JPH0728467Y2 - 波形管用継手 - Google Patents
波形管用継手Info
- Publication number
- JPH0728467Y2 JPH0728467Y2 JP3566590U JP3566590U JPH0728467Y2 JP H0728467 Y2 JPH0728467 Y2 JP H0728467Y2 JP 3566590 U JP3566590 U JP 3566590U JP 3566590 U JP3566590 U JP 3566590U JP H0728467 Y2 JPH0728467 Y2 JP H0728467Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- peripheral surface
- corrugated pipe
- joint
- inner peripheral
- nut
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Joints That Cut Off Fluids, And Hose Joints (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本考案は水、ガス配管等に用いられる波形の管を容易に
接続できる波形管用継手に関する。
接続できる波形管用継手に関する。
［従来の技術］ 従来の容易に接続できる波形管用の継手として、例えば
特公昭63-29152号公報に記載された樹脂可撓管用継手が
あり、これを第４図に示す。
特公昭63-29152号公報に記載された樹脂可撓管用継手が
あり、これを第４図に示す。
この樹脂可撓管用継手は継手本体３とこれに内装したリ
ング状部材４とからなっている。リング状部材４は、樹
脂可撓管１を挿入可能な貫通孔4a、半径方向外方に弾
性、変位可能な弾性変位部4b、外周面に螺旋状の突条部
4c、弾性変位部4bの内面すなわち貫通孔4a部に樹脂可撓
管１の波形凹部に係合する一方向抜止め部4dを有してい
る。
ング状部材４とからなっている。リング状部材４は、樹
脂可撓管１を挿入可能な貫通孔4a、半径方向外方に弾
性、変位可能な弾性変位部4b、外周面に螺旋状の突条部
4c、弾性変位部4bの内面すなわち貫通孔4a部に樹脂可撓
管１の波形凹部に係合する一方向抜止め部4dを有してい
る。
継手本体３はほぼ円筒形状で、内周面に樹脂可撓管１が
挿入される貫通孔3aおよびリング状部材４が内装される
ためのその突条部4cに螺合する雌ねじ状溝部3cを有して
いる。
挿入される貫通孔3aおよびリング状部材４が内装される
ためのその突条部4cに螺合する雌ねじ状溝部3cを有して
いる。
また、実開平1-71292号公報には金属製フレキシブルパ
イプの継手が開示されており、これを第５図に示す。
イプの継手が開示されており、これを第５図に示す。
この金属製フレキシブルパイプの継手は波形のフレキシ
ブルパイプを外嵌するスリーブ５と、このスリーブ５を
外嵌する継手本体６と、この継手本体６を外嵌螺合する
袋ナット７とからなっている。
ブルパイプを外嵌するスリーブ５と、このスリーブ５を
外嵌する継手本体６と、この継手本体６を外嵌螺合する
袋ナット７とからなっている。
スリーブ５は複数に分割され、内周面にフレキシブルパ
イプの外周面に沿った突条が設けられている。
イプの外周面に沿った突条が設けられている。
継手本体６はスリーブ５の外嵌孔と外周面に雄ねじとが
設けられ、外嵌孔の端部にはフレキシブルパイプが押し
つけられる壁が形成されている。
設けられ、外嵌孔の端部にはフレキシブルパイプが押し
つけられる壁が形成されている。
袋ナット７は継手本体６の雄ねじに外嵌螺合し、内周端
にスリーブ５を押圧するための端壁を有している。
にスリーブ５を押圧するための端壁を有している。
［考案が解決しようとする課題］ 以上説明した従来の樹脂可撓管用継手は樹脂可撓管を接
続したときこの接続部内外のシール性、気密性が保てな
い問題点がある。
続したときこの接続部内外のシール性、気密性が保てな
い問題点がある。
また、金属製フレキシブルパイプの継手はシール性・気
密性が保たれるが、接続時にスリーブ５、継手本体６、
袋ナット７の部品を分解して接続せねばならず、それら
の部品を忘れて組立て、接続してしまう恐れがあり、か
つ接続時間が長かった。
密性が保たれるが、接続時にスリーブ５、継手本体６、
袋ナット７の部品を分解して接続せねばならず、それら
の部品を忘れて組立て、接続してしまう恐れがあり、か
つ接続時間が長かった。
本考案の目的は波形管を接続したとき、この接続部内外
のシール性及び引抜阻止力が高く、かつ接続時間が短か
