JPH1074092A - カラオケ装置 - Google Patents

カラオケ装置

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JPH1074092A
JPH1074092A JP8229941A JP22994196A JPH1074092A JP H1074092 A JPH1074092 A JP H1074092A JP 8229941 A JP8229941 A JP 8229941A JP 22994196 A JP22994196 A JP 22994196A JP H1074092 A JPH1074092 A JP H1074092A
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music
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image data
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JP8229941A
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Inventor
Yukio Tada
幸生 多田
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Yamaha Corp
Original Assignee
Yamaha Corp
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Publication date
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Pending legal-status Critical Current

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Classifications

    • GPHYSICS
    • G10MUSICAL INSTRUMENTS; ACOUSTICS
    • G10HELECTROPHONIC MUSICAL INSTRUMENTS; INSTRUMENTS IN WHICH THE TONES ARE GENERATED BY ELECTROMECHANICAL MEANS OR ELECTRONIC GENERATORS, OR IN WHICH THE TONES ARE SYNTHESISED FROM A DATA STORE
    • G10H1/00Details of electrophonic musical instruments
    • G10H1/36Accompaniment arrangements
    • G10H1/361Recording/reproducing of accompaniment for use with an external source, e.g. karaoke systems
    • G10H1/368Recording/reproducing of accompaniment for use with an external source, e.g. karaoke systems displaying animated or moving pictures synchronized with the music or audio part

Abstract

(57)【要約】 【課題】カラオケを演奏しながらモニタに静止画を切換
表示するカラオケ装置で楽曲データと画像データの管理
に柔軟性を持たせる。 【解決手段】カラオケ演奏用の楽曲データを記憶する楽
曲データファイルとは別にBGPスクリプトデータ(画
像シーケンスデータ)を記憶したBGPスクリプトファ
イルおよび複数の静止画データを記憶した画像データフ
ァイルを設ける。BGPスクリプトデータは、静止画デ
ータの合成およびこの合成データを切換表示する手順を
記述したデータであり、特定の楽曲データに対応する曲
対応データと曲のジャンルに対応するジャンル対応デー
タとがある。カラオケ演奏時にこの曲対応データがある
場合にはこれを用いて映像を表示し、無い場合にはその
曲のジャンルに対応するデータを用いて映像を表示す
る。さらに、ジャンル対応データも無い場合や使用でき
ない場合にはこのジャンルに対応する背景用静止画デー
タを切換表示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、カラオケ演奏に
同期した映像をモニタに供給して表示することのできる
カラオケ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】現在多くのカラオケ装置はモニタを接続
しており、カラオケ演奏に同期して曲に合った映像や歌
詞をこのモニタに表示する。現在主流となっている音源
カラオケ装置は、カラオケ演奏用の楽曲データとは別に
動画の映像データを記憶した光ディスクを備えており、
演奏する曲に応じた映像を前記光ディスクから選択して
再生するようにしていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記チェンジ
ャを備えたカラオケ装置は、価格が高額になる欠点があ
り、装置が大型化・重量化するため可搬型のカラオケ装
置には適さない欠点があった。また、光ディスクを交換
・再生するための機構部が多くなるため故障が多くなる
欠点があった。
【0004】また、現在可搬型のカラオケ装置には、ハ
ードディスクに静止画を記憶しておき、カラオケ演奏中
にモニタにこれを表示するものも実用化されているが映
像が極めて単調でカラオケ演奏を盛り上げることができ
