JPH0314625Y2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH0314625Y2 JPH0314625Y2 JP1987154836U JP15483687U JPH0314625Y2 JP H0314625 Y2 JPH0314625 Y2 JP H0314625Y2 JP 1987154836 U JP1987154836 U JP 1987154836U JP 15483687 U JP15483687 U JP 15483687U JP H0314625 Y2 JPH0314625 Y2 JP H0314625Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tube
- pipe
- diameter
- joint
- tapered
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 229920003002 synthetic resin Polymers 0.000 claims description 15
- 239000000057 synthetic resin Substances 0.000 claims description 15
- 238000003780 insertion Methods 0.000 claims description 14
- 230000037431 insertion Effects 0.000 claims description 14
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 claims description 6
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 6
- 239000000126 substance Substances 0.000 description 5
- 229920005989 resin Polymers 0.000 description 4
- 239000011347 resin Substances 0.000 description 4
- -1 polypropylene Polymers 0.000 description 3
- 229930182556 Polyacetal Natural products 0.000 description 2
- 239000004952 Polyamide Substances 0.000 description 2
- 239000004743 Polypropylene Substances 0.000 description 2
- 238000011109 contamination Methods 0.000 description 2
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 2
- 239000000463 material Substances 0.000 description 2
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 2
- 229910052751 metal Inorganic materials 0.000 description 2
- 239000004033 plastic Substances 0.000 description 2
- 229920003023 plastic Polymers 0.000 description 2
- 229920002647 polyamide Polymers 0.000 description 2
- 229920006324 polyoxymethylene Polymers 0.000 description 2
- 229920001155 polypropylene Polymers 0.000 description 2
- 229920000915 polyvinyl chloride Polymers 0.000 description 2
- 239000004800 polyvinyl chloride Substances 0.000 description 2
- 229910001369 Brass Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000010951 brass Substances 0.000 description 1
- 230000003749 cleanliness Effects 0.000 description 1
- 230000007797 corrosion Effects 0.000 description 1
