JP2605316Y2 - フレキシブル管用継手 - Google Patents

フレキシブル管用継手

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JP2605316Y2
JP2605316Y2 JP1992086628U JP8662892U JP2605316Y2 JP 2605316 Y2 JP2605316 Y2 JP 2605316Y2 JP 1992086628 U JP1992086628 U JP 1992086628U JP 8662892 U JP8662892 U JP 8662892U JP 2605316 Y2 JP2605316 Y2 JP 2605316Y2
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和明 森田
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Hitachi Metals Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】本考案は、ガス、水等の配管
系に使用される管継手に関し、特にフレキシブル管を配
管現場で簡単に接続できると共に継手本体とナットのね
じのゆるみを防止したフレキシブル管用継手に関する。
【0002】
【従来の技術】従来この種の管継手として実開平2−4
3590号公報に開示されたものがある。この管継手は
図4に示すように、フレキシブル管1の外面に係合する
波形内面を有し軸線方向に切り割りを設けたスリーブ3
0と、このスリーブの後端に当接する前端面とフレキシ
ブル管1を挿通できる内径とを有し前部におねじ49を
有するナット40と、前記スリーブ30を奥側に嵌入し
前記ナット40のおねじに螺合するめねじ16を入り口
側に設けた大径孔を前部に設け奥部には小径の貫通孔1
3を設けて前記大径孔との間でフレキシブル管の先端が
当接する段差面14を形成しこの段差面14にガスケッ
ト20を装着した継手本体10と、からなるフレキシブ
ル管用継手である。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】上記のフレキシブル管
用継手は、例えばファンコイルユニットなどの配管に使
用して装置の一部として組付ける場合がある。このファ
ンコイルユニットにはモータやファン等の動力部分も納
められているので、これらの振動が配管系にも伝わるこ
とが避けられない。ところが、従来のフレキシブル管用
継手にはねじ部のゆるみに対する防止手段がなかったの
で、このような微振動が長期にわたって繰り返されると
上記した継手本体10とナット40のねじがゆるみ、ひ
いては外部漏れが生じるという問題があった。本考案
は、振動や衝撃が頻繁にかかるような装置に使用しても
継手本体とナットのねじ部がゆるむようなことがない管
継手、特にフレキシブル管用の継手を提供することを目
的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本考案は、一端におねじ
を形成した金属製継手本体とこのおねじに螺合するめね
じを一端に形成した金属製ナットとを有するフレキシブ
ル管接続用の管継手であって、前記継手本体のおねじ根
元部に当該おねじ山径よりも大径の平坦な筒状外周面を
有す係止部を設け、他方、前記ナットのめねじ先端部に
当該めねじの谷径よりも大径であるが前記継手本体の係
止部よりも若干小径の平坦な筒状内周面を有す係止部を
形成し、当該継手本体とナットの螺合終了時に、前記ナ
ットの係止部と継手本体の係止部とが急にトルクが増す
状態で嵌合して係止されることを特徴とするフレキシブ
ル管用継手である。
【0005】
【作用】以上のように本発明では、ナット側の係止部内
周面は継手本体側の係止部外周面より若干小径となって
おり、継手本体とナットとの螺合終了時にナット側の係
止部が継手本体側の係止部に嵌合しようとしてナットは
締まり勝手にねじ込まれるので締付けトルクが急に上昇
して締め付けられ、両者は嵌合する。これによってナッ
トを戻そうとするトルクも高くなるので、後日振動や衝
撃が加わっても緩み難くなり、最終的にはかじりつくよ
うな固着状態となり、本体とナットのねじが緩むような
ことが防止される。
【0006】
【実施例】以下本考案の実施例を図面に基づいて説明す
る。図1は本考案の一実施例を示すフレキシブル管用継
手の断面図である。図2は図1の要部、即ちナットと本
体の凹凸嵌合部を示す拡大図である。まずフレキシブル
管1は外面に適当な樹脂材が被覆されているが、その先
端波山の3〜4山の樹脂被覆を取り除いて、フレキシブ
ル管1の先端の溝部にOリング5等のゴムパッキンを装
着する。スリーブ6はポリアセタール又はナイロン等の
絶縁性を有す熱可塑性の樹脂、あるいは銅合金などの比
較的軟質の金属製とし、前記フレキシブル管1の外面に
係合する波形内面を有し、軸線方向に二つ割になってお
り、フレキシブル管1の外周に装着できるようになって
いる。スリーブ6の本体側外周面は先細りのテーパ外面
となっており、後述する継手本体2の管装着部内周面に
係止され、フレキシブル管1を固定する。ナット3は黄
