JPH05297867A - 同期演奏装置 - Google Patents

同期演奏装置

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JPH05297867A
JPH05297867A JP4096818A JP9681892A JPH05297867A JP H05297867 A JPH05297867 A JP H05297867A JP 4096818 A JP4096818 A JP 4096818A JP 9681892 A JP9681892 A JP 9681892A JP H05297867 A JPH05297867 A JP H05297867A
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JP4096818A
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Kazuhiko Mukai
和彦 向井
Hiroshi Shimada
洋 島田
Toshiyuki Katsu
利幸 勝
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Pioneer Corp
Original Assignee
Pioneer Electronic Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 CD等の通常の記録媒体に記録されている音
楽等と、他の機器により演奏された音楽との繰り返し同
期再生を容易にする。 【構成】 同期演奏情報を作成する際には、記録媒体1
の再生に伴奏して外部で演奏されて生成される演奏情報
を入力する。同期演奏情報作成手段5は、その入力した
演奏情報を、記録媒体1から所定の間隔で読み出される
時間情報と対応させた同期演奏情報を作成し記憶する。
そして、同期演奏の際には、演奏情報再生手段6が、記
録媒体1から読み出される時間情報と同期演奏情報に含
まれる時間情報とを比較して一致する時間情報に対応す
る演奏情報を再生する。これにより、記録媒体1の再生
と同期して演奏情報が再生されることになる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、記録媒体の記録された
音楽等と楽器の演奏等により生成された演奏情報による
音楽を同期演奏する同期演奏装置に係り、より詳しく
は、CD(Compact Disk)やLVD(Laser Video Dis
k)等の記録媒体の再生に同期して、電子楽器等の音源
駆動情報であるMIDI(Musical Instrument Digital
Interface)コードなどの演奏情報を出力することによ
り、より複合的な音楽再生を可能にする同期演奏装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、音楽信号や映像信号を記録す
る記録媒体として、CD(コンパクトディスク)、CD
−V(ビデオ)、CDフォーマットデジタル音声を含む
LVD(レーザビデオディスク)等の光ディスクや、テ
レビジョンビデオテープ、DAT等の磁器テープなどが
知られている。これらの記録媒体には、音楽信号や映像
信号の他に時間情報が記録されている。時間情報は、通
常、1つの楽曲や映像の経過を示す時間と、記録領域の
スタート位置からの経過を示す絶対時間とが、所定の時
間間隔で記録されている。たとえば、CDではサブコー
ドのQチャンネルに記録時間にして1/75秒毎に時間
情報が記録されている。このサブコードには制御・表示
用の情報が記録され、P、Q、R、S、T、U、V、W
チャンネルよりなる。このうち、P及びQチャンネルに
はディスクプレーヤの制御のための所定の情報が記録さ
れ、R〜Wチャンネルは、記録情報の目的により決めら
れる自由な情報記録エリアとされている。
【0003】一方、シンセサイザや電子ピアノ等の電子
楽器、その他複数の機器を接続して、主として実演奏の
情報を伝送することを目的とした、MIDI規格が知ら
れている。このMIDI規格は、楽器の演奏での「音
程」や「音量」、「音色」、「長さ」や「減衰の仕方」
など、演奏情報としての「音」をディジタル信号に変換
・コード化して伝送するためのものである。このMID
I規格によるハードウェアを備え、定義された形式の楽
