JPH05301352A - インク供給装置及び該装置を備えたインクジェット記録装置 - Google Patents

インク供給装置及び該装置を備えたインクジェット記録装置

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JPH05301352A
JPH05301352A JP5030736A JP3073693A JPH05301352A JP H05301352 A JPH05301352 A JP H05301352A JP 5030736 A JP5030736 A JP 5030736A JP 3073693 A JP3073693 A JP 3073693A JP H05301352 A JPH05301352 A JP H05301352A
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impeller
pump
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 インクタンク内に摩擦粉等のゴミが混入しな
いインク加圧ポンプ及び交換の簡単なフィルターを提供
すること 【構成】 インクタンクの外部で回転自在に支持される
シャフトのタンク内の一端にインペラーを取付け、該イ
ンペラーはタンク内で他部材と摺動することなくインク
を加圧する構成及びインク液面の略全面に浮遊するフロ
ート付フィルターを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はインクジェット記録ヘッ
ドにインクを供給するインク供給装置及び該装置を備え
たインクジェット記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来よりインクの吐出不良を防止するた
め、インク吐出口表面に付着するゴミや紙粉、あるいは
ノズル内の増粘したインクを除去するためにインク加圧
ポンプを用い、ノズル内の異物を外へ排出し、吐出口表
面を洗い流す記録ヘッドの吐出回復動作が行われてい
る。インク加圧ポンプとしては例えば、ギアポンプ、ベ
ローズポンプ、ピストンポンプを用いたインク供給装置
が実用化されている。
【0003】しかしながら、ギアポンプを用いた場合、
インク中で一対のギアが回転するため、噛み合い部や回
転中心軸のシール材や軸受部の摺動面からゴミ(摩耗
粉)が発生する。このゴミはポンプが動作すれば発生し
つづけ、所定のポンプ能力(インク圧,流量)を得るた
めには高精度な単部品精度と組立精度とを必要とする
が、摩耗が進行してポンプ能力自体も低下してしまう。
【0004】またベローズポンプ、ピストンポンプに
も、インク中に摺動部を有し、ゴミが発生する。また逆
流防止弁が必要であり、弁の開閉動作でゴミが発生す
る。また、連続してインク加圧するには、さらに圧力タ
ンクが必要で装置が大型化、複雑化してしまう。
【0005】一般に、記録ヘッドの吐出口径は微細で例
えば400dpi,256ノズルからなる記録ヘッドで
は約20μmである。インク加圧ポンプからゴミが発生
するとノズルにゴミが詰まり、インクの吐出不良を生
じ、所望の画像が得られなくなってしまった。
【0006】これらの不具合に対して、記録ヘッドとイ
ンク加圧ポンプとのインク流路内にフィルターを設け、
ゴミが記録ヘッドに達する前に回収する手法が提案さ
れ、実用化されている。
【0007】ところが、上述した従来のインク加圧ポン
プでは、フィルターが目詰りを生じてしまう。すると記
録ヘッドへのインク加圧力が不足し、吐出口表面の増粘
インクや、紙粉等を洗い流すだけの流量が得られず、吐
出回復能力が著しく低下してしまう。また記録ヘッドが
記録中に消費するインクは、ノズルの毛細管現象によ
り、自己補給されるが、フィルターが目詰りしていると
流動抵抗が大きく、補給がまにあわなくなり、空気を吸
い込んで吐出不良を生じたり、熱エネルギーを利用して
インクを吐出する記録ヘッドでは、インクを増粘させた
り、焦がして、破損してしまうこともある。
【0008】さらに画像欠陥や記録ヘッドの破損を生じ
るだけでなく、フィルターが目詰りすると、フィルター
とポンプ間のインク圧が上昇し、インク流路の連結部か
らインクがリークし、機内をインク汚染してしまった。
【0009】その具体的な従来例について説明する。
【0010】図14に従来のインク循環の一例を示す。
例えばカートリッジ11cなどの補給手段によって適宜
インクはサブタンク53に補給される。サブタンク53
から加圧回復循環の場合にはポンプ55によってチュー
ブ52からフィルター12を通過してヘッド9cに達す
る。記録の場合はチューブ51からフィルター13を通
過してヘッド9cに達する。サブタンク53内のインク
の液面にはフロート111が浮いていて、インクが減る
に従って下降してきて光透過形のセンサ112にてフロ
ート111が検知されると、インク補給のタイミングが
出力される。
【0011】また、図13,14に示すような従来のイ
ンクジェット記録装置では、以下のような問題があっ
た。
【0012】すなわち、インク内の不純物は記録ヘッド
内のフィルターに達して初めてトラップされる為、記録
ヘッドの使用経過に従って比較的早期にフィルターの目
詰りが生じ、流量不足がひきおこされていた。しかもフ
ィルター自体の交換は不可能であった為にこのような不
良の生じた記録ヘッドは交換しなくてはならず、ランニ
ングコストは品質安定性の面で大きな問題となってい
た。
【0013】さらに、近年の高速記録の要請からキャリ
