JP2007140209A - カラオケ練習装置およびプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】再生された楽曲および歌詞を歌唱練習に使うことが可能となるカラオケ練習装置およびプログラムを提供する。
【解決手段】楽曲読出し再生部14bは、再生クロックに基づいて、楽曲データを読み出して再生し、音声を発生する。クロック補正部14cは、オフセット情報およびオフセット修正情報に基づいて、再生クロック(の周期)を補正する。同期読出し表示部14dは、クロック補正部14cによって補正された再生クロックに基づいて、演奏データを読み出して再生し、歌詞を表示する。ここで、再生クロック生成部14aによって生成された再生クロックをそのまま、演奏データの読み出し再生に用いた場合、楽曲の再生と歌詞の表示とが同期しなくなることがある。本発明では、オフセット情報(およびオフセット修正情報)に基づいて再生クロックを補正することで、演奏データの方の再生速度を調整し、楽曲の再生と歌詞の表示とが同期する。
【選択図】図2

Description

本発明は、外部から供給された、圧縮音声データからなる楽曲データを再生しつつ、カラオケ練習を行うカラオケ練習装置およびプログラムに関する。
外部から供給された、圧縮音声データからなる楽曲データを再生する楽曲データ再生装置は、従来から知られている。
このような楽曲データ再生装置として、歌曲の楽曲データを再生中に、たとえばJPEG(Joint Photographic Experts Group)形式の歌詞データを表示器上に表示するようにしたものがある。
また、ユーザの好みに応じた文字情報を入力し、その文字情報を楽曲の再生に従って表示するようにした楽曲データ再生装置もある(たとえば、特許文献1参照)。
さらに、外部から供給された、演奏データからなるカラオケデータを再生し、その歌い回しは、歌声ガイドメロディを再生することによって参照できるようにしたカラオケ再生装置もある。
特開2001−117543号公報
しかし、上記従来の再生装置のうち、最初の装置では、楽曲データの再生と歌詞データの表示とが同期していないので、再生された楽曲および歌詞を歌唱練習に使うことは難しかった。
また、上記従来の再生装置のうち、2番目の装置では、1曲分の歌詞情報をすべて入力し、入力したすべての歌詞情報を楽曲に同期させることは絶対不可能ではないにしても、1文字あるいは文字列単位で逐一同期タイミングを指定しなければならないので、作業時間および作業内容が膨大になってしまう。
さらに、上記従来の再生装置のうち、3番目の装置では、カラオケの再生と歌詞の表示とは同期するものの、その歌い回しは、肉声ではない、音声合成された歌声ガイドメロディによって参照されるので、原曲の持つ複雑な歌い回しを練習することはできなかった。
本発明は、この点に着目してなされたものであり、再生された楽曲および歌詞を歌唱練習に使うことが可能となるカラオケ練習装置およびプログラムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に記載のカラオケ練習装置は、圧縮音声データからなる楽曲データ、複数の歌詞イベントを含む演奏データおよび該演奏データの再生制御を行うためのオフセット情報を記憶する記憶手段と、再生クロックを発生させる発生手段と、該発生手段によって発生された再生クロックに基づいて、前記記憶手段に記憶された楽曲データを順次読み出して再生する楽曲再生手段と、前記発生手段によって発生された再生クロックを、前記記憶手段に記憶されたオフセット情報に基づいて補正し、該補正された再生クロックに基づいて、前記記憶手段に記憶された演奏データを順次読み出して歌詞を再生する歌詞再生手段とを有することを特徴とする。
好ましくは、前記オフセット情報を変更設定する変更設定手段をさらに有し、前記オフセット情報は、前記演奏データの再生速度および再生タイミングのうち、少なくとも一方を調整するものであることを特徴とする。
さらに好ましくは、前記歌詞再生手段によって再生される歌詞のいずれかを指定する指定手段と、前記複数の歌詞イベントのうち、前記指定手段によって指定された歌詞に対応する歌詞イベントに対応する楽曲データの再生位置を算出する算出手段とをさらに有し、前記楽曲再生手段は、前記算出手段によって算出された再生位置から楽曲データを再生することを特徴とする。
上記目的を達成するため、請求項4に記載のプログラムは、請求項1と同様の技術的思想によって実現できる。