く接続時の部品忘れがない波形管用継手を提供すること
である。
のシール性及び引抜阻止力が高く、かつ接続時間が短か
く接続時の部品忘れがない波形管用継手を提供すること
である。
［課題を解決するための手段］ 本考案は、波形の可撓管を接続するための波形管用継手
であって、 ほぼ円筒形状で端部にナット用ねじを有し、内周面には
テーパ内周面およびこの奥に段差部を有し、外周面には
平行２面幅を有する継手本体と、 ほぼ円筒形状で内周面の一端に波形管の外面に沿った鍔
部を有し、外周面には前記継手本体のテーパ内周面に沿
う外面を有し、前記鍔部の反対側端部を残した長手方向
の切断部を有するリテーナと、 前記継手本体のナット用ねじに螺合するねじ、および外
周面に平行２面幅を有するナットと、 からなることを特徴とする波形管用継手である。
であって、 ほぼ円筒形状で端部にナット用ねじを有し、内周面には
テーパ内周面およびこの奥に段差部を有し、外周面には
平行２面幅を有する継手本体と、 ほぼ円筒形状で内周面の一端に波形管の外面に沿った鍔
部を有し、外周面には前記継手本体のテーパ内周面に沿
う外面を有し、前記鍔部の反対側端部を残した長手方向
の切断部を有するリテーナと、 前記継手本体のナット用ねじに螺合するねじ、および外
周面に平行２面幅を有するナットと、 からなることを特徴とする波形管用継手である。
［作用］ 本考案による波形管用継手は継手本体、リテーナおよび
ナットが予め組立てられているため波形管を差し込みナ
ットを締め込むだけでリテーナが継手本体のテーパ内周
面により縮径され波形管の谷部まで押さえられ接続する
ので接続時間が短かく、部品忘れがない。また波形管を
接続したとき、波形管の先端が継手本体の段差部に押し
着けられているので、これら接続面の内外がシールされ
ている。
ナットが予め組立てられているため波形管を差し込みナ
ットを締め込むだけでリテーナが継手本体のテーパ内周
面により縮径され波形管の谷部まで押さえられ接続する
ので接続時間が短かく、部品忘れがない。また波形管を
接続したとき、波形管の先端が継手本体の段差部に押し
着けられているので、これら接続面の内外がシールされ
ている。
［実施例］ 本考案による樹脂波形管用継手の第１実施例を第１図に
断面図で示す。第１図は波形管１を樹脂波形管用継手に
接続した状態を示している。
断面図で示す。第１図は波形管１を樹脂波形管用継手に
接続した状態を示している。
波形管１は断面が波形の樹脂製の管に樹脂製の直円筒体
をカバーしたものである。
をカバーしたものである。
継手本体10は樹脂製あるいは金属製で、ほぼ大径部と小
径部とからなる円筒形状で大径部は外径内径ともに小径
部より大きい。外周面は大径部にスパナ等の工具で回転
するための平行２面幅11、小径部に他の配管部品等と接
続するためのおねじ12を有している。内周面は大径部の
端部にめねじ13、他端部すなわち小径部おねじ12側に小
径内周面を有し、小径内周面のとなりはこれより大径で
めねじ13の内径より小径の中径内周面14で、中径内周面
14と小径内周面との間には段差部が形成されており、中
径内周面14とめねじ13との間にはテーパ内周面15を形成
している。
径部とからなる円筒形状で大径部は外径内径ともに小径
部より大きい。外周面は大径部にスパナ等の工具で回転
するための平行２面幅11、小径部に他の配管部品等と接
続するためのおねじ12を有している。内周面は大径部の
端部にめねじ13、他端部すなわち小径部おねじ12側に小
径内周面を有し、小径内周面のとなりはこれより大径で
めねじ13の内径より小径の中径内周面14で、中径内周面
14と小径内周面との間には段差部が形成されており、中
径内周面14とめねじ13との間にはテーパ内周面15を形成
している。
ナット20も樹脂製あるいは金属製で、ほぼ円筒形状であ
る。外周面は一端部側がスパナ等の工具で回転するため
の平行２面幅21、他端部側が継手本体10のめねじ13に螺
合するおねじ22である。内周面は波形管１が緩く嵌合す
る大きさの内周面である。
る。外周面は一端部側がスパナ等の工具で回転するため
の平行２面幅21、他端部側が継手本体10のめねじ13に螺
合するおねじ22である。内周面は波形管１が緩く嵌合す
る大きさの内周面である。
リテーナ30は樹脂製あるいは金属製で、第２図および第
３図に示すとおりほぼ円筒形状である。
３図に示すとおりほぼ円筒形状である。
リテーナ30は直円筒部31と端部に行くに従い縮小するテ
ーパ部32と内径側に延びた鍔部33とからこの順序でなっ
ており、これらはほぼ同じ厚さである。テーパ部32と鍔
部33とにはその円周上を４等分する切断部34を設けてい
る。この切断部34は長手方向に設けてあり直円筒部31の
