JP3134061B2 - 自動車用ヘッドランプ - Google Patents

自動車用ヘッドランプ

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JP3134061B2 JP09163995A JP16399597A JP3134061B2 JP 3134061 B2 JP3134061 B2 JP 3134061B2 JP 09163995 A JP09163995 A JP 09163995A JP 16399597 A JP16399597 A JP 16399597A JP 3134061 B2 JP3134061 B2 JP 3134061B2
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    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60QARRANGEMENT OF SIGNALLING OR LIGHTING DEVICES, THE MOUNTING OR SUPPORTING THEREOF OR CIRCUITS THEREFOR, FOR VEHICLES IN GENERAL
    • B60Q1/00Arrangement of optical signalling or lighting devices, the mounting or supporting thereof or circuits therefor
    • B60Q1/02Arrangement of optical signalling or lighting devices, the mounting or supporting thereof or circuits therefor the devices being primarily intended to illuminate the way ahead or to illuminate other areas of way or environments
    • B60Q1/04Arrangement of optical signalling or lighting devices, the mounting or supporting thereof or circuits therefor the devices being primarily intended to illuminate the way ahead or to illuminate other areas of way or environments the devices being headlights
    • B60Q1/06Arrangement of optical signalling or lighting devices, the mounting or supporting thereof or circuits therefor the devices being primarily intended to illuminate the way ahead or to illuminate other areas of way or environments the devices being headlights adjustable, e.g. remotely-controlled from inside vehicle
    • B60Q1/068Arrangement of optical signalling or lighting devices, the mounting or supporting thereof or circuits therefor the devices being primarily intended to illuminate the way ahead or to illuminate other areas of way or environments the devices being headlights adjustable, e.g. remotely-controlled from inside vehicle by mechanical means
    • B60Q1/0683Adjustable by rotation of a screw

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Lighting Device Outwards From Vehicle And Optical Signal (AREA)
