JP2004062425A - 通信端末装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】ホストコンピュータ2から通信ネットワーク3を介して通信装置19が検査復旧プログラムを受信したとき、CPU14は、そのプログラムの格納先として最も信頼性の高いEEPROM12を選択して、検査復旧プログラムをEEPROM12に書き込む。ただし、EEPROM12に検査復旧プログラムのデータ容量分の空き容量がない場合には、CPU14は、検査復旧プログラムよりも重要度の低いデータファイルをハードディスク13aに移動させて、検査復旧プログラムをEEPROM12に書き込む。
【選択図】 図2
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、通信ネットワークを介してホストコンピュータに接続する通信端末装置に関する。さらに詳細には、通信端末装置の機能を検査あるいは復旧するプログラムをホストコンピュータから受信して記憶する通信端末装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から、通信ネットワークを介してホストコンピュータに接続された通信端末装置では、ホストコンピュータから受信したデータを、主にハードディスクなどのディスクドライブである不揮発性記憶装置に書き込んでいる。そして、通信端末装置の各機能を検査あるいは復旧するプログラムも、一般のデータと同様に、ハードディスクなどのディスクドライブに書き込んでいる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、ハードディスクなどのディスクドライブは物理的な故障や論理的な故障が多く、読み取りができなくなったり、あるいは記憶しているデータが消失したりするおそれがあるという問題があった。このため、通信端末装置の各機能を検査あるいは復旧するプログラムを、ハードディスクなどのディスクドライブのような記憶装置に格納していると、プログラムの読み取りができなくなったり、あるいはプログラムが消失したりして、通信端末装置の各機能を検査・復旧することができなくなるというおそれがあった。
【0004】
なお、このような問題は、記憶装置を多重化したり、ファイルを複数持たせることにより解消することはできるが、これらの技術を用いると記憶容量が大きくなりコスト面での問題が生じてしまう。
【0005】
そこで、本発明は上記した問題点を解決するためになされたものであり、記憶容量を増大させることなく、ホストコンピュータから受信した通信端末装置自体の各機能を検査あるいは復旧するプログラムを確実に記憶・保持して、そのプログラムにより各機能を検査・復旧することができる通信端末装置を提供することを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記問題点を解決するためになされた請求項1に係る発明は、通信ネットワークを介してホストコンピュータと接続された通信端末装置において、前記ホストコンピュータから前記通信ネットワークを介して前記通信端末装置の各機能を検査または復旧するためのプログラムを受信するプログラム受信手段と、データの書き込みが可能な種類の異なる複数の記憶手段と、前記複数の記憶手段のうち、信頼性が最も高い記憶手段を選択する選択手段と、前記選択手段が選択した記憶手段に前記プログラム受信手段が受信したプログラムを書き込むプログラム書き込み手段と、前記プログラム書き込み手段が書き込んだプログラムを実行するプログラム実行手段と、を有することを特徴とする。
【0007】
このような特徴を有する請求項1に係る通信端末装置によれば、プログラム受信手段により、ホストコンピュータから通信ネットワークを介して通信端末装置の各機能を検査または復旧するためのプログラムが受信される。そして、受信されたプログラムは、プログラム書き込み手段により、選択手段が選択した記憶手段に書き込まれる。その後、プログラム実行手段により、プログラム書き込み手段によって書き込まれたプログラムが実行され、通信端末装置にて各機能の検査あるいは復旧が行われる。ここで、選択手段は、データの書き込みが可能な種類の異なる複数の記憶手段のうち、信頼性が最も高い記憶手段を選択する。したがって、ホストコンピュータから受信した検査復旧プログラムを最も信頼性の高い記憶手段に格納することができ、そのプログラムにより各機能を確実に検査・復旧することができる。
