JP3154896B2 - 離脱防止管継手 - Google Patents

離脱防止管継手

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JP3154896B2 JP20309094A JP20309094A JP3154896B2 JP 3154896 B2 JP3154896 B2 JP 3154896B2 JP 20309094 A JP20309094 A JP 20309094A JP 20309094 A JP20309094 A JP 20309094A JP 3154896 B2 JP3154896 B2 JP 3154896B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、一方の管に形成された
受口内に他方の管に形成された挿口を挿入して接合され
る離脱防止管継手に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の離脱防止管継手としては
例えば図4に示されるものがある。すなわち、一方の管
31に形成された受口32の内部に他方の管33に形成された
挿口34が挿入されている。受口32の開口端部の内周は奥
側に向けて拡径するテーパ部35に形成されている。この
テーパ部35には、半径方向で拡縮するロックリング36が
配置されている。
【0003】図5に示すように、このロックリング36の
外周面は、テーパ部35に密接可能なように、テーパ部35
の角度に応じて傾斜して形成されている。また、ロック
リング36の内周面には、半径方向に突出する爪部37が全
周にわたり形成され、挿口34の外周面には、上記爪部37
に係合してロックリング36を管軸心方向で係止する溝部
38が全周にわたり形成されている。また、上記テーパ部
35の最奥側には半径方向に突出する環状のストッパ部39
が形成されており、このストッパ部39の奥側にはシール
用のリングパッキン40が設けられている。
【0004】これによると、図6に示すように、受口32
と挿口34とのどちらか一方または両方が相対的に抜け出
す方向に移動すると、ロックリング36は、爪部37を介し
て挿口34に抱付いた状態で、受口32の開口端に向けて移
動する。この時、ロックリング36は、くさび作用により
ロックリング36の外周面でテーパ部35を押圧する反力と
して半径方向に付勢力を受けて挿口34に押圧され、挿口
34の離脱を阻止する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来形式では、ロックリング36の強度が大きいため、ロ
ックリング36はほとんど圧縮されない。したがって、図
6に示すように、一定以上の抜け出し力が作用した場
合、ロックリング36はさらに受口32の開口端付近まで移
動し、このため、受口32が許容範囲を超えて径方向に拡
げられ、その結果、テーパ部35の最奥部に亀裂41が発生
して受口32が破損するといった問題が生じた。これに対
して、テーパ部35の最奥部から受口32の外周面までの肉
厚Tの寸法公差をプラス側に設定するなどして、テーパ
部35の最奥部の強度を補ったが、あまり効果はなかっ
た。このように、一定以上の抜け出し力が作用して受口
32が破損すると、管31をまるごと交換しなければなら
ず、非常に手間がかかった。
【0006】本発明は上記問題を解決するもので、一定
以上の抜け出し力が作用した場合、受口の破損を防止し
得る離脱防止管継手を提供することを目的とするもので
ある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記問題を解決するため
に本発明における離脱防止管継手は、一方の管に形成さ
れた受口内に他方の管に形成された挿口を挿入して接合
される管継手において、受口の開口端部の内周を奥側に
向けて拡径するテーパ部に形成し、このテーパ部に、半
径方向で拡縮するロックリングを、外周面で上記テーパ
部に当接させるとともに内周面で挿口に抱付かせて設
け、このロックリングの外周面をテーパ部に応じて傾斜
させ、上記ロックリングの受口奥側部分に、受口の奥側
に向けて開口する溝を全周にわたり形成して、上記ロッ
クリングにおける溝の外周部側が内周部側に接近するよ
うに変形可能としたものである。
【0008】
【作用】上記構成によると、一定以上の抜け出し力が作
用した場合、ロックリングは挿口に抱付いた状態で受口
の開口端付近まで移動する。このようなロックリングの
開口端付近への移動にともない、テーパ部内週面と挿口
の外周面との隙間が次第に狭まるため、ロックリングに
おける溝の外周部側が内周部側に接近して溝が押し潰さ
れ、ロックリングの高さが低減する。これにより、ロッ
クリングは、受口の開口端と挿口の外周面との隙間を通
過して、受口の開口端の手前側に抜け出す。このよう
に、一定以上の抜け出し力が作用した場合、ロックリン
グは変形して受口の開口端の手前側に抜け出すことがで
きるため、受口の破損を防止することができる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1〜図3に基づ
いて説明する。図1に示すように、一方の管1に形成さ
れた受口2の内部に他方の管3に形成された挿口4が挿
入されている。受口2の開口端部の内周は奥側に向けて
拡径するテーパ部5に形成されている。このテーパ部5
には、半径方向で拡縮する一つ割のロックリング6が配
置されている。このロックリング6の外周面は、テーパ
部5に密接可能なように、テーパ部5の角度に応じて傾
斜して形成されている。また、図2に示すように、ロッ
クリング6の内周面には、半径方向に突出する一対の爪
部7が全周にわたり形成され、挿口4の外周面には、上
記各爪部7に係合してロックリング6を管軸心方向で係
止する一対の溝部8が全周にわたり形成されている。
【0010】また、ロックリング6の受口奥側の面6a
は上記テーパ部5の傾斜方向の逆向きに傾斜して形成さ
