JP2538441Y2 - 管体継手構造 - Google Patents

管体継手構造

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JP2538441Y2
JP2538441Y2 JP7026791U JP7026791U JP2538441Y2 JP 2538441 Y2 JP2538441 Y2 JP 2538441Y2 JP 7026791 U JP7026791 U JP 7026791U JP 7026791 U JP7026791 U JP 7026791U JP 2538441 Y2 JP2538441 Y2 JP 2538441Y2
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孝正 服部
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孝正 服部
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は管体継手構造、さらに詳
しくは、各種の管体を連結する場合に適用される管体継
手構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種管体継手構造としては、例
えば特開昭57−161391号公報所載の発明や実開
昭60−24990号公報所載の考案が存在する。
【0003】即ち、上記前者のものは、図6(イ)に示
すように継手本体1aの周方向に所定間隔隔てて形成さ
れたネジ孔11に止ネジ12を螺入することにより、該
ネジ孔11に内向きに付勢された状態でセットされたリ
ング状のチップ13の背面部を押圧せしめ、該チップ1
3の両端内周縁に形成した刃先14,14を、管体Cの
外周面に食込ませて管体Cを連結するものである。
【0004】一方、後者のものは、図6(ロ)に示すよ
うに継手本体1aの一端部内周面に雌ネジ部15を形成
し、これにリング状の押ネジ体16を螺入することによ
り、継手本体1aの雌ネジ部15のネジ孔に内向きに付
勢された状態でセットしたリング状のチップ13の背面
を押ネジ体16のテーパ面17により押圧せしめ、該チ
ップ13の両端内周縁に形成した刃先14,14を管体
Cの外周面に食込ませて管体Cを連結するものである。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、継手本
体1aへの管体Cの挿入時に両者が芯ずれした状態でセ
ットされ易く、よって上記前者のものに於いては、この
状態で押ネジ体16を螺入するとチップ13が管体Cの
外周面への食込み不良が生じることとなり、Oリング1
8のシール効果を低下せしめて流体が漏洩するばかりで
はなく、管体Cが継手本体1aから抜脱するという致命
的な問題点を有していたのである。また、チップ13の
弾性力に抗してする止ネジ12の螺入作業は極めて煩雑
なものであり、上記食込み不良を生ぜしめる一因ともな
っていた。
【0006】さらに、後者のものは、押ネジ体16を継
手本体1aの雌ネジ部15に螺入せしめるものであるた
め、上記の如く芯ずれして管体Cがセットされたり、管
体C自体に変形等がある場合には押ネジ体16を最後ま
で螺入できず、また螺入できてもチップ13の弾性力に
抗して該チップ13を十分に押圧することができない結
果、この場合に於いても流体の漏洩や管体Cの抜脱を生
ぜしめるという不都合があった。
【0007】しかも、押ネジ体16の螺入作業は極めて
煩雑であると共に、該押ネジ体16や継手本体1aのネ
ジ切り作業も手間がかかってコストが著しく嵩むという
難点も有していたのである。
【0008】それ故に、本考案は上記従来の問題点を解
決するためになされたものであり、簡易且つ確実に管体
を連結することのできる製作容易な管体継手構造を提供
することを課題とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】即ち、上記課題を解決す
るために、本考案は管体Aと管体Bとの連結に際し、少
なくとも一方の管体に継手本体1を外嵌せしめて連結す
る管体継手構造に於いて、管体の外周面に設けられた溝
