JP3572841B2 - カラオケ装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、カラオケを歌唱している歌唱者の顔や姿などの画像をプリントする機能を備えたカラオケ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
アーケードゲーム装置として、ビデオカメラで撮影した利用者の姿や顔などの画像をシール用紙にプリントして出力する装置(プリントクラブ:商標)が人気を集めている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
そこで、カラオケボックスなどのカラオケ店舗でもこのプリント装置を設置することによって顧客サービスを向上したいが、このプリント装置をカラオケ装置と併設して顧客の利用に供しようとすれば、顧客に対してこの装置の操作方法を教えなければならず面倒なうえ、顧客もカラオケ曲の選曲操作と異なる操作でプリント装置を操作する必要があり面倒であるため、利用度が高くならないという問題点があった。また、カラオケ店舗の特徴を活かしてカラオケ装置と有機的に結合して動作させようとすれば、カラオケ曲の演奏中に歌唱者の歌唱している姿を撮影できるようにすればよいが、歌唱者が歌唱中にシャッタをオンするのが困難なうえ、曲中のどのタイミングが撮影のベストのタイミングかを判断するのが困難であり、なかなか良いタイミングで撮影できないという問題点があった。
【0004】
この発明は、自動的に良い撮影タイミングにカラオケ曲を歌唱している歌唱者の姿を撮影してプリントすることができるカラオケ装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
この出願の請求項1の発明は、カラオケ演奏用のシーケンスデータであって少なくとも演奏データと楽音または歌唱音を制御するための制御データとを含む楽曲データを順次読み出し、前記演奏データに基づいて楽音を生成し、この楽音または入力された歌唱音を前記制御データに基づいて制御することによりカラオケ演奏を実行するカラオケ装置において、カラオケ歌唱者に向けて設置されたビデオカメラと、ビデオプリンタと、カラオケ演奏実行中に、前記順次読み出されるデータのうち、前記制御データの内容に基づいて撮影タイミングを判断し、該撮影タイミングに前記ビデオカメラが撮影した画像を前記ビデオプリンタでプリントするプリント実行手段と、を備えたことを特徴とする。
【0006】
この出願の請求項2の発明は、前記制御データは、DSP制御トラックのデータであり、前記プリント実行手段は、DSP制御トラックから残響を大きく設定変更するデータが読み出されたとき撮影タイミングであると判断することを特徴とする。
【0007】
<作用>
請求項1のカラオケ装置はビデオカメラおよびビデオプリンタを備えており、ビデオカメラで撮影されたカラオケ歌唱者の画像がビデオプリンタによってプリントアウトされる。どのタイミングに撮影・プリントするかはカラオケ演奏のために読み出される楽曲データの内容に基づいて判断される。
【0009】
この発明では、撮影トリガデータを書き込んでおかずに、実際にカラオケ演奏を実行するためのデータからよい撮影タイミングを判断するたとえば、カラオケ曲のサビの部分は、他の部分よりも音高が高いことが多いため、読み出される演奏データの音高が高くなれば撮影タイミングと判断するようにしてもよい。また、サビの部分になると残響が大きくなるように効果装置の動作を切り換える曲も多いため、このような効果切換データが読み出されたとき撮影タイミングであると判断するようにしてもよい。
【0010】
このように、サビの部分など歌唱が盛り上がる部分を撮影タイミングとして判断して撮影・プリントすることにより、歌唱者や歌唱を聴いている他の顧客が何ら操作をしなくても良いタイミングのビデオプリントをすることができる。これにより、カラオケ装置の機能と有機的に結合した流行のビデオプリント機能を実現することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
図1はこの発明の実施形態であるカラオケ装置のブロック図である。このカラオケ装置は、ビデオカメラ40およびビデオプリンタ42を備え、カラオケ曲の演奏中すなわちカラオケ曲の歌唱中に歌唱者の顔や姿を撮影してシール用紙にプリントするビデオプリント機能を備えている。
【0012】