ッジ9の移動速度は上昇する傾向にあり、短時間で一定
の高速に達する必要があり、また高速での復帰駆動から
停止までの時間も短く、そのため、キャリッジ9内部の
サブタンク53のインク液面が慣性によって大きく揺動
し、記録ヘッドのノズルに対しての圧力変動を起こした
り、また、サブタンクからのインクあふれを防止する為
に、バッファスペースを設ける必要が生じ、その分のス
ペースが装置の小型化に対しての障害となっていた。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】本発明は長期にわたり
安定した記録が行えるインク供給装置及び該装置を用い
たインクジェット記録装置を提供することを目的とす
る。
【0015】本発明の他の目的は、ゴミの発生しないイ
ンク加圧ポンプを開発し、ノズルやフィルターの目詰り
がなく、長期にわたり、記録ヘッドの安定した記録状態
と吐出回復能力を保つことのできるインク供給装置を提
供することにある。
【0016】本発明の他の目的はインク内で摺動する部
材がないためゴミ(摩耗粉)が生じることなくインクを
加圧することができ、インクの吐出不良やフィルターの
目詰り等の不具合が完全に解消できるインク供給装置を
提供することにある。
【0017】さらに、本発明の他の目的はインク貯蔵部
のインク液面の略全域にわたってフィルターを浮かせて
設けることで交換性に優れたフィルター装置が提供で
き、かつインク液面をフィルターで覆うことで慣性によ
るインク液面の乱れを軽減することができるインク供給
装置を提供することにある。
【0018】さらに本発明の他の目的は、被記録材に対
してインクを吐出して記録するインク吐出口を有した記
録手段にインクを加圧して供給するインク供給装置にお
いて、インク貯蔵部と、一端がインク貯蔵部のインク内
まで延長され、インク貯蔵部の外部で回転自在に支持さ
れたシャフトと、前記シャフトの一端に一体的に設けら
れたインペラーと、前記シャフトの軸線方向でインク貯
蔵部と連通し、前記インペラーの接線方向にインク出口
を有したインペラーを内包するケーシングと、前記シャ
フトを回転駆動するための駆動部とを有し、前記シャフ
トおよび前記インペラーはインク液中で他部材と摺動あ
るいは当接することなくインクを加圧し、前記記録手段
に供給することを特徴とするインクジェット記録装置の
インク供給装置を提供することにある。
【0019】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のインク供給装置は、一端がインク貯蔵部の
インク内まで延長され、インク貯蔵部の外部で回転自在
に支持されたシャフトとシャフトの一端に設けられたイ
ンペラーと、インペラーを内包するインク出口を有した
ケーシングとシャフトを回転するための駆動部とを具備
している。
【0020】また、本発明によれば、キャリッジに搭載
された記録手段にインクを供給する、キャリッジと協動
するインク補給手段のインク液面に、インク液面を略全
域にわたっておおうようなフロートフィルターを浮遊さ
せることにより、交換性に優れたフィルター装置を提供
し、かつ慣性によるインク暴れを軽減することが可能な
インクジェット記録装置が得られる。
【0021】
【作用】従って、インク内で摺動する部材がないためゴ
ミ(摩耗粉)が生じることなくインクを加圧することが
でき、インクの吐出不良やフィルターの目詰り等の不具
合が完全に解消できる。
【0022】さらに、インク貯蔵部のインク液面の略全
域にわたってフィルターを浮かせて設けることで交換性
に優れたフィルター装置が提供でき、フィルターを透し
てインクを補給できると共に、インク液面をフィルター
で覆うことで慣性によるインク暴れを軽減することがで
きる。
【0023】
【実施例】以下、本発明の実施例について、図面を参照
して詳細に説明する。
【0024】図4は本発明による記録装置の断面図で、
1は記録装置本体、2は記録材としての長尺状ロール、
4は記録材を所定長さにてカットするカッタ、3,5は
夫々記録材を搬送方向に搬送する一対の搬送ローラ、5
は記録材の後述の記録ヘッドの記録印字幅に対応する所
定量を正確に搬送位置決めする副走査ローラ、6は記録
後の記録材を搬送する引張りローラである。以上の構成
により、ロール2から供給される記録材の搬送経路は形
成される。
【0025】7はカット状の記録材をストックしておく
カセット、8は記録材をガイド及び搬送するガイド部
で、カセット7から搬送された記録材は、副走査ローラ
5の直前にて、前述のロール2からの搬送経路と合流す
る。9は後述の記録ヘッド(不図示)を有するキャリッ
ジで、一対の主走査レール9aにより、図面上奥行方向
に移動可能に支持される。10はキャリッジ9と記録材
をはさんで対向する位置にあるプラテンであり、さらに
記録中の記録材の浮きを防止して平面に保つとともに、
記録材が記録ヘッドと接触するのを防止するための、た
とえばエアーによる吸引、あるいは静電吸着板等の吸引
吸着手段を有する。
【0026】前記記録手段(記録ヘッド)は、熱エネル
ギーを利用してインクを吐出するインクジェット記録手
段であって、熱エネルギーを発生するための電気熱変換
体を備えたものである。また、前記記録手段は、前記電
気熱変換体によって印加される熱エネルギーにより生じ
る膜沸騰による気泡の成長、収縮によって生じる圧力変
化を利用して、吐出口よりインクを吐出させ、記録を行
うものである。
【0027】次に、記録ヘッドの周辺を図5を用いて説
明する。
