JP2005164635A - 再生装置、情報通信システム及びプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】楽曲再生に伴ってその楽曲データに関連した広告再生を行う場合に用いる広告データの更新・追加等があっても、容易に広告と楽曲との連携関係を図れるようにする。
【解決手段】楽曲再生に伴ってその楽曲データに関連した広告再生を行うための情報データファイルに対して、1対1に対応した指示データファイルがあり、情報データファイル番号、曲目件数、有効期限の開始年月日と終了年月日、曲番号からなっている。この内、曲番号は複数指定することができる。そして、カラオケ楽曲の演奏に際しては、その曲番号を有する指示データファイル中の情報データファイル番号に基づいて、HDDから該当する情報データファイルを読み込み、その情報データファイルをモニタに表示する。
【選択図】図4

Description

本発明は、楽曲を演奏する際に、その楽曲に関連した広告を表示する機能を有する再生装置等に関する。
演奏曲と関連する広告情報を、曲の前後や間奏部分等において映像表示する技術が知られている(特許文献1参照)。これは、スポンサーやレコード会社からカラオケ装置の選曲待ち中にインフォメーションとして情報を一方的に提供するよりも、利用者が選択した曲に関連した情報を提供するほうが広告として有益であるという要望に応える一技術である。このように曲に関連する広告(CM)を曲演奏時に表示すれば、より効果的にユーザにアピールすることができ、ひいては広告の機会としてもスポンサー側が積極的に利用することが期待される。
特許第3417707号公報
しかしながら、広告を曲に関連つけるために曲データに情報ファイル(広告ファイル)の情報(番号)を付与するには既にある曲データの情報を書き換える必要がある。また情報ファイルを追加変更するたびに曲データの情報ファイルの情報を変更する作業が発生するという問題点があった。この問題を回避するために曲番号と情報ファイルの対応したリストを作ることも考えられるが、情報ファイルの追加変更のたびにこのリストの書き換え作業が発生したり地域により情報ファイルを変えたりする場合はバージョンなども管理しなければならないなど問題点があった。
また、上述した従来技術では、広告としてCMに使われた曲である旨を表示する例が示されている。つまり、曲と、その曲がどのCMに対するものであるかを示す情報が1対1で対応した例が開示されている。しかし、アーティストに関連する広告(CD発売、コンサート情報)、地域特有の広告などは曲と1対1で対応しているとは限らず、結果として、1つの広告に対して複数の曲が対応する場合もある。例えばそのアーティストのコンサート情報は、そのアーティストの曲であれば全ての曲において広告としてユーザに報知したい性格のものである。従来技術をそのまま応用すると、このように同じ広告を表示することになるにもかかわらず、曲を基準として対応する広告情報を設定する手法であるため、結果的に、広告表示する曲数分のファイルが必要となってくる。例えば、カラオケ装置においていわゆる「持ち歌」の多いアーティストの場合150曲以上という例もある。その場合であっても、そのアーティストのコンサート情報を報知するためには、150曲以上の全ての曲に対して広告情報としてのコンサート情報を対応付けたファイルを準備しなくてはならなくなる。
そこで、楽曲再生に伴ってその楽曲データに関連した広告再生を行う場合に用いる広告データの更新・追加等があっても、容易に広告と楽曲との連携関係を図れるようにすることを目的とする。
上述した問題点を解決するためになされた本発明の再生装置は、楽曲データを記憶しておく楽曲データ記憶手段と、その楽曲データ記憶手段に記憶されている楽曲データに基づいて楽曲再生を行う楽曲再生手段と、楽曲データに関連した広告データを記憶しておく広告データ記憶手段と、その広告データ記憶手段に記憶されている広告データに基づき、楽曲再生手段による楽曲再生の前、後又は途中の少なくともいずれかのタイミングで広告再生を行う広告再生手段とを備えている。このような再生装置としては、例えば楽曲再生手段がカラオケ曲を再生し、広告再生手段がそのカラオケ曲に対応する広告を再生するカラオケ装置として実現することができる。もちろん、楽曲がカラオケ曲ではなく通常の音楽曲であるような装置であってもよい。
なお、本発明における「広告データ」とは、何らかの意味で、その楽曲に関連した広告機能を有するものであればよい。例えばその曲のプロモーションビデオやテレビCM映像、あるいはその曲の歌手のコンサート情報、アルバム発売情報、レコード会社の宣伝など、種々考えられる。また、広告再生タイミングは上述のように楽曲再生の前、後又は途中の少なくとも何れかが考えられるが、例えばコンサート情報であれば、そのアーティストの曲が流れた後に表示することが有効であろうし、また、アルバム発売情報であっても、そのアルバムに収録されている曲が演奏された後に表示することが有効であると考えられる。したがって、演奏後に広告再生することが有効である場合が多いと考えられる。もちろん、演奏前や間奏中であってもよいし、それらの2箇所以上で再生してもよい。
このような再生装置において、広告データ記憶手段は、広告データに対応してその広告データが再生されるべき対応楽曲を指定する情報である楽曲指定情報と広告データを特定する情報である広告特定情報との対応関係を示す指示データを記憶しており、さらに、楽曲再生手段による楽曲再生に際して、指示データに基づき、その楽曲を楽曲指定情報中において対応楽曲として指定している広告データを検索する検索手段を備えている。そして、広告再生手段は、検索手段の検索結果に基づいて広告データを再生する。
このように、指示データに基づけば対応する広告データを再生できるため、例えば新しい広告データを追加したい場合であっても、広告データと、それに対応する指示データを作成して再生装置に追加記憶させればよい。従って、既に楽曲データ記憶手段に記憶されている楽曲データに関して何ら追加変更する必要がない。さらに、従来技術のように曲番号を基準として対応する広告データリストを作成しているのではないため、改めてそのようなリストを作成し直す必要がない。
