JPH05300313A - ファクシミリ装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】白紙ページは送信しないようにする。 【構成】原稿読取り手段１で読み取られた少なくとも１
ページ分以上の画情報が記憶手段２に格納される。そし
て、黒画素数カウント手段３によってバイト単位で黒画
素があるか否かが検出されて、黒画素数がカウントされ
る。次に、白紙ページ判断手段４でカウントされた黒画
素数が予め設定された閾値と比較され、これによってそ
のページが白紙か否かが判断される。白紙でない場合は
そのページが送信手段５から相手側に送信される。白紙
の場合は例えば操作者に送信するか否かを指示するよう
な表示を行い、その指示によって送信したりもしくは送
信を停止する。この発明では、間違って原稿の表裏を逆
にセットした場合でも、白紙のページは送信されないの
で、送信費、送信時間、記録紙などの無駄を省くことが
可能になる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、メモリ機能を有するフ
ァクシミリ装置に関する。

【０００２】

【発明の背景】ファクシミリ装置においては、原稿の送
信面を所定の向き例えば下向きにして原稿台にセットす
ることにより、この送信面が読み取られて相手側に送信
されるようになっているのが一般的である。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】従来のファクシミリ装
置では、原稿の表裏を間違って原稿台にセットした場合
でも、所定の向き例えば下向きにセットされた原稿面が
そのまま読み取られて送信されてしまうという問題があ
る。例えば、裏面が白紙ページであってもこれがセット
されるとそのまま送信されてしまうので送信費、送信時
間、受信側における記録紙などが無駄になることがあ
る。

【０００４】そこでこの発明は上述したような課題を解
決したものであって、白紙ページがセットされた場合に
は送信するのを防止可能なファクシミリ装置を提案する
ものである。

【０００５】

【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するた
め本発明においては、原稿に記載された画情報を読み取
る読取り手段と、画情報を少なくとも１ページ分以上記
憶可能な記憶手段と、画情報に含まれる黒画素数をカウ
ントする黒画素数カウント手段と、黒画素数に基づい
て、画情報が白紙であるか否かを判断する白紙ページ判
断手段を備えたことを特徴とするものである。

【０００６】

【作用】図１において、原稿読取り手段１で読み取られ
た少なくとも１ページ分以上の画情報が記憶手段２に格
納される。そして、黒画素数カウント手段３によってバ
イト単位で黒画素があるか否かが検出されて、黒画素数
がカウントされる。次に、カウントされた黒画素数が白
紙ページ判断手段４に供給され、ここで予め設定された
閾値と比較される。これによってそのページが白紙か否
かが判断される。白紙でない場合はそのページが送信手
段５から相手側に送信される。白紙の場合は例えば操作
者に送信するか否かを指示するような表示を行い、その
指示によって送信しもしくは送信を停止する。

【０００７】

【実施例】続いて、本発明に係るファクシミリ装置の一
実施例について、図面を参照して詳細に説明する。

【０００８】図１は本発明によるファクシミリ装置の機
能ブロックを示す。同図において、１は原稿読取り手段
であり、原稿に記載された画情報を読み取る。２は記憶
手段であり、少なくとも原稿１ページ分以上の画情報を
記憶する。３は黒画素数カウント手段であり、原稿１ペ
ージ分の画情報内にある黒画素数をカウントする。４は
白紙ページ判断手段であり、カウントされた黒画素数と
予め設定された閾値とを比較することによって、そのペ
ージが白紙か否かを判断する。５は送信手段であり、通
信回線に接続されて画情報を相手側に送信する。しか
し、画情報が白紙ページと判断されたときは送信しない
ようになっている。

【０００９】図２は本発明によるファクシミリ装置の構
成を示す。同図において１１は送受信制御を管理するＣ
ＰＵ、１２は送受信用プログラム等の各種制御プログラ
ムが格納されたＲＯＭ、１３は送信すべき画情報などが
格納されたＲＡＭである。原稿読取り部１４で読み取ら
れた画情報は、インタフェイス１５を介してＲＡＭ１３
に格納された後もしくは直接、送受信手段として機能す
るモデムおよび網制御回路（ＮＣＵ）１６に供給され
る。