請求項1または4に記載の発明によれば、楽曲と歌詞は同期して再生されるので、再生された楽曲と歌詞を歌唱練習に使用することができ、ユーザがカラオケ練習を行う際の練習効率を向上させることができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施の形態に係るカラオケ練習装置を含むサーバ・クライアントシステムの概略構成を示すブロック図である。
図示例のサーバ・クライアントシステムは、1台のサーバ100と、3台のクライアントによって構成され、サーバ100とクライアントとは、通信ネットワーク110を介して相互に接続されている。本実施の形態のカラオケ練習装置1は、3台のクライアントのうちの1つであり、携帯電話端末を想定している。したがって、通信ネットワーク110は、有線方式と無線方式の両方式を備え、通信ネットワーク110とカラオケ練習装置1との間は無線接続され、通信ネットワーク110とサーバ100との間は有線接続される。もちろん、この接続態様は例示に過ぎず、通信ネットワーク110とサーバ100との間が無線接続されていてもよい。
サーバ100は、複数の楽曲データを蓄積する楽曲データベース(DB)101aと、複数の演奏データを蓄積する歌詞データベース(DB)101bと、複数のオフセット情報を蓄積する管理データベース(DB)101cと、通信ネットワーク110上の装置とデータの送受信を行う送受信部102と、装置全体の制御を司る制御部103と、RAMやROMからなる記憶部104とによって構成されている。
楽曲DB101aには、楽曲データとして、圧縮された音声楽曲データが蓄積され、歌詞DB101bには、演奏データとして、複数の歌詞イベントを含む、たとえばSMF(Standard MIDI File)形式の演奏データが蓄積され、管理DB101cには、オフセット情報として、楽曲固有のオフセット情報と端末固有のオフセット情報の2種類のオフセット情報が蓄積されている。端末装置は、当然ながら、機種によって仕様や能力が異なり、楽曲固有の(標準的な)オフセット情報を用いるだけでは、ある機種ではうまく楽曲データの再生タイミングと演奏データの再生タイミングが合うものの、他の機種ではうまく合わないという状況が発生し得る。そこで、本実施の形態では、楽曲固有のオフセット情報と端末固有のオフセット情報の2種類のオフセット情報を使用することにより、上記状況の発生を防いでいる。
楽曲データのそれぞれには、1つの演奏データおよびオフセット情報が関連づけられている。サーバ100は、カラオケ練習装置1からのリクエストに応じて、楽曲DB101a、歌詞DB101bおよび管理DB101cに蓄積されているデータを適宜選択し、その選択したデータをカラオケ練習装置1に配信する。
カラオケ練習装置1は、通信ネットワーク110上の装置とデータの送受信を行う送受信部11と、装置全体の制御を司る制御部12と、RAMやROMからなる記憶部13と、楽曲再生用CODEC(coder-decoder)、LCD(Liquid Crystal Display)および描画エンジンからなり、楽曲データを再生するとともに歌詞イベントを表示する再生・表示部14と、操作ボタン、カーソルキーおよび機能ボタン等からなる操作入力部15と、サーバ100から配信されたデータや、各種データなどを保持するデータストレージデバイス(たとえば、フラッシュメモリや電源バックアップされたRAMなど)16とによって構成されている。
図2は、再生・表示部14の詳細な構成を示すブロック図である。
同図に示すように、再生・表示部14は、再生クロックを生成する再生クロック生成部14aと、再生クロック生成部14aによって生成された再生クロックに基づいて、データストレージデバイス16に保持された楽曲データを読み出して再生し、音声を発生する楽曲読出し再生部14bと、データストレージデバイス16に保持されたオフセット情報およびオフセット修正情報に基づいて、再生クロック生成部14aによって生成された再生クロック(の周期)を補正するクロック補正部14cと、クロック補正部14cによって補正された再生クロックに基づいて、データストレージデバイス16に保持された演奏データを読み出して再生し、歌詞を表示する同期読出し表示部14dと、歌詞指定情報によって示される、演奏データ中の歌詞イベントの位置を割り出し、その割り出した位置から楽曲データの再生を行う再生位置制御部14eとによって構成されている。なお、再生・表示部14は、図2に示されるように、複数の機能ブロックに分けられるが、各ブロックにそれぞれ対応するハードウェアを備える必要はなく、各ブロックのうちの一部あるいは全部を、制御部12がプログラムを実行することによって、つまりソフトウェアによって、各ブロックの機能を適宜実現することができる。
