JP6462900B1 - 医療用接続構造 - Google Patents

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Abstract

医療用接続構造は、雄型アッセンブリ(1)と、筒形状の雌型コネクタ(2)と、を備えている。雄型アッセンブリ(1)は、筒形状の雄型コネクタ(10)と、雄型コネクタ(10)に回転可能に連結された螺合筒(20)とを有している。螺合筒(20)の雌ねじ(21a)と雌型コネクタ(2)の係合突起(2c)が螺合した状態で、螺合筒(20)を締め付け方向に回転することにより、雄型コネクタ(10)の雄型ルアー部(11)と雌型コネクタ(2)の雌型ルアー部(2a)が接合される。医療用接続構造はさらに、雄型ルアー部(11)と雌型ルアー部(2a)の接合状態において雄型コネクタ(10)に対する螺合筒(20)の緩み方向の回動を禁じる緩み防止機構(30)を備えている。この緩み防止機構(30)は、螺合筒(20)の内周に形成されたラチェット歯(31)と、雄型コネクタ(10)に形成された弾性片(32)と、弾性片(32)の自由端から突出してラチェット歯に噛み合う係合爪(33)とを有している。

Description

本発明は、医療用の接続構造に関する。
チューブ等の医療構成要素同士を接続するための医療用接続構造は種々のタイプがある。特許文献1(実開昭59−87840号公報)に開示されているタイプの医療用接続構造を、図22、図23を参照しながら説明する。
上記医療用接続構造は、雄型アッセンブリ1と雌型コネクタ2とを備えている。
雄型アッセンブリ1は、雄型コネクタ10と、この雄型コネクタ10に回転可能に取り付けられた螺合筒20とを有している。雄型コネクタ10は、外周がテーパをなす雄型ルアー部11を有している。螺合筒20は、雄型コネクタ10の雄型ルアー部11の径方向外側に位置する螺合部21を有し、この螺合部21の内周には雌ねじ21aが形成されている。
雌型コネクタ2は内周がテーパをなす雌型ルアー部2aを有しており、この雌型ルアー部2aの先端部外周には上記雌ねじ21aに螺合する係合突起2cが形成されている。
図22に示すように、上記螺合筒20の雌ねじ21aと雌型コネクタ2の係合突起2cを螺合させた状態で螺合筒20を締め付け方向に回すと、雄型ルアー部11と雌型ルアー部2aが接合する。さらに螺合筒20を締め付け方向に回すと雄型ルアー部11と雌型ルアー部2aが押圧力をもって強く接合し、十分なシール性能が得られる。
上記螺合筒20の締め付け状態では、雌ねじ21aのねじ山の奥側の面21xが係合突起2cに強く当たり、雌型ルアー部2aを雄型ルアー部11に向かって引き付けている。雌ねじ21aのねじ山の奥側の面21xと係合突起2cの摩擦により、螺合筒20はこの雌型ルアー部2aの引き付け状態を維持し、ひいては雄型ルアー部11と雌型ルアー部2aの接合状態を維持する。
しかし、図22に示すように、雌ねじ21aのねじ山の開口端側の面21yと係合突起2cとの間には軸方向のガタGがあり、螺合筒20は振動や意図しないトルク付与により、図23に示すように緩み方向に上記ガタGに相当する分だけ回ることがある。これにより、雌ねじ21aのねじ山の開口端側の面21yが係合突起2cに当たり、ねじ山の奥側の面21xと係合突起2cとの間にガタGが形成される。このような状況で、接続構造内を流体が流れると、この流体圧により、上記ガタGの分だけ雄型ルアー部11と雌型ルアー部2aが離れる方向に変位し、その結果、十分なシール性を発揮できなくなり、これら雄型ルアー部11と雌型ルアー部2aの間から液が漏れることがある。
なお、特許文献2(WO2016/157974)の図1〜図6に開示された医療用接続構造には、本発明者が開発したトルクリミット機構が設けられている。この医療用接続構造も、図22,図23と同様に、螺合筒の緩み方向の回動を禁じることはできない。
本発明は上記課題を解決するためになされたものであり、
雄型アッセンブリと、筒形状の雌型コネクタと、を備え、
雄型アッセンブリが、筒形状の雄型コネクタと、上記雄型コネクタに回転可能に連結された螺合筒とを有し、
上記雄型コネクタは、先端から基端に向かって順に配置された雄型ルアー部と支持部とを有し、
上記螺合筒は、先端から基端に向かって順に配置された螺合部と装着部とを有し、上記装着部は上記雄型コネクタの上記支持部外周に回転可能に装着され、上記螺合部は内周に雌ねじを有するとともに上記雄型ルアー部の径方向外側に配置されており、
上記雌型コネクタは、雌型ルアー部と、この雌型ルアー部外周に形成された係合突起を有し、
