JP4186760B2 - コンピュータシステム、通信カラオケシステム、プログラム - Google Patents
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また、請求項2に係るコンピュータシステムによれば、ネットワークを介して他のコンピュータシステムから、データ及び当該データに対応する前記他のコンピュータシステムの取得元特定情報であって当該データの取得元の履歴として新古順に順位付されている取得元特定情報を取得し、当該取得した他のコンピュータシステムの取得元特定情報に対して取得元の履歴の順位をそれぞれ1つずつ下位へずらした後、この取得元特定情報に対して前記他のコンピュータシステムを取得元特定情報として取得元の履歴の最上位に加えた新たな取得元特定情報を生成して、この生成した取得元特定情報を、当該取得したデータに対応付けて前記記憶手段に記憶する。
さらに、請求項3に係るコンピュータシステムによれば、記憶されたデータが破損したと判別された場合に、記憶手段に記憶された取得元特定情報において取得元の履歴が最上位の取得元から順に当該データの再取得を行い、当該再取得に失敗した場合、当該取得元の履歴におけるその次の順位の取得元から当該データの再取得を行う。
例えば、請求項11に示すように、請求項10に記載のコンピュータシステムである第一のコンピュータシステムと、請求項1〜10のいずれかに記載のコンピュータシステムである第二のコンピュータシステムとを備えるコンピュータシステムとして構成し、第二のコンピュータシステムにおける取得手段は、少なくとも前記第一のコンピュータシステムにおける配信手段によって配信された前記データを取得する機能を備えるとよい。このようにすれば、第二のコンピュータにおいて、第一のコンピュータから取得して記憶されているデータが破損した場合には、第一のコンピュータからそのデータを再取得し、記憶しなおすことができる。
また、ハードディスク13には、曲情報、CPU14にカラオケ演奏を実行処理させるための演奏プログラム、演奏記録などのログデータなどがファイルとして記憶されている。そして、入力装置10の操作部を介して曲が選択されると、CPU14は、選択された曲に対応する歌詞情報のファイル、画像情報のファイル、および音楽情報のファイルをハードディスク13から呼び出すと共に、映像再生装置24および音源再生装置18に同期させて出力することにより演奏処理を行う。なお、ハードディスク13には、曲番号に対応してそれぞれの曲情報(歌詞情報、音楽情報、画像情報等)が記憶されており、曲番号によって呼び出し対象のファイルを特定して呼び出す。
なお、カラオケ装置1a,1bは、CPU14が通信装置19を制御し、通信ネットワーク3を介してホストコンピュータ2より曲情報等を取得してハードディスク13に記憶する機能を有している。また、カラオケ装置1aは、CPU14が、外部メディアインターフェース28を制御し、外部メディア6(例えばDVD、CD−ROM、FD等)より外部メディア6の再生装置(図示せず)を介して曲情報等を取得してハードディスク13に記憶する機能を有している。この場合、例えば、追加曲の曲情報を収録した外部メディア6を配布すれば、1曲当たりの曲情報のサイズが通信で取得できる量を超えていても容易に取得することができる。また、いわゆるご当地ソングやインディーズ曲を収録した外部メディア6をオプションとして購入してハードディスク13に記憶することもできる。さらに、カラオケ装置1は、LAN30を介して他のカラオケ装置1より曲情報等を取得してハードディスク13に記憶する機能を有している。この場合、LAN30を介して取得するため、通信コストがかからず、また、外部メディア6から取得する場合に比べて手間がかからず、さらにLAN30のデータ転送速度は速いので、1曲当たりの曲情報のサイズが大きい場合であっても短時間で取得が完了する。そして、曲情報を取得する際には、曲情報に対するエラー検出情報であるCRC値を、曲情報の取得先より受け取り、各曲情報に関連付けしてハードディスク13に記憶する。さらに、取得先の属性(ホスト名、カラオケ識別等)の情報も曲情報に関連付けしてハードディスク13に記憶する。このように曲情報に関連付けされたCRC値、取得先および取得先属性といった曲情報の復元を行うための情報を集め、ファイル管理テーブルとして、ハードディスク13に記憶する。