カラオケ装置全体の動作を制御するCPU20には、バスを介してROM21,RAM22,ハードディスク装置27,通信制御部26,コマンダ受信部23,操作部24,表示部25,音源29,音声データ処理部30,DSP31,文字パターン展開部36,LDチェンジャ37,表示制御部38およびシリアルインタフェース41が接続されている。シリアルインタフェース41にはビデオプリンタ42および課金装置43が接続されている。
【0013】
また、表示制御部38には前記文字パターン展開部36,LDチェンジャ37,ビデオカメラ40,モニタ39およびビデオプリンタ42が接続されている。ビデオカメラ40は、モニタ39の上、または、伸縮・揺動可能なアーム上に設置され、モニタ39を見ながら歌唱する歌唱者の方向に向けられている。表示制御部38は、VRAM38aを備えており、LDチェンジャ37から入力される背景映像に文字パターン展開部36から入力される歌詞の文字パターンをスーパーインポーズしてVRAM38a上に展開する。この画像データが信号化されてモニタ39に出力され、モニタ39はこれを表示される。また、歌唱者の顔や姿を撮影してプリントする撮影モード時には、撮影のトリガに対応してこのVRAM38a上にビデオカメラ40で撮影された歌唱者の画像が展開され、歌唱者などのOK指示によりこの画像がビデオプリンタ42に出力される。ビデオプリンタ42は昇華熱転写型プリンタで構成されており、VRAM38aから入力された画像データを銀塩写真に近い階調で光沢のある専用紙にプリントする。ビデオプリンタ42にセットされる専用紙は裏糊のシール用紙である。このシール用紙は、無分割用,4分割用,9分割用,16分割用の4種類があり、それぞれ1個,4(2×2)個,9(3×3)個,16(4×4)個の角丸四角形の型抜きが施されている。図7に16分割のプリント例を示しておく。
【0014】
ROM21には、システムプログラム,カラオケ演奏プログラム,プリント実行プログラム,ローダおよび文字パターンデータが記憶されている。システムプログラムは、この装置の基本動作を制御するプログラムである。カラオケ演奏プログラムは、楽曲データを読み出してカラオケ演奏を実行するプログラムであり、カラオケ装置が起動するとこのプログラムはRAM22に常駐する。ここで、カラオケ演奏は、楽曲データ(図2参照)の楽音トラックのデータに基づいて音源29を駆動し、楽曲データの音声データを音声データ処理部30で再生し、さらにDSP制御トラックのデータに基づいてDSP31を制御することによってカラオケ演奏音を発生するとともに、歌詞トラックのデータに基づいて文字パターン展開部36で歌詞の文字パターンを生成し、ヘッダのジャンルデータに基づいてLDチェンジャ37が再生する背景映像にこの文字パターンをスーパーインポーズしてモニタ39に表示する動作である。また、プリント実行プログラムは、撮影モード時に撮影制御トラックの撮影トリガデータが読み出されたとき起動され、ビデオカメラ40の画像をVRAM38aにキャプチャし、歌唱者などのOK指示に応じてこれをビデオプリンタ42に出力してプリントするプログラムである。
【0015】
ローダは、配信センタから楽曲データなどをダウンロードするためのプログラムである。文字パターンデータは、コード情報として与えられる歌詞,曲名や情報の内容などを文字パターンに展開するためのデータである。この文字パターンデータは文字パターン展開部36が歌詞データに基づいて歌詞を表示するときなどに用いられる。
【0016】
RAM22には、カラオケ演奏実行時にハードディスク装置27から読み出された楽曲データを記憶するエリアや利用者が予約登録した曲番号を記憶する予約リストなどが設定される。
【0017】
通信制御部26は通信回線を介して配信センタと交信し、楽曲データやICMスクリプトデータをダウンロードするためのコントローラである。通信制御部26はDMA回路を内蔵しており、ダウンロードされた楽曲データやICMスクリプトデータをCPU20を介さずに直接ハードディスク装置27に書き込むことができる。ハードディスク装置27には約1万曲の楽曲データを記憶した楽曲データファイル27aが設定されている。
【0018】
また、コマンダ50は、テンキーを含む種々のキー群や赤外線発光部などを備えている。カラオケ装置の利用者は該キー群を操作することによってカラオケ装置本体に対して曲番号を入力する。キーが操作されると、コマンダ50はその操作されたキーに対応する赤外線コード信号を赤外線発光部から出力する。カラオケ装置本体のコマンダ受信部23は、この赤外線コード信号を受信してデータに復元し、このデータをCPU20に伝達する。CPU20はこのデータに対応する処理を実行する。コマンダ50から曲番号が入力されると、CPU20はこの曲番号をRAM22に設定されている予約リストに登録する。カラオケ装置本体は、この予約リストに記憶されている順番でカラオケ曲を演奏する。
