JP2014197046A - 広告再生装置、および広告再生システム - Google Patents

広告再生装置、および広告再生システム Download PDF

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Abstract

【課題】予約されたカラオケ曲の再生タイミングに基づいて、その予約されたカラオケ曲に対応付けられたタイアップ広告の再生タイミングを決定し、そのタイアップ広告の再生タイミングをユーザに知らせる広告再生装置および広告再生システムを提供する。【解決手段】広告再生装置は、カラオケ装置により再生される楽曲と対応付けられたタイアップ広告を示すタイアップ広告情報を記憶する記憶部と、タイアップ広告を再生させる広告再生部と、予約された楽曲の再生タイミングを取得する取得部と、取得された楽曲の再生タイミングに基づいて、予約された楽曲に対応付けされたタイアップ広告の再生タイミングを決定する広告決定部と、決定されたタイアップ広告の再生タイミングを告知部に通知する通知制御部と、を備える。【選択図】 図3(f2)

Description

本発明は、楽曲が予約されたときに、楽曲の再生中に再生される広告の再生タイミングをユーザに知らせる広告再生装置、および広告再生システムに関する。
従来、カラオケユーザがカラオケサービスを利用するとき、カラオケユーザが利用するカラオケルームに設置された少なくとも一つのディスプレイに、カラオケ曲の歌詞と、広告とが表示される装置がある。例えば、カラオケ曲の歌詞と、広告とを表示する装置の一例として、特許文献1に記載のカラオケ装置が提案されている。この特許文献に記載のカラオケ装置では、カラオケ曲の歌詞がメインディスプレイに表示され、広告であるCM画像がサブディスプレイに表示される。すなわち、カラオケ曲の歌詞と、広告とが、それぞれ別体のディスプレイに表示される。
特開平10−187168号公報
特許文献1のように、カラオケ曲の再生中に、カラオケ曲の歌詞がメインディスプレイに表示され、CM画像がサブディスプレイに表示されるとき、カラオケ曲を歌唱するユーザは、歌詞が表示されるメインディスプレイに注目し、広告が表示されるサブディスプレイに視線が向かない。例えば、再生されるカラオケ曲と関連する広告がサブディスプレイに表示される場合であっても、ユーザがカラオケ曲を歌唱中であるときは、ユーザは歌唱を優先するために、広告の内容をじっくり確認することができないため、広告効果が低かった。そのため、広告に気付かせるために、カラオケ曲と関連する広告を、カラオケ曲の再生前もしくはカラオケ曲の再生後にサブディスプレイに表示させることが考えられる。しかしながら、カラオケ曲の再生前もしくはカラオケ曲の再生後に、カラオケ曲と関連する広告が表示された場合であっても、カラオケ曲を歌唱するユーザは、再生されるカラオケ曲に関連する広告があると認識していないため、カラオケ曲に関連する広告が再生されることに気付かない。
本発明は、上述した問題点を解決するためになされたものであり、予約されたカラオケ曲の再生タイミングに基づいて、その予約されたカラオケ曲に対応付けられたタイアップ広告の再生タイミングを決定し、そのタイアップ広告の再生タイミングをユーザに知らせる広告再生装置および広告再生システムを提供することを目的とする。
請求項1記載の広告再生装置は、カラオケ装置により再生される楽曲と対応付けされたタイアップ広告を示すタイアップ広告情報を記憶する記憶部と、前記タイアップ広告を再生させる広告再生部と、予約された楽曲の再生タイミングを取得する取得部と、前記取得された楽曲の再生タイミングに基づいて、前記予約された楽曲に対応付けされたタイアップ広告の再生タイミングを決定する広告決定部と、広告の再生タイミングを告知する告知部に、前記決定されたタイアップ広告の再生タイミングを通知する通知制御部と、を備えることを特徴とする。
請求項2記載の広告再生装置は、前記記憶部は、前記カラオケ装置により再生される楽曲と対応付けされたタイアップ広告を示すタイアップ広告情報と、前記カラオケ装置により再生される楽曲と対応付けされていない一般広告を示す一般広告情報とを記憶し、前記広告再生部は、所定の再生順序に従って、前記記憶部に記憶されるタイアップ広告および一般広告を再生させ、前記通知制御部は、前記広告再生部により再生される広告が切り換えられるときに、前記決定されたタイアップ広告の再生タイミングを前記告知部に通知することを特徴とする。
請求項3記載の広告再生装置は、前記通知制御部は、前記広告決定部により再生タイミングが決定されたタイアップ広告の1つ前に再生される前記一般広告または前記タイアップ広告の再生が終了されるときに、前記決定されたタイアップ広告の再生タイミングを前記告知部に通知することを特徴とする。
請求項4記載の広告再生装置は、前記広告決定部は、前記予約された楽曲に対応付けされたタイアップ広告の再生タイミングとして、前記予約された楽曲に対応付けされたタイアップ広告が再生されるまでに再生が予定されている広告の数を決定することを特徴とする。
請求項5記載の広告再生装置は、前記取得部は、楽曲の再生が予約されてから、前記予約された楽曲の再生タイミングまでの待ち時間を取得し、前記待ち時間と、前記広告再生部が広告を再生する前記所定の再生順序とに基づいて、前記予約された楽曲の再生タイミングまでに前記予約された楽曲に対応付けされたタイアップ広告が再生可能か否かを判断する判断部を備え、前記広告決定部は、前記判断部により、前記予約された楽曲の再生タイミングまでに前記予約された楽曲に対応付けされたタイアップ広告が再生可能であると判断されないとき、前記予約された楽曲に対応付けされたタイアップ広告の再生タイミングを、前記予約された楽曲の再生中の非歌唱部分と決定し、前記通知制御部は、前記広告決定部により決定された前記非歌唱部分の開始前に、前記予約された楽曲に対応付けされたタイアップ広告の再生タイミングを前記告知部に通知することを特徴とする。
請求項6記載の広告再生システムは、カラオケ装置により再生される楽曲と対応付けされたタイアップ広告を示すタイアップ広告情報を記憶する記憶部と、前記タイアップ広告を再生させる広告再生部と、予約された楽曲を取得する予約取得部と、予約された楽曲の再生タイミングを決定する楽曲決定部と、前記決定された楽曲の再生タイミングに基づいて、前記予約された楽曲に対応付けされたタイアップ広告の再生タイミングを決定する広告決定部と、広告の再生タイミングを告知する告知部と、前記決定されたタイアップ広告の再生タイミングを前記告知部に通知し、前記決定されたタイアップ広告の再生タイミングに達したときに前記広告再生部を動作させる制御部と、
を備えることを特徴とする。
請求項1記載の広告再生装置においては、通知制御部は、予約された楽曲のタイアップ広告の再生タイミングを、告知部に通知する。これにより、楽曲の予約をしたユーザを含むユーザに、予約された楽曲のタイアップ広告の再生タイミングを知らせることができる。
請求項2記載の広告再生装置においては、通知制御部は、予約された楽曲のタイアップ広告の再生タイミングを、再生される広告が切り換えられるときに告知部に通知する。これにより、楽曲の予約をしたユーザを含むユーザに、予約した楽曲のタイアップ広告の再生タイミングが変化したことを知らせることができる。
請求項3記載の広告再生装置においては、通知制御部は、予約された楽曲のタイアップ広告の再生タイミングを、予約された楽曲のタイアップ広告の1つ前の広告の再生が終了するときに、告知部に通知する。これにより、楽曲を予約したユーザを含むユーザに、予約された楽曲のタイアップ広告の再生タイミングを、タイアップ広告が再生される直前にも再認識させることができる。
請求項4記載の広告再生装置においては、通知制御部は、予約された楽曲のタイアップ広告が再生されるまでに再生が予定される広告の数を告知部に通知する。これにより、楽曲の予約をしたユーザを含むユーザに、予約された楽曲のタイアップ広告の再生タイミングについて、より具体的に分かり易く知らせることができる。
請求項5記載の広告再生装置においては、判断部により、予約された楽曲の再生タイミングまでに、楽曲のタイアップ広告が再生可能であると判断されないときは、再生タイミング決定部は、タイアップ広告の再生タイミングを、予約された楽曲の非歌唱部分と決定する。タイアップ広告の再生タイミングが、楽曲の非歌唱部分と決定されたときは、通知制御部は、非歌唱部分の開始前に、タイアップ広告の再生タイミングを告知部に通知する。これにより、予約された楽曲のタイアップ広告が、楽曲の再生タイミングより前に再生可能でない場合であっても、楽曲のタイアップ広告を、予約をしたユーザの非歌唱時に再生させることができ、且つ、楽曲を予約したユーザを含むユーザに、予約された楽曲のタイアップ広告の再生タイミングを、そのタイアップ広告の再生前に知らせることができる。
請求項6記載の広告再生システムにおいては、通知制御部は、予約された楽曲のタイアップ広告について、予約された楽曲のタイアップ広告の再生タイミングを、告知部に通知する。これにより、楽曲を予約したユーザを含むユーザに、予約された楽曲のタイアップ広告の再生タイミングを、知らせることができる。
本発明の第1の実施形態にかかるカラオケシステムSの構成を表す説明図である。 カラオケシステムSの電気的構成を示すブロック図である。 タイアップリストのデータ構成の一例を示す説明図である。 一般広告表示リストのデータ構成の一例を示す説明図である。 1曲の楽曲時間情報のデータ構成の一例を示す説明図である。 カラオケ装置2により再生される楽曲の予約リストの一例を示す説明図である。 カラオケ装置2により再生される楽曲の予約リストの一例を示す説明図である。 カラオケ装置2により再生される楽曲の予約リストの一例を示す説明図である。 広告再生装置5により再生される広告コンテンツの表示予定の一例を示す説明図である。 広告再生装置5により再生される広告コンテンツの表示予定の一例を示す説明図である。 タイアップ広告コンテンツの告知メッセージの一例を示す説明図である。 タイアップ広告コンテンツの告知メッセージの一例を示す説明図である。 第1の実施形態のカラオケ装置2におけるメイン動作の処理手順を示すフローチャートである。 第1の実施形態のカラオケ装置2における決定処理の処理手順を示すフローチャートである。 第1の実施形態のカラオケ装置2における表示タイミング決定処理の処理手順を示すフローチャートである。 第1の実施形態の広告再生装置5におけるメイン動作の処理手順を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施形態の広告再生装置5におけるメイン動作の処理手順を示すフローチャートである。 第2の実施形態のカラオケ装置2におけるメイン動作の処理手順を示すフローチャートである。
[第1の実施形態]
[カラオケシステムの構成の概要]
始めに、本発明の広告再生システムを、カラオケシステムに適用した第1の実施形態について、図1を参照して説明する。図1は、本実施形態のカラオケシステムSの構成を示す説明図である。一般的にカラオケ店舗KSには、複数のカラオケルームが備えられている。図1は、カラオケ店舗KSの中に備えられた複数のカラオケルームの中で、カラオケルームKRを1室例に挙げたものである。図1の例では、カラオケルームKRに、リモコン1、カラオケ装置2、広告表示装置5が夫々1台ずつ設置されている。カラオケルームKRに、リモコン1は複数台設置されても良い。
図1に示すように、カラオケシステムSは、リモコン1と、カラオケ装置2と、ディスプレイ35と、センターサーバ4と、広告表示装置5と、ディスプレイ54とを含んで構成される。リモコン1は、カラオケの楽曲の選曲または検索に用いられる選曲装置である。リモコン1には、リモコンIDが付与されている。リモコンIDは、リモコン1を識別するための識別情報である。リモコンIDは、リモコン1を特定するための情報であり、例えばリモコン1に割り当てられたIPアドレスである。リモコン1は、カラオケ店舗KSに備えられたアクセスポイントAP及びブロードバンドルータBRを介して、無線通信によりネットワークに接続される。これにより、リモコン1は、ブロードバンドルータBRを介してカラオケ装置2と通信可能であるとともに、ブロードバンドルータBRおよびネットワークを介してセンターサーバ4および広告表示装置5と通信可能である。リモコン1は、ネットワークを介して、または赤外線によりカラオケ装置2へ、楽曲の予約を依頼する。
