JP2001171142A - インクジェットプリンタ - Google Patents

インクジェットプリンタ

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JP2001171142A
JP2001171142A JP2000300930A JP2000300930A JP2001171142A JP 2001171142 A JP2001171142 A JP 2001171142A JP 2000300930 A JP2000300930 A JP 2000300930A JP 2000300930 A JP2000300930 A JP 2000300930A JP 2001171142 A JP2001171142 A JP 2001171142A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 インクジェットヘッドに供給されるインクか
ら異物を除去するフィルタに捕捉されてそこに滞留した
気泡によってインク吐出不良等が引き起こされることの
ないインクジェットプリンタを提案すること。 【解決手段】 インクジェットプリンタ1のインクジェ
ットヘッド2には、インク供給管部23、フィルタ24
およびインク取り込み口202を介してインク40が供
給される。インク40に含まれている気泡がフィルタ2
4の上面に捕捉されると、その気泡30は浮力によって
フィルタ上面24aから離脱して、球形の気泡30Aと
なり、円錐台形状のインク通路接続部222からインク
供給管部23内に入り、ここを浮上する。インク通路接
続部222の内容積がインク供給管部23の内接球体積
以下なので、気泡30Aはインク供給管部23内を通過
可能である。よって、フィルタ上面に気泡30が滞留す
ることに起因した印字不良等の弊害を回避できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インクジェットヘ
ッドにインクを供給するインク通路に、インクに含まれ
ている異物を除去するためのフィルタが配置された構成
のインクジェットプリンタに関するものである。更に詳
しくは、フィルタに気泡が捕捉されることにより引き起
こされる印字不良等の弊害を回避可能なインクジェット
プリンタに関するものである。
【0002】
【従来の技術】インクジェットプリンタにおいて、イン
クタンクからインクジェットヘッドに供給されるインク
に異物が混入していると、インクジェットヘッドのイン
クノズルに目詰まりが発生し、インク吐出不良等の弊害
が起きるおそれがある。そこで、インクジェットヘッド
近傍のインク供給路内に異物除去用のフィルタを配置
し、異物がインクと共にインクジェットヘッド内に侵入
することを防止している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ここで、インクタンク
としては着脱可能なインクカートリッジ等が用いられて
いる。インクカートリッジの交換時に、空になったイン
クカートリッジを外すと、インク供給系が大気開放状態
になるので、気泡がインク供給系に侵入する場合があ
る。インクカートリッジ交換後に、インクカートリッジ
からインクジェットヘッドに向けてインク充填動作を行
うと、侵入した気泡も一緒にインクジェットヘッドの側
に送り込まれる。
【0004】気泡がインクジェットヘッドの各インクノ
ズルを介して外部に排出されれば問題はないが、インク
供給路に配置されているフィルタに捕捉されて、そこに
停滞してしまうことがある。気泡がフィルタに捕捉され
ると、その気泡が核となって徐々に気泡が成長してしま
う。この結果、次のような弊害が発生する。
【0005】まず、フィルタに捕捉されている気泡のた
めにインク供給が不安定になってしまう。この結果、必
要量のインクがインクノズルに供給されない場合には、
インク液滴の吐出不良が起こる。さらに、フィルタに捕
捉されている気泡が拡大すると、インク液滴の吐出自体
が不能となってしまう。
【0006】本発明の課題は、フィルタに捕捉された気
泡を自動的に排除できるようにしたインクジェットプリ
ンタを提案することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、インクジェッ
トヘッドと、前記インクジェットヘッドに形成したイン
ク取り込み口と、前記インク取り込み口の上流側に配置
