JP2005164640A - コンピュータシステム、カラオケシステム、プログラム - Google Patents

コンピュータシステム、カラオケシステム、プログラム Download PDF

Info

Publication number
JP2005164640A
JP2005164640A JP2003399694A JP2003399694A JP2005164640A JP 2005164640 A JP2005164640 A JP 2005164640A JP 2003399694 A JP2003399694 A JP 2003399694A JP 2003399694 A JP2003399694 A JP 2003399694A JP 2005164640 A JP2005164640 A JP 2005164640A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
content data
data
acquisition
computer system
information
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2003399694A
Other languages
English (en)
Inventor
Masahiro Fukaya
政宏 深谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Brother Industries Ltd filed Critical Brother Industries Ltd
Priority to JP2003399694A priority Critical patent/JP2005164640A/ja
Publication of JP2005164640A publication Critical patent/JP2005164640A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Information Transfer Between Computers (AREA)
  • Reverberation, Karaoke And Other Acoustics (AREA)

Abstract

【課題】コンピュータシステムにおいて、データ転送の中断時に取得していたデータが正常な状態でHDD等に記憶されているのかを迅速に確認する技術を提供すること。
【解決手段】コンテンツデータ取得処理(S102)において、更新可能なコンテンツデータをすべて取得していない場合には(S106:いいえ)、所定時間経過後にコンテンツ取得処理を再び実行することにより、先にコンテンツ取得処理を実行した際に取得できなかったコンテンツデータを取得する。その際、HDDが記憶する取得状態テーブルと制御情報配信サーバから取得したリリース情報ファイルとを比較することにより相違するリリース情報を特定し、さらに、制御情報配信サーバから取得した、相違するリリース情報に対応する配信リストとHDDが記憶するファイル登録テーブルとを比較することにより取得が完了したコンテンツデータおよび取得が未完了のコンテンツデータを特定する。
【選択図】図7