カラオケ装置2は、リモコン1により依頼された予約に基づいて、楽曲の再生処理を行う。カラオケ装置2には、夫々カラオケ装置IDが付与される。カラオケ装置IDは、カラオケ装置2を夫々識別するための情報である。カラオケ装置IDは、カラオケ装置2を特定できる情報であれば、どのような情報であってもよいが、例えばカラオケ装置2に割り当てられたIPアドレスがカラオケ装置IDとされる。リモコン1と、カラオケ装置2とは、ネットワークに接続された図示外の管理サーバにより、それぞれのIDとそのリモコン1およびカラオケ装置2とが予め対応付けられて管理されている。リモコン1のリモコンIDと、カラオケ装置2のカラオケ装置IDとが対応付けられて管理されていることにより、リモコン1により依頼された予約に基づく各処理が、カラオケ装置2により実行される。
また、リモコン1の代わりに、ユーザが個人で所有する携帯端末装置から、楽曲の予約を、カラオケ装置2へ依頼することが可能である。ユーザは、夫々所有する携帯端末装置を用いて、カラオケ装置2へ楽曲の予約を依頼することができる。この場合、携帯端末装置は、携帯基地局Cを介してネットワークへ接続可能になっている。
センターサーバ4は、複数の広告コンテンツを記憶する。広告表示装置5は、ブロードバンドルータBRを介してネットワークに接続され、ブロードバンドルータBRを介してカラオケ装置2と通信可能であるとともに、ブロードバンドルータBR及びネットワークを介してセンターサーバ4と通信可能である。広告表示装置5には、ディスプレイ54が接続される。広告表示装置5は、センターサーバ4から広告コンテンツを受信し、ディスプレイ54に広告を表示させる。
[カラオケシステムSの電気的構成]
図2は、カラオケシステムSの電気的構成を示すブロック図である。以下、図2を用いて、リモコン1、カラオケ装置2、センターサーバ4、及び広告表示装置5の電気的構成を順に説明する。
[リモコン1の構成]
リモコン1は、制御部11と、赤外線送信部12と、記憶部13と、ディスプレイ14と、操作部15と、操作処理部16と、ビデオRAM17と、映像制御部18と、無線LAN通信部19とを備える。制御部11は、リモコン1の動作を制御する。赤外線送信部12は、後述するカラオケ装置2の赤外線受信部25と通信することにより、リモコン1の指示を、カラオケ装置2へ送信する。記憶部13は、予約情報記憶領域131と、ログイン情報記憶領域132とを備える。予約情報記憶領域131は、楽曲IDである楽曲識別情報を記憶する。楽曲識別情報は、ユーザがリモコン1を用いてカラオケ装置2に再生を予約する楽曲を識別するための情報である。ログイン情報記憶領域132は、ユーザがリモコン1を用いてカラオケシステムSにログインした情報を記憶する。具体的には、カラオケシステムSにおけるユーザのユーザIDが、ログイン情報記憶領域132に記憶される。また、リモコン1へログインしていないユーザであっても予約可能であり、ログインしていないユーザについては、ゲストユーザを示すユーザIDがログイン情報として記憶される。記憶部13の所定の記憶領域には、リモコン1にメイン動作を実行させるプログラムが記憶されている。
リモコン1のメイン動作は、例えば、カラオケシステムSを利用するユーザによりリモコン1の電源がオンにされたことにより、実行される。ユーザは、リモコン1を用いて、カラオケ装置2が再生する楽曲を指定する。ユーザは、楽曲識別情報を指定することにより、指定された楽曲識別情報が、予約曲として予約情報記憶領域131に記憶される。予約情報記憶領域131に記憶された楽曲識別情報は、ユーザIDと対応付けて、赤外線送信部12により、カラオケ装置2の赤外線受信部25へ送信される。
[カラオケ装置2の構成]
カラオケ装置2は、制御部21と、LANインタフェース部22と、記憶部23と、操作部24と、赤外線受信部25と、操作処理部26と、シンセサイザ27と、マイク制御部28と、ミキシングアンプ30と、ビデオRAM31と、映像再生部32と、映像制御部33と、映像受信部34とを備える。カラオケ装置2には、スピーカ29と、ディスプレイ35と、カメラ36とが接続される。制御部21は、カラオケ装置2の動作を制御する。制御部21は、例えば、後述する予約リストに従って、予約された楽曲を再生させる指示を行う。LANインタフェース部22は、ネットワークに接続し、制御部21からの情報を、ネットワークに接続される他の端末であるリモコン1と、センターサーバ4と、広告表示装置5とに送信する。また、LANインタフェース部22は、ネットワークに接続される他の端末からの情報を受信する。
記憶部23は、再生情報記憶領域231と、楽曲記憶領域232と、楽曲時間情報記憶領域233と、タイアップリスト記憶領域234と、歌詞テロップ記憶領域235と、一般広告情報記憶領域236とを備える。再生情報記憶領域231は、再生情報として、カラオケ装置2により再生される楽曲の予約リストと、広告表示装置5により再生される広告コンテンツの表示予定とを記憶する。予約リストには、リモコン1を用いてユーザにより予約された楽曲の楽曲識別情報が、予約ユーザのユーザIDと対応付けられ、予約された楽曲の再生順にしたがって、登録される。予約リストは、カラオケ装置2により新たな楽曲が再生されるたびに、更新され、保存される。予約リストの1曲目に登録される楽曲が、カラオケ装置2により現在再生されている楽曲であり、2曲目以降が、現在1曲目に登録されている楽曲の再生終了後に、順次再生される予約曲である。表示予定は、広告表示装置5により再生される広告コンテンツの広告識別情報を、広告表示装置5から取得したときに、記憶される。広告表示装置5では、新たな広告コンテンツが再生される度に、表示予定が更新される。表示予定の1番目に登録される広告コンテンツが、広告表示装置5により現在再生されている広告であり、2番目以降が、現在1番目に登録されている広告コンテンツの再生終了後に、順次再生される広告コンテンツである。楽曲記憶領域232は、後述するセンターサーバ4の楽曲記憶領域441から取得される情報を記憶する。楽曲時間情報記憶領域233は、後述するセンターサーバ4の楽曲時間情報記憶領域442から取得される情報を記憶する。
タイアップリスト記憶領域234は、予約リストに登録された楽曲に応じて、ディスプレイ54に表示させるタイアップ広告コンテンツを示すタイアップリストを記憶する。タイアップ広告コンテンツは、例えば、楽曲識別情報が示す楽曲と対応して、その楽曲の歌手が出演する広告、または楽曲識別情報が示す楽曲に関連する広告などである。タイアップ広告コンテンツには、例えば、楽曲のアーティストのコンサートなどのイベント情報がある。タイアップリストは、カラオケ装置2において予約された楽曲の楽曲識別情報と、楽曲識別情報が示す楽曲が予約されたことに関連してディスプレイ54に表示されるタイアップ広告コンテンツを示す広告識別情報と、タイアップ広告コンテンツの存在及び再生時期を事前にディスプレイ35に告知する告知メッセージの内容を示す文字情報と、タイアップ広告コンテンツの表示所要時間とを対応付けたリストである。図3(a)は、タイアップリストのデータ構成を示す一例である。楽曲識別情報が示す楽曲がカラオケ装置2により再生されるとき、タイアップ広告コンテンツが、ディスプレイ54に表示される。告知メッセージの内容を示す文字情報は、広告識別情報が示す広告が「サブモニタ」であるディスプレイ54に表示される前に、「メインモニタ」であるカラオケ装置2のディスプレイ35に表示されるタイアップ広告コンテンツの存在及び再生時期を知らせる文字情報である。告知メッセージは、例えば、「サブモニタに表示される2つ後の広告で、予約された曲のアーティストに関連する広告を表示します。」、または「サブモニタに表示される5秒後の広告で、予約された曲に関連する広告を表示します。」などである。歌詞テロップ記憶領域235は、予約リストに登録された楽曲が再生されるとき、楽曲の再生に合わせて、ディスプレイ35に表示される楽曲の歌詞テロップと、楽曲の再生が開始される直前にディスプレイ35に表示される楽曲名とを記憶する。カラオケ装置2によりカラオケの楽曲が再生されるとき、ディスプレイ35には、楽曲の歌詞が表示される。一般広告表示情報記憶領域236には、後述するセンターサーバ4の一般広告リスト記憶領域432に記憶された一般広告表示リストに従って、複数の一般広告コンテンツを識別するための広告識別情報と、各一般広告コンテンツを表示する表示所要時間とが対応付けて記憶される。
楽曲記憶領域232と、楽曲時間情報記憶領域233と、タイアップリスト記憶領域234と、歌詞テロップ記憶領域235と、一般広告表示リスト記憶領域236とに記憶される情報は、全てセンターサーバ4から取得され、記憶される。
操作部24により、ユーザは、リモコン1と同様に、楽曲を予約することができる。赤外線受信部25は、リモコン1の赤外線送信部12から、情報を受信する。操作処理部26は、操作部24および赤外線受信部25からの情報を、操作指示として、制御部21に送信する。シンセサイザ27は、制御部21による制御に従って、楽曲の音を発生させる指示をミキシングアンプ30へ行う。マイク制御部28は、図示外のマイクを用いてユーザにより入力される音を発生させる指示をミキシングアンプ30へ行う。スピーカ29およびミキシングアンプ30は、シンセサイザ27およびマイク制御部28から受信する指示に従って、音を発生させる。映像制御部33は、ビデオRAM31、映像再生部32、及び映像受信部34と協働して、制御部21による制御に従って、ディスプレイ35に種々の映像を表示させる。また、映像制御部33は、制御部21による制御に従って、カメラ36が撮影した映像を、ディスプレイ35に表示させる。
[センターサーバ4の構成]
センターサーバ4は、LANインタフェース部40と、制御部41と、主記憶部42と、広告記憶部43と、曲記憶部44とを備える。LANインタフェース部40は、ネットワークに接続され、ブロードバンドルータBRを介して他の端末であるリモコン1と、カラオケ装置2と、広告表示装置5とに接続される。制御部41は、センターサーバ4の動作を制御する。主記憶部42は、センターサーバ4のメイン動作を実行させるプログラムを記憶する。
広告記憶部43は、一般広告コンテンツ記憶領域431と、一般広告表示リスト記憶領域432と、タイアップ広告コンテンツ記憶領域433と、タイアップリスト記憶領域434と、時間調整広告コンテンツ記憶領域435とを備える。一般広告コンテンツ記憶領域431は、カラオケシステムSを利用してディスプレイ54に表示させる多数の一般広告コンテンツを記憶する。一般広告コンテンツは、タイアップリストに広告識別情報が登録されない広告コンテンツであり、カラオケ装置2により再生される楽曲に対応するタイアップ広告が存在しないときに再生される広告コンテンツ、またはカラオケ装置2により楽曲が再生されていないときに再生される広告コンテンツである。一般広告コンテンツには、広告識別情報が対応付けられている。一般広告表示リスト記憶領域432は、広告表示装置5により処理される一般広告表示リストを記憶する。一般広告表示リストは、複数の一般広告コンテンツをディスプレイ54に順次表示させる表示順序と、各一般広告コンテンツを識別するための広告識別情報と、各一般広告コンテンツを表示する表示所要時間とを対応付けるリストである。図3(b)は、一般広告表示リストのデータ構成を示す一例である。図3(b)に示すように、一般広告表示リストには、1から10までの番号の表示順序に対応付けられた10個の一般広告コンテンツの広告識別情報と、各一般広告コンテンツの表示所要時間とが含まれる。図3(b)に示す一般広告コンテンツが、一般広告表示リストに示された表示順序に従って順次読み出され、ディスプレイ54に表示される。