また、指示データによって楽曲指定情報と広告特定情報の対応関係が定まっているので、広告データのみを更新し、その広告特定情報を同じにしておけば、指示データ自体を変更する必要がなくなる。逆に、同じ広告データを使用する楽曲が変更になっても、その場合は指示データのみを変更すればよい。つまり、広告データと指示データとを別個に扱うことによって、広告データのみの更新、指示データのみの更新が可能となる。広告データとしては、画像データ(動画像・静止画像)、テキストデータ・音声データなどを含むことが考えられるが、特に画像データを含む場合はデータ量が相対的に大きくなる。したがって、例えばこれら再生装置にて使用するデータを配信用ホスト装置(センタ)から配信するシステムを考えた場合、上述したように指示データのみを更新すればよいということは、データ容量の相対的に大きな広告データをその都度配信しなくてよくなり、配信負荷・配信コストの軽減の面でも好ましい。
また、この指示データについては、広告データに対して1対1に設けると共に、一つの指示データ中に複数の楽曲指定情報を含めることが可能であるようにすることが考えられる。このようにすれば、同じ広告データに対応する楽曲が複数存在しても指示データとしては一つで済み、指示データの総数が少なくて済む。例えば、上述したようにカラオケ装置においていわゆる「持ち歌」の多いアーティストの場合150曲以上という例もあるが、そのアーティストのコンサート情報を報知するための広告再生を考えた場合、同じ広告データを使用することが考えられる。その場合、本発明では150曲以上の全ての曲の楽曲指定情報を一つの指示データ中に含めることができる。このような工夫をしない場合には、例えば同じ広告データを用いるものでありながら指示データを150以上準備しなくてはならず、総データ量が相対的に多くなってしまうので、データ管理上、あるいはデータ量低減の面で有効である。
また、指示データに広告データの有効期限を示す情報を含めておき、検索手段が、有効期限情報も加味して検索を行うようにしてもよい。つまり、有効期限内の広告データのみを対象として検索するといったことである。この場合、例えば、予め有効期限内の指示データのみ集めた参照テーブルを作成しておくことも考えられる。つまり、参照テーブル生成手段が、広告データ記憶手段に記憶されている全ての指示データの中から、有効期限情報に基づいて有効期限内のものを抽出した参照テーブルを生成する。そして、検索手段が、その参照テーブル記憶手段に記憶されている参照テーブルに基づいて広告データを検索するのである。このようにすれば、検索の度に有効期限か否かを判断する必要がない。この参照テーブル生成手段は、例えば再生装置の起動時に参照テーブルの生成を実行したり、例えばカラオケ装置として実現する場合であれば、その日の最初にリクエストがされた場合に更新するよう構成することが考えられる。
なお、このように有効期限を用いて管理する場合、有効期限が切れた広告データを削除してもよいし、そのまま残しておいても良い。使用しないデータを削除すればその分、広告データ記憶手段が記憶するデータ容量が減る。一方、例えば広告データの中には、現在では使用しないが将来再度使用する可能性がある場合も想定される。例えばいわゆるCMソングの場合、リバイバル特集ということで使用することが考えられる。有効期限が切れても残しておくことで、上述のような再使用の機会が生じた場合でも改めて広告データを追加しなくてもよくなる。
ところで、指示データを追加する場合、含まれている楽曲指定情報が同じであれば基本的には更新、つまり旧来の指示データは削除し新規の指示データのみを残すようにすればよいが、状況によっては新旧の指示データを併存させておいた方がよい場合もあり得る。例えば相対的に短期間だけ緊急広告を挟みたいといった場合である。具体的には、例えば10月頭〜12月末までの広告データとしてプロモーション映像を再生していた場合、11月10日から20日までは緊急告知としてコンサート情報を広告したいような場合である。この場合は、コンサート情報の広告が終了したら、再度12月末まではプロモーション映像を再生させたいのである。したがって、このような状況に対するため、制御手段が次のような記憶制御を行う。つまり、広告データ記憶手段に楽曲指定情報が全く同じであり且つ新旧が区別可能な2つの指示データが存在する場合、新規の指示データの有効期限が旧来の指示データの有効期限よりも遅く終了するのであれば、旧来の指示データ及びそれに対応する広告データを削除し、新規の指示データ及びそれに対応する広告データのみを残す。一方、新規の指示データの有効期限が旧来の指示データの有効期限よりも早く終了するのであれば、旧来の指示データ及びそれに対応する広告データと、新規の指示データ及びそれに対応する広告データと、を両方併存させるのである。そして、検索手段は、同じ楽曲指定情報を有する2つの指示データが存在する場合、新規の指示データに基づいて検索を行う。このようにすれば、有効期限内の指示データが2つ存在すれば新規の指示データの方が採用され、上述のような緊急広告を挟むといった事態に対処できる。
また、配信用ホスト装置と複数の端末装置を備え、配信用ホスト装置と端末装置とが相互に情報通信可能に構成された情報通信システムであって、複数の端末装置として請求項1〜8の何れかに記載の再生装置を採用した場合において、次のような工夫をすることができる。つまり、端末装置が自装置の存在する地域を特定する情報を配信用ホスト装置へ送信可能であり、一方、端末装置から地域特定情報を受信した配信用ホスト装置は、その端末装置に対して、受信した地域特定情報に対応する広告データ又は指示データの少なくとも何れか一方を配信し、端末装置は、配信用ホスト装置から配信された広告データ、指示データを広告データ記憶手段に記憶しておくよう構成するのである。
地域特定情報としては、例えば電話番号、郵便番号、GPS(グローバル・ポジショニング・システム)による経度・緯度情報などが考えられる。本発明のシステムによれば、再生装置である端末装置において地域特有の広告再生が可能でありながら、配信用ホスト装置の方では、特に端末装置毎の配信リストを作成・管理する必要がない。つまり、地域特定情報毎に対応する広告データや指示データを管理し、端末装置から送信されてきた地域特定情報に対応する広告データや指示データを単純にその端末装置へ配信するだけでよいからである。