【0019】
操作部24はカラオケ装置のフロントパネルに設けられており、上記コマンダ50と同様のテンキーなどのキースイッチ群を備えている。表示部25も操作部24と同様カラオケ装置のフロントパネルに設けられており、現在演奏中の曲番号や予約曲数などを表示するLEDマトリクス表示器を含んでいる。
【0020】
音源29は、楽曲データに含まれる楽音データに基づいて楽音信号を形成する。音声データ処理部30は、楽曲データに含まれる音声データに基づいてバックコーラスなどの音声信号を再生する。音源29が形成した楽音信号および音声データ処理部30が再生した音声信号はDSP31に入力される。DSP31は、これら楽音信号および音声信号に対してリバーブ,エコーなどの効果を付与する。DSP31が付与する効果の種類や程度は、楽曲データに含まれているDSP制御データに基づいて制御される。効果が付与された楽音信号,音声信号はD/Aコンバータ32でカラオケ演奏音のアナログ信号に変換されたのちアンプ33に出力される。アンプにはマイク34から歌唱音声信号も入力される。アンプ33はカラオケ演奏音と歌唱音声信号をミキシング・増幅してスピーカ35を駆動する。
【0021】
また、文字パターン展開部36は、カラオケ演奏時には楽曲データの歌詞トラックの文字コードデータを文字パターンに展開する。LDチェンジャ37はカラオケ演奏時に所定の動画の背景映像を再生する。文字パターン展開部36が展開した文字パターンおよびLDチェンジャ37が再生した背景映像は表示制御部38によって合成され、モニタ39に表示される。また、撮影モード時に撮影トリガが入力されると、ビデオカメラ40が撮影した歌唱者の画像がモニタ39に表示される。このとき歌唱者や他の顧客がOK操作をすると、この画像がビデオプリンタ42でプリントアウトされる。
【0022】
ビデオプリンタ42および課金装置43は、それぞれRS232Cなどのシリアルインタフェースでカラオケ装置本体と接続されており、カラオケ装置本体のCPU20の指示に基づいて動作し、該シリアルインタフェースを介して自己の状態をCPU20に通知する。ビデオプリンタ42,課金装置43はともにカラオケ装置本体やLDチェンジャ37などとともに縦積みのラックに収納されている。課金装置43はコインチェッカ44,クレジットカウンタ45および表示器46を有している。コインチェッカ44は投入されたコインが真貨であるか否かを判定し、真貨であればクレジットカウンタ45にカウントアップを指示する。コインとしては専用のコインを用いてもよいが一般的には100円硬貨が使用される。クレジットカウンタ45はコインチェッカ44からの指示に基づいてカウント値を加算し、カラオケ装置本体のCPU20からの指示に基づいてカウント値を減算または加算する。カラオケ装置は、動作モードの設定によりカラオケ曲の演奏やビデオプリントなどの機能に課金をすることができる。たとえば、カラオケ演奏に1クレジットの課金をした場合、1曲のカラオケ演奏を実行したときCPU20から課金装置43に対して1クレジットの課金指示が入力され、クレジットカウンタ45はこの指示に基づいてカウント値から1クレジットを減算する。なお、コインとして100円硬貨を用いた場合、1クレジットは100円となる。また、カラオケ曲の演奏を課金対象とせず、ビデオプリント機能に対して3クレジット程度を課金するようにすることもできる。表示器46は現在のクレジット数を表示するためのものであり、2桁程度の7セグメント表示器で構成されている。
【0023】
図2は楽曲データの構成例を示す図である。同図(A)は楽曲データ全体の構成を示しており、同図(B)は該楽曲データに含まれる複数のトラックの例として1つの楽音トラックの構成を示したものである。楽曲データは、ヘッダ,楽音トラック,歌詞トラック,音声制御トラック,DSP制御トラック,撮影制御トラックおよび音声データ部からなっている。ヘッダは、この楽曲データに関する種々のデータが書き込まれる部分であり、曲名,ジャンル,発売日,曲の演奏時間などのデータを含んでいる。
【0024】
楽音トラック,歌詞トラック,音声制御トラック,DSP制御トラック,撮影制御トラックの各トラックは全て同図(B)に示すようなMIDIフォーマットで記述されている。MIDIフォーマットは、複数のイベントデータと各イベントデータ間の時間間隔を示すデュレーションデータΔtからなっている。シーケンスプログラムは、所定のテンポクロックでΔtをカウントし、Δtをカウントアップしたときこれに続くイベントデータを読み出してこのイベントデータが指示する処理を実行する。
【0025】