したフィルタと、前記フィルタの上部に位置し、前記フ
ィルタへのインク通路を有する接続ブロックであって、
前記インク通路の断面形状がインクの流れる方向にそっ
て略一定に形成されたインク供給管部と、前記インク供
給管部と前記フィルタの間に位置すると共に連接し断面
形状が前記フィルタの方向に広がっているインク通路接
続部とを有する接続ブロックとを有し、前記インク通路
接続部の内容積は、前記インク供給管部に内接する球の
体積と略同等以下であることを特徴とする。
【0008】本発明においては、インク通路接続部に溜
まった気泡がフィルタ上面から離れて球形の気泡球にな
った場合、当該気泡球はインク供給管部を通過可能な大
きさ以上とはならない。よって、フィルタ上面に捕捉さ
れた気泡は、それに作用する浮力によって自動的にイン
ク供給管部を経由して上方に排出される。
【0009】ここで、前記インク通路接続部は略円錐台
形状をしていることが望ましい。上記構成より、フィル
タ上部の気泡は、テーパ状の内周面としてあるので、フ
ィルタの上面から離脱した気泡は、当該テーパ状の内周
面に沿ってインク供給管部の側に上昇して、インク通路
から確実に排出される。
【0010】そして、前記インク通路接続部を形成する
内周面は、内側に膨らんだ曲面から形成されていること
がテーパ状より更に望ましい。
【0011】また、前記接続ブロックは、前記インク通
路接続部及び前記インク供給管部が、略鉛直となるよう
に取り付けられていることが望ましく、この場合、気泡
球は、インク通路接続部及び前記インク供給管部を形成
する内周面に上昇を阻害されることが無く確実に排出さ
れる。
【0012】更には、前記インク供給管部は、略円柱状
であることが望ましい。この結果、浮力によって上昇中
の気泡球の形状が乱れることがなくインク供給管をスム
ースに通過して排出される。
【0013】又更には、前記フィルタは、前記インク取
り込み口に配置されていることが望ましい。上記構成よ
り、インクジェットヘッドの近くに配置した場合の方が
インクジェットヘッドに侵入する気泡を確実に防ぎこと
ができる。
【0014】また、本発明は、前記接続ブロックの上方
に、前記インク供給管を上昇する気泡を収容する気泡だ
まりを有することも効果的である。このようにすれば、
フィルタ上部に捕捉された気泡は、浮力により当該フィ
ルタ上面から離れて接続ブロックを通って浮上し、その
上方の気泡だまりに貯えられる。この結果、一旦フィル
タ上面から排除された気泡が、再びインク流によってイ
ンク供給管部を通ってフィルタまで流されて、そこに捕
捉されてしまうという弊害を回避できる。
【0015】
【発明の実施の形態】第1の実施の形態 以下に、図1〜図5を参照して本発明を適用したインク
ジェットプリンタの第1の実施の形態を説明する。
【0016】図1は本例のインクジェットプリンタの全
体構成図である。この図に示すように、インクジェット
プリンタ1は、インクジェットヘッド2と、このインク
ジェットヘッド2を担持しているキャリッジ3と、キャ
リッジ3を主走査方向(矢印Aの方向)に往復移動させ
るためのベルト式駆動機構4と、キャリッジ3のガイド
シャフト5を備えている。
【0017】インクジェットヘッド2のインクノズル面
は下向きとされ、当該インクノズル面に対峙するよう
に、その下側にはプラテンローラ6が配置されている。
プラテンローラ6によって記録紙7を副走査方向(矢印
B)に搬送しながら、インクジェットヘッド2により、
当該記録紙7の表面に所望の印字を形成することができ
る。
【0018】キャリッジ3には図2に記載のインク圧力
減衰器8も搭載されており、インクカートリッジ装着部
9に着脱可能に装着されているインクカカートリッジ1
0のインクは、インクチューブ11およびインク圧力減
衰器8を介してインクジェットヘッド2に供給される。
【0019】インクジェットヘッド2によって印字が行
われる主走査方向の印字領域から外れた位置には、廃イ
ンク回収機構13が配置されている。廃インク回収機構
13は、インクジェットヘッド2のインクノズル面をキ
ャッピング可能なキャップ14と、このキャップ14に
回収された廃インクを、廃インクチューブ15を介して
廃インクタンク16に吸引回収する吸引ポンプ17を備
えている。
【0020】次に、図2はインクジェットプリンタ1の
インク供給機構を示す構成図であり、図3はその断面図