ファイル管理テーブル50は、ファイル管理レコードの集合体である。ファイル管理テーブルは、データ(ファイル)の件数分のレコードから構成され、各レコードはデータのファイル名51、データの使用可否を示す使用可否58、データの正当性を判断するためのCRC値52、取得先53および属性54のリストで構成される取得履歴から構成されている。取得先の履歴で最新が取得履歴1で最古が取得履歴3である。すなわち、取得履歴1は当該装置がデータを取得した際の取得先の情報である。CRC値52は、取得先であるホストコンピュータ2、他のカラオケ装置1、あるいは、外部メディア6より取得し格納する。なお、カラオケ装置1の内部で作成したファイルについてはCPU14がCRCを計算して格納する。取得先としては、図2(d)に示すように、HOST、LAN、DVD、CD−ROM、FD、LOCALがある。HOSTはホストコンピュータ2より取得したことを示し、LANはLAN30を介して取得したことを示し、DVDは、外部メディアインターフェース28を介して外部メディア6としてのDVDから取得したことを示し、CD−ROMは、外部メディアインターフェース28を介して外部メディア6としてのCD−ROMから取得したことを示し、FDは、外部メディアインターフェース28を介して外部メディア6としてのFDから取得したことを示し、LOCALは内部で作成したデータを示す。
ョン番号)とし、内部で作成したデータの場合、復元方法のタイプとしている。図2の例では、カラオケ装置の識別子として、カラオケ装置1aをカラオケA、カラオケ装置1bをカラオケB、カラオケ装置1cをカラオケCとしている。
図3のS21(ステップ21、以下同様)では、曲情報の実データをハードディスク13へ書き込む。続くS22ではS21で書き込んだファイルが内部作成ファイルか否かを判定する。内部作成ファイルの場合には(S22:Yes)、S23へ移行し、CRC値を計算して(S23)、取得先情報として内部作成(LOCAL)を設定し、属性として復元方法(再作成種別)を設定して(S24)、ファイル管理テーブルにレコードを追加してこの処理を終了する。一方、内部作成ファイルでない場合には(S22:No)、取得先よりファイル管理レコードを取得する(S22)。すなわち、取得先の装置へ当該ファイルのファイル管理レコードを要求し、取得先の装置は当該装置に記憶された当該ファイルのファイル管理レコードを要求元へ送信し、要求元の装置で受信して取得するのである。続くS27では、取得履歴を1つずらしながら、不要な履歴を削除する。すなわち、取得履歴2を取得履歴3へ、取得履歴1を取得履歴2へそれぞれ転記し、取得履歴の取得先に自身が取得できない取得先があるときはそれを削除する。また取得履歴の取得先が内部作成(LOCAL)のときはそれを削除する。続くS28では、取得履歴1に今回の取得先と属性を設定する。続くS29では、ファイル管理レコードにレコードを追加する。その結果、取得履歴1には、今回、曲情報を取得した取得先の「取得先」と「属性」が挿入され、取得履歴2にはその取得先が当該曲情報を取得した先の取得先と属性が入ることとなる。このように取得先と属性が履歴として記憶されることとなる。
この処理は定期的に実行される。図4のS70では、すべてのデータ(曲情報等のファイル)をチェックしたか否かを判定し、すべてのデータをチェックした場合には(S70:Yes)、この処理を終了する。一方、まだチェックしていないデータがある場合には(S70:No)、S71へ移行する。S71では、実データのCRC値を計算する。続くS72では、ファイル管理テーブルからそのデータに対応するレコードを取得する。例えば、選曲番号やファイル名をキーとして取得する。続くS73では、S71で計算したCRC値と、S72で取得したレコードのCRC値が同じか否かを判定する。双方のCRC値が同じ場合には(S73:Yes)、チェック対象のデータを次のデータに設定し、S70へ戻る。一方、双方のCRC値が異なる場合には(S73:No)、S74へ移行する。S74では、取得履歴1の取得情報(取得情報は取得先と属性である。以下同じ)(図2参照)に従ってデータ(曲情報等のファイル)の再取得を行う。続くS75では、S74での再取得に成功したか否かを判定する。再取得に成功した場合には(S75:Yes)、S81へ移行して取得履歴の変更を行った後、チェック対象のデータを次のデータに設定し、S70へ戻る。一方、再取得に失敗した場合には(S75:No)、S76へ移行する。S76では、取得履歴2の情報(図2参照)に従ってデータ(曲情報等のファイル)の再取得を行う。続くS77では、S76での再取得に成功したか否かを判定する。再取得に成功した場合には(S77:Yes)、S81へ移行して取得履歴の変更を行った後、チェック対象のデータを次のデータに設定し、S70へ戻る。一方、再取得に失敗した場合には(S77:No)、S78へ移行する。S78では、取得履歴3の情報(図2参照)に従ってデータ(曲情報等のファイル)の再取得を行う。続くS79では、S78での再取得に成功したか否かを判定する。再取得に成功した場合には(S79:Yes)、S81へ移行して取得履歴の変更を行った後、チェック対象のデータを次のデータに設定し、S70へ戻る。一方、再取得に失敗した場合には(S79:No)、S80へ移行する。S80では、現時点ではこのデータが利用できないという状態に設定する。すなわち、ファイル管理テーブルの該当レコードの使用可否を「否」に設定する。そして、チェック対象のデータを次のデータに設定し、S70へ戻る。本実施例の場合、取得履歴1〜3を利用してデータの再取得を行うので、成功する確率が高くなる。
