JP3824438B2 - カラオケ装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、カラオケ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、ユーザによって入力された曲番号に対応する楽曲データ中の情報に従って音源が楽音信号を生成し、この楽音信号にマイクから入力された音声信号をミキシングして出力するとともに、当該楽曲の歌詞の文字列を、何等かの背景映像と合成してディスプレイ装置上に表示するカラオケ装置が普及している。そして、近年、カラオケのアミューズメント性が求められており、さらなるカラオケの人気の向上を図るためには、種々の付加的な機能をカラオケ装置に付加することが不可欠となってきている。
【0003】
このような要求に応えるため、楽曲の演奏に伴って歌詞とともに表示される背景映像として、例えば、演奏される楽曲の歌手が出演している映像や、演奏されるアニメソングの主人公が登場する映像など、演奏される楽曲に固有の背景映像が、楽曲の演奏に伴って表示されるカラオケ装置が提案されている。そして、このようなカラオケ装置においては、楽曲の演奏終了間際に、「出演:○○××(歌手名)」といった具合の表示がなされ、これにより該背景映像にその楽曲の歌手が出演していたことが告知されるといったものが一般的であった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述したような従来のカラオケ装置においては、例えば、楽曲の演奏に伴って表示される背景映像に、該楽曲の歌手本人が出演している場合であっても、楽曲演奏中にはユーザがそれに気付かず、楽曲の演奏が終了間際になって始めて歌手本人が出演した映像であることに気付くといった場合があった。このような場合に、歌手本人が出演している背景映像であることが楽曲の演奏当初からわかっていれば、ユーザはカラオケをより楽しむことができるはずである。
【0005】
また、従来の背景映像表示においては、歌手名等の文字列が、背景映像に含まれて、LDやCD―ROM等の記憶媒体に記憶されていたため、この歌手名等の文字列を変更および追加する場合には、LDやCD―ROM等に書き込まれた背景映像自体を変更する必要があった。このような歌手名等の変更または追加は、多大な作業負担がかかるものである。
【0006】
本発明はこのような背景の下になされたもので、楽曲の演奏直前に、背景映像に出演する歌手名等を表示し、かつ、この歌手名等の表示の変更が容易にできるカラオケ装置を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上述した課題を解決するために、請求項1に記載のカラオケ装置は、楽曲の演奏に伴なって当該楽曲の歌詞を表示手段に表示するカラオケ装置において、前記表示手段に表示される歌詞の背景の映像を表す複数の背景映像データを記憶する背景映像記憶手段と、前記背景映像記憶手段に記憶された少なくとも一部の背景映像データについて、当該背景映像データが表す背景映像に対応した告知画面データを記憶する告知画面記憶手段と、前記背景映像記憶手段に記憶された複数の背景映像データのうち演奏が指示された楽曲に対応する背景映像データを指定する指定手段と、前記指定手段により指定された背景映像データを前記背景映像記憶手段から読み出して、前記表示手段に出力する背景映像読出手段と、前記指定手段により指定された背景映像データに対応した告知画面データが前記告知画面記憶手段に記憶されているか否かを判断する判断手段と、前記指定手段により指定された背景映像データに対応した告知画面データがあると前記判断手段によって判断された場合には、当該告知画面データを前記告知画面記憶手段から読み出し、該告知画面データが表す告知画面を前記表示手段に表示する告知画面表示手段とを具備することを特徴としている。
【0008】
また、請求項2に記載のカラオケ装置は、請求項1に記載の構成において、前記告知画面表示手段は、前記背景映像読出手段によって、背景映像データが前記表示手段に出力される前に、前記告知画面を前記表示手段に表示することを特徴としている。