【００１０】また、通信回線より入力した画情報は、こ
のモデムおよびＮＣＵ１６を経てＲＡＭ１３に格納され
るか、もしくは直接インタフェイス１７を経てプリンタ
として機能する記録部１８に供給されてその内容が記録
される。送信相手先の電話番号などは、インタフェイス
１９を介して表示部２０に供給されることによってこれ
が表示される。操作部２１には、複数のキー（図示しな
い）が設けられており、これらのキーを操作するとその
内容がインタフェイス２２を経てＣＰＵ１１に取り込ま
れる。またこのファクシミリ装置には上述の黒画素数カ
ウント手段３と、白紙ページ判断手段４が設けられてい
る。

【００１１】図３はこのファクシミリ装置における送信
処理３０の手順を示すフローチャートである。まず、原
稿が読み取られてＲＡＭ１３に画情報が格納される（ス
テップ３１）。次に画情報の黒画素がバイト単位で検出
され（ステップ３２）、続いてそのバイトエリア内に黒
画素があるか否かが判断される（ステップ３３）。ここ
で黒画素がないと判断された場合は、黒画素の検出エリ
アを次のエリアに進める（ステップ３４）。次にページ
エンドか否かが判断され（ステップ３５）、ページエン
ドでない場合はステップ３３でバイトエリア内に黒画素
があるか否かが判断され、これ以降上述と同様な処理が
行なわれる。

【００１２】ステップ３５でページエンドであると判断
された場合は、次にこの原稿が白紙であるという情報が
表示される（ステップ３６）。これは、ＬＣＤ，ＬＥ
Ｄ，アラーム、音声等で表示することが可能である。次
に例えば操作部のスタート釦が押されたか否かによっ
て、このページを送信するかどうかが判断され（ステッ
プ３７）、送信しないと判断された場合はこの送信処理
３０が終了する。ステップ３７で送信すると判断された
場合は、次に送信処理が行なわれて（ステップ３８）こ
の送信処理３０が終了する。

【００１３】ステップ３３でバイトエリア内に黒画素が
あると判断された場合は、次にその黒画素があるエリア
の数がカウントされ（ステップ３９）、続いてそのエリ
ア数が予め設定された閾値と比較される（ステップ４
０）。そして、黒画素のあるエリア数が閾値より小さい
場合は、ステップ３４で黒画素の検出エリアが次のエリ
アに進められ、以下上述と同様な処理が行なわれる。

【００１４】また、ステップ４０で黒画素のあるエリア
数が閾値より大きいと判断された場合は、原稿に画情報
が記載されていると判断してステップ３８でこのページ
が送信され、これでこの送信処理３０が終了する。

【００１５】

【発明の効果】以上説明したように本発明は、原稿に記
載された画情報を読み取る読取り手段と、画情報を少な
くとも１ページ分以上記憶可能な記憶手段と、画情報に
含まれる黒画素数をカウントする黒画素数カウント手段
と、黒画素数に基づいて、画情報が白紙であるか否かを
判断する白紙ページ判断手段を備えたものである。

【００１６】したがって本発明によれば、例えば原稿の
表裏を間違えてセットしたような場合でも、原稿のセッ
トされた面が白紙の場合はこれが送信されるのを防止可
能なので、送信費、送信時間、受信側における記録紙な
どの無駄を省くことが可能になるなどの効果がある。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明に係わるファクシミリ装置の機能ブロッ
ク図である。

【図２】本発明に係わるファクシミリ装置の構成図であ
る。

【図３】送信処理の手順を説明する説明図である。

【符号の説明】

１ 原稿読取り手段 ２ 記憶手段 ３ 黒画素数カウント手段 ４ 白紙ページ判断手段 ５ 送信手段 １１ ＣＰＵ １２ ＲＯＭ １３ ＲＡＭ １４ 原稿読取り部 １６ モデムおよびＮＣＵ １８ 記録部 ２０ 表示部 ２１ 操作部

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 原稿に記載された画情報を読み取る読取
   り手段と、 上記画情報を少なくとも１ページ分以上記憶可能な記憶
   手段と、 上記画情報に含まれる黒画素数をカウントする黒画素数
   カウント手段と、 上記黒画素数に基づいて、上記画情報が白紙であるか否
   かを判断する白紙ページ判断手段を備えたことを特徴と
   するファクシミリ装置。