Description

本発明は、コンテンツデータを取得して記憶するコンピュータシステムにおいて、データ転送の中断時に取得していたデータが正常な状態でHDD等に記憶されているのかを迅速に確認する技術に関する。
従来より、コンピュータシステムにおいて、通信回線等を介して取得したデータを記憶装置に保存(記憶)しておき、記憶装置に保存されたデータを利用して各種の処理を行い、所定の機能を実現するシステムが知られている。例えば、こうしたコンピュータシステムの一例としては、通信カラオケシステムがある。通信カラオケシステムは、ホストコンピュータと複数のカラオケ装置とが電話回線等を介して通信可能に構成されており、通信によってカラオケ装置がホストコンピュータから楽音データ等の曲情報を取得し、利用者からのリクエストを受け付けた場合に、カラオケ装置が楽音データを再生して演奏する。また、通信費の削減及びリクエストに対するレスポンス等を向上させるため、各通信カラオケ装置にHDD等の記憶装置を設け、一旦取得した曲情報は、HDD等の記憶装置に記憶しておき、演奏の際は、リクエストに対応した楽音データをHDD等から読み出して再生する通信カラオケシステムも知られている。例えば、カラオケ店舗において複数のカラオケルームがある場合、各カラオケルームに設置してあるカラオケ装置のそれぞれを電話回線と接続し、各カラオケ装置が、それぞれ個別に、ホストコンピュータと通信を行い、曲情報を取得する通信カラオケシステムがある。この通信カラオケシステムでは、データをカラオケ装置毎に受信するため、カラオケ装置の台数分だけ電話料金がかかるという問題があった。そこで、これらの問題を解決するために、近年では、ある店舗に設置された複数のカラオケ装置のうち、少なくとも1つのカラオケ装置に電話回線を接続し、該カラオケ装置は、上記同様にホストコンピュータより曲情報を受信するが、その他の複数のカラオケ装置は、上記該カラオケ装置とLAN等で接続された回線を介して曲情報を上記該カラオケ装置から受信する構成の通信カラオケシステムも存在する。また例えば曲情報のサイズが通信で取得できる量を超えるような場合などには、カラオケ装置に外部メディア(例えばDVD,CD-ROM等)の読み取り装置を備え(あるいは接続し)、該読み取り装置によって外部メディアに記録されたデータを読み取り、カラオケ装置に備える記憶装置に転送する方法もある。
ところで、この種のコンピュータシステムにおいて、一つ以上のコンテンツデータからなるコンテンツデータ群をホストコンピュータから取得する際に、タイムアウトなどによってデータ転送が中断する場合がある。ここで、データ転送を再開するためには、データ転送の中断時に取得していたデータが正常な状態でHDD等に記憶されているのかを確認する必要がある。そこで、コンピュータシステムの中には、データ転送の中断時に取得していたデータのサイズやCRC値と、転送元であるホストコンピュータが記憶する当該データのサイズやCRC値とを比較することにより、データ転送の中断時に取得していたデータが正常な状態でHDD等に記憶されているのかを確認するものがある(例えば、特許文献1参照。)。
特開平10−240602号(第9頁、図7)
しかし、上述のようなコンピュータシステムにおいては、データ転送の中断時に取得していたデータが正常な状態でHDD等に記憶されているのかを確認するために、データのサイズやCRC値を計算し、転送元であるホストコンピュータが記憶する当該データのサイズやCRC値とその計算した値とを比較しているため、その分時間を要するという問題があった。このため、データ転送の再開が遅れることにより、データ転送の完了後そのコンテンツデータ群が利用可能となるまでに時間を要するという問題があった。特にそのデータのサイズが大きい場合には、そのデータのサイズやCRCを計算するのにさらに時間を要する。
本発明は、このような不具合に鑑みなされたものであり、その目的とするところは、コンピュータシステムにおいて、データ転送の中断時に取得していたデータが正常な状態でHDD等に記憶されているのかを迅速に確認する技術を提供することにある。
上記課題を解決するためになされた請求項1に係るコンピュータシステムによれば、データ取得手段が、「コンテンツデータ」と当該コンテンツデータに関する「更新情報」とをホストコンピュータから取得可能であり、これらコンテンツデータおよび更新情報をデータ記憶手段が記憶可能である。なお、「コンテンツデータ」の具体例としては、映像や音声、文字情報などが挙げられる。また、「更新情報」の具体例としては、そのデータが更新された日付を示す情報やそのデータのリビジョン情報などが挙げられる。そして、データ更新手段が、データ記憶手段が記憶するコンテンツデータおよび更新情報を次のように更新する。すなわち、判断手段によってコンテンツデータ群の取得が中断したと判断された場合には、データ更新手段が、データ記憶手段が記憶する更新情報と、データ取得手段によってホストコンピュータから取得された更新情報とを比較する。ここで、その比較結果が不一致である場合には、データ更新手段が、コンテンツデータ群のうち取得が中断されたコンテンツデータを特定し、さらに、コンテンツデータ群のうちその取得が中断されたコンテンツデータおよびそれ以降の残りのコンテンツデータをデータ取得手段によってホストコンピュータから取得させ、データ記憶手段が記憶するコンテンツデータを更新する。また、データ更新手段が、更新したコンテンツデータに関する更新情報を、データ取得手段によってホストコンピュータから取得させ、データ記憶手段が記憶する更新情報を更新する。
このようなコンピュータシステムによれば、データ転送が中断した場合には、記憶するコンテンツデータの更新情報と、ホストコンピュータが記憶する最新の更新情報とを比較することにより、データ転送の中断時に取得していたコンテンツデータ特定し、その特定されたコンテンツデータが正常な状態で記憶されているのかを確認するので、従来構成のようにデータ転送の中断時に取得していたコンテンツデータのサイズやCRCを計算する必要がなく、その分時間を要しない。なお、そのコンテンツデータが正常であれば、そのコンテンツデータの次のコンテンツデータからデータ転送を再開し、そのコンテンツデータが正常でなければそのコンテンツデータからデータ転送を再開する。
また、上述のようにデータ転送の中断時に取得していたコンテンツデータが正常な状態で記憶されていることを迅速に確認することにより、データ転送の再開および完了を早めることができ、データ転送したコンテンツデータ群を迅速に利用可能とすることができる。
この場合、上述の更新情報は、第一の更新情報と第二の更新情報とを含んでいることが考えられる。すなわち、第一の更新情報は、一つ以上の前記コンテンツデータからなるコンテンツデータグループが当該コンピュータシステムに対して提供可能となった特定の年月を示す「追加時期情報」、およびコンテンツデータグループの内容が更新された場合にその更新後のコンテンツデータグループと更新前のコンテンツデータグループとを区別するために付された「第一の識別情報」を含み、第二の更新情報は、コンテンツデータグループに対応付けられており、コンテンツデータごとに付された名称情報、および各コンテンツデータが更新された場合にその更新後のコンテンツデータと更新前のコンテンツデータとを区別するためにコンテンツデータごとに付された「第二の識別情報」を含む(請求項2)。
そして、上述のように判断手段によってコンテンツデータ群の取得が中断したと判断された場合には、データ更新手段が、データ記憶手段が記憶する「第一の更新情報」、およびデータ取得手段によって前記ホストコンピュータから取得された「第一の更新情報」について、追加時期情報が同じコンテンツデータグループにおける第一の識別情報同士が相違するコンテンツデータグループを特定する。さらに、データ更新手段が、データ記憶手段が記憶する、その特定されたコンテンツデータグループに対応する「第二の更新情報」、およびホストコンピュータが記憶する、その特定されたコンテンツデータグループに対応する「第二の更新情報」について、同じ名称情報のコンテンツデータにおける第二の識別情報同士が相違するコンテンツデータを特定する(請求項3)。このことにより、データ更新手段が、コンテンツデータ群のうち取得が中断されたコンテンツデータを特定する。
ところで、データ転送が中断してからデータ転送が再開するまでの間に、ホストコンピュータにおいてコンテンツデータが更新される可能性がある。このような場合には、データ転送が中断する前にデータ取得手段によってホストコンピュータから取得された更新情報は最新のものではなくなり、このような更新情報に基づいて更新すべきコンテンツデータを特定すると、データ転送の中断後に更新されたコンテンツデータを、データ転送の再開時に取得できない。そこで、更新情報をホストコンピュータから改めて取得することが考えられる。具体的には、請求項4のように、上述のように判断手段によってコンテンツデータ群の取得が中断したと判断された場合において、データ記憶手段が記憶する更新情報と、ホストコンピュータから取得した更新情報とを比較するときには、ホストコンピュータから更新情報を改めて取得することが考えられる。
