JPH05298902A - 自動車用前照灯のエイミング調整装置 - Google Patents

自動車用前照灯のエイミング調整装置

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JPH05298902A
JPH05298902A JP12291192A JP12291192A JPH05298902A JP H05298902 A JPH05298902 A JP H05298902A JP 12291192 A JP12291192 A JP 12291192A JP 12291192 A JP12291192 A JP 12291192A JP H05298902 A JPH05298902 A JP H05298902A
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lamp
aiming adjustment
aiming
bracket
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Takeyuki Fujino
雄之 藤野
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Koito Manufacturing Co Ltd
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    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60QARRANGEMENT OF SIGNALLING OR LIGHTING DEVICES, THE MOUNTING OR SUPPORTING THEREOF OR CIRCUITS THEREFOR, FOR VEHICLES IN GENERAL
    • B60Q1/00Arrangement of optical signalling or lighting devices, the mounting or supporting thereof or circuits therefor
    • B60Q1/02Arrangement of optical signalling or lighting devices, the mounting or supporting thereof or circuits therefor the devices being primarily intended to illuminate the way ahead or to illuminate other areas of way or environments
    • B60Q1/04Arrangement of optical signalling or lighting devices, the mounting or supporting thereof or circuits therefor the devices being primarily intended to illuminate the way ahead or to illuminate other areas of way or environments the devices being headlights
    • B60Q1/06Arrangement of optical signalling or lighting devices, the mounting or supporting thereof or circuits therefor the devices being primarily intended to illuminate the way ahead or to illuminate other areas of way or environments the devices being headlights adjustable, e.g. remotely-controlled from inside vehicle
    • B60Q1/068Arrangement of optical signalling or lighting devices, the mounting or supporting thereof or circuits therefor the devices being primarily intended to illuminate the way ahead or to illuminate other areas of way or environments the devices being headlights adjustable, e.g. remotely-controlled from inside vehicle by mechanical means