タイアップ広告コンテンツ記憶領域433は、カラオケ装置2により再生される楽曲に合わせて、ディスプレイ54に表示されるタイアップ広告コンテンツを記憶する。タイアップ広告コンテンツは、広告識別情報に対応付けられて記憶される。タイアップリスト記憶領域434は、タイアップリストとして、図3(a)に示すように、タイアップ広告コンテンツの広告識別情報と、告知メッセージの文字情報と、表示所要時間とを、楽曲識別情報と対応付けて記憶する。時間調整広告コンテンツ記憶領域435は、センターサーバ4から送信される時間調整広告コンテンツを記憶する。
また、曲記憶部44は、楽曲記憶領域441と、楽曲時間情報記憶領域442と、歌詞テロップ記憶領域443とを備える。楽曲記憶領域441は、カラオケの楽曲と、楽曲を識別可能な楽曲識別情報とを対応付けて記憶する。楽曲時間情報記憶領域442は、楽曲記憶領域441に記憶される楽曲について、各楽曲の楽曲識別情報と対応付けて、楽曲の構成内容を示す非歌唱時間情報を記憶する。図3(c)は、一例として、或る1曲の楽曲時間情報のデータ構成を示す説明図である。具体的には、3か所の間奏がある楽曲の例である。図3(c)に示すように、楽曲の楽曲識別情報に対応して、その楽曲の前奏開始時刻と、前奏再生時間と、間奏A開始時刻と、間奏A再生時間と、間奏B開始時刻と、間奏B再生時間と、間奏C開始時刻と、間奏C再生時間と、後奏開始時刻と、後奏再生時間とが楽曲時間情報として記憶される。楽曲の再生所要時間は、前奏開始時刻から、後奏再生時間を経過した時刻までの時間により求められる。歌詞テロップ記憶領域443は、楽曲記憶領域441に記憶された楽曲について、各楽曲がカラオケ装置2により再生されるとき、楽曲の再生に合わせて、ディスプレイ35に表示させる楽曲の歌詞テロップと、楽曲の再生が開始される直前にディスプレイ35に表示させる楽曲名とを記憶する。また、本実施形態では、広告コンテンツを記憶する広告記憶部43と、楽曲を記憶する曲記憶部44とが、共にセンターサーバ4に備えられる構成であるが、これに限らない。広告記憶部43と、曲記憶部44とは、それぞれ別体のサーバにそれぞれ設けられてもよい。
センターサーバ4のメイン動作は、センターサーバ4の管理者により電源がオンされたことにより、実行される。センターサーバ4は、一般広告コンテンツが新たに投入されると、新たな一般広告コンテンツを、広告記憶部43の一般広告コンテンツ記憶領域431に記憶する。新たな一般広告コンテンツを記憶するとき、新たな一般広告コンテンツの広告識別情報に従って、一般広告表示リストを作成し、一般広告表示リスト記憶領域432に記憶する。
センターサーバ4は、タイアップ広告コンテンツが新たに投入されると、新たなタイアップ広告コンテンツを、広告記憶部43のタイアップ広告コンテンツ記憶領域433に記憶する。新たなタイアップ広告コンテンツを記憶すると、タイアップリスト記憶領域434に記憶されたタイアップリストに、新たなタイアップ広告コンテンツの広告識別情報と、タイアップ曲を示す楽曲識別情報との対応情報が追加され、タイアップリストが更新される。
センターサーバ4は、後述する広告表示装置5からの取得要求に応じて、広告表示装置5へ、定期的に一般広告表示リストとタイアップリストとを送信する。広告表示装置5は、受信した一般広告表示リストおよびタイアップリストに含まれる広告識別情報の一般広告コンテンツまたはタイアップ広告コンテンツを記憶していないと判断すると、その記憶していない一般広告コンテンツまたはタイアップ広告コンテンツを示す広告識別情報をセンターサーバ4に送信する。センターサーバ4は、要求された一般広告コンテンツまたはタイアップ広告コンテンツを広告表示装置5へ送信する。
[広告表示装置5の構成]
広告表示装置5は、LANインタフェース部51と、制御部52と、記憶部53と、ビデオRAM57と、映像制御部58とを備える。LANインタフェース部51は、ネットワークに接続するためのインタフェースである。広告表示装置5には、ディスプレイ54が接続される。制御部52は、広告表示装置5の動作を制御する。記憶部53は、一般広告コンテンツ記憶領域531と、一般広告表示リスト記憶領域532と、タイアップ広告コンテンツ記憶領域533と、タイアップリスト記憶領域534と、時間調整広告コンテンツ記憶領域535と、再生情報記憶領域536とを備える。
一般広告コンテンツ記憶領域531は、センターサーバ4から送信される、広告識別情報が対応付けられた一般広告コンテンツを記憶する。一般広告表示リスト記憶領域532は、センターサーバ4から送信される一般広告表示リストを記憶する。広告表示装置5は、一般広告表示リストに含まれる広告識別情報に対応する一般広告コンテンツが、一般広告コンテンツ記憶領域531に記憶されていないとき、その記憶されていない一般広告コンテンツをセンターサーバ4から取得する。広告表示装置5は、電源がオンにされると、記憶領域531に記憶した一般広告コンテンツの再生が、一般広告表示リストに従って、順に開始される。
タイアップ広告コンテンツ記憶領域533は、センターサーバ4から送信されるタイアップ広告コンテンツを記憶する。タイアップリスト記憶領域534は、センターサーバ4から送信されるタイアップリストを記憶する。広告表示装置5は、タイアップリストに含まれる広告識別情報に対応するタイアップ広告コンテンツが、タイアップ広告コンテンツ記憶領域533に記憶されていないとき、その記憶されていないタイアップ広告コンテンツをセンターサーバ4から取得する。
時間調整広告コンテンツ記憶領域535は、センターサーバ4から送信される時間調整広告コンテンツを記憶する。例えば、広告表示装置5は、電源がオンされたとき、センターサーバ4から最新の時間調整広告コンテンツを受信し、記憶する。あるいは、時間調整広告コンテンツは、広告表示装置5に予め記憶されていてもよい。再生情報記憶領域536は、カラオケ装置2から送信される予約された楽曲の楽曲識別情報と予約ユーザとが対応付けられた予約リストと、広告表示装置5により再生される広告コンテンツの表示予定とを記憶する。
映像制御部58は、ビデオRAM57と協働して、制御部52による制御に従って、ディスプレイ54に広告コンテンツに従った映像を表示させる。ビデオRAM57は、ディスプレイ54に表示させる映像を一時記憶する。
[カラオケシステムの動作]
第1の実施形態のカラオケシステムSに用いられるカラオケ装置2の動作と、広告表示装置5の動作とについて、図3(a)〜図3(f2)、図4、図5、図6、および図7を用いて説明する。
広告表示装置5では、電源がオンされると、記憶部53の一般広告表示リスト記憶領域532に記憶された一般広告表示リストに従って、一般広告コンテンツが1つずつ順次再生される。例えば、広告表示装置5では、一般広告表示リスト記憶領域532に、図3(b)に示す一般広告表示リストが記憶されているとき、広告識別情報「ZZZ」の一般広告コンテンツの再生が開始され、広告識別情報「YYY」、広告識別情報「XXX」、…、広告識別情報「OOO」の広告コンテンツが順に再生される。広告表示装置5は、一般広告表示リストの広告コンテンツを繰り返し再生し、カラオケ装置2により再生される楽曲に応じて、楽曲に対応するタイアップ広告コンテンツを、一般広告コンテンツの再生に割り込んで再生する。
一方、カラオケ装置2は、電源がオンされるとき、記憶部23の所定の記憶領域に記憶されるプログラムに従って、メイン動作を実行する。図4は、カラオケ装置2におけるメイン動作の処理手順を示すフローチャートである。カラオケ装置2は、図4に示すステップS202〜ステップS240の処理を実行する。図5は、メイン処理のS212で実行される決定処理である。カラオケ装置2は、決定処理において、図5に示すステップS2122〜ステップS2180の処理を実行する。図6は、決定処理のS2140で実行される表示タイミング決定処理である。カラオケ装置2は、表示タイミング決定処理において、図6に示すステップS2141〜ステップS2152の処理を実行する。
ステップS202では、リモコン1からカラオケ装置2へ楽曲の再生を予約する要求がされたか否かが判断される。楽曲の再生を予約する要求がされたと判断されると(ステップS202:YES)、ステップS204の処理が実行される。楽曲の再生を予約する要求がされたと判断されないと(ステップS202:NO)、ステップS218の処理が実行される。例えば、カラオケ装置2が、リモコン1から、楽曲識別情報「55555」の楽曲を予約する要求を受信したとする。このとき、ステップS202では、楽曲識別情報「55555」の楽曲を予約する要求がされたと判断され(ステップS202:YES)、ステップS204の処理が実行される。
ステップS204では、リモコン1から、再生を予約する要求がされた楽曲の楽曲識別情報と、楽曲を予約したユーザIDとが取得され、再生情報記憶領域231の予約リストに記憶される。例えば、ステップS202において、楽曲識別情報「55555」の楽曲を予約する要求がされたと判断されると(ステップS202:YES)、ステップS204では、リモコン1から取得した情報に従って、再生情報記憶領域231の予約リストの1曲目に、図3(d1)に示すように、楽曲識別情報「55555」と、ユーザID「Y」とが追加され、記憶される。
ステップS206では、タイアップリスト記憶領域234に記憶された図3(a)のタイアップリストに、ステップS204において記憶された予約リストの楽曲識別情報に対応する広告識別情報が対応付けられているか否かが判断される。タイアップリストに従って、予約された楽曲に対応するタイアップ広告コンテンツが存在すると判断されると(ステップS206:YES)、ステップ208の処理が実行される。予約された楽曲に対応するタイアップ広告コンテンツが存在すると判断されないと(ステップS206:NO)、ステップ240の処理が実行される。例えば、ステップS204において予約リストの1曲目に楽曲識別情報「55555」が記憶されたとき、ステップS206では、図3(a)に示すタイアップリストに楽曲識別情報「55555」に対応する広告識別情報がないと判断され(ステップS206:NO)、ステップS240の処理が実行される。
ステップS240では、電源をオフにする指示がされたか否かが判断される。電源をオフにする指示がされたと判断されると(ステップS240:YES)、カラオケ装置2のメイン処理が終了される。電源をオフにする指示がされたと判断されないと(ステップS240:NO)、ステップS202の処理が実行される。
例えば、楽曲識別情報「55555」の楽曲を予約する要求を受信したと判断されてから、10秒後に、リモコン1から、楽曲識別情報「33333」の楽曲を予約する要求を受信したとする。このとき、楽曲識別情報「33333」の楽曲を予約する要求を受信するまでは、楽曲の予約要求があると判断されず(ステップS202:NO)、後述するステップS218〜ステップS238の処理が実行される。楽曲の予約要求があると判断されないとき(ステップS202:NO)、後述ステップS222の処理が実行されると、予約された楽曲の再生が開始される。例えば、楽曲識別情報「33333」の楽曲を予約する要求を受信するまでに、ステップS222の処理が実行されると、楽曲識別情報「55555」の楽曲の再生が開始される。
楽曲識別情報「55555」の楽曲を予約する要求を受信したと判断されてから、10秒後に、ステップS202が再度実行されたとする。再度実行されるステップS202において、例えば、カラオケ装置2は、リモコン1から、楽曲識別情報「33333」の楽曲を予約する要求を受信したとする。このとき、ステップS202では、楽曲識別情報「33333」の楽曲を予約する要求がされたと判断され(ステップS202:YES)、ステップS204の処理が実行される。
ステップS204では、再生を予約する要求がされた楽曲の楽曲識別情報と、楽曲を予約したユーザIDとが、リモコン1から取得され、再生情報記憶領域231の予約リストに記憶される。例えば、ステップS202において、楽曲識別情報「33333」の楽曲を予約する要求がされたと判断されると(ステップS202:YES)、ステップS204では、リモコン1から取得した情報に従って、再生情報記憶領域231の予約リストの2曲目に、図3(d2)に示すように、楽曲識別情報「33333」と、ユーザID「Z」とが追加され、記憶される。