器演奏制御信号であるMIDI制御コードの送受信を行
う機能を有する電子楽器、シーケンサ等をMIDI機器
と称している。MIDI制御コードには、音を発生させ
る「ノート・オン」命令や、その発生を停止させる「ノ
ート・オフ」命令など多くのメッセージが定義されてい
る。また、映像等に同期させる情報として、演奏スター
トからの絶対時間を示す「MIDIタイムコード」が識
別されるようにも定義されている。
【0004】MIDI機器の演奏により生成されたMI
DIコードからなる演奏情報は、ディジタル情報である
ため半導体メモリや磁気ディスク等に容易に記憶させる
ことができる。したがって、磁気テープへの記録と異な
り、記憶した演奏情報はデータ処理により自在な編集が
可能であり、音源モジュールを備えた再生機器により手
軽に再生される。また、パーソナルコンピュータ等のシ
ーケンサによりMIDIコードを生成して、作成した曲
の演奏情報を記憶させることができ、音源モジュールへ
出力することにより自らは演奏しないで作成した曲を演
奏させることができる。また、シーケンサでは、マルチ
トラック記録も容易にすることができ、1つの演奏情報
を再生させながら電子楽器の演奏により生成された演奏
情報の記録も手軽になされる。
【0005】このようなMIDIコードからなる演奏情
報から再生した音楽と、CDから再生した音楽を同期さ
せることも可能である。この場合、従来においては、あ
らかじめCDのサブコードのR〜Wチャンネルに、MI
DIタイムコードを記録する必要があった。CDのサブ
コードへのMIDIコードデータの記録および再生に関
しては、特開平2−141961号公報や特開平2−1
93192号公報に開示されている。
【0006】MIDIタイムコードの記録されたCDと
の同期再生は、図8に示すように、CDプレーヤ101
においてCD再生信号から分離されたサブコード信号を
入力して、MIDIタイムコードを再生するMIDIタ
イムコードデコーダ102が備えられて行われる。演奏
情報を記憶するシーケンサ103では、再生されたMI
DIタイムコードを入力して、記憶する演奏情報のMI
DIタイムコードと同期させてMIDIコードをMID
I音源モジュール104に出力するようにされている。
これにより、MIDI音源モジュール104から出力さ
れる音楽再生信号と、CDプレーヤ101によるCDか
らの音楽再生信号がミキサー(MIX)105により合
成され、同期した音楽再生が行われていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来にお
いては、CD等の記録媒体からの再生音楽と、記憶した
演奏情報からの再生音楽とを同期させる場合には、たと
えばCDであればサブコードエリアに、レーザービジョ
ンディスクであれば映像信号の垂直帰線区間などに、あ
らかじめMIDIタイムコードやSMPTE(Society
of Motion Picture and Television Engineers: 映画テ
レビ技術協会)規格のタイムコードなどの同期情報を記
録しておき、その情報により同期再生が行われていた。
【0008】しかしながら、同期再生のためだけに、た
とえば全てのCDにおいてそのサブコードにMIDIタ
イムコード等の同期情報を記録することは経済的ではな
く、そのため従来では同期再生を目的とした記録媒体に
のみ同期情報を記録するようにされていた。したがっ
て、同期情報が記録されていない記録媒体が圧倒的に多
く、MIDI機器により容易に作曲および演奏がなされ
ても、CD等の通常の記録媒体に記録されている音楽と
の同期再生は容易にできるものとはなっていなかった。
【0009】本発明は、このような課題に鑑みてなされ
たもので、CD等の通常の記録媒体に記録されている音
楽と他の機器による音楽との同期再生を容易にする同期
演奏装置を提供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】図1に請求項1および請
求項2記載の発明の原理構成図を、図2に請求項3記載
の発明の原理構成図を示す。図中、同一のものには同一
の符号を付している。
【0011】上記目的を達成するための手段として、請
求項1に記載した同期演奏装置は、図1に示すように、
少なくとも音楽情報、映像情報、または音楽情報を含む
映像情報のいずれかと、所定の間隔で記録され記録の絶
