JP3551798B2 - カラオケ装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、カラオケ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、カラオケのアミューズメント性が求められており、さらなるカラオケの人気の向上を図るためには、種々の付加的な機能をカラオケ装置に付加することが不可欠となってきている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、従来より、アーケードゲーム装置として、利用者の姿や顔などをビデオカメラによって撮影して、撮影された画像と装飾用のイラストとを合成するとともに、この合成された画像をシール用紙にプリントして出力する装置(プリントクラブ;商標)が人気を集めている。
【0004】
そして、上述した付加的な機能の付加に対する要求に応えるため、上記プリントクラブのようなプリント機能が付加されたカラオケ装置が提案されている。しかしながら、上述したプリントクラブは、極めて広く普及しており、いたる所で利用できるようになってきている。従って、単に従来のカラオケ装置の機能の他にこのプリント機能を付加しただけでは、カラオケ人気の向上に寄与することはそれほど期待できない。
【0005】
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、上述したようなプリント機能と、これまでのカラオケ装置の機能とを有機的に結合することにより、これまでにない高いアミューズメント性を有するカラオケ装置を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上述した課題を解決するために、請求項1に記載のカラオケ装置は、楽曲の歌唱旋律を表す歌唱データを含む楽曲データを記憶する楽曲データ記憶手段と、撮影手段と、前記撮影手段によって撮影された画像と合成される画像を表す複数の画像データを記憶する画像データ記憶手段と、前記楽曲データ記憶手段に記憶された楽曲データを読み出して出力する制御手段と、歌唱音声を入力する音声入力手段と、前記音声入力手段から入力される歌唱音声と、前記制御手段によって出力される楽曲データに含まれる歌唱データとを比較して、当該歌唱の採点を行い、該採点結果を出力する採点手段と、前記画像データ記憶手段に記憶された画像データが表す画像のうち複数の特別画像が配列された選択画面、および前記複数の特別画像とは異なる複数の通常画像が配列された選択画面のうちの何れかを前記採点手段による採点結果に基づいて選択してディスプレイ装置に表示する画面選択手段と、前記画面選択手段によって選択された選択画面に配列された複数の画像の何れかを利用者による指示に応じて選択し、この選択された画像を表す画像データを前記画像データ記憶手段から読み出す画像データ読出手段と、前記撮影手段によって撮影された画像と、前記画像データ読出手段によって読み出された画像データが表す画像とを合成して出力する画像合成手段と、前記画像合成手段によって合成された画像を用紙の表面に形成する画像形成手段とを具備することを特徴としている。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して、本発明の実施形態について説明する。かかる実施の形態は、本発明の一形態を示すものであり、この発明を限定するものではなく、本発明の範囲内で任意に変更可能である。
【0011】
本発明にかかるカラオケ装置は、楽曲の演奏終了後に、プリントモードに移行する構成となっている。このプリントモードとは、ビデオカメラによって撮影された歌唱者の画像とユーザが選択したフレームとを合成してシール用紙にプリントするモードである。ここで、このフレームとは、プリントの周辺部を装飾するイラストである。さらに、このカラオケ装置は、歌唱を採点する採点機能を有しており、この採点結果が所定の点数(以下、「設定点数」という)以上である場合と、設定点数未満である場合とでは、上述したプリントモードにおいてユーザが選択することができるフレームが異なるように構成されている。以下、本発明の実施形態であるカラオケ装置の構成を説明する。
【0012】
A:実施形態の構成
図1は、本発明の実施形態であるカラオケ装置の全体の構成を示すブロック図である。図1に示すように、本実施形態であるカラオケ装置は、CPU1、ROM2、RAM3、操作部4、HDD(ハードディスク装置)5、ビデオカメラ6、表示制御部7、ディスプレイ装置(CRT)8、ビデオプリンタ9、課金装置10、音源11、マイク12、採点処理部13およびミキサ14により構成されている。