  • Securing Globes, Refractors, Reflectors Or The Like (AREA)
  • Non-Portable Lighting Devices Or Systems Thereof (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光源を装着した光
源ユニットが車体に取付固定されるハウジングに対しエ
イミング機構によって傾動可能に支持された自動車用ヘ
ッドランプに係わり、特に、光源ユニットがエイミング
機構によって片持支持された構造の自動車用ヘッドラン
プに関する。
【0002】
【従来の技術】自動車用ヘッドランプは、ランプボディ
内においてリフレクターが傾動可能に支持されているリ
フレクター可動型ヘッドランプを例にとって説明する
と、図8,9に示されるように、車体に取付固定される
ハウジングであるランプボディ201に対し、光源20
6を装着したリフレクター202の背面側が、ランプボ
ディ201を貫通して前後に延びる2本のエイミングス
クリュー203,204と1個の揺動支点205とから
構成されたエイミング機構よって片持支持されている。
【0003】リフレクター202の背面上部の左右に
は、それぞれブラケット202a,202bが突出形成
され、一方のブラケット202aには、揺動支点205
を構成する玉受けナット205aが装着され、他方のブ
ラケット202bにはエイミングスクリュー204の螺
合するスクリュー支持ナット207が装着されている。
また、ブラケット202aの下方位置には、ボス202
cが突設され、このボス202cにブラケット202d
がねじ締結され、ブラケット202dには、エイミング
スクリュー203の螺合するスクリュー支持ナット20
8が装着されている。
【0004】なお、図8はリフレクターを正面視してお
り、エイミングスクリュー203,204は、それぞれ
紙面に垂直方向に延びている。エイミングスクリュー2
03,204は、ランプボディ201の背面壁において
それぞれ回動可能に支承されており、エイミングスクリ
ュー203,204によるリフレクター202の支持点
(ナット207,208)は、ランプの前面から見て揺
動支点205に対し例えば直交配置されている。そし
て、エイミングスクリュー203,204の回動操作に
よって、リフレクター202を水平軸Lx(揺動支点2
05とナット207を結ぶ直線),垂直軸Ly(揺動支
点205とナット208を結ぶ直線)回りにそれぞれ傾
動させて、ランプの照射角を調整するようになってい
る。
【0005】また、ランプボディの内周面にリフレクタ
ーの一体形成されたランプボディ・リフレクターユニッ
ト(以下、単にユニットという)がランプハウジングに
対し傾動可能に支持されたユニット可動型ヘッドランプ
においても、図示しないが、図8,9に示すリフレクタ
ー可動型ヘッドランプと同様、ユニットがランプハウジ
ングに対し1個の揺動支点と2本のエイミングスクリュ
ーとから構成されたエイミング機構によって片持支持さ
れた構造となっている。そして2本のエイミングスクリ
ューの回動操作によってユニットを傾動させて、ランプ
の照射角を調整するようになっている。
【0006】このように自動車用のヘッドランプでは、
2本のエイミングスクリューを回動操作することによ
り、ランプの照射方向を設定する光源ユニットをハウジ
ング(リフレクター可動型ヘッドランプではランプボデ
ィ、ユニット可動型ヘッドランプではランプハウジン
グ)に対して上下方向及び左右方向に傾動させてランプ
の照射角を調整するようになっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】前記したように、リフ
レクタの背面には、エイミング機構(203,204,
205)を連結するためのブラケットが設けられてお
り、一般には、符号202a,202bに示されるよう
に、合成樹脂製リフレクタ202に一体に形成されてい
る。しかし、形成したいリフレクタやブラケットの形状
によっては、あるいはエイミング機構配設位置等との関
係で、ブラケットをランプボディに一体に成形すること
が困難な場合があり、この様な場合には、図9に示すよ
うに、リフレクタ202と別体に形成したプレート状の
ブラケット202dをねじ固定して設けるようになって
いる。
【0008】しかし、リフレクタ202は、前記したよ
うにエイミング機構によって片持支持されているため、
特に、リフレクター202とエイミング機構間の3箇所