    • B60Q1/0683Adjustable by rotation of a screw

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Lighting Device Outwards From Vehicle And Optical Signal (AREA)
  • Securing Globes, Refractors, Reflectors Or The Like (AREA)
  • Non-Portable Lighting Devices Or Systems Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 傾動部材をスムーズに傾動することができる
と共に連結部材を支持した傾動部材に歪みが生じないよ
うにする。 【構成】 傾動部材であるランプユニット4のランプボ
ディ8の背面から後方へ突出した取付ボス座28、29
にランプボディとは異なる材料であって可撓性を有する
材料から成るブラケット31を固定し、該ブラケットに
球受部材35を支持し、ランプハウジング17に回転自
在に支持されたアジャスティングロッド43の先端部の
球体43bを上記球受部材の球状凹部39aに回動自在
に嵌合する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は新規な自動車用前照灯の
エイミング調整装置に関する。詳しくは、照射方向を調
整し得るように車体に対して傾動自在に支持された傾動
部材のエイミング調整点に連結部材を取着すると共に、
車体側部材に支持されたアジャスティングロッドの先端
部を上記連結部材と連結し、アジャスティングロッドを
軸回りへ回転させ又は軸方向へ移動させることで当該エ
イミング調整点における連結部材と車体側部材との間の
間隔を変化させ傾動部材を傾動するようにした自動車用
前照灯のエイミング調整装置に関するものであり、連結
部材の傾動部材への取り付けを工夫することにより、傾
動部材をスムーズに傾動させることができると共に連結
部材を取着した傾動部材に歪みが生じないようにするこ
とができる新規な自動車用前照灯のエイミング調整装置
を提供しようとするものである。
【0002】
【従来の技術】自動車用前照灯は照射方向の調整、即
ち、エイミング調整を行うことができるようにされるこ
とが必要である。
【0003】このため、自動車用前照灯にあっては、一
般に、照射方向を規定する部材、例えば、前照灯ユニッ
トや反射鏡(以下、「傾動部材」と言う。)を車体もし
くはランプハウジング等の車体側部材に又はランプボデ
ィに対して上下方向及び左右方向に傾動し得るように支
持すると共に当該傾動部材を傾動せしめるエイミング調
整機構が設けられている。
【0004】例えば、前照灯ユニットを傾動させること
によってエイミング調整を行うユニット可動タイプの自
動車用前照灯装置においては、通常、前照灯ユニットを
3つの点において車体側部材に支持すると共に該3つの
点の1つを傾動支点部とし、該傾動支点部から上下方向
に離間した点を上下方向でのエイミング調整を行う上下
エイミング調整部とし、傾動支点部から左右方向に離間
した点を左右方向でのエイミング調整を行う左右エイミ
ング調整部として前照灯ユニットが車体側部材に対して
傾動自在に支持される。
【0005】これらエイミング調整部での前照灯ユニッ
トと車体側部材との連結はアジャスティングスクリュー
を介して行なわれ、該アジャスティングスクリューを回
転することにより前照灯ユニットの当該アジャスティン
グスクリューが連結された点を前後方向に移動させて前
照灯ユニットを傾動させるものである。
【0006】図9はこのような従来の自動車用前照灯装
置の一例aを示すものである。
【0007】尚、この図9においては、左右のエイミン
グ調整を行うための機構のみを示し、上下エイミング調
整機構については図示を省略してある。
【0008】同図において、bは前照灯ユニットであ
り、そのランプボディcの背面の上下方向における上側
縁寄りの部分の左右両端部には2つの取付部d、d′が
ランプボディcに一体に各別に突設される共に、これら
取付部d、d′には球状凹部e、e′を有する球受部材
f、f′が支持されている。
【0009】gは車体に固定されたランプハウジングで
あり、該ランプハウジングgの上記前照灯ユニットbの
2つの取付部d、d′のうち右側の取付部dに対応した
位置に先端に一体に形成された球体hを有する支点軸i
が前方に向って突設されている。
【0010】そして、支点軸iの球体hが前照灯ユニッ
トbに支持された右側の球受部材fの球状凹部eに回動