上記螺合筒の上記雌ねじと上記雌型コネクタの上記係合突起が螺合した状態で、上記螺合筒を締め付け方向に回転することにより、上記雄型ルアー部と上記雌型ルアー部が接合される医療用接続構造において、
上記雄型コネクタの上記支持部と上記螺合筒の装着部との間に、上記雄型ルアー部と上記雌型ルアー部の接合状態において上記雄型コネクタに対する上記螺合筒の緩み方向の回動を禁じる緩み防止機構が配置されていることを特徴とする。
上記構成によれば、上記雄型ルアー部と上記雌型ルアー部の接合状態において上記雄型コネクタに対する上記螺合筒が緩み方向に回動するのを禁じるため、上記雄型ルアー部と上記雌型ルアー部の間のシール性能を維持でき、流体の漏れを確実に防止することができる。
好ましくは、上記緩み防止機構が、上記雄型コネクタの上記支持部と上記螺合筒の上記装着部の一方の全周にわたって形成されたラチェット歯と、上記支持部と上記装着部の他方に形成された少なくとも1つの弾性片と、この弾性片の自由端に形成されて上記ラチェット歯に噛み合う係合爪と、を有する。
好ましくは、上記雄型コネクタの上記支持部と上記螺合筒の上記装着部との間には環状空隙が形成されており、上記ラチェット歯が上記螺合筒の上記装着部の内周に形成されて上記環状空隙に臨み、上記弾性片が上記雄型コネクタの支持部に形成されるとともに上記環状空隙に配置され、上記係合爪が上記弾性片の上記自由端から径方向外方向に突出して上記ラチェット歯に噛み合う。
上記構成によれば、上記緩み防止機構が上記螺合筒により覆われているので、緩み防止機構への塵埃の付着を抑制できる。
好ましくは、上記雄型コネクタの上記支持部は、上記環状空隙に臨むとともに径方向に延びる支持面を有し、上記弾性片はこの支持面から上記雄型コネクタの軸線方向に延びる。
好ましくは、上記ラチェット歯が、上記雄型コネクタの支持部の外周に形成され、上記弾性片が上記螺合筒の上記装着部に形成され、上記係合爪が径方向内方向に突出して上記ラチェット歯に噛み合う。
さらに、好ましくは、上記螺合筒の上記装着部の端部には、L字形をなすスリットが形成され、このスリットにより周方向に延びる上記弾性片が画成されている。
好ましくは、さらに、上記螺合筒の外周に装着された操作筒と、上記螺合筒と上記操作筒との間に配置されたトルクリミット機構とを備え、上記トルクリミット機構は、上記操作筒の締め付け方向の回転トルクを上記螺合筒に伝達し、上記回転トルクが設定トルクを越えた時に、上記操作筒を上記螺合筒に対して空回りさせる。
上記構成によれば、螺合筒による過剰締め付けを禁じることができ、ひいては雄型ルアー部と雌型ルアー部とが過剰な力で接合するのを禁じることができる。
好ましくは、さらに、上記螺合筒の外周に装着された操作筒と、上記螺合筒と上記操作筒との間に配置されたトルクリミット機構とを備え、上記トルクリミット機構は、上記操作筒の締め付け方向の回転トルクを上記螺合筒に伝達し、上記回転トルクが設定トルクを越えた時に、上記操作筒を上記螺合筒に対して空回りさせ、上記トルクリミット機構は、上記螺合筒と上記操作筒の一方に全周にわたって形成された係合歯と、上記螺合筒と上記操作筒の他方に形成された少なくとも1つの第2弾性片と、この第2弾性片に形成されて上記係合歯に噛み合う第2係合爪とを有し、上記第2弾性片の弾性係数が上記緩み防止機構の弾性片より大きい。
好ましくは、上記操作筒の内周に上記係合歯が形成され、上記螺合筒に上記第2弾性片が形成され、上記第2係合爪が径方向外方向に突出して上記係合歯に噛み合う。
上記構成によれば、トルクリミット機構を操作筒で覆うことができ、トルクリミット機構に塵埃が付着するのを抑制できる。
上記構成の一態様では、上記螺合筒の上記装着部の端部には、L字形のスリットが形成され、このスリットにより、上記トルクリミット機構の上記第2弾性片が画成されており、上記緩み防止機構の上記ラチェット歯が、上記螺合筒の上記装着部の内周に形成されるとともに、上記第2弾性片に軸方向に隣接しており、上記緩み防止機構の上記弾性片が上記雄型コネクタの支持部に形成され、上記係合爪が上記弾性片の上記自由端から径方向外方向に突出して上記ラチェット歯に噛み合っている。
上記構成の他の態様では、上記螺合筒と上記操作筒との間には環状空隙が形成されており、上記ラチェット歯が上記操作筒の内周に形成されて上記環状空隙に臨み、上記螺合筒は上記環状空隙に臨むとともに径方向に延びる支持面を有し、上記第2弾性片が上記支持面から上記螺合筒の軸線方向に延びるとともに上記環状空隙に配置されている。
本発明によれば、医療用接続構造において、十分なシール性能を確実に維持することができる。
