JPH0620988U - 樹脂製管継手 - Google Patents

樹脂製管継手

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JPH0620988U
JPH0620988U JP3146592U JP3146592U JPH0620988U JP H0620988 U JPH0620988 U JP H0620988U JP 3146592 U JP3146592 U JP 3146592U JP 3146592 U JP3146592 U JP 3146592U JP H0620988 U JPH0620988 U JP H0620988U
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清志 西尾
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 優れたシール性と強い引き強度をもたせるこ
とは勿論のこと、一次シール部位での液溜り抑止作用が
有効に発揮されるようにする。 【構成】 継手本体1の受口10側のシール部11とイ
ンナリング2の内端シール部22の圧入・当接前の傾斜
角度差αを5〜10°に設定するとともに、上記シール
部11のシール面幅をW1、内端シール部22のシール
面幅をW2としたときに、両者の関係をW2≧W1に設
定している。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、各種のバルブやフィルタ、ポンプ、流量計、タンクなどの流体機器 に、例えば半導体製造用の高純度液や超純水の送給用配管などの流体管を接続す る場合に使用される樹脂製管継手に関し、詳しくは、流体の温度変動にかかわら ず優れたシール性を発揮するような特性を備えた樹脂製管継手に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のこの種の管継手として、図5に示すものが知られている。この管継手は 、管材Bの一端挿し込み部b1が挿入される継手本体Aの受口の入口に、軸方向 内方に向って漸次縮径するテーパ面からなるシール部a1を形成し、断面台形状 の周壁fをもったインナリングFを管材Bの挿し込み部b1の直内側に隣接して 圧入し、これによって管材Bを周壁fに沿って局部的に径外方に膨出させて膨出 部b3を形成するとともに、継手本体Aの一端雄ねじ部a2に押輪Eの雌ねじ部 e1を螺合し、これを螺進させることで、管材Bの膨出部b3およびインナリン グFを継手本体A側に押圧して、膨出部b3の管端側傾斜面をシール部a1に押 し付けて密封力を与えるように構成されている
【0003】 したがって、管材Bは、その膨出部b3が継手本体Aのシール部a1と押輪E の押圧部e2およびインナリングFの周壁fに挟着されることで抜けが防止され るとともに、管材B内の流体の外部漏洩と異物の管材B内への侵入は、前記シー ル部a1に膨出部b3の管端側傾斜が押し付けられることによって生じる密封力 により防止している。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
上記したような構成の従来の樹脂製管継手は、流体が高温の場合には、インナ リングFが直接流体にさらされるから、きわめて軟化し易い。そのため、インナ リングFの応力緩和が著しくなり、管材Bも膨出部b3に押し付ける力が低下し て密封力を失い流体の漏洩を招くことになる。とくに、押輪Eの締付によっても インナリングFが内径側へ縮小変形し、これによるシール力の低下も漏洩を招く 原因となっていた。
【0005】 また、インナリングFを管材B内に圧入しているので、インナリングFの部分 で流体の円滑な移動が妨げられる傾向にあり、とくに、インナリングFの周壁f 外面と膨出部b3の内面との小さな隙間に流体が滞留する現象を生じる。したが って、円滑な移動が要請される高純度液や超純水用配管の継手としては不適当で あり、使用上の制約をうける。