なお、上述した再生装置における広告再生手段、検索手段、参照テーブル生成手段、制御手段などをコンピュータにて実現する場合、例えばコンピュータで実行するプログラムとして備えることができる。このようなプログラムは、例えばフレキシブルディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、ハードディスク、ROM、RAM等のコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録し、必要に応じてコンピュータにロードして実行したり、ネットワークを介してロードして実行することにより、これら各手段としての機能を実現できる。
以下、本発明が適用された実施例について図面を用いて説明する。なお、本発明の実施の形態は、下記の実施例に何ら限定されることなく、本発明の技術的範囲に属する限り種々の形態を採りうる。
[通信カラオケシステムの構成]
図1は、情報通信システムの一実施例としての通信カラオケシステムの構成を示すブロック図である。
本実施例の通信カラオケシステムは、端末装置(つまり再生装置にも相当する。)としての通信カラオケ装置1と、配信用ホスト装置としてのセンタ100とがインターネット90を介して接続され、センタ100から通信カラオケ装置1へ各種情報を配信するよう構成されている。
センタ100においては、装置全体の動作を制御するCPU101に、バスを介してROM102、RAM104、ハードディスク記憶装置(HDD)104、通信制御部105が接続されている。
一方、通信カラオケ装置1においては、装置全体の動作を制御するCPU30に、バスを介してROM32、RAM34、ハードディスク記憶装置(HDD)44、通信制御部42、リモコン受信部36、表示パネル38、パネルスイッチ40、音源装置46、音声データ処理部48、効果用DSP50、ネットワークインターフェース56、文字表示部57、表示制御部58及び音声処理用DSP68が接続されている。
前記ROM32にはこの通信カラオケ装置1を起動するために必要な起動プログラムなどが記憶されている。また、この通信カラオケ装置1の動作を制御するシステムプログラム、アプリケーションプログラムなどはHDD44に記憶されており、通信カラオケ装置1の電源がオンされると上記起動プログラムによってRAM34に読み込まれる。
また、RAM34には、このプログラム記憶エリアのほか図2(A)に示すように種々の記憶エリアが設定されている。具体的には、プログラムを記憶するプログラム記憶エリア328、カラオケ演奏する楽曲データを記憶する実行データ記憶エリア326、読み出されたガイドメロディを一時記憶するMIDIバッファ320、指示データを記憶する指示データ記憶エリア322が設定されている。
また、HDD44には、図2(B)に示すように上記システムプログラムやアプリケーションプログラムなどを記憶するプログラム記憶エリア376の他、(例えば約4万曲分の)楽曲データを記憶する楽曲データ記憶エリア370、背景動画を記憶する背景動画記憶エリア372、情報データを記憶する情報データ記憶エリア378、指示データを記憶する指示データ記憶エリア380が設けられている。ここで、情報データ記憶エリア378に記憶されている情報データファイルと指示データ記憶エリア380に記憶されている指示データファイルとは、図4に示すように1対1で対応している。具体的には後で詳しく説明する。
通信制御部42は、例えばISDN回線を介して図示しないセンタ100から楽曲データなどをダウンロードし、内蔵しているDMA(Direct Memory Access)回路を用いてこの楽曲データをCPU30を介さずに直接HDD44に書き込む。なお、ここでは通信手段としてISDN回線を例に説明したが、例えば電話一般回線であってもよいし、あるいはADSL、光通信などのブロードバンド回線を利用してもよい。
リモコン受信部36は、リモコン70から送られてくる赤外線信号を受信してデータを復元する。リモコン70は、選曲スイッチなどのコマンドスイッチやテンキースイッチなどを備えており、利用者がこれらのスイッチを操作するとその操作に応じたコードで変調された赤外線信号を送信する。表示パネル38はこの通信カラオケ装置1の本体前面に設けられており、現在演奏中の曲コードや予約曲数などを表示するものである。
パネルスイッチ40はカラオケ装置の前面操作部に設けられており、曲コード入力スイッチやキーチェンジスイッチなどを含んでいる。
音源装置46は、楽曲データの楽音トラックのデータに基づいて楽音信号を形成する。楽曲データはカラオケ演奏時にCPU30によって読み出される。楽音トラックは複数トラックで構成されており、音源装置46はこのデータに基づいて複数パートの楽音信号を同時に形成する。音声データ処理部48は、楽曲データに含まれる音声データに基づき、指定された長さ、指定された音高の音声信号を形成する。音声データは、バックコーラスや模範歌唱音など、音源装置46で電子的に発生しにくい信号波形をそのままADPCMデータ化して記憶したものである。音源装置46が形成した楽音信号および音声データ処理部48が形成した音声信号がカラオケ演奏音であり、これらは効果用DSP50に入力される。効果用DSP50は、このカラオケ演奏音に対してリバーブやエコーなどの音響効果を付与する。効果を付与されたカラオケ演奏音はD/Aコンバータ52によってアナログ信号に変換されたのち、外付け装置であるアンプスピーカ54へ出力される。アンプスピーカ54は、入力されたカラオケ演奏音および後述の歌唱音声信号を増幅し、且つ、歌唱音声信号にエコーなどの効果を付与した後スピーカから放音する。