自在に内嵌され、これにより、前照灯ユニットbのラン
プハウジングgに対する傾動支点jが構成される。
【0011】kはランプハウジングgの支点軸iよりも
左方であって左側の取付部d′に対応した位置に形成さ
れた取付孔であり、該取付孔kには合成樹脂製の支持ナ
ットlがその螺孔mの軸方向が前後方向に延びる向きで
係着されている。
【0012】nはアジャスティングスクリューであり、
その軸部oには螺溝が形成されていると共に前端部には
球体pが一体に形成されている。
【0013】アジャスティングスクリューnの軸部oは
上記支持ナットlの螺孔mに螺合されると共に球体pが
前照灯ユニットbに支持された左側の球受部材f′の凹
部e′に回動自在に内嵌される。
【0014】そして、上記アジャスティングスクリュー
nと、支持ナットlと、球受部材f′等により左右エイ
ミング調整部qが構成される。
【0015】しかして、アジャスティングスクリューn
を回転すると、該アジャスティングスクリューnがラン
プハウジングgに対して前後方向に移動されて前照灯ユ
ニットbの左側ブラケットd′が位置した部位が前後方
向に移動することになり、これにより、前照灯ユニット
bは、前記傾動支点jを回動中心として略左右方向に傾
動されて、前照灯ユニットbの照射方向が左右方向で調
整される。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな自動車用前照灯装置aにあっては、エイミング調整
をしたときに、左右エイミング調整部qのアジャスティ
ングスクリューnと球受部f´との連結点、即ち、左右
エイミング調整点rが傾動支点jを中心とする円弧運動
をするため、例えば、左右エイミング調整点rを前方へ
移動させると該左右エイミング調整点rが内側へ変位し
ようとする力が働き、左右エイミング調整部qを構成す
る部材及びその部材が取り付けられた各部材又はその部
位に歪みが生じることになり、極端な場合には、部材の
破損に至るという問題があった。
【0017】特に、左右エイミング調整点rのように傾
動支点jからの距離が遠い場合、所定の傾動角を変位さ
せるための前後方向への変位量を大きくしてやらなけれ
ばならず、その分、部材又はその部位の歪み及び/又は
破損が生じやすかった。
【0018】また、アジャスティングスクリューnの操
作性、(特に、軽い力でも回転できるようにする場合)
を向上させるためには、エイミング調整部qを傾動支点
jからより遠い位置に配設することが好ましいが、この
ようにすると上述の問題は更に顕著に現われてしまう。
【0019】更に、上述のように歪みが生じてしまう部
材が反射鏡であった場合には、反射面が歪み、反射性能
が悪化するという問題がある。
【0020】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明自動車用
前照灯のエイミング調整装置は、上記した課題を解決す
るために、照射方向を規定する傾動部材にこれとは別体
でかつ可撓性を有する材料から成るブラケットを支持さ
せ、該ブラケットに連結部材を支持させ、車体側部材に
支持されたアジャスティングロッドの先端部を上記連結
部材と連結したものである。
【0021】
【作用】従って、本発明自動車用前照灯のエイミング調
整装置にあっては、傾動部材が傾動することによって生
じるエイミング調整点の前後方向以外の方向への変位を
ブラケットが吸収するため、傾動部材をスムーズに動か
すことができると共に、エイミング調整装置を構成する
他の部材又はその取付部位に応力が集中して歪みとなっ
たり、これら部材が破損したりすることを防止すること
ができる。
【0022】また、連結部材が取着される部材が反射鏡
であった場合においては反射鏡に歪みが生ずることはな
く、反射鏡の反射性能が低下することもない。
【0023】
【実施例】以下に、本発明自動車用前照灯のエイミング
調整装置の詳細を添付図面に示した実施例に従って説明
する。
【0024】尚、図面に示した実施例は、本発明をユニ
ット可動タイプの自動車用前照灯のエイミング調整装置
に適用したものである。
【0025】1は前照灯であり、ハイビームランプ2と
ロービームランプ3の2つのランプを備えたランプユニ
ット4と、傾動支点Aに位置する傾動支点部5と、上下
エイミング調整点Bに位置する上下エイミング調整部6
と、左右エイミング調整点Cに位置する左右エイミング
調整部7等から成る。
【0026】8はランプユニット4のランプボディであ
り、左右方向に長い略矩形の枠状をした前端枠9と、そ
の前面開口9aの略左半部及び右半部を各別の開口面と
した左右2つの反射鏡部10、11と、後述するボス
座、受体取付部、取付ボス座等が合成樹脂、例えば、B
MC樹脂により一体に形成されて成り、前端枠9の上側
