JPH01165446A - 廃液回収装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 工泉上ム■里分繁 本発明は例えばインクジェット式プリンタにおいて記録
に使用されなかった不要なインク等の液体を廃液とし、
これを廃液タンク内に確実に回収し得ろうよにした廃液
回収装置に関する。

良來凶孜迷 第２図は従来のインジェクト式プリンタの一例を示す図
であり、インクタンク１内に収容されたインクはインク
ポンプ２によって加圧されてノズル３から流出してジェ
ット粒子となる。この粒子は流出時に帯電され、多孔質
の制御電極４に形成された隙間を通って回転ドラム５に
向けて噴射されるようになっている。この制御電極４は
カーボン粒子をバインダで固めて形成されており、接地
電極６にそれぞれ一体となった帯電電極７と偏向電極８
とに分割されている。帯電信号９によってノズル３内の
インクに帯電電圧が印加されると、このジェットはこれ
が帯電電極７を通過する間に静電誘導によって帯電する
ことになるが、この帯電信号９は画像信号に対応してい
る。したがって、帯電されたジェット粒子は、偏向電極
８により吸引除去され、非帯電粒子は直進して、回転ド
ラム５に巻付けられた記録紙１０に記録されることにな
る。

帯電されなかったことから記録紙１０に至ることなく、
記録に使用されなかった不要なインクを制御電極６から
外部に排出させるために、この制御電極６と廃液タンク
１１との間には、廃液回収チューブ１２が接続されてい
る。この廃液タンク１１内に不要なインクが円滑に流入
するようにすべく、負圧ポンプ１３が設けられて負圧チ
ューブ１４が廃液タンク１１に接続されている。これに
より、記録紙１０に対するプリント作業が開始すると、
上述したようにインクがジェット粒子となると同時に、
負圧ポンプ１３が作動して廃液タンク１１内が減圧状態
となる。したがって、帯電信号９によって帯電されたジ
ェット粒子は、空気と共に多孔質の制御電極６に吸引さ
れ、廃液回収チューブ１２を通って廃液タンク１１内に
流入することになる。

日が　゛しようと　る４題壱 ところが、このような従来のインクジェット式プリンタ
においては、廃液回収チューブ１２から廃液タンク１１
内に不要となったインクが吸引空気と共に吸入されると
、このインクが既に回収された廃液タンク１１内のイン
クＬの液面に当たり泡を発生させたりインクを飛散させ
ることになる。

この泡の発生は、回収されたインクし、つまり廃液の回
収液面が上昇するにつれて顕著になり、泡状となったり
飛散したインクが負圧チューブ１４内に入り込んでしま
うことになる。そのために、負圧チューブ１４には、廃
液であるインクが混入した空気を濾過するためのストレ
ーナ−１５が取付けられており、この中に装着されたフ
ィルターによって空気内に含まれているインクを捕集す
るようにしている。

しかしながら、ある程度の量のインクが前記ストレーナ
−１５内に溜ると、インクが負圧ポンプ１３内にまで至
り、場合によってはインクがこの負圧ポンプ１３から吐
出してプリンタをよごすことがある。そのために、従来
では頻繁にストレーナ−１５内に溜ったインクを除去す
る必要があり、プリンタのメインテナンスが容易でない
のみならず、負圧ポンプ１３内へのインクの流入に起因
して負圧ポンプ１３が故障することがあった。

特開昭５６−５７７１号公報には、回収タンク内を仕切
で２つの部分に区画し、これら２つの部分が下側で相互
に連通するようにしている。そして、一方の部分には回
収タンク内を減圧状態に設定するための負圧チューブが
接続され、他方の部分には廃液を供給するための廃液回
収チューブが接続されている。この場合には回収タンク
内に前記仕切にまで達する程度の廃液が回収されていれ
ば、飛散した液体が負圧チューブ内にまで流入すること
が解消されるが、廃液の液位が仕切よりも低くなってい
ると、液面に落下した廃液によって液面から泡が発生し
たり、液体が飛散することになり、液体が負圧チューブ
内に流入するおそれがあった。