一方、歌唱用のマイク62から入力された歌唱音声信号はプリアンプ64で増幅された後、アンプスピーカ54及びA/Dコンバータ66へ出力される。アンプスピーカ54は入力された信号をカラオケ歌唱音として増幅出力する。一方、A/Dコンバータ66は、入力された歌唱音声信号をディジタル化し、これを音声処理用DSP68へ出力する。音声処理用DSP68では、入力された歌唱音声信号を例えば50msずつのフレームに区切り、フレーム毎に周波数をカウントするとともに平均音量を算出する。このフレーム毎の周波数カウント値および平均音量値はCPU30によって50ms毎に読み取られる。CPU30はこの周波数カウント値および平均音量値に基づいて音高データおよび音量データを割り出す。
文字表示部57は、入力される文字データに基づいて曲名や歌詞などの文字パターンを生成する。また、映像選択データ(チャプタナンバ)に基づきHDD44の背景動画記憶エリア372(図2(B)参照)から対応する背景映像データが読み出され、表示制御部58に入力される。なお、映像選択データは当該カラオケ曲のジャンルデータなどに基づいて決定される。また、ジャンルデータは楽曲のヘッダに書き込まれており、カラオケ演奏スタート時にCPU30によって読み出される。表示制御部58では、これらのデータをスーパーインポーズで合成してモニタ60に表示する。
ネットワークインターフェース56はLANに接続するためのものであり、LANを介して図示しない他の通信カラオケ装置と接続されている。
なお、本実施例においては、HDD44が「楽曲データ記憶手段」、「広告データ記憶手段」に相当し、RAM34が「参照テーブル記憶手段」に相当する。また、CPU30及び音源装置46が「楽曲再生手段」に相当し、CPU30が「広告再生手段」に相当する。また、CPU30は「検索手段」、「参照テーブル生成手段」、「制御手段」にも相当する。
[情報データファイルと指示データファイルの説明]
図3は指示データファイルのフォーマットを説明する図である。上述したように、情報データファイルに対して1対1に対応した指示データファイルがあり、図3に示すように、情報データファイル番号、曲目件数、有効期限の開始年月日と終了年月日、曲番号からなっている。この内、曲番号は複数指定することができる。
図4に情報データファイルと指示データファイルの1例を示した。例えば、情報ファイル123に対応した指示データファイルは、情報データファイル番号123、曲目件数3、有効期限の開始年月日が2003年1月25日、終了年月日が2004年12月31日、曲番号が23413,4404,35270となっている。このように、1の情報データファイルに対して1の指示データファイルが存在し、曲番号は複数設定できるため、同じ情報データファイルが複数の曲と対応することはあり得る。
なお、本実施例における情報データファイルは、何らかの意味で、その楽曲に関連した広告機能を有する「広告データ」である。例えばその曲のプロモーションビデオやテレビCM映像、あるいはその曲の歌手(アーティスト)のコンサート情報、アルバム発売情報、レコード会社の宣伝など、種々考えられる。この情報データファイルは、例えばMPEG2データ、他の形式の動画データ、あるいは静止画データや、さらには、テキストデータであってもよい。つまりデータ形式は限定されず、その楽曲に関連した広告を表示させることができるようなデータ内容であればよい。
[通信カラオケ装置1にて実行される動作の説明]
次に、本実施例の通信カラオケ装置1にて実行される動作について、図6以降のフローチャートを参照して説明する。なお、以降説明するフローチャートを参照した説明は、CPU30にて実行される処理の説明である。
図6は参照テーブル更新処理を示すフローチャートである。
なお、この参照テーブルは、RAM34の指示データ記憶エリア322(図2(A)参照)に設定されており、例えば図5に示すように、必要な指示データファイルをリストアップしたものとなっている。
最初のステップS102では選曲されたか否かを判断する。なお、リモコン70やパネルスイッチ40を介して曲番号が入力され且つ選曲ボタンが押下されることによって選曲が完了する。そして、選曲された場合には(S102:YES)、前回の指示データファイル読込日付と今回の日付が同じか否かを判断し(S104)、前回読込日付と今回の日付が同じ場合には(S104:YES)、S106での指示データファイルの読込処理を行わずに本参照テーブル更新処理を終了する。一方、前回読込日付が現在と違う場合には(S104:NO)、指示データファイルの読込処理を行う(S106)。
この図6の参照テーブル更新処理が実行されることによって、実質的にはその日の最初のリクエスト時に更新がなされることとなる。つまり、その日の最初にリクエストされた場合はS102にて肯定判断、S104にて否定判断となるためS106へ移行するが、同日における2度目以降のリクエスト時にはS104にて肯定判断となるため、同日においては更新がされないこととなる。また、当然ながら、選曲されない場合には更新はされない。このように同日において重複した更新をしないようにしたのは、本実施例の通信カラオケ装置1は、センタ100からデータをダウンロードするのであるが、このダウンロードを1日に1回行うことを前提としているため、同日においては重複した更新をする必要性がない(薄い)からである。なお、選曲をトリガとするのではなく、通信カラオケ装置1の起動時にS104の判断を実行し、日付が異なれば更新するような処理手法を採用することも可能である。
この指示データファイル読込処理について、図7のフローチャートを参照して説明する。
情報データおよび指示データが格納されたディレクトリの指示データファイルが読み込み対象であるため、そのディレクトリリストの読み込みを行う(S202)。なおディレクトリリストの読み込みによってリストがn件存在することが分かる。次に指示データファイルを読み込み(S204)、有効期限内のデータか否かを判断する(S206)。そして、有効期限に本日が含まれているデータがあれば(S206:YES)、RAM34の指示データ記憶エリア322の参照テーブルに空きがあるか否か判断し(S208)、空きがあれば(S208:YES)、参照テーブルへ登録する(S210)。S202で読み込んだn件のディレクトリリストを全て処理したら(S212:YES)、前回の読込日付に代えて本日の日付を登録する(S214)。なお、有効期限内のデータでない場合(S206:NO)、または参照テーブルに空きがない場合(S208:NO)には、S210での参照テーブルへの登録は実行せずにS212へ移行する。