【0013】
CPU1は、このカラオケ装置の制御中枢であり、バス100を介して接続されたROM2、RAM3、操作部4、HDD5、ビデオカメラ6、表示制御部7、課金装置10、音源11および採点処理部13との間で各種情報の授受を行い、このカラオケ装置全体の制御を行う。ROM2には、このカラオケ装置を起動するために必要なイニシャルプログラム等の制御プログラムが記憶されている。また、RAM3は、CPU1によって主記憶として使用されるとともに、カラオケ演奏に用いる楽曲データを記憶するための手段として使用される。
【0014】
操作部4は、カラオケ装置本体の前面等に設けられており、曲番号を入力するためのテンキーやカラオケ装置を操作するためのキーおよび摘み等を備えている。具体的には、演奏をスタートするためのスタートキー、楽曲の予約を解除するための取消しキーおよびキーコントロールを行うためのキーコントロールキー等である。ユーザは、これらのキー等を備えた操作部4を操作することにより、CPU1に対して各種の指示を与えることができる。なお、カラオケ装置の操作は、この操作部4のみならず、図示しないリモコンによっても可能である。
【0015】
また、HDD5には、楽曲データファイル、画像データファイルおよびプログラムファイルが記憶されている。
【0016】
楽曲データファイルは、カラオケ演奏を制御するための楽曲データにより構成されている。この楽曲データは、楽音の演奏を制御するための楽音トラックや、歌詞表示を制御するための歌詞トラック等の複数のトラックによって構成されている。そして、これらの各トラックは、複数のイベントデータと、各イベントデータを読み出すタイミングを各イベントデータ間の時間間隔で示すデュレーションデータΔtにより構成されるシーケンスデータである。
【0017】
ここで、上述した楽曲データ中の楽音トラックは、メロディトラックおよびガイドメロディトラックを始めとする種々のパートのトラックによって構成されている。これらの各パートを並行して演奏することにより、オーケストラやフルバンド等の演奏音を出力することができるのである。そして、楽音トラック中のこれらの各トラックは、伴奏音等の楽音信号の生成を指示するための演奏イベントデータと、デュレーションデータΔtとにより構成されるシーケンスデータである。ここで、上記演奏イベントデータは、生成すべき楽音信号の音高、音量および符長等を指定する各情報により構成されている。また、上記ガイドメロディトラックは、楽曲のボーカルパートのメロディ、すなわち歌唱者が歌うべきメロディ(歌唱旋律)に対応した楽音信号を生成するための演奏イベントデータ(特許請求の範囲における「歌唱データ」)を含んでおり、この演奏イベントデータは、歌唱の採点の際に用いられる(詳細は後述)。
【0018】
また、歌詞トラックは、演奏される楽曲の歌詞をディスプレイ装置8に表示するための歌詞表示イベントデータと、デュレーションデータΔtとにより構成されるシーケンスデータである。以上が本実施形態であるカラオケ装置において用いられる楽曲データの構成である。
【0019】
また、HDD5に格納された上記画像データファイルは、フレーム選択時(詳細は後述する)にディスプレイ装置8に表示される選択画面を表す選択画面データと、歌唱者の画像と合成されるフレームを表すフレーム画像データとにより構成されている。ここで、この選択画面は、縮小された複数のフレームが並べられた画面である。ユーザは、この選択画面を参照することにより、プリントするフレームを選択することとなる。また、本実施形態においては、上記選択画面データが2種類用意されている。すなわち、一方の選択画面データは、歌唱の点数が上記設定点数以上である場合にユーザが選択することができるフレーム(特別フレーム)を参照するための選択画面を表すものである。また、他方の選択画面データは、歌唱の点数が上記設定点数未満である場合に選択することができるフレーム(通常フレーム)をユーザが参照するための選択画面を表すものである。
【0020】
また、HDD5に格納された上記プログラムファイルは、システムプログラムおよびアプリケーションプログラム等の制御プログラムによって構成されている。CPU1は、カラオケ装置の電源投入時に、上述したROM2内のイニシャルプログラムに従ってこれらの各プログラムをHDD5からRAM3にロードし、以後、このRAM3内のプログラムを実行することによってカラオケ装置全体の制御を行うのである。
【0021】