ここで、再生クロック生成部14aによって生成された再生クロックをそのまま、演奏データの読み出し再生に用いた場合、(元々、楽曲データと演奏データとは無相関なデータ同士であるため)楽曲の再生と歌詞の表示とが同期しなくなることがある。そこで、本実施の形態では、オフセット情報(およびオフセット修正情報)に基づいて再生クロックを補正することで、演奏データの方の再生速度を調整して、楽曲の再生と歌詞の表示とが同期するようにしている。
また、本実施の形態では、楽曲データの再生開始位置を、歌詞を指定することによって指定できるように構成している。図3は、演奏データのデータフォーマットの一例を示す図であり、同図に示すように、演奏データは、ヘッダと、イベントデータ(演奏イベントデータおよび歌詞イベントデータ)と、各イベントの再生タイミングの時間差(相対時間)を示すデルタタイム(Δt)と、エンドデータとによって構成されている。このように、各歌詞イベントデータには、隣接するイベントデータ間の時間差を示す時間情報が付加されているので、ユーザが歌詞を指定することによって、歌詞イベントデータが1つ特定されると、演奏データの先頭のイベントデータから特定された歌詞イベントデータまでの絶対時間(=楽曲データの読み出し開始位置)は、その間の時間情報(=デルタタイム)をすべて加算することによって算出される。この算出された時間位置から楽曲データを再生すれば、指定された歌詞に対応した位置から楽曲データが再生されることになる。
以上のように構成されたカラオケ練習装置1が実行する制御処理を、図4〜図6を参照して詳細に説明する。
カラオケ練習装置1は、ユーザからの指示に応じて、前記記憶部104またはデータストレージデバイス16に記憶された制御プログラムを読み出し、該読み出した制御プログラムを制御部12に実行させることによって、制御処理を行う。
図4は、カラオケ練習装置1が実行するメインルーチンの手順を示すフローチャートである。
本メインルーチンは、主として、
(1)不足データ取得処理(ステップS3)
(2)再生処理(ステップS5)
(3)フィードバック処理(ステップS7)
の各処理を行う。
ユーザが楽曲を選択すると(ステップS1)、カラオケ練習装置1は、選択された楽曲に対応するデータがすべてデータストレージデバイス16内に保持されているかどうかをチェックする(ステップS2)。ここで、選択された楽曲に対応するデータとは、具体的には、楽曲データと、それに関連づけられた演奏データおよびオフセット情報のことである。つまり、この3種類のデータのいずれか1つでも、データストレージデバイス16内に保持されていないときには、カラオケ練習装置1は、処理を上記(1)の不足データ取得処理に進め、不足データを取得する要求をサーバ100に送信する。ここで、カラオケ練習装置1は、不足データの取得要求と一緒に、カラオケ練習装置1の機種情報も送信する。これは、不足データがオフセット情報である場合、オフセット情報には、前述のように、ある1つの楽曲について、その楽曲に対する基本的なオフセット設定を表すオフセット情報と、楽曲の提供先の端末の機種に対応したオフセット設定を表すオフセット情報の2種類があり、サーバ100が端末にオフセット情報を提供する際は、これら双方、あるいはこれらを加算してまとめたオフセット情報を提供する必要があるからである。
カラオケ練習装置1からの取得要求に応じて、サーバ100が不足データを配信すると、カラオケ練習装置1は、その配信された不足データを、前記送受信部11を介して受信する(ステップS3)。受信した不足データは、データストレージデバイス16内に保持される。
図6は、再生・表示部14に表示される表示画面および操作入力部15のキー配列の一例を示す図である。
図6(a)は、再生停止中の表示画面の一例を示す図であり、キー配列も図示されている。図6(a)に示すように、キーSW1〜SW3は、ファンクションキーであり、画面最下部の括弧([ ])内に割り当てられている機能を選択するためのものである。また、再生中、上/下カーソルキーは、音量の増大/低減を指示するキーとして機能し、左/右カーソルキーは、歌詞ページの次ページ/前ページを指示するキーとして機能する。一方、プルダウンメニューが表示されている場合には、カーソルキーは、メニュー項目の選択キーとして機能する。
再生停止中に、ユーザがキーSW2を押すと、図6(b)に示すプルダウンメニューが表示され、楽曲データの登録や読み出し、カラオケ練習装置1内に保持されているオフセット情報をサーバ100にアップロードするか否かを設定することができる。