このようにすれば、データ転送が中断してからデータ転送が再開するまでの間に、ホストコンピュータにおいてコンテンツデータが更新された場合でも、データ記憶手段が記憶する更新情報と、データ転送の中断後に更新された更新情報とを比較するので、更新されたコンテンツデータが更新すべきコンテンツデータとして特定される。このことにより、データ転送の再開時に取得することができ、そのコンテンツデータを迅速に利用可能とすることができる。
ところで、データ転送の中断がコンテンツデータのうちコンテンツデータ本体を転送中に発生した場合にはその時点までに取得したコンテンツデータは利用不可能であるが、一方、データ転送の中断がコンテンツデータのうち付加情報を転送中に発生した場合には、コンテンツデータが更新されても付加情報は更新されないことから付加情報を他のコンピュータシステムから取得することにより、そのコンテンツデータを利用可能とすることができる。そこで、請求項5のように、コンテンツデータの内部には、コンテンツデータ本体と付加情報とがその順で含まれるようにすることが考えられる。このようにすれば、他からは取得不可能なコンテンツデータ本体を、他から取得可能な付加情報よりも先に取得することができる。
また、上述の判断手段は、次のような場合にコンテンツデータ群の取得が中断したと判断することが考えられる。すなわち、(イ)判断手段が、コンピュータシステムとホストコンピュータとが接続状態となってから所定時間経過した場合には、コンテンツデータ群の取得が中断したと判断することが考えられる(請求項6)。また、(ロ)判断手段が、データ取得手段によってコンテンツデータ群の取得が開始されてから所定時間経過した場合には、コンテンツデータ群の取得が中断したと判断することが考えられる(請求項7)。さらに、(ハ)判断手段が、データ更新手段によってデータ取得手段に対してホストコンピュータからコンテンツデータ群を取得するよう指示がされたときから所定時間が経過した場合には、コンテンツデータ群の取得が中断したと判断することが考えられる(請求項8)。また、(ニ)判断手段が、ホストコンピュータからのデータ転送が所定時間途切れた場合には、コンテンツデータ群の取得が中断したと判断することが考えられる(請求項9)。また、(ホ)判断手段が、例えばログアウトやホストコンピュータ側のトラブルなどによりコンピュータシステムとホストコンピュータとの接続状態が解除された場合には、コンテンツデータ群の取得が中断したと判断することが考えられる(請求項10)。
ところで、データ転送が中断した際にデータ転送を再開しようと試みたところ、ホストコンピュータが他のコンピュータシステムに対してデータ転送を行っている場合などには、データ転送の再開までに待ち時間が生じることがある。このような場合には、コンテンツデータ群の取得を終えて利用可能となるまでに時間がかかる。そこで、データ転送が中断した場合には、それまでに取得したデータを他のコンピュータシステムに対して配信することが考えられる。具体的には、請求項11のように、上述のように判断手段によってコンテンツデータ群の取得が中断したと判断された場合には、データ配信手段が、コンテンツデータ群の取得が中断されるまでにデータ更新手段によって更新させたコンテンツデータをデータ記憶手段から読み出し、その読み出したコンテンツデータを他のコンピュータシステムに対して配信することが考えられる。このようにすれば、当該コンピュータシステムおよび他のコンピュータシステムにおいて、データ転送が中断するまでに取得したデータを利用可能とすることができる。
なお、他のコンピュータシステムが複数存在する場合には、当該コンピュータシステムのデータ配信手段が、複数の他のコンピュータシステムのうちの一つ(以下、コンピュータシステムAと称す。)に対して上述の配信処理を実行し、さらに、上記コンピュータシステムAからそれ以外の他のコンピュータシステムに対して配信処理を実行するようにしてもよい。このようにすれば、当該コンピュータシステムが全ての他のコンピュータシステムに対して配信処理を実行する場合に比べてその配信処理に拘束される時間が短くて済み、データ転送の再開時期を早めることができる。
なお、請求項12に示すように、請求項1〜10のいずれかに記載のコンピュータシステムにおけるデータ取得手段、データ更新手段、および判断手段の各手段をコンピュータにて実現する場合、または請求項13に示すように、請求項11のいずれかに記載のコンピュータシステムにおけるデータ取得手段、データ更新手段、判断手段、およびデータ配信手段の各手段をコンピュータにて実現する場合、例えば、コンピュータで実行するプログラムとして備えることができる。このようなプログラムの場合、例えば、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、ハードディスク、ROM、RAM等のコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録し、必要に応じてコンピュータにロードして実行したり、ネットワークを介してロードして実行することにより、各手段を実現できる。
また、こうしたコンピュータシステムは、各種の機器に搭載することができる。例えば、請求項14に示すように、カラオケシステムに備えることができる。このようなカラオケシステムによれば、例えば、曲情報を蓄積するために使用しているHDD等の記憶装置に記憶しているデータの破損を起こした場合、自動的に再取得してデータが復元される。そのため、システムの提供者がHDD等を交換する必要もない。
以下、本発明が適用された実施例について図面を用いて説明する。なお、本発明の実施の形態は、下記の実施例に何ら限定されることなく、本発明の技術的範囲に属する限り種々の形態を採りうることは言うまでもない。
[カラオケシステム10の構成]
図1は、カラオケ店舗に設置された実施例のカラオケシステム10と、当該カラオケシステム10とインターネット15を介して接続されたホスト装置20との接続状態を示す説明図である。図1に示すように、カラオケシステム10は、カラオケ店舗の各部屋にそれぞれ1台ずつ設置された複数のカラオケ装置1を、ハブ4を介して接続することにより構成されている、いわゆる通信カラオケである。また、カラオケシステム10はルータ5を備えており、このルータ5を介してインターネット15に接続されている。また、このカラオケシステム10では、その構成するカラオケ装置1のうちの一つが親機(マスタ)としての役割を受け持つ。そして、他のカラオケ装置1が子機(LAN)となっている。なお、本実施例では、子機であるカラオケ装置1のうちの一台が、マスタが故障したときのバックアップ機能を有するスレーブとしての役割を受け持つ。なお、マスタであるカラオケ装置1が故障した場合に備えて複数のカラオケ装置1をスレーブとして設定してもよい。このような、いわゆる通信カラオケにおけるマスタの役割としては、インターネット15を経由し、センタ(図1におけるホスト装置20に該当)と呼ばれるコンテンツデータ(新譜データ等)の供給元からコンテンツデータを受信し、必要に応じて、他のカラオケ装置1内のコンテンツデータ(新譜データ等)の更新や他のカラオケ装置1からのリクエストに応じて新譜データを他のカラオケ装置1に送信するといったことを特徴としている。
なお、スレーブのバックアップ機能とは、マスタが故障したときに前記通信カラオケとしてのマスタの役割を受け持つ機能である。また、親機(マスタ)または子機(スレーブ、LAN)として機能するカラオケ装置1の基本的な構成は何れも同じであるが、上述のように、親機のみがインターネット15を介してホスト装置20に接続できるようになっている。それ以外の機能は基本的にいずれも同じである。したがって、以下の構成説明に関しては、図2に示す親機(マスタ)として機能するカラオケ装置1に関して行うこととする。
[カラオケ装置1の構成]
図2は、本実施例のカラオケ装置1の構成を示すブロック図である。
本実施例のカラオケ装置1においては、装置全体の動作を制御するCPU30に、バスを介してROM32、RAM34、データ記憶手段としてのハードディスク記憶装置(HDD)44、データ取得手段としての通信制御部42、リモコン受信部36、表示パネル38、パネルスイッチ40、音源装置46、音声データ処理部48、効果用DSP50、ネットワークインターフェース56、文字表示部57、表示制御部58及び音声処理用DSP68が接続されている。なお、CPU30は、データ更新手段、判断手段、データ配信手段に該当する。