上述したアプリケーションプログラムには、カラオケ演奏を制御するためのシーケンスプログラム等が含まれている。このシーケンスプログラムは、ユーザによって指定された曲番号に対応した楽曲データをRAM3にロードし、この楽曲データ中の各イベントデータを順次読み出して所定の処理部に出力するといったカラオケ演奏の制御を行うためのプログラムである。さらに詳述すると、CPU1は、このシーケンスプログラムに従い、楽曲データ中の楽音トラックに含まれる演奏イベントデータを読み出した際には当該演奏イベントデータを音源11に、歌詞トラック中の歌詞表示イベントデータを読み出した際には当該歌詞表示イベントデータを表示制御部7に、それぞれ出力する。また、CPU1は、楽音トラック中のガイドメロディトラックに含まれる演奏イベントデータを読み出した際には、当該演奏イベントデータを、音源11および採点処理部13に出力する。
【0022】
また、図1において、ビデオカメラ6は、例えば、ディスプレイ装置8の上部等に、歌唱者等に向けられた姿勢で設けられており、撮影した画像を表示制御部7に順次出力する。
【0023】
また、表示制御部7は、カラオケ演奏時にCPU1によって供給される歌詞表示イベントデータに従って、当該楽曲に対応した歌詞の文字列を生成し、これをLD再生装置(図示略)から供給される背景画像信号と合成して出力する。また、表示制御部7は、プリントモード時には、ビデオカメラ6によって撮影された歌唱者の画像と、上述したフレームとを合成して出力する。ここで、表示制御部7は、内部にVRAM7aを備えており、上述した歌詞の文字列と背景映像との合成および歌唱者の画像とフレームとの合成等の処理は、このVRAM7a上で行われる。
【0024】
表示制御部7内のVRAM7aに格納された画像データはディスプレイ装置8に出力され、ディスプレイ装置8はこれを表示する。また、ビデオプリンタ9は、VRAM7aに格納された歌唱者の画像とフレームとが合成された画像データを、銀塩写真に近い階調で光沢のある専用のシール用紙にプリントして出力する。
【0025】
課金装置10は、硬貨投入口、クレジットカウンタおよび表示装置を備えている。クレジットカウンタは、現在のクレジット値を記憶しており、ユーザによって上記硬貨投入口に100円硬貨が1枚投入されるごとに、クレジット値を「1」ずつ加算する構成となっている。また、表示装置は、7セグメント表示器を備えており、現在のクレジット値を表示する。なお、本実施形態においては、上述したプリントモードにおいて、歌唱者の画像とフレームとを合成した画像を1回プリントするためには、例えば、クレジット値「3」が必要となる。
【0026】
音源11は、CPU1によって供給される演奏イベントデータに従って伴奏音等の楽音信号を生成し、当該楽音信号をミキサ14に出力する。また、マイク12は、歌唱者が発した歌唱音声を電気信号(以下、「ボーカル音信号」という)に変換して採点処理部13およびミキサ14に出力する。ミキサ14は、音源11から供給される楽音信号と、マイク12から供給されるボーカル音信号とをミキシングして出力する。
【0027】
採点処理部13は、CPU1によって供給されるガイドメロディトラック中の演奏イベントデータと、マイク12から供給されるボーカル音信号とを比較することによって、歌唱の採点を行い、この採点の結果算出された点数を表示制御部7に出力する。以上が本実施形態であるカラオケ装置の全体の構成である。
【0028】
B:実施形態の動作
次に、本実施形態にかかるカラオケ装置の動作を説明する。
まず、ユーザが操作部4またはリモコンを操作することによって曲番号を入力すると、CPU1は、当該曲番号に対応する楽曲データをHDD5から読み出して、RAM3に書き込む。この後、CPU1は、RAM3に格納された楽曲データ中の各トラックのシーケンスデータを並行して読み出し、各シーケンスデータ中のイベントデータを上述した所定の処理部に出力する。
【0029】
CPU1によって演奏イベントデータを供給された音源11は、当該演奏イベントデータに従って伴奏音等の楽音信号を生成し、ミキサ14に出力する。ミキサ14は、この楽音信号と、マイク12から供給されるボーカル音信号とをミキシングして出力する。このミキサ14の出力信号は、アンプ(図示略)によって増幅され、スピーカ(図示略)から出力される。
【0030】
また、CPU1によって歌詞表示イベントデータを供給された表示制御部7は、当該歌詞表示イベントデータに従って、演奏される楽曲に対応する歌詞の文字列を生成し、これを背景映像に合成してVRAM7aに格納する。このVRAM7aに格納された画像データは、ディスプレイ装置8に表示される。
