JP4257754B2 - 管接続装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えばポリエチレン等の軟質合成樹脂製の水道管、ガス管、プラント用配管の接続に使用される離脱防止機構を有した管接続装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
常温で外圧によって変形するポリエチレン管等の流体管Pを接続する継手として、図4および図5に示すような管接続装置が知られている。
【0003】
この従来の管接続装置Aは、流体管Pが挿入される継手本体B、継手本体Bに螺合される袋ナットC、流体管Pの内周面に挿入されるインコアD、水密に接続するパッキンE、1つ割りのロックリングF、パッキン押えGからなる。
【0004】
継手本体Bには、その端部内面にパッキンEを収容する収容凹部B1が設けられ、その外側には袋ナットCが螺合される雌ねじ部B2が形成されている。袋ナットCの継手本体B側の外径部には、雄ねじ部C1が形成され、その内周面は、パッキンE側に拡径するテーパ面C2が設けられている。インコアDは、流体管Pの変形を防止できる強度を持ち、外径が流体管Pの内径とほぼ等しく設定されており、一方の端部には面取りD1が、他方の端部には外径方向に突出した鍔部D2が形成されている。ロックリングFは、縮径する1つ割りの形状をしていて、内面には流体管Pの外面に食込む刃F1が形成され、外面には袋ナットCのテーパ面C2に当接するテーパ面F2が形成されている。
【0005】
この管接続装置Aで流体管Pを接続するには、まず、流体管Pの内径にインコアDを挿入する。次に、袋ナットC、ロックリングF、パッキン押えG、パッキンEを順に流体管Pに外嵌させる。各部品を外嵌させた流体管Pを継手本体Bに挿入し、袋ナットCの雄ねじ部C1を、継手本体Bの雌ねじ部B2に螺合させ締め付ける。ロックリングFが袋ナットCのテーパ面C2に押されて継手本体B方向に移動し、ロックリングFの端部の平面におされてパッキン押えGとパッキンEが継手本体Bの収容凹部B1に収容され、接続が完了する。
【0006】
このとき、袋ナットCは、回転しながら継手本体B方向に移動し、テーパ面C2でロックリングFを縮径させる。ロックリングFが縮径されることによって刃F1が流体管Pの外周面に食い込み、インコアDが流体管Pの変形を防止することにより、流体管PはロックリングFとインコアDに挟まれて管接続装置Aからの離脱を阻止されて接続される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
上記の管接続装置においては、ロックリングFの内周面には流体管Pの外面に食込む刃F1が形成されており、流体管Pの内周面にはその変形を防止するインコアDが装着されているので、ロックリングFが縮径すると軟質合成樹脂製の流体管Pの表面に刃F1による傷がついていた。このような傷が流体管Pの表面に存在すると流体管Pに引張力が働いた場合にその傷の部分が弱部となって管本来の強度が発揮できなく抜け出しや漏水の恐れがあった。
【0008】
本発明が解決しようとする課題は、上記問題を解決するためになされたもので、ロックリングが縮径したときに流体管の外周面に余分な傷が発生するのを防止し、抜け出しや漏水するのを阻止する管接続装置を提供する点にある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明の管接続装置は、インコアを内周面に嵌合した流体管の挿口部がパッキンを装着した受口部に水密に挿入されている継手本体と、前記受口部に対して移動可能なテーパ面が形成された押圧部を有する押圧部材と、挿口部に外嵌されるとともに、前記押圧部のテーパ面の移動によって縮径するロックリングとからなる管接続装置において、