ROM32にはこのカラオケ装置1を起動するために必要な起動プログラムなどが記憶されている。また、このカラオケ装置1の動作を制御するシステムプログラム、アプリケーションプログラムなどはHDD44に記憶されており、カラオケ装置1の電源がオンされると上記起動プログラムによってRAM34に読み込まれる。RAM34には、このプログラム記憶エリアのほか図3(A)に示すように種々の記憶エリアが設定されている。具体的には、プログラムを記憶するプログラム記憶エリア328、カラオケ演奏する楽曲データを記憶する実行データ記憶エリア326、読み出されたガイドメロディを一時記憶するMIDIバッファ320、指示データを記憶する指示データ記憶エリア322が設定されている。
また、HDD44には図3(B)に示すように、上記システムプログラムやアプリケーションプログラムなどを記憶するプログラム記憶エリア376の他、(例えば約4万曲分の)楽曲データを記憶するコンテンツデータ記憶エリア370、背景動画を記憶する背景動画記憶エリア372、情報データを記憶する情報データ記憶エリア378、指示データを記憶する指示データ記憶エリア380が設けられている。ここで、コンテンツデータ記憶エリア370に記憶されるコンテンツデータには、コンテンツデータ本体および付加情報が含まれている。なお、コンテンツデータ本体の具体例としては、背景画や歌詞等の画像情報、またはその画像情報と音楽情報とを一緒に含む情報等が挙げられる。また、付加情報には、図14に示すように、リビジョン、コンテンツデータが利用開始できる「有効期限」(開始年月日)、同データの利用が終了する「有効期限」(終了年月日)、曲番号、曲名(テキスト)、およびコンテンツタイプの各種情報が含まれている。なお、コンテンツタイプとは、コンテンツの種類を示すものであり、例えばMIDIやMPEGなどが挙げられる。また、情報データ記憶エリア378に記憶されている情報データファイルと指示データ記憶エリア380に記憶されている指示データファイルとは、図5に示すように1対1で対応している。
また、HDD44には、図11(A)に示す取得状態テーブル(特許請求の範囲における「第一の更新情報」に相当する。)、および図12(A)に示すファイル登録テーブル(特許請求の範囲における「第二の更新情報」に相当する。)が記憶されている。このうち、取得状態テーブルは、当該カラオケ装置1がこれまでに取得したリリース情報を管理するためのものであり、「年月」(特許請求の範囲における「追加時期情報」に相当する。)および「リビジョン情報」(特許請求の範囲における「第一の識別情報」に相当する。)の各情報を対応付けたものである。ここで「年月」は、各リリース情報がホスト装置20に追加された年月を示すものであり、「リビジョン情報」は、当該カラオケ装置1が取得している各リリース情報のリビジョンを示すものである。
また、ファイル登録テーブルは、当該カラオケ装置1がこれまでに取得したコンテンツデータを管理するためのものであり、「リビジョン情報」(特許請求の範囲における「第二の識別情報」に相当する。)および「ファイル名」(特許請求の範囲における「名称情報」に相当する。)の各情報を対応付けたものである。ここで、「リビジョン情報」は、当該カラオケ装置1が取得している各コンテンツデータのリビジョンを示すものである。
通信制御部42は、ISDN回線等を介してホスト装置20(ホストコンピュータ、図1参照)から楽曲データなどをダウンロードし、内蔵しているDMA回路を用いてこの楽曲データを、CPU30を介さずに直接HDD44に書き込む。なお、ここでは通信手段としてISDN回線を例に説明したが、例えば電話一般回線であってもよいし、あるいはADSL、光通信などのブロードバンド回線を利用してもよい。
リモコン受信部36は、リモコン70から送られてくる赤外線信号を受信してデータを復元する。リモコン70は、選曲スイッチなどのコマンドスイッチやテンキースイッチなどを備えており、利用者がこれらのスイッチを操作するとその操作に応じたコードで変調された赤外線信号を送信する。表示パネル38はこのカラオケ装置1の本体前面に設けられており、現在演奏中の曲コードや予約曲数などを表示するものである。
パネルスイッチ40はカラオケ装置の前面操作部に設けられており、曲コード入力スイッチやキーチェンジスイッチなどを含んでいる。
音源装置46は、楽曲データの楽音トラックのデータに基づいて楽音信号を形成する。楽曲データはカラオケ演奏時にCPU30によってHDD44から読み出され、この楽音トラックと共に比較用データであるガイドメロディトラックも並行して読み出される。楽音トラックは複数トラックで構成されており、音源装置46はこのデータに基づいて複数パートの楽音信号を同時に形成する。音声データ処理部48は、楽曲データに含まれる音声データに基づき、指定された長さ、指定された音高の音声信号を形成する。音声データは、バックコーラスや模範歌唱音など、音源装置46で電子的に発生しにくい信号波形をそのままMP2(MPEG−1 オーディオ レイヤ2)データ化して記憶したものである。音源装置46が形成した楽音信号および音声データ処理部48が形成した音声信号がカラオケ演奏音であり、これらは効果用DSP50に入力される。効果用DSP50は、このカラオケ演奏音に対してリバーブやエコーなどの音響効果を付与する。効果を付与されたカラオケ演奏音はD/Aコンバータ52によってアナログ信号に変換されたのち、外付け装置であるアンプスピーカ54へ出力される。アンプスピーカ54は、入力されたカラオケ演奏音および後述の歌唱音声信号を増幅し、且つ、歌唱音声信号にエコーなどの効果を付与した後スピーカから放音する。
一方、歌唱用のマイク62から入力された歌唱音声信号はプリアンプ64で増幅された後、アンプスピーカ54及びA/Dコンバータ66へ出力される。アンプスピーカ54は入力された信号をカラオケ歌唱音として増幅出力する。一方、A/Dコンバータ66は、入力された歌唱音声信号をディジタル化し、これを音声処理用DSP68へ出力する。音声処理用DSP68では、入力された歌唱音声信号の平均音量を算出する。前記平均音量値はCPU30に読み取られる。CPU30は前記平均音量値に基づいて音量データを割り出す。
文字表示部57は、入力される文字データに基づいて曲名や歌詞などの文字パターンを生成する。また、映像選択データ(チャプタナンバ)に基づきHDD44の背景動画記憶エリア372から対応する背景映像データが読み出され、表示制御部58に入力される。映像選択データは当該カラオケ曲のジャンルデータなどに基づいて決定される。ジャンルデータは楽曲のヘッダに書き込まれており、カラオケ演奏スタート時にCPU30によって読み出される。表示制御部58では、これらのデータをスーパーインポーズで合成してモニタ60に表示する。
ネットワークインターフェース56はLANに接続するためのものであり、LANを介して図示しない他のカラオケ装置と接続されている。
[情報データファイルと指示データファイルの説明]
図4は指示データファイルのフォーマットを説明する図である。上述したように、情報データファイルに対して1対1に対応した指示データファイルがあり、図4に示すように、情報データファイル番号、曲目件数、有効期限の開始年月日と終了年月日、曲番号からなっている。この内、曲番号は複数指定することができる。
図5に情報データファイルと指示データファイルの1例を示した。例えば、情報データファイル123に対応した指示データファイルは、情報データファイル番号123、曲目件数3、有効期限の開始年月日が2003年1月26日、終了年月日が2004年12月31日、曲番号が23413,4404,35270となっている。このように、1の情報データファイルに対して1の指示データファイルが存在し、曲番号は複数設定できるため、同じ情報データファイルが複数の曲と対応することはあり得る。
以上のように構成されているカラオケ装置1においては、パネルスイッチ40を介して入力、あるいはリモコン70から送信された選曲番号をリモコン受信部36にて受信、という形で利用者からカラオケ演奏曲を選択するための選曲番号の入力がなされると、HDD44から取得したカラオケ演奏用のデータを用いて、カラオケ演奏を実行する。そして、利用者が、モニタ60に表示される歌詞を参照しながら、アンプスピーカ54より流れる演奏に合わせて、マイクロフォン62を使って歌を歌うことができる。つまり、カラオケを楽しむことができるようになっている。なお、上述のように、子機(スレーブ、LAN)として機能するカラオケ装置1は、インターネット15を介してホスト装置20に接続する機能を有さないだけで他の構成は基本的に親機(マスタ)として機能するカラオケ装置1と同じである。
[ホスト装置20の構成]