本発明は上記従来技術の問題点に鑑みてなされたもので
あり、廃液タンク内に確実にインク等の廃液を回収し得
るようにすることを目的とする。

Ｊ題占　、′　るための手段 上記目的を達成するための本発明は、廃液発生源と当該
廃液発生源からの廃液を収容する廃液タンクとを廃液回
収チューブにより接続し、負圧ポンプが接続され前記廃
液タンクを減圧状態にする負圧チューブを前記廃液タン
クに接続し、前記廃液タンク内に収容された前記廃液に
浮遊し前記廃液回収チューブ内から前記廃液タンク内に
流入する流体に含まれた前記廃液が衝突する浮遊体を前
記廃液タンク内に装着し、前記負圧チューブ内に前記廃
液が流入しないようにしたことを特徴とする廃液回収装
置である。

作■ 上記構成の廃液回収装置にあっては、廃液タンク内が負
圧ポンプによって減圧された状態になっているので、廃
液発生源からの廃液は、空気等の流体と共に廃液回収チ
ューブによって廃液回収タンク内に流入することになる
。そして、廃液タンク内にはスポンジ等からなり廃液に
浮遊する浮遊体が装着されており、この浮遊体に廃液回
収チューブからの流体中の液体が衝突し、この部分で流
体の流速が減少すると共に液体は既に収容された液体の
液面には衝突しないようになっていることから、廃液タ
ンク内には廃液の液面から泡が発生したり、或いは液体
が飛散することがなくなり、この飛散した液体が負圧チ
ューブ内に流入することがなくなる。

夾施忽 以下、図示する本発明の実施例に基づいて詳細に説明す
る。

第１図は本発明の一実施例に係る廃液回収装置を示す図
であり、この廃液回収装置はインクジェット式プリンタ
において記録に使用されなかった不要なインクを回収す
るために用いられている。

尚、これらの図において前記第２図に示された従来の廃
液回収装置における部材と共通する部材には同一の符号
が付されている。

廃液タンク１１の上端部に設けられた出入口部２０には
、これの外周面に形成されたねじ部にねし結合されるね
じ部を有するキャップ２１が着脱自在に装着されるよう
になっている。このキャップ２１内には前記出入口部２
０を閉塞するためのシール蓋２２が挿入されるようにな
っており、このシール蓋２２には、廃液発生源となる前
記制御電極４と廃液タンク１１とを結び、制御電極４か
らの廃液つまり不要なインクを廃液タンク１１に案内す
る廃液回収チューブ１２が取付けられている。更に、負
圧ポンプ１３が接続され廃液タンク１１内を減圧状態に
する負圧チューブ（サクションチューブ）１４がシール
蓋２２に取付けられている。

したがって、プリント操作が開始すると同時に前記負圧
ポンプ、つまりサクションポンプ１３が作動すると、廃
液タンク１１内は所定の圧力に減圧されて、記録に使用
されなかった不要なインクは廃液発生源である制御電極
４から廃液回収チューブ１２を通って廃液タンク１１内
に流入することになる。第１図において、符号りは廃液
タンク１１内に収容されたインクを示す。

廃液タンク内にはスポンジ等のように廃液の比重よりも
軽い比重となるように形成され廃液タンク１１内の液体
に浮遊する浮遊体３０が装着されている。この浮遊体３
０の一部は前記廃液回収チューブ１２の先端の開口部２
６の下方に位置しており、負圧回収チューブ１２内から
廃液タンク１１内に流入する流体に含まれた廃液が浮遊
体３０に当たり、その流速が抑制されることになる。

これにより、開口部２６から廃液タンク１１内に流入す
る流体に含まれた廃液はその速度が抑制される。即ち、
流体に含まれるインクは、浮遊体３０に衝突するが、そ
の際、浮遊体３０がスポンジ等の多孔質材からなるため
、その衝撃は浮遊体３０によってＭ衝される。そして、
最終的にインクは、この浮遊体３０を通って廃液タンク
内に収容されることになる。その結果、廃液タンク１１
内に収容されたインクＬの表面からは、泡が発生したり
、インクが飛散することがなくなる。