参照テーブルへのデータ登録順序は、ディレクトリ検索で検索できた順序とする。同一の曲番号が、複数の指示データファイルに記述されている場合は、参照テーブル上に先に登録された情報が表示される。
次に、曲に関連する広告を表示させる際の動作を図8のフローチャートを参照して説明する。
曲が予約されていれば(S302:YES)、カラオケ演奏が開始され(S304)、その演奏が終了すると(S306:YES)、RAM34の指示データ記憶エリア322の参照テーブルから、演奏が終了したカラオケ曲の曲番号を検索する(S308)。つまり、図5に示す参照テーブルの曲番号の欄において該当番号を検索する。その曲番号がない場合は(S310:NO)、広告を表示しないでS302へ戻る。
一方、該当する曲番号がある場合は(S310:YES)、参照テーブルにおいてその曲番号を有する指示データファイル中の情報データファイル番号に基づいて、HDD44内の情報データ記憶エリア378から該当する情報データファイルを読み込み(S312)、その情報データファイルをモニタ60に表示する(S314)。例えば、曲番号87881のカラオケ演奏が終了したのであれば、図5に示す指示データファイル中にその87881というが曲番号が存在するため、対応する情報データファイル番号124に基づいて情報ファイル124を(HDD44内の情報データ記憶エリア378から)読み出して表示する。
なお、図8に示す場合は、カラオケ演奏終了後に関連する広告を表示するようにしたが、曲に関連する広告を演奏前に予告編的に表示するようにしてもよい。その場合の処理を、図9に示すフローチャートを参照して説明する。
曲が予約されていれば(S352:YES)、RAM34の指示データ記憶エリア322の参照テーブルから、これから演奏しようとするカラオケ曲の曲番号を検索する(S354)。その曲番号がない場合は(S356:NO)、広告を表示しないでS362へ移行し、カラオケ演奏を開始する。
一方、該当する曲番号がある場合は(S356:YES)、情報データファイル番号に基づいてHDD44内の情報データ記憶エリア378から該当する情報データファイルを読み込み(S358)、その情報データファイルをモニタ60に表示する(S360)。そして、その表示処理が終了すると、カラオケ演奏が開始され(S362)、その演奏が終了すると(S364:YES)、S352へ戻る。
これら図8に示す処理と図9に示す処理については、予め決定した何れかの処理を実行するようにしてもよいし、あるいは表示すべき情報ファイルに応じて何れかの処理を選択して実行するようにしてもよい。その場合は、例えば指示データファイル中に演奏前に表示するか演奏後に表示するかを示す「表示時期特定情報」を付加しておき、その演奏時期特定情報に基づいて処理内容を変更すればよい。具体的には、図9のS352,S354,S356の各処理を実行し、曲番号が存在した場合には(S356:YES)、その曲番号に対応する演奏時期特定情報に基づいて演奏前に表示するか否か判断する。そして、演奏前に表示するのであれば、図9のS359,S360の処理を実行し、その後、S362,S364の処理を実行する。一方、演奏後に表示するのであれば、図8のS304,S306の処理を実行し、演奏終了後(S306:YES)、S312,S314の処理を実行する。
なお、本実施例における情報データファイルは、何らかの意味で、その楽曲に関連した広告機能を有する「広告データ」であるが、例えば、コンサート情報であれば、そのアーティストの曲が流れた後に表示した方が好ましいと考えられる。また、そのアーティストのアルバム発売情報であれば、そのアルバムに収録されている曲が演奏された後に表示することが考えられる。また、レコード会社の宣伝であれば、そのレコード会社に所属するアーティストの曲が演奏された後に表示することが考えられる。さらに、アーティスト本人が自分の宣伝や選曲してくれた感謝の気持ちを話す映像を表示する場合、そのアーティストの曲が流れた後に表示することが考えられる。
図10は、曲に関連する広告の表示処理を途中で停止するための処理を示すフローチャートである。これは、全ての人が広告を見たいとは限らないため、ユーザの意志で広告表示を停止させることができるようにしたものである。したがって、図8のS314又は図9のS360における情報データファイル表示において、図10に示す処理が実行されることとなる。
具体的には、情報データファイルの表示を開始したら(S402)、パネルスイッチ40又はリモコン70に設けられた演奏停止キーが押下されたか否かを判断し(S404)、演奏停止キーが押下されていない場合には(S404:NO)、情報データファイルの表示が終了したか否か判断する(S406)。そして、表示が終了していなければ(S406:NO)、S404へ戻り、表示が終了していたら、本情報データファイル表示処理を終了する。一方、演奏停止キーが押下された場合には(S404:YES)、情報データファイルの表示を即座に停止し、本情報データファイル表示処理を終了する。
図11は、通信カラオケ装置1がセンタ100から情報データファイル及び指示データファイルをダウンロードする際の動作を説明するフローチャートである。
通信カラオケ装置1は、予めセンタ100からダウンロードが可能な時間(例えば10時から20時がダウンロード可能時間)を設定したリストを取得してHDD44等に記憶しておく。そのリストを参照し、現在ダウンロード可能な時間かどうか判断する(S502)。ダウンロード可能時間の場合(S502:YES)、更新された情報データおよび指示データが存在するかセンタ100に問い合わせる(S504)。更新データがある場合は(S506:YES)、その更新された情報データおよび指示データの取得(ダウンロード)を行う(S508)。更新された情報データおよび指示データが取得できた場合(ダウンロード成功の場合)は(S510:YES)、そのまま本処理を終了するが、ダウンロードが成功しなかった場合は(S508:NO)、S502に戻ってリトライを行う。
