外周面を先端に有する環状突起の前記テーパ外周面に圧接される先拡がりテーパ状のテーパ内周面が内奥端に形成される突出部とを有して構成され、
前記内管用受口部の先端部に形成された先拡がりテーパ状の外向きテーパ面により構成される前記内管用シール面と、断面山形状を呈する前記圧入部における先拡がりテーパ状の内向きテーパ面とにより、これら内管用シール面と内向きテーパ面との間に内管端部を傾斜状態に挟持する前記内管用シール部が形成されており、
前記テーパ外周面と前記テーパ内周面との圧接による第2の内管用シール部が形成自在に構成されている請求項1又は2に記載の二重管継手。 - 前記外管用スリーブは、外管端部を断面山形状に拡径膨出させて圧入外嵌させる圧入部と、前記外管用継手本体における内管挿通用路の外径側に形成された環状溝に圧入される環状突起と、前記環状溝と前記内管挿通用路との間の部分である筒状の接合端部の先端部に形成される先拡がりテーパ状のテーパ内周面に圧接するテーパ外周面とを有して構成され、
前記外管用受口部の先端部に形成された先拡がりテーパ状の外向きテーパ面により構成される前記外管用シール面と、断面山形状を呈する前記圧入部における先拡がりテーパ状の内向きテーパ面とにより、これら外管用シール面と内向きテーパ面との間に外管端部を傾斜状態に挟持する前記外管用シール部が形成されており、
前記環状溝と前記環状突起との嵌合による第2の外管用シール部、及び前記テーパ内周面と前記テーパ外周面との圧接による第3の外管用シール部が形成自在に構成されている請求項1〜4の何れか一項に記載の二重管継。 - 前記外管用スリーブは、外管端部を断面山形状に拡径膨出させて圧入外嵌させる圧入部と、前記外管用継手本体における内管挿通用路の外径側に形成された先窄まり状のテーパ外周面を先端に有する環状突起の前記テーパ外周面に圧接される先拡がりテーパ状のテーパ内周面が内奥端に形成される突出部とを有して構成され、
前記外管用受口部の先端部に形成された先拡がりテーパ状の外向きテーパ面により構成される前記外管用シール面と、断面山形状を呈する前記圧入部における先拡がりテーパ状の内向きテーパ面とにより、これら外管用シール面と内向きテーパ面との間に外管端部を傾斜状態に挟持する前記外管用シール部が形成されており、
前記テーパ外周面と前記テーパ内周面との圧接による第2の外管用シール部が形成自在に構成されている請求項1〜4の何れか一項に記載の二重管継手。 - 前記外管用スリーブは、前記外管用継手本体の先端部に形成された先拡がりテーパ状のテーパ内周面に当接する先窄まりテーパ状のテーパ外周面を内奥端に有して前記外管に外嵌自在な環状部材に形成され、前記外管用ユニオンナットの前記外管用受口部への螺進による締め付けによって前記外管用スリーブを前記テーパ内周面に沿って縮径させ、前記テーパ内周面と前記外管の外周面とが前記外管用スリーブを介して圧接されることによる前記外管用シール部が形成されている請求項1〜4の何れか一項に記載の二重管継手。
- 前記内管用継手本体は、その両端のそれぞれに前記内管用受口部が形成されており、それら各内管用受口部を用いる一対の前記内継手部と一対の前記外継手部とを有して、二重管どうしを接続連結するためのものに構成されている請求項1〜7の何れか一項に記載の二重管継手。
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