【0008】
なお、データの書き込みが可能な種類の異なる複数の記憶手段とは、例えばハードディスク、MO、CD−RW、EEPROM、および電源バックアップされたSRAMなどである。そして、記憶装置の信頼性とは、記憶装置の故障率を基準にしたり、読み取りの失敗率を基準にしたり、あるいは再書き込み可能な回数を基準にしたりして評価される記憶装置の性能を示すものである。例えば、記憶装置の故障率を基準にした場合には、信頼性が最も高いとは故障率が最も低いことを意味する。例えば、上記した記憶手段の信頼性は、高い方からEEPROM、電源バックアップされたSRAM、ハードディスク、MO、CD−RWの順と考えることができる。
【0009】
また、検査プログラムには、例えばRAMのメモリチェック、ディスクのチェックディスクあるいはスキャンディスク、通信手段の検査、ハードウェアの検査、およびソフトウェア的なウィルスの検査などが含まれる。復旧プログラムには、例えばディスクのチェックディスクあるいはスキャンディスク、ディスクの破損クラスタを使用しないようにする修復、ソフトウェア的なウィルスの駆除などが含まれる。
【0010】
また、請求項2に係る発明は、請求項1に記載する通信端末装置において、前記プログラム受信手段が受信したプログラムのデータ容量分の空き容量が前記選択手段が選択した記憶手段にあるか否かを判断する空き容量判断手段を有し、前記プログラム書き込み手段は、前記空き容量判断手段が前記空き容量があると判断した場合、前記選択手段が選択した記憶手段に対して前記プログラム受信手段が受信したプログラムを書き込むことを特徴とする。
【0011】
このような特徴を有する請求項2に係る通信端末装置によれば、空き容量判断手段により、プログラム受信手段が受信したプログラムのデータ容量分の空き容量が選択手段が選択した記憶手段にあるか否かが判断される。このように空き容量を確認するのは、信頼性が高い記憶装置は一般的に記憶容量が小さいからである。例えば、上記した各記憶手段の記憶容量は、EEPROMで1Mバイト程度、SRAMで数十Mバイト程度、ハードディスクで数十Gバイト程度である。
【0012】
そして、プログラム書き込み手段により、空き容量判断手段が空き容量があると判断した場合にのみ、選択手段が選択した記憶手段に対してプログラム受信手段が受信したプログラムが書き込まれる。このため、ホストコンピュータから受信した検査復旧プログラムのすべてを選択した記憶手段に確実に格納することができる。
【0013】
また、請求項3に係る発明は、請求項2に記載する通信端末装置において、 前記選択手段は、前記空き容量確認手段が前記空き容量がないと判断した場合、前回選択したものの次に信頼性が高い記憶手段を選択することを特徴とする。
【0014】
このような特徴を有する請求項3に係る通信端末装置によれば、空き容量確認手段が選択された記憶手段に空き容量がないと判断した場合には、選択手段により、前回選択したものの次に信頼性が高い記憶手段が選択される。これにより、今回選択された記憶手段にホストコンピュータから受信した検査復旧プログラムが書き込まれ、空き容量不足のために検査復旧プログラムのすべてを格納することができなくなるような事態を確実に回避することができるとともに、検査復旧プログラムをできる限り信頼性の高い記憶手段に格納することができる。
【0015】
また、請求項4に係る発明は、請求項3に記載する通信端末装置において、前記選択手段は、選択すべき記憶手段が存在しない場合、その旨を報知することを特徴とする。
【0016】