ステップS206では、タイアップリスト記憶領域234に記憶されたタイアップリストに、ステップS204において予約リストに記憶された楽曲識別情報に対応する広告識別情報が対応付けられているか否かが判断される。ステップS206において、図3(a)に示すタイアップリストに、予約リストの2曲目に記憶された楽曲識別情報「33333」に対応する広告識別情報「BBB」のタイアップ広告コンテンツがあると判断されるとき(ステップS206:YES)、ステップS208の処理が実行される。
ステップS208では、広告表示装置5から、再生される広告コンテンツの表示状況が取得される。具体的には、広告コンテンツの表示状況として、広告表示装置5から、再生情報記憶領域536に記憶されるタイアップ広告コンテンツの表示予定と、広告表示装置5により再生中の広告コンテンツの再生経過時間が、広告表示装置5から取得される。例えば、広告表示装置5において、図3(b)に示す一般広告表示リストに従って一般広告コンテンツが再生され、広告識別情報「ZZZ」の再生が10秒経過しているとき、カラオケ装置2において、ステップS208が実行されると、一般広告コンテンツの広告識別情報「ZZZ」の再生経過時間「10秒」が取得される。ステップS208では、広告再生装置5において表示を予定しているタイアップ広告コンテンツがなく、再生情報記憶領域536にタイアップ広告コンテンツの表示予定が記憶されていない場合は、表示予定を取得しない。
ステップS210では、再生情報記憶領域231に記憶された予約リストに基づいて、楽曲の再生状況が取得される。具体的には、楽曲の再生状況として、再生中の楽曲の楽曲識別情報と、楽曲の再生経過時間とが取得される。例えば、最初のステップS202の処理において、楽曲識別情報「55555」の楽曲が予約され、再度実行されたステップS202の処理において、楽曲識別情報「33333」の楽曲が予約された場合、カラオケ装置2では、まず、楽曲識別情報「55555」の楽曲の再生が開始されている。このとき、ステップS210では、再生が開始された楽曲識別情報「55555」の再生経過時間が取得される。例えば、ステップS210の処理が実行される時点で、楽曲識別情報「55555」の再生が4分00秒を経過している場合、楽曲識別情報「55555」の楽曲の再生経過時間として「4分00秒」が取得される。
ステップS212では、再生が予約された楽曲に対応するタイアップ広告コンテンツの表示タイミングと、タイアップ広告コンテンツの再生を事前に告知する告知メッセージの告知タイミングとを決定する決定処理が実行される。
[決定処理]
次に、メイン処理のステップS212において実行される決定処理の処理手順を、図5を参照して説明する。
図5に示す決定処理において、ステップS2122では、ステップS204において記憶された予約リストに従って、予約リストの楽曲識別情報に対応するタイアップ広告コンテンツが、ステップS208において取得された表示予定にあるか否かが判断される。ステップS2122において、予約された楽曲の楽曲識別情報に対応するタイアップ広告コンテンツが、既に表示予定にあると判断されると(ステップS2122:YES)、ステップS2160の処理が実行される。例えば、予約リストに、直前のステップS202で予約された楽曲と、同じ楽曲または同じアーティストの楽曲が既に予約済みであった場合は、表示予定に、同じタイアップ広告コンテンツが既に登録されている可能性がある。同じタイアップ広告コンテンツは、複数回連続して再生するより、所定時間の間隔をあけて再度再生する方が、広告効果があると考えられる。そのため、ステップS2122では、同一のタイアップ広告コンテンツが複数回再生される場合は、ステップS2160の処理により、後で表示タイミングをチェックさせる。一方、ステップS2122において、予約された楽曲の楽曲識別情報に対応するタイアップ広告コンテンツが、表示予定にあると判断されないと(ステップS2122:NO)、ステップS2124の処理が実行される。
ステップS2160では、ステップS218の処理においてタイアップ広告コンテンツの表示タイミングが改めてチェックされる再チェックタイミングが設定される。
ステップS2124では、予約リストの楽曲識別情報に対応付けて記憶されたユーザIDに基づいて、ステップS202において再生を予約する要求がされたと判断された楽曲を予約したユーザが、ステップS210の再生状況に示される再生中の楽曲を予約したユーザと同一ユーザであるか否かが判断される。同一ユーザであると判断されると(ステップS2124:YES)、ステップS2140の処理が実行される。同一ユーザであると判断されないと(ステップS2124:NO)、ステップS2126の処理が実行される。例えば、ユーザID「Z」が楽曲識別情報「33333」を予約する要求がされ、ユーザID「Y」が予約した楽曲識別情報「55555」の楽曲が再生されているとき、ステップS202では、同一ユーザでないと判断され(ステップS2124:NO)、ステップS2126の処理が実行される。
ステップS2126では、ステップS206において、タイアップ広告コンテンツがあると判断された楽曲のタイアップ広告コンテンツについて、再生順序が決定される。例えば、ステップS206において、タイアップ広告コンテンツである広告識別情報「BBB」の広告コンテンツがあると判断されると、図3(e1)に示すように、タイアップ広告コンテンツの表示予定の1番目に、広告識別情報「BBB」の再生順序が決定され、再生情報記憶領域231に記憶される。
ステップS2128では、ステップS210において取得された楽曲の再生状況と、楽曲時間情報記憶領域233に記憶された楽曲時間情報とに従って、再生中の楽曲の残り再生時間が取得される。例えば、ステップ210において、楽曲の再生状況として、楽曲識別情報「55555」の楽曲の再生経過時間の「4分00秒」が取得されたとき、ステップS2128では、図3(c)に示すように楽曲識別情報「55555」の総再生時間が「5分00秒」であることに従って、楽曲の残り再生時間「1分00秒」が取得される。
ステップS2130では、楽曲の再生状況と、楽曲時間情報記憶領域233に記憶された楽曲時間情報とに従って、予約リストの楽曲のうち、直前のステップS202において予約された楽曲より前に再生の予約がされた楽曲であり、且つ未再生の楽曲の再生が全て完了するまでの完了予定時間が取得される。例えば、直前のステップS202において、図3(d2)に示すように楽曲識別情報「33333」が予約されたとき、楽曲識別情報「55555」が再生中である。この場合は、ステップS202において予約された楽曲識別情報「33333」の楽曲より先に再生される楽曲はないため、完了予定時間は、取得されない。あるいは、完了予定時間として「0分00秒」が取得される。
ステップS2132では、ステップS208において取得された広告コンテンツの表示状況と、記憶部23に記憶された一般広告表示リストまたはタイアップリストにおける広告コンテンツの表示所要時間とに従って、再生中の広告コンテンツの広告残り時間が取得される。例えば、ステップS208において、広告識別情報「ZZZ」の再生経過時間「10秒」が取得されたとき、ステップS2132では、図3(b)に示す一般広告表示リストの広告識別情報「ZZZ」の表示所要時間「30秒」に基づいて、広告識別情報「ZZZ」の広告残り時間「0分20秒」が取得される。
ステップS2134では、ステップS2126において、再生順序が決定され、再生情報記憶領域231に記憶されたタイアップ広告コンテンツの表示予定と、図3(a)のタイアップリストのタイアップ広告コンテンツの表示所要時間とに従って、表示予定のタイアップ広告コンテンツの表示完了時間が取得される。例えば、ステップS2126において、図3(e1)に示すように、表示予定に広告識別情報「BBB」が決定されているとき、図3(a)に示すタイアップリストに従って、広告識別情報「BBB」の表示所要時間「0分30秒」が表示完了時間として取得される。
ステップS2136では、直前のステップS202において予約された楽曲の再生が開始される時間と、表示予定のタイアップ広告コンテンツの再生が完了するまでの時間とが比較され、予約された楽曲の再生が開始される時間までに、タイアップ広告コンテンツの再生を、完了可能か否かが判断される。予約された楽曲の再生が開始される時間は、ステップS2128において取得された楽曲の残り再生時間と、ステップS2130において取得された完了予定時間との和である。表示予定のタイアップ広告コンテンツの再生が完了するまでの時間は、ステップS2132において取得された広告残り時間と、ステップS2134において取得された表示完了時間との和である。例えば、楽曲識別情報「55555」の残り再生時間が「1分00秒」であり、完了予定時間が「0分00秒」であれば、予約された楽曲識別情報「33333」の楽曲の再生が開始されるまでの時間は「1分00秒」である。広告識別情報「ZZZ」の広告残り時間が「0分20秒」であり、広告識別情報「BBB」の表示完了時間が「0分30秒」であれば、広告識別情報「BBB」の再生が完了するまでの時間は「0分50秒」である。ステップS202において再生を予約する要求があったと判断され、ステップS204において予約リストへ追加された楽曲の再生が開始されるまでに、タイアップ広告コンテンツの再生が完了すると判断されたとき(ステップS2136:YES)、ステップS2138の処理が実行される。例えば、楽曲の再生が開始されるまでの時間が「1分00秒」、タイアップ広告コンテンツの再生が完了するまでの時間が「0分50秒」の場合は、ステップS2136ではYESと判断され、ステップS2138の処理が実行される。ステップS202において再生を予約する要求があったと判断され、ステップS204において予約リストへ追加された楽曲の再生が開始されるまでに、タイアップ広告コンテンツの再生が完了すると判断されないとき(ステップS2136:NO)、ステップS2140の処理が実行される。
ステップS2138では、一般広告表示リストの一般広告コンテンツと、タイアップ広告コンテンツとが再生される順序と、タイアップ広告コンテンツの表示タイミングが決定される。例えば、広告識別情報「ZZZ」の広告コンテンツが再生されているとき、表示予定の1番目の広告識別情報「BBB」の表示タイミングは、広告識別情報「ZZZ」の再生完了後と決定される。決定された表示タイミングは、広告再生装置5へ通知される。表示予定の広告識別情報「BBB」の再生が完了されると、再び、広告識別情報「YYY」以降の一般広告コンテンツが、順次再生されると決定される。
ステップS2180では、決定処理のステップS2138または後述するステップS2140の処理により表示タイミングが決定されたタイアップ広告コンテンツの告知メッセージが決定される。具体的には、告知メッセージとして、告知タイミングと、告知内容とが決定される。告知タイミングは、例えば、ステップS2180の処理がおこなわれたときや、タイアップ広告コンテンツの再生が開始される直前である5秒前などに決定する。また、ステップS2180において告知メッセージを決定する対象のタイアップ広告コンテンツが再生されるまでに、複数の他のタイアップ広告コンテンツが表示予定にあるときは、表示予定の各タイアップ広告コンテンツが切り換えられるときにも、告知タイミングを決定してもよい。告知内容は、タイアップ広告コンテンツの再生予定までの時間または、タイアップ広告コンテンツの再生予定までに再生される広告コンテンツの数の情報を含む、予約された楽曲に対応するタイアップ広告が再生されることを通知する情報である。