【0028】キャリッジ9は、シアン、マゼンタ、イエ
ロー、ブラックに対応する記録ヘッド30C ,30M
30Y ,30Bkを備える。11は該記録ヘッド30C
30 M ,30Y ,30Bkにインクを供給するインク供給
装置で、シアン、マゼンタ、イエロー、ブラックに対応
するインクカートリッジ11C ,11M ,11Y ,11
Bkを備える。不図示のポンプにより、チューブ12C
12M ,12Y ,12 Bkを介して、記録ヘッド30C
30M ,30Y ,30Bkにインクを供給する。13はキ
ャリッジ9を主走査方向(図示左右方向)に走査駆動す
るパルスモーターで、該モーター13に固定されるプー
リー14、プーリー15、ベルト16を介して、キャリ
ッジ9を駆動する。17はインク供給装置11をキャリ
ッジ9と同期して主走査方向(図示左右方向)に走査駆
動するモーターで、該モーター17に固定される駆動プ
ーリー18、プーリー19、ベルト20を介してインク
供給装置11を駆動する。
【0029】2は前述のロール状又はカット状の紙等の
記録材で、副走査ローラ5、引張りローラ6により図中
上方向に搬送される。23は画像品位を低下させる要因
を除去するための処理(以下、吐出回復処理と称す)を
行うための位置にあるキャップ部材である。記録ヘッド
30C ,30M ,30Y ,30Bkのノズル面を該キャッ
プ部材23で覆い、この状態で記録ヘッドノズルから、
記録ヘッドの駆動によるインク吐出、ないしは加圧によ
るインク排出を行うものである。さらに、キャップ部材
23内において、高速気流を記録ヘッドノズル面に導入
し、この気流によって前述のインク吐出にともなう残留
インク、ゴミ、ケバ等をノズル面から吹飛ばすことによ
り、ノズル面の清掃を行い不吐、ムラを除去する。
【0030】図6は、前記記録手段(記録ヘッド)30
のインク吐出部の構造を模式的に示す部分斜視図であ
る。図6において、被記録材2と所定の隙間(例えば、
約0.5〜2.0ミリ程度)をおいて対面する吐出口形
成面31には、所定のピッチで複数の吐出口32が形成
され、共通液室33と各吐出口32とを連通する各液路
(ノズル)34の壁面に沿ってインク吐出用のエネルギ
ーを発生するための電気熱変換体(発熱抵抗体など)3
5が配設されている。本例においては、記録ヘッド30
は、前記吐出口32が前記キャリッジ9の移動方向(主
走査方向)と交叉する方向に並ぶような位置関係で、該
キャリッジ9に搭載されている。こうして、画像信号ま
たは吐出信号に基づいて対応する電気熱変換体35を駆
動(通電)して、液路34内のインクを膜沸騰させ、そ
の時に発生する圧力によって吐出口32からインクを吐
出させる記録ヘッド30が構成されている。
【0031】図4、図5を用いて、通常の一連の記録シ
ーケンスを説明する。図4において、ロール2、もしく
はカセット7より搬送された記録材は、副走査ローラ5
の直前に位置する記録材検知センサー(不図示)によ
り、記録材が検知されると、搬送経路の副走査ローラ
5、および引張りローラ6は所定量、つまり、記録材の
先端が引張りローラ6に至るまで駆動される。
【0032】図5において、記録材2の先端が引張りロ
ーラ6に至るまで搬送されると、キャリッジ9、インク
供給装置11は、それぞれモーター13,17により走
査方向(図示右側)に駆動される。これと共に、記録ヘ
ッド30C ,30M ,30Y,30Bkは、画像信号に基
づいて、図中Iとして示す記録幅にて記録を行う。
【0033】ライン記録後、キャリッジ9、およびイン
ク供給装置11は、図示左側の所定位置まで復帰駆動さ
れると共に、記録材2は各ローラ対により、記録幅Iに
対応して正確に搬送される。
【0034】以上の記録シーケンス、記録材搬送のシー
ケンスを所定サイクル行った後、記録材2は機外に排出
される。
【0035】次に、本発明に係るインク供給装置を図1
を用いて説明する。
【0036】まず吐出回復処理時のインク流路に従い本
実施例の構成を説明すると、前後側板40,41間にイ
ンクカートリッジ11cが挿入されており、インクタン
ク42cにインクcを供給している。インクタンク42
cは、主走査レール対9a上を走査するキャリッジ9に
内設され、下部には記録ヘッド9cにインクを加圧供給
して吐出回復処理を行うためのインク加圧ポンプ100
(詳細は後述する)を具備している。ポンプ100が動
作するとポンプケーシング101に設けられたインク出
口102から加圧されたインクcが流れ出す。インク供
給チューブ12c、連結器43,44を通り、さらに記
録ヘッド側の供給チューブ45、フィルター46を通過
して共通液室33に流入する。そして、図6で示した各
液路(ノズル)34、吐出口32から排出し、吐出面か
らゴミや増粘インク等を洗い流す。また一部のインクは
共通液室33よりフィルター47、排出チューブ48を
通り、さらに連結器43,44、チューブ49を通って
インクタンク42cに戻る。従って本実施例ではインク
の加圧循環方式による吐出回復処理が行われる。
【0037】吐出回復処理時には、図5に鎖線で示すよ
うに、記録ヘッドを載置するキャリッジ9はキャップ部
材23に対向した位置で行われ、キャップ内にインクを
排出し、不図示の廃インクボトルに回収される。
【0038】一方、記録動作中のインク供給は、ポンプ
100は停止したままで、記録で消費されるインクcは
記録ヘッド30cのノズル34による毛細管現象により
インクタンク42cから各チューブを通して自己補給さ
れる。
【0039】図1に示したフィルター46,47は、イ