部6に、リング状又は一部切欠リング状で内向きに弾発
力を有するリング体5を内壁7aにて押圧すべくリング
状の押圧体7を管体側から該管体と継手本体1間に挿入
せしめてなり、しかも該押圧体7の外周面に設けられた
凹部8には前記継手本体1に形成されたネジ孔9に螺入
せしめた締付体10の先端部が係入される構成にしてな
る管体継手構造である。
【0010】
【作用】従って、上記構成を特徴とする管体継手構造に
あっては、先ず管体を継手本体1に挿入してセットした
後、管体に嵌挿した押圧体7の先端部内壁7aが管体の
溝部6に装着したリング体5に係合するまで該押圧体7
を管体と継手本体1間に押圧して挿入せしめる。
【0011】この場合に於いて、たとえ管体と継手本体
1とが芯ずれした状態でセットされていても、押圧体7
の挿入によりこの芯ずれが矯正されると共に、管体が薄
肉状である場合にはその変形等が修正されつつ継手本体
1に対して管体を真直ぐに連結しうることとなる。
【0012】その後、継手本体1のネジ孔9に締付体1
0を螺入すると、該締付体10の先端部が押圧体7の凹
部8に係入して該押圧体7が継手本体1に固定される結
果、リング体5にて不用意な管体の抜脱を阻止でき、管
体と継手本体1とを確実且つ強固に連結しうることとな
る。
【0013】
【実施例】以下、本考案の一実施例について図面に従っ
て説明する。
【0014】図1及び図2に於いて、1は管体A,Bの
接合端部に外嵌された環状の継手本体で、ステンレス製
の管体A,Bはその先端が継手本体1の内周面略中央部
に突設された環状凸部2に夫々当接するまで挿入され、
また環状凸部2の両側に形成された環状凹部3には一部
切欠を有するOリング4が夫々装着されて各管体A,B
と継手本体1とのシールが図られている。
【0015】5はリング状の拡縮自在なリング体で、各
管体A,Bの先端側外周面に周設された溝部6に内向き
に弾発力が加わる状態、即ちリング体5が拡張した状態
で装着されてなる。
【0016】7は継手本体1と管体A,B間に嵌入せし
めて前記リング体5を内壁7aにて押圧するための押圧
体であり、図3の如くその先端部内壁7aはリング体5
に係合しうるようにテーパ状に形成されると共に、先端
側外周面には所定間隔隔てて複数の凹部8が設けられて
なる。尚、押圧体7の内径は管体A,Bの外径に比して
若干大なる寸法に形成されている。
【0017】9は継手本体1の先端側に周方向に所定間
隔隔てて形成されたネジ孔で、該ネジ孔9に螺入した締
付体10の先端部は押圧体7の凹部8に係入してなる。
尚、締付体10の頭部には六角孔(図示せず)が設けら
れており、また締付体10の締着時にはその頭部は継手
本体1の外周面と面一となるように設定されている。
【0018】本実施例は以上のような構成からなるが、
各管体A,Bと継手本体1とを連結する場合には、先ず
管体A,Bの溝部6にリング体5を装着する。この場
合、リング体5の弾発力により内向きに押圧された状態
で該リング体5を管体A,Bの溝部6に確実にセットす
ることができる。
【0019】次に、管体A,Bを継手本体1に外嵌せし
めた状態で押圧体7を継手本体1側に押圧して両者間に
挿入するのであるが、たとえ管体A,Bに変形が生じて
いても、該押圧体7の内周面によりかかる変形が矯正さ
れつつ、また管体A,Bが芯ずれ状態で継手本体1に外
嵌されていても、その芯づれを修正しつつ該押圧体7の
先端の内壁7aのテーパ面にてリング体5に確実に押圧
されることとなる。
【0020】そして、締付体10を継手本体1のネジ孔
9に螺入していくと押圧体7の凹部8に係入して押圧体
7の離脱が阻止されると共に、内向きに弾発力を有する
るリング体5が管体の溝部6から離脱することもなく、
よって該リング体5により管体A,Bの抜脱が阻止さ
れ、両管体A,Bを確実且つ強固に連結することができ
るのである。従って、かかる連結部分から流体が漏洩し
たり、管体A,Bが継手本体1から抜脱するような不都
合は生じない。
【0021】このような簡単な作業にて両者を連結でき
且つその分解も容易であり、保守点検等のメイテナンス
の便にも大いに供することとなる。
【0022】また、上記構成からなる管体継手構造は極
めて簡易な構成からなるために、その製作も容易且つ安