前記インコアには前記ロックリングの縮径による流体管の管中心方向への変形を促す環状溝を設け、前記環状溝が溝の最深部である溝底部と、インコア外周面と前記溝底部とを平滑に繋ぐ溝側部とで構成され、かつ前記溝側部と管中心軸との成す角度を、挿口部先端側の溝側部が他方の溝側部よりも大きく形成されているとともに、前記ロックリングが前記押圧部材の押圧部に圧接されているとき当該押圧部のテーパ面と前記インコアの環状溝が流体管の管中心方向で相対していることを特徴としている。
【0012】
前記環状溝は、インコアの外周面に管軸方向に複数設けられているのが好ましい。
【0013】
本発明の管接続装置によると、流体管の内周面に装着されて流体管の変形を防止するインコアに、ロックリングが縮径したときに流体管の一部が管中心方向へ変形することを促す環状溝が設けられているので、流体管が継手本体から抜け出す力が働いた場合、継手本体のテーパ面とロックリングとが当接してロックリングが縮径させられ、流体管がロックリングによって押圧されて、ロックリングの位置と環状溝の位置が一致したときに流体管は環状溝内に落ち込むように変形する。このように環状溝内に変形させられた流体管がロックリングとインコアで把持されて離脱が防止されるため、流体管外面に余分な傷を与えることがなく、極端な強度の低下や漏水を起こす心配がない。なお、この構造は、予めロックリングをインコアの環状溝内に落とし込ませて強固に管同士を固定する場合にも利用できる。
また、流体管に継手本体から抜け出す力が働いたときには、ロックリングが押圧部のテーパ面の先端方向に移動することにより更に縮径され、流体管は環状溝に沿って更に変形しより強く抜け出し阻止力を発揮する。このとき流体管が角度の小さい方から変形するのでスムーズに行われ、抜け出しの抵抗となる割合の多い流体管先端側の角度がたっているので抜け出しの抵抗力が増す。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
【0015】
図1は、本発明の要部断面図であり、管接続装置1を用いてポリエチレン製の流体管2を接続した第1実施例を示している。
【0016】
同図において、3は、ダクタイル鋳鉄製の継手本体、4は、押圧部材5を押す袋ナット、6は、継手本体3の拡径部3aに収容されるロックリング、7は、流体管2を継手本体3に水密に接合するパッキン、8は、流体管2の内部に挿入されたインコアを示している。
【0017】
継手本体3の端部内面には、拡径部3aが形成され、その端部外側には雄ねじ3bが設けられ、拡径部3aの内側には、パッキン7を収容する収容凹部3cが形成されている。
【0018】
袋ナット4の継手本体3側の内径には、継手本体3の雄ねじ3bに螺合される雌ねじ4aが設けられ、その反対側には内径方向に突出した鍔部4bが形成されている。
【0019】
押圧部材5には、袋ナット4の鍔部4bに当接する当接段部5aとロックリング6を縮径させる押圧部5bが形成されている。
【0020】
ロックリング6は、流体管2よりも硬質の合成樹脂、例えばアセタール樹脂等やステンレス製等の金属体からなる1つ割りの形状をしており、継手本体3に螺合された袋ナット4の鍔部4bで管軸方向に押された押圧部材5の押圧部5bの内面テーパ面で締め付けられる。
【0021】
インコア8は、外径が流体管2の内径とほぼ等しく形成され、一方の端部には外径方向に突出したストッパー8aが形成されており、インコア8を流体管2に取り付けて、流体管2を継手本体3に所定量挿入したときのロックリング6とほぼ同じ位置に管中心方向へ凹状になる環状溝9が形成されている。
【0022】
環状溝9は、外径が環状溝9の中で一番小さい溝底部9aと溝底部9の両側でインコア8の外径と溝底部9とが滑らかな曲線で連続している溝側部9bとで構成されている。
【0023】
上記実施例の管接続装置1を用いて、流体管2を接続するには、まず、接続する流体管2の端部にストッパー8aが当接するまでインコア8を挿入する。
【0024】