本発明の第1実施形態に係る医療用接続構造の雄型アッセンブリの斜視図である。 上記雄型アッセンブリの分解斜視図である。 上記雄型アッセンブリを図1とは異なる方向から見た斜視図である。 上記雄型アッセンブリを図2とは異なる方向から見た分解斜視図である。 上記医療用接続構造をチューブ同士の接続に適用した場合の縦断面図であり、上記雄型アッセンブリと雌型コネクタの接続開始前の状態と接続完了の状態を、矢印の順に示す。 図5におけるVI―VI矢視横断面図であり、緩み防止機構を構成する上記雄型コネクタの係合爪と螺合筒のラチェット歯が噛み合った状態を示す。 上記螺合筒が上記雄型コネクタに対して締付方向に回転している状態を示す図6A相当図である。 本発明の第2実施形態をなすに係る医療用接続構造の雄型アッセンブリの平面図である。 上記第2実施形態の上記雄型アッセンブリの縦断面図である。 図8におけるIX―IX矢視断面図である。 本発明の第3実施形態に係る医療用接続構造の雄型アッセンブリの斜視図である。 上記第3実施形態の上記雄型アッセンブリを図10とは異なる方向から見た斜視図である。 上記第3実施形態の上記雄型アッセンブリの分解斜視図である。 上記第3実施形態の上記雄型アッセンブリを図12とは異なる方向から見た分解斜視図である。 上記第3実施形態の上記雄型アッセンブリの縦断面図である。 図14におけるXV−XV矢視横断面図であり、上記雄型アッセンブリにおいて、トルクリミット機構を介して操作筒からのトルクが螺合筒および雄型コネクタに伝達されている状態を示す。 上記操作筒の締付トルクが設定トルクを上回ったため、トルクリミット機構を介してのトルク伝達ができず、操作筒が空回りしている状態を示す図15A相当図である。 本発明の第4実施形態をなす雄型アッセンブリの平面図である。 上記第4実施形態の上記雄型アッセンブリの縦断面図である。 図17のXVIII−XVII矢視断面図であり、上記雄型アッセンブリにおいて、トルクリミット機構を介して操作筒からのトルクが螺合筒および雄型コネクタに伝達されている状態を示す。 上記操作筒の締付トルクが設定トルクを上回ったため、トルクリミット機構を介してのトルク伝達ができず、操作筒が空回りしている状態を示す図18A相当図である。 本発明の第5実施形態に係る医療用接続構造の雄型アッセンブリの断面図である。 本発明の第6実施形態に係る医療用接続構造の雄型アッセンブリを組み込んだ三方活栓の平面図である。 上記三方活栓の断面図である。 従来の医療用接続構造を示す断面図であり、螺合筒の締め付けにより雄型ルアー部と雌型ルアー部の接続が完了した状態を示す。 上記螺合筒が緩み方向に回動した状態を示す図22相当図である。
以下、本発明を図面を参照しながら説明する。
図1〜図6に示す本発明の第1実施形態に係る医療用接続構造は、薬液や血液等の液体を流すチューブ5、5’(第1、第2の医療構成要素;図5にのみ示す。)を接続するものである。この接続構造は、樹脂製の雄型アッセンブリ1と、樹脂製の雌型コネクタ2(図5にのみ示す)とを備えている。
最初に構成が簡単な雌型コネクタ2について図5を参照しながら説明する。雌型コネクタ2は、細長い筒形状をなし、その軸方向一端部(先端部)に雌型ルアー部2aを有し、他端部(基端部)に連結部2bを有している。雌型ルアー部2aの内周は先端に向かって径が大きくなるような緩やかなテーパをなしている。
雌型ルアー部2aの先端部外周には、雄ねじの役割を持つ一対の係合突起2cが周方向に180°離れて形成されている。雌型コネクタ2の軸方向中間部には指を掛けるための突条2dが形成されている。連結部2bにはチューブ5’の端部が挿入固定される。
図1〜図4に示すように、上記雄型アッセンブリ1は、雄型コネクタ10と、この雄型コネクタ10の外周に回転可能かつ軸方向移動不能に取り付けられた螺合筒20とを備えている。
雄型コネクタ10は細長い筒形状をなし、その軸方向一端部(先端部)に雄型ルアー部11を有し、他端部(基端部)に連結部12を有している。雄型ルアー部11の外周は先端に向かって径が小さくなるような緩やかなテーパをなしている。この雄型ルアー部11の外周のテーパ角は雌型ルアー部2aの内周のテーパ角と実質的に等しい。連結部12にはチューブ5の端部が挿入固定される。
雄型コネクタ10の軸方向中間部は、螺合筒20を回転可能に支持するための支持部13として提供される。この支持部13は小径筒部13aと、この小径筒部13aと雄型ルアー部11との境の外周に形成された環状凸部13bと、この小径筒部13aと連結部12との境の外周に形成されたフランジ部13cとを有している。
上記螺合筒20は、軸方向の一端部(先端部)に螺合部21を有し、他端部(基端部)に装着部22を有している。螺合部21の内周には雌ねじ21aが形成されており、外周には指を掛けるための突条21bが形成されている。