の連結部における下方の部位、即ち、エイミングスクリ
ュー203に連結されるブラケット202dには、光源
ユニット(光源206を装着したリフレクター202)
の自重Wによる水平軸Lx(揺動支点205)回りのモ
ーメントに起因した押圧力Q1 が作用し、ブラケット2
02cにおけるリフレクタ202との固定位置とエイミ
ングスクリュー203との連結位置が上下にずれている
こともあって、ブラケット202dには、前記した押圧
力Q1 とエイミングスクリュー203を介して作用する
反力Q2 (=Q1 )が作用し、図9仮想線で示すように
変形し、スムーズなエイミングスクリュー203の回動
が困難となるとか、精度のよいエイミング調整ができな
い等のおそれがある。
【0009】本発明は前記した問題点に鑑みなされたも
ので、その目的は、光源ユニットの背面に固着されたエ
イミング機構連結用ブラケットの変形をなくすことで、
精度の高いエイミング調整の可能な自動車用ヘッドラン
プを提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、請求項1に係る自動車用ヘッドランプにおいては、
リフレクターに光源を装着一体化した光源ユニットと、
前記光源ユニットの背後に配置されて車体に取付固定さ
れるハウジングとの間に、前記光源ユニットを傾動可能
に片持支持するエイミング機構が介装され、前記光源ユ
ニットの背面には、エイミング機構を連結するためのブ
ラケットが固着され、前記光源ユニットの背面に、前記
ブラケットに当接して、前記光源ユニットの自重による
ブラケットの変形を阻止する後方延出突起を設けた自動
車用ヘッドランプであって、前記エイミング機構を、前
記光源ユニット傾動支点を構成するユニバーサル継ぎ手
と、前記ユニバーサル継ぎ手の上下および左右にそれぞ
れ離間させるようにハウジングに回動可能に支承されて
前方に延出し、前記光源ユニットにそれぞれに連結され
て前記光源ユニットを傾動させるための上下エイミング
スクリューおよび左右エイミングスクリューとから構成
し、前記ブラケットを、前記ユニバーサル継ぎ手および
上下エイミングスクリューをそれぞれ連結できる上下に
長い帯状に形成するとともに、前記後方延出突起を、前
記ブラケットの上下2個所のエイミング機構連結部にお
ける下方のエイミング機構連結部の近傍に当接するよう
に設けたものである。光源ユニットに設けた後方延出突
起が、エイミング機構の連結されているブラケットに当
接して、光源ユニットの自重に起因してブラケットに作
用する負荷を支え、ブラケットの変形を阻止する。単一
のブラケットに、エイミングスクリューとユニバーサル
継ぎ手の双方を連結できるため、光源ユニットに設ける
ブラケットの数が減る。ブラケットが上下に長い帯状に
形成されており、それだけ、ブラケットは変形しやすい
が、光源ユニットに設けられた後方延出突起がブラケッ
トにおける後方からの力の作用点であるエイミング機構
連結部の近傍に当接して、ブラケットの変形を効果的に
阻止する。また請求項においては、請求項1に記載の
自動車用ヘッドランプにおいて、前記ブラケットをプレ
ート状に形成するとともに、前記後方延出突起を、前記
ブラケットの幅に略対応する幅の舌片状に形成するよう
にしたものである。ブラケットはプレート状で、エイミ
ング機構連結部を形成し易い。後方延出突起をブラケッ
トと同一幅とすることで、突起をブラケットに当接させ
易い。また、後方延出突起を舌片状とすることで、光源
ユニットの後方空間が狭まることもない。また請求項
においては、請求項1または2に記載の自動車用ヘッド
ランプにおいて、前記ブラケットに、光源ユニット側の
後方延出突起先端に当接する前方延出突起を設けるよう
にしたもので、それだけ、光源ユニット側の後方延出突
起の長さを短くできる。また請求項においては、請求
項1〜のいずれかに記載の自動車用ヘッドランプにお
いて、前記ブラケットの下方延出端部に前記後方延出突
起が当接するように構成したものである。エイミング機
構の連結されているブラケットは、光源ユニットとの固
着部と後方延出突起とによって両端支持された構造とな
って、従来の片持梁構造のブラケットに比べると変形量
が小さい。また請求項においては、内周面にリフレク
ターを一体に形成したランプボディに前面レンズが組み
付け一体化されたランプボディ・リフレクターユニット
から構成された光源ユニットが、エイミング機構によ
り、ランプハウジングに対し傾動可能に支持されたユニ
ット可動型ヘッドランプに本発明を適用し、また、請求
においては、光源ユニットが、エイミング機構によ
り、ハウジングであるランプボディに対し傾動可能に支