次にパッキン7が収容凹部3cに設置された継手本体3の拡径部3a内部に、袋ナット4と押圧部材5とロックリング6を順に外嵌した流体管2を所定位置まで挿入する。
【0025】
ロックリング6を継手本体3の拡径部3a内部に押し入れ、押圧部5bの先端を拡径部3a内にロックリング6の外周面に当接するように挿入し、継手本体3の雄ねじ3bに袋ナット4の雌ねじ4aを螺合させる。(図1(a))
継手本体3に螺合された袋ナット4を締め付けると、ロックリング6は、押圧部5bの内面のテーパ面に押圧され半径方向に縮径させられる。このとき流体管2も縮径しようとするが、インコア8が内部に挿入されているので流体管2の縮径は防止されるが、環状溝9がインコア8に形成されているためその部分において流体管2は縮径(変形)する。
【0026】
よって、流体管2は、ロックリング6と環状溝9の溝側部9bに挟まれて係合され、ロックリング6が押圧部材5の押圧部5bに圧接し、押圧部材5は継手本体2に締結されている袋ナット4に当接しているので流体管2は継手本体3に離脱を防止されて接続される。(図1(b))
接続された流体管2に継手本体3から抜け出す力が働いたときには、ロックリング6が押圧部材5の先端方向に移動することにより更に縮径され、流体管2は環状溝9に沿って更に変形し、抜出し方向に対して垂直に近い面が環状溝に形成されているため係合が強まり、より大きな離脱阻止力を得ることができる。(図1(c))
本接続装置1において、インコア8に環状溝9が設けられているのでロックリング6が縮径され流体管2を押圧すると、流体管2が環状溝9に落ち込むように変形してロックリングと係合し流体管2の抜け出しを防止するので、管外周面に不必要な傷を作らなく、極端な強度の低下や漏水を起こすことがない。
【0027】
図2は、本発明の第2実施例の管接続装置1であり、3は、ダクタイル鋳鉄製の継手本体、4は、押圧部材5を押す袋ナット、6は、継手本体3の拡径部3aに収容されるロックリング、7は、流体管2を継手本体3に水密に接合するパッキン、8は、流体管2の内部に挿入されたインコアを示している。
【0028】
継手本体3、袋ナット4、押圧部材5は、第1実施例と同様に構成されており、ロックリング6は、流体管2よりも硬質の合成樹脂、例えばアセタール樹脂等やステンレス製等の金属体からなる1つ割りの形状をし、断面形状は、外周面が押圧部材5の押圧部5bの内面と同じ傾斜のテーパ面6aをなし、内面には円周方向を向く複数の刃6bが形成され、継手本体3に螺合された袋ナット4の鍔部4bで管軸方向に押された押圧部材5の押圧部5bの内面テーパ面で締め付けられる。
【0029】
インコア8は、外径が流体管2の内径とほぼ等しく形成され、一方の端部には外径方向に突出したストッパー8aが形成されており、インコア8を流体管2に取り付けて、流体管2を継手本体3に所定量挿入したときのロックリング6とほぼ同じ位置に管中心方向へ凹状になる環状溝9が形成されている。
【0030】
環状溝9は、環状溝9の中で一番小さい外径の溝底部9aと溝底部9aの両側でインコア8の外径と溝底部9aとが滑らかな曲線で連続している溝側部9bとで構成され、流体管2の先端側の側壁部9bと管中心軸との角度(α1)は他方の側壁部9bと管中心軸との角度(α2)より大きく(α1>α2)形成されている。
【0031】
上記第2実施例の管接続装置1を用いて、流体管2を接続するには、まず、接続する流体管2の端部にストッパー8aが当接するまでインコア8を挿入する。
【0032】
次にパッキン7が収容凹部3cに設置された継手本体3の受口部3a内部に、袋ナット4と押圧部材5とロックリング6を順に外嵌した流体管2を所定位置まで挿入する。
【0033】
ロックリング6を継手本体3の拡径部3a内部に押し入れ、押圧部5bの先端を拡径部3a内における内周面とロックリング6のテーパ面6aとで形成されるクサビ状の隙間に挿入し、継手本体3の両端の雄ねじ3bに袋ナット4の雌ねじ4aを螺合させる。(図2(a))