【0009】
また、請求項3に記載のカラオケ装置は、請求項1または2に記載の構成において、前記告知画面表示手段は、前記告知画面記憶手段から読み出した告知画面データと、演奏が指示された楽曲に対応する告知情報とを合成し、この合成された画像を前記表示手段に表示することを特徴としている。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して、本発明の実施形態について説明する。かかる実施の形態は、本発明の一態様を示すものであり、この発明を限定するものではなく、本発明の範囲内で任意に変更可能である。
【0011】
本発明にかかるカラオケ装置においては、楽曲の演奏に並行してディスプレイ装置に表示される背景映像として、複数の楽曲の演奏の際に共通して用いられる背景映像と、特別背景映像の2種類が用意されている。ここで、特別背景映像とは、例えば、演奏される楽曲の歌手本人が出演している背景映像や、演奏されるアニメソングのアニメキャラクタが登場する背景映像、あるいは著名な監督によって撮影された背景映像といった具合に、ある楽曲の演奏に際してのみディスプレイ装置上に表示されるべく作成された特別な背景映像である。そして、本実施形態であるカラオケ装置においては、このような背景映像に対応する楽曲の演奏開始直前には、例えば、「(歌手名)ご本人が出演する映像です」、「アニメキャラクタ○○が登場します」あるいは「これから表示される背景映像は、あの○○××監督によって撮影されたものです」といった具合に、楽曲の演奏に伴って表示される背景映像が特別背景映像である旨がディスプレイ装置上に表示されるのである(以下の説明においては、このように表示された画面を、「告知画面」という)。以下、本発明の実施形態であるカラオケ装置の構成を説明する。
【0012】
A:実施形態の構成
図1は、本発明の一実施形態であるカラオケ装置の全体の構成を示すブロック図である。図1に示すように、本実施形態であるカラオケ装置は、CPU1、ROM2、RAM3、操作部4、HDD5、背景映像記憶装置6、表示処理部7、ディスプレイ装置8、音源9、マイク10およびミキサ11により構成されている。
【0013】
CPU1は、このカラオケ装置の制御中枢であり、バスBUSを介して接続されたROM2、RAM3、操作部4、HDD5、背景映像記憶装置6、表示処理部7および音源9との間で各種情報の授受を行うことによって、このカラオケ装置全体を制御する。ROM2には、このカラオケ装置を起動するために必要なイニシャルプログラム等の制御プログラムが記憶されている。また、RAM3は、CPU1によって主記憶として使用されるとともに、カラオケ演奏に用いる楽曲データを記憶するための手段として使用される。
【0014】
操作部4は、カラオケ装置本体の前面等に設けられており、曲番号を入力するためのテンキーや、カラオケ装置を操作するためのキーおよび摘み等を備えている。ユーザは、これらのキーを備えた操作部4を操作することにより、CPU1に対して各種の指示を与えることができる。なお、カラオケ装置の操作は、この操作部4のみならず、図示しないリモコンによっても可能となっている。
【0015】
また、HDD5には、楽曲データファイル、告知画面データファイルおよびプログラムファイルが記憶されている。
【0016】
楽曲データファイルは、複数の楽曲データにより構成されている。これらの各楽曲データは、ヘッダと、これに続く演奏データ部とにより構成されている。ヘッダには、当該楽曲に関する種々の情報、例えば、曲名、ジャンルおよび発売日等の情報の他、後述する背景映像記憶装置6に記憶された背景映像のうちの当該楽曲の演奏に伴って表示される背景映像を指定するための情報である背景映像番号が含まれている。さらに、特別背景映像に対応した楽曲の楽曲データのヘッダ中には、上記各情報に加えて、告知画面番号および告知情報が含まれる。ここで、告知画面番号とは、告知画面データファイルに含まれる告知画面データ(詳細は後述)のうち、いずれの告知画面データを使用するかを指定するための情報である。また、告知情報は、告知画面に表示される当該楽曲に固有の文字列、例えば、歌手名およびアニメのキャラクタ名等の文字列を指定する情報である。