持されたリフレクター可動型ヘッドランプに本発明を適
用したものである。ユニット可動型ヘッドランプでは、
前面レンズも光源ユニットとして一体化されており、前
面レンズの重量も負荷としてブラケットに作用するた
め、それだけブラケットの変形量が大きいが、光源ユニ
ットに設けた後方延出突起がブラケットに当接して、光
源ユニットの自重に起因してブラケットに作用する負荷
を支え、ブラケットの変形を阻止する。
【0011】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を実施
例に基づいて説明する。
【0012】図1〜図5は、車体に取付固定されるラン
プハウジング(以下、単にハウジングという)に対し、
ランプボディ・リフレクターユニット(以下、単にユニ
ットという)が傾動可能に設けられているユニット可動
型のヘッドランプに本発明を適用した実施例を示すもの
で、図1はユニット可動型ヘッドランプの正面図、図2
は同ヘッドランプの水平断面図(図1に示す線II−IIに
沿う断面図)、図3は同ヘッドランプの縦断面図(図1
に示す線III−IIIに沿う断面図)、図4は同ヘッドラン
プの水平断面図(図1に示す線IV−IVに沿う断面図)、
図5はエイミング機構の連結されたブラケットに作用す
る力を説明する図である。
【0013】これらの図において、符号10は、合成樹
脂製の容器状ランプボディで、その内側にはリフレクタ
ー11が一体に形成され、その頭頂部にはバルブ挿着孔
12が設けられ、バルブ挿着孔12には光源であるバル
ブ13が挿着されている。また、ランプボディ10の前
面開口部には、前面レンズ16が組み付けられて、光源
ユニットU(以下、単にユニットという)として一体化
されている。
【0014】ユニットUは、図1〜図4に示されるよう
に、立壁状に形成されたランプハウジング(以下、単に
ハウジングという)Hの前面において、傾動支点である
1個の玉継手20と2本のエイミングスクリュー(上下
方向エイミングスクリュー30及び左右方向エイミング
スクリュー40)から構成されたエイミング機構Eによ
って片持ち支持されている。なお、ハウジングHは、ボ
ルトナット締結により車体100に固定される。
【0015】玉継手20の玉部22は、ハウジングH側
に固定支持され、玉部22と係合する玉受部24を構成
する玉受ナット25は、ユニットU(ランプボディ1
0)の背面に取付固定されたプレート状のブラケット5
0のナット挿着孔51に挿着固定されて、ユニットUは
この玉継手20を中心に揺動(傾動)できる構造となっ
ている。
【0016】また、エイミングスクリュー30,40
は、いずれもハウジングHに対し回り止めされたスクリ
ュー支持ナット31,41に螺合状態に支承されて前方
に延出している。そしてエイミングスクリュー30の前
端に形成されている玉部32は、ユニットU(ランプボ
ディ10)に取付固定されたブラケット50のナット挿
着孔52に挿着固定されたナット部材35の球受部34
に係合し、球部32と球受部34も玉継手37を構成し
ている。
【0017】一方、エイミングスクリュー40の前端に
形成されている球部42は、ユニットU(ランプボディ
10)に一体に形成されたブラケット60のナット挿着
孔62に挿着固定されたナット部材45の玉受部44に
係合し、玉部42と玉受部44も玉継手47を構成して
いる。
【0018】エイミングスクリュー30,40の後端部
には、ドライバー等の治具係合部30a,40aが形成
されており、ハウジングHの背面側においてエイミング
スクリュー30,40を回動操作できるようになってい
る。そしてエイミングスクリュー30,40を回動させ
ることによって、エイミングスクリュー30,40がナ
ット部材31,41に対し進退し、スクリュー先端の玉
部32,42と係合するユニット側球受部24,34
(ナット部材35,45)がスクリュー30,40と一
体に前後に移動し、これによってユニットUの傾きが変
わるようになっている。
【0019】即ち、エイミングスクリュー30を回動操
作すると、エイミングスクリュー30が回転しながらハ
ウジングH(ナット31)に対し進退し、傾動支点であ
る玉継手20と左右方向エイミングスクリュー40によ
るユニットUの支持点(玉継手47)を結ぶ水平軸Lx
回りにユニットUが傾動して、ユニットUのハウジング
Hに対する上下方向の傾斜、即ちヘッドランプの上下方
向の照射角を調整することができる。
【0020】一方、エイミングスクリュー40を回動操
作すると、エイミングスクリュー40が回動しながらハ