このようにして回収されたインクＬの量が所定の液位以
上となると、廃液タンク１１を交換するか、廃液タンク
１１内のインクＬをここから排出させる必要があるので
、この状態を検知するために、シールｇ２２には２本の
廃液チエツク用の電極２３．２４が相互に所定の間隔を
以って取付けられている。したがって、浮遊体３０に電
極２３．２４が接触する程度までの液位となるまで廃液
タンク１１内にインクが溜まると、これらの電極２３．
２４は浮遊体に含まれたインクＬを介して相互に通電可
能となり、ブザーやランプによって操作者にこれを表示
することが可能となる。ただし、浮遊体３０の一部に切
欠きを形成しておき、液面が上昇した場合に前記それぞ
れの電極２３．２４が直接インクに接触するようにして
も良い。

尚、本発明の実施例にあっては、インクジェットプリン
タに本発明を適用した場合を示すが、これ以外に、タン
ク内を減圧状態に設定し、このタンク内にチューブから
液体を含む流体を供給する場合であれば、どのような場
合にも本発明を適用することが可能となる。

前記実施例におけるように、インクジェット式プリンタ
に廃液回収装置を適用した場合には、不使用のインクの
みが確実に廃液タンク１１内に収容されることになり、
負圧チューブ１２内にはインクが入り込むことがなくな
り、ストレーナ−１５を用いずとも、プリンタ内にイン
クが排出されたり、負圧ポンプ１３が故障することがな
くなった。これにより、プリンタの維持管理が容易とな
るのみならず、タンク１１内のインクの収容景を、イン
クの液面が変動しないことから、高精度で測定すること
ができる。

北咀Ω慾釆 以上のように、本発明によれば、廃液回収チューブから
廃液タンク内に流入する薄体に含まれた廃液は、液面に
当ることなく、浮遊体に衡突することになるので、既に
廃液タンク内に回収された液体の液面からは泡が発生し
なり、或いは液体が飛散することがなくなり、負圧チュ
ーブ内には廃液回収チューブからの液体が流入すること
がなくなった。これにより、負圧チューブに設けられた
負圧ポンプ内に液体が流入することがなくなり、負圧チ
ューブに液体を捕集するためのストレーナ−を設ける必
要がなく、低コストの廃液回収装置が得られることにな
った。また、前記ストレーナ−を用いてもその寿命が飛
躍的に増加することになり、従来必要であったこのスト
レーナ−内に溜った液体を除去する作業が不要となり、
負圧ポンプに液体が入り込むことによる負圧ボンの故障
がなくなることと相俟って、装置の保守管理の困難さが
解消された。更に、廃液回収チューブ内からはしずくと
なって液体が滴下することから、廃液の液面が静かとな
り、回収廃液の液位のチエツクが確実かつ正確になされ
るようになった。

【図面の簡単な説明】

第１図はインクジェットプリンタに具体化された本発明
の廃液回収装置を示す断面図、第２図はインクジェット
プリンタに用いられている従来の廃液回収装置を示す断
面図である。 ４・・・制御電極く廃液発生源）、１１・・・廃液タン
ク、１２・・・廃液回収チューブ、１３・・・負圧ポン
プ、１４・・・負圧チューブ、３０・・・浮遊体。 特許出願人　　　　ミノルタカメラ株式会社代理人　弁
理士　　　八　１）幹　雄（ほか１名）第１図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 廃液発生源と当該廃液発生源からの廃液を収容する廃液
   タンクとを廃液回収チューブにより接続し、負圧ポンプ
   が接続され前記廃液タンクを減圧状態にする負圧チュー
   ブを前記廃液タンクに接続し、前記廃液タンク内に収容
   された前記廃液に浮遊し前記廃液回収チューブ内から前
   記廃液タンク内に流入する流体に含まれた前記廃液が衝
   突する浮遊体を前記廃液タンク内に装着し、前記負圧チ
   ューブ内に前記廃液が流入しないようにしたことを特徴
   とする廃液回収装置。