【0031】
また、楽曲演奏中、当該歌唱の採点に関する処理が、採点処理部13によって実行される。以下、この採点処理部13の動作について詳述する。
【0032】
マイク12から入力されたボーカル音信号(アナログ信号)は、図示しないA/D(アナログ/ディジタル)コンバータによってディジタル信号に変換される。採点処理部13は、一定期間ごとに、このディジタル化されたボーカル音信号から音高および音量を示す情報を抽出する。
【0033】
この処理と並行して、採点処理部13は、上述したボーカル音信号からの音高および音量の抽出と同一のタイミングで、CPU1によって供給されるガイドメロディトラック中の演奏イベントデータから音高および音量を指定する情報を抽出する。
【0034】
採点処理部13は、ボーカル音信号から抽出された音高および音量と、ガイドメロディトラック中の演奏イベントデータから抽出された音高および音量を示す情報とを比較し、音高と音量の各々について差分データを算出する。以上示した処理は、楽曲演奏中の一定期間(例えば、50ms)ごとに実行される。カラオケ演奏終了後、採点処理部13は、楽曲演奏中に算出された各差分データの絶対値の平均値を計算する。そして、この平均値に従って、当該歌唱の点数を算出し、表示制御部7に出力し、点数を受け取った表示処理部7は、この点数をディスプレイ装置8に表示する。
【0035】
なお、以上の説明においては、歌唱に関する音楽要素のうち、音高および音量を採点の対象としたが、これに限らず、その他の音楽要素、例えばリズム等を採点の対象としてもよい。また、この採点処理部13が行う採点処理は、周知であり、本出願人の先願である特開平10−74093号公報にも詳細に記述されている。
【0036】
楽曲の演奏が終了し、歌唱の点数がディスプレイ装置に表示されると、上述したプリントモードに移行する。以下、図2に示すフローチャートを参照して、このプリントモードにおけるカラオケ装置の動作を説明する。
【0037】
上述した歌唱の点数を受け取った表示制御部7は、上述したように、当該点数をディスプレイ装置8に表示させる(ステップS1)とともに、課金装置10内のクレジットカウンタが記憶している現在のクレジット値を参照する(ステップS2)。映像のプリントには、上述したように、クレジット値「3」が必要であるから、上記参照の結果クレジット値が「3」未満である場合には、表示制御部7は、ディスプレイ装置8に「クレジットが足りません」等の表示を行い(ステップS4)、ユーザによって硬貨が投入されるのを待つ。
【0038】
これに対し、クレジット値が「3」以上である場合には、表示制御部7は、採点処理部13から供給された点数が上述した設定点数以上であるか否かを判断する(ステップS5)。そして、この判断の結果、点数が設定点数以上であると判断した場合には、HDD5に格納された選択画面データのうち、特別フレームに対応したものを読み出して(ステップS6)、内部のVRAM7aに書き込む。これに対し、点数が設定点数未満であると判断した場合には、HDD5に格納された選択画面データのうち、通常フレームに対応したものを読み出して(ステップS7)、内部のVRAM7aに書き込む。この結果、ディスプレイ装置8には、歌唱の点数に応じて特別フレームの選択画面および通常フレームの選択画面のうちのいずれかが表示される(ステップS8)。
【0039】
図3は、特別フレームの選択画面を例示する図である。図3に示すように、ディスプレイ装置8には、ユーザが選択可能なフレーム(図3に示す例においてはフレームA〜F)が表示されることとなる。そして、ユーザは、このようにして表示されたフレーム群の中から好みのフレームを選択する。すなわち、表示された各フレームのうちのいずれか1のフレームは、カーソル20によって囲まれており、ユーザは、操作部4またはリモコンに設けられたキーコントロールキーを押下することにより、順次このカーソルを別のフレームに移動することができるようになっている。そして、ユーザによって、操作部4またはリモコンに設けられたスタートキーが押下されると、プリントに用いられるフレームは、当該時点において上記カーソルが位置するフレームに決定されることとなる。
【0040】
このようにしてフレームが決定されると、表示制御部7は、ユーザによって選択されたフレームに対応するフレーム画像データをHDD5から読み出して(ステップS10)、VRAM7aに書き込む。そしてこのフレームは、ディスプレイ装置8に表示されることとなる。次に、表示制御部7は、ビデオカメラ6が撮影している利用者のライブ映像を表す画像データを前記フレームと合成する(ステップS11)。これにより、ディスプレイ装置8には、ユーザが選択したフレームが表示されるとともに、その画像の背後にビデオカメラ6によって撮影された歌唱者の姿が表示されることとなる。