なお、図11にて説明した内容は、通信カラオケ装置1が、ある時間になったら定期的に、且つ自動的にダウンロードするものであった。ただし本実施例の通信カラオケ装置1は、このような定期的なダウンロードとは別に、環境設定メニューによって強制的にダウンロード処理を実行させることができるようにも構成されている。
また、本実施例では、図3、図4に示すように、指示データファイル中に情報データファイルの有効期限を示す情報が含まれており、予め有効期限内の指示データファイルのみ集めた参照テーブル(図5参照)を作成してRAM34に記憶して検索に用いた。このように有効期限を用いて管理しているのであるが、この有効期限が切れた情報データファイルの扱いについては削除してもよいし、そのまま残しておいても良い。使用しないデータを削除すればその分、HDD44が記憶するデータ容量が減る。一方、例えば情報データファイルの中には、現在では使用しないが将来再度使用する可能性がある場合も想定される。例えばいわゆるCMソングの場合、リバイバル特集ということで使用することが考えられる。有効期限が切れても残しておくことで、上述のような再使用の機会が生じた場合でも改めて情報データファイルを追加しなくてもよくなる。
ところで、指示データファイルを追加する場合、含まれている曲番号が同じであれば基本的には更新、つまり旧来の指示データファイルは削除し新規の指示データファイルのみを残すようにすればよいが、状況によっては新旧の指示データファイルを併存させておいた方がよい場合もあり得る。例えば相対的に短期間だけ緊急広告を挟みたいといった場合である。そこで、このような場合の対応策について、図12、図13を参照して説明する。
図12は指示データファイルの曲番号がまったく同じ場合の情報データファイルの有効期限の例を表している。例えば、既に存在する情報データファイルAは有効期限の開始日が2003.01.01、終了日が2003.12.31であったとする。最新の情報データファイルBは有効期限の開始日が2003.04.01、終了日が2004.03.31であったとし、別の最新の情報データファイルCは有効期限の開始日が2003.04.01、終了日が2003.08.31であったとする。
図13は、指示データファイルの曲番号がまったく同じ場合の情報データファイル及び指示データファイルの更新する動作を説明するフローチャートであり、図12の情報データファイルA〜Cの例を用いて説明する。
まず最新の情報データファイルBの場合、有効期限の終了日を既存の情報データファイルAと比較すると(S602)、情報データファイルBの方が後ろである(S604:YES)。最新の情報データファイルBを既存の情報データファイルAに上書きし、最新の指示データファイルも既存の指示データファイルに上書きする(S606)。一方、最新の情報データファイルCの場合、有効期限の終了日を既存の情報データファイルAと比較すると情報データファイルAの方が後ろである(S604:NO)。最新の情報ファイルCを既存の情報ファイルAとは別のファイル名でダウンロードし、最新の指示データファイルも既存の指示データファイルとは別のファイル名でダウンロードする(S608)。
最新の情報データファイルBの例の場合、上書きすることによりメモリ容量を節約することができる。また、最新の情報データファイルCの例の場合、別のファイル名でダウンロードする(既存の情報データファイルAは残す)ことにより、情報データファイルCの有効期限終了後の2003.09.01以降は情報データファイルAを表示することが可能となる。そして、このようにすれば、情報データファイルAをセンタ100から通信カラオケ装置1へ配信し直す必要がなくなる。
[実施例の効果]
(a)本実施例の通信カラオケ装置1によれば、例えば図8に示す処理を実行すれば、カラオケ演奏終了後(S306:YES)、RAM34の指示データ記憶エリア322の参照テーブルから、演奏が終了したカラオケ曲の曲番号を検索し、該当曲番号がある場合は(S310:YES)、参照テーブルにおいてその曲番号を有する指示データファイル中の情報データファイル番号に基づいて、HDD44内の情報データ記憶エリア378から該当する情報データファイルを読み込み(S312)、その情報データファイルをモニタ60に表示する(S314)。一方、図9に示す処理を実行すれば、カラオケ楽曲の演奏に際して、RAM34の指示データ記憶エリア322の参照テーブルから、これから演奏しようとするカラオケ曲の曲番号を検索し(S354)、該当する曲番号がある場合は(S356:YES)、情報データファイル番号に基づいてHDD44内の情報データ記憶エリア378から該当する情報データファイルを読み込み(S358)、その情報データファイルをモニタ60に表示する(S360)。
このように、指示データファイルに基づけば対応する情報データファイルを再生できるため、例えば新しい情報データファイルを追加したい場合であっても、図4に示すように、情報データファイルとそれに対応する指示データファイルを作成して通信カラオケ装置1のHDD44に追加記憶させればよい。従って、既にHDD44に記憶されている楽曲データに関して何ら追加変更する必要がない。さらに、従来技術のように曲番号を基準として対応する広告データリストを作成しているのではないため、改めてそのようなリストを作成し直す必要がない。
また、図3、図4に示すように、指示データファイルによって(楽曲指定情報である)曲番号と(広告特定情報)である情報データファイル番号の対応関係が定まっているので、情報データファイルのみを更新し、その情報データファイル番号を同じにしておけば、指示データファイル自体を変更する必要がなくなる。逆に、同じ情報データファイルを使用する楽曲が変更になっても、その場合は指示データファイルのみを変更すればよい。つまり、情報データファイルと指示データファイルとを別個に扱うことによって、情報データファイルのみの更新、指示データファイルのみの更新が可能となる。
本実施例の情報データファイルは、画像データ(動画像・静止画像)、テキストデータ・音声データなどを含むため、データ量が相対的に大きくなる。したがって、センタ100からこのような情報データファイルを配信する本実施例の情報配信システムの場合、指示データファイルのみを更新すればよいということは、データ容量の相対的に大きな情報データファイルをその都度配信しなくてよくなり、配信負荷・配信コストの軽減の面でも好ましい。