図5に示すように、螺合筒20の装着部22の内周には、雌ねじ21aに隣接する環状の当接面22aが形成され、さらにその隣に環状の係止凸部22bが形成されている。
螺合筒20の当接面22aが雄型コネクタ10の環状凸部13bの外周に当接し、係止凸部22bが環状凸部13bに係止され、装着部22の基端が雄型コネクタ10のフランジ部13cに係止されることにより、螺合筒20は、雄型コネクタ10に対して回転可能かつ軸方向に相対移動不能に装着されている。
上記螺合筒20の雄型コネクタ10への装着状態において、雄型コネクタ10の小径筒部13aと螺合筒20の装着部22との間には、環状空隙24が形成されている。
上記螺合筒20の雄型コネクタ10への装着状態において、螺合筒20の螺合部21と雄型コネクタ10の雄型ルアー部11の間には環状の挿入空間25が形成されている。雌ねじ21aは雄型ルアー部11の径方向外側に配置されている。
雄型アッセンブリ1は、雄型コネクタ10と螺合筒20との間に配置された緩み防止機構30を備えている。この緩み防止機構30は、螺合筒20の装着部22の内周に全周にわたって形成されたラチェット歯31と、雄型コネクタ10フランジ部13cに形成された一対の弾性片32とを有している。より具体的には、フランジ部13cは、環状空隙24に臨むとともに径方向に延びる環状の支持面13xを有しており、上記弾性片32は、この支持面13xから雄型ルアー部11に向かって軸方向に延びている。
図5、図6Aに示すように、一対の弾性片32は互いに周方向に180°離れて、環状空隙24内に配置されている。小径筒部13aの外周面において、弾性片32に対応した領域が面取りされており、弾性片32は径方向内方向に弾性変形可能である。弾性片32の先端部外面には、係合爪33が径方向外方向に突出形成され、ラチェット歯31と噛み合っている。
上記構成の医療用接続構造を用いてチューブ5、5’同士を接続する。図5の上段に示すように雄型アッセンブリ1の雄型ルアー部11と雌型コネクタ2の雌型ルアー部2aを同軸にして互いに近づける。すると、雄型ルアー部11が雌型ルアー部2aの先端部に挿入される。上記挿入は、上記雌型コネクタ2の係合突起2cが雄型アッセンブリ1の螺合筒20の雌ねじ21aに当たるまで抵抗なく進められる。
次に、図6Bに示すように、螺合筒20を符号Tで示す締め付け方向に回す。この時、係合爪33の傾斜面33aがラチェット歯31の各歯部の傾斜面31aを滑るため、係合爪33は、弾性片32の弾性変形を伴って、螺合筒20のラチェット歯31の歯部を乗り越える。弾性片32は長く断面積が小さいので、弾性係数は小さい。そのため、螺合筒20は大きな抵抗を受けることなく、雄型コネクタ10に対して回すことができる。これにより螺合が進み、図5の下段に示すように、上記雄型ルアー部11の雌型ルアー部2aへの挿入深さが増し、両者が接合する。
さらに螺合筒20を締め付け方向に回すと、上記雄型ルアー部11と雌型ルアー部2aが密着し、螺合筒20が受ける抵抗が大きくなったら、螺合筒20の締め付け操作を終了する。この状態では、図5の下段に示すように、螺合筒20の雌ねじ21aのねじ山の奥側の面21xが、雌型コネクタ2の係合突起2cに当たっている。
螺合筒20に意図しない緩み方向のトルクが加わっても、螺合筒20は雌型コネクタ2に対して緩み方向の回動を阻止される。図6Aに示すように、ラチェット歯31の歯部の急峻な面31bが係合爪33の急峻な面33bに係止されているからである。
上記のように雄型ルアー部11と雌型ルアー部2aの接合完了後に、螺合筒20が雄型型コネクタ10に対して緩み方向に回わらないので、図5の下段に示すように、螺合筒20の雌ねじ21aのねじ山の奥側の面21xが、雌型コネクタ2の係合突起2cに当たった状態が維持される。その結果、接続構造内を流れる流体の圧力が高い場合でも、雌型ルアー部2aと雄型ルアー部11が離れる方向に変位することがなく、十分なシール性能を維持でき、ひいては流体の漏れを禁じることができる。
チューブ5,5’の接続を解除する場合には、雄型アッセンブリ1に対して雌型コネクタ2を緩み方向に回す。これにより、雌型コネクタ2と螺合筒20との螺合状態を解除できるとともに、雄型ルアー部11と雌型ルアー部2aの接合状態を解除できる。
本実施形態では、螺合筒20の装着部22の径方向内側に緩み防止機構30が配置されており、外部に露出されていないので、緩み防止機構30への塵埃の付着を最小限に抑えることができる。
以下、本発明の他の実施形態を図面を参照しながら説明する。これら実施形態において先行して説明する実施形態に対応する構成については、同番号または類似番号を付してその詳細な説明を省略する。