価に行えるという利点もある。
【0023】尚、押圧体7の外周面に設ける凹部8の形
状は決して該実施例に限定されず、例えば図4に示すよ
うに断面略円弧状に凹部8を形成してもよく、この場合
には締付体10の先端部も前記押圧体7の円弧状に対応
した円弧状に形成すればよい。
【0024】また、上記実施例に於いては、押圧体7の
外周面に所定間隔隔てて複数の凹部8を設けたが、全周
に渡って設けてもよく、その具体的な構成は問うもので
はない。
【0025】継手本体1に設けるネジ孔9の数も限定さ
れず、連結する管体の管径等に応じて適当な数に変更す
ることが可能である。
【0026】また、連結対象となる管体A,Bはステン
レス製のものに限らず、鋳鉄製等の管体にも適用可能で
あり、管体の具体的な材質や素材等は問わない。
【0027】さらに、該実施例ではリング体5をリング
状に形成してなるが、図5のように一部切欠リング状に
構成しても勿論構わない。
【0028】その他、継手本体1や押圧体7の形状等の
具体的な構成も本考案の意図する範囲内に於いて任意に
設計変更自在である。
【0029】
【考案の効果】叙上の様に、本考案は押圧体を継手本体
と管体間に挿入するものであるために、たとえ管体が継
手本体に芯ずれした状態でセットされていても、該押圧
体の挿入時に於いてその内周面により管体の芯ずれが修
正されつつ挿入されることとなり、特に管体が薄肉状で
ある場合には、管体に変形等が生じていてもこの変形等
が修正されつつ押圧体を挿入することができるのであ
る。
【0030】従って、従来の如く管体が芯ずれしたまま
連結されてしまい、かかる連結部分から流体が漏洩した
り、管体が継手本体から不用意に抜脱することもなく継
手本体のネジ孔に螺入した締付体により、その先端部が
前記押圧体の凹部に係入されて、継手本体の溝部に内向
きに弾発力を有して装着されたリング体により管体を確
実且つ強固に連結できるという格別の効果を得るに至っ
た。
【0031】また、従来のものとは異なり上記の如く押
圧体を挿入せしめる構成にてなるため、一連の連結作業
が極めて容易なものになると共に、その製作も簡易且つ
安価に行えるという特有の効果も奏するのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】(イ)は本考案に係る管体継手構造の半裁断面
図、同図(イ)の一部を示す側面図。
【図2】管体と継手本体との連結状態を示す要部拡大断
面図。
【図3】(イ)は押圧体の側画図、(ロ)は同断面図。
【図4】本考案の他の実施例を示す要部拡大断面図。
【図5】一部切欠状のリング体を示す正面図。
【図6】(イ)及び(ロ)は従来例を示す要部拡大断面
図。
【符号の説明】
A…管体 B…管体 1…継手本体 5…リング体 6…凹溝 7…押圧体 8…凹部 9…ネジ孔 10…締付体

Claims (4)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 管体Aと管体Bとの連結に際し、少なく
    とも一方の管体に継手本体1を外嵌せしめて連結する管
    体継手構造に於いて、管体の外周面に設けられた溝部6
    に、リング状又は一部切欠リング状で内向きに弾発力を
    有するリング体5を内壁7aにて押圧すべくリング状の
    押圧体7を管体側から該管体と継手本体1間に挿入せし
    めてなり、しかも該押圧体7の外周面に設けられた凹部
    8には前記継手本体1に形成されたネジ孔9に螺入せし
    めた締付体10の先端部が係入される構成にしてなるこ
    とを特徴とする管体継手構造。
  2. 【請求項2】 前記押圧体7の内壁7aが先端部側程幅
    狭なテーパ状に形成されてなる請求項1記載の管体継手
    構造。
  3. 【請求項3】 前記押圧体7の内壁7aにはリング体5
    の外面に嵌合可能な円弧状部が形成されてなる請求項1
    記載の管体継手構造。
  4. 【請求項4】 前記リング体5の先端部が円弧状で且つ
    押圧体7の内壁7aがこれに対応した円弧状である請求
    項1記載の管体継手構造。
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