部はその左端に寄った部分が左方へ行くに従って下方へ
変位するように湾曲されている(図1参照)。
【0027】9bは前端枠9の前側周縁に前方に向かっ
て開口するように形成されたレンズ据付溝である。
【0028】上記反射鏡部10、11は前方に向かって
開口した回転放物面10a、11aを有しており、該面
10a、11aは高い光反射性を有するように処理され
た反射面に形成され、反射鏡部10、11の後端部の左
右方向の略中央であって上下方向の中央より稍下方へ寄
った位置にバルブ取付孔10b、11bが形成されてい
る。
【0029】尚、このようなランプボディ8の前面は、
上記反射鏡部10、11の光軸と直交する平面に対し
て、右側へ行くに従って後方に変位するように傾いてい
る。
【0030】12はレンズであり、ランプボディ8の前
面形状と略同じ形状を有する前面部13とその外周縁か
ら後方へ向けて突出した周壁部14とが透明な合成樹脂
により一体に形成され、周壁部14の後端部がランプボ
ディ8に形成されたレンズ据付溝9b内にシール部材を
介して着座した状態でランプボディ8に固定され、これ
により、ランプボディ8の前面開口9aが閉塞される。
【0031】尚、レンズ12の前面部13の上部は図示
しない車体の形状に合わせて上方へ行くに従って後方へ
変位するように緩やかに湾曲されており、周壁部14の
上側部の前縁部14aは前上がりに稍傾斜している(図
1及び図5参照)。
【0032】15及び16はバルブであり、その口金部
15a、16aが反射鏡部10、11に形成されたバル
ブ取付孔10b、11bに各別に挿通された状態でラン
プボディ8に固定されている。
【0033】しかして、レンズ12の略左半部と左側の
反射鏡部10及びバルブ15とによりハイビームランプ
2が構成され、レンズ12の略右半部と右側の反射鏡部
11及びバルブ16とによりロービームランプ3が構成
される。
【0034】17は図示しない車体に固定された合成樹
脂製のランプハウジングであり、ランプボディ8の背面
形状より一回り大きく前方に向かって開口した凹部を有
し、ランプユニット4は、そのランプボディ8の一部が
このランプハウジング17内に納まるように位置した状
態で、傾動支点部5と上下エイミング調整部6及び左右
エイミング調整部7を介してランプハウジング17に傾
動自在に支持される。
【0035】傾動支点部5はランプボディ8の右端寄り
で上下方向における中央より稍上方の位置とランプハウ
ジング17との間に設けられている。
【0036】18は右側の反射鏡部11の背面のうち右
端寄りの部分の上下方向における中央より上方へ寄った
位置から後方へ向って突設されたボス座(図2及び図6
参照)であり、該ボス座18に前後方向に延びる支点軸
19が固定され、該支点軸19の後端部に球体19aが
形成されている。
【0037】20はランプハウジング17の背面壁21
から前方へ突出するように形成された受体取付部(図6
参照)であり、その前壁に形成された取付孔20aに球
受部材22が支持され、該球受部材22の球状凹部22
aに上記支点軸19の球体19aが回動自在に嵌合され
ており、該球体19aが球状凹部22aに嵌合された点
が傾動支点Aとして機能する。
【0038】上下エイミング調整部6は傾動支点部5の
下方へ適宜隔った位置に設けられている。
【0039】23は右側の反射鏡部11の背面の下端部
のうち上記ボス座18の下方の位置に後方へ向って突設
された受体取付部であり、その後端壁に取付孔23aが
形成され、該取付孔23aに球受部材24が取着されて
いる。
【0040】25はランプハウジング17の背面壁21
の前面のうち傾動支点部5の受体取付部20の下方へ隔
った位置に取着されたギヤケース、26は螺軸部26a
とその前端部の球体26bとが一体に形成されたアジャ
スティングロッド(以下、「上下アジャスティングロッ
ド」と言う。)であり、該上下アジャスティングロッド
26は、図示しない回り止め手段により軸回り方向への
回転を不能にされた状態で、その螺軸部26aが上記ギ
ヤケース25内に回転自在に収納された図示しないウォ
ームホィールの中心部に形成された螺孔に螺合されると
共に、その球体26bが上記球受部材24の球状凹部2
4aに回動自在に嵌合され、この球体26bが球状凹部
24aに嵌合された点が上下エイミング調整点Bとして
機能する。
【0041】27は上下アジャスティングロッド26を
移動させるための操作軸であり、該操作軸27の下端部
に上記ギヤケース25内に回転自在に収納され、上記図
示しないウォームホィールに噛合されたウォームギヤが
固定され、該操作軸27の上端はランプハウジング17
の上部に回転自在に支持されている。
【0042】しかして、操作軸27を回転すると、ギヤ