図7〜図9は本発明の第2実施形態に係る医療用接続構造の雄型アッセンブリ1Aを示す。この雄型アッセンブリ1Aにおいて、雄型コネクタ10Aの支持部13Aと、螺合筒20Aの装着部22Aと、緩み防止機構30Aが第1実施形態と異なる。
支持部13Aは、雄型ルアー部11から連結部12に向かって順に、環状凸部13bと、環状の嵌合溝13dと、連結部12に連なる環状の肩部13eを有している。
装着部22Aの内周には、雌ねじ21aから基端に向かって順に、環状の当接面22aと環状の係止凸部22dが形成されている。この係止凸部22dを嵌合溝13dに嵌め込むことにより、螺合筒20Aが雄型コネクタ10Aに回転可能かつ軸方向移動不能に支持されている。装着部22Aの端部は、雄型コネクタ10Aの肩部13eの径方向外側に配置されている。
緩み防止機構30Aは、雄型コネクタ10Aの環状の肩部13eの外周に全周にわたって形成されたラチェット歯35と、螺合筒20の装着部22Aに形成された弾性片36とを有している。より具体的には、装着部22Aの端部にL字形のスリット37が形成されている。このスリット37は、装着部22Aの端面から軸方向に延びる縦部分と、この縦部分の奥端から周方向に延びる横部分とを有している。このスリット37により上記弾性片36が画成されている。
上記弾性片36は周方向に延び、その先端部内面に係合爪38が形成されている。この係合爪38は径方向内方向に突出して上記ラチェット歯35と噛み合っている。
ラチェット歯35の歯部が傾斜面と係止面を有し、係合爪38が傾斜面と係止面を有する点は、第1実施形態と同様である。
第2実施形態では、緩み防止機構30Aのラチェット歯35と弾性片36および係合爪38の配置が第1実施形態とは逆であるが、作用は同じであるので、説明を省略する。
図10〜図15は第3実施形態に係る医療用接続構造を示す。この接続構造の雄型アッセンブリ1Bにおいて、雄型コネクタ10、螺合筒20および緩み防止機構30は、第1実施形態と実質的に同じである。ただし、螺合筒20の螺合部21の外周は第1実施形態と異なり突条が形成されておらず円筒面をなしている。螺合部21の先端部外周には環状凸部23が形成されている。
本実施形態の雄型アッセンブリ1Bはさらに、操作筒40とトルクリミット機構50とを備えている。操作筒40は螺合筒20の螺合部21の外周に装着されている。操作筒40の両端はそれぞれ、螺合筒20の環状凸部23と雄型コネクタ10のフランジ部13cとの間に係止されており、これにより操作筒40は螺合筒20に対して軸方向移動不能に支持されている。
上記操作筒40の外周には、指を掛けるための突条41が周方向に等間隔をおいて形成されている。
トルクリミット機構50は、螺合筒20の装着部22と操作筒40の基端部との間に形成されている。詳述すると、操作筒40の基端部内周には、全周にわたって係合歯51が形成されている。係合歯51は緩み防止機構30のラチェット歯31に似た形状を有している。
螺合筒20の装着部22の端部には、周方向に180°離れた一対のL字形をなすスリット54が形成されている。このスリット54は、装着部22の端面から軸方向に延びる縦部分と、この縦部分の奥端から周方向に延びる横部分とを有している。このスリット54により周方向に延びる第2弾性片52が画成されている。第2弾性片52は周方向寸法が小さいので、弾性係数は緩み防止機構30の弾性片32よりはるかに大きい。
第2弾性片52の先端部外面には第2係合爪53が形成されている。この第2係合爪53は径方向外方向に突出して上記係合歯51と噛み合っている。緩み防止機構30のラチェット歯31は、軸方向において第2弾性片52に隣接している。
上記構成において、雄型アッセンブリ1Bに雌型コネクタ2(図5参照)を近づけ、雄型ルアー部11を雌型ルアー部2cに差し込んだ状態で、操作筒40を締め付け方向Tに回すと、操作筒40のトルクがトルクリミット機構50を介して螺合筒20に伝達される。トルクリミット機構50の第2弾性片52の弾性係数が大きいので、図15Aに示すように、トルクリミット機構50の係合歯51の歯部の傾斜面51aと第2係合爪53の傾斜面53aが当たった状態で、係合歯51と第2係合爪53の噛み合い状態が維持されており、操作筒40と螺合筒20は一緒に回る。
上記操作筒40と螺合筒20は雄型コネクタ10に対して締め付け方向Tに回わる。緩み防止機構30の抵抗が小さいからである。その結果、雌ねじ21aと係合突起2cとの螺合が進み、雄型ルアー部11と雌型ルアー部2aが押圧力をもって接合する。このようにして、十分なシール性能で雄型ルアー部11と雌型ルアー部2aを接合することができる。