図5のS100では、取得情報に取得先が設定されているか否かを判定する。取得先に何も設定されていないときは(S100:No)、再取得失敗終了する。一方、取得先が設定されている場合には、S101へ移行する。
S104では、取得先がLANか否かを判定する。取得先がLANの場合には(S104:Yes)、S105へ移行する。S105では、ファイル管理テーブルの属性で示されたカラオケ装置に接続し、該当するデータを取得する。そして、続くS106では、S105でデータが再取得できたか否かを判定し、再取得できた場合には(S106:Yes)、S112へ移行する。一方、再取得できなかった場合には(S106:No)、再取得失敗終了する。
S107では、取得先が外部メディアか否かを判定する。取得先が外部メディアの場合には(S107:Yes)、S108へ移行する。S108では、ファイル管理テーブルの属性で示された外部メディア6の再生装置への挿入をユーザに依頼し(依頼は、例えば、映像再生装置24を制御して表示装置26に表示することで行う)、外部メディア6から該当するデータを取得する。そして、続くS109では、S108でデータが再取得できたか否かを判定し、再取得できた場合には(S109:Yes)、S112へ移行する。一方、再取得できなかった場合には(S109:No)、再取得失敗終了する。
次に、各カラオケ装置1a〜1c(カラオケA〜C)が上述した処理を行うことによって、データの取得や再取得する様子を例に示して説明する。
まず、図6(a)に示すように、カラオケAがホストAからデータ1を取得し(S1)、外部メディアDVDからデータ2を取得する(S2)。これにより、カラオケA内のファイル管理レコードは、図6(b)のようになる。すなわち、ファイル名が「データ1」、使用可否が「可」、CRC値が「1234」、取得履歴1の取得先が「HOST」、属性が「ホストA」のレコードと、ファイル名が「データ2」、使用可否が「可」、CRC値が「5678」、取得履歴1の取得先が「DVD」、属性が「Ver1.27」のレコードとがファイル管理テーブルに記憶される。
は、外部メディアインターフェース14がないのでデータ2の取得属性2は削除する(S5)。
(1)カラオケ装置1a,1b,1cのハードディスク13に格納される曲情報が振動や電源の瞬断等によって破損した場合に、その破損したデータを検知することができ、さらに、その破損したデータについては、取得履歴にしたがって、再取得し、データを復元することができる。
(3)上記実施例では、カラオケ演奏に使用する音楽情報や画像情報などの曲情報をエラーチェック対象としたが、例えばカラオケ演奏処理をCPU14が実行するためのアプリケーションプログラム(演奏プログラム)をエラーチェック対象としてもよい。また、それら以外の情報であっても当然よい。
(8)上記実施例では、カラオケ装置1a,1bがホストコンピュータ2に接続される構成としたが、カラオケ装置1a,1b,1c全てがホストコンピュータ2に接続される構成としてもよいし、カラオケ装置1aのみがホストコンピュータ2に接続される構成としてもよい。また、外部メディアインターフェース28もカラオケ装置1a,1b,1c全てが備える構成であってもよい。
Claims (13)
- データを取得するための取得手段と、
前記取得手段によって取得されたデータを記憶するための記憶手段と、
前記記憶手段に記憶されたデータが破損したか否かを判別する判別手段とを備えるコンピュータシステムにおいて、
前記取得手段は、ネットワークを介して他のコンピュータシステムから、データ及び当該データに対応する前記他のコンピュータシステムの取得元特定情報を取得し、当該取得した他のコンピュータシステムの取得元特定情報の中に、自己のコンピュータシステムからは取得不可能な取得元特定情報が含まれる場合には、当該取得不可能な取得元特定情報は削除した後で、当該取得した他のコンピュータシステムの取得元特定情報に対して前記他のコンピュータシステムを取得元特定情報として加えた新たな取得元特定情報を生成して、この生成した取得元特定情報を、当該取得したデータに対応付けて前記記憶手段に記憶し、