ンクカートリッジ11cの交換時や、記録ヘッド30c
を交換する際に、インクタンク42cあるいは連結器4
3,44から侵入する恐れがある外部のゴミ等をトラッ
プするものである。
【0040】さらに、インク加圧ポンプ100について
図1、図2を用いて説明する。
【0041】シャフト103はインクタンク上方で前側
板40に固定された軸支板104とキャリッジ9に取付
けられた軸受部材105で回転自在に2点支持されてい
る。シャフトの一端は、インクタンク42cの底面を貫
通するまで延長され、インペラー106が取付けられ
る。駆動モータ107は軸支板104上に設置され、モ
ータギア108とシャフト103に取付けられたシャフ
トギア109によりインペラー106を有するシャフト
103を回転駆動する。シャフト103およびインペラ
ー106はインクタンク底部と隙間した状態で軸受部材
105により回転自在に支持され、さらに、インクタン
ク底部とでインペラー106を内包するポンプケーシン
グ101も、軸線方向および半径方向においても所定の
ギャップを有している。駆動モータ107が動作すると
インペラー106が回転し、インクタンク底部の貫通穴
50cからインクcをケーシング101内に導入する。
そして図2のポンプ断面図に示すように、インペラーは
インクを各羽根間に持って回転し、インクに遠心力を与
え、ケーシング内のインク圧が高められる。インクはケ
ーシングの内壁に沿って移動し、内壁に対して接線方向
に設けられたインク出口102から流出し、各チューブ
を通って記録ヘッド側へと流れ、吐出回復処理が行われ
る。
【0042】また、図1において、キャリッジ9に取付
けられた軸受部材105の直下には、ゴミ受材110が
シャフト103に固定され、さらにインクタンク42c
の上部には仕切板51が設けられている。軸受部材とし
て例えば自己潤滑性材料からなるスベリ軸受を用いた場
合、シャフトとの摺動で摩耗粉が発生する。また、ボー
ルベアリングを用いた場合でも、潤滑油が浸出し飛散す
ることがある。これらの異物が、インクタンク42c内
に落下しないように、ゴミ受材110と、さらに仕切板
51で落下防止している。
【0043】以上、シアンインクの供給装置に対して説
明してきたが、マゼンタ、イエロー、ブラック各色に対
応して同様の構成を有するものである。
【0044】次に、従来のギアポンプを用いた供給装置
と、本発明による図1で示した実施例(以下、タービン
ポンプと称す)の比較実験を行い、本発明に係るタービ
ンポンプの優位性について述べる。また、ピストンポン
プとの比較によるタービンポンプの優位性についても適
宜述べる。
【0045】尚、図15〜図17に各種ポンプの模式図
を示す。ここで、図15(a)はタービンポンプの平面
模式図、図15(b)はタービンポンプの正面模式図で
あり、Cはインク、12cは供給チューブ、42cはイ
ンクタンク、49は戻しチューブ、50cは貫通穴(イ
ンク供給口)、100はポンプ(タービンポンプ)、1
01はケーシング、103はシャフト(駆動軸)、10
6はインペラーである。図16(a)はギアポンプの平
面模式図、図16(b)はギアポンプの正面模式図であ
り、201はケーシング、203はシャフト(駆動
軸)、213は駆動ギア、214は従動ギア、215は
シール部材、242cはインクタンク、249は戻しチ
ューブ、250cは貫通穴(インク供給口)である。図
17(a)はピストンポンプの吸引時の断面模式図、図
17(b)はピストンポンプの排出時の断面模式図であ
り、301はピストン、302はシリンダー、303は
流入側弁、304は排出側弁、350cはインク流入口
である。
【0046】 耐久性の比較 タービンポンプでは、インペラー106は他の部材と接
触することがなく、長時間のポンプ動作を行っても摩耗
によるゴミ発生、ポンプ効率(インク圧)の低下は生じ
ない。
【0047】ギアポンプでは、高精度に加工、組み立て
られたポンプでも、歯の噛み合いのため、歯面の摩耗に
よるゴミが発生し、また、摩耗とともに効率も低下す
る。
【0048】また、ピストンポンプでは、弁の当接面で
の摩耗が発生し、特に、インク供給装置の外部からゴ
ミ、ケバ等がインク内に侵入すると、弁303,304
を損傷したり、ピストン301とシリンダー302との
シールドが不完全となったりして、ポンプの効率は極め
て低下する。
【0049】図3は、従来のギアポンプを用いた供給装
置と、本発明に係るタービンポンプとの比較実験を行っ
た結果を示すグラフである。実験に際して、ギア21
3,214及びインペラー106は共に同材質(ジュラ
コンM90−44)で作製し、同一のインク圧1.0k
g/cm2 でポンプの動作回数に対するゴミ(1〜20
μmの大きさ)の数で比較した。図3から明らかなよう
に、従来のギアポンプではゴミの発生量が多く、動作を
続ける限り、ゴミは発生し続ける。
【0050】これに対し、本発明に係るタービンポンプ
は、極めて低い値であり、ゴミの発生量の増加傾向も見
られない。
【0051】更に、以下に示す実験条件に基づき、ター
ビンポンプとギアポンプとの比較実験を行った。
【0052】実験条件 a.インク圧1.0kg/cm2 、ケーシング外径を同
等とする。
【0053】b.タービンポンプのインペラー形状: 外径,Φ19mm 羽根数,6枚 羽根の平均幅,1.2mm 羽根の取り付け部の軸径,Φ6mm 軸方向の投影面積,81.5mm2 c.ギアポンプのギア: 歯数,15 モジュール,0.8 ギアの厚さ,8mm 軸方向の投影面積,113.1mm2 ×2個=226.