さらに操作筒40を回して設定トルクを超えると、図15Bに示すように、第2係合爪53の傾斜面53aが係合歯51の歯部の傾斜面51aを滑り、第2弾性片52の弾性変形を伴って、第2係合爪53が操作筒40の係合歯51の各歯部を乗り越える。このように、操作筒40が螺合筒20に対して空回りし、操作筒40の回転トルクが螺合筒20に伝達されない。その結果、螺合筒20に過剰なトルクが付与されず、雄型ルアー部11と雌型ルアー部2aとの間の押圧力が過剰になるのを回避できるので、雄型ルアー部11や雌型ルアー部2の破損を防止でき、雄型ルアー部11と雌型ルアー部2aが離脱不能な程度に噛み付くのを回避できる。
上記のようにしてチューブ5、5’を接続した後、接続の解除が必要になった場合には、操作筒40を螺合緩み方向に回す。すると、操作筒40の係合歯51の歯部の急峻な係止面51bが、螺合筒20の第2係合爪53の急峻な係止面53bに当たり、螺合筒20と雄型コネクタ10が操作筒40と一緒に緩み方向に回る。その結果、雄型ルアー部11と雌型ルアー部2bの接合状態が解除される。
図16〜図18は、本発明の第4実施形態に係る医療用接続構造の雄型アッセンブリ1Cを示す。この雄型アッセンブリ1Cにおいて、雄型コネクタ10A、螺合筒20Aおよび緩み防止機構30Aは、第2実施形態と実質的に同じである。ただし、螺合筒20Aの螺合部21の外周は第1実施形態と異なり突条が形成されておらず円筒面をなしている。螺合部21の先端部外周には環状凸部23が形成されている。
本実施形態の雄型アッセンブリ1Cは、さらに操作筒40とトルクリミット機構50Cとを備えている。操作筒40は螺合筒20Aに軸方向移動不能に装着されており、これら操作筒40の螺合筒20Aとの間には環状空隙45が形成されている。
操作筒40の中間部内周には、環状空隙45に臨む係止歯55が全周にわたって形成されている。一方、螺合筒20Aの中間部には、径方向に延びるとともに環状空隙45に臨む環状の支持面26が形成されている。第2弾性片56が、この支持面26から雌ねじ21aの反対側に向かって軸方向に延びており、この第2弾性片56の先端部外面に第2係合爪57が形成されている。この第2係合爪57は径方向外方向に突出して係合歯55に噛み合っている。
トルクリミット機構50Cにおいて、係合歯55の歯部が傾斜面55aと係止面55bを有し、第2係合爪57が傾斜面57aと係止面57bを有することは、第3実施形態におけるトルクリミット機構50と同様である。
雄型アッセンブリ1Cのトルクリミット機構50Cは、第3実施形態のトルクリミット機構50と同様の作用をする。簡単に説明すると、操作筒40のトルクがトルクリミット機構50Cを介して螺合筒20Aに伝達され、操作筒40と螺合筒20Aは雄型コネクタ10Aに対して締め付け方向Tに回わる。緩み防止機構30Aの抵抗が小さいからである。その結果、螺合筒20Aと雌型コネクタ2(図5参照)の螺合が進み、十分なシール性能をもって雄型ルアー部11と雌型ルアー部2aを接合することができる。
さらに操作筒40を回して設定トルクを超えると、図18Bに示すように、第2係合爪57の傾斜面57aが係合歯55の各歯部の傾斜面55aを滑り、第2弾性片56の弾性変形を伴って、第2係合爪57が操作筒40の係合歯55の歯部を乗り越える。その結果、操作筒40が螺合筒20Aに対して空回りし、過剰なトルクによる締め付けを回避できる。
接続解除の際には、操作筒40を螺合緩み方向に回す。すると、操作筒40の係合歯55の急峻な係止面55bが螺合筒20Aの第2係合爪57の急峻な係止面57bに当たり、螺合筒20Aと雄型コネクタ10Aが操作筒40と一緒に螺合緩み方向に回る。
図19に示す第5実施形態の雄型アッセンブリ1Dでは、雄型コネクタ10Dが、コネクタ本体15と、このコネクタ本体15に回動可能に連結された連結ピース16とを有している。コネクタ本体15は雄型ルアー部11と装着部13を有しており、連結ピース16は連結部12を有している。他は第1実施形態と同様である。このような雄型コネクタ10Dを第2〜第4実施形態でも採用可能である。
図20、図21に示す第6実施形態は、本発明を三方活栓60(活栓)に適用したものである。この三方活栓60は、筒形状をなすボデイ61と、このボデイ61に一体に形成された3つの流通管部62,63,63を有している。1つの流通管部62は、その先端部に第1実施形態と同様の雄型アッセンブリ1が装着されている。この雄型アッセンブリ1の雄型コネクタ10は流通管部62と一体をなしている。他の2つの流通管部63,63の先端部には雌型ルアー部63aと係合突起63bが形成されている。