このような特徴を有する請求項4に係る通信端末装置によれば、空き容量確認手段が選択された記憶手段に空き容量がないと判断した場合において、選択手段が選択すべき記憶手段が存在しないとき、つまり受信したプログラムの容量分の空き容量がすべての記憶手段に存在しないときは、選択手段によりその旨が報知される。この報知は、通信端末装置からホストコンピュータに発してもよいし、通信端末装置のオペレータ等に対して発してもよい。これにより、ホストコンピュータから受信した検査復旧プログラムを記憶手段に書き込むことができないことが明確になり、その後の対処を的確かつ迅速に行うことができる。
【0017】
また、請求項5に係る発明は、請求項1に記載する通信端末装置において、前記プログラム受信手段が受信したプログラムのデータ容量分の空き容量が前記選択手段が選択した記憶手段にあるか否かを判断する空き容量判断手段と、前記空き容量判断手段が前記空き容量がないと判断した場合に、前記選択手段が選択した記憶手段に前記プログラム受信手段が受信した前記プログラムの重要度よりも低い重要度のデータファイルが存在するか否かを判断するファイル判断手段と、前記ファイル判断手段が重要度の低いデータファイルが存在すると判断した場合に、前記重要度の低いデータファイルを前記選択手段が選択した記憶手段の信頼性よりも信頼性が低い記憶手段に移動させるファイル移動手段とを有し、前記プログラム書き込み手段は、前記ファイル移動手段が前記重要度の低いデータファイルを移動させた後、前記選択手段が選択した記憶手段に対して前記プログラム受信手段が受信したプログラムを書き込むことを特徴とする。
【0018】
このような特徴を有する請求項5に係る通信端末装置によれば、空き容量判断手段が空き容量がないと判断した場合には、ファイル判断手段により、選択手段が選択した記憶手段にプログラム受信手段が受信したプログラムの重要度よりも低い重要度のデータファイルが存在するか否かが判断される。次いで、ファイル判断手段が重要度の低いデータファイルが存在すると判断した場合には、ファイル移動手段により、重要度の低いデータファイルが選択手段が選択した記憶手段の信頼性よりも信頼性が低い記憶手段に移動させられる。そして、プログラム書き込み手段により、ファイル移動手段が重要度の低いデータファイルを移動させた後、選択手段が選択した記憶手段に対してプログラム受信手段が受信したプログラムが書き込まれる。これにより、ホストコンピュータから受信した検査復旧プログラムを常に信頼性の最も高い記憶手段に格納することができる。
【0019】
また、請求項6に係る発明は、請求項5に記載する通信端末装置において、前記空き容量判断手段は、前記ファイル移動手段が前記重要度の低いデータファイルを移動させた後、前記選択手段が選択した記憶手段に前記空き容量があるか否かを再判断し、前記プログラム書き込み手段は、前記空き容量判断手段によって前記空き容量があると判断されたときに、前記選択手段が選択した記憶手段に対して前記プログラム受信手段が受信したプログラムを書き込むことを特徴とする。
【0020】
このような特徴を有する請求項6に係る通信端末装置によれば、ファイル移動手段が重要度の低いデータファイルを移動させた後に、空き容量判断手段により、選択手段が選択した記憶手段に空き容量があるか否かが再判断される。データファイルを移動した後であっても、受信したプログラムの容量分だけの空き容量が必ず確保されるとは限らないから、再度、空き容量を確認するのである。そして、空き容量判断手段によって空き容量があると判断されれば、プログラム書き込み手段により、選択手段が選択した記憶手段に対してプログラム受信手段が受信したプログラムが書き込まれる。したがって、ホストコンピュータから受信した検査復旧プログラムのすべてを常に信頼性の高い記憶手段に格納することができる。
【0021】
また、請求項7に係る発明は、請求項5に記載する通信端末装置において、前記選択手段は、前記ファイル判断手段が前記プログラム受信手段が受信したプログラムの重要度よりも重要度の低いデータファイルが存在しないと判断した場合、記憶手段の選択を再度行うことを特徴とする。
【0022】