- 238000005260 corrosion Methods 0.000 description 1
- 230000008878 coupling Effects 0.000 description 1
- 238000010168 coupling process Methods 0.000 description 1
- 238000005859 coupling reaction Methods 0.000 description 1
- 238000003754 machining Methods 0.000 description 1
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 1
- 150000002739 metals Chemical class 0.000 description 1
- 238000012986 modification Methods 0.000 description 1
- 230000004048 modification Effects 0.000 description 1
- 238000010422 painting Methods 0.000 description 1
- 239000004065 semiconductor Substances 0.000 description 1
- 229910001220 stainless steel Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000010935 stainless steel Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Joints With Pressure Members (AREA)
- Joints That Cut Off Fluids, And Hose Joints (AREA)
- Branch Pipes, Bends, And The Like (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
この考案は、本体が合成樹脂からなる管継手に
係り、特に引抜強度、気密性が改良された管継手
に関する。
係り、特に引抜強度、気密性が改良された管継手
に関する。
一般にポリプロピレン、ポリアミド、ポリアセ
タール、ポリ塩化ビニル等の合成樹脂からなる管
継手は、ステンレス、黄銅等からなる金属継手に
比べて、耐薬品性、耐腐食性に優れ、しかも軽量
化ができることなど、いくつかの優れた特性を持
つことから、理化学機器、分析機器、医療機器、
食品機械、塗装機械、化学プラント等において広
く利用されている。中でも、フツ素樹脂からなる
管継手は、耐薬品性、非汚染性、耐熱耐寒性、非
粘着性等数多くの優れた特性を有するため、特に
近年半導体製造装置のように高清浄度を要求され
る配管系に賞用されている。
タール、ポリ塩化ビニル等の合成樹脂からなる管
継手は、ステンレス、黄銅等からなる金属継手に
比べて、耐薬品性、耐腐食性に優れ、しかも軽量
化ができることなど、いくつかの優れた特性を持
つことから、理化学機器、分析機器、医療機器、
食品機械、塗装機械、化学プラント等において広
く利用されている。中でも、フツ素樹脂からなる
管継手は、耐薬品性、非汚染性、耐熱耐寒性、非
粘着性等数多くの優れた特性を有するため、特に
近年半導体製造装置のように高清浄度を要求され
る配管系に賞用されている。
かかる管継手として、例えば実開昭60−41961
号公報には、丸穴を備えたパイプ状本体の端部外
周にねじ部を形成した合成樹脂のツール部ボテー
(継手本体)と、前記ねじ部に螺合し内面に前記
ツール部ボテー端部と係合する傾斜部を形成した
締め付けナツトとよりなり、前記丸穴に挿入され
るチユーブを、前記締め付けナツトを締め付け前
記傾斜部により前記ツール部ボテー端部を該チユ
ーブの外周が押圧変形されるように内側に変形さ
せて接続するチユーブ継手において、前記ツール
部ボテーの丸穴壁面に、前記ツール部ボテー先端
部の変形の変位点として作用する一重または多重
の角形溝を円周方向に形成せしめてなる管継手が
開示されている。
号公報には、丸穴を備えたパイプ状本体の端部外
周にねじ部を形成した合成樹脂のツール部ボテー
(継手本体)と、前記ねじ部に螺合し内面に前記
ツール部ボテー端部と係合する傾斜部を形成した
締め付けナツトとよりなり、前記丸穴に挿入され
るチユーブを、前記締め付けナツトを締め付け前
記傾斜部により前記ツール部ボテー端部を該チユ
ーブの外周が押圧変形されるように内側に変形さ
せて接続するチユーブ継手において、前記ツール
部ボテーの丸穴壁面に、前記ツール部ボテー先端
部の変形の変位点として作用する一重または多重