上記ボデイ61には栓部材65が収容されている。この栓部材65はL字形をなす連通路65aを有し、回動操作により流通管部62,63,63の通路のうち2つを選択的に連通させるようになっている。
三方活栓に第2〜第4実施形態の雄型アッセンブリを装着してもよい。
本発明は上記実施形態に制約されず、種々の態様が可能である。上述した多数の実施形態の各々の特徴は、他の実施形態の特徴と組み合わせることも可能である。
本発明は、チューブ、活栓の他、あらゆる医療用構成要素での接続構造に適用することができる。
本発明は、医療構成要素のための接続構造に適用することができる。

Claims (10)

  1. 雄型アッセンブリ(1;1A;1B;1C;1D)と、筒形状の雌型コネクタ(2)と、を備え、
    雄型アッセンブリが、筒形状の雄型コネクタ(10;10A)と、上記雄型コネクタに回転可能に連結された螺合筒(20;20A)とを有し、
    上記雄型コネクタ(10;10A)は、先端から基端に向かって順に配置された雄型ルアー部(11)と支持部(13;13A)とを有し、
    上記螺合筒(20;20A)は、先端から基端に向かって順に配置された螺合部(21)と装着部(22;22A)とを有し、上記装着部は上記雄型コネクタ(10;10A)の上記支持部(13;13A)外周に回転可能に装着され、上記螺合部は内周に雌ねじ(21a)を有するとともに上記雄型ルアー部(11)の径方向外側に配置されており、
    上記雌型コネクタ(2)は、雌型ルアー部(2a)と、この雌型ルアー部外周に形成された係合突起(2c)を有し、
    上記螺合筒(20;20A)の上記雌ねじ(21a)と上記雌型コネクタ(2)の上記係合突起(2c)が螺合した状態で、上記螺合筒を締め付け方向に回転することにより、上記雄型ルアー部(11)と上記雌型ルアー部(2a)が接合される医療用接続構造において、
    上記雄型コネクタ(10;10A)の上記支持部(13;13A)と上記螺合筒(20;20A)の装着部(22;22A)との間に、上記雄型ルアー部(11)と上記雌型ルアー部(2a)の接合状態において上記雄型コネクタに対する上記螺合筒の緩み方向の回動を禁じる緩み防止機構(30;30A)が配置され、
    上記緩み防止機構(30;30A)が、上記雄型コネクタ(10;10A)の上記支持部(13;13A)と上記螺合筒(20;20A)の上記装着部(22;22A)の一方の全周にわたって形成されたラチェット歯(31;35)と、上記支持部と上記装着部の他方に形成された少なくとも1つの弾性片(32;36)と、この弾性片の自由端に形成されて上記ラチェット歯に噛み合う係合爪(33;38)と、を有することを特徴とする医療用接続構造。
  2. 上記雄型コネクタ(10)の上記支持部(13)と上記螺合筒(20)の上記装着部(22)との間には環状空隙(24)が形成されており、
    上記ラチェット歯(31)が上記螺合筒(20)の上記装着部(22)の内周に形成されて上記環状空隙(24)に臨み、上記弾性片(32)が上記雄型コネクタ(10)の支持部(13)に形成されるとともに上記環状空隙(24)に配置され、上記係合爪(33)が上記弾性片(32)の上記自由端から径方向外方向に突出して上記ラチェット歯に噛み合うことを特徴とする請求項に記載の医療用接続構造。
  3. 上記雄型コネクタ(10)の上記支持部(13)は、上記環状空隙(24)に臨むとともに径方向に延びる支持面(13x)を有し、上記弾性片(32)はこの支持面から上記雄型コネクタの軸線方向に延びることを特徴とする請求項に記載の医療用接続構造。
  4. 上記ラチェット歯(35)が、上記雄型コネクタ(10A)の支持部(13A)の外周に形成され、上記弾性片(36)が上記螺合筒(20A)の上記装着部(22A)に形成され、上記係合爪(38)が径方向内方向に突出して上記ラチェット歯に噛み合うことを特徴とする請求項に記載の医療用接続構造。
  5. 上記螺合筒(20A)の上記装着部(22A)の端部には、L字形をなすスリット(37)が形成され、このスリットにより周方向に延びる上記弾性片(36)が画成されていることを特徴とする請求項に記載の医療用接続構造。
  6. さらに、上記螺合筒(20;20A)の外周に装着された操作筒(40)と、上記螺合筒と上記操作筒との間に配置されたトルクリミット機構(50;50C)とを備え、
    上記トルクリミット機構(50;50C)は、上記操作筒(40)の締め付け方向の回転トルクを上記螺合筒(20;20A)に伝達し、上記回転トルクが設定トルクを越えた時に、上記操作筒を上記螺合筒に対して空回りさせることを特徴とする請求項1に記載の医療用接続構造。