ケース25内の図示しないウォームホィールが回転さ
れ、該ウォームホィールの回転に伴いこれに螺合した上
下アジャスティングロッド26が前後方向へ移動され
る。
【0043】上下アジャスティングロッド26が前後方
向へ移動すると、上下エイミング調整点Bが同方向へ移
動され、これによって、当該箇所のランプユニット2と
ランプハウジング17との間の間隔が変化し、ランプユ
ニット4は傾動支点Aと左右エイミング調整点Cとを結
ぶ線を傾動軸として傾動する。
【0044】左右エイミング調整部7はランプボディ8
の左右方向における中央より左側に寄った位置とランプ
ハウジング17との間に設けられており、ランプボディ
8に取着されたブラケットと該ブラケットに支持された
球受部材とランプハウジング17に支持されたナットと
該ナットに回転自在に支持されると共に上記球受部材と
回動自在に連結されたアジャスティングロッドとから成
る。
【0045】28及び29はランプボディ8にその左側
の反射鏡部10の背面から後方に向って一体に突設され
た取付ボス座であり、後方に開口した螺孔28a、29
aを有し、一方の取付ボス座28はバルブ取付孔10b
から右上方に隔った位置から、また、他方の取付ボス座
29は一方の取付ボス座28から左上方に隔った位置に
それぞれ形成されている。
【0046】30、30、・・・は上記取付ボス座2
8、29を補強するために、その外周面と反射鏡部10
の背面との間に形成された補強リブである。
【0047】31は可撓性を有する合成樹脂、例えば、
ポリアセタールから成るブラケットであり、正面から見
て稍縦長の略直角三角形状をした平板状を為し、左上と
右下に鋭角部が位置する向きで取着される。
【0048】ブラケット31の2つの鋭角部を除いた部
分に正面から見て略正方形をしていて他の部分より厚肉
にされた厚肉部32が形成されており、該厚肉部32に
これより一回り小さな受体取付孔32aが形成されてい
る。
【0049】また、受体取付孔32aの前面開口縁であ
ってその上側縁及び下側縁には内方へ突出し、横方向に
延びる突条32b、32bが一体に形成されている。
【0050】33、33はブラケット31の左上及び右
下の鋭角部に形成された挿通孔である。
【0051】このようなブラケット31はその挿通孔3
3、33に後方から挿通されたネジ34、34が上記取
付ボス座28、29の螺孔28a、29aにそれぞれ螺
合されることによってランプボディ8に取着される。
【0052】35は上記ブラケット31に支持された球
受部材であり、直方体をした主部36と、その後端から
上下に突設されたフランジ部37、37と、主部36の
上下両側面から突設された係合片38、38とが一体に
形成されると共に、前後方向に貫通した孔39が形成さ
れ、該孔39の中央部には球状凹部39aが形成され、
また、主部36の左右両側部にはその上記孔39と両側
面との間を連結し、かつ、後面に達するスリット36
a、36aが形成されている。
【0053】球受部材35はその主部36が上記ブラケ
ット31の受体取付孔32aに後方から挿入され、フラ
ンジ部37、37が上記受体取付孔32aの後半部内に
位置した状態で、突条32b、32bに後方から当接
し、また、係合片38、38の後端が突条32b、32
bの前面に係止され、これにより、球受部材35がブラ
ケット31に支持される。
【0054】40はランプハウジング17の背面壁21
から後方へ突出するように形成されたナット支持部であ
り、該ナット支持部40にはその中央部を前後方向に貫
通したロッド挿通孔41が形成されると共に、該ロッド
挿通孔41の中央部41aが他の部分より大径にされ、
該部分41aにナイロン製のセルフロッキングナット4
2が回転不能な状態で配設されている。
【0055】43はアジャスティングロッド(以下、
「左右アジャスティングロッド」と言う。)であり、そ
の大部分43aが螺軸状に形成され、前端部には球体4
3bが、後端部には操作部43cがそれぞれ一体に形成
されている。
【0056】そして、左右アジャスティングロッド43
はその螺軸部43aの前端寄りの位置が上記ナット支持
部40のロッド挿通孔41に挿通され、かつ、セルフロ
ッキングナット42に螺合されることによりランプハウ
ジング17に回転自在に支持されると共に、その球体4
3bが球受部材35の球状凹部39aに回動自在に嵌合
され、この球体43bが球状凹部39bに嵌合された点
が左右エイミング調整点Cとして機能する。
【0057】しかして、左右アジャスティングロッド4
3を回転すると、該左右アジャスティングロッド43が
セルフロッキングナット42に対して前後方向へ移動し
て、左右エイミング調整点Cが前後方向へ移動され、こ
れにより、当該箇所におけるランプユニット4とランプ
ハウジング17との間の間隔が変化し、ランプユニット