ない欠点があった。
【0005】この発明は、静止画であっても変化に富ん
だ映像表示を実現することができるカラオケ装置を提供
することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この出願の請求項1の発
明は、複数の楽曲データを記憶する楽曲データファイル
を備え、この楽曲データファイルから指定された楽曲デ
ータを読み出してカラオケ曲の演奏を実行するカラオケ
装置において、演奏曲を指定する演奏曲指定手段と、複
数の背景用静止画データおよび複数の前景用静止画デー
タを記憶する画像記憶手段と、1つの背景用静止画デー
タおよび1または複数の前景用静止画データを同時に指
定する画像指定データを時系列に複数配列した画像シー
ケンスデータを前記複数の楽曲データのそれぞれに対応
させて複数記憶した画像シーケンスデータ記憶手段と、
前記演奏曲指定手段で指定された曲に対応する楽曲デー
タと画像シーケンスデータと指定するインデックスファ
イルとを備え、前記インデックスファイルによって指定
された楽曲データを読み出すことによるカラオケ曲の演
奏を行うとともに前記インデックスファイルによって指
定された画像シーケンスデータに基づいて画像指定デー
タを読み出し、該画像指定データによって指定された背
景用静止画データおよび前景用静止画データを合成して
表示用静止画データを作成してモニタに供給する画像合
成手段を備えたことを特徴とする。
【0007】この出願の請求項2の発明は、曲のジャン
ルデータおよび演奏用シーケンスデータを含む楽曲デー
タを複数曲分記憶し、指定された楽曲データを読み出す
ことによってカラオケ曲の演奏を実行するカラオケ装置
において、複数の背景用静止画データおよび複数の前景
用静止画データを記憶する画像記憶手段と、1つの背景
用静止画データおよび1または複数の前景用静止画デー
タを同時に指定する表示画像指定データを時系列に複数
配列した画像シーケンスデータを楽曲データまたは曲の
ジャンルに対応づけて複数記憶した画像シーケンスデー
タ記憶手段と、楽曲データが指定されたとき該楽曲デー
タに対応する画像シーケンスデータを前記画像シーケン
スデータ記憶手段から検索して存在する場合にはこれを
選択し、存在しない場合には該楽曲データのジャンルに
対応する画像シーケンスデータを前記画像シーケンスデ
ータ記憶手段から検索してこれを選択する画像シーケン
スデータ選択手段と、前記カラオケ曲の演奏と並行し
て、前記選択された画像シーケンスデータから画像指定
データを読み出し、該画像指定データによって指定され
た背景用静止画データおよび前景用静止画データを合成
して表示用静止画データを作成してモニタに供給する画
像合成手段と、を備えたことを特徴とする。
【0008】この出願の請求項3の発明は、前記背景用
静止画データにジャンルデータを付しておき、前記画像
シーケンスデータ記憶手段に前記指定された楽曲データ
のジャンルに対応する画像シーケンスデータが存在しな
いとき、または、該画像シーケンスデータが使用できな
いとき、該楽曲データのジャンルに対応する背景静止画
データを適宜切り換えながらモニタに供給する臨時画像
供給手段を備えたことを特徴とする。
【0009】請求項1の発明では、複数の楽曲データを
記憶する楽曲データファイル、複数の背景用静止画デー
タ,前景用静止画データを記憶する画像記憶手段、画像
シーケンスデータを前記複数の楽曲データのそれぞれに
対応させて複数記憶した画像シーケンスデータ記憶手
段、および、カラオケ曲と楽曲データ,画像シーケンス
データとを対応づけて指定するインデックスファイルを
有している。カラオケ演奏曲が指定されると、インデッ
クスファイルで指定される楽曲データを楽曲データファ
イルから読み出してカラオケ演奏を実行し、このカラオ
ケ曲の演奏と並行して、前記インデックスファイルで指
定される画像シーケンスデータに基づいて背景用静止画
データおよび前景用静止画データを合成して作成された
表示用静止画データをモニタに表示する。このように演
奏用の楽曲データ,映像表示用の画像シーケンスデー
タ,静止画データおよびインデックスファイルを別のフ
ァイルとして設けたことにより、曲と画像を自由に組み
合わせることができ、各データファイルのメンテナンス
を別々に行うことができる。また、データの一部が壊れ
た場合でも、壊れた側(楽曲データまたは画像データ)
のみ書き換えればよくメンテナンスが楽になる。また、
画像関係のデータを含まない従来の楽曲データのそのま
ま使用することもできる。
【0010】請求項2の発明では、画像シーケンスデー
タ記憶手段に、特定の楽曲データに対応する画像シーケ
ンスデータと特定のジャンルに対応する画像シーケンス
データをそれぞれ複数記憶している。ある楽曲データの
カラオケ演奏が指定されたとき該楽曲データに対応する
画像シーケンスデータを前記画像シーケンスデータ記憶
手段から検索する。これが存在する場合にはこれに基づ
いて映像を表示する。この曲対応の画像シーケンスデー
タが存在しない場合にはこの楽曲データのジャンルに対
応する画像シーケンスデータを前記画像シーケンスデー
タ記憶手段から検索し、これに基づいて映像を表示す
る。これにより、曲対応の画像シーケンスデータを有す
る楽曲データとこれを持たない楽曲データが混在してい
る場合でも、全ての曲についてカラオケ演奏に並行した
映像を表示することができる。
【0011】また、請求項3の発明では、上記場合にお
いて、曲のジャンルに対応する画像シーケンスデータも
存在しない場合やこのジャンル対応の画像シーケンスデ
ータが使用できない場合、この曲のジャンルに対応する
背景用静止画を何枚か選択し、これを適宜切り換えなが
らモニタに表示する。これにより、画像シーケンスデー
タによる静止画像の合成・シーケンスができない場合で