2mm2 ポンプ内の空気の滞留の比較 ポンプ内に空気(気泡)が存在すると、ポンプの動作に
より、空気は細分化されて供給チューブ12cを通って
記録ヘッド内に導入されてしまう。この気泡が記録ヘッ
ドの吐出口に連通するインク液路34内に侵入した状態
で記録動作が行われると、該気泡がエアーダンパーとし
て働き、正常なインク吐出ができなくなる虞れがある。
また、ヒーター35近くに気泡が存在すると、ヒーター
35の発熱による熱により液路34内にインクの焦げ付
きを生じたり、あるいはインクの増粘を生じたりするこ
とで、液路34内にインクの目詰まりを起こさせてしま
う。
【0054】本発明のタービンポンプでは、インペラー
106と、インペラー106を内包するケーシング10
1及びインクタンク42c底部とのギャップは、約1m
mである。空のインクタンク42cにインクCを注入し
た時に、ケーシング101内の空気(気泡)は、浮力で
上方へ移動し、インペラー106の形状に応じた形状に
形成されているケーシング106内部の上方の斜面に沿
って更に上方へ移動し、インク流入口50cより排出さ
れ、ケーシング106内に空気が残留することはない。
気泡の出口であるインク流入口50cは、インペラー1
06の回転中心上にあり、気泡の除去には有効である。
【0055】一方、例えば、ギアポンプでは、ギア21
3,214とケーシング201とのギャップは、スラス
ト方向、ラジアル方向ともに約0.1mmと極小で、空
気(気泡)のケーシング201内からの排除が極めて困
難である。また、浮力により気泡は上方へ移動するが、
該気泡は、ケーシング201からの空気(気泡)の出口
であるインク流入口250cは、ギア213,214の
軸方向からみて、ギア対とは離れた位置にあり、ギアポ
ンプのフラットな上面形状に対応するフラットな形状の
ケーシング201上方内部に滞留してしまう。ギアポン
プの初期の動作である程度の気泡のケーシング201内
からの除去はできるが、特にギアの回転軸回りに存在す
る気泡は、ポンプの動作だけでは十分な除去が困難であ
る。このような状態でギアポンプを駆動すると、気泡を
含んだインクを記録ヘッドへ供給してしまい、インクの
吐出不良の原因となってしまう。
【0056】また、上記実験条件のデータの両者の軸方
向の投影面積を比較すると、タービンポンプの投影面積
はギアポンプの投影面積の約3分の1程度であるため、
タービンポンプの方がインクと気泡との入れ換えをスム
ーズに行うことができる。
【0057】また、ピストンポンプの場合を例にとる
と、シリンダ302内に気泡が残留していると、シリン
ダ302内にインクを吸い込む時、インク液の乱流と一
時的な減圧により微細な気泡が多量に発生してしまい、
インクの吐出不良の原因となってしまう。また、ポンプ
の停止時においても、装置内温度の昇温により気泡が膨
張することによる体積増加分だけインクを加圧してしま
い、記録ヘッドのインク吐出口32からインクが流れ出
す等の不具合が生じる。
【0058】 補給の比較 本実施例では、記録動作中はポンプは停止した状態であ
り、記録に用いるインクCは、記録ヘッド30の液路3
4のインクの毛細管力によりインクタンク42cから該
液路34へ補給されている。
【0059】本実施例に示したインク供給装置では、イ
ンクタンク42cから直接戻しチューブ49を通して補
給する経路と、ポンプ100を介して供給チューブ12
cを通す経路があり、タービンポンプでは前述したよう
にインペラー106とケーシング101とのギャップが
広いため、該供給チューブ12cと戻しチューブ49と
の2つの経路を用いて、素早いリフィルが行える。一
方、ギアポンプではギャップが極小であるため流路抵抗
が大きく、補給までの時間がかかる。
【0060】また、ピストンポンプを例にとると、流入
側弁303、流出側弁304の少なくとも一方が閉鎖さ
れているため、1つの補給経路が完全に遮蔽されてしま
う。
【0061】リフィルの時間は、吐出可能なヘッド駆動
周波数を決定するものであり、リフィルの時間が長いこ
とは高速記録には適当ではない。また、短時間に多量の
インクを補給しなければならないフルラインタイプの記
録ヘッドにも不向きとなってしまう。
【0062】 補給の比較 タービンポンプの場合、インペラー106とケーシング
101とのギャップの許容値が広い。インペラー駆動軸
103のスラスト方向でギャップを0.5mm〜2.0
mm、ラジアル方向でギャップを0.5mm〜4.0m
mと変化させても所望インク圧の90%を得ることがで
きる。ところが、ギアポンプでは、スラスト方向及びラ
ジアル方向のギャップを0.1mm〜0.25mmの範
囲に納める必要があり、ギャップがこの値より広がると
インク圧は半減する。
【0063】極小のギャップを確保するためには、各部
品は高精度の加工技術を必要とするとともに、駆動軸の
取り付けガタを除去する等組み立て精度も必要であり、
極めて高価なポンプとなってしまう。
【0064】また、本実施例のように複数色のインクを
用いて記録を行う記録装置の場合には、各色のインクの
インク圧のバラツキは、そのまま記録ヘッドの吐出回復
能力の差となって現れ、高品位のカラー画像の記録を得
ることができない。
【0065】 振動、騒音の比較 1対のギアを回転駆動させるだけでも噛み合い音(歯面
相互の接触音)が発生するとともに、1歯の噛み合い毎
に排出圧が変動する。これがポンプ装置及び装置全体の
振動や騒音を発生させる原因となる。
【0066】タービンポンプの場合には、ギアの噛み合
いは存在しないので、このような振動、騒音の発生はな
い。
【0067】 構成の比較 本発明に係るタービンポンプを用いたインクポンプ10
0は、インペラー106をケーシング101内で回転駆
動するだけでよく、他種のポンプと比べ、最も簡略化さ
れた構成となっている。
【0068】次に図7に本発明を適用しうるシリアルタ