(b)本実施例では、図4に示すように、指示データファイルが情報データファイルに対して1対1に設けると共に、一つの指示データファイル中に複数の曲番号を含められるように構成されている。そのため、同じ情報データにファイル対応する楽曲が複数存在しても指示データファイルとしては一つで済み、指示データファイルの総数が少なくて済む。カラオケの場合はいわゆる「持ち歌」の多いアーティストの場合150曲以上という例もあるため、そのアーティストのコンサート情報を報知する場合、同じ情報データファイルを使用することができる。その際、150曲以上の全ての曲の曲番号を一つの指示データファイル中に含めることができる。このような工夫をしない場合には、例えば同じ情報データファイルを用いるものでありながら指示データファイルを150以上準備しなくてはならず、総データ量が相対的に多くなってしまうので、データ管理上、あるいはデータ量低減の面で有効である。
(c)本実施例では、図3、図4に示すように、指示データファイル中に情報データファイルの有効期限を示す情報が含まれており、予め有効期限内の指示データファイルのみ集めた参照テーブル(図5参照)を作成してRAM34に記憶している。そして、その参照テーブルを参照して該当する情報データを検索するようにした。このようにすれば、検索の度に有効期限か否かを判断する必要がない。
[別実施例]
(1)上記実施例では、情報データファイルの再生(表示)タイミングは図8に示すように楽曲再生の後、図9に示すように楽曲再生の前の何れかに実行するようにしたが、例えば間奏中などの楽曲再生中において実行しても良い。また、例えば楽曲再生の前後共に実行するようにしてもよい。
(2)上記実施例では、いわゆる通信カラオケシステムとして、センタ100から通信カラオケ装置1へ情報データファイルを配信するようにしたが、例えばCD−ROMやDVD−ROM等の記憶媒体を介して情報データファイルの更新・追加を行う場合であっても同様に実現でき、同様の効果を得ることができる。
また、カラオケ装置以外であっても、楽曲再生に伴って広告的な内容を表示するような装置であってその広告のための情報データファイルの更新・追加等が発生するような再生装置であれば、同様に適用できる。
(3)広告のための情報データファイルの再生(表示)という性格を考えた場合、例えば地域限定の広告のための情報データファイルというものも考えられる。例えばコンサート情報について言えば、必ずしも全国のどの地域にある通信カラオケ装置1において同じコンサート告知をしなくても、コンサート開催地域周辺のみでもよいと考えられる。したがって、通信カラオケ装置1がセンタ100から配信を受ける情報データファイルや指示データファイルに関しても、地域によって変えてもよい。図14は、そのような工夫を施した場合の通信カラオケ装置1がセンタ100から情報データファイル及び指示データファイルをダウンロードする際の動作を説明するフローチャートである。
通信カラオケ装置1は、予めセンタ100からダウンロードが可能な時間(例えば10時から20時がダウンロード可能時間)を設定したリストを取得してHDD44等に記憶しておき、そのリストを参照し、現在ダウンロード可能な時間かどうか判断する(S702)。ダウンロード可能時間の場合(S702:YES)、センタ100に地域情報を通知し、地域情報に対応する更新された情報データおよび指示データが存在するか問い合わせる(S704)。更新データがある場合は(S706:YES)、その更新された情報データおよび指示データの取得(ダウンロード)を行う(S708)。ここでいう「地域情報」とは、通信カラオケ装置1が設置されている地域を特定するための情報であり、例えば電話番号、郵便番号、GPS(グローバル・ポジショニング・システム)による経度・緯度情報などが考えられる。
S708の処理後、又はS706にて否定判断であった場合は、S710へ移行し、更新された情報データおよび指示データが存在するかセンタ100に問い合わせる。そして、更新データがある場合は(S712:YES)、その更新された情報データおよび指示データの取得(ダウンロード)を行う(S714)。
このようにすれば、通信カラオケ装置1において地域特有の広告に関する情報データファイルの再生が可能でありながら、センタ100の方では、特に通信カラオケ装置1毎の配信リストを作成・管理する必要がない。
(4)上記実施例の場合、情報データファイルと楽曲との対応関係が1対1又は1対多であったが、多対1又は多対多であってもよい。つまり、1曲に対応する情報データファイルが複数存在してもよいという意味である。この場合、例えば候補となる情報データファイル群中から何れか一つの情報データファイルを選択してもよいし、あるいは複数の情報データファイルを選択し、連続して再生したり、曲の前後にそれぞれ再生したりしてもよい。なお、情報データファイルの再生については、例えば次の予約曲がある場合に、一定時間が来たら強制的に次の曲の演奏に入っていくことが考えられる。そうであれば、再生時間が短い情報データファイルであれば、複数再生できる場合もある。また、次の予約曲がない場合には、例えばその複数の情報データファイルの再生を最後までしてもよい。また、複数の情報データファイルから一部を選択する場合には、ランダム選択してもよいし、サイクリックに選択していってもよい。
実施例の通信カラオケシステムの構成を示すブロック図である。 実施例の通信カラオケ装置1のRAM34、HDD44における記憶エリアの説明図である。 指示データファイルのフォーマットの説明図である。 情報データファイルと指示データファイルの1例を示す説明図である。 参照テーブルの説明図である。 参照テーブル更新処理を示すフローチャートである 指示データファイル読込処理を示すフローチャートである。 曲に関連する広告を楽曲演奏後に表示させる際の動作を示すフローチャートである。 曲に関連する広告を楽曲演奏前に表示させる際の動作を示すフローチャートである。 曲に関連する広告の表示処理を途中で停止するための処理を示すフローチャートである。 通信カラオケ装置1がセンタ100から情報データファイル及び指示データファイルをダウンロードする際の動作を説明するフローチャートである。 指示データファイルの曲番号がまったく同じ場合の情報データファイルの有効期限の例を示す説明図である。 指示データファイルの曲番号が全く同じ場合の情報データファイル及び指示データファイルを更新する動作を説明するフローチャートである。 地域限定の広告のための情報データファイルの配信を受ける場合の処理を示すフローチャートである。