も、緊急対応としてその曲に不釣合でない画像を表示す
ることができる。なお、画像シーケンスデータを使用で
きない場合とは、その画像シーケンスで使用する背景用
静止画データ,前景用静止画データの一部が壊れている
場合などがある。
【0012】
【発明の実施の形態】図1はこの発明の実施形態である
カラオケ装置のブロック図である。このカラオケ装置
は、モニタ26,アンプ・スピーカ22を含む装置全体
が、キャスタで移動可能なワゴン上に収納された小型の
カラオケ装置である。このカラオケ装置は、カラオケ歌
唱者が選択した楽曲データによって音源装置18などを
駆動してカラオケ演奏を実行するとともに、映像および
歌詞をモニタ26に表示する。モニタ26に表示される
映像は動画ではなく、複数の静止画像を合成した表示用
静止画が切り換え表示される。この切換表示は、画像シ
ーケンスデータであるBGP(Back Ground
Picture)スクリプトデータに基づいて行われ
る。静止画像のデータは、背景用静止画データおよび前
景用静止画データがあり、それぞれ複数のデータがハー
ドディスク装置17に記憶されている。表示用静止画デ
ータは、1つの背景用静止画データ上に前景用静止画デ
ータを合成して作成する。そして、この表示用静止画デ
ータを曲の進行に応じて切り換えてゆくことにより、動
画に近い効果を出すことができるようにしている。ま
た、前景用静止画データとその背景となる背景用静止画
データの色調(色相,彩度,明度)のアンバランスを防
止するため、両者の色調を近づけるように補正をするこ
ともできる。
【0013】このカラオケ装置において、装置全体の動
作を制御するCPU10には、バスを介してROM1
1,RAM12,ハードディスク記憶装置(HDD)1
7,リモコン受信部13,表示パネル14,パネルスイ
ッチ15,通信制御部16,音源装置18,音声データ
処理部19,効果用DSP20,文字表示部23および
表示制御部25が接続されている。
【0014】ROM11にはこの装置を起動するために
必要な起動プログラムなどが記憶されている。この装置
の動作を制御するシステムプログラム,アプリケーショ
ンプログラムなどはHDD17に記憶されており、装置
の電源がオンされると上記起動プログラムによってRA
M12に読み込まれる。RAM12には、該プログラム
記憶エリアのほかカラオケ演奏を実行する楽曲データを
読み込む実行データ記憶エリアなどが設けられている。
また、HDD17は、700〜800MB程度の記憶容
量を有し、図2に示すように、上記プログラム記憶エリ
ア53のほか3000〜4000曲分の楽曲データを記
憶する楽曲データファイル50,楽曲データに合わせて
合成表示される静止画像のシーケンスを記憶したBGP
スクリプトファイル51,静止画像ファイル52,イン
デックスファイル54などが設けられている。インデッ
クスファイル54は、曲番号(演奏曲)に対応する楽曲
データおよびBGPスクリプトデータを対応づけて記憶
したファイルであり、歌唱者が曲番号を指定したときこ
のインデックスファイル54を検索して読み出すべき楽
曲データおよびBGPスクリプトデータが指定される。
なお、これら全てのファイルはセンタからの配信などに
よって更新可能となっている。上述したようにこのカラ
オケ装置は移動可能なカラオケ装置であるが、メンテナ
ンス時には電話回線を介してセンタと接続される。通信
制御部16は電話回線を介したセンタとの通信機能を担
当しており、センタから配信されるプログラムや各種デ
ータをHDD17に書き込む。
【0015】リモコン受信部13はリモコン31から送
られてくる赤外線信号を受信してデータを復元する。リ
モコン31は選曲スイッチなどのコマンドスイッチやテ
ンキースイッチなどを備えており、利用者がこれらのス
イッチを操作するとその操作に応じたコードで変調され
た赤外線信号を送信する。表示パネル14はこのカラオ
ケ装置の前面に設けられており、現在演奏中の曲コード
や予約曲数などを表示するものである。パネルスイッチ
15はカラオケ装置の前面操作部に設けられており、曲
コード入力スイッチやキーチェンジスイッチなどを含ん
でいる。
【0016】音源装置18は、楽曲データの楽音トラッ
クのデータに基づいて楽音信号を形成する。楽曲データ
はカラオケ演奏時にCPU10によって読み出される。
楽音トラックは図2(B)に示すように複数トラックで
構成されており、音源装置18はこのデータに基づいて
複数パートの楽音信号を同時に形成する。音声データ処
理部19は、楽曲データに含まれる音声データに基づ
き、指定された長さ,指定された音高の音声信号を形成
する。音声データは、バックコーラスなどの音源装置1
8で電子的に発生しにくい信号波形をそのままADPC
Mデータ化して記憶したものである。音源装置18が形
成した楽音信号および音声データ処理部19が形成した
音声信号がカラオケ演奏音であり、これらは効果用DS
P20に入力される。効果用DSP20は、このカラオ
ケ演奏音に対してリバーブやエコーなどの効果を付与す
る。効果を付与されたカラオケ演奏音はD/Aコンバー
タ21によってアナログ信号に変換されたのちアンプ・
スピーカ22に出力される。アンプ・スピーカ22は入
力されたカラオケ演奏音およびマイク27から入力され
た歌唱音声信号を増幅し、且つ、歌唱音声信号にエコー
などの効果を付与したのちスピーカから放音する。
【0017】文字表示部23は、カラオケ演奏時に、楽
曲データ(図2参照)から読み出された文字データに基
づいて、曲名や歌詞などの文字パターンを生成する。ま
た、CPU10は、カラオケ演奏時に、対応するBGP
スクリプトデータに基づいてHDD17の画像データフ
ァイルから所定の背景用静止画データおよび前景用静止
画データを読み出して合成し、これを表示用静止画デー