イプのインクジェット記録装置の一例を示す。キャリッ
ジ9はシアン、マゼンタ、イエロー、ブラックに対応す
る記録ヘッド9CBkと、それぞれのヘッドに対応した
インクカートリッジ11C Bkを備える。インクの供給
はインクカートリッジ11cより不図示のインクタンク
を経由して行われるが、その説明は後述する。
【0069】13はキャリッジ9を主走査方向(図中矢
印A,A’方向)に走査駆動するモータで、該モータに
固定される駆動プーリー14、プーリー15、ベルト1
6を介してキャリッジ9を駆動する。
【0070】2はロール状又はカット状の紙等の記録材
で、副走査ローラ5、引張りローラ6により図中矢印B
の向きに搬送される。23は記録ヘッドの画像品位を低
下させる要因を除去するための処理(以下、加圧回復と
称す)を行うための位置にある回復手段である。10は
記録中の記録材の平面を保つプラテンである。
【0071】図8は、本発明を適用したインジェクト記
録装置の他の実施例の要部構成を示す断面図(a)およ
び要部斜視図(b)である。本図は説明の為、シアンイ
ンクに対応した部分のみ示すが、他の3色も同様の構成
である。
【0072】53cはインクタンクで、インクカートリ
ッジ11cよりインクが供給される。52はインクタン
ク53から記録ヘッド9cにインクを供給するチューブ
であり、その途中には加圧回復用のポンプ55が備えら
れている。51は、インクタンク53cと記録ヘッド9
cを結ぶチューブである。80は、インクタンク53c
の液面に浮いているフロートフィルターであり、フィル
ター本体81とフロート部82より成る。フィルター本
体81には数μ〜10数μ程度の直径を持ったSUS系
の薄板が用いられ、フロート部82は、例えば樹脂など
を中空構造に成形したものが用いられる。83はフロー
ト部82と一体に成形された突起83で、液面が下がっ
た場合には、センサ112で検知される。図示のよう
に、フロートフィルター80はインクタンク53c内の
インク液面の略全面を覆うように構成される。
【0073】インク供給は、以下の手順で行われる。
【0074】インクカートリッジ11cより不図示のバ
ルブ等により制御されインクタンク53cに流入した一
定量のインクは、まずフロートフィルター80の、フィ
ルター本体81上に流れ込む。フィルター本体81とそ
の周縁にあるフロート部82には段差があり、この段差
部分に一定量のインクがたまるので、すべてのインクは
フィルター本体81を通って下方に流れ出る。
【0075】記録ヘッド9c内部のノズル内のインク
は、非動作状態時には乾燥防止手段を講じていても徐々
にその粘度が増していく。これを増粘といい、この増粘
インクを排出する為に行う動作を加圧回復動作という。
その手順は、まず、図7に二点鎖線で示したようにキャ
リッジ9を記録ヘッド9CBkが回復手段23に対向し
た位置で停止させる。そして図8において、ポンプ55
を作動させてインクタンク53cよりチューブ52をへ
て記録ヘッド9cにフィルター80によりろ過されたイ
ンクを送り込み、インク圧力を増加させてノズルより増
粘インクを排出させる。
【0076】また、実際の記録中は、フィルター80に
よりろ過されたインクがインクタンク53cよりチュー
ブ51を介してヘッド9cに毛細管現象により供給され
る。
【0077】インクタンク53c内のインクが減少し、
液面が一定レベルに達すると、フロート部82の突起8
3がセンサ112に検知されて、他のインク補給部(本
例ではカートリッジ11c)よりインクが補給される。
【0078】図9に他の実施例を示す。この装置ではイ
ンクの供給方法のみが図7に示す装置と異なり、記録の
方法については同様なので、説明は省略する。
【0079】インクカートリッジ11CBkを備えた供
給系11は、キャリッジ9とは別体の移動体として、キ
ャリッジ9とは別系統の駆動系、すなわちモーター1
7、駆動プーリー18、プーリー19、ベルト20によ
ってキャリッジ9の動きに協動して移動する。
【0080】図10に図9の装置でのインク供給経路を
示す。加圧回復動作時インクタンク53c内部のインク
はポンプ55により、チューブ52を通して送り出され
る。チューブ52よりコネクタ部150を通じてヘッド
9c側のチューブ152に送られる。記録動作時は、チ
ューブ51、コネクタ部150、チューブ151を通し
てインクが送られる。インクタンク53cの液面にはフ
ィルター部81とフロート82よりなるフロートフィル
ター80が備えられている。その他の動作は図8の説明
と同一である。
【0081】図11に他の実施例を示す。図11の装置
においても基本的な記録動作は図7の装置と同様であ
る。
【0082】インク供給系11は、キャリッジ9とは別
体かつ本体側に固定で設けられていて、インクの供給は
キャリッジ9が図中一点鎖線で示される26の位置(以
下、供給位置と称する)において、インクカートリッジ
11CBkよりメインタンク45cをへてキャリッジ9
内のインクタンクに送り込まれる。
【0083】そのインク供給の手順を図12を用いて説
明する。11cはインクカートリッジで、ここからメイ
ンタンク45cにインクが供給される。46はキャリッ
ジ9内に設けられたインクタンク53cにインクを供給
するためのポンプ、50はポンプからコネクト部50a
を結ぶチューブである。47はインク供給の為のコネク
ト部50aを支持する支持部材でモータ48、送りネジ
49により図示矢印C方向に駆動される。54は一端に
コネクト部54aを有し、インクタンク53cにインク
を供給するチューブである。52はインクタンク53c
から記録ヘッド9cにインクを供給するチューブであ
り、その途中にポンプ55が備えられている。51はイ
ンクタンク53cと記録ヘッド9cを結ぶチューブであ
る。80は、インクタンク53cの液面に浮いているフ