【0006】 このため、本出願人は、すでに、実願平1−69378号によって、流体の移 動を妨げないインナリングが圧入されて拡径した管材の一端挿し込み部を、筒状 に形成された継手本体の一端部受口に挿入し、この受口の奥部に形成されている 軸線に交差状の一次シール部と前記インナリングの内端シール部を当接させ、イ ンナリングの外端部側外周に形成された膨出部に押圧されることにより前記挿し 込み部外周に形成された管端側へ縮径する外周シール面に、前記受口の入口に形 成されている軸線に交差状の二次シール部を当接させ、前記継手本体の一端部に 、螺進により前記一次シール部と内端シール部および二次シール部と外周シール 面にそれぞれ密封力を与える押輪を螺合したものを提案している。
【0007】 本出願人により既に提案した上記の樹脂製管継手によれば、押輪の螺進によっ て継手本体の一次シール部とインナリングの内端シール部の間に強い密封力が生 じ、しかも、このようにして形成された一次シールには軸方向の押圧力を負荷さ せているから、常温時は勿論のこと、温度の変動(高温化)による応力緩和を極 力抑制でき、また、流体の移動を妨げないインナリングを管材の挿し込み部に圧 入しているから、流路断面が一様になり、流体を滞留させることなく円滑に移動 させることができる。さらに、継手本体の二次シール部と管材の外周シール面の 間にも強い密封力が生じ、この二次シールにも軸方向の押圧力が負荷され、それ によって一次シールと同様に、応力緩和を極力抑制することができる。したがっ て、この管継手は、高純度液や超純水用配管の継手として、好適に使用すること ができる。
【0008】 ところで、上記の管継手は、インナリングの嵌合部を継手本体の受口に嵌合し て一次シール部と内端シール部との逆テーパ同志の圧接により二次シールを達成 させているが、流路側でのシール機能を強化して液溜りを確実に抑止させるため には、上記継手本体側の一次シール部とインナリング側の内端シール部とを厳密 な寸法関係に設定することが要求される。
【0009】 本考案は上記実情に鑑みてなされたもので、強い抜け止め力が発揮されて流体 の温度変動に関係なく応力緩和が抑制され、さらに液溜りが著しく低減されて優 れたシール性を長期間にわたって安定的に発揮させることができる樹脂製管継手 を提供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本考案に係る樹脂製管継手は、インナリングの圧入 により拡径された管材の一端押し込み部が挿入される受口を有するとともに、外 周面に雄ねじ部を有する筒状の継手本体と、この継手本体の受口の奥部に軸線に 交差状に形成されて前記インナリングの内端シール部が当接するシール部と、前 記継手本体の外周雄ねじ部に螺合されてその螺進により前記受口奥部のシール部 とインナリングの内端シール部に密封力を与える押輪とを備えた樹脂製管継手に おいて、上記継手本体の受口側の一次シール部とインナリングの内端シール部の 圧入・当接前の傾斜角度差が5〜10°に設定されているとともに、前記シール 部のシール面幅が前記内端シール部のシール面幅と同等もしくはそれよりも小さ く設定されているものである。
【0011】 また、上記インナリングの嵌合部の最内端を面取り形成し、これに対応する上 記継手本体の受口の奥端を適宜曲率の曲面に形成することが好ましい。
【0012】
【作用】
本考案によれば、押輪の螺進により継手本体の受口奥部のシール部とインナリ ングの内端シール部との間の密封力によるシールによって温度変動による応力緩 和が抑制され、また、インナリングが管材の挿し込み部に圧入されて流路断面が 一様となっているので、流体の滞留もなくなる。
【0013】 とくに、上記受口奥部のシール部とシンナリングの内端シール部の圧入・当接 前の傾斜角度差を5〜10°に設定しているから、両シール部の当接により、内 径側での接面圧が高められて液溜りの確実な防止が達成され、さらに一次シール 部のシール面幅が内端シール面幅以下であるから、圧入・当接時に継手本体側へ はみ出すこともなく、流路断面の一様化を保証することができる。
【0014】 また、インナリングの嵌合部の最内端が面取りされ、継手本体の受口の奥端を 適宜曲率の曲面に形成する場合は、圧入時に受口奥部のエッジ部に応力が集中し て、そのエッジ部から破損することを防止できる。
【0015】
【実施例】