の角形溝を円周方向に形成せしめてなる管継手が
開示されている。
しかしながら、かかる管継手にあつては、継手
本体のテーパ部の内側に角溝を設けることによ
り、本体端部の内側への変形を容易にして、耐
圧、引抜強度の向上を図つているが、確かに角溝
を設けないものに比べて上記特性は向上するもの
の、いまだ充分とは言難く、特にフツ素樹脂で継
手本体を形成し、管体としてフツ素樹脂製のもの
を接続した場合には、両者が低摩擦性を備えたも
のであることから滑りやすく、そのため引掛けた
りした場合に簡単に外れてしまう欠点があり、引
抜強度の改善が望まれている。さらに、引抜強度
が充分でないことから、気密性も充分ではなく、
改善すべきいくつかの問題点を残している。
本体のテーパ部の内側に角溝を設けることによ
り、本体端部の内側への変形を容易にして、耐
圧、引抜強度の向上を図つているが、確かに角溝
を設けないものに比べて上記特性は向上するもの
の、いまだ充分とは言難く、特にフツ素樹脂で継
手本体を形成し、管体としてフツ素樹脂製のもの
を接続した場合には、両者が低摩擦性を備えたも
のであることから滑りやすく、そのため引掛けた
りした場合に簡単に外れてしまう欠点があり、引
抜強度の改善が望まれている。さらに、引抜強度
が充分でないことから、気密性も充分ではなく、
改善すべきいくつかの問題点を残している。
また、引抜強度を高めるため、接続する管体の
外周面に溝を刻み、その溝に締め付けナツトと一
体になつているフエルールの先端部を食い込ませ
て固定したり、あるいは管体の端末にフレアー加
工を施し、締め付けナツトのテーパ面と継手本体
のテーパ面とで該フレアー部分を挟持すことも提
案されているが、管体に特別な加工を施す必要が
あるため、接続に手間がかかるという欠点があ
り、しかも引抜強度の面でもまだ充分とは言難い
ものである。
外周面に溝を刻み、その溝に締め付けナツトと一
体になつているフエルールの先端部を食い込ませ
て固定したり、あるいは管体の端末にフレアー加
工を施し、締め付けナツトのテーパ面と継手本体
のテーパ面とで該フレアー部分を挟持すことも提
案されているが、管体に特別な加工を施す必要が
あるため、接続に手間がかかるという欠点があ
り、しかも引抜強度の面でもまだ充分とは言難い
ものである。
この考案は、かかる従来技術の欠点を解消し、
引抜強度及び気密性に優れ、しかも接続時に管体
に特別な加工を施す必要のない経済的な樹脂製管
継手の提供をその目的とする。
引抜強度及び気密性に優れ、しかも接続時に管体
に特別な加工を施す必要のない経済的な樹脂製管
継手の提供をその目的とする。
上記従来技術の問題点を解決するため、この考
案によれば、管体挿入方向に径が漸増し管体の内
側に嵌合する内筒部と、この内筒部の外周面にほ
ぼ平行な内周面を有すると共に外周面には管体挿
入方向に拡径するテーパ雄ねじ部を有し、前記内
筒部を実質的に同心状に囲んで相互の間に管体挿
入方向に拡径する円錐台筒状の管体受入溝を形成
する外筒部とを一端部に備える合成樹脂製の継手
本体、及びこの継手本体のテーパ雄ねじ部に螺合
するテーパ雌ねじ部を有し、継手本体への螺合結
合により外筒部を縮径してこの外筒部と内筒部と
で管体受入溝に挿入された管体のフレアー状端末
部を挾持せしめる合成樹脂製の締め付けナツトを
備えてなる管継手を構成する。
案によれば、管体挿入方向に径が漸増し管体の内
側に嵌合する内筒部と、この内筒部の外周面にほ
ぼ平行な内周面を有すると共に外周面には管体挿
入方向に拡径するテーパ雄ねじ部を有し、前記内
筒部を実質的に同心状に囲んで相互の間に管体挿
入方向に拡径する円錐台筒状の管体受入溝を形成
する外筒部とを一端部に備える合成樹脂製の継手
本体、及びこの継手本体のテーパ雄ねじ部に螺合
するテーパ雌ねじ部を有し、継手本体への螺合結
合により外筒部を縮径してこの外筒部と内筒部と
で管体受入溝に挿入された管体のフレアー状端末
部を挾持せしめる合成樹脂製の締め付けナツトを
備えてなる管継手を構成する。
この構成において、継手本体と締め付けナツト
をフツ素樹脂で形成すれば、耐薬品性、非汚染性
等の面で格別に優れたものとなる。
をフツ素樹脂で形成すれば、耐薬品性、非汚染性
等の面で格別に優れたものとなる。
この考案によれば、上記のごとく、端部に内筒
部と外筒部とで管体挿入方向に拡径する円錐台筒
状の管体受入溝が形成され、さらに外筒部の外周
面には管体挿入方向に拡径するテーパ雄ねじ部を
有する合成樹脂製の継手本体を形成し、この継手
本体のテーパ雄ねじ部にテーパ雌ねじ部を介して
螺合することにより外筒部を縮径せしめる締め付
けナツトを備えて構成されるものであるから、継
手本体の管体受入溝に挿入された管体は、締め付
けナツトを締め付けると、テーパねじ部同志の螺
合により継手本体の外筒部が軸心に向かつて平行
移動するように縮径し、管体を外周面から肉厚方