銅製で、前記スリーブ6の後端面に当接する係止面34
と、めねじ31を内周面に形成してある。継手本体2は
青銅製で、一端に前記ナット3のめねじ31と螺合する
おねじ21と、他端に水栓等の器具や別の継手を接合す
るための管用テーパおねじ23が設けてある。またおね
じ21側の内面には前記Oリング5の外径より若干小径
の内周面を有す管装着部25を設け、管装着部25と流
通路26との間で段差部を形成し、ここにOリング4を
装着している。
【0007】管装着部25の入口側はテーパ内面となっ
ており、このテーパ内面によって管の端部外周溝に装着
したOリング5が入りやすくなり、またスリーブ6がナ
ット3で本体2側に押し付けられた時、テーパ内面で適
度な面圧をフレキシブル管外面に発生させる。更に、管
に装着したOリング5がテーパ内面の小径側に圧縮され
るので管1と管装着部25の間を確実にシールする。以
上のフレキシブル管用の管継手において、継手本体1の
おねじ21の不完全ねじ部よりさらに根元部分には、お
ねじ21の山径よりも大径の環状の凸部を形成し、その
奥側に環状の凹溝22が形成されている。一方、ナット
3のめねじ31よりさらに先端部分にはめねじ31の谷
径より大径の環状の凸部32が形成されている。ここで
ナットの凸部32は、継手本体の凸部よりも若干小径に
なっている。従って、継手本体1にナット3をねじ込ん
で組み立てるときは、ねじ込みが終了する終端部分でナ
ットの凸部32と継手本体の凹部が干渉して圧接しなが
ら前進し、締付けトルクが高くなる。そして、最終的に
はナットの凸部32が継手本体の凹部32に嵌まり込む
までねじ込んで図2に示す状態で組み付けを終了する。
この状態になればかなり強い力によってナットを逆回転
させない限りねじがよるむようなことがない。
【0008】次に、本考案の他の実施例を図3に示す。
図は継手本体とナットの係止部を示す拡大断面図であ
る。管との接続部の継手構造については図1に示したも
のと同様なので接続部の説明は省略する。本実施例で
は、継手本体のおねじ21の根元には、おねじ21の山
径より大径の根元部27を形成し、一方、ナット3のめ
ねじ31よりさらに先端部分には、めねじ31の谷径よ
り大径の先端部35を形成している。そして、根元部2
7の外径D2と先端部35の内径D3の寸法関係は、D
2よりもD3を若干小径として、これを係止部としてい
る。したがって両者をねじ込んだ際、ねじ込みが終了す
る終端部分では係止部が干渉し圧接しながら前進し、締
付けトルクが高くなる。さらに締め付けると、両者はか
じり付いたような固着状態となる。よって、かなり強い
力によってナットを逆回転させない限りねじが緩むよう
なことはない。尚、継手本体とナットの材質は金属製と
するが必ずしも銅合金にこだわることはなく、凸部と凹
溝の寸法等を調節すれば鉄系の鋳物材なども実施可能で
ある。
【0009】
【考案の効果】本考案によれば、従来不十分であったフ
レキシブル管用管継手のナットの緩み防止対策が図ら
れ、振動や衝撃などによるねじ部のゆるみ問題が解消さ
れた。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案の一実施例を示すフレキシブル管用管
継手の断面図である。
【図2】 図1の要部拡大断面図である。
【図3】 本考案の他の実施例を示す要部拡大断面図で
ある。
【図4】 従来のフレキシブル管用継手の例を示す断面
図である。
【符号の説明】
1 フレキシブル管 2 継手本体 3 ナット 4 Oリング 5 Oリング 6 スリーブ 21 おねじ部 22 凹溝 27 根元部 31 めねじ部 32 凸部 35 先端部

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一端におねじを形成した金属製継手本体
    とこのおねじに螺合するめねじを一端に形成した金属製
    ナットとを有するフレキシブル管接続用の管継手であっ
    て、前記継手本体のおねじ根元部に当該おねじ山径より
    も大径の平坦な筒状外周面を有す係止部を設け、他方、
    前記ナットのめねじ先端部に当該めねじの谷径よりも大
    径であるが前記継手本体の係止部よりも若干小径の平坦
    な筒状内周面を有す係止部を形成し、当該継手本体とナ
    ットの螺合終了時に、前記ナットの係止部と継手本体の
    係止部とが急にトルクが増す状態で嵌合して係止される
    ことを特徴とするフレキシブル管用継手。
JP1992086628U 1992-12-17 1992-12-17 フレキシブル管用継手 Expired - Lifetime JP2605316Y2 (ja)

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JPH0651680U JPH0651680U (ja) 1994-07-15
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JP3060612U (ja) * 1998-12-28 1999-09-07 株式会社阪村機械製作所 閉塞鍛造装置

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