以下、本考案の一実施例を図面にもとづいて説明する。 図1は本考案の一実施例による樹脂製管継手の半截断面図である。図1におい て樹脂製管継手は、例えばPFA,PTFE,ETFE,CTFE,ECTFE 等の耐薬品性および耐熱性にすぐれた特性を有する樹脂によって形成された継手 本体1、インナリング2および押輪4とから構成されている。
【0016】 上記の継手本体1は筒状のもので、少なくとも一端部受口10の奥部に軸線Q に交差状の第一の一次シール部11が形成されているとともに、受口10の入口 にも軸線Qに交差状の二次シール部12が形成されている。また、受口10の外 周には雄ねじ部13が形成されている。前記受口10の内径は胴部14の内径よ りも大径に形成されており、その奥端から軸方向外方に向けて漸次縮径して胴部 14の径内面に至るテーパ面によって前記第1の一次シール部11が形成されて いる。一方、二次シール部12は、受口10の外端近傍の径内面から軸方向外方 に向けて漸次拡径して雄ねじ部13のつけ根に至るテーパ面によって形成されて いる。即ち、二次シール部12は受口10の入口に形成されている。
【0017】 上記のインナリング2は、その内端部に継手本体1の受口10に嵌合できる外 径の嵌合部20を形成するとともに、この嵌合部20との接続部近傍が管材5の 肉厚相当分だけ小径である圧入部21を嵌合部20に連続して形成してなり、全 体としてスリーブ状になっている。このインナリング2の内径は管材5の内径お よび継手本体1の胴部14の内径と同一に設定して流体の移動(流動)を妨げな いようにしている。また、このインナリング2の内端には、第一の一次シール部 11に衝合するテーパ面からなる内端シール部22が形成されている。
【0018】 上記継手本体1の受口10側の一次シール部11とインナリング2の嵌合部2 0の内端シール部22の圧入・当接前の傾斜角度αは、図2に示すように、5〜 10°に設定されている。また、上記一次シール部11のシール面幅をW1、上 記内端シール部22のシール面幅をW2とすると、両者の関係は、W2≧W1に 設定されている。
【0019】 上記インナリング2の嵌合部20の最内端20aが、図2に示すように面取り 形成されており、これに対応して継手本体1の受口10の奥端10aは0.25 〜0.5の曲率の曲面に形成されている。
【0020】 なお、上記継手本体1の受口10の内周面とインナリング2の嵌合部20の外 周面とのクリアランスGは−1〜0.3mmに設定されている。このクリアラン スGが大き過ぎると、熱サイクル等により、インナリング2が大きくなってシー ル性に悪影響を及ぼすので、圧入が可能な程度で上記のように可及的に小さくす るのが望ましい。
【0021】 一方、インナリング2の外端部外周、すなわち、前記圧入部21の外端部外周 には、外端から軸方向内端側に向けて漸次拡径し、かつ外端はインナリング2の 内径と交差するテーパ状の外端シール部23が形成されており、この外端シール 部23の頂部の径は少なくとも嵌合部20との接続部における圧入部21の外径 よりも大きく設定され、図示例ではインナリング2の嵌合部20の外径よりも大 きくされている。すなわち、この外端シール部23の大径側はインナリング2の 外端部側の外周面に形成された断面山形の膨出部24となっている。この膨出部 24の頂部からこのインナリング2の内端側へ漸次縮径するテーパ面25は、そ の傾斜角度が前記継手本体1の二次シール部12の傾斜角度と一致するとともに 、内端シール部22が第一の一次シール部11に衝合したとき、二次シール部1 2との対向間隔が管材5の肉厚相当となるよう形成されている。
【0022】 上記インナリング2は、圧入部21を管材5の一端部に圧入してその周壁を拡 径させた状態でこの管材5と一体結合されている。このとき、管材5の周壁拡径 部が継手本体1の受口10に挿し込まれる挿し込み部50となる。また、挿し込 み部50が受口10に挿し込まれた状態では、内端シール部22が継手本体1の 第一の一次シール部11に衝合しているとともに、外端シール部23が挿し込み 部50の傾斜部51の内面に当接している。さらに、継手本体1の二次シール部 12とインナリング2のテーパ面25との間に、管材5の挿し込み部50の一部 が傾斜状態で挟持される。すなわち、インナリング2のテーパ面25に沿って変 形した管材5の外周面が外周シール面5aとなって、二次シール部12と当接す る。