ウジングH(ナット41)に対し進退し、傾動支点であ
る玉継手20と上下方向エイミングスクリュー30によ
るユニットUの支持点(玉継手37)を結ぶ垂直軸Ly
回りにユニットUが傾動して、ユニットUのハウジング
Hに対する左右方向の傾斜、即ちヘッドランプの左右方
向の照射角を調整することができる。このように2本の
エイミングスクリュー30,40によってユニットUの
傾動調整、即ちヘッドランプの照射角の調整ができるよ
うになっている。
【0021】また、ブラケット50は、玉継手20およ
びエイミングスクリュー30をそれぞれ連結できるよう
に上下に長い帯形状に形成されるとともに、その上下方
向2箇所がタッピングスクリュー53a,53bを用い
てランプボディ10の背面に突設されたボス18a,1
8bに固着されている。そして、ブラケット50におけ
るボス18a,18bとの固着位置Pa,Pbの下方位
置に、エイミング機構Eとの連結部である玉継手20,
37が設けられている。
【0022】また、玉継手37に正対するランプボディ
10の背面には、ブラケット50の下端部近傍に当接し
てブラケット50をバックアップする舌片状の突起19
が設けられている。
【0023】即ち、ブラケット50は、ボス18bとの
固着位置Pbから下方に延出し、この下方延出部50a
がエイミングスクリュー30で支持されている。このた
め、舌片状の突起19が設けられていない場合には、図
5に示されるように、ブラケット50の下方延出部50
aに、ユニットUの自重Wによる揺動支点(玉継ぎ手2
0)回りのモーメントに起因した押し圧力F1 の反力F
2 が、エイミングスクリュー30を介して作用し、延出
先端側が前方となるように下方延出部50aは撓み(変
形し)、ブラケット50がへたったり、疲労破壊するお
それがある。
【0024】しかし、本実施例では、図3に示すよう
に、舌片状の突起19がブラケット50の下方延出部5
0aに当接して、エイミングスクリュー30から受ける
反力F2 を、ボス18bと舌片状の突起19の両側で担
持するため、ブラケット50の下方延出部50aの変形
は僅かとなる。
【0025】さらに、舌片状の突起19の延出方向とエ
イミングスクリュー30の延出方向とは一致し、舌片状
の突起19からブラケット50に作用する力F3 の作用
線とエイミングスクリュー30からブラケット50に作
用する力F2 の作用線とは同一軸線上となるため、ブラ
ケット50の下方延出部50aに撓みがほとんど生じな
い状態となる。
【0026】また、ブラケット50の下方延出部50a
には、図3,4に示されるように、舌片状の突起19の
先端部に当接する左右一対の縦壁54a,54bからな
る前方延出突起54が設けられて、舌片状の突起19が
大きく変形しないように工夫されている。即ち、舌片状
の突起19の延出量を大きくして、ブラケット50の下
方延出部50aに直接当接するように構成することも可
能であるが、突起19が長くなる分、成形しにくく、作
用する圧縮力に対し変形しないように板厚も厚くする必
要がある等問題が多い。そこで、ブラケット50側にも
突起54を設けるようにすることで、舌片状の突起19
がそれだけ短くてよく、それだけ成形が容易で、板厚も
薄くてよい。さらに、ブラケット50側の突起54を左
右一対の縦壁54a,54bで構成することで、ブラケ
ット50の下方延出部50aをバックアップする突起1
9,54の構造強度も高くなるという利点がある。
【0027】また、ブラケット50の背面左右の側縁に
は、上下に延びる補強枠56aが形成され、さらに上下
方向所定間隔に左右に延びる補強枠56bが形成され
て、ブラケット50の剛性強度が高められた構造となっ
ている。
【0028】また、ブラケット50の上端には、L字型
前方屈曲部が形成されて、ブラケット50のボス18a
との固着位置PaがユニットUの重心G側に接近した位
置となって、ブラケット50の下方延出部50aに作用
する負荷が小さくなるように構成されている。
【0029】即ち、ブラケット50が上下方向に真っ直
ぐな形状であれば、ボス18aは図5に示す符号18
a’位置となって、ブラケット50とボス18aとの固
着位置Pa’回りに作用するモーメントM’はM’=W
1 となり、ブラケット50とボス18bとの固着位置
Pbには、F1 ’=WL1 /L2 なる押圧力が作用す
る。
【0030】一方、本実施例では、ブラケット50とボ
ス18aとの固着位置Pa回りに作用するモーメントM
は、M=W(L1 −d)となり、ブラケット50とボス
18bとの固着位置Pb にはF1 =W(L1 −d)/
2 なる押圧力が作用し、この押圧力F1 は、勿論、F