また、カラオケ装置1は、上述のように、ホスト装置20にインターネットを介してアクセス可能である。このホスト装置20は、制御情報配信サーバ22およびファイル配信サーバ24を備えている。
制御情報配信サーバ22は、図6に示すように、リリース情報ファイルおよび配信リストを記憶している。このうちリリース情報ファイルの内部は、図6(A)に示すように、n個のリリース情報、およびリリース情報の個数を示す情報に分けられる。そして、各リリース情報は、新たに追加された年月を示す情報、およびそのリリースバージョンを示す情報から構成される。なお、各リリース情報には、配信リストがそれぞれ対応付けられている。また、配信リストの内部は、図6(B)に示すように、新たに追加された年月を示す情報、n個の配信情報、および配信情報の個数を示す情報に分けられる。そして、各配信情報は、リビジョン情報、およびファイル名を示す情報から構成される。
ファイル配信サーバ24は、各配信リストに対応するコンテンツデータを記憶している。コンテンツデータの内部には、コンテンツデータ本体および付加情報がその順で含まれている。また、ファイル配信サーバ24は、コンテンツデータ以外にバージョンアップされたシステムプログラム等をデータベースに記憶しており、そのデータベースから随時読み出してカラオケ装置1に対して発信することができるようになっている。
[コンテンツデータ更新処理の説明]
次に、本実施例においてマスタとして機能するカラオケ装置1(以下、単に「マスタ」と称す。)のCPU30が実行するコンテンツデータ更新処理について、図7のフローチャートおよび図13の説明図を参照して説明する。なお、図13は、コンテンツデータ更新処理を示す説明図である。
本処理は、マスタの電源がオンで動作中である場合に、所定時刻や所定間隔にて実行される。
最初のステップS102では、コンテンツデータ取得処理を実行する。具体的には、リリース情報ファイルおよび配信リストを制御情報配信サーバ22から取得して更新可能なコンテンツデータを特定し、その特定したコンテンツデータをファイル配信サーバ24から取得する(図13の動作A参照)。なお、このコンテンツデータ取得処理の詳細な処理内容については後述する。
続くS104では、マスタが、ファイル配信サーバ24から取得したコンテンツデータを、スレーブとして機能するカラオケ装置1(以下、単に「スレーブ」と称す。)に配信する(S104、図13の動作B参照)。一方、スレーブでは、マスタから送信されたコンテンツデータをHDD44に記憶させ、他のカラオケ装置1に対して順次配信する(図13の動作Cおよび動作D参照)。
続くS106では、先のコンテンツデータ取得処理(S102)において、更新可能なコンテンツデータをすべて取得したか否かを判断する。ここで取得していない場合には(S106:いいえ)所定時間経過後にS102に戻り、先にS102を実行した際に取得できなかったコンテンツデータを取得する(図13の動作E参照)。なお本実施例では上述の所定時間を30分に設定している。そしてS104に移行する(図13の動作F、動作Gおよび動作H参照)。一方、取得した場合には(S106:はい)、本処理を終了する。
[コンテンツデータ取得処理の説明]
次に、コンテンツデータ更新処理におけるコンテンツデータ取得処理(S102)の詳細な処理内容について、図8のフローチャート、図9のフローチャート、および図10,11,12を参照して説明する。なお、図10は、コンテンツ取得処理を示す説明図(1)であり、図11は、コンテンツ取得処理を示す説明図(2)であり、図12は、コンテンツ取得処理を示す説明図(3)である。
最初のS202では、マスタがリリース情報ファイルをホスト装置20の制御情報配信サーバ22から取得する。具体的には、マスタが、制御情報配信サーバ22にログイン可能か否か問い合わせる。これに対して制御情報配信サーバ22では、ログイン可能か否かをマスタに応答する。ここで、制御情報配信サーバ22がログイン不可能な場合には、マスタは例えば1分後等所定時間経過後に再び制御情報配信サーバ22へのログインを試みる。一方、制御情報配信サーバ22がログイン可能な場合には、マスタが制御情報配信サーバ22にログインしてリリース情報ファイルを送信するよう要求する。これに対して制御情報配信サーバ22では、要求されたリリース情報ファイルをマスタに送信する。
続くS204では、HDD44が記憶する取得状態テーブル(図11(A)参照)を読み出し、その読み出した取得状態テーブルと、制御情報配信サーバ22から取得したリリース情報ファイル(図11(B)参照)とを比較する。具体的には、リリース情報が年月ごとに存在するので、リリース情報に含まれるリビジョン情報を同一の年月ごとに比較する。ここで、相違するリリース情報が存在せず、且つ新しく追加されたリリース情報が存在しない場合には(S206:いいえ)、上述の取得状態テーブルが最新の状態であり、更新可能なコンテンツデータは存在しない判断し、本処理を終了してコンテンツデータ更新処理(S104)に移行する。一方、相違するリリース情報が存在する場合、または、新しく追加されたリリース情報が存在する場合には(S206:はい)、その相違するリリース情報または新しく追加されたリリース情報に対応付けられた配信リスト(図11(C)参照)を制御情報配信サーバ22から取得する(S208)。具体的には、マスタが制御情報配信サーバ22に対して配信リストを順次送信するよう要求する。これに対して制御情報配信サーバ22では、要求された配信リストをマスタに順次送信する。配信リストを受信し終えたら、マスタでは、制御情報配信サーバ22に対してログアウトを要求する。これに対して制御情報配信サーバ22では、マスタとのログイン状態を解除する。
続くS210では、S208にて制御情報配信サーバ22から取得した配信リストに掲載されているコンテンツデータを、ホスト装置20のファイル配信サーバ24から取得する。具体的には、S208にて制御情報配信サーバ22から取得した配信リストに掲載されているコンテンツデータが、ファイル登録テーブル(図12(A)参照)に登録されているか否かを判断する(図9、S212)。ここで、登録されていない場合には(S212:いいえ)、そのコンテンツデータを更新する必要があると判断する。そして、そのコンテンツデータをファイル配信サーバ24から取得してHDD44に保存するとともに、そのコンテンツデータをファイル登録テーブルに登録する(S216、図12(B)参照)。そして、ファイル配信サーバ24からログアウトし、後述するS218に移行する。
一方、登録されている場合には(S212:はい)、ファイル登録テーブルにおけるそのコンテンツデータのリビジョン情報と、先に制御情報配信サーバ22から取得した配信リストに掲載されているコンテンツデータのリビジョン情報とを比較する(S214)。ここで、一致する場合には(S214:はい)、そのコンテンツデータを更新する必要がないと判断する。そして、ファイル配信サーバ24からログアウトし、後述するS218に移行する。一方、一致しない場合には(S214:いいえ)、そのコンテンツデータを更新する必要があると判断する。そして、そのコンテンツデータをファイル配信サーバ24から取得し、HDD44に記憶されたコンテンツデータを更新するとともに、ファイル登録テーブルを更新する(S216、図12(B)参照)。そして、ファイル配信サーバ24からログアウトし、後述するS218に移行する。
図8に戻り、S218では、S216におけるファイル登録テーブルの更新に基づき、取得状態テーブルを更新する。すなわち、(イ)ファイル登録テーブルにおいてその登録内容が更新されたコンテンツデータに関する情報が含まれている配信リストを特定し、取得状態テーブルにおけるリリース情報のうちその特定した配信リストが対応付けられたリリース情報を更新する。(ロ)また、ファイル登録テーブルに新たに追加されたコンテンツデータに関する情報が含まれている配信リストを特定し、取得状態テーブルにおけるリリース情報のうちその特定した配信リストが対応付けられたリリース情報を更新する(図12(C)参照)。
続くS220では、S218にて更新された取得状態テーブル(図12(C)参照)と、先のS202において制御情報配信サーバ22から取得したリリース情報ファイル(図11(B)参照)とを比較する。具体的には、リリース情報に含まれるリビジョン情報を同一の年月ごとに比較する。ここで、相違するリリース情報が存在する場合、または、新しく追加されたリリース情報が存在する場合、つまり一致しない場合には(S220:いいえ)S210に移行し、一致するまでS210以下の処理を繰り返し実行する。一方、相違するリリース情報が存在せず、且つ新しく追加されたリリース情報が存在しない場合、つまり一致する場合には(S220:はい)、上述の取得状態テーブルが最新の状態であり、更新可能なコンテンツデータは存在しない判断し、本処理を終了してコンテンツデータ更新処理(図7、S104)に移行する。