楽音トラックは、歌唱者が歌唱するメロディをガイドするためのメロディトラック,種々の伴奏音を発生するための伴奏音トラックなど種々のパートのトラックを含んでいる。楽音トラックのイベントデータは楽音の発音を指示するノートオンイベントデータや楽音の消音を指示するノートオフイベントデータなどで構成されており、これらノートオンイベントデータやノートオフイベントデータが読み出されたとき、このデータは音源29に入力される。音源29はこれらのデータに基づいて楽音の発音/消音を制御する。
【0026】
歌詞トラックは、モニタ39上に歌詞を表示するためのシーケンスデータを記憶したトラックである。このシーケンスデータは楽音データではないが、インプリメンテーションの統一をとり、作業工程を容易にするためこのトラックもMIDIデータ形式のシステム・エクスクルーシブ・メッセージで記述されている。この歌詞トラックのイベントデータは、歌詞の文字コードや表示位置などを指示するデータである。このイベントデータは文字パターン展開部36に入力される。文字パターン展開部36はこのデータに基づいて歌詞の文字パターンを展開して表示制御部38に入力する。
【0027】
音声制御トラックは、前記音声データ部に記憶されている音声データの発生タイミングや再生ピッチなどを指定するイベントデータが書き込まれたシーケンストラックである。音声データ部には、音源29で合成しにくいバックコーラスやハーモニー歌唱などの人声が記憶されており、この音声データはイベントデータの指示に基づいて音声データ処理部30に入力される。音声データ処理部30はこのデータを音声信号に復調する。
【0028】
DSP制御トラックには、イベントデータとしてDSP31の動作を制御するDSP制御データが書き込まれている。DSP31は、カラオケ演奏の楽音信号に対して残響などの効果を付与する装置であり、どの程度の残響を付与するかがDSP制御データによって制御される。
【0029】
カラオケ演奏時、上記全てのトラックのデータは同期して読み出され、上記各トラックのイベントデータに対応する処理が並行して実行される。たとえば、カラオケ演奏の進行に合わせて歌詞の表示が更新され、曲がサビやクライマックスに達するとDSP31の残響効果を大きくするように制御される、などである。また、撮影制御トラックには、イベントデータとして撮影トリガデータが書き込まれている。撮影トリガデータは、サビやクライマックスなどカラオケ演奏が盛り上がるタイミングに読み出されるように、デュレーションデータが設定されている。この撮影トリガデータが読み出されると、撮影実行プログラムが起動され、そのときビデオカメラ40が撮影した画像が表示制御部38のVRAM38aにキャプチャされる。
【0030】
図3〜図6は同カラオケ装置の動作を示すフローチャートである。図3はカラオケ実行時のメイン動作を示している。利用者の選曲操作に対応してカラオケ演奏を行うときこの動作が実行される。演奏のスタートに先立って初期設定動作を実行する(s1)。初期設定動作は、選択されたカラオケ曲の楽曲データをハードディスク記憶装置27からRAM22に読み出し、各トラックのポインタを先頭にセットし、各トラックのデュレーションカウンタtをリセットするなどの動作である。この初期設定動作ののちカラオケ演奏が実行される。カラオケ演奏は、楽曲データの各トラックのイベントデータをデュレーションデータが指示するタイミングに読み出し、このイベントデータに対応する処理を実行するシーケンス動作である。すなわち、楽音トラックに基づいてカラオケの演奏動作を実行し(s2)、歌詞トラックに基づいて歌詞表示動作を実行し(s3)、音声制御トラックに基づいて音声データを再生し(s4)、DSP制御トラックに基づいてDSP31をコントロールする(s5)。そして、現在撮影モードであるかを判断する(s6)。撮影モードであれば撮影制御トラックに基づいてビデオカメラ40,ビデオプリンタ42による歌唱者の撮影・プリントを制御する(s7)。曲が終了するまで(s8)、以上の動作を繰り返し実行する。
【0031】