である。これらの図を参照して説明すると、インク供給
機構20は、インクカートリッジ10と、インクチュー
ブ11と、インク圧力減衰器8とによって基本的に構成
されている。
【0021】インクカートリッジ10は、偏平な直方体
形状の硬質ケース101と、このケース101に収納さ
れると共に内部にインクが封入されている可撓性のイン
ク袋102を備えている。インク袋102にはインク取
出し口103が形成されており、このインク取出し口1
03はケース101から外側に突出している。
【0022】インクチューブ11の一端には、インク供
給針112が取り付けられており、インク供給針112
は、インクカートリッジ10のインク取出し口103に
差し込まれている。このインク供給針112はプリンタ
1に固定されており、インクカートリッジ10の着脱動
作によって、そのインク取出し口103に差し込まれる
と共に、そこから引き抜かれる。
【0023】一方、インクチューブ11の他端はインク
圧力減衰器8に接続されている。
【0024】図3に示すように、インク圧力減衰器8
は、偏平なカップ状の硬質ケース本体81と、このケー
ス本体81の開口部を塞ぐようにケース本体81に貼り
付けられている軟質のフィルム82と、このフィルム8
2の内面に貼り付けた板ばね83とを有し、ケース本体
81とフィルム82との間に圧力減衰室80が形成され
ている。
【0025】ケース本体81にはインク流入口84とイ
ンク流出口85が形成されている。インク流入口84に
はインクチューブ11が接続され、インク流出口85
は、ケース本体81に形成されたインク流出経路86の
上端に連通している。このインク流出経路86の下端は
大径のヘッド接続部87となっている。
【0026】この構成のインク圧力減衰器8の圧力減衰
室80には所定量のインク40が溜められている。圧力
減衰室80の内圧の増減に応じて、フィルム82が板ば
ね83を外側若しくは内側に弾性変形させて、その容積
が増減する。このフィルム82の変位によって圧力減衰
室80の内圧が一定となるように保持される。よって、
インク流入口84の側のインク圧力が変動しても、イン
ク流出口85からインクジェットヘッド2の側に供給さ
れるインク供給圧が一定となるように保持される。
【0027】次に、図3および図4を参照して説明する
と、インクジェットヘッド2は、インクを貯溜している
インク室201と、このインク室201にインクを取り
込むためのインク取り込み口202とを備え、インク室
201から各インクノズル203に向けてインクが供給
されるようになっている。前述のように、インクジェッ
トヘッド2はそのインクノズル面204が下向きの姿勢
となるようにキャリッジ3に搭載されており、インク取
り込み口202は、インクジェットヘッド2のユニット
ケース上壁210に開いている。
【0028】ユニットケース上壁210には、インク圧
力減衰器8に接続する内径dがほぼ一定に形成されたイ
ンク供給管部23と略円錐台形状の接続部22とを備え
た接続ブロック21が、インク取り込み口202に対応
して取り付けられている。
【0029】このインク供給管部23の上端部分は、ヘ
ッド接続部87に下側からインクが漏れないようにパッ
キン88を変形させて差し込まれている。
【0030】また、インク取り込み口202の直上位置
には、ここからインクジェットヘッド2内に供給される
インクから異物を除去するためのフィルタ板24が接続
ブロック21とユニットケース上壁210とに挟持され
て配置されている。
【0031】ここで、フィルタ24が配置されているイ
ンク通路接続部の構造を更に詳しく説明する。内側が円
錐台形状をした接続部22の内部に形成されているイン
ク通路は、インク取り込み口202に連通している大径
の下端部221と、インク供給管部23に連通している
小径の上端部223と、これら下端部221に形成され
たフィルタ取付け部224と、このフィルタ取付け部2
24から上端部223に到る円錐台形状のインク通路接
続部222とを備えている。
【0032】本例では、フィルタ上面24aから上端部
223までの間のインク通路接続部222の内容積が、
上端部223に連通しているインク供給管部23の内接
球体積と同等以下であるように設定されている。例え
ば、インク通路接続部222の内容積がインク供給管部
23の内接球体積と同一となるように設定されている。
【0033】このように構成したインクジェットプリン