このような特徴を有する請求項7に係る通信端末装置によれば、ファイル判断手段がプログラム受信手段が受信したプログラムの重要度よりも重要度の低いデータファイルが存在しないと判断した場合には、選択手段により、記憶手段の選択が再度行なわれる。つまり、選択手段により、次に信頼性が高い記憶手段が選択される。これにより、ホストコンピュータから受信した検査復旧プログラムをできる限り信頼性の高い記憶手段に格納することができる。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の通信端末装置を具体化した最も好適な実施の形態について図面に基づいて詳細に説明する。本実施の形態は、カラオケ装置に関するものである。そこで、このカラオケ装置の構成を図1に示す。図1は、本実施の形態に係るカラオケ装置における電気的構成を示すブロック図である。このカラオケ装置1は、通信ネットワーク3を介して音楽情報と画像情報とが伝達される、いわゆる通信カラオケといわれるものである。この場合、利用者は通信ネットワーク3により伝達された音楽情報と画像情報とに基づいて、例えば、テレビ等の表示装置(表示手段)に表示される歌詞を参照しながら、スピーカより流れる演奏に合わせて、マイクを使って歌を歌うことができるようになっている。
【0024】
このカラオケ装置1には、図1に示されるように、ホストコンピュータ2に通信ネットワーク3を介して接続し各種の情報を送受信する通信装置19、曲の予約などを行う入力装置10、カラオケ装置1を制御するためのCPU14、各種情報を一時的に記憶するRAM15、演奏の再生を行う音源再生装置18、音楽情報に係る電気信号を増幅等するアンプ20、アンプ20からの電気信号を入力して伴奏曲及び利用者の歌声等を流すスピーカ22、利用者の歌声等をアンプ20に入力するマイク23、記憶手段としてのEEPROM12とハードディスク13a〜13c、画像情報等を映像化するための映像再生装置24、および画像情報である背景画及び歌詞等を表示する表示装置26が備わっている。なお、通信装置19がプログラム受信手段に相当し、CPU14が選択手段、プログラム書き込み手段、プログラム実行手段、空き容量判断手段、ファイル判断手段、およびファイル移動手段に相当する。
【0025】
ホストコンピュータ2は、通信ネットワーク3を介してアクセス可能であって、端末としてのカラオケ装置1に対して、最新の流行曲等の曲データを発信したり、どのような曲が何回演奏されたかといったローグデータを含む関連情報をカラオケ装置1から受信したりして管理することができるようになっている。また、ホストコンピュータ2は、データベースを備えており、このデータベースに楽曲演奏に使用するコンテンツデータとしての音楽情報や背景画または歌詞等の画像情報などを記憶している。また、ホストコンピュータ2は、コンテンツデータ以外にバージョンアップされた検査復旧プログラムやシステムプログラム等をデータベースに記憶し、そのデータベースから随時読み出してカラオケ装置1に対して発信することができるようになっている。
【0026】
CPU14と接続される通信装置19は、信号の変調および復調を行う変復調装置であって、CPU14の制御の下に、通信ネットワーク3を通じてホストコンピュータ2にアクセス可能となっている。それにより、通信装置19は、通信ネットワーク3を介してホストコンピュータ2から送られてくる曲データや検査復旧プログラムを受信したり、上記した関連情報をホストコンピュータ2に伝送することができるようになっている。なお、検査復旧プログラムについての詳細は後述する。
【0027】
CPU14と接続される入力装置10は、利用者によって操作されるものであり、任意の曲の選択、演奏音の音程の調整、演奏と歌との音量バランスの調整、その他、エコー、音量、トーンなど各種調整を行うための操作部(図示せず)を備えている。この操作部は、一般にリモコンタイプであって、曲番号を予約番号として予約する曲番号キー等を備えている。それにより、利用者は、そのリモコンを介して遠隔操作によって、再生する曲をカラオケ装置1に予約登録することができるようになっている。
【0028】