一部にも及んでおり、直円筒部31における切断部34の円
周方向の長さはテーパ部32、鍔部33における切断部34の
円周方向の長さより大きい。また鍔部33における切断部
34の円周方向長さはこの鍔部33が縮径するので、このと
き鍔部33の先端同志が当らない大きさにする必要があ
る。
ーパ部32と内径側に延びた鍔部33とからこの順序でなっ
ており、これらはほぼ同じ厚さである。テーパ部32と鍔
部33とにはその円周上を４等分する切断部34を設けてい
る。この切断部34は長手方向に設けてあり直円筒部31の
一部にも及んでおり、直円筒部31における切断部34の円
周方向の長さはテーパ部32、鍔部33における切断部34の
円周方向の長さより大きい。また鍔部33における切断部
34の円周方向長さはこの鍔部33が縮径するので、このと
き鍔部33の先端同志が当らない大きさにする必要があ
る。
なお、リテーナ30の鍔部33の先端は波形管１の外周形状
とほぼ一致させる。
とほぼ一致させる。
以上説明した継手本体10、ナット20、およびリテーナ30
を次に説明するように組立て、セットして、波形管用継
手として完成させる。
を次に説明するように組立て、セットして、波形管用継
手として完成させる。
まず、継手本体10の大径部内周面にリテーナ30をこの鍔
部33を前にして挿入する。
部33を前にして挿入する。
さらにナット20を継手本体10のめねじ13に浅くねじ接合
して完成する。このとき、リテーナ30の鍔部33内周径は
波形管１の山部外周径より僅かに大きい。
して完成する。このとき、リテーナ30の鍔部33内周径は
波形管１の山部外周径より僅かに大きい。
次に、この波形管用継手に波形管１を接続する順序、操
作について説明する。
作について説明する。
まず、波形管１の直円筒体部分の先端を、４山〜５山相
当長さ取り除き、この波形管１の取り除いた先端を前に
して波形管用継手にこのナット20の内周面より挿入す
る。この挿入は継手本体10の小径内周面と中径内周面14
との間の段差部に当接するまで行う。
当長さ取り除き、この波形管１の取り除いた先端を前に
して波形管用継手にこのナット20の内周面より挿入す
る。この挿入は継手本体10の小径内周面と中径内周面14
との間の段差部に当接するまで行う。
この状態を示したのが第１図の下半分である。
次に継手本体10に浅くねじ接合していたナット20をさら
に締めて接続は完了する。
に締めて接続は完了する。
このナット20を継手本体10にさらに締めると、ナット20
が奥の方に進みリテーナ30がテーパ内周面15の奥の方に
進み、リテーナ30の鍔部33が縮径する。この鍔部33が縮
径すると波形管１の直円筒体を取除いた先端部分の谷部
に嵌まり、さらにナット20を締めるとナット20、リテー
ナ30および波形管１が前に進む。このとき、波形管１の
最先端は継手本体10の内周面段差部に当接しているの
で、波形管１のリテーナ30より前の部分は圧縮されその
段差部に押し着けられる。ここでこの段差部に円環板状
のパッキン40を設けてシール性をさらによくするように
してもよい。またパッキン40は円環板状のものに、円筒
部分を付加した形状のものにして、圧縮された波形管１
の最先端部分が内周方向に延出しないようにしてもよ
い。
が奥の方に進みリテーナ30がテーパ内周面15の奥の方に
進み、リテーナ30の鍔部33が縮径する。この鍔部33が縮
径すると波形管１の直円筒体を取除いた先端部分の谷部
に嵌まり、さらにナット20を締めるとナット20、リテー
ナ30および波形管１が前に進む。このとき、波形管１の
最先端は継手本体10の内周面段差部に当接しているの
で、波形管１のリテーナ30より前の部分は圧縮されその
段差部に押し着けられる。ここでこの段差部に円環板状
のパッキン40を設けてシール性をさらによくするように
してもよい。またパッキン40は円環板状のものに、円筒
部分を付加した形状のものにして、圧縮された波形管１
の最先端部分が内周方向に延出しないようにしてもよ
い。
以上説明した本実施例の波形管用継手は波形管１の先端
部分を継手本体に押し着け、圧縮しているのでシール性
が良い効果があり、さらに波形管用継手に波形管１を差
し込みナット20を締めるだけで接続できるので、部品を
忘れて組立て、セットして接続することがなく、接続時
間が短い効果がある。
部分を継手本体に押し着け、圧縮しているのでシール性
が良い効果があり、さらに波形管用継手に波形管１を差
し込みナット20を締めるだけで接続できるので、部品を
忘れて組立て、セットして接続することがなく、接続時
間が短い効果がある。
以上説明した実施例の波形管用継手はナット20におねじ
22を有し、継手本体10にめねじ13を有しているが、ナッ