タとして表示制御部25に入力する。この文字パターン
および表示用静止画データは表示制御部25によって合
成されモニタ26に表示される。静止画データの合成機
能については後に詳述する。
【0018】図2〜図4は、前記HDD17の記憶内容
を示す図である。図2において、楽曲データファイル5
0は400MB程度の領域を有し、3000〜4000
曲分の楽曲データが記憶されている。各楽曲データは同
図(B)に示すようにヘッダを備えており、このヘッダ
に曲番号およびジャンルコードが書き込まれている。B
GPスクリプトファイル51には、複数の曲対応BGP
スクリプトデータおよび複数のジャンル対応BGPスク
リプトデータが記憶されている。BGPスクリプトデー
タは図3に示す構成をしており、背景用静止画Bnと前
景用静止画Fnとを合成・表示する手順を記述したもの
である。ヘッダ部に曲番号が書き込まれているものが曲
対応BGPスクリプトデータであり、ヘッダ部にジャン
ルコードが書き込まれているものがジャンル対応BGP
スクリプトデータである。曲対応BGPスクリプトデー
タは、該曲番号の楽曲データが演奏されるとき読み出さ
れ、この手順でモニタ26に静止画像が表示される。ま
た、ジャンル対応BGPスクリプトデータは、演奏され
る楽曲データ(の曲番号)に対応する曲対応BGPスク
リプトデータが存在しないとき、その曲のジャンルに基
づいて対応するものが読み出される。すなわち、曲対応
スクリプトデータは全ての楽曲データに対応して記憶さ
れているのではなく、古い既存の楽曲データや他のタイ
プのカラオケ装置向けに制作された楽曲データなどに
は、この曲のための曲対応スクリプトデータが記憶され
ていない。このような曲を演奏する場合には、上記ジャ
ンル対応BGPスクリプトデータが使用される。画像デ
ータファイル52は、260MB程度の領域を有し、上
述した背景用静止画データおよび前景用静止画データが
それぞれ複数記憶されている。静止画データの記憶枚数
は2000〜3000枚程度である。また、インデック
スファイル54は楽曲データとBGPスクリプトファイ
ルを曲番号に対応づけて記憶したものである。各曲番号
に対応して楽曲データは必ず1つ記憶されているが、B
GPスクリプトデータは一部の曲番号には対応していな
い。これは上述したとおりである。
【0019】図2(B)は前記楽曲データの構成を示す
図である。楽曲データは、ヘッダ,楽音トラック,歌詞
トラック,音声トラック,効果制御トラックおよび音声
データ部からなっている。ヘッダは、この楽曲データに
関する種々のデータが書き込まれる部分であり、上記曲
番号,ジャンルコードのほか、曲名,発売日,曲の演奏
時間(長さ)などのデータが書き込まれている。
【0020】楽音トラック〜効果制御トラックの各トラ
ックは複数のイベントデータと各イベントデータ間の時
間間隔を示すデュレーションデータΔtからなるシーケ
ンスデータで構成されている。CPU31は、カラオケ
演奏時にシーケンスプログラムに基づき全トラックのデ
ータを並行して読み出す。シーケンスプログラムは、所
定のテンポクロックでΔtをカウントし、Δtをカウン
トアップしたときこれに続くイベントデータを読み出
し、所定の処理部へ出力するプログラムである。
【0021】楽音トラックには、メロディトラック,リ
ズムトラックを初めとして種々のパートのトラックが形
成されている。歌詞トラックは、モニタ26上に歌詞を
表示するためのシーケンスデータを記憶したトラックで
ある。歌詞トラックのデータ記述において、通常は1行
の歌詞を1つの歌詞表示データとして扱っている。歌詞
表示データは1行の歌詞の文字データ(文字コードおよ
びその文字の表示座標)、この歌詞の表示時間(通常は
30秒前後)、および、ワイプシーケンスデータからな
っている。ワイプシーケンスデータとは、曲の進行に合
わせて歌詞の表示色を変更してゆくためのシーケンスデ
ータであり、表示色を変更するタイミング(この歌詞が
表示されてからの時間)と変更位置(座標)が1行分の
長さにわたって順次記録されているデータである。
【0022】音声トラックは、音声データ部に記憶され
ている音声データn(n=1,2,3,‥‥)の発生タ
イミングなどを指定するシーケンストラックである。音
声データ部には、音源装置18で合成しにくいバックコ
ーラスやハーモニー歌唱などの人声が記憶されている。
音声トラックには、音声指定データと、音声指定データ
の読み出し間隔、すなわち、音声データを音声データ処
理部19に出力して音声信号形成するタイミングを指定
するデュレーションデータΔtが書き込まれている。音
声指定データは、音声データ番号,音程データおよび音
量データからなっている。音声データ番号は、音声デー
タ部に記録されている各音声データの識別番号nであ
る。音程データ,音量データは、形成すべき音声データ
の音程や音量を指示するデータである。すなわち、言葉
を伴わない「アー」や「ワワワワッ」などのバックコー
ラスは、音程や音量を変化させれば何度も利用できるた
め、基本的な音程,音量で1つ記憶しておき、このデー
タに基づいて音程や音量をシフトして繰り返し使用す
る。音声データ処理部19は音量データに基づいて出力
レベルを設定し、音程データに基づいて音声データの読
出間隔を変えることによって音声信号の音程を設定す
る。効果制御トラックには、効果用DSP20を制御す
るためのDSPコントロールデータが書き込まれてい
る。効果用DSP20は音源装置18,音声データ処理
部19から入力される信号に対してリバーブなどの残響
系の効果を付与する。DSPコントロールデータは、こ
のような効果の種類を指定するデータおよびその変化量
データなどからなっている。
【0023】図3はBGPスクリプトデータの構成例を
示す図、図4は静止画データの構成を示す図である。ま