ロートフィルターで、フィルター部81及びフロート部
82よりなる。
【0084】インク供給は以下の手順で行われる。キャ
リッジ9が所定のインク供給位置にくると、モータ48
が作動してコネクト部50aと54aを接続する。この
状態でポンプ46が作動するとメインタンク45のイン
クはチューブ50、コネクト部50a,54a、チュー
ブ54を経てフロートフィルター80のフィルター部8
1上に流入する。フィルター部81に流入したインクは
フィルターの目を通してろ過されつつ、インクタンク5
3c内に流れ込む。
【0085】フロートフィルター部及びインクタンク5
3cからヘッド9cへのインクの流れは、及びセンサ1
12による検知は図8と同様である。
【0086】本発明は、特にインクジェット記録方式の
中でも熱エネルギーを利用して飛翔的液滴を形成し、記
録を行うインクジェット方式の記録ヘッド、記録装置に
おいて、優れた効果をもたらすものである。
【0087】その代表的な構成や原理については、例え
ば、米国特許第4723129号明細書、同第4740
796号明細書に開示されている基本的な原理を用いて
行うものが好ましい。この方式はいわゆるオンデマンド
型、コンティニュアス型のいずれにも適用可能である
が、特に、オンデマンド型の場合には、液体(インク)
が保持されているシートや液路に対応して配置されてい
る電気熱変換体に、記録情報に対応していて核沸騰を越
える急速な温度上昇を与える少なくも一つの駆動信号を
印加することによって、電気熱変換体に熱エネルギーを
発生せしめ、記録ヘッドの熱作用面に膜沸騰を生じさせ
て、結果的にこの駆動信号に一対一で対応した液体(イ
ンク)内の気泡を形成できるので有効である。この気泡
の成長、収縮により吐出用開口を介して液体(インク)
を吐出させて、少なくとも一つの滴を形成する。この駆
動信号をパルス形状とすると、即時適切に気泡の成長収
縮が行われるので、特に応答性に優れた液体(インク)
の吐出が達成でき、より好ましい。
【0088】このパルス形状の駆動信号としては、米国
特許第4463359号明細書、同第4345262号
明細書に記載されているようなものが適している。な
お、上記熱作用面の温度上昇率に関する発明の米国特許
第4313124号明細書に記載されている条件を採用
すると、更に優れた記録を行うことができる。
【0089】記録ヘッドの構成としては、上述の各明細
書に開示されているような吐出口、液路、電気熱変換体
の組み合わせ構成(直線状液流路または直角液流路)の
他に熱作用部が屈曲する領域に配置されている構成を開
示する米国特許第4558333号明細書、米国特許第
4459600号明細書を用いた構成も本発明に含まれ
るものである。
【0090】加えて、複数の電気熱変換体に対して、共
通するスリットを電気熱変換体の吐出部とする構成を開
示する特開昭59−123670号公報や熱エネルギー
の圧力波を吸収する開孔を吐出部に対応させる構成を開
示する特開昭59−138461号公報に基づいた構成
としても本発明は有効である。
【0091】さらに、記録装置が記録できる最大記録媒
体の幅に対応した長さを有するフルラインタイプの記録
ヘッドとしては、上述した明細書に開示されているよう
な複数記録ヘッドの組み合わせによってその長さを満た
す構成や、一体的に形成された1個の記録ヘッドとして
の構成のいずれでもよいが、本発明は、上述した効果を
一層有効に発揮することができる。
【0092】加えて、装置本体に装着されることで、装
置本体との電気的な接続や装置本体からのインクの供給
が可能になる交換自在のチップタイプの記録ヘッド、あ
るいは記録ヘッド自体に一体的にインクタンクが設けら
れたカートリッジタイプの記録ヘッドを用いた場合にも
本発明は有効である。
【0093】また、本発明の記録装置の構成として設け
られる、記録ヘッドに対しての回復手段、予備的な補助
手段等を付加することは本発明の効果を一層安定できる
ので好ましいものである。これらを具体的に挙げれば、
記録ヘッドに対してのキャッピング手段、クリーニング
手段、加圧あるいは吸引手段、電気熱変換体あるいはこ
れとは別の加熱素子あるいはこれらの組み合わせによる
予備加熱手段、記録とは別の吐出を行う予備吐出モード
を行うことも安定した記録を行うために有効である。
【0094】さらに、記録装置の記録モードとしては黒
色等の主流色のみの記録モードだけではなく、記録ヘッ
ドを一体的に構成するか複数個の組み合わせによってで
もよいが、異なる色の複色カラー、または混色によるフ
ルカラーの少なくとも一つを備えた装置にも本発明は極
めて有効である。
【0095】以上説明した本発明実施例においては、イ
ンクを液体として説明しているが、室温やそれ以下で固
化するインクであって、室温で軟化するもの、もしくは
液体であるもの、あるいは上述のインクジェット方式で
はインク自体を30℃以上70℃以下の範囲内で温度調
整を行ってインクの粘性を安定吐出範囲にあるように温
度制御するものが一般的であるから、使用記録信号付与
時にインクが液状をなすものであればよい。
【0096】加えて、積極的に熱エネルギーによる昇温
をインクの固形状態から液体状態への状態変化のエネル
ギーとして使用せしめることで防止するか、またはイン
クの蒸発防止を目的として放置状態で固化するインクを
用いるかして、いずれにしても熱エネルギーの記録信号
に応じた付与によってインクが液化し、液状インクとし
て吐出するものや、記録媒体に到達する時点では既に固
化し始めるもの等のような、熱エネルギーによって初め
て液化する性質のインクの使用も本発明には適用可能で
ある。このような場合インクは、特開昭54−5684
7号公報あるいは特開昭60−71260号公報に記載
されるような、多孔質シート凹部または貫通孔に液状ま
たは固形物として保持された状態で、電気熱変換体に対
して対向するような形態としてもよい。本発明において