  7. 雄型アッセンブリ(1;1A;1B;1C;1D)と、筒形状の雌型コネクタ(2)と、を備え、
    雄型アッセンブリが、筒形状の雄型コネクタ(10;10A)と、上記雄型コネクタに回転可能に連結された螺合筒(20;20A)とを有し、
    上記雄型コネクタ(10;10A)は、先端から基端に向かって順に配置された雄型ルアー部(11)と支持部(13;13A)とを有し、
    上記螺合筒(20;20A)は、先端から基端に向かって順に配置された螺合部(21)と装着部(22;22A)とを有し、上記装着部は上記雄型コネクタ(10;10A)の上記支持部(13;13A)外周に回転可能に装着され、上記螺合部は内周に雌ねじ(21a)を有するとともに上記雄型ルアー部(11)の径方向外側に配置されており、
    上記雌型コネクタ(2)は、雌型ルアー部(2a)と、この雌型ルアー部外周に形成された係合突起(2c)を有し、
    上記螺合筒(20;20A)の上記雌ねじ(21a)と上記雌型コネクタ(2)の上記係合突起(2c)が螺合した状態で、上記螺合筒を締め付け方向に回転することにより、上記雄型ルアー部(11)と上記雌型ルアー部(2a)が接合される医療用接続構造において、
    上記雄型コネクタ(10;10A)の上記支持部(13;13A)と上記螺合筒(20;20A)の装着部(22;22A)との間に、上記雄型ルアー部(11)と上記雌型ルアー部(2a)の接合状態において上記雄型コネクタに対する上記螺合筒の緩み方向の回動を禁じる緩み防止機構(30;30A)が配置され、
    上記緩み防止機構(30;30A)が、上記雄型コネクタ(10;10A)の上記支持部(13;13A)と上記螺合筒(20;20A)の上記装着部(22;22A)の一方の全周にわたって形成されたラチェット歯(31;35)と、上記支持部と上記装着部の他方に形成された少なくとも1つの弾性片(32;36)と、この弾性片に形成されて上記ラチェット歯に噛み合う係合爪(33;38)と、を有し、
    さらに、上記螺合筒(20;20A)の外周に装着された操作筒(40)と、上記螺合筒と上記操作筒との間に配置されたトルクリミット機構(50;50C)とを備え、
    上記トルクリミット機構(50;50C)は、上記操作筒(40)の締め付け方向の回転トルクを上記螺合筒(20;20A)に伝達し、上記回転トルクが設定トルクを越えた時に、上記操作筒を上記螺合筒に対して空回りさせ、
    上記トルクリミット機構(50;50C)は、上記螺合筒(20;20A)と上記操作筒(40)の一方に全周にわたって形成された係合歯(51;55)と、上記螺合筒と上記操作筒の他方に形成された少なくとも1つの第2弾性片(52;56)と、この第2弾性片に形成されて上記係合歯に噛み合う第2係合爪(53;57)とを有し、上記第2弾性片の弾性係数が上記緩み防止機構(30;30A)の弾性片(32;36)より大きいことを特徴とする医療用接続構造。
  8. 上記操作筒(40)の内周に上記係合歯(51;55)が形成され、上記螺合筒(20;20A)に上記第2弾性片(52;56)が形成され、上記第2係合爪(53;57)が径方向外方向に突出して上記係合歯に噛み合うことを特徴とする請求項に記載の医療用接続構造。
  9. 上記螺合筒(20)の上記装着部(22)の端部には、L字形のスリット(54)が形成され、このスリットにより、上記トルクリミット機構(50)の上記第2弾性片(52)が画成されており、
    上記緩み防止機構(30)の上記ラチェット歯(31)が、上記螺合筒(20)の上記装着部(22)の内周に形成されるとともに、上記第2弾性片(52)に軸方向に隣接しており、
    上記緩み防止機構(30)の上記弾性片(32)が上記雄型コネクタ(10)の支持部(13)に形成され、上記係合爪(33)が上記弾性片の上記自由端から径方向外方向に突出して上記ラチェット歯(31)に噛み合っていることを特徴とする請求項に記載の医療用接続構造。
  10. 上記螺合筒(20A)と上記操作筒(40)との間には環状空隙(45)が形成されており、上記係合歯(55)が上記操作筒の内周に形成されて上記環状空隙に臨み、
    上記螺合筒(20A)は上記環状空隙(45)に臨むとともに径方向に延びる支持面(26)を有し、上記第2弾性片(56)が上記支持面から上記螺合筒の軸線方向に延びるとともに上記環状空隙に配置されていることを特徴とする請求項8に記載の医療用接続構造。
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