た、図5は上記BGPスクリプトデータによる表示用静
止画データの切換例を示す図である。
【0024】図3において、BGPスクリプトデータは
ヘッダおよび複数のスクリプト行で構成されている。ヘ
ッダには、対応曲番号または対応ジャンルコードが書き
込まれている。対応曲番号が書き込まれているものが曲
対応BGPスクリプトデータであり、対応ジャンルコー
ドが書き込まれているものがジャンル対応BGGPスク
リプトデータである。なお、対応曲番号,対応ジャンル
コードを両方書き込んで曲対応BGPスクリプトデータ
とジャンル対応BGPスクリプトデータを兼用させても
よい。スクリプト行は表示静止画データの切換毎に記述
される。スクリプト行の記述内容は以下のとおりであ
る。
【0025】tn:切換時刻:演奏開始からの経過時間
で示される En:効果の種類:画面の切換態様(効果)の種類を指
定する xe,ye:効果の中心点:上記切換態様の開始点また
は終了点を指定する Tn:効果の所要時間:上記映像の切り換えがスタート
してから終了するまでの時間を指定する Bn:背景用静止画番号:背景用静止画データを指定す
る Fn:前景用静止画番号:前景用静止画データを指定す
る xf,yf:前景表示座標:前景用静止画データの左上
端の表示座標を指定する Ha,Sa,La:色調補正
値:背景画像データと前景画像データとの色調を合わせ
るための補正値 である。
【0026】tn,はNTSC方式の1フレームである
30分の1秒を単位として記述される。また、前記画面
の切換態様としては、 カットイン:瞬間的に切り換え ディゾルブ:画面を細かく区切った区画が順次ランダム
に切り換え ワイプ:左右または上下に切り換え ドア:指定線(前記中心点を含む縦線)から左右または
左右から指定線に切り換え シャッタ:指定線(前記中心点を含む横線)から上下ま
たは上下から指定線に切り換え 十字:前記中心点から外周または外周から中心点に向け
て切り換え PinP:前記中心点から外周または外周から中心点に
向けて切り換え ライン:複数の指定線から上下に切り換え モザイク:複数の中心点から外周に向けて切り換え があり、それぞれにEnの値が割り当てられている。こ
のうち、カットインが、デフォルトであり、カットイン
で画面を切り換える場合にはEn、xe,ye、Tnの
パラメータを省略することができる。
【0027】前景表示座標xf,yfは、それぞれ0〜
384,0〜240の範囲の値である。色調補正値H
a,Sa,Laは、それぞれ前景用静止画データの各画
素(ビット)の色相,彩度,明度の補正値である。色相
補正値Haは、−180〜180の値をとる。補正は、
各画素の色相を色循環(カラーホイール)上を時計方向
に指定値数値分の角度だけ回転させた色相になるように
補正する。
【0028】彩度補正値Saは、−100〜100の値
をとる。彩度の補正は、各画素に現在指定されている彩
度値(0〜100)と彩度100との間を100等分し
て1〜100の値を割り当て、現在指定されている彩度
値と彩度0との間を100等分して−1〜−100の値
を割り当てる。そして、上記彩度補正値の示す値に対応
する彩度値に補正する。Sa=−100の場合にはグレ
ースケールの画像になる。明度補正値Laは、−100
〜100の値をとる。明度の補正は、各画素に現在指定
されている明度値(0〜100)と明度100との間を
100等分して1〜100の値を割り当て、現在指定さ
れている明度値と明度0との間を100等分して−1〜
−100の値を割り当てる。そして、上記明度補正値の
示す値に対応する明度値に補正する。La=100の場
合には画面は白一色になり、La=−100の場合には
画面は黒一色になる。色調補正をしない場合はこれらの
パラメータは省略される。また、これらのパラメータが
全て0の場合には、指定された背景用静止画データおよ
び前景用静止画データの色調(色相,彩度,明度)の平
均値に基づいて補正値を割り出し、これに基づいて前景
用静止画データを補正する。
【0029】ここで、図4に画像データファイル52に
記憶されている背景用静止画データおよび前景用静止画
データの例を示す。同図(A)において、背景用静止画
像データは背景用静止画番号Bn,ジャンルコード,平
均HSLおよびデータ本体からなっている。背景用静止
画番号Bnは、この画像データを識別する番号であり、
BGPスクリプトにおいてこの番号で画像データが指定
される。ジャンルコードは、この画像データがどのよう
なジャンルで用いられるものであるかを示すものであ
り、楽曲データのヘッダに書き込まれているジャンルコ
ードと同種のものである。なお、各ジャンルにそれぞれ
所定範囲の背景用静止画番号Bnを割り当てておくこと
により、背景用静止画番号Bnでその背景用静止画デー
タのジャンルを判断することも可能である。平均HSL
は、データ本体の全画素の色相H,彩度S,明度Lの平
均値である。予めこれを計算して記憶しておくことによ
り、画像合成時の色調修正作業を効率化することができ
る。データ本体は384×240ドットの16ビット画
像のデータである。各画像データは上記ジャンルコード
に適した風景や市街の画像で構成されている。
【0030】一方、前景用静止画データは、前景用静止
画番号Fn,平均HSLおよびデータ本体で構成されて
いる。前景用静止画番号Fnは上記背景用静止画番号B
nと同様にこの画像データを識別する番号であり、BG
Pスクリプトにおいてこの番号で画像データが指定され
る。平均HSLは、データ本体の全画素の色相H,彩度
S,明度Lの平均値である。データ本体は、384×2
40ドット以下の任意の大きさに設定することができ、
16ビットまたは8ビットの画像データである。前景用
静止画データは縦ビット数×横ビット数の長方形で定義
されるが、画像データ中のビットを透明にすることによ