例えば、表示予定に、図3(e1)に示す広告識別情報「BBB」があるとき、広告識別情報「BBB」のタイアップ広告コンテンツは、再生中の広告識別情報「ZZZ」の後に、再生される。この場合、ステップS2180では、広告識別情報「BBB」について、図3(f1)に示すように、「サブモニタに表示されるこの後の広告で、予約された曲のアーティストに関する広告を表示します。」の告知メッセージを0秒後(今すぐ)に、「サブモニタに表示される5秒後の広告で、予約された曲のアーティストに関する広告を表示します。」の告知メッセージを、広告識別情報「ZZZ」の再生完了の5秒前である15秒後に表示すると決定される。
[表示タイミング決定処理]
決定処理において、ステップS2124においてYESと判断されたとき、または、ステップS2136においてNOと判断されたとき、ステップS2140の表示タイミング決定処理が実行される。ステップS2140では、楽曲の再生中に、タイアップ広告コンテンツを再生させるタイミングを決定する表示タイミング決定処理が実行される。表示タイミング決定処理では、図6に示すステップS2141〜ステップS2152の処理が実行される。表示タイミング決定処理における楽曲は、表示タイミング決定処理が実行されるときに再生中の楽曲、または直前のステップS202において予約された楽曲である。
ステップS2141では、楽曲の前奏が再生される時間に、タイアップ広告コンテンツの再生完了を可能か否かが判断される。楽曲の前奏再生時間が、タイアップ広告コンテンツの表示所要時間より長いとき、楽曲の前奏が再生される時間に、タイアップ広告コンテンツの再生完了であると判断される。具体的には、楽曲の前奏再生時間が、楽曲時間情報記憶領域233から読み出され、タイアップ広告コンテンツの表示所要時間が、タイアップリスト記憶領域234から読み出される。読み出された楽曲の前奏再生時間と、タイアップ広告コンテンツの表示所要時間とが比較される。楽曲の前奏再生時間が、タイアップ広告コンテンツの表示所要時間より長いと判断されるとき(ステップS2141:YES)、ステップS2142が実行される。楽曲の前奏再生時間が、タイアップ広告コンテンツの表示所要時間より長いと判断されないとき(ステップS2141:NO)、ステップS2144が実行される。
ステップS2142では、タイアップ広告コンテンツを、楽曲の前奏と合わせて表示すると決定される。具体的には、楽曲の前奏が開始されるとき、タイアップ広告コンテンツの表示を開始させると決定する。ステップS2142では、タイアップ広告コンテンツの表示タイミングであるタイアップ広告コンテンツの表示開始時刻として、楽曲の前奏が開始される時刻が決定される。ステップS2142の処理が行われると、続けてステップS2143の処理が行われる。
ステップS2143では、タイアップ広告コンテンツの告知メッセージの表示を開始する表示開始時刻である告知タイミングとして、楽曲の前奏が再生される前の時刻が決定される。例えば、楽曲名がディスプレイ35に表示される時刻が告知タイミングとして決定される。ステップS2143の処理が行われると、次に、ステップS2144の処理が行われる。
ステップS2144では、記憶部23から読み出された楽曲の間奏再生時間と、タイアップ広告コンテンツの表示所要時間とが比較され、楽曲の間奏が再生される時間に、タイアップ広告コンテンツの再生完了を可能か否かが判断される。楽曲の間奏再生時間が、タイアップ広告コンテンツの表示所要時間より長いと判断されるとき(ステップS2144:YES)、ステップS2145が実行される。楽曲の間奏再生時間が、タイアップ広告コンテンツの表示所要時間より長いと判断されないとき(ステップS2144:NO)、ステップS2147が実行される。
ステップS2145では、タイアップ広告コンテンツを、楽曲の間奏と合わせて表示すると決定される。具体的には、タイアップ広告コンテンツの表示所要時間より長いと判断された間奏が開始されるとき、タイアップ広告コンテンツの表示を開始させると決定される。ステップS2145では、タイアップ広告コンテンツの表示タイミングであるタイアップ広告コンテンツの表示開始時刻として、楽曲の間奏が開始される時刻が決定される。ステップS2145の処理が行われると、続けてステップS2146の処理が行われる。
ステップS2146では、タイアップ広告コンテンツの告知メッセージの表示を開始する表示開始時刻である告知タイミングとして、楽曲の間奏の再生が開始される前の時刻が決定される。例えば、告知タイミングとして楽曲の間奏の再生が開始される5秒前の時刻が決定される。なお、タイアップ広告コンテンツと対応する楽曲に、間奏が複数存在するとき、各間奏について、ステップS2144〜ステップS2146の処理が行われる。
ステップS2147では、記憶部23から読み出された楽曲の後奏再生時間と、タイアップ広告コンテンツの表示所要時間とが比較され、楽曲の後奏が再生される時間に、タイアップ広告コンテンツの再生完了を可能か否かが判断される。楽曲の後奏再生時間が、タイアップ広告コンテンツの表示所要時間より長いと判断されるとき(ステップS2147:YES)、ステップS2148が実行される。楽曲の後奏再生時間が、タイアップ広告コンテンツの表示所要時間より長いと判断されないとき(ステップS2147:NO)、ステップS2150が実行される。
ステップS2148では、タイアップ広告コンテンツを、楽曲の後奏と合わせて表示すると決定される。ステップS2148では、タイアップ広告コンテンツの表示タイミングであるタイアップ広告コンテンツの表示開始時刻として、楽曲の後奏が開始される時刻が決定される。具体的には、楽曲の後奏が開始されるとき、タイアップ広告コンテンツの表示を開始させると決定される。ステップS2148の処理が行われると、続けてステップS2149の処理が行われる。
ステップS2149では、タイアップ広告コンテンツの告知メッセージの表示を開始する表示開始時刻である告知タイミングとして、楽曲の後奏の再生が開始される前の時刻が決定される。例えば、告知タイミングとして楽曲の後奏の再生が開始される5秒前の時刻が決定される。
ステップS2150では、タイアップ広告コンテンツの表示所要時間よりも、楽曲の前奏、間奏、後奏のいずれの再生時間も短いと判断されたか否かが判断される。タイアップ広告コンテンツの表示所要時間よりも、楽曲の前奏、間奏、後奏のいずれの再生時間も短いとき(ステップS2150:YES)、ステップS2151の処理が実行される。ステップS2141、ステップS2144、及びステップS2147のいずれかの処理において、楽曲の前奏、間奏、後奏のいずれかの再生時間がタイアップ広告コンテンツの表示所要時間よりも長いと判断されたとき(ステップS2150:NO)、ステップS2180の処理が実行される。
ステップS2151では、タイアップ広告コンテンツを、楽曲の後奏と合わせて表示すると決定される。ステップS2151では、タイアップ広告コンテンツの表示タイミングであるタイアップ広告コンテンツの表示開始時刻として、楽曲の後奏が開始される時刻が決定される。ステップS2151において、楽曲の後奏と合わせてタイアップ広告コンテンツを表示すると決定された場合は、楽曲の後奏の再生が終了された後も、タイアップ広告コンテンツは表示される。ステップS2151の処理が行われると、続けてステップS2152の処理が実行される。
ステップS2152では、タイアップ広告コンテンツの告知メッセージの表示を開始する表示開始時刻である告知タイミングとして、楽曲の後奏の再生が開始される前の時刻が決定される。例えば、告知タイミングとして楽曲の後奏の再生が開始される5秒前の時刻が決定される。ステップS2152の処理が行われると、前述のステップS2180の処理と、ステップS214の処理とが実行される。
ステップS214では、決定処理と、予約リストに従って再生される楽曲の再生状況とに従って、タイアップ広告コンテンツに対応する楽曲が再生されるより前に、タイアップ広告コンテンツを再生可能であるか否かが判断される。タイアップ広告コンテンツを再生可能であると判断されたとき(ステップS214:YES)、ステップS216の処理が実行される。タイアップ広告コンテンツを再生可能であると判断されないとき(ステップS214:NO)、ステップS240の処理が実行される。
ステップS216では、タイアップ広告コンテンツが、楽曲の再生前に再生されることを事前に告知する告知メッセージが、決定処理のステップS2180の処理により通知された告知タイミングに従ってディスプレイ35に表示される。
ステップS240では、電源をオフにする指示がされたと判断されないとき(ステップS240:NO)、再度、ステップS202の処理が実行される。
再び実行されるステップS202では、例えば、カラオケ装置2が、リモコン1から、楽曲識別情報「11111」の楽曲を予約する要求を受信したとする。リモコン1から楽曲識別情報「11111」の楽曲を予約する要求を受信したことにより、ステップS202において、楽曲識別情報「11111」の楽曲を予約する要求がされたと判断されると(ステップS202:YES)、ステップS204の処理が実行される。
ステップS204では、ステップS202において楽曲識別情報「11111」の楽曲を予約する要求がされたと判断されたとき、再生情報記憶領域231に記憶される予約リストの3曲目に、図3(d3)に示すように、楽曲識別情報「11111」と、ユーザID「X」とが追加され、記憶される。
ステップS206では、図3(a)に示すタイアップリストに、予約された楽曲識別情報「11111」に対応する広告識別情報「AAA」があると判断され(ステップS206:YES)、ステップ208の処理が実行される。
ステップS208では、広告表示装置5から、広告コンテンツの表示状況として、再生中の広告コンテンツの再生経過時間と、タイアップ広告コンテンツの表示予定とが、取得される。例えば、図3(b)に示す一般広告表示リストの広告識別情報「ZZZ」の再生が、20秒を経過しているとき、カラオケ装置2は、広告識別情報「ZZZ」の再生経過時間「20秒」と、前回のステップS2126において記憶された図3(e1)に示すタイアップ広告コンテンツの表示予定の1番目の広告識別情報「BBB」とが、広告表示装置5から取得される。
ステップS210では図3(d3)に示す予約リストに基づいて、楽曲の再生状況として、再生中の楽曲の楽曲識別情報と、楽曲の再生経過時間とが取得される。例えば、再度実行されたステップS202において、楽曲識別情報「11111」の楽曲が予約されたとき、カラオケ装置2では、1曲目の楽曲識別情報「55555」の楽曲の再生が開始されているとする。ステップS210では、楽曲識別情報「55555」の再生経過時間が取得される。例えば、ステップS210の処理が実行される時点で、楽曲識別情報「55555」の再生が4分10秒を経過している場合、楽曲識別情報「55555」の楽曲の再生経過時間「4分10秒」が取得される。ステップS210が実行されると、ステップS212の決定処理が再度実行される。
決定処理では、まず、ステップS2122において、予約された楽曲の楽曲識別情報に対応するタイアップ広告コンテンツが、ステップS208において取得された表示予定に含まれるか否かが判断される。予約された楽曲の楽曲識別情報「11111」に対応するタイアップ広告コンテンツが、既に図3(e1)に示す表示予定に含まれると判断されないと(ステップS2122:NO)、ステップS2124の処理が実行される。
ステップS2124では、予約リストの楽曲識別情報に対応付けて記憶されたユーザIDに基づいて、楽曲を予約したユーザが、再生中の楽曲を予約したユーザと同一ユーザであるか否かが判断される。例えば、ステップS202において、ユーザID「Z」が楽曲識別情報「33333」を予約する要求がされたとき、再生されている楽曲識別情報「55555」の楽曲の予約者はユーザID「Y」であるため、同一ユーザでないと判断され(ステップS2124:NO)、ステップS2126の処理が実行される。