タ1において、インクカートリッジ10の交換時等にお
いてインク供給通路内に気泡が入り込む場合がある。イ
ンク供給通路内に侵入した気泡は、インクジェットヘッ
ド2のインクノズル面204にキャップ14を付けて吸
引ポンプ17で吸引するインク吸引動作によって、フィ
ルタ24にまで達することがある。フィルタ24に達し
た気泡30は、そのフィルタ上面24aに捕捉され、図
4に示すように偏平な半球状態で、フィルタ上面24a
に張り付いた状態になる。
【0034】インク吸引が停止すると、フィルタ上面2
4aに張り付いていた気泡は、表面張力によって球形に
なる。円錐台形状の通路部分222の内容積を上記のよ
うに設定してあるので、ここに溜まって球形になった気
泡30Aの直径Dは、上方に略垂直に延びているインク
供給管部23の内径d以上になることはない。よって、
気泡30Aは、インク40による浮力によって、円錐台
形状のインク通路接続部222の内周面に沿って上方
し、その上端に連続しているインク供給管部23を浮上
して、フィルタ24が取り付けられている接続部22か
ら排出される。
【0035】インク40の比重が1.06、インク供給
管部23の内径1.6mmにおいて実験した結果、インク
通路接続部222の内容積が、上端部223に連通して
いるインク供給管部23の内接球体積の1.1倍までは
確実に気泡は移動し、1.2倍では移動する場合と移動
しない場合があり、1.3倍では殆ど移動しないことが
確認された。
【0036】このように、本例においては、フィルタ上
面24aに捕捉された気泡30は浮力によってフィルタ
上面24aから浮上し、更に、その上方において略垂直
に延びているインク供給管部23を浮上する。よって、
気泡30がフィルタ上面に滞留してしまうことを回避で
きる。
【0037】また、本例では、フィルタ上面24aから
インク供給管部23までのインク通路接続部222を円
錐台形状としてあるので、フィルタ上面24aに捕捉さ
れた気泡30は、当該インク通路接続部222のテーパ
状内周面に沿って速やかに浮上することができる。従っ
て、下向き状態の水平な段差面等が当該インク通路接続
部に形成されている場合のように、浮上しようとする気
泡が段差面に捕捉されてそこに滞留してしまうという弊
害を回避できる。
【0038】ここで、略垂直に配置されているインク供
給管部23の上方に、浮上してきた気泡30Aを溜める
気泡だまりを形成しておけば、このような気泡が再びフ
ィルタ24の側に侵入することを防止できるので好まし
い。
【0039】本実施の形態では、圧力減衰室80のイン
ク流入口84の上部に気泡だまり89を設けている。こ
の場合、インクジェットヘッド2のインクをインクノズ
ル203から吸引しても、圧力減衰室80のインクがイ
ンク流入口84からインクジェットヘッド2の下方へ流
れる為、インク流入口84の上部ある気泡だまり89の
気泡がフィルタ24側に引き込まれることはない。
【0040】第2の実施の形態次に、図6を用いて接続
ブロックの第2の実施の形態について説明する。図6
は、前述の第1の実施の形態における図4に相当するも
のであり、その他の構成及び機能は第1の実施の形態と
同一である。また、第1の実施の形態と同じもしくは同
一の機能を有する部品等には同符号を付して説明を省略
する。
【0041】第1の実施の形態とは接続ブロック21a
の接続部25の内壁が曲面に形成されていることであ
る。
【0042】ここで、フィルタ24が配置されているイ
ンク通路接続部の構造を更に詳しく説明する。曲面を連
続させた形状をした接続部25の内部に形成されている
インク通路は、インク取り込み口202に連通している
大径の下端部221と、インク供給管部23に連通して
いる小径の上端部223と、この下端部221に形成さ
れたフィルタ取付け部224と、このフィルタ取付け部
224から上端部223に内壁を内側に膨らみ上にいく
にしたがって細くなるカーブの曲面で形成されたインク
通路接続部222とを備えている。
【0043】本例では、フィルタ上面24aから上端部
223までの間のインク通路接続部222の内容積が、
上端部223に連通しているインク供給管部23の内接
球体積と略同等以下であるように設定されている。例え
ば、インク通路接続部222の内容積がインク供給管部
23の内接球体積と同一となるように設定されている。
【0044】上記構成によれば、前述の第1の実施の形