[効果]
このように本実施例のカラオケ装置1によれば、コンテンツデータ取得処理(S102)において、更新可能なコンテンツデータをすべて取得していない場合には(S106:いいえ)、所定時間経過後にS102に戻り、コンテンツ取得処理を再び実行することにより、先にコンテンツ取得処理を実行した際に取得できなかったコンテンツデータを取得する。その際、HDD44が記憶する取得状態テーブルと制御情報配信サーバ22から取得したリリース情報ファイルとを比較することにより相違するリリース情報を特定し、さらに、制御情報配信サーバ22から取得した、相違するリリース情報に対応する配信リストとHDD44が記憶するファイル登録テーブルとを比較することにより取得が完了したコンテンツデータおよび取得が未完了のコンテンツデータを特定する。このことにより、データ転送の中断時に取得していたコンテンツデータが正常な状態で記憶されているか否かを確認するので、従来構成のようにデータ転送の中断時に取得していたコンテンツデータのサイズやCRCを計算する必要がなく、その分時間を要しない。
また、上述のようにデータ転送の中断時に取得していたコンテンツデータが正常な状態で記憶されていることを迅速に確認することにより、データ転送の再開および完了を早めることができ、データ転送したコンテンツデータ群を迅速に利用可能とすることができる。
また、本実施例のカラオケ装置1によれば、コンテンツデータ取得処理(S102)において、更新可能なコンテンツデータをすべて取得していない場合には(S106:いいえ)、所定時間経過後にS102に戻り、コンテンツ取得処理を再び実行する際に、リリース情報ファイルを制御情報配信サーバ22から再び取得するので、データ転送が中断してからデータ転送が再開するまでの間に、ホスト装置20においてコンテンツデータが更新された場合でも、その更新されたコンテンツデータが更新すべきコンテンツデータとして特定される。このことにより、更新されたコンテンツデータをデータ転送の再開時に取得することができ、そのコンテンツデータを迅速に利用可能とすることができる。
また、本実施例のカラオケ装置1によれば、コンテンツデータの内部には、コンテンツデータ本体と付加情報とがその順で含まれている。このことにより、他のカラオケ装置1からは取得不可能なコンテンツデータ本体を、他のカラオケ装置1から取得可能な付加情報よりも先に取得することができ、データ転送の中断がコンテンツデータのうち付加情報を転送中に発生した場合でも、付加情報を他のカラオケ装置1から取得することにより、そのコンテンツデータを利用可能とすることができる。
また、本実施例のカラオケ装置1によれば、コンテンツデータ更新処理において、ファイル配信サーバ24からのデータ転送が完了した場合およびデータ転送が中断した場合には(S102)、それまでにファイル配信サーバ24から取得したコンテンツデータをスレーブに配信し(S104、図13の動作Bおよび動作F参照)、さらにスレーブでは、マスタから送信されたコンテンツデータをHDD44に保存し、他のカラオケ装置1に対して順次配信するので(図13の動作C、動作D、動作Gおよび動作H参照)、カラオケシステムにおいて、データ転送が中断した場合であっても、データ転送が中断するまでに取得したコンテンツデータを利用可能とすることができる。また、マスタが全ての他のカラオケ装置1に対してコンテンツデータを配信する場合に比べてその配信処理に拘束される時間が短くて済み、データ転送の再開時期を早めることができる。
[別実施例]
(1)上記実施例では、コンテンツデータ取得処理(S102)において、更新可能なコンテンツデータをすべて取得していない場合には(S106:いいえ)、所定時間経過後にS102に戻り、コンテンツ取得処理を再び実行する際に、リリース情報ファイルを制御情報配信サーバ22から再び取得しているが、これには限られず、改めてリリース情報ファイルを取得せずに、以前取得したリリース情報ファイルを用いてコンテンツ取得処理を再び実行してもよい。このように構成しても上記実施例と同様に、取得が完了したコンテンツデータおよび取得が未完了のコンテンツデータを特定することができる。但しこの場合には、データ転送が中断してからデータ転送が再開するまでの間に、ホスト装置20においてコンテンツデータが更新された場合でも、上記実施例とは異なりその更新されたコンテンツデータを取得することはできない。
(2)上記実施例では、コンテンツデータ取得処理(S102)において、HDD44が記憶する取得状態テーブルと制御情報配信サーバ22から取得したリリース情報ファイルとを比較し、相違するリリース情報が存在する場合には、データ転送が中断したと判断しているが、これには限られず、次のような場合にデータ転送が中断したと判断することが考えられる。すなわち、(イ)CPU30が、マスタとファイル配信サーバ24とが接続状態となってから所定時間経過した場合には、データ転送が中断したと判断することが考えられる。また、(ロ)CPU30が、データ転送が開始されてから所定時間経過した場合には、データ転送が中断したと判断することが考えられる。さらに、(ハ)CPU30が、コンテンツデータ取得処理において、コンテンツデータを更新する必要があると判断してコンテンツデータ取得ステップ(S216)に移行する時点から所定時間が経過した場合には、コンテンツデータ群の取得が中断したと判断することが考えられる。また、(ニ)CPUが、ファイル配信サーバ24からのデータ転送が所定時間途切れた場合には、データ転送が中断したと判断することが考えられる。また、(ホ)CPU30が、例えばログアウトやファイル配信サーバ24側のトラブルなどによりマスタとファイル配信サーバ24との接続状態が解除された場合には、データ転送が中断したと判断することが考えられる。このように構成しても、上記実施例と同様の作用効果を奏する。
(3)上記実施例では、スレーブが、マスタから送信されたコンテンツデータをHDD44に保存し、他のカラオケ装置1に対して順次配信しているが、これには限られず、スレーブが、マスタから送信されたコンテンツデータを他のカラオケ装置1の一つに対して配信し、さらに、そのスレーブからコンテンツデータの配信を受けたカラオケ装置1が、他のカラオケ装置1の一つに対してコンテンツデータを配信するといった具合に順次配信するようにしてもよい。このようにしても上記実施例と同様の作用効果を奏する。また、スレーブが全ての他のカラオケ装置1に対してコンテンツデータを配信する場合に比べてその配信処理に拘束される時間が短くて済み、データ転送の再開時期を早めることができる。
カラオケ店舗に設置された実施例のカラオケシステム10と、カラオケシステム10とインターネットを介して接続されたホスト装置20との接続状態を示す説明図である。 本実施例のカラオケ装置1の構成を示すブロック図である。 (A)は、RAM34の内部構造を示した説明図であり、(B)はHDD44の内部構造を示した説明図である。 指示データファイルのフォーマットを説明する図である。 情報データファイルと指示データファイルの具体例を示した説明図である。 (A)はリリース情報ファイルのレイアウト構造を示した説明図であり、(B)は配信リストのレイアウト構造を示した説明図である。 コンテンツデータ更新処理を示すフローチャートである。 コンテンツデータ取得処理を示すフローチャート(1)である。 コンテンツデータ取得処理を示すフローチャート(2)である。 コンテンツ取得処理を示す説明図(1)である。 コンテンツ取得処理を示す説明図(2)である。 コンテンツ取得処理を示す説明図(3)である。 コンテンツデータ更新処理を示す説明図である。 付加情報の構造を示した説明図である。
符号の説明
1…カラオケ装置、4…ハブ、5…ルータ、10…カラオケシステム、15…インターネット、20…ホスト装置、22…制御情報配信サーバ、24…ファイル配信サーバ、36…リモコン受信部、38…表示パネル、40…パネルスイッチ、42…通信制御部、44…HDD、46…音源装置、48…音声データ処理部、50…効果用DSP、52…D/Aコンバータ、54…アンプスピーカ、56…ネットワークインターフェース、57…文字表示部、58…表示制御部、60…モニタ、62…マイク、62…マイクロフォン、64…プリアンプ、66…A/Dコンバータ、68…音声処理用DSP、70…リモコン、123…情報ファイル、320…MIDIバッファ、322…指示データ記憶エリア、
326…実行データ記憶エリア、328…プログラム記憶エリア、370…コンテンツデータ記憶エリア、372…背景動画記憶エリア、376…プログラム記憶エリア、378…情報データ記憶エリア、380…指示データ記憶エリア