向に押圧する結果、内筒部と外筒部とで管体が挾
圧係止される。
部と外筒部とで管体挿入方向に拡径する円錐台筒
状の管体受入溝が形成され、さらに外筒部の外周
面には管体挿入方向に拡径するテーパ雄ねじ部を
有する合成樹脂製の継手本体を形成し、この継手
本体のテーパ雄ねじ部にテーパ雌ねじ部を介して
螺合することにより外筒部を縮径せしめる締め付
けナツトを備えて構成されるものであるから、継
手本体の管体受入溝に挿入された管体は、締め付
けナツトを締め付けると、テーパねじ部同志の螺
合により継手本体の外筒部が軸心に向かつて平行
移動するように縮径し、管体を外周面から肉厚方
向に押圧する結果、内筒部と外筒部とで管体が挾
圧係止される。
この場合、内筒部と外筒部とで形成される継手
本体の管体受入溝が管体挿入方向に径が拡大する
円錐台筒状となつているため、フレアー継手と同
様な掛止効果があり、さらに、外筒部がテーパね
じ部同志の螺合により容易に内側に変形して管体
を外周面から管体肉厚方向に強く押圧することに
加え、外筒部及び内筒部が実質的に同心状に継手
本体と一体に形成され、挿入された管体の軸心が
安定するから、管体は確実に係止され、引抜強度
が著しく向上し、それに伴い気密性も大幅に向上
する。そのため、特に継手本体をフツ素樹脂のよ
うに滑りやすい材質で形成し、さらにフツ素樹脂
からなる管体を接続する場合にも所定の引抜強度
が得られるので好適である。
本体の管体受入溝が管体挿入方向に径が拡大する
円錐台筒状となつているため、フレアー継手と同
様な掛止効果があり、さらに、外筒部がテーパね
じ部同志の螺合により容易に内側に変形して管体
を外周面から管体肉厚方向に強く押圧することに
加え、外筒部及び内筒部が実質的に同心状に継手
本体と一体に形成され、挿入された管体の軸心が
安定するから、管体は確実に係止され、引抜強度
が著しく向上し、それに伴い気密性も大幅に向上
する。そのため、特に継手本体をフツ素樹脂のよ
うに滑りやすい材質で形成し、さらにフツ素樹脂
からなる管体を接続する場合にも所定の引抜強度
が得られるので好適である。
また、外筒部外周面の雄ねじ部がテーパねじと
なつているため、外筒部の基部側の肉厚が先端側
に比べて大幅に薄くなることがないので、外筒部
の強度低下が阻止され、耐久性も大幅に向上す
る。など、金属に比べて機械的強度に欠ける合成
樹脂製の管継手には好都合である。
なつているため、外筒部の基部側の肉厚が先端側
に比べて大幅に薄くなることがないので、外筒部
の強度低下が阻止され、耐久性も大幅に向上す
る。など、金属に比べて機械的強度に欠ける合成
樹脂製の管継手には好都合である。
第1図はこの考案による管継手1に管体として
プラスチツクチユーブ2を挿入し、締め付けを完
了する前の状態を示す部分縦断側面図で、管継手
1は継手本体10と締め付けナツト20とから構
成されている。実施例において、継手本体10は
合成樹脂からなり、管体2の挿入方向に向けて径
が漸増し管体2の内側に嵌合する内筒部11と、
この内筒部11を実質的に同心状に囲んで相互の
間に円錐台筒状の管体受入溝12を形成する外筒
部13とを一端部に備えている。この外筒部13
は、内筒部11の外周面にほぼ平行な内周面を有
する共に、外周面には管体2の挿入方向に拡径す
るテーパ雄ねじ部14が設けられている。一方、
締め付けナツト20は合成樹脂からなり、前記継
手本体10のテーパ雄ねじ部14に螺合するテー
パ雌ねじ部21を有している。
プラスチツクチユーブ2を挿入し、締め付けを完
了する前の状態を示す部分縦断側面図で、管継手
1は継手本体10と締め付けナツト20とから構
成されている。実施例において、継手本体10は
合成樹脂からなり、管体2の挿入方向に向けて径
が漸増し管体2の内側に嵌合する内筒部11と、
この内筒部11を実質的に同心状に囲んで相互の
間に円錐台筒状の管体受入溝12を形成する外筒
部13とを一端部に備えている。この外筒部13
は、内筒部11の外周面にほぼ平行な内周面を有
する共に、外周面には管体2の挿入方向に拡径す
るテーパ雄ねじ部14が設けられている。一方、
締め付けナツト20は合成樹脂からなり、前記継
手本体10のテーパ雄ねじ部14に螺合するテー
パ雌ねじ部21を有している。
次に、本考案による管継手の使用態様を第1図
及び第2図に基づいて説明する。なお、第1図は
締め付けを完了する前の状態で、第2図は締せ付
けを完了したときの状態を示している。
及び第2図に基づいて説明する。なお、第1図は
締め付けを完了する前の状態で、第2図は締せ付
けを完了したときの状態を示している。
第1図に示すように、まずあらかじめ締め付け
ナツト20を挿通せしめた管体2を、継手本体1
0の管体受入溝12に挿入する。この挿入操作に
より管体2の端末部分はフレアー状に拡径変形す
る。そして締め付けナツト20を継手本体10の
テーパ雄ねじ部14に螺合し、締め付ける。この