前記判別手段によって前記記憶手段に記憶されたデータが破損したと判別された場合に、当該データに対応する前記記憶手段に記憶された取得元特定情報に基づいて取得元を特定し、特定した取得元から当該データを再取得して前記記憶手段に再度記憶する再取得手段を備えること
を特徴とするコンピュータシステム。 - データを取得するための取得手段と、
前記取得手段によって取得されたデータを記憶するための記憶手段と、
前記記憶手段に記憶されたデータが破損したか否かを判別する判別手段とを備えるコンピュータシステムにおいて、
前記取得手段は、ネットワークを介して他のコンピュータシステムから、データ及び当該データに対応する前記他のコンピュータシステムの取得元特定情報であって当該データの取得元の履歴として新古順に順位付されている取得元特定情報を取得し、当該取得した他のコンピュータシステムの取得元特定情報に対して取得元の履歴の順位をそれぞれ1つずつ下位へずらした後、この取得元特定情報に対して前記他のコンピュータシステムを取得元特定情報として取得元の履歴の最上位に加えた新たな取得元特定情報を生成して、この生成した取得元特定情報を、当該取得したデータに対応付けて前記記憶手段に記憶し、
前記判別手段によって前記記憶手段に記憶されたデータが破損したと判別された場合に、当該データに対応する前記記憶手段に記憶された取得元特定情報に基づいて取得元を特定し、特定した取得元から当該データを再取得して前記記憶手段に再度記憶する再取得手段を備えること
を特徴とするコンピュータシステム。 - 請求項2に記載のコンピュータシステムにおいて、
再取得手段は、前記記憶手段に記憶された取得元特定情報において取得元の履歴が最上位の取得元から順に当該データの再取得を行い、当該再取得に失敗した場合、当該取得元の履歴におけるその次の順位の取得元から当該データの再取得を行うこと
を特徴とするコンピュータシステム。 - 請求項2又は3に記載のコンピュータシステムにおいて、
前記当該他のコンピュータシステムの取得元特定情報の中に、自己のコンピュータシステムからは取得不可能な取得元特定情報が含まれる場合には、当該取得不可能な取得元特定情報は削除した後で、前記他のコンピュータシステムを取得元情報を加えた新たな取得元特定情報を生成すること
を特徴とするコンピュータシステム。 - 請求項1〜4のいずれかに記載のコンピュータシステムにおいて、
前記取得手段は、ネットワークを介して、または、記録媒体から、前記データを取得すること
を特徴とするコンピュータシステム。 - 請求項1〜5のいずれかに記載のコンピュータシステムにおいて、
前記記憶手段は、前記データの内容に基づいて算出されたエラー検出用情報を記憶しており、
前記判別手段は、前記記憶手段に記憶されたエラー検出用情報と前記記憶手段に記憶されたデータとに基づいて前記データが破損したか否かを判別すること
を特徴とするコンピュータシステム。 - 請求項6に記載のコンピュータシステムにおいて、
前記エラー検出用情報は、前記取得手段が取得するデータに予め含まれており、
前記取得手段は、当該エラー検出用情報を含むデータを前記記憶手段に記憶すること
を特徴とするコンピュータシステム。 - 請求項6又は7に記載のコンピュータシステムにおいて、
前記取得手段は、取得したデータに基づいて前記エラー検出用情報を生成して、当該データと当該エラー検出用情報を前記記憶手段に記憶すること
を特徴とするコンピュータシステム。 - 請求項1〜8のいずれかに記載のコンピュータシステムにおいて、
前記記憶手段に記憶されたデータを他のコンピュータシステムに対して配信する配信手段を備えること
を特徴とするコンピュータシステム。 - 請求項9に記載のコンピュータシステムにおいて、
前記配信手段は、前記記憶手段に記憶されたデータと、当該データの前記取得元特定情報とを、前記他のコンピュータシステムに対して配信すること
を特徴とするコンピュータシステム。 - 請求項10に記載のコンピュータシステムである第一のコンピュータシステムと、請求項1〜10のいずれかに記載のコンピュータシステムである第二のコンピュータシステムとを備えるコンピュータシステムにおいて、
前記第二のコンピュータシステムにおける取得手段は、少なくとも前記第一のコンピュータシステムにおける配信手段によって配信された前記データを取得する機能を備えること
を特徴とするコンピュータシステム。 - 請求項1〜11のいずれかに記載のコンピュータシステムにおける各手段をコンピュータによって実現させるためのプログラム。
- 請求項1〜11のいずれかに記載のコンピュータシステムを備えたカラオケシステム。
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