は、上述した各インクに対して最も有効なものは、上述
した膜沸騰方式を実行するものである。
【0097】さらに加えて、本発明に係る記録装置の形
態としては、ワートプロセッサやコンピュータ等の情報
処理機器の画像出力端末として一体または別体に設けら
れるものの他、リーダ等と組み合わせた複写装置、さら
には送受信機能を有するファクシミリ装置の形態を採る
ものであっても良い。
【0098】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明のインク
供給装置は、インク液中で摺動部、あるいは当接部を有
することなく記録ヘッドにインクを加圧供給することが
できるため、ゴミ詰りによる吐出不良や吐出回復能力の
低下を防止し、記録ヘッドの長寿命化、そして長期にわ
たって高品位な画像を得ることができる。
【0099】また、移動するキャリッジと協動するイン
ク補給手段のインク液面に、その略全面を覆うフロート
フィルターを設けることで、 ・外部からのゴミの侵入を確実に防止でき、 ・フィルターが液面に浮いているだけで、特に固定等さ
れていないので交換が容易である。 ・高速往復動をするインクタンクの液面を略全面フィル
ター部材で覆っているので、慣性によるインク液面の揺
動を抑えることができ、その結果、安定したインク吐出
動作を保ち、かつ、インクタンクの小型化をはかること
ができる。 ・しかも、インク残量検知のフロート部を別個に設ける
必要がない。 等の効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るインク供給装置の構成を示す断面
【図2】図1の加圧ポンプ部の断面図
【図3】従来例と比較実験結果を示すグラフ
【図4】本発明に係るインク供給装置を適用した記録装
置の一実施例を示す断面図
【図5】図4の記録部周辺の要部構成を示す正面斜視図
【図6】記録手段(ヘッド)のインク吐出部の構造を模
式的に示す部分斜視図
【図7】実施例を説明する装置概略図
【図8】インク循環系の説明図
【図9】実施例を説明する装置概略図
【図10】実施例を説明する装置概略図
【図11】実施例を説明する装置概略図
【図12】実施例を説明する装置概略図
【図13】従来例を説明する装置概略図
【図14】従来のインク循環系の説明図
【図15】タービンポンプの模式図
【図16】ギアポンプの模式図
【図17】ピストンポンプの模式図
【符号の説明】
1 2 記録材 9 記録ヘッドのキャリッジ 11 インク供給装置 11c インクカートリッジ(シアン用) 12 供給チューブ 23 キャップ部材 26 供給位置 30 記録ヘッド 32 吐出口 33 共通液室 34 液路(ノズル) 35 電気熱変換体 45c メインタンク 51 仕切板 53c インクタンク 55 ポンプ 81 フィルター本体 82 フロート部 100 インク加圧ポンプ 101 ケーシング 103 シャフト 106 インペラー 110 ゴミ受材

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被記録材に対してインクを吐出して記録
    するインク吐出口を有した記録手段にインクを加圧して
    供給するインク供給装置において、インク貯蔵部と、一
    端がインク貯蔵部のインク内まで延長され、インク貯蔵
    部の外部で回転自在に支持されたシャフトと、前記シャ
    フトの一端に一体的に設けられたインペラーと、前記シ
    ャフトの軸線方向でインク貯蔵部と連通し、前記インペ
    ラーの接線方向にインク出口を有したインペラーを内包
    するケーシングと、前記シャフトを回転駆動するための
    駆動部とを有し、前記シャフトおよび前記インペラーは
    インク液中で他部材と摺動あるいは当接することなくイ
    ンクを加圧し、前記記録手段に供給することを特徴とす
    るインク供給装置。
  2. 【請求項2】 インク貯蔵部の上方でシャフトを回転自
    在に支持する支持部材の直下に、インク貯蔵部との仕切
    部材を設けたことを特徴とする請求項1記載のインク供
    給装置。
  3. 【請求項3】 キャリッジに搭載された記録手段が、記
    録媒体に対して相対的に走査してインクを吐出させて画
    像記録を行うインクジェット記録装置のインク供給装置
    において、 記録手段と協動して走査する第1のインク補給手段と、 第1のインク補給手段のインク液面に浮遊するフィルタ
    ーと、前記フィルターを透してインクを補給する第2の
    インク補給手段とを備えたことを特徴とするインクジェ
    ット記録装置のインク供給装置。
  4. 【請求項4】 前記第2のインク補給手段は記録装置本
    体に固定して設けられ、該補給手段から第1のインク補
    給手段へのインク補給は、或る所定位置で行われること
    を特徴とする請求項3記載のインクジェット記録装置の
    インク供給装置。
  5. 【請求項5】 前記第1のインク補給手段は、インク加
    圧用ポンプを備えたことを特徴とする請求項3又は4記
    載のインクジェット記録装置のインク供給装置。
  6. 【請求項6】 請求項1,2,3,4又は5記載のイン
    ク供給装置を備えることを特徴とするインクジェット記
    録装置。
  7. 【請求項7】 請求項1,2,3,4,5又は6記載の
    記録手段は、インク吐出用の熱エネルギーを発生するた
    めの電気熱変換体を備え、該電気熱変換体によって印加
    される熱エネルギーにより、インクに生ずる膜沸騰を利
    用して吐出口よりインクを吐出させることを特徴とする
    インクジェット記録装置。
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