ステップS2126では、楽曲のタイアップ広告コンテンツについて、再生順序が決定される。例えば、ステップS206において、楽曲識別情報「11111」に対応するタイアップ広告コンテンツである広告識別情報「AAA」があると判断されると、図3(e2)に示すように、タイアップ広告コンテンツの表示予定の2番目に、広告識別情報「AAA」の再生順序が決定される。このとき、タイアップ広告コンテンツに優先度を付し、優先度が高いタイアップ広告コンテンツの表示予定を最先としても良い。例えば、表示予定の1番目に記憶されている広告識別情報「BBB」の優先度より、広告識別情報「AAA」の優先度を高く設定し、広告識別情報「AAA」を表示予定の1番目としてもよい。
ステップS2128では、再生中の楽曲の残り再生時間が取得される。例えば、ステップ210において、楽曲識別情報「55555」の楽曲の再生経過時間「4分10秒」が取得されたとき、図3(c)に示すように楽曲識別情報「55555」の総再生時間が「5分00秒」であることから、ステップS2128では、楽曲の残り再生時間「0分50秒」が取得される。
ステップS2130では、直前のステップS202において予約された楽曲より前に再生される楽曲であり、且つ未再生である再生が完了するまでの完了予定時間が取得される。直前のステップS202において、図3(d3)に示すように楽曲識別情報「11111」が予約されたとき、楽曲識別情報「55555」が再生中であり、楽曲識別情報「33333」が未再生の楽曲である。例えば、楽曲識別情報「33333」の総再生時間が「3分00秒」であるとき、ステップS2130では、完了予定時間として「3分00秒」が取得される。
ステップS2132では、再生中の広告コンテンツの広告残り時間が取得される。例えば、ステップS208において、広告識別情報「ZZZ」の広告コンテンツの再生経過時間「20秒」が取得されたとき、ステップS2132では、図3(b)に示す一般広告表示リストに従って、表示所要時間30秒の広告識別情報「ZZZ」の広告残り時間「0分10秒」が取得される。
ステップS2134では、表示予定のタイアップ広告コンテンツの表示完了時間が取得される。例えば、ステップS2126において、図3(e2)に示す表示予定に、楽曲識別情報「33333」に対応する広告識別情報「BBB」と、楽曲識別情報「11111」に対応する広告識別情報「AAA」とが決定されているとき、図3(a)に示すタイアップリストに従って、広告識別情報「BBB」の表示所要時間「0分30秒」と、広告識別情報「AAA」の表示所要時間「0分30秒」との和である「1分00秒」が表示完了時間として取得される。
ステップS2136では、予約された楽曲識別情報「11111」の再生が開始される時間までに、タイアップ広告コンテンツ「AAA」の再生を、完了可能か否かが判断される。例えば、ステップS2128において取得された楽曲識別情報「55555」の残り再生時間が「0分50秒」であり、ステップS2130において取得された完了予定時間が「3分00秒」であれば、予約された楽曲識別情報「11111」の楽曲の再生が開始されるまでの時間は、「3分50秒」である。ステップS2132の処理により取得された広告残り時間が「0分10秒」であり、ステップS2134の処理により取得された表示完了時間が「1分00秒」であるとき、タイアップ広告コンテンツの広告識別情報「AAA」の再生が完了するまでの時間は「1分10秒」である。このとき、楽曲識別情報「11111」の楽曲の再生が開始されるまでの時間が「3分50秒」、広告識別情報「AAA」のタイアップ広告コンテンツの再生が完了するまでの時間が「1分10秒」のため、ステップS2136ではYESと判断され、ステップS2138の処理が実行される。
ステップS2138では、一般広告表示リストの一般広告コンテンツと、タイアップ広告コンテンツとが再生される順序と、タイアップ広告コンテンツの表示タイミングが決定される。例えば、広告識別情報「ZZZ」の広告コンテンツが再生され、表示予定の1番目に広告識別情報「BBB」が決定されているとき、表示予定の2番目の広告識別情報「AAA」の表示タイミングは、広告識別情報「BBB」の再生完了後と決定される。決定された表示タイミングは、広告再生装置5へ通知される。表示予定の広告識別情報「AAA」の再生が完了されると、再び、広告識別情報「YYY」以降の一般広告コンテンツが、順次再生されると決定される。
ステップS2180では、決定されたタイアップ広告コンテンツの告知メッセージが決定される。例えば、決定処理の処理により、図3(e2)に示すように、表示予定の2番目に広告識別情報「AAA」が登録されたとき、広告識別情報「AAA」のタイアップ広告コンテンツは、再生中の広告識別情報「ZZZ」の一般広告コンテンツと、広告識別情報「BBB」のタイアップ広告コンテンツとが再生された後に、再生される。この場合、ステップS2180では、広告識別情報「AAA」のタイアップ広告コンテンツについて、図3(f2)に示すように、「サブモニタに表示される2つの後の広告で、予約された曲のアーティストに関する広告を表示します。」の告知メッセージを0秒後(今すぐ)に、「サブモニタに表示されるこの後の広告で、予約された曲のアーティストに関する広告を表示します。」の告知メッセージを、広告識別情報「ZZZ」の再生完了がされるときである10秒後に、「サブモニタに表示される5秒後の広告で、予約された曲のアーティストに関する広告を表示します。」の告知メッセージを、広告識別情報「ZZZ」に続いて再生される広告識別情報「BBB」の再生完了の5秒前である35秒後に表示すると決定される。
ステップS2180が実行された後は、ステップS214、ステップS216、ステップS240の処理が実行される。ステップS240において、電源をオフにする指示がされたと判断されないと(ステップS240:NO)、ステップS202の処理が実行される。ステップS202において、カラオケ装置2へ楽曲の再生を予約する要求がされたと判断されないと(ステップS202:NO)、ステップS218の処理が実行される。
ステップS218では、タイアップ広告コンテンツの表示タイミングを改めてチェックする再チェックタイミングになったか否かが判断される。タイアップ広告コンテンツの再チェックタイミングになったと判断されると(ステップS218:YES)、ステップS208の処理が実行される。タイアップ広告コンテンツの再チェックタイミングになったと判断されないと(ステップS218:NO)、ステップS220の処理が実行される。
ステップS220では、予約リストに記憶された楽曲が再生タイミングになったか否かが判断される。楽曲が再生タイミングになったと判断されると(ステップS220:YES)、ステップS222の処理が実行される。楽曲が再生タイミングになったと判断されないと(ステップS220:NO)、ステップS224の処理が実行される。
ステップS222では、楽曲の再生が開始される。S222において、楽曲の再生が開始されるとき、楽曲の再生経過時間のカウントが開始される。
ステップS224では、タイアップ広告コンテンツの告知タイミングとなったか否かが判断される。告知タイミングとなったと判断されると(ステップS226:YES)、ステップS226の処理が実行される。告知タイミングとなったと判断されないと(ステップS226:NO)、ステップS228の処理が実行される。
ステップS226では、タイアップ広告コンテンツの存在と、再生時期とが、告知メッセージとして、ディスプレイ35に表示される。告知メッセージにおいては、告知メッセージが表示される時点から、タイアップ広告コンテンツが再生されるまでに再生される広告コンテンツの予定広告数とともに表示される。詳細には、後述する決定処理のステップS2138において、決定される広告コンテンツの表示予定に従って、表示予定から1を引いた数を予定広告数として、タイアップ広告コンテンツの存在と、再生時期とを示す告知メッセージがディスプレイ35に表示される。ステップS226の処理が実行されると、例えば、ディスプレイ35には、「サブモニタに表示される2つ後の広告で、予約された曲のアーティストに関連する広告を表示します。」という告知メッセージが表示される。
ステップS228では、タイアップリストの更新タイミングとなったか否かが判断される。タイアップリストの更新タイミングとしては、定期的にセンターサーバ4からリストを取得する更新タイミングが設定される。具体的には、タイアップリストの前回の取得時から、所定時間が経過したとき、ステップS228では、更新タイミングとなったと判断される。タイアップリストの更新タイミングとなったと判断されると(ステップS228:YES)、ステップS230の処理が行われる。タイアップリストの更新タイミングとなったと判断されないと(ステップS228:NO)、ステップS232の処理が行われる。ステップS230では、最新のタイアップリストが、センターサーバ4から取得される。
ステップS232では、タイアップ広告コンテンツが再生されるまでの待ち時間が、広告表示装置5から要求されたか否かが判断される。広告表示装置5から、タイアップ広告コンテンツの再生待ち時間が要求されたと判断されると(ステップS232:YES)、ステップS234の処理が実行される。広告表示装置5から、タイアップ広告コンテンツの再生待ち時間が要求されたと判断されないと(ステップS232:NO)、ステップS236の処理が実行される。ステップ234では、タイアップ広告コンテンツが再生されるまでの待ち時間が、広告表示装置5へ送信される。
ステップS236では、一般広告表示リストに従って広告表示装置5において再生される一般広告コンテンツが、新たな広告コンテンツに切り替えられることを示す切り替わり通知を、広告表示装置5から受信したか否かが判断される。切り替わり通知を受信したと判断されると(ステップS236:YES)、ステップS238の処理が実行される。切り替わり通知を受信したと判断されないと(ステップS236:NO)、ステップS240の処理が実行される。ステップS238では、タイアップ広告コンテンツの告知メッセージの告知タイミングと、告知内容とを、切り替わり通知を受信したタイミングに応じて更新する。
ステップS240では、電源をオフにする指示がされたか否かが判断される。電源をオフにする指示がされたと判断されると(ステップS240:YES)、カラオケ装置2のメイン処理が終了される。
[広告表示装置5の処理]
次に、第1の実施形態のカラオケシステムSに用いられる広告表示装置5の動作および作用について、図7を参照して説明する。図7は、広告表示装置5におけるメイン動作の処理手順を示すフローチャートである。なお、広告表示装置5にメイン動作を実行させるプログラムは、記憶部53の所定の記憶領域に記憶されている。広告表示装置5のメイン動作は、例えば、広告表示装置5の電源がオンされたことにより、実行される。以下、図7に示すステップS102〜ステップS138のメイン処理は、すべて制御部52により実行される。
ステップS102では、一般広告表示リストと、タイアップリストとが更新されたか否かが判断される。一般広告表示リストと、タイアップリストとを、定期的にセンターサーバ4へ問い合わせることにより、各リストが更新されたか否かを判断する。一般広告表示リストと、タイアップリストとが更新されたと判断されると(ステップS102:YES)、ステップS104の処理が実行される。一般広告表示リストと、タイアップリストとが更新されたと判断されないと(ステップS102:NO)、ステップS108の処理が実行される。
ステップS102において一般広告表示リストと、タイアップリストとの更新があると判断されると、ステップS104においてセンターサーバ4から一般広告表示リストと、タイアップリストとが取得される。取得された一般広告表示リストは、記憶部53の一般広告表示リスト記憶領域532に記憶され、取得されたタイアップリストは、記憶部53のタイアップリスト記憶領域534に記憶される。
ステップS106では、ステップS104で取得された一般広告表示リストと、タイアップリストとに従って、センターサーバ4から一般広告コンテンツと、タイアップ広告コンテンツとが取得される。取得された一般広告コンテンツは、記憶部53の一般広告コンテンツ記憶領域531に記憶される。取得されたタイアップ広告コンテンツは、記憶部53のタイアップ広告コンテンツ記憶領域533に記憶される。