ト20にめねじを有し継手本体におねじを有するようにし
てもよい。このようにすればナット20の外径が大きくな
るが継手本体10の長さを短かくすることができる。
22を有し、継手本体10にめねじ13を有しているが、ナッ
ト20にめねじを有し継手本体におねじを有するようにし
てもよい。このようにすればナット20の外径が大きくな
るが継手本体10の長さを短かくすることができる。
［考案の効果］ 以上説明したとおり、本考案による波形管用継手はシー
ル性が良く、かつ部品を忘れての接続がなく、接続時間
が短い効果がある。
ル性が良く、かつ部品を忘れての接続がなく、接続時間
が短い効果がある。
第１図は本実施例の波形管用継手に波形管を接続したと
きの断面図、第２図および第３図はリテーナの側面図と
正面図、第４図および第５図は従来の技術を示す断面図
である。 １……波形管,14……中径内周面,10……継手本体,11…
…平行２面幅,13……めねじ,15……テーパ内周面,20…
…ナット,21……平行２面幅,22……おねじ,30……リテ
ーナ,31……直円筒部,32……テーパ部,33……鍔部,34…
…切断部,40……パッキン
きの断面図、第２図および第３図はリテーナの側面図と
正面図、第４図および第５図は従来の技術を示す断面図
である。 １……波形管,14……中径内周面,10……継手本体,11…
…平行２面幅,13……めねじ,15……テーパ内周面,20…
…ナット,21……平行２面幅,22……おねじ,30……リテ
ーナ,31……直円筒部,32……テーパ部,33……鍔部,34…
…切断部,40……パッキン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 岩村 誠 神奈川県横浜市栄区本郷台１―18―24 (72)考案者 森田 寛 大阪府大阪市中央区平野町４丁目１番２号 大阪瓦斬株式会社内 (72)考案者 柳澤 敏彦 大阪府大阪市中央区平野町４丁目１番２号 大阪瓦斯株式会社内 (72)考案者 鷲見 輝男 愛知県名古屋市熱田区桜田町19番18号 東 邦瓦斯株式会社内 (72)考案者 片山 義男 三重県桑名市大福２番地 日立金属株式会 社桑名工場内 (56)参考文献 特開 昭61−171990（ＪＰ，Ａ) 実開 昭63−80393（ＪＰ，Ｕ)
Claims (1)
- 【請求項１】波形管を接続するための波形管用継手であ
って、 ほぼ円筒形状で端部にナット用ねじを有し、内周面には
テーパ内周面およびこの奥に段差部を有し、外周面には
平行２面幅を有する継手本体と、 ほぼ円筒形状で内周面の一端に前記波形管の外面に沿っ
た鍔部を有し、外周面には前記継手本体のテーパ内周面
に沿う外面を有し、前記鍔部の反対側端部を残した長手
方向の切断部を有するリテーナと、 前記継手本体のナット用ねじに螺合するねじ、および外
周面に平行２面幅を有するナットと、 からなることを特徴とする波形管用継手。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3566590U JPH0728467Y2 (ja) | 1990-04-02 | 1990-04-02 | 波形管用継手 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3566590U JPH0728467Y2 (ja) | 1990-04-02 | 1990-04-02 | 波形管用継手 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH03125983U JPH03125983U (ja) | 1991-12-19 |
| JPH0728467Y2 true JPH0728467Y2 (ja) | 1995-06-28 |
Family
ID=31541219
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3566590U Expired - Lifetime JPH0728467Y2 (ja) | 1990-04-02 | 1990-04-02 | 波形管用継手 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0728467Y2 (ja) |
-
1990
- 1990-04-02 JP JP3566590U patent/JPH0728467Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH03125983U (ja) | 1991-12-19 |
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