れている。さらに、ロックリング6の受口奥側部分に
は、受口2の奥側に向けて開口する溝9が全周にわたり
形成されている。この溝9の幅は、ロックリング6の受
口奥側の面6aに近くなる程、次第に広く形成されてい
る。尚、ロックリング6においては、一定以上の力が作
用することにより、溝9の外周部側6bが内周部側6c
に接近するように変形可能に形成されている。
【0011】図1に示すように、上記テーパ部5の最奥
側には半径方向に突出する環状のストッパ部12が形成さ
れており、このストッパ部12の奥側には半径方向に窪ん
だ環状の溝部13が形成されている。この溝部13にはシー
ル用のリングパッキン14が挿口4の外周面に圧設して配
置されている。このリングパッキン14は、溝部13に形成
された凸部15に係合する凹部16を外周に有しており、凸
部15に凹部16を係合させることにより管軸心方向で係止
されている。
【0012】以下、上記構成における作用を説明する。
リングパッキン14を受口2の溝部13に装着し、ロックリ
ング6をテーパ部5に配置した後、挿口4を受口2の開
口端から奥側に向けて挿入する。これによりロックリン
グ6は、挿口4の先端に当接して奥側に移動し、ストッ
パ部12に当接して係止される。そして、ロックリング6
は、挿口4の先端で押し拡げられて半径方向に拡径し、
挿口4の挿通を許容する。ロックリング6を通過した挿
口4はリングパッキン14を押圧しながら挿入され、この
際、リングパッキン14は、挿口4の外周面に圧接し、受
口2と挿口4の隙間をシールする。
【0013】また、図1に示すように、受口2と挿口4
とのどちらか一方または両方が相対的に抜け出す方向に
移動した場合、ロックリング6は、爪部7を介して挿口
4に抱付いた状態で、受口2の開口端に向けて移動し、
ロックリング6の外周面がテーパ部5に当接する。この
時、ロックリング6は、くさび作用によりロックリング
6の外周面でテーパ部5を押圧する反力として半径方向
に付勢力を受けて挿口4に押圧され、挿口4の離脱を阻
止する。
【0014】さらに、抜け出し力が一定以上になると、
図3に示すように、ロックリング6は挿口4に抱付いた
状態で受口2の開口端付近まで移動し、このようなロッ
クリング6の移動にともない、テーパ部5と挿口4の外
周面との隙間が次第に狭まるため、図2の仮想線に示す
ように、溝9の外周部側6bが内周部側6cに接近して
溝9が押し潰され、ロックリング6の高さがH1からH
2に低減する。これにより、ロックリング6は、受口2
の開口端と挿口4の外周面との隙間を通過して、受口2
の開口端の手前側に抜け出す。このように、一定以上の
抜け出し力が作用した場合、ロックリング6は変形して
受口2の開口端の手前側に抜け出すことができるため、
受口2の破損を防止することができる。
【0015】したがって、従来のものに比べて、テーパ
部5の最奥部の強度を高くする必要はなく、図3に示す
ように、テーパ部5の最奥部から受口2の外周面までの
肉厚Tの寸法公差を大きく(粗く)設定して強度的な条
件を緩和することができる。
【0016】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、一定以上
の抜け出し力が作用した場合、ロックリングは挿口に抱
付いた状態で受口の開口端付近まで移動する。このよう
なロックリングの開口端付近への移動にともない、テー
パ部内週面と挿口の外周面との隙間が次第に狭まるた
め、ロックリングにおける溝の外周部側が内周部側に接
近して溝が押し潰され、ロックリングの高さが低減す
る。これにより、ロックリングは、受口の開口端と挿口
の外周面との隙間を通過して、受口の開口端の手前側に
抜け出す。このように、一定以上の抜け出し力が作用し
た場合、ロックリングは変形して受口の開口端の手前側
に抜け出すことができるため、受口の破損を防止するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における離脱防止管継手の断
面図である。
【図2】同離脱防止管継手に用いられるロックリングの
断面図である。
【図3】同離脱防止管継手に抜け出し力が作用した場合
のロックリングの変形を示す断面図である。
【図4】従来における離脱防止管継手の断面図である。
【図5】同離脱防止管継手に用いられるロックリングの
断面図である。
【図6】同離脱防止管継手に抜け出し力が作用した場合
の受口の破損を示す断面図である。
【符号の説明】
1 一方の管 2 受口 3 他方の管 4 挿口 5 テーパ部 6 ロックリング 6b 外周部側 6c 内周部側 9 溝
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−175596(JP,A) 特開 昭51−81018(JP,A) 実開 平3−69385(JP,U) 実開 昭50−69714(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F16L 17/00 - 21/08

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一方の管に形成された受口内に他方の管
    に形成された挿口を挿入して接合される管継手におい
    て、受口の開口端部の内周を奥側に向けて拡径するテー
    パ部に形成し、このテーパ部に、半径方向で拡縮するロ
    ックリングを、外周面で上記テーパ部に当接させるとと
    もに内周面で挿口に抱付かせて設け、このロックリング
    の外周面をテーパ部に応じて傾斜させ、上記ロックリン
    グの受口奥側部分に、受口の奥側に向けて開口する溝を
    全周にわたり形成して、上記ロックリングにおける溝の
    外周部側が内周部側に接近するように変形可能としたこ
    とを特徴とする離脱防止管継手。
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