継手本体3に螺合された袋ナット4を締め付けると、ロックリング6は、押圧部5bの内面テーパ面に押圧され半径方向に縮径させられる。このとき流体管2も縮径しようとするが、インコア8が内部に挿入されているので流体管2の縮径は防止されるが、環状溝9がインコア8に形成されているためその部分において流体管2は縮径(変形)する。
【0034】
よって、流体管2は、ロックリング6と環状溝9の溝側部9bに挟まれて係合され、ロックリング6が押圧部材5の押圧部5bに圧接し、押圧部材5は継手本体2に締結されている袋ナット4に当接しているので流体管2は継手本体3に離脱を防止されて接続される。(図2(b))
接続された流体管2に継手本体3から抜け出す力が働いたときには、ロックリング6が押圧部材5の先端方向に移動することにより更に縮径され、流体管2は環状溝に沿って更に変形しより強く抜け出し阻止力を発揮する。(図2(c))図2(d)は、環状溝9がロックリング6よりも継手本体3の中央よりに設けられ、流体管2と一緒に環状溝9が抜け出し方向に移動し、ロックリング6の位置にさしかかり流体管2が環状溝9に沿って変形し始めた状態を示す。
【0035】
第2実施例の管接続装置1において、側壁部9bと管中心軸との角度(α1、α2)がα1>α2に設定され流体管9先端側の角度α1の方が大きくなっているので、流体管が抜け出すときには角度の小さい方(α2)から変形するのでスムーズに行われ、抜け出しの抵抗となる割合の多い流体管先端側の角度がたっているので抜け出しの抵抗力が増す。流体管2を押圧した場合に、流体管2が環状溝9に落ち込むように変形してロックリングと係合し抜け出しを防止するので、管外周面に不必要な傷を作らないので、極端な強度の低下や漏水を起こすことがない。
【0036】
図3は、本発明の第3実施例の管接続装置1であり、3は、ダクタイル鋳鉄製の継手本体、4は、押圧部材5を押す袋ナット、6は、継手本体3の拡径部3aに収容されるロックリング、7は、流体管2を継手本体3に水密に接合するパッキン、8は、流体管2の内部に挿入されたインコアを示している。
【0037】
継手本体3、袋ナット4、押圧部材5、ロックリング6は、第1実施例と同様に構成されており、インコア8は、外径が流体管2の内径とほぼ等しく形成され、一方の端部には外径方向に突出したストッパー8aが形成されており、管中心方向へ凹状になる環状溝9が3条形成されている。
【0038】
上記実施例の管接続装置1を用いて、流体管2を接続するには第1実施例と同様に行われる。
【0039】
図3(a)は、パッキン7が収容凹部3cに設置された継手本体3の受口部3a内部に、袋ナット4と押圧部材5とロックリング6を順に外嵌した流体管2が所定位置まで挿入され、ロックリング6を継手本体3の拡径部3a内部に押し入れ、押圧部5bの先端を拡径部3a内に挿入し、継手本体3の両端の雄ねじ3bに袋ナット4の雌ねじ4aが螺合されている状態を表している。
【0040】
図3(b)は、袋ナット4を継手本体3に締め付け、ロックリング6が押圧部5bの内面テーパ面に押圧されて半径方向に縮径させられ、流体管2が環状溝9の部分において縮径した状態を表す。
【0041】
図3(c)は、流体管2が継手本体3から抜け出したときに、ロックリング6が押圧部材5の先端方向に移動することにより更に縮径され、流体管2が環状溝9に沿って更に変形して係合した状態を表す。
【0042】
第3実施例の接続装置1においては、インコア8に環状溝9が複数設けられているので、流体管2に抜出力が働いて移動したときにロックリング6が縮径されてある環状溝9への係合が失敗しても次の係合溝9に係合することができるので、流体管2の離脱阻止に対する安全性が高まる。
【0043】
本発明は、上記実施例に限定されるものではない。
【0044】