4は傾動支点Aと上下エイミング調整点Bとを結ぶ線を
傾動軸として傾動される。
【0058】ところで、エイミング調整を行ったとき、
特に、左右エイミング調整を行ったとき、そのエイミン
グ調整点Cは円弧方向に移動し、アジャスティングロッ
ド43は前後方向に移動しようとして、両者の間にズレ
が生ずるが、ブラケット31が可撓性を有する材料によ
って形成されているため、そのズレをブラケット31が
撓んで吸収することになる。
【0059】44は引張バネ(図7参照)であり、その
一端部がランプボディ8の背面の左右エイミング調整点
Cの略真下の位置から突出したバネ掛部45に、また、
他端部がランプハウジング17の背面壁21に形成され
たバネ掛部46にそれぞれ係止されており、これによ
り、ランプユニット4の左右エイミング調整部7の下方
の部分が常時後方へ引っ張られ、ランプユニット4のガ
タつきが防止される。
【0060】47はランプユニット4の前端部のうち、
左右側部及び下部に近接するように車体に固定されたガ
ーニッシュである。
【0061】48はボンネットであり、閉塞された状態
でその先端部が当該自動車用前照灯1のレンズ12の前
面部13の上部に近接される。
【0062】
【発明の効果】以上に記載したところから明らかなよう
に、本発明自動車用前照灯のエイミング調整装置は、照
射方向を規定する傾動部材と、該傾動部材に支持された
連結部材と、車体側部材に軸周り方向に回転自在に支持
され先端部が上記連結部材に連結されたアジャスティン
グロッドとを備えた自動車用前照灯のエイミング調整装
置であって、傾動部材にこれとは別体であって可撓性を
有する材料から成るブラケットを取着し、該ブラケット
に連結部材を支持させたことを特徴とする。
【0063】従って、本発明自動車用前照灯のエイミン
グ調整装置にあっては、傾動部材が傾動することによっ
て生じるエイミング調整点の前後方向以外の方向への変
位をブラケットが吸収するため、傾動部材をスムーズに
動かすことができると共に、エイミング調整装置を構成
する他の部材又はその取付部位に応力が集中して歪みと
なったり、これら部材が破損したりすることを防止する
ことができる。
【0064】また、連結部材が取着される部材が反射鏡
であった場合においては反射鏡に歪みが生ずることはな
く、反射鏡の反射性能が低下することもない。
【0065】尚、上記実施例においては、ブラケットを
左右エイミング調整点のみに設けることにしたが、この
ブラケットは上下エイミング調整点に設けるようにして
も良い。
【0066】また、上記実施例においては、本発明をユ
ニット可動タイプのものに適用したが、本発明は反射鏡
可動タイプのものにも適用することができる。
【0067】この他、上記実施例に示したブラケットの
形状及び材料、連結部材及びアジャスティングロッドの
種類や形状その他各部の構造ないし形状等は本発明を実
施するに当たっての具体化のほんの一例を示したものに
過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に
解釈されてはならない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明自動車用前照灯のエイミング調整装置の
実施の一例を示す全体の正面図である。
【図2】一部を分解して要部を示す拡大斜視図である。
【図3】要部を拡大して示す背面図である。
【図4】図1のIV−IV線に沿う断面図である。
【図5】図1のV−V線に沿う拡大断面図である。
【図6】図1のVI−VI線に沿う拡大断面図である。
【図7】図1のVII−VII線に沿う拡大断面図であ
る。
【図8】左右エイミング調整部の要部を分解して示す拡
大斜視図である。
【図9】従来の自動車用前照灯のエイミング調整装置の
一例を示す横断図面である。
【符号の説明】 1 自動車用前照灯 2 傾動部材 7 エイミング調整装置 17 車体側部材 31 ブラケット 35 連結部材 43 アジャスティングロッド 43b 先端部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 照射方向を規定する傾動部材と、該傾動
    部材に支持された連結部材と、車体側部材に軸周り方向
    に回転自在に支持され先端部が上記連結部材に連結され
    たアジャスティングロッドとを備えた自動車用前照灯の
    エイミング調整装置であって、傾動部材にこれとは別体
    であって可撓性を有する材料から成るブラケットを取着
    し、該ブラケットに連結部材を支持させたことを特徴と
    する自動車用前照灯のエイミング調整装置。
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