って実質的に任意の形状の画像を形成することができ
る。
【0031】図5は、図3(B)示したBGPスクリプ
トデータ例に従って、背景用静止画データおよび前景用
静止画データを合成して作成された表示用静止画データ
の切換手順を示す図である。なお、最初の静止画の表示
は曲名などを表示するタイトル静止画と重畳して、また
は、このタイトル静止画の後にマージして行われるもの
とする。
【0032】まず、スクリプト行の第1行では、番号B
1の背景用静止画データが指定され、番号F1の前景用
静止画データが指定されている。色調補正値が省略され
ているため、補正無しでx1,y1の座標で合成するこ
とによって表示用静止画データを作成する。効果パラメ
ータが省略されているため表示切換はカットインであ
り、この表示用静止画データはt1の時刻に即座に表示
される。
【0033】次に、スクリプト行の第2行では、番号B
1の背景用静止画データが指定され、番号F2の前景用
静止画データが指定されている。色調補正値として−3
0,−50,40が書き込まれているため、この補正値
に応じて前景用静止画データを補正する。補正方法は後
で詳述する。補正された前景用静止画データをx2,y
2の座標で合成することによって表示用静止画データを
作成する。効果パラメータとしてE1が書き込まれてい
るため、これに対応した効果で時刻t2からT1の時間
を掛けて静止画データを切り換える。この表示の切り換
えは、背景静止画データが同じ(B1)であるため、前
景のみF1からF2に切り換わったように見える。
【0034】スクリプト行の第3行では、番号B2の背
景用静止画データが指定され、番号F3の前景用静止画
データが指定されている。色調補正値が省略されている
ため、補正無しでx3,y3の座標で合成することによ
って表示用静止画データを作成する。効果パラメータが
省略されているため表示切換はカットインであり、この
表示用静止画データはt3の時刻に即座に表示される。
【0035】次に、スクリプト行の第4行では、番号B
2の背景用静止画データが指定され、番号F1の前景用
静止画データが指定されている。色調補正値として0,
0,0が書き込まれている。この色調補正値は、リアル
タイムで補正値を算出して補正をすべき旨の指示である
ため、背景用静止画データおよび前景用静止画データの
色調の平均値に基づいて補正値を算出し、これで前景用
静止画データを補正する。補正された前景用静止画デー
タをx4,y4の座標で合成することによって表示用静
止画データを作成する。効果パラメータとしてE2が書
き込まれているため、これに対応した効果で時刻t4か
らT3の時間を掛けて静止画データを切り換える。
【0036】なお、同じ背景用静止画データ,前景用静
止画データを用い、前景用静止画データの合成位置を少
しずつずらしてゆくことにより、前景の物体が移動して
いるようにアニメーション化することもできる。
【0037】図6〜図9は同カラオケ装置の画像表示動
作を示すフローチャートである。図6は、カラオケスタ
ート時の動作を示している。利用者によって曲が選択さ
れると、その曲番号でインデックスファイル54を検索
して指定された楽曲データをHDD17からRAM12
に読み出す(s1)。読み出された楽曲データのヘッダ
をチェックしてジャンルコードなどを読み出す(s
2)。さらに、前記インデックスファイル54を検索し
て前記曲番号に対応するBGPスクリプトデータを検索
する(s3)。この曲に対応する曲対応BGPスクリプ
トデータが存在する場合には(s4)、該曲対応BGP
スクリプトデータを読み出し(s5)、このBGPスク
リプトで使用する全ての静止画データが画像データファ
イルに存在するか否かをチェックする(s6)。全ての
静止画データが存在する場合には(s7)、図7,図8
のBGP合成動作に進む。
【0038】一方、指定された曲番号でインデックスフ
ァイル54を検索しても対応する曲対応BGPスクリプ
トデータが存在しなかった場合には(s4)、s9に進
んでこの曲のジャンルに対応するジャンル対応BGPス
クリプトデータを検索する(s9)。また、BGPスク
リプトで使用する静止画データの一部が存在しなかった
場合には(s7)、読み出した曲対応BGPスクリプト
データを廃棄して(s8)、この曲のジャンルに対応す
るジャンル対応BGPスクリプトデータを検索する(s
9)。ジャンル対応BGPスクリプトデータは、通常全
てのジャンルに対応して記憶されているため、この曲の
ジャンルに対応するジャンル対応BGPスクリプトデー
タが検索される(s10)。この検索されたジャンル対
応BGPスクリプトデータを読み出し(s11)、この
BGPスクリプトで使用する全ての静止画データが画像
データファイルに存在するか否かをチェックする(s1
2)。全ての静止画データが存在する場合には(s1
3)、図7,図8のBGP合成動作に進む。
【0039】一方、ジャンル対応BGPスクリプトデー
タで使用される静止画データの一部が存在しなかった場
合には(s13)、このジャンル対応BGPスクリプト
データを使用することができないため、このデータを廃
棄して(s14)、この曲のジャンルに対応する背景用
静止画データを画像データファイルから選択する(s1
5)。この選択は、カラオケ曲の演奏時間に応じて複数
枚選択されるものとする。そして、図9の背景画表示動
作へ進む。
【0040】図7,図8はBGP合成動作を示すフロー
チャートである。カラオケ曲の演奏がスタートすると、
まず、タイトル静止画を表示する(s20)。このタイ
トル静止画の表示中にスクリプトのポインタiに1をセ
ットして(s21)、BGPスクリプトデータからi行
目のスクリプト行を読み出す(s22)。このスクリプ
ト行に記述されているタイミングデータtiをタイマに
セットして(s23)、このtiを計測している間に、