対時間を示す時間情報とを記録した記録媒体1の記録情
報を再生する記録媒体再生手段2と、その再生された記
録情報から前記時間情報を読み出す時間情報読出し手段
3と、演奏情報を記憶する演奏情報記憶手段4と、同期
演奏情報を作成する同期演奏情報作成手段5と、演奏情
報を再生する演奏情報再生手段6と、を備え、同期演奏
情報を作成する際、同期演奏情報作成手段5は、記録媒
体再生手段2における再生と同時に外部から入力される
演奏情報と前記読み出された時間情報とを対応させて同
期演奏情報を作成し演奏情報記憶手段4に記憶し、同期
演奏をする際、演奏情報再生手段6は、記録媒体再生手
段2における再生に伴う時間情報読出し手段3の読み出
す時間情報に同期させて演奏情報記憶手段4に記憶した
同期演奏情報を再生するように構成する。
【0012】また、請求項2に記載した同期演奏装置
は、少なくとも音楽情報、映像情報、または音楽情報を
含む映像情報のいずれかと、所定の間隔で記録され記録
の絶対時間を示す時間情報とを記録した記録媒体1の記
録情報を再生する記録媒体再生手段2と、その再生され
た記録情報から前記時間情報を読み出す時間情報読出し
手段3と、演奏情報を記憶する演奏情報記憶手段4と、
同期演奏情報を作成する同期演奏情報作成手段5と、演
奏情報を再生する演奏情報再生手段6と、を備え、同期
演奏情報を作成する際、演奏情報再生手段6は、外部か
らの指令により記録媒体再生手段2の再生時に演奏情報
記憶手段4に記憶されている演奏情報を順次再生させ、
同期演奏情報作成手段5は、演奏情報再生手段6におい
て順次再生される演奏情報と時間情報読み出し手段3の
読み出す時間情報とを対応させて同期演奏情報を作成し
演奏情報記憶手段4に記憶し、同期演奏をする際、演奏
情報再生手段6は、記録媒体再生手段2の再生に伴う時
間情報読出し手段3の読み出す時間情報に同期させて演
奏情報記憶手段4に記憶した同期演奏情報を再生するよ
うに構成する。
【0013】また、請求項3に記載した同期演奏装置
は、図2に示すように、少なくとも音楽情報、映像情
報、または音楽情報を含む映像情報のいずれかと、所定
の間隔で記録され記録の絶対時間を示す時間情報とを記
録した記録媒体1の記録情報を再生する記録媒体再生手
段2と、その再生された記録情報から前記時間情報を読
み出す時間情報読出し手段3と、所定の間隔で演奏の絶
対時間を示す時間情報を含む演奏情報を記憶する演奏情
報記憶手段4と、時間情報読出し手段3により読み出さ
れた時間情報を前記演奏情報に含まれる時間情報の時間
間隔に変換する時間間隔変換手段8と、記録媒体再生手
段2の再生時に時間間隔変換手段8により変換された時
間情報に同期させ前記演奏情報を再生する演奏情報再生
手段9と、を備えて構成する。
【0014】
【作用】請求項1記載の同期演奏装置では、まず、同期
演奏情報を作成する際には、記録媒体1の再生に伴奏し
て外部で演奏され生成される演奏情報を入力する。その
入力した演奏情報を、同期演奏情報作成手段5におい
て、記録媒体1から所定の間隔で読み出される時間情報
と対応させて同期演奏情報を作成し記憶する。そして、
同期演奏の際には、演奏情報再生手段6において、記録
媒体1から読み出される時間情報と同期演奏情報に含ま
れる時間情報とを比較して一致する時間情報に対応する
演奏情報を再生する。これにより、記録媒体1の再生と
同期して演奏情報が再生されることになる。
【0015】請求項2記載の同期演奏装置では、あらか
じめ演奏情報記憶手段4に記憶してある演奏情報から同
期演奏情報を作成して同期演奏を行う。すなわち、演奏
情報再生手段6は、記録媒体1の再生に際して外部から
指令されることにより、演奏情報記憶手段4に記憶され
ている演奏情報を順次再生する。このとき、同期演奏情
報作成手段5が、順次再生される演奏情報と記録媒体1
から読み出される時間情報とを対応させて同期演奏情報
を作成し記憶する。そして、同期演奏の際には、演奏情
報再生手段6は、その記憶した同期演奏情報により、記
録媒体1の再生と同期して演奏情報を再生させる。
【0016】請求項3記載の同期演奏装置は、演奏情報
に含まれる同期時間情報の時間間隔に合わせるように、
記録媒体1から読み出される時間情報を変換して同期を
行う。すなわち、記録媒体と演奏情報に共に絶対時間が
記録されていても、たとえば記録媒体がCDであれば読