態とほぼ同一の効果が得られ、しかも第1の実施の形態
より気泡がフィルタ上面より離れやすい更なる効果を得
ることができた。
【0045】第3の実施の形態次に、図7を用いて接続
ブロックの第3の実施の形態について説明する。図7
は、前述の第1の実施の形態における図4に相当するも
のであり、その他の構成及び機能は第1の実施の形態と
同一である。また、第1の実施の形態と同じもしくは同
一の機能を有する部品等には同符号を付して説明を省略
する。
【0046】第1の実施の形態とは接続ブロック21b
の接続部26の内壁を製作しやすいようにインク供給管
部23とは段状に形成していることである。
【0047】ここで、フィルタ24が配置されているイ
ンク通路接続部の構造を更に詳しく説明する。円柱形状
をした接続部26の内部に形成されているインク通路
は、インク取り込み口202に連通している大径の下端
部221と、インク供給管部23に連通している小径の
上端部223と、この下端部221に形成されたフィル
タ取付け部224と、このフィルタ取付け部224から
上端部223に到る円柱形状のインク通路接続部222
とを備えている。
【0048】本例では、フィルタ上面24aから上端部
223までの間のインク通路接続部222の内容積が、
上端部223に連通しているインク供給管部23の内接
球体積と略同等以下であるように設定されている。例え
ば、インク通路接続部222の内容積がインク供給管部
23の内接球体積と同一となるように設定されている。
【0049】上記構成によれば、前述の第1の実施の形
態とほぼ同一の効果が得られた。
【0050】第4の実施の形態図8を用いて接続ブロッ
クの第4の実施の形態について説明する。図8は、前述
の第1の実施の形態における図4に相当するものであ
り、その他の構成及び機能は第1の実施の形態と同一で
ある。また、第1の実施の形態と同じもしくは同一の機
能を有する部品等には同符号を付して説明を省略する。
【0051】本実施の形態の接続ブロック21cは、接
続部26の内壁が第1及び第3の実施の形態の形状を組
み合わせたものである。
【0052】ここで、フィルタ24が配置されているイ
ンク通路接続部の構造を更に詳しく説明する。円錐台形
状と円柱形状を組み合わせた形状をした接続部27の内
部に形成されているインク通路は、インク取り込み口2
02に連通している大径の下端部221と、インク供給
管部23に連通している小径の上端部223と、この下
端部221に形成されたフィルタ取付け部224と、こ
のフィルタ取付け部224から上端部223に到る円錐
台形状と円柱形状を組み合わせた形状のインク通路接続
部222とを備えている。
【0053】本例では、フィルタ上面24aから上端部
223までの間のインク通路接続部222の内容積が、
上端部223に連通しているインク供給管部23の内接
球体積と略同等以下であるように設定されている。例え
ば、インク通路接続部222の内容積がインク供給管部
23の内接球体積と同一となるように設定されている。
【0054】上記構成によれば、前述の第1の実施の形
態とほぼ同一の効果が得られた。
【0055】なお、本発明は上述の実施の形態に限られ
ることなく、種々の変更を行うことができる。
【0056】例えば、本実施の形態では、インクジェッ
トヘッド2のインクノズル面は下向きとしたが、その方
向に限るものではなく、例えば横方向に吐出するもので
あっても構わない。
【0057】また、本実施の形態では、接続ブロックの
インク供給管部が略垂直となるように接続ブロックを取
り付けてあるが、垂直に限るものではなく、供給管部と
水平面とのなす角が45度ぐらいであっても構わない
が、垂直及び垂直に近い角度のの方が気泡がフィルタ上
面から離れて浮上し易く、その効果は大きい。
【0058】さらに、本実施の形態ではフィルタを、イ
ンクジェットヘッドのインク室へのインク取り込み口に
設置したが、これに限るものではなく、例えば、インク
ジェットヘッドから離れたインク流路内に配置しても構
わないが、インクジェットヘッドの近くに配置した場合
の方がインクジェットヘッドに気泡が入るのを防ぎ易
い。
【0059】また更には、本実施の形態では接続ブロッ
クのインク供給管部が断面が円の円柱の場合について述
べてあるが、断面が矩形状であっても構わなく、その場
合、インク通路接続部の内容積がインク供給管部に内接
する略球状の体積と同一若しくはそれ以下となるように