ステップS108では、カラオケ装置2からタイアップリストの送信要求がされたか否かが判断される。タイアップリストの送信要求がされたと判断されると(ステップS108:YES)、ステップS110の処理が実行される。タイアップリストの送信要求がされたと判断されないと(ステップS108:NO)、ステップS112の処理が実行される。ステップS110では、カラオケ装置2へタイアップリストが送信される。
ステップS112では、広告表示装置5により再生されている広告コンテンツの表示状況が、カラオケ装置2から要求されたか否かが判断される。表示状況が要求されたと判断されると(ステップS112:YES)、ステップS114の処理が実行される。表示状況が要求されたと判断されないと(ステップS112:NO)、ステップS116の処理が実行される。ステップS114では、広告コンテンツの表示状況として、再生中の広告コンテンツの再生経過時間と、広告コンテンツの表示予定とがカラオケ装置2へ送信される。具体的には、再生中の広告コンテンツの再生開始からの経過時間と、一般広告表示リストに含まれる各広告コンテンツの表示所要時間と、タイアップリストに含まれる各タイアップ広告コンテンツの表示所要時間とが、カラオケ装置2へ送信される。
ステップS116では、タイアップ広告コンテンツの表示タイミングが、カラオケ装置2から通知されたか否かが判断される。タイアップ広告コンテンツの表示タイミングは、ステップS2180において広告表示装置5に通知される。表示タイミングが通知されたと判断されると(ステップS116:YES)、ステップS118の処理が実行される。表示タイミングが通知されたと判断されないと(ステップS116:NO)、ステップS120の処理が実行される。ステップS118では、ステップS116において通知されたと判断された表示タイミングが、タイアップ広告コンテンツに対応付けて記憶される。
ステップS120では、タイアップ広告コンテンツの表示タイミングになったか否かが判断される。タイアップ広告コンテンツの表示タイミングになったと判断されると(ステップS120:YES)、ステップS122の処理が実行される。タイアップ広告コンテンツの表示タイミングになったと判断されないと(ステップS120:NO)、ステップS132の処理が実行される。
ステップS122では、ステップS120において表示タイミングとなったと判断されたタイアップ広告コンテンツを再生する。
ステップS124では、ステップS122においてタイアップ広告コンテンツが再生されることにより、再生される広告コンテンツが切り替わったことが、カラオケ装置2へ通知される。
ステップS126では、カラオケ装置2により楽曲が再生されている再生中に、タイアップ広告コンテンツを再生させるか否かが判断される。楽曲の再生中に、タイアップ広告コンテンツを再生させると判断されたとき(ステップS126:YES)、ステップS128の処理が実行される。楽曲の再生中に、タイアップ広告コンテンツを再生させると判断されないとき(ステップS126:NO)、ステップS138の処理が実行される。
ステップ128では、カラオケ装置2から、ステップS126において楽曲の再生中に再生させると判断されたタイアップ広告コンテンツを再生されるまでの待ち時間が取得される。ステップS130では、ステップS128において取得された待ち時間に応じて、タイアップ広告コンテンツを再生させる表示タイミングが変更される。
ステップS132では、時間調整広告コンテンツを再生させる表示タイミングとなったか否かが判断される。具体的には、時間調整広告コンテンツは、広告コンテンツの表示予定に従って広告コンテンツが再生されるとき、タイアップ広告コンテンツの一つ前に再生される広告コンテンツの再生終了と、そのタイアップ広告コンテンツの再生が開始される表示タイミングとの間に、空き時間が存在する場合に、その空き時間に表示させ、タイアップ広告コンテンツの表示タイミングが来たら強制的に終了させることが可能な静止画等の広告コンテンツである。タイアップ広告コンテンツの一つ前に再生される広告コンテンツの再生終了と、タイアップ広告コンテンツの再生が開始される表示タイミングとの間に、空き時間が存在すると判断されたか否かにより、表示タイミングとなったか否かが判断される。時間調整広告コンテンツの表示タイミングとなったと判断されると(ステップS132:YES)、ステップS134の処理が実行される。ステップS134では、時間調整広告コンテンツが再生される。ステップS134が実行されると、続いて、ステップS122の処理が実行される。
時間調整広告コンテンツの表示タイミングとなったと判断されないと(ステップS132:NO)、ステップS136の処理が実行される。ステップS136では、一般広告表示リストに従って、一般広告コンテンツが1つ再生される。
ステップS138では、電源をオフにする指示がされたか否かが判断される。電源をオフにする指示がされたと判断されると(ステップS138:YES)、広告表示装置5のメイン処理が終了される。電源をオフにする指示がされたと判断されないと(ステップS138:NO)、ステップS102の処理が実行される。
[第2の実施形態]
以下、本発明の第2の実施形態について、説明する。
第1の実施形態と、第2の実施形態とは、タイアップ広告コンテンツの表示タイミングと、告知メッセージの告知タイミングとを決定する装置が、異なる点で相違する。第1の実施形態では、タイアップ広告コンテンツの表示タイミングと、タイアップ広告コンテンツの告知タイミングとが、カラオケ装置2により決定されていた。タイアップ広告コンテンツの表示タイミングと、タイアップ広告コンテンツの告知タイミングとは、広告表示装置5により決定される構成であってもよい。第2の実施形態では、広告表示装置5において、タイアップ広告コンテンツの表示タイミングと、タイアップ広告コンテンツの告知タイミングとが決定される。第2の実施形態は、他の部分の構成及び処理について、第1の実施形態と同じであるので、相違する構成についてのみ詳述し、同じ構成についてその説明を省略する。
[広告表示装置5の動作]
第2の実施形態の広告表示装置5の動作および作用について、図8を参照して説明する。図8は、広告表示装置5におけるメイン動作の処理手順を示すフローチャートである。第2の実施形態では、電源がオンされた広告表示装置5の制御部52により、図8に示すステップS602〜ステップS638のメイン処理が実行される。
ステップS602では、カラオケ装置2から予約リストが取得される。取得された予約リストは、再生情報記憶領域536に記憶される。ステップS604では、一般広告表示リストと、タイアップリストとの更新があるか否かが判断される。ステップS604では、センターサーバ4に、一般広告表示リストとタイアップリストとを問い合わせ、更新があるか否かが判断される。ステップS606では、センターサーバ4から、一般広告表示リストとタイアップリストとを取得する。取得した一般広告表示リストは、一般広告表示リスト記憶領域532に記憶され、タイアップリストは、タイアップリスト記憶領域534に記憶される。ステップS608では、ステップS606において取得した一般広告表示リストと、タイアップリストとに含まれる広告識別情報に対応する広告コンテンツのうち、記憶部53に記憶されていない一般広告コンテンツと、タイアップ広告コンテンツとが、センターサーバ4から取得される。取得された一般広告コンテンツは、一般広告コンテンツ記憶領域531に記憶され、取得されたタイアップ広告コンテンツは、タイアップ広告コンテンツ記憶領域533に記憶される。
ステップS610では、ステップS602において取得された予約リストの楽曲識別情報に対応するタイアップ広告コンテンツを示す広告識別情報が、タイアップリストに含まれるか否かが判断される。タイアップリストに、予約リストの楽曲識別情報と対応する広告識別情報のタイアップ広告コンテンツがあると判断されると(ステップS610:YES)、ステップS614の処理が実行される。タイアップリストに、予約リストの楽曲識別情報と対応する広告識別情報のタイアップ広告コンテンツがあると判断されないと(ステップS610:NO)、ステップS612の処理が実行される。
ステップS612では、タイアップ広告コンテンツの表示タイミングについて、再チェックタイミングとなったか否かが判断される。再チェックタイミングとなったと判断されると(ステップS612:YES)、ステップS614の処理が実行される。再チェックタイミングとなったと判断されないと(ステップS612:NO)、ステップS620の処理が実行される。
ステップS614では、現在の広告コンテンツの表示状況と、タイアップ広告コンテンツの再生予定とが取得される。ステップS616では、カラオケ装置2から楽曲の再生状況と予約リストに従った楽曲の再生予定とを取得する。ステップS618では、タイアップ広告コンテンツの表示タイミングと、タイアップ広告コンテンツの告知タイミングとの決定処理が実行される。決定処理は、図5に示す処理と同一である。また、決定処理において、表示タイミング決定処理が実行される。表示タイミング決定処理は、図6に示す処理と同一である。
ステップS620では、タイアップ広告コンテンツの表示タイミングになったか否かが判断される。広告コンテンツの表示タイミングになったと判断されると(ステップS620:YES)、ステップS626の処理が実行される。広告コンテンツの表示タイミングになったと判断されないと(ステップS620:NO)、ステップS622の処理が実行される。
ステップS622では、時間調整広告コンテンツの表示タイミングになったか否かが判断される。具体的には、時間調整広告コンテンツは、一般広告表示リストに従った一般広告コンテンツの再生予定と、タイアップ広告コンテンツの表示タイミングとから、表示タイミングとなったか否かが判断される。時間調整広告コンテンツの表示タイミングとなったと判断されると(ステップS622:YES)、ステップS624の処理が実行される。ステップS624では、時間調整広告コンテンツが再生される。ステップS624が実行されると、続いて、ステップS626の処理が実行される。
ステップS626では、表示タイミングとなったと判断されたタイアップ広告コンテンツが再生される。
時間調整広告コンテンツの表示タイミングとなったと判断されないと(ステップS622:NO)、ステップS628の処理が実行される。ステップS628では、一般広告表示リストに従って、一般広告コンテンツが1つ再生される。
ステップS630では、ステップS626においてタイアップ広告コンテンツが再生されること、またはステップS628において一般広告コンテンツが再生されることにより、再生される広告コンテンツが切り替わったことがカラオケ装置2へ通知される。
ステップS632では、カラオケ装置2により楽曲が再生されているときに、タイアップ広告コンテンツを再生させるか否かが判断される。楽曲の再生中に、タイアップ広告コンテンツを再生させると判断されたとき(ステップS632:YES)、ステップS634の処理が実行される。楽曲の再生中に、タイアップ広告コンテンツを再生させると判断されないとき(ステップS632:NO)、ステップS638の処理が実行される。
ステップ634では、カラオケ装置2から、ステップS632において楽曲の再生中に再生させると判断されたタイアップ広告コンテンツを再生させるまでの待ち時間が取得される。ステップS636では、ステップS634において取得された待ち時間に従って、タイアップ広告コンテンツを再生させる表示タイミングが変更される。
ステップS638では、電源をオフにする指示がされたか否かが判断される。電源をオフにする指示がされたと判断されると(ステップS638:YES)、広告表示装置5のメイン処理が終了される。電源をオフにする指示がされたと判断されないと(ステップS638:NO)、ステップS602の処理が実行される。
[カラオケ装置2の動作]
図9は、カラオケ装置2におけるメイン動作の処理手順を示すフローチャートである。
第2の実施形態では、電源がオンされたカラオケ装置2の制御部21により、図9に示すステップS702〜ステップS736のメイン処理が実行される。