【0017】
また、楽曲データ中の演奏データ部は、伴奏音等の楽音信号の生成を制御する演奏データ、歌詞表示を制御するための歌詞データ等により構成されている。ここで、例えば、演奏データは、楽音信号の生成制御等を指示するMIDIイベントデータと、各MIDIイベントデータの読み出しを行う時間間隔を指定するデュレーションデータとにより構成されるシーケンスデータである。楽曲データを構成する他のデータ(歌詞データ)も同様であり、各々、イベントデータとデュレーションデータとにより構成されている。CPU1は、カラオケ演奏の際に、後述するシーケンサモジュールに従って、演奏データや歌詞データ中の各イベントデータを順次読み出し、例えば、演奏データ中のMIDIイベントデータは音源9へ、歌詞データ中の歌詞表示イベントデータは表示処理部7へ、という具合に、各イベントデータの種類に対応した宛先に送信する。なお、楽曲データは、HDD5の他、図示しないCD―ROMやDVD等の記憶装置にも記憶される構成としてもよい。
【0018】
また、告知画面データファイルは、告知画面を表示するために用いられる画像を表す告知画面データにより構成されている。図2(a)〜(c)は、この告知画面データが表す画像を例示する図である。この告知画面データが表す画像と、上述したヘッダ中の告知情報が示す文字列とが合成されることにより、告知画面が形成されることとなる(図2(d)〜(e)参照)。
【0019】
また、HDD5に格納されたプログラムファイルは、システムプログラムおよびアプリケーションプログラムにより構成されている。CPU1は、このカラオケ装置の電源投入時に、上述したROM2内のイニシャルプログラムに従ってこれらの各プログラムをHDD5からRAM3にロードし、以後、このRAM2内のプログラムを実行することによってカラオケ装置全体の制御を行うのである。
【0020】
アプリケーションプログラムには、上述したシーケンサモジュールの他、告知画面表示モジュールが含まれている。ここで、シーケンサモジュールは、ユーザによって指定された曲番号に対応した楽曲データをHDD5からRAM3にロードし、この楽曲データ中のイベントデータを順次読み出して音源9に送るといったカラオケ演奏の制御を行うための制御プログラムである。そして、告知画面表示モジュールは、演奏される楽曲の背景映像が特別背景映像である場合に、当該楽曲の演奏直前に、背景映像が特別背景映像である旨をディスプレイ装置8上に表示するためのプログラムである。以上が、HDD5の記憶内容である。
【0021】
図1において、背景映像記憶装置6は、CD−ROMやDVD等によって構成されており、楽曲の演奏に伴ってディスプレイ装置8に表示される背景映像を記憶する手段である。そして、楽曲演奏時、この背景映像記憶装置6は、楽曲データのヘッダ中に含まれる背景映像信号に対応した背景映像を再生する。なお、この背景映像記憶装置6には、上述したように、複数の楽曲の演奏の際に共通して用いられる背景映像と、特別背景映像との2種類の背景映像が記憶されている。
【0022】
また、表示処理部7は、CPU1によって読み出される歌詞データ中の歌詞表示イベントデータに従って歌詞の文字列を生成するとともに、これを背景映像記憶装置6から供給される背景映像と合成して、ディスプレイ装置8に表示する。また、表示処理部7は、この処理の他、楽曲の演奏開始直前に、上述した告知画面データが表す画像と、告知情報が表す文字列とを合成して、告知画面をディスプレイ装置8上に表示するための処理を行う。
【0023】
音源9は、CPU1によって供給される演奏データ中のMIDIイベントに従って、伴奏音等の楽音信号を生成して出力する。ミキサ11は、この楽音信号とマイク10により得られる歌唱音声信号とをミキシングして出力する手段である。このミキサ11の出力信号は、アンプによって増幅され、スピーカから出力される。
【0024】