Claims (14)

  1. コンテンツデータと当該コンテンツデータに関する更新情報とをホストコンピュータから取得可能なデータ取得手段と、
    前記コンテンツデータと前記更新情報とを記憶可能なデータ記憶手段と、
    前記データ記憶手段が記憶するコンテンツデータおよび更新情報を更新するデータ更新手段と、
    前記データ取得手段によるコンテンツデータ群の取得が中断したか否かを判断する判断手段と、
    を備え、
    前記データ更新手段は、前記判断手段によってコンテンツデータ群の取得が中断したと判断された場合には、前記データ記憶手段が記憶する更新情報と、前記データ取得手段によって前記ホストコンピュータから取得された更新情報とを比較し、その比較結果が不一致である場合には、前記コンテンツデータ群のうち取得が中断されたコンテンツデータを特定し、さらに、前記コンテンツデータ群のうちその取得が中断されたコンテンツデータおよびそれ以降の残りのコンテンツデータを前記データ取得手段によって前記ホストコンピュータから取得させ、前記データ記憶手段が記憶するコンテンツデータを更新するとともに、更新したコンテンツデータに関する更新情報を、前記データ取得手段によって前記ホストコンピュータから取得させ、前記データ記憶手段が記憶する更新情報を更新することを特徴とするコンピュータシステム。
  2. 請求項1に記載のコンピュータシステムにおいて、
    前記更新情報は、第一の更新情報と第二の更新情報とを含んでおり、
    前記第一の更新情報は、一つ以上の前記コンテンツデータからなるコンテンツデータグループが当該コンピュータシステムに対して提供可能となった特定の年月を示す追加時期情報、および前記コンテンツデータグループの内容が更新された場合にその更新後のコンテンツデータグループと更新前のコンテンツデータグループとを区別するために付された第一の識別情報を含み、
    前記第二の更新情報は、各コンテンツデータグループに対応付けられており、前記コンテンツデータごとに付された名称情報、および前記コンテンツデータグループに含まれる各コンテンツデータが更新された場合にその更新後のコンテンツデータと更新前のコンテンツデータとを区別するためにコンテンツデータごとに付された第二の識別情報を含むこと
    を特徴とするコンピュータシステム。
  3. 請求項2に記載のコンピュータシステムにおいて、
    前記データ更新手段は、前記判断手段によってコンテンツデータ群の取得が中断したと判断された場合には、前記データ記憶手段が記憶する第一の更新情報、および前記データ取得手段によって前記ホストコンピュータから取得された第一の更新情報について、前記追加時期情報が同じコンテンツデータグループにおける第一の識別情報同士が相違するコンテンツデータグループを特定し、さらに、前記データ記憶手段が記憶する、その特定されたコンテンツデータグループに対応する第二の更新情報、および前記ホストコンピュータが記憶する、その特定されたコンテンツデータグループに対応する第二の更新情報について、同じ名称情報のコンテンツデータにおける第二の識別情報同士が相違するコンテンツデータを特定することにより、前記コンテンツデータ群のうち取得が中断されたコンテンツデータを特定すること
    を特徴とするコンピュータシステム。
  4. 請求項1〜請求項3の何れかに記載のコンピュータシステムにおいて、
    前記データ更新手段は、
    前記判断手段によって前記コンテンツデータ群の取得が中断したと判断された場合において、前記データ記憶手段が記憶する更新情報と、前記ホストコンピュータから取得した更新情報とを比較するときには、前記ホストコンピュータから更新情報を改めて取得すること
    を特徴とするコンピュータシステム。
  5. 請求項1〜請求項4の何れかに記載のコンピュータシステムにおいて、
    前記コンテンツデータの内部には、コンテンツデータ本体と付加情報とがその順で含まれていることを特徴とするコンピュータシステム。
  6. 請求項1〜請求項5の何れかに記載のコンピュータシステムにおいて、
    前記判断手段は、前記コンピュータシステムと前記ホストコンピュータとが接続状態となってから所定時間経過した場合には、前記コンテンツデータ群の取得が中断したと判断することを特徴とするコンピュータシステム。
  7. 請求項1〜請求項6の何れかに記載のコンピュータシステムにおいて、
    前記判断手段は、前記データ取得手段によって前記コンテンツデータ群の取得が開始されてから所定時間経過した場合には、前記コンテンツデータ群の取得が中断したと判断することを特徴とするコンピュータシステム。
  8. 請求項1〜請求項7の何れかに記載のコンピュータシステムにおいて、
    前記判断手段は、前記データ更新手段によって前記データ取得手段に対して前記ホストコンピュータから前記コンテンツデータ群を取得するよう指示がされたときから所定時間が経過した場合には、前記コンテンツデータ群の取得が中断したと判断することを特徴とするコンピュータシステム。
  9. 請求項1〜請求項8の何れかに記載のコンピュータシステムにおいて、
    前記判断手段は、前記ホストコンピュータからのデータ転送が所定時間途切れた場合には、前記コンテンツデータ群の取得が中断したと判断することを特徴とするコンピュータシステム。
  10. 請求項1〜請求項9の何れかに記載のコンピュータシステムにおいて、
    前記判断手段は、前記ホストコンピュータとの接続状態が解除された場合には、前記コンテンツデータ群の取得が中断したと判断することを特徴とするコンピュータシステム。
  11. 請求項1〜請求項10の何れかに記載のコンピュータシステムにおいて、
    前記判断手段によって前記コンテンツデータ群の取得が中断したと判断された場合には、前記コンテンツデータ群の取得が中断されるまでに前記データ更新手段によって更新されたコンテンツデータを前記データ記憶手段から読み出し、その読み出したコンテンツデータを他のコンピュータシステムに対して配信するデータ配信手段を備えることを特徴とするコンピュータシステム。
  12. 請求項1〜請求項10の何れかに記載のコンピュータシステムにおけるデータ取得手段、データ更新手段および判断手段の各手段をコンピュータによって実現させるためのプログラム。
  13. 請求項11に記載のコンピュータシステムにおけるデータ取得手段、データ更新手段、判断手段およびデータ配信手段の各手段をコンピュータによって実現させるためのプログラム。
  14. 請求項1〜請求項11の何れかに記載のコンピュータシステムを備えたカラオケシステム。
JP2003399694A 2003-11-28 2003-11-28 コンピュータシステム、カラオケシステム、プログラム Pending JP2005164640A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003399694A JP2005164640A (ja) 2003-11-28 2003-11-28 コンピュータシステム、カラオケシステム、プログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003399694A JP2005164640A (ja) 2003-11-28 2003-11-28 コンピュータシステム、カラオケシステム、プログラム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2005164640A true JP2005164640A (ja) 2005-06-23

