JP2604427Y2 - 管継手 - Google Patents

管継手

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JP2604427Y2
JP2604427Y2 JP1993052562U JP5256293U JP2604427Y2 JP 2604427 Y2 JP2604427 Y2 JP 2604427Y2 JP 1993052562 U JP1993052562 U JP 1993052562U JP 5256293 U JP5256293 U JP 5256293U JP 2604427 Y2 JP2604427 Y2 JP 2604427Y2
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JP
Japan
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joint
diameter portion
diameter
flange
mounting groove
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JP1993052562U
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JPH0718094U (ja
Inventor
義弘 松村
Original Assignee
株式会社ケーブイケー
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、接続ナットを用いた管
継手の構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図4,図5に従来の管継手を要部を縦断
面にて示した。同図において、aは筒状の継手本体、b
は接続ナット、cは該継手本体aに接続ナットbにより
接合される配管を示す。なお継手本体aの他端部外周に
はネジ溝dが刻設され該ネジ溝dに螺合した締付ナット
eを緊締することによりこれに細径の銅管fが連結でき
るようにしている。
【0003】継手本体aには、外周が締付ナットeと同
じ六角状に形成された太径部gと、小径部hが形成さ
れ、該小径部hの先には段差部iを介して中径部jが連
設され、さらに該中径部jの先端には該中径部jより大
径の鍔部kが係合段部lを介して形成されている。mは
該継手本体aの先端面と配管cの先端面との間に配置さ
れた環状シール材である。
【0004】一方、接続ナットbは内径が継手本体aの
鍔部kの外径より大きく、その基端部内周には取付溝n
が形成され、該取付溝nに掛止リングoが嵌着されてい
る。該リングoはC形を呈した金属製の弾性リングで、
小径部hにて継手本体aに外嵌した後縮径し接続ナット
bに挿入後に弾性拡径することにより取付溝nに嵌着保
持される。そして該リングoは該取付溝nに嵌着された
状態で内径が鍔部kより小径であるので、接続ナットb
を配管cのネジ溝pに螺合締付したとき図4に示したよ
うに係合段部lに係合し、継手本体aに配管cを連結で
きるものである。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】ところで上記連結を行
う場合には配管cに対して継手本体aを真直に保持しな
いと図5に示したようにリングoが段差部iに係合した
状態で接続ナットbがネジ溝pに締付けられてしまうお
それがある。このためこのような接合不良が生じシール
も不完全となり漏水を起こすおそれがあつた。
【0006】
【課題を解決するための手段】本考案の管継手は上記課
題を解決しようとするもので、小径部と中径部とを段差
部を介して連設し該中径部の先端にさらに該中径部より
大径の鍔部を係合段部を介して形成した継手本体と、内
径が該継手本体の鍔部の外径より大きく基端部内周に取
付溝を形成した接続ナットと、前記継手本体の中径部外
周により該取付溝に離脱不能に嵌着保持され少なくとも
該取付溝に嵌着された状態のとき内径が鍔部より小径と
なって前記係合段部に係合し得る掛止リングとからなる
管継手において、継手本体の先端面と段差部との間隔を
接続ナットの先端面と掛止リングとの間隔より長く設定
したことを特徴とする。
【0007】
【作用】上記のように中径部の長さを充分に採ることに
より、接続ナットが相手方配管に螺合し得る状況では掛
止リングが必ず中径部に位置するようになるので、段差
部に掛止リングが係合するおそれはなく接合不良が防止
される。
【0008】
【実施例】次に図1〜図3に従い本考案の一実施例を説
明する。同図において、継手本体1は小径部2と中径部
3とが段差部4を介して連設され、該中径部3の先端に
さらに中径部3より大径の鍔部5が係合段部6を介して
形成されている。7は該継手本体1の他端部外周に刻設
されたネジ溝8に螺合する締付ナット、9は外周六角状
の太径部である。なお上記段差部4はテーパ状に形成さ
れており、係合段部6は円弧状に起立して形成されてい
る。10は継手本体1の先端面11に配置されたゴム製
の環状シール材である。
【0009】一方、接続ナット12は内周面に前記鍔部
5の外径より大きいネジ溝13が形成されている。そし
て基端部内周に取付溝14が形成され、該取付溝14に
掛止リング15が嵌着されている。
【0010】しかして本考案では、継手本体1の先端面
と段差部4との間隔R(環状シール材10の厚さを含
む)が接続ナット12の先端面と掛止リング15との間
隔Sより長くなるように設定する。即ち、中径部3を充
分に長く採り、接続ナット12の先端面を継手本体1の
先端面より突出させたときは掛止リング15が必ず中径
部3に位置するように設定し掛止リング15が段差部4
に係合することのないようにする。図2に接続ナット1
2を傾斜させた状況を示すが、このように傾斜させ掛止
リング15が段差部4の一部に係合した状態では接続ナ
ット12の先端面が継手本体1の先端面から突出するこ
とがない。このため図3に示したようにこの管継手によ
ればその相手方の配管16のネジ溝17に接続ナット1
2を螺合することにより継手本体1を常に真直に接続す
ることができる。なお段差部4をテーパ状に形成したこ
とにより掛止リング15の小径部2から中径部3への移
行をスムースならしめている。
【0011】なお、本考案はこの実施例に示したような
管どうしを接合するためのものだけでなく、例えば水
栓,流量計等の機器の接合部に使用できることは勿論で
ある。
【0012】
【考案の効果】このように本考案の管継手によれば常に
確実に接合することができ接合不良が防止される効果が
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る管継手の縦断面図。
【図2】本考案に係る管継手の縦断面図。
【図3】本考案の管継手の使用時の縦断面図。
【図4】従来の管継手の縦断面図。
【図5】従来の管継手の縦断面図。
【符号の説明】
1 継手本体 2 小径部 3 中径部 4 段差部 5 鍔部 6 係合段部 10 環状シール材 12 接続ナット 13 ネジ溝 14 取付溝 15 掛止リング 16 配管 R 間隔 S 間隔

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 小径部と中径部とを段差部を介して連設
    し該中径部の先端にさらに該中径部より大径の鍔部を係
    合段部を介して形成した継手本体と、内径が該継手本体
    の鍔部の外径より大きく基端部内周に取付溝を形成した
    接続ナットと、前記継手本体の中径部外周により該取付
    溝に離脱不能に嵌着保持され少なくとも該取付溝に嵌着
    された状態のとき内径が鍔部より小径となって前記係合
    段部に係合し得る掛止リングとからなる管継手におい
    て、継手本体の先端面と段差部との間隔を接続ナットの
    先端面と掛止リングとの間隔より長く設定したことを特
    徴とする管継手。
JP1993052562U 1993-09-01 1993-09-01 管継手 Expired - Lifetime JP2604427Y2 (ja)

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JPH0718094U JPH0718094U (ja) 1995-03-31
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