図6(c)は、再生中の表示画面の一例を示す図であり、図6(c)には、キー配列の図示が省略されている。再生中に、ユーザがキーSW2を押すと、図6(c)に示すプルダウンメニューが表示され、歌詞の表示タイミングを調整することができる。また、再生中に、ユーザがキーSW3を押すと、図6(d)に示すプルダウンメニューが表示され、歌詞の再生速度を調整することができる。このようにして調整された表示タイミングや再生速度は、オフセット情報としてカラオケ練習装置1の、たとえばデータストレージデバイス16に保持され、次回からは保持された内容が、その楽曲を再生する際のデフォルト設定となる。
図6(a)に示すように、ユーザによって選択された楽曲に対応するデータがすべて揃った状態かつ再生停止中に、ユーザがキーSW1を押すと、カラオケ練習装置1は、ユーザによって再生指示がなされたと判断して、処理を前記(2)の再生処理に進める(ステップS4→S5)。
図5は、再生処理の詳細な手順を示すフローチャートである。
本再生処理は、主として、
(a)再生速度変更処理(ステップS13)
(b)再生位置制御処理(ステップS14〜S16)
(c)表示タイミング変更処理(ステップS17)
(d)その他処理(ステップS18)
(e)再生終了処理(ステップS20)
の各処理を行う。
本再生処理が開始されると、制御部12は、データストレージデバイス16から、選択された楽曲に対応するオフセット情報を読み出して、記憶部13に確保された一時記憶領域に格納し、この格納されたオフセット情報に基づいて、演奏データの再生速度および表示タイミングの制御を行う。なお、図示は省略したが、楽曲データおよび演奏データの読み出し、再生および表示も同時に実行される。ただし、楽曲データおよび演奏データの読み出し、再生および表示に関する処理は、必ずしも制御部12によって実行される必要はなく、再生・表示部14が備えている、前記楽曲再生用CODECおよび描画エンジンが、制御部12による上記制御処理と並行して実行するようにしてもよい。この場合、制御部12は、再生・表示部14に対して、楽曲データあるいはキーSW1の操作に応じた演奏データの読み出しおよび再生開始の指示や、キーSW2、キーSW3およびカーソルキーの操作に応じた読み出しおよび再生位置の指定の指示等を適時に行う。
図6(c)で説明したように、再生中にキーSW3が押されると、カラオケ練習装置1は、処理を上記(a)の再生速度変更処理に進める。(a)再生速度変更処理では、まず、図6(e)に示すプルダウンメニューを表示し、ユーザからの指示を待つ。次に、ユーザが前記カーソルキーを用いて、再生速度の変更を指示すると、再生速度は、指示に応じて変更される。具体的には、再生速度(再生クロックの周期)を、たとえば3ms速くしたい場合には、ユーザは、図6(e)のプルダウンメニュー中、“+1ms”にカーソルを合わせ、キーENTRを3回押す。これにより、再生速度は、3ms速くなる。このようにして指示された変更値は、たとえば、データストレージデバイス16の所定領域に保存される。
次に、再生中にキーSW2が押されると、カラオケ練習装置1は、処理を上記(c)の表示タイミング変更処理に進める。(c)表示タイミング変更処理では、まず、図6(d)に示すプルダウンメニューを表示し、ユーザからの指示を待つ。次に、ユーザが前記カーソルキーを用いて、表示タイミングの変更を指示すると、表示タイミングは、指示に応じて変更される。具体的には、表示タイミングを、たとえば「ちょっと遅く」にしたい場合には、ユーザは、図6(d)のプルダウンメニュー中、「ちょっと遅く」にカーソルを合わせ、キーENTRを押す。これにより、表示タイミングは、「ちょっと遅く」なる。ここで、「早く」、「ちょっと早く」、「ノーマル」、「ちょっと遅く」および「遅く」は、具体的には、それぞれ「−4秒」、「−2秒」、「0秒」、「+2秒」および「+4秒」である。もちろん、各秒数は、例示に過ぎない。このようにして指示された変更値は、たとえば、データストレージデバイス16の所定領域に保存される。
次に、再生中に左/右カーソルキーが押されると、カラオケ練習装置1は、処理を前記(b)の再生位置制御処理に進める。(b)再生位置制御処理では、まず、押された方のカーソルキーによって指定されたページの先頭の楽曲データの再生位置を割り出し(ステップS14)、次に、指定されたページの歌詞を表示し(ステップS15)、さらに、割り出した位置へ再生位置をジャンプさせる(ステップS16)。なお、再生位置の割り出し方法については、前述したので、繰り返さない。