図3は、以上説明した本実施形態にかかるカラオケ装置の機能構成を示すブロック図である。この図3において、VRAM71およびビデオ信号生成部72は、図1における表示処理部7内に設けられている。ここで、VRAM71は、ディスプレイ装置8に表示すべき1画面分の画像データを記憶するための記憶手段である。CPU1は、背景映像を表す画像データと歌詞の文字列とを、または、告知画面データが表す画像データと告知情報が表す文字列とを、それぞれこのVRAM71に書き込むことにより、合成画像の画像データを生成するのである。ビデオ信号生成部72は、一定の走査周期に同期して、このVRAM71内の画像データを1ラインずつ順次読み出し、ディスプレイ装置8に供給する手段である。また、アプリケーションプログラム100、シーケンサモジュール101および告知画面表示モジュール102は、既に図1を参照して説明した通り、CPU1によって実行される各プログラムである。図3に示すように、告知画面表示モジュールは、楽曲の演奏開始直前に、楽曲データのヘッダに含まれる告知画面番号によって指定される告知画面データをHDD5から読み出し、この告知画面データと、楽曲データのヘッダに含まれる告知情報とをVRAM71に格納するとともに、告知画面がディスプレイ装置8上に表示された後、一定時間経過後にカラオケ演奏および歌詞表示に移行するためのルーチンを含んでいる。
【0025】
B:実施形態の動作
次に、図4に示すフローチャートを参照して、本実施形態であるカラオケ装置の動作について説明する。
CPU1は、操作部4またはリモコンによって曲番号およびカラオケ演奏開始の指示が与えられると、上述したシーケンサモジュール101(図2)に従って、その曲番号に対応した楽曲データをHDD5からRAM3にロードする(ステップS1)。次に、CPU1は、RAM3に格納された楽曲データのヘッダ中に、告知情報が含まれているか否かを判断する(ステップS2)。
【0026】
この判断の結果、楽曲データのヘッダ中に告知情報が含まれていない場合には、楽曲の演奏に伴って表示される背景映像は、特別背景映像ではなく複数の楽曲の演奏の際に共通して用いられる背景映像であるから、告知画面を表示する必要はなく、この後直ちに楽曲の演奏および歌詞表示が開始される(ステップS7)。
【0027】
これに対し、RAM3に格納された楽曲データのヘッダ中に告知情報が含まれている場合(すなわち、当該楽曲の演奏に伴って表示される背景映像が、特別背景映像である場合)には、CPU1は、告知画面表示モジュール102に従って、この告知情報および告知画面番号を楽曲データのヘッダ中から読み出す。そして、読み出した告知画面番号に対応した告知画面データを、HDD5から読み出す(ステップS3)。
【0028】
次に、CPU1は、告知画面表示モジュールに従って、楽曲データのヘッダに含まれる告知情報が表す文字列と、HDD5から読み出した告知画面データとをVRAM71に書き込む(ステップS4)。このようにして、図2(d)〜(f)に示すような告知画面を表す画像データが生成されることとなる。そして、この画像データは、ビデオ信号生成部72によって順次読み出され、ディスプレイ装置8に表示される(ステップS5)。
【0029】
ディスプレイ装置8に告知画面が表示されると、CPU1は、告知画面表示モジュールに従い、内部のタイマによる計時を開始する。そして、CPU1は、この計時時間が予め設定された一定時間を超えたと判断した場合には、カラオケ演奏を開始する(ステップS6、S7)。これに対し、計時時間が予め設定された一定時間を経過しない間は、CPU1は、タイマによる計時を継続する。これにより、予め設定された一定の時間、告知画面が表示されるとともに、一定の時間が経過した後には、カラオケ演奏および歌詞表示が開始されることとなる。
【0030】
カラオケ演奏が実行される場合、CPU1は、シーケンサモジュールに従ってRAM3内に格納された楽曲データに含まれるイベントデータの読み出しおよび各部への供給を行う。この結果、音源9によりカラオケ演奏が行われるとともに、ディスプレイ装置8には、歌詞の文字列と、背景映像記憶装置6によって再生される背景映像とが合成され、歌詞表示が行われることとなる。以上が本実施形態であるカラオケ装置の動作の詳細である。
【0031】