【0023】 上記の押輪4は、円筒状部40の内周面に前記継手本体1の雄ねじ部13に螺 合される雌ねじ部41を螺設するとともに、外端部に軸心側に延出した環状の押 圧片42を形設してなる。この押圧片42の内面側径内端には押圧エッジ部43 が形成されている。この押圧エッジ部43の形成位置は圧入部21の膨出部24 頂部はもちろん嵌合部20との隣接部外径よりも軸心に設定されている。このよ うにしてなる押輪4は管材5を介してインナリング2を継手本体1側に押し付け る(詳しくは継手本体1とインナリング2を互いに押し付け合う)とともに管材 5を継手本体1側へ押し付けて(詳しくは継手本体1と管材5を互いに押し付け 合って)、継手本体1、インナリング2および管材5を一体結合状態に保持しか つ密封力を与えるものである。
【0024】 上記構成の樹脂製管継手において、まず、インナリング2の圧入部21を管材 5の端部に圧入すると、管材5の端部は全体として拡径するとともにインナリン グ2の膨出部24に対応した位置がさらに拡径した挿し込み口50となる。そし て、このようにして圧入部21を管材5の端部に圧入したインナリング2および 管材5の一端挿し込み部50を、継手本体1の受口10に挿入して内端シール部 22を第一の一次シール部11に当接させ、次いで予め管材5に遊嵌させてある 押輪4の雌ねじ部41を継手本体1の雄ねじ部13に螺合し、これを螺進させて 強く締め付けることにより、管材5を継手本体1に接続することができる。
【0025】 このように管材5が接続されることによって、管材5の挿し込み部50は、軸 方向の移動が不能なインナリング2の圧入部21と継手本体1によって挟着され 、かつインナリング2の外端シール部23と押輪4の押圧エッジ部44によって も局部的な挟着を受ける。したがって、管材5を強い抜け止め力で保持して、そ の抜け移動を防止する。
【0026】 また、押輪4を螺進させて強く締め付けることで、継手本体1の第一の一次シ ール部11とインナリング2の内端シール部22が圧接してこの間に強い密着力 が生じる。また、この図1に示した樹脂製管継手では、それと同時に継手本体1 の二次シール部12と管材5の外周シール面5aおよびインナリング2の外端シ ール部23と第二の一次シール部となる管材5の傾斜部51内面もそれぞれ圧接 してそれらの間に強い密封力が生じ、管材5の外周および内周の両面でシールが なされる。したがって、この樹脂製管継手では、継手本体1とインナリング2の 間およびインナリング2と管材5の間の2カ所共で流路内側のシールいわゆる一 次シールが形成されることになり、すぐれたシール性を確保して流体の漏洩また は異物の侵入を確実に防止できる。
【0027】 また、継手本体1と管材5の間で流路外側のシールいわゆる二次シールが形成 されることになるから、熱サイクルによるクリープ等により上記一次シールに問 題が生じたとしても、この二次シールによって流体の漏洩または異物の侵入が防 止され、シールの信頼性はきわめて高いものとなる。しかも、この樹脂製管継手 の場合、3カ所のシール部に全てにおいて、継手本体1と押輪4の協働によって 軸方向の押圧力を負荷させているから、常温時はもちろんのこと、流体が高温化 しても応力緩和によるシール破壊を極力抑制して、すぐれたシール性を確保でき る。
【0028】 さらに、インナリング2の内径寸法を管材5の内径寸法および継手本体1の胴 部14の内径寸法と同じ大きさに設定して、流体の移動を妨げないようにしてい るから、流路断面が一様になって、流体を滞留させることなく円滑に移動させる 流路特性を確保できるので、高純度液や超純水配管の継手としても好適に使用す ることができる。
【0029】 ところで、上記一次シール機能を向上させて、液溜りを確実に少なくさせるた めには、流路側(内径側)でのシール用接面圧を局部的に強化する必要がある。 このため、上記一次シールにおいて、継手本体1側の一次シール部11とインナ リング2の内端シール部22とに5〜10°の傾斜角度差αを設けることによっ て、インナリング2の嵌合部20を継手本体1の受口10に圧入して一次シール 部11と内端シール部22とを当接させた場合、図3のように上記一次シール部 11の内端部11aの付近に応力が集中して接面圧が大きくなる。したがって、 この内径側において液溜りを抑止効果を有効に発揮させることができる。