指定されている背景用静止画データおよび前景用静止画
データを読み出す(s24,s25)。つぎに、スクリ
プト行に補正パラメータが含まれているか否かを判断す
る(s26)。補正パラメータが含まれていない場合に
はそのままs31に進む。補正パラメータが含まれてい
る場合には、そのパラメータが全て0であるか否かを判
断する(s27)。全て0でなければ、この値で前景用
静止画データを補正するためs29に進む。一方、全て
0の場合には、背景用静止画データのHSLの平均値と
前景用静止画データのHSLの平均値に基づいて補正値
を算出すべきことの指示であるため、読み出された背景
用静止画データおよび前景用静止画データのヘッダに含
まれているHSLの平均値に基づいて補正値を算出する
(s28)。この補正値算出動作は以下のとおりであ
る。まず、背景用静止画データのHSL平均値Hb,S
b,Lbと前景用静止画データのHSL平均値Hf,S
f,Lfを静止画データのヘッダから読み出し、これら
の平均値h,s,lを算出する。そして、この両者の平
均値h,s,lと前景用静止画データのHSL平均値H
f,Sf,Lfとの差(h−Hf,s−Sf,l−L
f)を補正値Ha,Sa,Laとする。s29では補正
値に基づいて前景用静止画の色調を補正する。この補正
動作は以下のとおりである。まず、前景用静止画データ
はRGBデータとして記憶されているため、これをHS
Lデータに変換する。色相補正値Haは−180〜+1
80の値をとるため、前景用静止画データの各画素の色
相値Hをこの角度だけ回転して補正された色相値とす
る。彩度補正値Saは−100〜+100の値をとるた
め、彩度補正値Saがマイナスの場合には、各画素につ
いて0と現在の彩度値Sとの間を100等分して彩度補
正値Saの割合の値を補正された彩度値とし、彩度補正
値Saがプラスの場合には、各画素について現在の彩度
値Sと100の間を100等分して彩度補正値Saの割
合の値を補正された彩度値とする。明度補正値Laは−
100〜+100の値をとるため、明度補正値Laがマ
イナスの場合には、各画素について0と現在の明度値L
との間を100等分して明度補正値Laの割合の値を補
正された明度値とし、明度補正値Laがプラスの場合に
は、各画素について現在の明度値Lと100の間を10
0等分して明度補正値Laの割合の値を補正された明度
値とする。こののち、s31に進む。
【0041】s31では、背景用静止画データ上に前景
座標値xf,yfを基準に前景用静止画データを合成す
る。これで、表示用静止画データが作成される。このの
ち、tiのタイムアップまで待機し(s32)、tiが
タイムアップすると、スクリプト行に効果パラメータE
nの記述があるか否かを判断する(s33)。効果パラ
メータEnがない場合にはカットインで即座に切り換え
(s34)、効果パラメータEnがある場合には、その
パラメータで指示される効果(切換態様)をセットし
(s35)、Tiの時間を掛けて前の表示用静止画デー
タから今回の表示用静止画データに画面を切り換えてゆ
く(s36)。今回のスクリプト行でBGPスクリプト
データが終了か否かを判断し(s37)、終了でなけれ
ばiに1を加算して(s38)、s22に戻る。終了で
あれば曲の終了を待って現在表示している静止画を消去
して(s39)、終了する。なお、各スクリプト行にお
いてtiが直前のスクリプト実行からの時間を記述して
いる場合には上記動作でよく、tiが曲の開始からの時
間を記述している場合には、タイマにセットする値は、
ti−t(i-1) とすればよい。
【0042】図9は静止画表示動作を示すフローチャー
トである。この動作は、演奏される楽曲データに対応す
るBGPスクリプトデータが存在しないとき実行され
る。まず、タイトル静止画を表示する(s41)。この
タイトル静止画の表示ののち、iに1をセットし(s4
2)、選択された背景用静止画データのうちi番目のデ
ータを読み出して表示する(s43)。この背景用静止
画データを表示しながら一定時間(30秒程度)が経過
するか(s45)、曲が終了するまで待機する(s4
6)。一定時間が経過すると。iに1を加算して(s4
5)、s43に戻り次の背景用静止画を読出・表示す
る。また、曲が終了するとモニタ26の表示を消去して
(s47)、動作を終了する。
【0043】なお、この実施形態では背景用静止画デー
タに1つの前景用静止画データを合成するようにしてい
るが、複数の前景用静止画データを合成できるようにし
てもよい。また、色調の補正は前景用静止画データのみ
ならず背景用静止画データについても行ってもよい。ま
た、上記動作では、背景用静止画データのHSL平均値
Hb,Sb,Lbと前景用静止画データのHSL平均値
Hf,Sf,Lfを静止画データのヘッダから読み出し
てこれらの平均値を求めているが、Hb,Sb,Lbや
Hf,Sf,Lfが予め記憶されていない場合には、静
止画データの各画素の色相値H,彩度値S,明度値Lを
リアルタイムに全て平均してこの平均値を求めればよ
い。
【0044】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、複数の楽曲デ
ータのそれぞれに対応する画像シーケンスデータおよび
この画像シーケンスデータが指定する背景用静止画デー
タ,前景用静止画データを前記楽曲データと別に記憶
し、インデックスファイルによってそれぞれを指定して
読み出すようにしたことにより、従来のカラオケ装置で
用いられている楽曲データをそのまま用いて背景用静止
画データと前景用静止画データを合成した映像を表示す
ることができ、データが壊れた場合やデータの更新のた
めに楽曲データや画像シーケンスデータの差し換えやそ
の組み合わせ変更を行う場合でも、その差し換えるデー