み出される時間情報は1/75秒間隔であり、演奏情報
がMIDIコードであればたとえば1/30秒間隔に同
期時間情報が所定の間隔で配されている。したがって、
記録媒体から読み出される時間情報により演奏情報に合
わせた時間情報を作成すれば、記録媒体と演奏情報を同
期させて再生することができる。時間間隔変換手段8
は、記録媒体1から読み出された時間情報の間隔を演奏
情報に含まれる同期時間情報の間隔に変換して、たとえ
ば最初の絶対時間を0秒にして順次生成すれば、演奏情
報再生手段9において容易に同期させて演奏情報を再生
させることができる。
【0017】
【実施例】以下、図面を参照して、本発明の実施例を説
明する。第1の実施例 図3に、本発明の同期演奏装置の一実施例の構成図を示
す。
【0018】同図に示すように、本実施例の同期演奏装
置は、CD11を再生するCDプレーヤ12と、CDプ
レーヤ12の再生に伴い分離されるサブコード信号を入
力してCD11に記録されている絶対時間のタイムコー
ドを再生する時間情報読出し手段であるタイムコード再
生部13と、演奏情報であるMIDIコードを入力して
記憶し、種々のデータ処理を行い出力するMIDIシー
ケンサ14と、MIDIコードを入力して音楽信号に再
生するMIDI音源モジュール15と、CDプレーヤ1
2およびMIDI音源モジュール15からの音楽信号を
合成するミキサー(MIX)16と、アンプ(AMP)
17と、スピーカ18a、18bと、を備えて構成され
る。MIDIシーケンサ14は、本発明の演奏情報記憶
手段、同期演奏情報作成手段、および演奏情報再生手段
として機能する。
【0019】タイムコード再生部13は、サブコード信
号からQチャンネル情報をデコードして絶対時間のタイ
ムコードを再生するとともにCRCチェックを行うチャ
ンネルQデコーダ131と、そのチャンネルQデコーダ
131のCRCチェックにおいてエラーとなったとき
に、1つ前の正常に再生された時間情報により補間して
タイムコードを出力するタイムコード補間器132と、
そのタイムコード補間器132から出力される1秒間7
5フレームからなる時間情報から、パルスてい倍等を行
ってより細かい時間に変換して同期用のタイムコードク
ロックを作成するタイムコード補間器133と、を備え
て構成される。
【0020】MIDIシーケンサ14は、情報処理機器
としてのパーソナルコンピュータでもあり、他のMID
I機器において生成されたMIDIコードからなる演奏
情報を入力して内部メモリ141またはフロッピーディ
スク142等の磁気ディスクに記憶する。また、入力キ
ーからの入力によりMIDIコードを生成して作曲の入
力情報に対応する演奏情報を作成して記憶し、指示によ
り内部メモリ141やフロッピーディスク142に記憶
してある演奏情報をMIDI音源モジュール15に出力
して再生するなどの処理制御を行うように構成されてい
る。
【0021】次に、上記構成において実施される同期演
奏について説明する。まず、同期演奏情報を作成する際
には、演奏者はCDプレーヤ12を操作して所望するC
D11の曲を再生し、その再生音楽に合わせてMIDI
機器である楽器により演奏を行う。このとき、MIDI
シーケンサ14は、その楽器から出力されるMIDIコ
ードからなる演奏情報を入力すると共に、タイムコード
再生部13から出力されるタイムコードを順次入力し
て、図4に示すように、タイムコードT1 、T2
3 、…と所定数のMIDIコードからなるMIDIメ
ッセージM1 、M2 、M3 、…とを対応させて同期演奏
情報を順次作成し内部メモリ141に記憶する。そし
て、演奏を終了して同期再生を行う際には、CDプレー
ヤ12においてCD11を再生させると、MIDIシー
ケンサ14は、タイムコード再生部13から出力される
タイムコードを順次入力して、その入力したタイムコー
ドと等しいタイムコードを同期演奏情報から検索し、対
応するMIDIメッセージを順次MIDI音源モジュー
ル15へ出力して再生させる。
【0022】これにより、CDの再生音楽に合わせて電
子楽器により演奏された演奏情報が記憶されると共に、
CDの再生音楽と電子楽器による演奏を同期させて繰り
返し再生させることができる。また、複数の曲が記録さ
れているCDの中の3曲目に電子楽器の演奏をしたとす
ると、同期再生は絶対時間により照合されるため、CD
を1曲目から順次再生させたときに、3曲目の再生にお