次に、再生中にキーSW1が押されると、カラオケ練習装置1は、処理を前記(e)の再生終了処理に進める。(e)再生終了処理では、最終的な再生速度および表示タイミングを、その曲のオフセット情報として、前述のように、データストレージデバイス16の所定領域に保存する。
なお、前記(d)のその他処理は、操作イベントには、速度変更、ページ選択、タイミング変更および生成終了をそれぞれ指示するイベント以外のイベントもあり、そのイベントが発生したときには、そのイベントに応じた処理がなされるということを確認的に示したに過ぎないので、(d)その他処理の具体的な説明については、省略する。
次に、再生停止中にキーSW2が押されると、前記図6(b)に示すプルダウンメニューが表示される。そして、ユーザがカーソルキーを操作して、「フィードバック」を指示した状態で、キーENTRを押すと、カラオケ練習装置1は、処理を前記(3)のフィードバック処理に進める。(3)フィードバック処理では、前記保存したオフセット情報をサーバ100側にフィードバックする。サーバ100は、このようにしてフィードバックされたオフセット情報を基に、管理DB101cに蓄積されているオフセット情報を修正したり、更新したりするようにしてもよい。
このように、本実施の形態では、楽曲データの再生に同期して、従来のカラオケコンテンツ同様の態様で歌詞を提示できるので、ユーザがカラオケ練習を行う際の練習効率を高めることができる。
また、歌詞データを楽曲データとは独立して提供するようにしたので、これらを結合したマルチメディアなコンテンツを作成して提供するより、低コストとなる。
さらに、各データは、従来通りのデータ容量であるので、データ転送時にデータ容量の面で問題になることはない。
また、歌詞データのみでの提供もできるので、ユーザは、既に取得している楽曲データを有効に活用することができる。
さらに、歌詞データの持つ時間情報を利用することで、歌詞基準で、目的の再生位置にジャンプすることができる。
なお、本実施の形態では、生成速度の変更および表示タイミングの変更は、楽曲再生中にのみ行うようにしたが、これに限らず、再生停止中に行ってもよい。
また、本実施の形態では、再生位置の指定を、ページ単位で行うようにしたが、これに限らず、歌詞1文字単位で行うようにしてもよい。この場合、歌詞全体を画面に表示させ、カーソル指定等で再生開始位置となる歌詞を指定できるようにした方が好ましい。この場合の再生開始位置の割り出し方法も、前述した方法と変わらない。
あるいは、歌詞の範囲を指定し、指定した範囲内の楽曲データをループ再生するようにしてもよい。この場合は、範囲先頭の歌詞に対応するイベントデータのイベント時刻と、範囲終端の歌詞に対するイベントデータ(あるいは、その次の歌詞に対応するイベントデータ直前の)イベント時刻から再生開始位置および再生終端位置を割り出せばよい。
さらに、本実施の形態では、各種データ(楽曲データ、演奏データおよびオフセット情報)はすべて、サーバ100からダウンロードしてカラオケ練習装置1内に保持するようにしたが、これに限らず、再生リクエストがある度に、サーバ100にストリーム配信を要求し、これに応じてサーバ100がストリーム配信したものを再生するという態様でもよい。
また、本実施の形態では、図3に示したように、演奏データ中には、楽音信号を発生させるためのイベントデータ(演奏イベントデータ)が含まれているが、本発明では、演奏データは、歌詞を表示するためにだけ用いているので、歌詞イベントデータ(+デルタタイム)だけ含まれていればよく、楽音信号を発生させるためのイベントデータは含まれていなくてもよい。
また、本実施の形態では、前記図4に示したように、再生停止状態で「フィードバック」が指示されたことに応じて、オフセット情報をサーバ100にフィードバックするようにしたが、これに代えて、前記図6(b)に示すプルダウンメニューから「フィードバック」が指示された場合は、その指示毎に、「フィードバックを行う/行わない」を示すフラグの値をトグルで反転させ、前記図4のステップS6では、このフラグの値を判別し、そのフラグの値に応じて、再生処理の終了時にフィードバックを自動的に行うようにしてもよい。
なお、上述した実施の形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体を、システムまたは装置に供給し、そのシステムまたは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読出し実行することによっても、本発明の目的が達成されることは言うまでもない。