従来のカラオケ装置においては、楽曲の演奏に並行して表示された背景映像が特別な背景映像である旨が、楽曲の演奏終了間際に表示される構成となっていたため、例えば、表示されている背景映像に、当該楽曲の歌手が出演していることにユーザが気付かないといった場合があった。これに対し、本実施形態であるカラオケ装置によれば、特別背景映像に対応した楽曲の演奏が開始される直前に、特別背景映像が表示される旨がディスプレイ装置に一定期間表示されるので、ユーザは、楽曲の演奏開始時から、背景映像に注意を払うことができる。
【0032】
また、従来のカラオケ装置においては、歌手名等の文字列を表す画像が含まれた背景映像がLDやCD−ROM等の記憶媒体に記憶されていたため、この歌手名等の文字列を変更または追加する場合には、LDやCD―ROM等に書き込まれた背景映像自体を変更する必要があった。これに対し、本実施形態であるカラオケ装置によれば、HDD5に格納された楽曲データ中の告知画面番号および告知情報のみを変更すればよい。すなわち、例えば、通信回線を介してカラオケ装置と接続されたホストコンピュータから告知画面番号および告知情報を配信し、これらの配信された情報により、対応する楽曲データを更新したり、カラオケ店の店員や係員等が、HDD5に格納された情報を変更・追加したりすることによって、表示される歌手名等を容易に変更または追加することができる。
【0033】
C:変形例
以上この発明の一実施形態について説明したが、上記実施形態はあくまでも例示であり、上記実施形態に対しては、本発明の趣旨から逸脱しない範囲で様々な変形を加えることができる。変形例としては、例えば以下のようなものが考えられる。
【0034】
<変形例1>
上記実施形態においては、各楽曲データのヘッダ中に、告知画面を形成するための告知画面番号および告知情報とを含ませる構成としたが、これに限らず、HDD5中に、以下に例示するようなテーブルを格納しておく構成としてもよい。
このように、特別背景映像が再生される楽曲の曲番号と、この特別背景映像の番号と、告知画面を形成するための画面(図2(a)〜(c)参照)を指定する告知画面番号と、告知画面に表示する歌手名等の文字列を指定する告知情報とにより構成されるテーブルを、HDD5に格納しておくのである。
【0035】
そして、CPU1は、ユーザによって曲番号が入力されて演奏開始が指示されると、まず、当該曲番号が上記テーブルに含まれているか否かを判断する。この判断の結果、入力された曲番号が上記テーブルに含まれていると判断した場合(すなわち、該曲番号に対応する楽曲の演奏に伴って特別背景映像が再生される場合)には、このテーブルから該曲番号に対応する告知画面番号および告知情報を読み出す。次に、CPU1は、読み出した告知画面番号によって指定された告知画面データをHDD5から読み出し、該告知画面データと、上記テーブルから読み出した告知情報とを、上記実施形態と同様の処理により合成する。以後の動作は、上記実施形態であるカラオケ装置と同様である。このような構成としても、上記実施形態と同様の効果が得られる。
【0036】
<変形例2>
上記実施形態においては、告知画面番号および告知情報は楽曲データ中に含まれる構成としたが、これに限らず、背景映像記憶手段6に記憶された背景映像に、告知画面番号および告知情報が付加される構成としてもよい。すなわち、CPU1は、ユーザによって指定された楽曲データを読み出し、該楽曲データに含まれる背景映像番号に対応する背景映像を背景映像記憶手段から読み出す。そして、この読み出した背景映像に告知画面番号および告知情報が含まれている場合には、当該情報に従って告知画面を合成し、ディスプレイ装置8に表示するのである。このような構成としても、上記実施形態と同様の効果が得られる。
【0037】
<変形例3>
上記実施形態においては、告知画面は、HDD5に格納された告知画面データと楽曲データ中の告知情報とを合成して形成したが、このようにするのではなく、例えば、楽曲のイントロ部分の背景映像に告知情報を合成して、背景映像が特別背景映像である旨を表示する構成としてもよい。
【0038】
<変形例4>