実施例では、袋ナットを継手本体にねじで締結して押圧部材をロックリングに当接させているが、押圧部材にフランジを設け、継手本体に設けたフランジにボルト・ナットで締結してもよく、継手本体に雄ねじを設け、袋ナットに雌ねじを設けたが、継手本体に雌ねじを設け、袋ナットに雄ねじを設けてもよい。
【0045】
また、実施例では止水形式がスリップオン式で示されているがメカニカル式であってもよいし、ロックリングは、1つ割りの形状をしているが円弧状の複数のリング体を変形可能に連結したロックリングを用いてもよい。
【0046】
さらに管の接続時にロックリング6をインコア8の環状溝9内に落とし込ませることにより、継手本体3と流体管2とを予め強固に固定させるように使用することも可能である。
【0047】
【発明の効果】
本発明によれば、ロックリングの縮径による流体管の変形を管中心方向に促すが環状溝がインコアに設けられているので、流体管がロックリングによって押圧されて、ロックリングの位置と環状溝の位置が一致したときに流体管が環状溝内に落ち込むように変形する。よって、環状溝内に変形させられた流体管がロックリングとインコアで把持されて離脱が防止され、流体管の外面に余分な傷を与えることがなく、極端な強度の低下や漏水を起こすことがない。
【0048】
また、環状溝が滑らかな曲線で構成されているので、流体管の変形が環状溝に習いやすく、応力の集中が少ないので、流体管の負担を少なくすることがで、また、接触面積が広くなるので離脱阻止力が大きくなる。
【0049】
更に、溝側部と管中心軸との成す角度が、挿口部先端側の溝側部が他方の溝側部よりも大きくなっているので、流体管が移動し、流体管を圧縮しているロックリングのところに環状溝がさしかかったとき、環状溝に流体管の変形を促しやすくなり、環状溝の反対側にかかったときは係合が強くなり、離脱阻止力が向上する。
【0050】
請求項の発明によれば、インコアに環状溝が複数設けられているので、ある環状溝で流体管が変形しなくても次の環状溝で変形するので流体管の抜け出し対する安全性が高まる。
【0051】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す要部断面図である。
【図2】本発明の第2実施例を示す要部断面図である。
【図3】本発明の第3実施例を示す要部断面図である。
【図4】従来例を示す一部切欠正面図である。
【図5】同じく、(a)はロックリングの一部切欠正面図、(b)はロックリングの側面図である。
【符号の説明】
1 管接続装置
2 流体管
3 継手本体
3a 拡径部
3b 雄ねじ
3c 収納凹部
4 袋ナット
4a 雌ねじ
4b 鍔部
5 押圧部材
5a 当接段部
5b 押圧部
6 ロックリング
6a テーパ面
6b 刃
7 パッキン
8 インコア
8a ストッパー
9 環状溝
9a 溝底部
9b 溝側部

Claims (2)

  1. インコアを内周面に嵌合した流体管の挿口部がパッキンを装着した受口部に水密に挿入されている継手本体と、前記受口部に対して移動可能なテーパ面が形成された押圧部を有する押圧部材と、挿口部に外嵌されるとともに、前記押圧部のテーパ面の移動によって縮径するロックリングとからなる管接続装置において、
    前記インコアには前記ロックリングの縮径による流体管の管中心方向への変形を促す環状溝を設け、前記環状溝が溝の最深部である溝底部と、インコア外周面と前記溝底部とを平滑に繋ぐ溝側部とで構成され、かつ前記溝側部と管中心軸との成す角度を、挿口部先端側の溝側部が他方の溝側部よりも大きく形成されているとともに、前記ロックリングが前記押圧部材の押圧部に圧接されているとき当該押圧部のテーパ面と前記インコアの環状溝が流体管の管中心方向で相対していることを特徴とする管接続装置。
  2. 前記環状溝が、インコアの外周面に管軸方向に複数設けられている請求項1に記載の管接続装置。
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