いて自動的に電子楽器による演奏が同期して再生され
る。このように本実施例では、MIDIタイムコードが
記録されていないCDであっても、その場で同期演奏し
た演奏情報を直ちに容易に再生して繰り返し同期演奏さ
せることができるため、多様な音楽の楽しみ方ができ
る。
【0023】第2の実施例 次に、図3に示す構成において実施する同期演奏の第2
の実施例を説明する。本実施例では、CDの再生音楽に
合わせて演奏した演奏情報により同期演奏情報を生成す
るものではなく、すでに作成されている演奏情報に基づ
いて同期演奏情報を作成して、繰り返し同期演奏ができ
るようにしたものである。つまり、他において所望する
音楽を聞きながら電子楽器を演奏して、MIDI機器に
より演奏情報を作成しフロッピーディスク等に記憶させ
てある場合や、MIDIシーケンサ14において操作入
力により作曲などをして作成した演奏情報を記憶してあ
る場合などで、その記憶してある演奏情報に対して同期
再生する。
【0024】本実施例においては、まず、操作者はフロ
ッピーディスク142等に記憶されている同期再生を行
う演奏情報をMIDIシーケンサ14において指定し、
再生可能な状態にして同期演奏情報作成モードに設定す
る。次に、CDプレーヤ12において所望する曲を再生
して、所望するタイミングにより演奏情報の再生をスタ
ートさせる。このとき、MIDIシーケンサ14は、再
生する演奏情報に対して第1の実施例と同様に、タイム
コード再生部13からのタイムコードに対応して同期演
奏情報を順次作成し内部メモリ141に記憶する。この
作成した同期演奏情報の同期再生は、第1の実施例と同
様になされる。
【0025】このように本実施例では、第1の実施例の
ように同期演奏装置においてCDの再生音楽に合わせて
演奏しなくても、別のMIDI機器において作成した演
奏情報や、MIDIシーケンサにおいて作曲や効果音の
作成を行い所望する音楽に合わせて作成した演奏情報で
も、同期再生情報を作成して同期演奏を行うことができ
る。これにより、同期演奏の利用範囲が広がり、多様な
音楽を生成して記憶し、それらを再生して楽しむことが
できる。
【0026】なお、上記第1および第2の実施例におい
ては、同一の曲に対して異なる演奏による同期演奏情報
を複数作成して記憶し、所望の同期演奏情報を選択して
同期演奏させるようにすることもできる。
【0027】第3の実施例 次に、同期演奏装置の第3の実施例について説明する。
本実施例は、図3に示した同期演奏装置の構成におい
て、タイムコード再生部13を、図5に示すタイムコー
ド再生変換部19に置き換えた構成により実施される。
すなわち、本実施例では、タイムコード再生変換部19
において、CD11から読み出されるタイムコードを、
MIDIタイムコードに変換することにより、MIDI
シーケンサ14の内部メモリ141に記憶する演奏情報
を同期演奏させるものである。
【0028】タイムコード再生変換部19は、図5に示
すように、CDプレーヤ12において分離されたサブコ
ード信号から、Qチャンネル情報をデコードして絶対時
間のタイムコードを再生するとともにCRCチェックを
行うチャンネルQデコーダ191と、そのチャンネルQ
デコーダ191のCRCチェックにおいてエラーとなっ
たときに、1つ前の正常に再生された時間情報により補
間してタイムコードを出力するタイムコード補間器19
2と、そのタイムコード補間器192から出力される1
秒間75フレームからなる時間情報の出力時間間隔を変
換して、MIDIタイムコードの1秒間30フレームか
らなる時間間隔のパルスを出力する時間間隔変換器19
3と、その時間間隔変換器193の出力するパルスに同
期してMIDIタイムコードを生成して順次出力するタ
イムコードエンコーダ194と、を備えて構成される。
【0029】上記構成における時間間隔変換器193の
詳細な構成を図6に、その構成における各部の出力波形
を図7に示す。時間間隔変換器193は、タイムコード
補間器192から1/75秒毎に出力されるタイムコー
ドTCDを、タイムコード−パルス変換回路931におい
て、図7(1)に示すように、パルスPCDに変換する。
さらにそのパルスPCDをパルスてい倍回路932におい
て128倍にしたパルスPT に変換する。そしてそのパ
ルスPT をパルスカウンタ933においてカウントし、