タのみについてこれを行いインデックスファイルを更新
すればよいのみであるため、作業を簡略化することがで
メンテナンスを容易にすることができる。
【0045】請求項2の発明によれば、楽曲データに対
応する画像シーケンスデータと曲のジャンルに対応する
画像シーケンスデータを記憶しておくことにより、楽曲
データと画像シーケンスデータが一緒に登録された曲の
場合にはその曲に対応する画像シーケンスデータを用い
て映像を表示することができ、楽曲データのみ登録され
ている曲の場合には、対応するジャンルの画像シーケン
スデータを用いて映像を提供することができる。これに
より、曲に対応する画像シーケンスデータが登録されて
いる曲とされていない曲を混在させてカラオケ装置を運
用することができ、画像シーケンスデータが同時に作成
された新しい曲とそうでない古い曲を混在させること
や、このカラオケ装置用に画像シーケンスデータが作成
された曲とと他の装置用に作成され画像シーケンスデー
タのない曲などを混在させることができ、利用可能な楽
曲データの範囲を広げることが可能になる。
【0046】また、請求項3の発明によれば、楽曲デー
タやその曲のジャンルに対応する画像シーケンスデータ
が存在しないとき、曲の演奏中に該楽曲データのジャン
ルに対応する背景用静止画データを切換表示するように
したことにより、緊急の場合でもモニタに映像が表示さ
れないということがなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施形態であるカラオケ装置のブロ
ック図
【図2】同カラオケ装置のハードディスクの記憶内容を
示す図
【図3】ハードディスクに記憶されるBGPスクリプト
データの例を示す図
【図4】ハードディスクに記憶される背景用静止画デー
タおよび前景用静止画データの例を示す図
【図5】上記BGPスクリプトデータによる静止画デー
タの合成例を示す図
【図6】同カラオケ装置の動作を示すフローチャート
【図7】同カラオケ装置の動作を示すフローチャート
【図8】同カラオケ装置の動作を示すフローチャート
【図9】同カラオケ装置の動作を示すフローチャート
【符号の説明】
17…ハードディスク装置、50…楽曲データファイ
ル、51…BGPスクリプトファイル、52…画像デー
タファイル

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の楽曲データを記憶する楽曲データ
    ファイルを備え、この楽曲データファイルから指定され
    た楽曲データを読み出してカラオケ曲の演奏を実行する
    カラオケ装置において、 演奏曲を指定する演奏曲指定手段と、 複数の背景用静止画データおよび複数の前景用静止画デ
    ータを記憶する画像記憶手段と、 1つの背景用静止画データおよび1または複数の前景用
    静止画データを同時に指定する画像指定データを時系列
    に複数配列した画像シーケンスデータを、前記複数の楽
    曲データのそれぞれに対応させて複数記憶した画像シー
    ケンスデータ記憶手段と、 前記演奏曲指定手段で指定された曲に対応する楽曲デー
    タと画像シーケンスデータと指定するインデックスファ
    イルと、 を備え、前記インデックスファイルによって指定された
    楽曲データを読み出すことによるカラオケ曲の演奏を行
    うとともに、前記インデックスファイルによって指定さ
    れた画像シーケンスデータに基づいて画像指定データを
    読み出し、該画像指定データによって指定された背景用
    静止画データおよび前景用静止画データを合成して表示
    用静止画データを作成してモニタに供給する画像合成手
    段を備えたことを特徴とするカラオケ装置。
  2. 【請求項2】 曲のジャンルデータおよび演奏用シーケ
    ンスデータを含む楽曲データを複数曲分記憶し、指定さ
    れた楽曲データを読み出すことによってカラオケ曲の演
    奏を実行するカラオケ装置において、 複数の背景用静止画データおよび複数の前景用静止画デ
    ータを記憶する画像記憶手段と、 1つの背景用静止画データおよび1または複数の前景用
    静止画データを同時に指定する表示画像指定データを時
    系列に複数配列した画像シーケンスデータを、楽曲デー
    タまたは曲のジャンルに対応づけて複数記憶した画像シ
    ーケンスデータ記憶手段と、 楽曲データが指定されたとき、該楽曲データに対応する
    画像シーケンスデータを前記画像シーケンスデータ記憶
    手段から検索して存在する場合にはこれを選択し、存在
    しない場合には該楽曲データのジャンルに対応する画像
    シーケンスデータを前記画像シーケンスデータ記憶手段
    から検索してこれを選択する画像シーケンスデータ選択
    手段と、 前記カラオケ曲の演奏と並行して、前記選択された画像
    シーケンスデータから画像指定データを読み出し、該画
    像指定データによって指定された背景用静止画データお
    よび前景用静止画データを合成して表示用静止画データ
    を作成してモニタに供給する画像合成手段と、 を備えたことを特徴とするカラオケ装置。
  3. 【請求項3】 前記背景用静止画データにジャンルデー
    タを付しておき、前記画像シーケンスデータ記憶手段に
    前記指定された楽曲データのジャンルに対応する画像シ
    ーケンスデータが存在しないとき、または、該画像シー
    ケンスデータが使用できないとき、該楽曲データのジャ
    ンルに対応する背景静止画データを適宜切り換えながら
    モニタに供給する臨時画像供給手段を備えた請求項2に
    記載のカラオケ装置。
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