締め付けナツト20が外筒部13のテーパ雄ねじ
部14の基準径の位置を越えると、第2図に示す
ように、外筒部13は縮径され、管体2を外周面
から押圧する。その結果、管体2は外筒部13と
内筒部11とで挾圧係止され、良好な引抜強度及
び気密性を備えたものとなる。この場合、管体2
は、上記作用・効果に加えて、その端末部がフレ
アー状に拡径された状態で内筒部11と外筒部1
3とで挾持されているから、管体受入溝が軸線方
向に径が変化しない円筒状のものに比べて引抜強
度が向上する。
ナツト20を挿通せしめた管体2を、継手本体1
0の管体受入溝12に挿入する。この挿入操作に
より管体2の端末部分はフレアー状に拡径変形す
る。そして締め付けナツト20を継手本体10の
テーパ雄ねじ部14に螺合し、締め付ける。この
締め付けナツト20が外筒部13のテーパ雄ねじ
部14の基準径の位置を越えると、第2図に示す
ように、外筒部13は縮径され、管体2を外周面
から押圧する。その結果、管体2は外筒部13と
内筒部11とで挾圧係止され、良好な引抜強度及
び気密性を備えたものとなる。この場合、管体2
は、上記作用・効果に加えて、その端末部がフレ
アー状に拡径された状態で内筒部11と外筒部1
3とで挾持されているから、管体受入溝が軸線方
向に径が変化しない円筒状のものに比べて引抜強
度が向上する。
さらに、外筒部13は、外周面の雄ねじ部14
が内周面にほぼ平行なテーパねじになつているか
ら、先端側と基部側とでその肉厚に大きな差、特
に基部側が大幅に薄くなるということがないの
で、外筒部13の機械的強度は良好に保持され、
そのため締め付けナツト20を強く締め付けた
り、あるいは繰り返し着脱を行なつた場合などに
おいても外筒部13の破損がなく、合成樹脂製で
ありながら、耐久性に優れたものとなる。
が内周面にほぼ平行なテーパねじになつているか
ら、先端側と基部側とでその肉厚に大きな差、特
に基部側が大幅に薄くなるということがないの
で、外筒部13の機械的強度は良好に保持され、
そのため締め付けナツト20を強く締め付けた
り、あるいは繰り返し着脱を行なつた場合などに
おいても外筒部13の破損がなく、合成樹脂製で
ありながら、耐久性に優れたものとなる。
なお、上記実施例では、第2図に示すように、
継手本体10の外筒部13の先端が、締め付けナ
ツト20のテーパ雌ねじ21に続くテーパ孔部2
2に接触しない位置において管体2が固定される
ようになつているが、例えば外筒部13の先端部
を先細りのテーパ状とすると共に、締め付けナツ
ト20のテーパ雌ねじ部21の長さを第1図実施
例のものより短くし、このテーパ雌ねじ部21に
続くテーパ孔部22に前記外筒部13の先端部が
当接できるような構成としてもよい。かかる構成
とした場合には、前記実施例において記載した作
用・効果に加えて、外筒部13は締め付けナツト
20の締め付けにより、その先端部が締め付けナ
ツト20のテーパ孔部22に当接し、さらに締め
付けると先端側から内側に変形して縮径され、管
体2の外周面を局部的に強く押圧するので、引抜
強度はされに向上する。
継手本体10の外筒部13の先端が、締め付けナ
ツト20のテーパ雌ねじ21に続くテーパ孔部2
2に接触しない位置において管体2が固定される
ようになつているが、例えば外筒部13の先端部
を先細りのテーパ状とすると共に、締め付けナツ
ト20のテーパ雌ねじ部21の長さを第1図実施
例のものより短くし、このテーパ雌ねじ部21に
続くテーパ孔部22に前記外筒部13の先端部が
当接できるような構成としてもよい。かかる構成
とした場合には、前記実施例において記載した作
用・効果に加えて、外筒部13は締め付けナツト
20の締め付けにより、その先端部が締め付けナ
ツト20のテーパ孔部22に当接し、さらに締め
付けると先端側から内側に変形して縮径され、管
体2の外周面を局部的に強く押圧するので、引抜
強度はされに向上する。
また、継手本体を形成する合成樹脂としては、
例えばポリアセタール、ポリアミド、ポリプロピ
レン、ポリ塩化ビニル等の各種の樹脂の使用が可
能であるが、本考案の構造とすれば、特にフツ素
樹脂のように摩擦係数の小さい樹脂を用いた場合
にも充分な引抜強度と気密性が確保されるので、
その実用上の効果は極めて大である。
例えばポリアセタール、ポリアミド、ポリプロピ
レン、ポリ塩化ビニル等の各種の樹脂の使用が可
能であるが、本考案の構造とすれば、特にフツ素
樹脂のように摩擦係数の小さい樹脂を用いた場合
にも充分な引抜強度と気密性が確保されるので、
その実用上の効果は極めて大である。
以上説明したように、この考案によれば、端部
に内筒部と外筒部とで管体挿入方向に拡径する円
錐台筒状の管体受入溝が形成され、さらに外筒部
の外周面には管体挿入方向に拡径するテーパ雄ね
じ部を有する合成樹脂製の継手本体と、この継手