図4はシーケンス動作を示すフローチャートである。このシーケンス動作は上記s2〜s5およびs7の全ての動作に共通のものであり、各トラック毎に読み出されるイベントデータおよびそれに対応する処理動作が異なるのみである。まずこのトラックの進行をカウントするデュレーションカウンタtが0であるかを判断する(s10)。なお、このtは各トラック毎に別々に設けられているものとし、各トラックに対するこの動作は時分割で並行して実行されるものとする。tが0でなければtを1だけカウントダウンしてリターンする(s11)。tが0であれば次のデータを読み出すタイミングであるとしてポインタが指すデータを読み出す(s12)。読み出されたデータがイベントデータであるか(s13)、デュレーションデータであるか(s16)、終了データであるか(s19)を判断する。読み出されたデータがイベントデータであれば(s13)、このイベントデータに対応する処理を実行するとともに(s14)、ポインタを歩進して(s15)、s12に戻り、このポインタが指す次のデータを読み出す。読み出されたデータがデュレーションデータであれば(s16)、このデュレーションデータの値をtにセットしたのち(s17)、ポインタを歩進して(s18)s10に戻る。この値が0でなければs10からs11に進んでtを1カウントダウンしたのちリターンする。一方、読み出されたデータが終了データであった場合には(s19)、終了処理をしたのち(s20)、リターンする。
【0032】
ここで、s14のイベント対応処理は、読み出すトラックによって以下のように異なる。楽音トラックのシーケンス処理(s2)の場合、ノートオンイベントデータやノートオフイベントデータを音源29に送って楽音を発音/消音させる処理である。歌詞トラックのシーケンス処理(s3)の場合、イベントデータの文字コードデータを文字パターン展開部36に送って文字パターンを展開させる処理である。音声制御トラックのシーケンス処理(s4)の場合、読み出されたイベントデータが指定する音声データを読み出して音声データ処理部30に入力する処理である。DSP制御トラックのシーケンス動作(s5)の場合、読み出されたイベントデータ(DSP制御データ)をDSP31に入力してDSP31の設定を変更する動作である。
【0033】
一方、撮影制御トラックのシーケンス動作(s7)の場合、イベントデータとして読み出された撮影トリガデータに対応して撮影実行プログラムを起動する処理である。撮影実行プログラムの動作については図5のフローチャートで詳述する。
【0034】
図5は上記撮影実行プログラムの動作を示すフローチャートである。上述したようにこの動作は撮影トリガデータに対応して、カラオケ演奏の実行中に起動され、カラオケ実行プログラムと並行して実行されるものである。まず、そのときビデオカメラ40が受像している画像をVRAM38aにキャプチャし(s25)、この画像をモニタ39に表示する(s26)。この表示に対応して歌唱者や他の顧客によるOKまたはNGの入力を受け付ける。このOK/NGはコマンダ50などから入力できるようにする。OK入力があった場合にはs29〜s31の処理を実行する。NG入力があった場合、または、入力操作がないままタイムアウトした場合には何もしないでLDチェンジャ37から入力される通常の背景映像に復帰して(s32)この動作を終了する。
【0035】
OK入力があった場合、このプリント機能は有料であるため、まず、クレジット処理を実行する(s29)。
【0036】
図6を参照してクレジット処理について説明する。まず、課金装置43と交信してこのプリント動作に課金するに足りるクレジット残高があるかを判断する(s35,s36)。クレジット残高がある場合には、このプリント動作に対するクレジットを減算するように課金装置43に指示して(s37)、正常リターンする。一方、クレジット残高がない場合にはクレジット(100円硬貨)の投入を促す指示を行い(s38)、クレジットが投入されるのをs36,s38,s39のループ動作で待機する。クレジットが投入され、これでプリント動作を実行できる残高になった場合にはs36の判断でs37に進む。一方、クレジットが投入されないままタイムアウトした場合には(s39)、エラーリターンする。
【0037】
図5に戻ってクレジット処理がエラーリターンした場合には以下の処理をスキップし、通常の背景映像に復帰して(s32)、この動作を終了する。クレジット処理が正常リターンした場合には現在VRAM38aにキャプチャされている画像データをビデオプリンタ42に送信してこれをプリントアウトする(s31)。上述したようにプリントされる用紙は裏糊の専用紙であり、3×3や4×4に分割されているものである。このプリント例を図7に示す。このプリントののち、モニタ39に表示する映像をLDチェンジャ37から入力される通常の背景映像に復帰させて(s32)、この動作を終了する。
【0038】
なお、上記実施形態においては、楽曲データに撮影制御トラックを設け、このトラックに撮影トリガデータを書き込むようにしているが、他のトラック、例えば楽音トラックやDSP制御トラックにこの撮影トリガデータを書き込むようにしてもよい。また、専用の撮影トリガデータを書き込まずに、通常のカラオケ演奏に用いるデータに基づいて撮影タイミングを割り出し、上記撮影実行プログラムを起動するようにしてもよい。たとえば、残響を大きく設定変更するDSP制御データが読み出されたとき、カラオケ曲がサビの部分になっていると判断して撮影実行プログラムを起動するなどの方式や、サビ区間や間奏などの演奏区間を示すデータが書き込まれている場合にはこれを利用してもよい。