Family

ID=34724169

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003399694A Pending JP2005164640A (ja) 2003-11-28 2003-11-28 コンピュータシステム、カラオケシステム、プログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2005164640A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008306600A (ja) * 2007-06-08 2008-12-18 Sony Corp コンテンツ配信システム、配信サーバ、端末及びコンテンツ配信方法
JP2011209506A (ja) * 2010-03-30 2011-10-20 Yamaha Corp カラオケ端末

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008306600A (ja) * 2007-06-08 2008-12-18 Sony Corp コンテンツ配信システム、配信サーバ、端末及びコンテンツ配信方法
JP2011209506A (ja) * 2010-03-30 2011-10-20 Yamaha Corp カラオケ端末

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH06318090A (ja) カラオケ通信システム
JP4228893B2 (ja) 再生装置、情報通信システム及びプログラム
JP2005284049A (ja) 情報通信システム、端末装置、配信用ホスト装置及びプログラム
JP2005164640A (ja) コンピュータシステム、カラオケシステム、プログラム
JP6051075B2 (ja) 通信障害時にデュエット歌唱を継続可能な通信カラオケシステム
JP6170692B2 (ja) 通信障害時にデュエット歌唱を継続可能な通信カラオケシステム
CN102044238B (zh) 音乐再现系统
JP3865139B2 (ja) ネットワークavシステム
JP5522418B2 (ja) カラオケシステム及びカラオケ装置
JP4186760B2 (ja) コンピュータシステム、通信カラオケシステム、プログラム
JP2005165392A (ja) コンピュータシステム、カラオケシステム、プログラム
JP6620026B2 (ja) カラオケシステム、カラオケ用サーバ
JP5263885B2 (ja) 演奏中止対応カラオケ録音システム
JP5305438B2 (ja) 繰り返し選曲登録システム
JP2007221401A (ja) 再生装置、プログラム、及びネットワーク型コンテンツ再生方法
JP4506063B2 (ja) 楽曲情報配信装置および楽曲情報を配信するためのプログラム
JP4452666B2 (ja) カラオケ装置
JP4949962B2 (ja) カラオケシステム
JP2004170529A (ja) 情報複製方法、ネットワークシステム及び情報処理装置
JP6783065B2 (ja) 通信端末装置、サーバ装置及びプログラム
KR20000058999A (ko) 웹을 이용한 자동 편곡 시스템 및 방법
JP3282968B2 (ja) カラオケ装置
JP6614902B2 (ja) カラオケシステム、サーバ装置及びプログラム
JP4112932B2 (ja) カラオケ装置
JP3952519B2 (ja) カラオケ保守システム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20061124

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080630

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080715

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080916

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20081118

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20090512