【0041】
この後、ユーザによってスタートキーが押下されない間は、順次ビデオカメラ6から出力される画像データと、フレームとを合成する動作を繰り返す(ステップS11、12)。
【0042】
これに対し、ユーザによってスタートキーが押下された場合には、表示制御部7は、その時点においてVRAM7aに格納されている画像データをキャプチャして(ステップS13)、当該時点以降のビデオカメラ6からの入力をマスクする。これにより、ディスプレイ装置8には、ユーザが選択したフレームとともに、スタートキーが押下された瞬間の静止画が表示されることとなる。
【0043】
この後、ユーザによって、操作部4またはリモコンに設けられた取消しキーの押下がなされた場合には、表示制御部7は、画像データのキャプチャを解除して、再度ビデオカメラ6からの画像を順次VRAM7aに格納する(ステップS14、S11)。
【0044】
画像データがキャプチャされている際に、再度スタートキーが押下された場合には、表示制御部7は、その時点でVRAM7aに格納されている画像データを読み出して、ビデオプリンタ6に出力する(ステップS16)。ビデオプリンタ6は、受け取った画像データを上述したシール用紙にプリントして出力する。
【0045】
この後、表示制御部7は、課金装置10内のクレジットカウンタに記憶されたクレジット値を「3」だけ減算し(ステップS17)、プリントモード終了の旨をディスプレイ装置に表示する(ステップS18)。これによりプリントモードは終了し、この後は通常のカラオケ演奏に戻る。以上が本実施形態にかかるカラオケ装置の動作である。
【0046】
上述したように、本実施形態であるカラオケ装置においては、歌唱者の画像とフレームとを合成した画像をプリントするプリント機能を有するだけではなく、歌唱の点数が設定点数以上の場合の特典として、特別なフレームを使用できる構成となっている。このように、本実施形態にかかるカラオケ装置によれば、カラオケ装置本来のの機能とプリント機能とを結合することができ、また、ゲーム性を向上させることができる。
【0047】
C:変形例
以上この発明の一実施形態について説明したが、上記実施形態はあくまでも例示であり、上記実施形態に対しては、本発明の趣旨から逸脱しない範囲で様々な変形を加えることができる。変形例としては、例えば以下のようなものが考えられる。
【0048】
<変形例1>
上記実施形態においては、歌唱の点数が設定点数以上である場合と設定点数未満である場合とで選択することができるフレームが異なる構成としたが、これに限らず、以下に示す構成としてもよい。すなわち、例えば、
100点 フレームA
90〜99点 フレームB
80〜89点 フレームC
70〜79点 フレームD
… …
という具合に、歌唱の点数の範囲と、それぞれの点数の範囲に対応するフレームの種類とにより構成されるテーブルを、所定のメモリ(図示略)に予め登録しておく。そして、表示制御部7は、採点処理部13によって出力される歌唱の点数を受け取ると、上記メモリに格納されたテーブルを参照して、該当するフレームデータをHDD5から読み出すのである。例えば、上述した例においては、歌唱の点数が85点であった場合、フレームCがHDD5から読み出されることとなる。
【0049】
このようにすることにより、歌唱の巧拙によって、様々なフレームを利用することができるので、ユーザを飽きさせることがなく、また、ゲーム性を向上させることができる。なお、本変形例においては、それぞれの点数の範囲に複数のフレームを対応させ、このうちのいずれか1つをユーザが選択する構成としてもよい。
【0050】
<変形例2>
上記実施形態においては、歌唱の点数が設定点数以上である場合には特別なフレームを選択できる構成としたが、これに限らず、歌唱の点数が設定点数以上である場合には、プリントが無料となる構成としてもよい。すなわち、例えば、表示制御部7は、歌唱の点数が設定点数以上であると判断した場合には、課金装置10内のクレジットカウンタに記憶されたクレジット値を「3」だけ増加させるように課金装置10を制御するのである。このようにしても、上記実施形態であるカラオケ装置と同様に、ゲーム性を向上させることができる。
【0051】