また、CPU14に接続されるEEPROM12にはシステムプログラムや各種の設定に必要な設定データなどが記憶されている。また、ハードディスク13a〜13cには、音楽情報や画像情報などのコンテンツデータや演奏記録などのログデータなどが記憶されている。なお、本実施の形態においては、EEPROM12の記憶容量は5MBであり、ハードディスク13a,13b,13cの記憶容量は、それぞれ60GB,40GB,40GBとなっている(図5(A)参照)。そして、入力装置10の操作部を介して曲が選択されると、CPU14は、歌詞データ、映像データからなる画像情報、および演奏データからなる音楽情報をハードディスク13a〜13cのいずれかから呼び出して、映像再生装置24および音源再生装置18に同期させて出力するようになっている。
【0029】
その後、CPU14から出力される演奏データは、音源再生装置18において、アナログの演奏音信号に変換された後、アンプ20へ送られて電気的に増幅される。このアンプ20は、マイク23を介して入力される利用者の歌唱音信号と適度な割合でミキシングもするので、ミキシングされた歌唱音信号と演奏音信号は、アンプ20からスピーカ22に出力され、音声及び演奏音となってスピーカ22から外部へ出力される。
【0030】
一方、CPU14と接続される映像再生装置24は、CPU14の制御の下にに、ハードディスク13a〜13cのいずれかから読み出された画像情報に基づく画像の再生を行なうものである。それにより、CPU14により出力される歌詞データは、映像再生装置24において映像データと合成され、表示装置26の画面に背景映像と共にテロップが表示されるようになっている。
【0031】
ここで一般的に、カラオケ装置の各機能を検査あるいは復旧する検査復旧プログラムは、工場出荷時にEEPROMに書き込まれているのが普通である。EEPROMは故障率が低いからである。なお、検査復旧プログラムが工場出荷時に書き込まれていない場合には、カラオケ装置が設置された後に、ホストコンピュータから受信するようになっている。また、工場出荷時にEEPROMに書き込まれている場合であっても、検査復旧プログラムの仕様変更や不具合修正の改変された(バージョンアップされた)プログラムを、ホストコンピュータから受信することがある。
【0032】
検査復旧プログラムには、検査プログラムとして、ある値をRAMに書き込んだ後にその値を読み込んで、値が同じである否かを検査するためのRAMのメモリチェック、ハードディスク等に実装されたファイルシステムの論理的なリンク構造が壊れていない否かを検査するためのディスクのチェックディスクあるいはスキャンディスク、通信端末装置(カラオケ装置)がホストコンピュータにテストを意味するモデム通信を行うための通信装置の検査、LSIなどの各ハードデバイスが正常に接続されているか否かを検査するハードウェアの検査、およびファイルや電子メールのデータがウィルスに感染しているか否かを検査するソフトウェア的なウィルスの検査などを行うプログラムが含まれている。
【0033】
また、復旧プログラムとして、ファイルシステムの論理的な破損箇所を修復するためのディスクのチェックディスクあるいはスキャンディスク、ディスク面の傷などの物理的なディスクの破損クラスタを使用しないようにする修復、ファイルや電子メールのデータがウィルスに感染している場合にウィルスを取り除いたり、動作させないようにするためのソフトウェア的なウィルスの駆除などを行うプログラムが含まれている。
【0034】
そして、検査復旧プログラムを受信したカラオケ装置1では、次のようにしてそのプログラムを記憶装置(EEPROM12、ハードディスク13a〜13c)に格納する。このプログラム格納処理について図2に示すフローチャートを参照して詳細に説明する。なお、本実施の形態のカラオケ装置1においては、工場出荷時に検査復旧プログラムがEEPROM12に格納されている(図5(A)参照)。
【0035】