【0030】 この時、継手本体1の内径γ1とインナリング2の内径γ2が同じで上記傾斜 角度差αを設けると、圧入・当接によって、図4のように一次シール部11の内 端部11aが内径側へ突出するおそれがある。しかるに、上記のように、一次シ ール部11のシール面幅W1とインナリング2の内端シール部22のシール面幅 W2との関係を、W2≧W1になるように上記内径γ1を選択・設定すれば、内 端部11が内径側へ突出するおそれを解消することができる。
【0031】 また、上記インナリング2の嵌合部20の最内端20aがエッジ状のままであ ると、押輪4の締付力によって、この部分20aが継手本体1の受口10の奥端 10aに圧接されて破損するおそれがある。この点について、上記最内端20a を面取りし、さらに受口10の奥端10aも適宜曲率の曲面に形成することで、 押輪4の締付力を受けても、上記最内端20aの部分への応力集中を避けて、そ の部分から破損することを防止できる。
【0032】
【考案の効果】
以上のように本考案の請求項1によれば、超純水用配管の継手として好適に使 用できることは勿論のこと、継手本体側の受口奥部のシール部とインナリング側 の内端シール部とを特定の条件に設定したことにより、液溜り抑止作用を効果的 に発揮させることができる。
【0033】 また、本考案の請求項2によれば、インナリングの最内端とこれに対応する継 手本体の受口の奥端の形状を特定したことによって、押輪締付時の応力集中にと もなう受口奥部の破損を確実に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例による樹脂製管継手を示す半
截断面図である。
【図2】同実施例における樹脂製管継手の一次シール部
位の寸法関係の説明図である。
【図3】継手本体側の一次シール部にインナリング側の
内端シール部が当接した際の適正シール状態の説明図で
ある。
【図4】継手本体側の一次シール部にインナリング側の
内端シール部が当接した際の不良シール状態の説明図で
ある。
【図5】従来の樹脂製継手を示す半截断面図である。
【符号の説明】
1 継手本体 2 インナリング 4 押輪 5 管材 5a 外周シール面 10 受口 10a 受口の奥端 11 一次シール部 12 二次シール部 20 嵌合部 20a 嵌合部の内端 24 膨出部 50 押し込み部 W1,W2 シール面幅 Q 軸線 α 傾斜角度差

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インナリングの圧入により拡径された管
    材の一端押し込み部が挿入される受口を有するととも
    に、外周面に雄ねじ部を有する筒状の継手本体と、この
    継手本体の受口の奥部に軸線に交差状に形成されて前記
    インナリングの内端シール部が当接するシール部と、前
    記継手本体の外周雄ねじ部に螺合されてその螺進により
    前記受口奥部のシール部とインナリングの内端シール部
    に密封力を与える押輪とを備えた樹脂製管継手におい
    て、上記継手本体の受口側の一次シール部とインナリン
    グの内端シール部の圧入・当接前の傾斜角度差が5〜1
    0°に設定されているとともに、前記シール部のシール
    面幅が前記内端シール部のシール面幅と同等もしくはそ
    れよりも小さく設定されていることを特徴とする樹脂製
    管継手。
  2. 【請求項2】 上記インナリングの嵌合部の最内端が面
    取り形成され、これに対応する上記継手本体の受口の奥
    端が適宜曲率の曲面に形成されている請求項1の樹脂製
    管継手。
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JPH02117494U (ja) * 1988-10-26 1990-09-20

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