符号の説明
1…通信カラオケ装置、30…CPU、32…ROM、34…RAM、36…リモコン受信部、38…表示パネル、40…パネルスイッチ、42…通信制御部、44…HDD、46…音源装置、48…音声データ処理部、50…効果用DSP、52…D/Aコンバータ、54…アンプスピーカ、56…ネットワークインターフェース、57…文字表示部、58…表示制御部、60…モニタ、62…マイク、64…プリアンプ、66…A/Dコンバータ、68…音声処理用DSP、70…リモコン、90…インターネット、100…センタ、101…CPU、102…ROM、103…RAM、104…HDD、105…通信制御部、320…MIDIバッファ、322…指示データ記憶エリア、326…実行データ記憶エリア、328…プログラム記憶エリア、370…楽曲データ記憶エリア、372…背景動画記憶エリア、376…プログラム記憶エリア、378…情報データ記憶エリア、380…指示データ記憶エリア。

Claims (10)

  1. 楽曲データを記憶しておく楽曲データ記憶手段と、
    その楽曲データ記憶手段に記憶されている楽曲データに基づいて楽曲再生を行う楽曲再生手段と、
    前記楽曲データに関連した広告データを記憶しておく広告データ記憶手段と、
    その広告データ記憶手段に記憶されている広告データに基づき、前記楽曲再生手段による楽曲再生の前、後又は途中の少なくともいずれかのタイミングで広告再生を行う広告再生手段と、
    を備える再生装置であって、
    前記広告データ記憶手段は、前記広告データに対応して当該広告データが再生されるべき対応楽曲を指定する情報である楽曲指定情報と広告データを特定する情報である広告特定情報との対応関係を示す指示データを記憶しており、
    さらに、前記楽曲再生手段による楽曲再生に際して、前記指示データに基づき、当該再生される楽曲を前記楽曲指定情報中において対応楽曲として指定している広告データを検索する検索手段を備え、
    前記広告再生手段は、前記検索手段の検索結果に基づいて広告データを再生すること
    を特徴とする再生装置。
  2. 請求項1に記載の再生装置において、
    前記指示データは、前記広告データに対して1対1に設けられており、一つの指示データ中に複数の楽曲指定情報を含めることが可能であること
    を特徴とする再生装置。
  3. 請求項1又は2に記載の再生装置において、
    前記指示データは、前記広告データの有効期限を示す情報も含められており、
    前記検索手段は、前記有効期限情報も加味して検索を行うこと
    を特徴とする再生装置。
  4. 請求項3に記載の再生装置において、
    さらに、
    前記広告データ記憶手段に記憶されている全ての指示データの中から、前記有効期限情報に基づいて有効期限内のものを抽出した参照テーブルを生成する参照テーブル生成手段と、
    前記参照テーブル生成手段によって生成された参照テーブルを記憶しておく参照テーブル記憶手段と、
    を備え、
    前記検索手段は、前記参照テーブル記憶手段に記憶されている参照テーブルに基づいて広告データを検索すること
    を特徴とする再生装置。
  5. 請求項3又は4に記載の再生装置において、
    さらに、
    前記広告データ記憶手段に、前記楽曲指定情報が全く同じであり且つ新旧が区別可能な2つの指示データが存在する場合、新規の指示データの有効期限が旧来の指示データの有効期限よりも遅く終了するのであれば、旧来の指示データ及びそれに対応する広告データを削除し、新規の指示データ及びそれに対応する広告データのみを残し、新規の指示データの有効期限が旧来の指示データの有効期限よりも早く終了するのであれば、旧来の指示データ及びそれに対応する広告データと、新規の指示データ及びそれに対応する広告データと、を両方併存させる制御手段を備え、
    前記検索手段は、同じ楽曲指定情報を有する2つの指示データが存在する場合、新規の指示データに基づいて検索を行うこと
    を特徴とする再生装置。
  6. 請求項1〜5の何れかに記載の再生装置において、
    前記広告データは画像データを含むことを特徴とする再生装置。
  7. 配信用ホスト装置と複数の端末装置を備え、前記配信用ホスト装置と前記端末装置とが相互に情報通信可能に構成された情報通信システムであって、
    前記複数の端末装置は、請求項1〜6の何れかに記載の再生装置であって、さらに、自装置の存在する地域を特定する情報を前記配信用ホスト装置へ送信可能であり、
    一方、前記端末装置から前記地域特定情報を受信した前記配信用ホスト装置は、その端末装置に対して、前記受信した地域特定情報に対応する前記広告データ又は前記指示データの少なくとも何れか一方を配信し、
    前記端末装置は、前記配信用ホスト装置から配信された前記広告データ、前記指示データを前記広告データ記憶手段に記憶しておくこと
    を特徴とする情報通信システム。
  8. 請求項1〜3の何れかに記載の再生装置における広告再生手段及び検索手段としてコンピュータを機能させるためのプログラム。
  9. 請求項4に記載のコンテンツデータ再生装置における広告再生手段、検索手段及び参照テーブル生成手段としてコンピュータを機能させるためのプログラム。
  10. 請求項5に記載のコンテンツデータ再生装置における広告再生手段、検索手段及び制御手段、若しくは前記広告再生手段、検索手段、参照テーブル生成手段及び制御手段としてコンピュータを機能させるためのプログラム。
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