1 ’より小さい。
【0031】従って、エイミングスクリュー30からブ
ラケット50の下方延出部50aに作用する力F2 (=
1 )も小さくなり、それだけ下方延出部50aの変形
が小さくなる構造となっている。
【0032】図6,7は本発明の第2の実施例を示すも
ので、図6は第2の実施例であるリフレクター可動型ヘ
ッドランプの正面図、図7は同ヘッドランプの縦断面図
(図6に示す線VII −VII に沿う断面図)である。
【0033】符号10は容器状のランプボディで、その
前面開口部に前面レンズ16が組み付けられて、灯室空
間が形成されている。灯室空間(ランプボディ10)内
には、放物面形状のリフレクター11に光源13を装着
一体化した光源ユニットU1が、玉継ぎ手20A,20
Bと1本のエイミングスクリュー30から構成されたエ
イミング機構E1 によって、傾動可能に片持支持されて
いる。
【0034】リフレクター11背面上部の左右には、ブ
ラケット70,72が形成されており、ブラケット7
0,72とランプボディ10間には玉継ぎ手20A,2
0Bが介在されて、ユニットU1 の傾動支点を構成して
いる。
【0035】一方、リフレクター11の背面下部の中央
には、ボス18cが形成され、このボス18cにエイミ
ングスクリュー30連結用のプレート状のブラケット7
4がタッピングスクリュー53cによって固着されてい
る。ブラケット74の下方延出部に設けられたナット挿
着孔75には、スクリュー支持ナット35Aが挿着さ
れ、このナット35Aには、ランプボディ10に回動可
能に支持されて前方に延出するエイミングスクリュー3
0Aが螺合している。
【0036】そして、エイミングスクリュー30Aを回
動することで、ナット35Aがスクリュー35Aに沿っ
て進退し、これによって、ユニットU1 は玉継ぎ手20
A,20Bを結ぶ水平軸LX 回りに傾動し、ランプの照
射角を上下方向に傾動調整することができる。
【0037】また、リフレクター11の背面には、ブラ
ケット74に当接する舌片状の後方延出突起19Aが形
成されて、ユニットU1 の自重W1 による水平軸Lx回
りのモーメントに起因してブラケット74に作用する変
形が阻止されるようになっている。
【0038】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
に係る自動車用ヘッドランプによれば、光源ユニットに
設けた後方延出突起によって、エイミング機構の連結さ
れているブラケットが変形しなようにバックアップされ
ているので、スムーズにエイミングスクリューを回動操
作できるとともに、精度の高いエイミング調整が可能と
なる。また、光源ユニットに設けるエイミング機構連結
用のブラケットの数が少なくてすみ、光源ユニット構成
部材であるランプボディやリフレクターの成形が容易と
なる。また、ブラケットは、上下に長く、それだけ、変
形しやすいが、光源ユニットに設けられた後方延出突起
がブラケットにおける力の作用点であるエイミング機構
連結部の近傍に当接して、ブラケットの変形が効果的に
阻止されるので、エイミングスクリューのスムーズな回
動と精度の高いエイミング調整が可能となる。また請求
によれば、ブラケットに連結部を簡単に形成できる
とともに、後方延出突起によってブラケットを確実にバ
ックアップできる。また、このブラケットおよび後方延
出突起が他部材と干渉するおそれもないので、スムーズ
なエイミングを妨げるものでもない。また請求項によ
れば、光源ユニット側の後方延出突起の長さを短くでき
るので、それだけ突起の成形、ひいては光源ユニット構
成部材であるランプボディやリフレクターの成形が容易
となる。また請求項によれば、エイミング機構の連結
されているブラケットは、光源ユニットとの固着部と後
方延出突起とによって両端支持されているため、従来の
片持梁構造のブラケットに比べて変形量が小さく、それ
だけ、エイミングスクリューのスムーズな回動と、精度
の高いエイミング調整が可能となる。また本発明は、ユ
ニット可動型,リフレクター可動型のいずれのタイプの
ヘッドランプにも適用できるが、ユニット可動型ヘッド
ランプでは、前面レンズが光源ユニットに一体化され
て、負荷としてブラケットに作用するため、光源ユニッ
トに設けた後方延出突起によってブラケットをバックア
ップしてブラケットの変形を阻止することは、ユニット
可動型ヘッドランプにおいて特に有効である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例であるユニット可動型ヘ
ッドランプの正面図である。