本体のテーパ雄ねじ部に螺合するテーパ雌ねじ部
を介して継手本体に結合され、螺合により外筒部
を縮径して挿入された管体のフレアー状端末部を
内筒部と外筒部とで挾圧係止せしめる合成樹脂製
の締め付けナツトを備えて構成されるものである
から、フレアー結合により引抜強度及び気密性が
大幅に向上する。このため、特にフツ素樹脂等の
ように滑りやすい樹脂で継手本体を形成し、管体
として同様な材質からなるプラスチツクチユーブ
を接続した場合にも充分な引抜強度と気密性を確
保することができ、信頼性の高い管継手となる。
に内筒部と外筒部とで管体挿入方向に拡径する円
錐台筒状の管体受入溝が形成され、さらに外筒部
の外周面には管体挿入方向に拡径するテーパ雄ね
じ部を有する合成樹脂製の継手本体と、この継手
本体のテーパ雄ねじ部に螺合するテーパ雌ねじ部
を介して継手本体に結合され、螺合により外筒部
を縮径して挿入された管体のフレアー状端末部を
内筒部と外筒部とで挾圧係止せしめる合成樹脂製
の締め付けナツトを備えて構成されるものである
から、フレアー結合により引抜強度及び気密性が
大幅に向上する。このため、特にフツ素樹脂等の
ように滑りやすい樹脂で継手本体を形成し、管体
として同様な材質からなるプラスチツクチユーブ
を接続した場合にも充分な引抜強度と気密性を確
保することができ、信頼性の高い管継手となる。
また、接続前に管体端末部にフレアー加工を施
す必要はなく、管体は継手本体の環状溝に差し込
まれるにつれてその端末部分がフレアー状に変形
する。そして、この状態で締め付けナツトを締め
付けるだけでよいから、接続が簡単で作業性がよ
い。さらに、変形して内筒部とで管体を挾持する
継手本体の外筒部の機械的強度が充分に確保され
る形状となつていることから、繰り返し使用で
き、耐久性も大幅に向上する。また、部品点数も
少なく、加工も容易なので経済的な管継手とな
る。
す必要はなく、管体は継手本体の環状溝に差し込
まれるにつれてその端末部分がフレアー状に変形
する。そして、この状態で締め付けナツトを締め
付けるだけでよいから、接続が簡単で作業性がよ
い。さらに、変形して内筒部とで管体を挾持する
継手本体の外筒部の機械的強度が充分に確保され
る形状となつていることから、繰り返し使用で
き、耐久性も大幅に向上する。また、部品点数も
少なく、加工も容易なので経済的な管継手とな
る。
なお、この考案は上記実施例に限定されるもの
ではなく、例えば継手本体をエルボ状にしたりす
るなど、継手本体あるいは締め付けナツトの形状
の変更は任意であり、この考案の技術思想内での
種々の変更はもちろん可能である。
ではなく、例えば継手本体をエルボ状にしたりす
るなど、継手本体あるいは締め付けナツトの形状
の変更は任意であり、この考案の技術思想内での
種々の変更はもちろん可能である。
第1図はこの考案による管継手の締め付けを完
了する前の状態を示す部分縦断側面図、第2図は
同管継手の締め付けを完了したときのその状態を
示す部分縦断側面図である。 1……管継手、2……管体、10……継手本
体、11……内筒部、12……管体受入溝、13
……外筒部、14……テーパ雄ねじ部、20……
締め付けナツト、21……テーパ雌雌部。
了する前の状態を示す部分縦断側面図、第2図は
同管継手の締め付けを完了したときのその状態を
示す部分縦断側面図である。 1……管継手、2……管体、10……継手本
体、11……内筒部、12……管体受入溝、13
……外筒部、14……テーパ雄ねじ部、20……
締め付けナツト、21……テーパ雌雌部。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 管体挿入方向に径が漸増し管体の内側に嵌合
する内筒部と、この内筒部の外周面にほぼ平行
な内周面を有すると共に外周面には管体挿入方
向に拡径するテーパ雄ねじ部を有し、前記内筒
部を実質的に同心状に囲んで相互の間に管体挿
入方向に拡径する円錐台筒状の管体受入溝を形
成する外筒部とを一端部に備える合成樹脂製の
継手本体、及びこの継手本体のテーパ雄ねじ部
に螺合するテーパ雌ねじ部を有し、継手本体へ
の螺合結合により外筒部を縮径してこの外筒部
と内筒部とで管体受入溝に挿入された管体のフ
レアー状端末部を挟持せしめる合成樹脂製の締
め付けナツトを備えてなる管継手。 (2) 実用新案登録請求の範囲第1項に記載の管継
手において、継手本体と締め付けナツトはフツ
素樹脂からなることを特徴とする管継手。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987154836U JPH0314625Y2 (ja) | 1987-10-09 | 1987-10-09 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987154836U JPH0314625Y2 (ja) | 1987-10-09 | 1987-10-09 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0158887U JPH0158887U (ja) | 1989-04-13 |