ステップS702では、リモコン1等からカラオケ装置2へ楽曲の再生を予約する要求がされたか否かが判断される。楽曲の再生を予約する要求がされたと判断されると(ステップS702:YES)、ステップS704の処理が実行される。楽曲の再生を予約する要求がされたと判断されないと(ステップS702:NO)、ステップS706の処理が実行される。
ステップS704では、再生を予約する要求がされた楽曲の楽曲識別情報と、楽曲を予約したユーザIDとを、リモコン1等から取得し、再生情報記憶領域231に予約リストとして記憶する。
ステップS706では、広告表示装置5から予約リストの取得要求がされたか否かが判断される。予約リストの取得要求がされたと判断されると(ステップS706:YES)、ステップS708の処理が実行される。予約リストの取得要求がされたと判断されないと(ステップS706:NO)、ステップS712の処理が実行される。
ステップS708では、カラオケ装置2において再生中の楽曲の再生状況と、カラオケ楽曲の予約リストとが、広告表示装置5へ送信される。
ステップS712では、楽曲の再生が予約され、予約リストに記憶された楽曲が再生タイミングになったか否かが判断される。楽曲が再生タイミングになったと判断されると(ステップS712:YES)、ステップS714の処理が実行される。楽曲が再生タイミングになったと判断されないと(ステップS712:NO)、ステップS716の処理が実行される。
ステップS716では、タイアップ広告コンテンツの告知タイミングとなったか否かが判断される。告知タイミングとなったと判断されると(ステップS716:YES)、ステップS718の処理が実行される。告知タイミングとなったと判断されないと(ステップS716:NO)、ステップS720の処理が実行される。
ステップS720では、タイアップ広告コンテンツの表示タイミングが、広告表示装置5から通知されたか否かが判断される。タイアップ広告コンテンツの表示タイミングは、広告表示装置5が実行するステップS618の決定処理、すなわち図5に示す決定処理中のステップS2180において広告表示装置5からカラオケ装置2に通知される。表示タイミングが通知されたと判断されると(ステップS720:YES)、ステップS722の処理が実行される。表示タイミングが通知されたと判断されないと(ステップS720:NO)、ステップS728の処理が実行される。ステップS722では、ステップS720において通知されたと判断された表示タイミングが、再生情報記憶領域234のタイアップリストに含まれる広告コンテンツ識別情報に対応付けて記憶される。
ステップS724では、広告表示装置5が実行するステップS618の決定処理、すなわち図5に示す決定処理中のステップS2138において決定された表示順序に従って、タイアップ広告コンテンツに対応する楽曲が再生されるより前に、タイアップ広告コンテンツを再生可能であるか否かが判断される。タイアップ広告コンテンツを再生可能であると判断されたとき(ステップS724:YES)、ステップS726の処理が実行される。タイアップ広告コンテンツを再生可能であると判断されないとき(ステップS724:NO)、ステップS736の処理が実行される。
ステップS726では、タイアップ広告コンテンツの再生を事前に告知する告知メッセージを、広告表示装置5が実行するステップS618の決定処理、すなわち図5に示す決定処理中のステップS2138において決定された表示順序、およびステップS2180において通知された告知タイミングに従ってディスプレイ35に表示する。
ステップS728では、タイアップ広告コンテンツが再生されるまでの待ち時間が、広告表示装置5から要求されたか否かが判断される。広告表示装置5から、タイアップ広告コンテンツの再生待ち時間が要求されたと判断されると(ステップS728:YES)、ステップS730の処理が実行される。広告表示装置5から、タイアップ広告コンテンツの再生待ち時間が要求されたと判断されないと(ステップS728:NO)、ステップS732の処理が実行される。ステップ730では、タイアップ広告コンテンツが再生されるまでの待ち時間が、広告表示装置5へ送信される。
ステップS732では、一般広告表示リストに従って広告表示装置5において再生される一般広告コンテンツが、新たな広告コンテンツに切り替えられることを示す切り替わり通知を、広告表示装置5から受信したか否かが判断される。切り替わり通知を受信したと判断されると(ステップS732:YES)、ステップS734の処理が実行される。切り替わり通知を受信したと判断されないと(ステップS732:NO)、ステップS736の処理が実行される。
ステップS734では、タイアップ広告コンテンツの告知メッセージの告知タイミングと、告知内容とを、切り替わり通知を受信したタイミングに応じて更新する。
ステップS736では、電源をオフにする指示がされたか否かが判断される。電源をオフにする指示がされたと判断されると(ステップS736:YES)、カラオケ装置2のメイン処理が終了される。電源をオフにする指示がされたと判断されないと(ステップS736:NO)、ステップS702の処理が実行される。
(本発明と実施形態との対応)
本実施形態において、カラオケシステムSが、本発明の広告再生システムの一例である。本実施形態において、第1の実施形態のカラオケ装置2、または第2の実施形態の広告表示装置5が、本発明の広告再生装置の一例である。
本実施形態のカラオケ装置2のタイアップリスト記憶領域234および一般広告表示リスト記憶領域236、または広告表示装置5の一般広告表示リスト記憶領域532およびタイアップリスト記憶領域534が、本発明の記憶部の一例である。本実施形態のタイアップリストが、本発明のタイアップ広告情報の一例であり、本実施形態の一般広告表示リストが、本発明の一般広告情報の一例である。本実施形態の楽曲の再生が開始される時間と、楽曲の非歌唱時間とが、本発明のタイアップ広告の再生タイミングの一例である。本実施形態の映像制御部58およびディスプレイ54が、本発明の広告再生部の一例である。本実施形態の映像再生部32、映像制御部33、およびディスプレイ35が、本発明の告知部の一例である。
本実施形態のカラオケ装置2の制御部21、およびステップS210の処理は、本発明の取得部の一例である。第1の実施形態のカラオケ装置2の制御部21、及びステップS204の処理、または、第2の実施形態のステップS704の処理が、本発明の楽曲決定部の一例である。楽曲決定部の一例である。第1の実施形態のカラオケ装置2の制御部21、およびステップS204の処理、または、第2の実施形態のカラオケ装置2の制御部21、およびステップS704の処理が、本発明の予約取得部の一例である。第1の実施形態のカラオケ装置2の制御部21、およびステップS214の処理、または、第2の実施形態のカラオケ装置2の制御部21、およびステップS724の処理が、本発明の判断部の一例である。第1の実施形態のカラオケ装置2の制御部21、およびステップS212の処理、または、第2の実施形態の広告表示装置5の制御部52、およびステップS618の処理が、本発明の広告決定部の一例である。第1の実施形態のカラオケ装置2の制御部21、およびステップS2180、ステップS216、および広告表示装置5の制御部52およびS122,S136の処理、または、第2の実施形態の広告表示装置5の制御部52、およびステップS2180、S626、S628の処理が、本発明の通知制御部、および制御部の一例である。
S カラオケシステム
2 カラオケ装置
21 制御部
23 記憶部
231 再生情報記憶領域
234 タイアップリスト記憶領域
4 センターサーバ
41 制御部
43 広告記憶部
431 一般広告コンテンツ記憶領域
432 一般広告表示リスト記憶領域
433 タイアップ広告コンテンツ記憶領域
434 タイアップリスト記憶領域
5 広告表示装置
52 制御部
53 記憶部
531 一般広告コンテンツ記憶領域
532 一般広告表示リスト記憶領域
533 タイアップ広告コンテンツ記憶領域
534 タイアップリスト記憶領域
535 時間調整広告コンテンツ記憶領域
536 再生情報記憶領域

Claims (6)

  1. カラオケ装置により再生される楽曲と対応付けされたタイアップ広告を示すタイアップ広告情報を記憶する記憶部と、
    前記タイアップ広告を再生させる広告再生部と、
    予約された楽曲の再生タイミングを取得する取得部と、
    前記取得された楽曲の再生タイミングに基づいて、前記予約された楽曲に対応付けされたタイアップ広告の再生タイミングを決定する広告決定部と、
    広告の再生タイミングを告知する告知部に、前記決定されたタイアップ広告の再生タイミングを通知する通知制御部と、
    を備えることを特徴とする広告再生装置。
  2. 前記記憶部は、前記カラオケ装置により再生される楽曲と対応付けされたタイアップ広告を示すタイアップ広告情報と、前記カラオケ装置により再生される楽曲と対応付けされていない一般広告を示す一般広告情報とを記憶し、
    前記広告再生部は、所定の再生順序に従って、前記記憶部に記憶されるタイアップ広告および一般広告を再生させ、
    前記通知制御部は、前記広告再生部により再生される広告が切り換えられるときに、前記決定されたタイアップ広告の再生タイミングを前記告知部に通知する
    ことを特徴とする請求項1に記載の広告再生装置。
  3. 前記通知制御部は、前記広告決定部により再生タイミングが決定されたタイアップ広告の1つ前に再生される前記一般広告または前記タイアップ広告の再生が終了されるときに、前記決定されたタイアップ広告の再生タイミングを前記告知部に通知する
    ことを特徴とする請求項2に記載の広告再生装置。
  4. 前記広告決定部は、前記予約された楽曲に対応付けされたタイアップ広告の再生タイミングとして、前記予約された楽曲に対応付けされたタイアップ広告が再生されるまでに再生が予定されている広告の数を決定する。
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の広告再生装置。
  5. 前記取得部は、楽曲の再生が予約されてから、前記予約された楽曲の再生タイミングまでの待ち時間を取得し、
    前記待ち時間と、前記広告再生部が広告を再生する前記所定の再生順序とに基づいて、前記予約された楽曲の再生タイミングまでに前記予約された楽曲に対応付けされたタイアップ広告が再生可能か否かを判断する判断部を備え、
    前記広告決定部は、前記判断部により、前記予約された楽曲の再生タイミングまでに前記予約された楽曲に対応付けされたタイアップ広告が再生可能であると判断されないとき、前記予約された楽曲に対応付けされたタイアップ広告の再生タイミングを、前記予約された楽曲の再生中の非歌唱部分と決定し、
    前記通知制御部は、前記広告決定部により決定された前記非歌唱部分の開始前に、前記予約された楽曲に対応付けされたタイアップ広告の再生タイミングを前記告知部に通知する。
    ことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の広告再生装置。
  6. カラオケ装置により再生される楽曲と対応付けされたタイアップ広告を示すタイアップ広告情報を記憶する記憶部と、
    前記タイアップ広告を再生させる広告再生部と、
    予約された楽曲を取得する予約取得部と、
    予約された楽曲の再生タイミングを決定する楽曲決定部と、
    前記決定された楽曲の再生タイミングに基づいて、前記予約された楽曲に対応付けされたタイアップ広告の再生タイミングを決定する広告決定部と、
    広告の再生タイミングを告知する告知部と、
    前記決定されたタイアップ広告の再生タイミングを前記告知部に通知し、前記決定されたタイアップ広告の再生タイミングに達したときに前記広告再生部を動作させる制御部と、
    を備えることを特徴とする広告再生システム。
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