上記実施形態においては、告知画面は、HDD5に格納された告知画面データと楽曲データ中の告知情報とを合成して形成したが、以下のようにしてもよい。すなわち、楽曲データ中には告知情報を含ませない構成とし、例えば、「次の背景映像には、この曲の歌手ご本人が出演しています」等の告知画面を表す告知画面データをHDD5に格納しておく。そして、告知画面表示の際に、上記実施形態のように告知画面データと告知情報とを合成することなく、告知画面データのみをVRAM71に格納する構成とするのである。つまり、楽曲の演奏開始前に、「次の背景映像には、この曲の歌手ご本人が出演しています」という具合の表示がなされることとする。このようにすることにより、楽曲データ中に告知情報を含ませる必要がなくなるので、楽曲データのデータ量を削減することができる。
【0039】
<変形例5>
上記実施形態においては、文字列のみからなる告知画面を用いた場合を例に説明したが、これに限らず、何等かのイラストを含んだ告知画面を用いてもよいし、また、動画を告知画面として用いてもよい。
【0040】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、楽曲の演奏開始直前に、表示される背景映像が特別なものであることを表示できるので、ユーザは、特別な背景映像であることを見過ごすことがなくなり、楽曲の演奏開始時から、背景映像を楽しむことができる。
【0041】
また、告知情報が各楽曲データ中またはHDDに格納されたテーブルに記憶されているので、新しい告知情報をホストコンピュータから配信すること等によって、告知情報の変更または追加を容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態であるカラオケ装置の全体の構成を示すブロック図である。
【図2】 (a)〜(c)は、同実施形態における告知画面データが表す映像を例示する図であり、(d)〜(f)は、同実施形態における告知画面を例示する図である。
【図3】 同実施形態における機能構成を示すブロック図である。
【図4】 同実施形態における動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1……CPU、2……ROM、3……RAM、4……操作部、5……HDD、6……背景映像記憶装置、7……表示処理部、8……ディスプレイ装置、9……音源、10……マイク、11……ミキサ、71……VRAM、72……ビデオ信号生成部、100……アプリケーションプログラム、101……シーケンサモジュール、102……告知画面表示モジュール。
Claims (3)
- 楽曲の演奏に伴なって当該楽曲の歌詞を表示手段に表示するカラオケ装置において、
前記表示手段に表示される歌詞の背景の映像を表す複数の背景映像データを記憶する背景映像記憶手段と、
前記背景映像記憶手段に記憶された少なくとも一部の背景映像データについて、当該背景映像データが表す背景映像に対応した告知画面データを記憶する告知画面記憶手段と、
前記背景映像記憶手段に記憶された複数の背景映像データのうち演奏が指示された楽曲に対応する背景映像データを指定する指定手段と、
前記指定手段により指定された背景映像データを前記背景映像記憶手段から読み出して、前記表示手段に出力する背景映像読出手段と、
前記指定手段により指定された背景映像データに対応した告知画面データが前記告知画面記憶手段に記憶されているか否かを判断する判断手段と、
前記指定手段により指定された背景映像データに対応した告知画面データがあると前記判断手段によって判断された場合には、当該告知画面データを前記告知画面記憶手段から読み出し、該告知画面データが表す告知画面を前記表示手段に表示する告知画面表示手段と
を具備することを特徴とするカラオケ装置。 - 前記告知画面表示手段は、前記背景映像読出手段によって、背景映像データが前記表示手段に出力される前に、前記告知画面を前記表示手段に表示することを特徴とする請求項1に記載のカラオケ装置。
- 前記告知画面表示手段は、前記告知画面記憶手段から読み出した告知画面データと、演奏が指示された楽曲に対応する告知情報とを合成し、この合成された画像を前記表示手段に表示することを特徴とする請求項1または2に記載のカラオケ装置。
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