JPH0314625Y2 true JPH0314625Y2 (ja) | 1991-04-02 |
Family
ID=31431925
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1987154836U Expired JPH0314625Y2 (ja) | 1987-10-09 | 1987-10-09 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0314625Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP7365316B2 (ja) * | 2020-10-28 | 2023-10-19 | グローブライド株式会社 | 釣竿用リールシート及び釣竿 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6057089A (ja) * | 1983-08-01 | 1985-04-02 | ラルフ ゲイロ−ド ライデノ−ル | チユ−ブカツプリング及びその形成方法 |
-
1987
- 1987-10-09 JP JP1987154836U patent/JPH0314625Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6057089A (ja) * | 1983-08-01 | 1985-04-02 | ラルフ ゲイロ−ド ライデノ−ル | チユ−ブカツプリング及びその形成方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0158887U (ja) | 1989-04-13 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US4637636A (en) | Tube couplings | |
US4674775A (en) | Coupling for corrugated conduit | |
US6019399A (en) | Split-ring fluid coupling for corrugated tubing and method of assembly | |
US7380837B2 (en) | Fitting for a sanitary hose | |
KR100571698B1 (ko) | 수지제 관이음매에 있어서의 튜브이탈방지방법 및튜브이탈방지구조 | |
US6412832B1 (en) | Self-flaring plastic fittings | |
US4253686A (en) | Pipe coupling useful at high fluid pressures | |
US6513839B2 (en) | Pipe joint made of resin | |
US6601879B2 (en) | Plastic fitting for flared tubing | |
US20070013189A1 (en) | Sealing fitting for stainless steel tubing | |
US6324739B1 (en) | Inner ring press-insertion jig for a pipe joint made of resin | |
JPH0314625Y2 (ja) | ||
JP2001141169A (ja) | 管継手の構造 | |
JP3656752B2 (ja) | チューブ材の継手 | |
JP2011069484A (ja) | ホース継手 | |
JPS62110093A (ja) | 管継手 | |
US3023033A (en) | Tube connector having elastic deformation means | |
KR100962465B1 (ko) | 배관용 커플링 | |
AU5852590A (en) | Polymeric tube fitting | |
JPH0728467Y2 (ja) | 波形管用継手 | |
JPH0618115Y2 (ja) | 管継手 | |
JPH0338551Y2 (ja) | ||
KR200187818Y1 (ko) | 배관연결장치 | |
WO2005012780A1 (en) | Pipe fitting for multilayer tubes | |
KR920004644Y1 (ko) | 금속관 연결구 |