また、歌唱の点数が設定点数以上である場合には、プリントの料金が通常と比較して安くなる構成としてもよい。例えば、上記実施形態においては、表示制御部7は、クレジットカウンタが記憶しているクレジット値が「3」以上であるか否かを判断する(図2におけるステップS8)構成としたが、本変形例においては、歌唱の点数が設定点数以上である場合には、表示制御部7は、クレジット値が「2」以上であるか否かを判断する。これにより、クレジット値が「2」以上であれば1回のプリントが可能となる。本変形例においても、上記実施形態と同様にゲーム性を向上させることができる。
【0052】
<変形例3>
通信回線を介してホストコンピュータと接続されているカラオケ装置においては、例えば、一定期間ごとに、ホストコンピュータからフレーム画像データおよび選択画面データが配信されることとしてもよい。配信を受けたカラオケ装置内の通信制御部(図示略)は、このフレーム画像データおよび選択画面データをHDD5に書き込む。以後の動作は上記実施形態と同様である。なお、配信されたデータをHDD5に書き込む際には、従来から格納されていたフレーム画像データを削除してもよいし、従来から格納されていたフレーム画像データに追加することとしてもよい。このようにすることにより、ユーザは、一定期間ごとに新しいフレームを使用することができる。
【0053】
<変形例4>
上記実施形態においては、歌唱の点数が設定点数以上である場合の特典として、特別なフレームを使用できる構成としたが、この場合の特典としては、これに限らず、以下のようなものも考えられる。
【0054】
例えば、歌唱の点数が設定点数以上の場合には、当該楽曲の次に演奏される楽曲に並行して、通常のカラオケ演奏においては再生されることのない特別なBGVが再生される構成としてもよいし、また、1曲ごとのカラオケ演奏を課金の対象としているカラオケ装置においては、当該楽曲の次の楽曲の演奏が無料もしくは通常よりも安い料金で可能となる構成としてもよい。
【0055】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、歌唱の巧拙によってプリントに使用できるフレームが変化するので、ゲーム性を向上させることができる。また、カラオケ装置本来の機能とプリント機能とを結合することができるので、カラオケ装置特有のサービスの提供を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態であるカラオケ装置全体の構成を示すブロック図である。
【図2】同実施形態におけるプリントモード時の動作を示すフローチャートである。
【図3】同実施形態におけるフレーム選択画面の例を示す図である。
【符号の説明】
1……CPU(制御手段)、2……ROM、3……RAM、4……操作部(選択手段)、5……HDD(楽曲データ記憶手段、画像データ記憶手段)、6……ビデオカメラ(撮影手段)、7……表示制御部(画像データ読出手段、画像合成手段)、7a……VRAM、8……ディスプレイ装置、9……ビデオプリンタ(画像形成手段)、10……課金装置(収金手段)、11……音源、12……マイク(音声入力手段)、13……採点処理部(採点手段)、14……ミキサ、20……カーソル。
Claims (1)
- 楽曲の歌唱旋律を表す歌唱データを含む楽曲データを記憶する楽曲データ記憶手段と、
撮影手段と、
前記撮影手段によって撮影された画像と合成される画像を表す複数の画像データを記憶する画像データ記憶手段と、
前記楽曲データ記憶手段に記憶された楽曲データを読み出して出力する制御手段と、
歌唱音声を入力する音声入力手段と、
前記音声入力手段から入力される歌唱音声と、前記制御手段によって出力される楽曲データに含まれる歌唱データとを比較して、当該歌唱の採点を行い、該採点結果を出力する採点手段と、
前記画像データ記憶手段に記憶された画像データが表す画像のうち複数の特別画像が配列された選択画面、および前記複数の特別画像とは異なる複数の通常画像が配列された選択画面のうちの何れかを前記採点手段による採点結果に基づいて選択してディスプレイ装置に表示する画面選択手段と、
前記画面選択手段によって選択された選択画面に配列された複数の画像の何れかを利用者による指示に応じて選択し、この選択された画像を表す画像データを前記画像データ記憶手段から読み出す画像データ読出手段と、
前記撮影手段によって撮影された画像と、前記画像データ読出手段によって読み出された画像データが表す画像とを合成して出力する画像合成手段と、
前記画像合成手段によって合成された画像を用紙の表面に形成する画像形成手段と
を具備することを特徴とするカラオケ装置。
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