【図2】同ヘッドランプの水平断面図(図1に示す線II
−IIに沿う断面図)である。
【図3】同ヘッドランプの縦断面図(図1に示す線III
−IIIに沿う断面図)である。
【図4】同ヘッドランプの水平断面図(図1に示す線IV
−IVに沿う断面図)である。
【図5】エイミング機構の連結されたブラケットに作用
する力を説明する図である。
【図6】本発明の第2の実施例であるリフレクター可動
型ヘッドランプの正面図である。
【図7】同ヘッドランプの縦断面図(図6に示す線VII
−VII に沿う断面図)である。
【図8】従来のヘッドランプの正面図である。
【図9】同ヘッドランプの縦断面図(図8に示す線IX−
IXに沿う断面図)である。
【符号の説明】
10 ランプボディ 11 リフレクター 13 光源であるバルブ 16 前面レンズ 19 後方延出突起 20,20A,20B ユニットの揺動支点である玉継
手 30,30A ユニットを上下方向に傾動調整するため
のエイミングスクリュー 40 ユニットを左右方向に傾動調整するためのエイミ
ングスクリュー 50 玉継ぎ手およびエイミングスクリュー連結用のブ
ラケット 50a ブラケットの下方延出部 53a,53b,53c ブラケットを光源ユニットに
固着するタッピングスクリュー 54(54a,54b) ブラケットに設けられた前方
延出突起 E,E1 エイミング機構 H ランプハウジング Lx 水平軸 Ly 鉛直軸 U,U1 光源ユニット

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 リフレクターに光源を装着一体化した光
    源ユニットと、前記光源ユニットの背後に配置されて車
    体に取付固定されるハウジングとの間に、前記光源ユニ
    ットを傾動可能に片持支持するエイミング機構が介装さ
    れ、前記光源ユニットの背面には、エイミング機構を連
    結するためのブラケットが固着され、前記光源ユニット
    の背面には、前記ブラケットに当接して、前記光源ユニ
    ットの自重によるブラケットの変形を阻止する後方延出
    突起が設けられた自動車用ヘッドランプであって、 前記エイミング機構は、前記光源ユニット傾動支点を構
    成するユニバーサル継ぎ手と、前記ユニバーサル継ぎ手
    の上下および左右にそれぞれ離間させるように前記ハウ
    ジングに回動可能に支承されて前方に延出し、前記光源
    ユニットにそれぞれに連結されて前記光源ユニットを傾
    動させるための上下エイミングスクリューおよび左右エ
    イミングスクリューとから構成され、前記ブラケット
    は、前記ユニバーサル継ぎ手および上下エイミングスク
    リューをそれぞれ連結できる上下に長い帯状に形成され
    るとともに、前記後方延出突起は、前記ブラケットの上
    下2個所のエイミング機構連結部における下方のエイミ
    ング機構連結部の近傍に当接するように設けられたこと
    を特徴とする自動車用ヘッドランプ。
  2. 【請求項2】 前記ブラケットは、プレート状に形成さ
    れるとともに、前記後方延出突起は、前記ブラケットの
    幅に略対応する幅の舌片状に形成されたことを特徴とす
    る請求項1に記載の自動車用ヘッドランプ。
  3. 【請求項3】 前記ブラケットには、光源ユニット側の
    後方延出突起先端に当接する前方延出突起が設けられた
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の自動車用ヘ
    ッドランプ。
  4. 【請求項4】 前記ブラケットの下方延出端部に前記後
    方延出突起が当接することを特徴とする請求項1〜3の
    いずれかに記載の自動車用ヘッドランプ。
  5. 【請求項5】 前記光源ユニットは、内周面にリフレク
    ターを一体に形成したランプボディに前面レンズが組み
    付け一体化されたランプボディ・リフレクターユニット
    から構成され、エイミング機構により、ランプハウジン
    グに対し傾動可能に支持されたことを特徴とする請求項
    1〜4のいずれかに記載の自動車用ヘッド ランプ。
  6. 【請求項6】 前記ハウジングはランプボディで、前記
    光源ユニットが、エイミング機構により、ランプボディ
    に対し傾動可能に支持されたことを特徴とする請求項1
    〜5のいずれかに記載の自動車用ヘッドランプ。
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