そのカウント値CP を変換パルス生成回路934におい
て設定値Sと比較し、設定値Sと一致したらパルスP
OUT を出力して所定間隔のパルスを生成するようにして
いる。変換パルス生成回路934から出力されるパルス
OUT は、タイムコードエンコーダ194に出力される
共に、OR回路935を介してパルスカウンタ933に
出力されてカウント値がリセットされる。また、入力さ
れるタイムコードTCDの時間情報を比較回路936にお
いて監視し、秒情報が0になったときにOR回路935
を介してパルスカウンタ933にパルスを出力するよう
にしてリセットを行い、タイムコードTCDの秒情報が0
秒となるときに常にリセットさせて、演奏情報の時間情
報との開始時刻を一致させるようにしている。
【0030】ここで設定値Sは、(75×128)/F
r による計算値が設定される。Frは、このタイムコー
ド再生変換部19から出力するタイムコードのフレーム
数であり、同期させる演奏情報と一致するフレーム数に
設定される。たとえば、MIDIタイムコードであれ
ば、24、25、30(ドロップ/ノンドロップ)のフ
レーム数の種類がある。本実施例では、Fr =30に設
定してMIDIタイムコードに一致させる。したがっ
て、設定値Sは「320」となりパルスカウンタ933
が320を数えると、変換パルス生成回路934から1
つのパルスが出力されるようになされている(図7
(4)参照)。これにより、この時間間隔変換器193
においては1/30秒毎のパルスが生成され、次段のタ
イムコードエンコーダ194からMIDIタイムコード
が生成出力される。
【0031】このように、本実施例では、タイムコード
再生変換部19において、CDのタイムコードをMID
Iタイムコードに変換してMIDIシーケンサ14に出
力するようになされている。MIDIシーケンサ14で
は、CDが再生されてタイムコード再生変換部19から
MIDIタイムコードが入力されると、あらかじめ記憶
するMIDIコードからなる演奏情報のタイムコードと
同期させて、演奏情報の再生を行う。これにより、第
1、2の実施例と異なり同期演奏情報を作成することな
く直ちに同期演奏がなされる。
【0032】なお、上記各実施例では、記憶媒体として
CDの例を示したが、本発明では記録時間を示す時間情
報が一定の間隔で記録されている記録媒体であればよ
く、これに限定されるものではない。たとえば、レーザ
ービジョンディスク(LVD)の再生においても、対応
するタイムコード再生部またはタイムコード再生変換部
を構成すれば同様になされる。そして、再生する映像に
好みの電子楽器の音楽や効果音を同期させて楽しむこと
ができる。また、演奏情報としてMIDIコードの例を
示したが、これも楽器演奏の情報がディジタルデータで
生成されるものであればよく、これに限定されるもので
はない。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の同期演奏
装置によれば、特別の同期用のタイムコードが記録され
ていないCD等の通常の記録媒体であっても、その記録
されている音楽等と演奏した音楽との同期演奏を容易に
繰り返し再生することができるため、多様な音楽の楽し
み方ができる。
【0034】特に、請求項1記載の発明では、その場で
同時に演奏した演奏情報を容易に直ちに再生して繰り返
し同期演奏させることができる効果を有する。また、請
求項2記載の発明では、他で作成した演奏情報や作曲し
た演奏情報を同期演奏させることができるため、同期演
奏の利用範囲が広がり、多様な音楽を生成して記憶し、
それらを再生して楽しむことができる効果を有する。ま
た、請求項3記載の発明では、作成した演奏情報を1度
記録媒体の再生と同時に演奏させることなく直ちに同期
演奏を実行することができる効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1および請求項2記載の発明の原理構成
図である。
【図2】請求項3記載の発明の原理構成図である。
【図3】本発明の同期演奏装置の一実施例の構成図であ
る。
【図4】実施例における同期演奏情報の説明図である。
【図5】第3の実施例のタイムコード再生変換部の構成
図である。
【図6】第3の実施例の時間間隔変換器の詳細な構成図
である。
【図7】時間間隔変換器の各部における出力波形図であ
る。
【図8】同期演奏装置を説明する構成図である。