この場合、記憶媒体から読出されたプログラムコード自体が本発明の新規な機能を実現することになり、そのプログラムコードおよび該プログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、たとえば、フレキシブルディスク、ハードディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、CD−RW、DVD−ROM、DVD−RAM、DVD−RW、DVD+RW、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROMなどを用いることができる。また、通信ネットワークを介してサーバコンピュータからプログラムコードが供給されるようにしてもよい。
また、コンピュータが読出したプログラムコードを実行することにより、上述した実施の形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOSなどが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって上述した実施の形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
さらに、記憶媒体から読出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって上述した実施の形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
本発明の一実施の形態に係るカラオケ練習装置を含むサーバ・クライアントシステムの概略構成を示すブロック図である。 図1中の再生・表示部の詳細な構成を示すブロック図である。 演奏データのデータフォーマットの一例を示す図である。 図1中のカラオケ練習装置が実行するメインルーチンの手順を示すフローチャートである。 図4中の再生処理の詳細な手順を示すフローチャートである。 図1中の再生・表示部に表示される表示画面および操作入力部のキー配列の一例を示す図である。
符号の説明
14…再生・表示部(発生手段、楽曲再生手段、歌詞再生手段、算出手段),15…操作入力部(変更設定手段、指定手段),16…データストレージデバイス(記憶手段)

Claims (4)

  1. 圧縮音声データからなる楽曲データ、複数の歌詞イベントを含む演奏データおよび該演奏データの再生制御を行うためのオフセット情報を記憶する記憶手段と、
    再生クロックを発生させる発生手段と、
    該発生手段によって発生された再生クロックに基づいて、前記記憶手段に記憶された楽曲データを順次読み出して再生する楽曲再生手段と、
    前記発生手段によって発生された再生クロックを、前記記憶手段に記憶されたオフセット情報に基づいて補正し、該補正された再生クロックに基づいて、前記記憶手段に記憶された演奏データを順次読み出して歌詞を再生する歌詞再生手段と
    を有することを特徴とするカラオケ練習装置。
  2. 前記オフセット情報を変更設定する変更設定手段をさらに有し、
    前記オフセット情報は、前記演奏データの再生速度および再生タイミングのうち、少なくとも一方を調整するものであることを特徴とする請求項1に記載のカラオケ練習装置。
  3. 前記歌詞再生手段によって再生される歌詞のいずれかを指定する指定手段と、
    前記複数の歌詞イベントのうち、前記指定手段によって指定された歌詞に対応する歌詞イベントに対応する楽曲データの再生位置を算出する算出手段と
    をさらに有し、
    前記楽曲再生手段は、前記算出手段によって算出された再生位置から楽曲データを再生することを特徴とする請求項1または2に記載のカラオケ練習装置。
  4. 圧縮音声データからなる楽曲データ、複数の歌詞イベントを含む演奏データおよび該演奏データの再生制御を行うためのオフセット情報を記憶手段に記憶させる記憶手順と、
    再生クロックを発生させる発生手順と、
    該発生手順によって発生された再生クロックに基づいて、前記記憶手段に記憶された楽曲データを順次読み出して再生する楽曲再生手順と、
    前記発生手順によって発生された再生クロックを、前記記憶手段に記憶されたオフセット情報に基づいて補正し、該補正された再生クロックに基づいて、前記記憶手段に記憶された演奏データを順次読み出して歌詞を再生する歌詞再生手順と
    をコンピュータに実行させるためのプログラム。
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