設定すれば同様の効果が得られるものである。
【0060】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のインクジ
ェットプリンタにおいては、インクジェットヘッドに供
給されるインクから異物を除去するためにインク供給路
に配置されているフィルタに気泡が捕捉されても、その
ような気泡が浮力によって自動的にフィルタ上面から離
脱して、フィルタが配置されているインク供給路以外の
部分に排出される。
【0061】よって、フィルタに気泡が捕捉され、そこ
に滞留することに起因したインク供給量の不安定化、そ
れに伴う印字不良、あるいは印字不能といった弊害を回
避できる。従って、印字信頼性の高いインクジェットプ
リンタを実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したインクジェットプリンタの概
略構成図である。
【図2】図1のインク供給機構を示す構成図である。
【図3】図2のインク供給機構の断面図である。
【図4】図2のインク供給機構におけるフィルタ配置部
分のインク通路を示す部分説明図である。
【図5】図4においてフィルタ上面から気泡が離脱して
浮上する状態を示す説明図である。
【図6】本発明の第2の実施形態における接続ブロック
部分のインク通路を示す部分説明図である。
【図7】本発明の第3の実施形態における接続ブロック
部分のインク通路を示す部分説明図である。
【図8】本発明の第4の実施形態における接続ブロック
部分のインク通路を示す部分説明図である。
【符号の説明】
1 インクジェットプリンタ 2 インクジェットヘッド 8 インク圧力減衰器 9 インクカートリッジ装着部 10 インクカートリッジ 11 インクチューブ 20 インク供給機構 21 接続ブロック 22 接続部 23 インク供給管部 24 フィルタ 201 インク室 202 インク取り込み口 221 下端部 222 インク通路接続部 223 上端部 30、30A 気泡 40 インク

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インクジェットヘッドと、 前記インクジェットヘッドに形成したインク取り込み口
    と、 前記インク取り込み口の上流側に配置したフィルタと、 前記フィルタの上部に位置し、前記フィルタへのインク
    通路を有する接続ブロックであって、前記インク通路の
    断面形状がインクの流れる方向に沿って略一定に形成さ
    れたインク供給管部と、前記インク供給管部と前記フィ
    ルタとの間に位置すると共に連接し断面形状が前記フィ
    ルタの方向に広がっているインク通路接続部とを有する
    接続ブロックとを有し、 前記インク通路接続部の内容積は、前記インク供給管部
    に内接する球の体積と略同等以下であることを特徴とす
    るインクジェットプリンタ。
  2. 【請求項2】 前記接続ブロックの前記インク通路接続
    部は、略円錐台形状であることを特徴とする請求項1記
    載のインクジェットプリンタ。
  3. 【請求項3】 前記インク通路接続部を形成する内周面
    は、内側に膨らんだ曲面から形成されていることを特徴
    とする請求項2記載のインクジェットプリンタ。
  4. 【請求項4】 前記接続ブロックは、前記インク通路接
    続部及び前記インク供給管部が、略鉛直となるように取
    り付けられていることを特徴とする請求項1乃至3のい
    ずれか1項に記載のインクジェットプリンタ。
  5. 【請求項5】 前記インク供給管部は、略円柱状である
    ことを特徴とする請求項1又は4のいずれか1項に記載
    のインクジェットプリンタ。
  6. 【請求項6】 前記フィルタは、前記インク取り込み口
    に配置されていることを特徴とする請求項1乃至5のい
    ずれか1項に記載のインクジェットプリンタ。
  7. 【請求項7】 前記接続ブロックの上方に、前記インク
    供給管を上昇する気泡を収容する気泡だまりを有してい
    ることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記
    載のインクジェットプリンタ。
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