【符号の説明】
1…記録媒体 2…記録媒体再生手段 3…時間情報読出し手段 4…演奏情報記憶手段 5…同期演奏情報作成手段 6…演奏情報再生手段 8…時間間隔変換手段 9…演奏情報再生手段 11…CD 12…CDプレーヤ 13…タイムコード再生部 131…チャンネルQデコーダ 132…タイムコード補間器1 133…タイムコード補間器2 14…MIDIシーケンサ 141…内部メモリ(RAM) 142…フロッピーディスク 15…MIDI音源モジュール 16…ミキサー(MIX) 17…アンプ(AMP) 18a、18b…スピーカー 19…タイムコード再生変換部 191…チャンネルQデコーダ 192…タイムコード補間器 193…時間間隔変換器 194…タイムコードエンコーダ 931…タイムコード−パルス変換回路 932…パルスてい倍回路 933…パルスカウンタ 934…変換パルス生成回路 935…OR回路 936…比較回路

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも音楽情報、映像情報、または
    音楽情報を含む映像情報のいずれかと、所定の間隔で記
    録され記録の絶対時間を示す時間情報とを記録した記録
    媒体の記録情報を再生する記録媒体再生手段と、 その再生された記録情報から前記時間情報を読み出す時
    間情報読出し手段と、 演奏情報を記憶する演奏情報記憶手段と、 同期演奏情報を作成する同期演奏情報作成手段と、 演奏情報を再生する演奏情報再生手段と、を備え、 前記同期演奏情報を作成する際、前記同期演奏情報作成
    手段は、前記記録媒体再生手段における再生と同時に外
    部から入力される演奏情報と前記読み出された時間情報
    とを対応させて同期演奏情報を作成し前記演奏情報記憶
    手段に記憶し、 同期演奏をする際、前記演奏情報再生手段は、前記記録
    媒体再生手段における再生に伴う前記時間情報読出し手
    段の読み出す時間情報に同期させて前記演奏情報記憶手
    段に記憶した同期演奏情報を再生する、 ことを特徴とする同期演奏装置。
  2. 【請求項2】 少なくとも音楽情報、映像情報、または
    音楽情報を含む映像情報のいずれかと、所定の間隔で記
    録され記録の絶対時間を示す時間情報とを記録した記録
    媒体の記録情報を再生する記録媒体再生手段と、 その再生された記録情報から前記時間情報を読み出す時
    間情報読出し手段と、 演奏情報を記憶する演奏情報記憶手段と、 同期演奏情報を作成する同期演奏情報作成手段と、 演奏情報を再生する演奏情報再生手段と、を備え、 同期演奏情報を作成する際、前記演奏情報再生手段は、
    外部からの指令により前記記録媒体再生手段の再生時に
    前記演奏情報記憶手段に記憶されている演奏情報を順次
    再生させ、前記同期演奏情報作成手段は、前記演奏情報
    再生手段において順次再生される演奏情報と前記時間情
    報読み出し手段の読み出す時間情報とを対応させて同期
    演奏情報を作成し前記演奏情報記憶手段に記憶し、 同期演奏をする際、前記演奏情報再生手段は、前記記録
    媒体再生手段の再生に伴う前記時間情報読出し手段の読
    み出す時間情報に同期させて前記演奏情報記憶手段に記
    憶した同期演奏情報を再生する、 ことを特徴とする同期演奏装置。
  3. 【請求項3】 少なくとも音楽情報、映像情報、または
    音楽情報を含む映像情報のいずれかと、所定の間隔で記
    録され記録の絶対時間を示す時間情報とを記録した記録
    媒体の記録情報を再生する記録媒体再生手段と、 その再生された記録情報から前記時間情報を読み出す時
    間情報読出し手段と、 所定の間隔で演奏の絶対時間を示す時間情報を含む演奏
    情報を記憶する演奏情報記憶手段と、 前記時間情報読出し手段により読み出された時間情報を
    前記演奏情報に含まれる時間情報の時間間隔に変換する
    時間間隔変換手段と、 前記記録媒体再生手段の再生時に前記時間間隔変換手段
    により変換された時間情報に同期させ前記演奏情報を再
    生する演奏情報再生手段と、を備えることを特徴とする
    同期演奏装置。
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