【0039】
また、撮影トリガデータは1曲の楽曲データに1つのみ書き込むようにしてもよく、複数き込むようにしてもよい。複数書き込んだ場合には、そのときキャプチャされた画像を全て記憶しておき、そのなかの最もよいものをプリントするようにすることもできる。
【0040】
また、この実施形態では画像をキャプチャしたのち、OK入力があったときのみプリントするようにしているが、キャプチャした画像は必ずプリントアウトするようにしてもよい。
【0041】
また、歌唱者の姿を撮影してプリントするプリント実行プログラムは、この実施形態では楽曲データ中から撮影トリガデータが読み出されたときのみ起動するようになっているが、利用者がマニュアルで起動させることができるようにし、上記楽曲データによる自動撮影と併用できるようにしてもよい。この場合、カラオケ演奏中でなくても撮影ができるようにしてもよい。
【0042】
また、プリントされる画像はビデオカメラ40が撮影した画像のみでもよく、飾りフレームなどのイラストを合成してもよい。また、そのとき演奏されているカラオケ曲の曲名をスーパーインポーズで書き込んで、メッセージとして使用するようにしてもよい。
【0043】
なお、上記撮影モードの設定操作やOK/NG入力操作は、コマンダ50を用いて行うようにすればよい。この場合、コマンダ50に専用のキースイッチを設けてもよく、テンキーやキー(調)上下に用いる△キー,▽キーなどの一般のキースイッチを必要に応じて機能変更し、当該機能キーとして割り当てるようにしてもよい。一般のキースイッチを機能変更する場合、機能変更されたことをモニタ39などに表示すれば利用者に分かりやすい。また、上記のように利用者がマニュアルでプリント実行プログラムを起動できるようにする場合には、コマンダ50の特定キースイッチをシャッタキーとして割り当てるようにすればよい。
【0044】
【発明の効果】
請求項1の発明によれば、カラオケ曲の演奏中に歌唱者の顔や姿を撮影してこれをプリントアウトすることができるため、カラオケ装置の利用者が特別の操作をしなくても歌唱中の姿をプリントすることができ、カラオケ装置にビデオプリント機能を付加して顧客サービスを向上することができる。
【0045】
また、請求項2の発明によれば、DSP制御トラックから残響を大きく設定変更するデータが読み出されたとき撮影タイミングであると判断して、歌唱者の顔や姿を撮影・プリントするため、カラオケ歌唱が盛り上がるタイミングに唱者の姿を撮影することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施形態であるカラオケ装置のブロック図
【図2】同カラオケ装置で使用される楽曲データの構成を示す図
【図3】同カラオケ装置の動作を示すフローチャート
【図4】同カラオケ装置の動作を示すフローチャート
【図5】同カラオケ装置の動作を示すフローチャート
【図6】同カラオケ装置の動作を示すフローチャート
【図7】ビデオプリンタのプリント例を示す図
【符号の説明】
27…ハードディスク装置、27a…楽曲データ記憶エリア、
27b…ICMスクリプトデータ記憶エリア、
38…表示制御部、39…モニタ、40…ビデオカメラ、
42…ビデオプリンタ

Claims (2)

  1. カラオケ演奏用のシーケンスデータであって少なくとも演奏データと楽音または歌唱音を制御するための制御データとを含む楽曲データを順次読み出し、前記演奏データに基づいて楽音を生成し、この楽音または入力された歌唱音を前記制御データに基づいて制御することによりカラオケ演奏を実行するカラオケ装置において、
    カラオケ歌唱者に向けて設置されたビデオカメラと、
    ビデオプリンタと、
    カラオケ演奏実行中に、前記順次読み出されるデータのうち、前記制御データの内容に基づいて撮影タイミングを判断し、該撮影タイミングに前記ビデオカメラが撮影した画像を前記ビデオプリンタでプリントするプリント実行手段と、
    を備えたことを特徴とするカラオケ装置。
  2. 前記制御データは、DSP制御トラックのデータであり、
    前記プリント実行手段は、DSP制御トラックから残響を大きく設定変更するデータが読み出されたとき撮影タイミングであると判断する請求項1に記載のカラオケ装置。
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