まず、通信装置19がホストコンピュータ2からバージョンアップされた検査復旧プログラムを取得する(S1)。このとき取得された検査復旧プログラムは、最も記憶容量が大きいハードディスク13aに一時的に格納される(図5(A)参照)。そして、通信装置19が取得した検査復旧プログラムのデータ容量がチェックされる。次いで、CPU14は、通信装置19が取得した検査復旧プログラムを格納するための記憶装置を選択する(S2)。このとき、CPU14は、通信装置19が取得したプログラムのデータ重要度(図4参照)も確認する。なぜなら、データ重要度の高いデータファイルであれば、記憶容量が小さくても信頼性の高い記憶装置に格納する必要があるが、データ重要度が低いファイルデータであれば、信頼性の高い(記憶容量の小さい)記憶装置(本実施の形態ではEEPROM12)に格納する必要はないからである。なお、CPU14による記憶装置の選択の詳細については後述する。
【0036】
ここで、EEPROM12およびハードディスク13a〜13cの信頼性は、あらかじめ決められている。本実施の形態では、各記憶装置の故障率を基準にして、故障率が低いものを信頼性が高いとし、故障率が高いものを信頼性が低いとしている。なお、信頼性については、その他にも、読み取りの失敗率を基準にしたり、再書き込み可能な回数を基準にしたりなどして設定することもできる。そして、EEPROM12およびハードディスク13a〜13cの故障率を基準にして信頼性を順位付けし、図3に示すようなテーブルデータとしてあらかじめ記憶させている。なお、ハードディスク13a〜13cの故障率は同じであるが、本実施の形態では便宜的にハードディスク13a〜13cに対して信頼性の優先順位を付けている。また、ハードディスク以外の記憶装置、例えばSRAMやCD−RWなどを使用する場合には、信頼性の優先順位は、高い方から順に、EEPROM、SRAM、ハードディスク、CD−RWとすればよい。また、信頼性に関する情報はテーブルに記憶させる代わりに、通信装置19が取得する検査復旧プログラムなどに書き込んでおいてもよい。
【0037】
そして、記憶装置の選択は、CPU14が図3に示すテーブルに基づき優先順位が高いものを選択することにより行われる。すなわち、本実施の形態では、通信装置19がデータ重要度の高い検査復旧プログラム(重要度「2」)を取得しているから、EEPROM12が選択されることになる。ここで、本実施の形態において、CPU14がS2で最初に選択する記憶装置について簡単に説明すると、例えば、通信装置19がシステムプログラム(重要度「1」)または設定データ(重要度「3」)を取得した場合には、CPU14はEEPROM12を選択し、通信装置19がコンテンツデータ(重要度「10」)またはログデータ(重要度「100」)を取得した場合には、CPU14はハードデスク13aを選択することになる。
【0038】
上記した記憶装置の選択が終了すると、CPU14は、選択した記憶装置が存在するか否かを確認する(S3)。このとき、選択した記憶装置が存在する場合には(S3:YES)、S4の処理が実行される。S4においては、CPU14が、選択した記憶装置に通信装置19が取得した検査復旧プログラムのデータ容量に相当する空き容量が存在するか否かを判断する。一方、CPU14は、選択した記憶装置が存在しない場合には(S3:NO)、プログラム格納処理が正常に行われなかった旨をホストコンピュータ2に報知して処理を終了する。これにより、検査復旧プログラムを記憶手段に書き込むことができないことが明確になり、その後の対処を的確かつ迅速に行うことができる。なお、異常終了の報知は、ホストコンピュータ2の他に、カラオケ装置1の表示装置26やスピーカ22を使用して行うようにしてもよい。
【0039】
続いて、CPU14は、空き容量が存在すると判断した場合には(S4:YES)、通信装置19が取得した検査復旧プログラムを選択した記憶装置に書き込む(S5)。一方、CPU14は、空き容量が存在しないと判断した場合には(S4:NO)、選択した記憶装置内に存在するファイルデータの重要性を判断する。具体的には、まず、ファイル重要度pを「p=100」に設定する(S10)。
【0040】
ここで、ファイル重要度pは、データファイルの種別ごとにあらかじめ決められている。そして、本実施の形態では、図4に示すようなテーブルデータとして記憶している。なお、ファイル重要度pの値は、小さいほど重要度が高いことを示す。したがって、図4に示すデータファイルでは、重要度は高い方から、システムプログラム、検査復旧プログラム、設定データ、コンテンツデータ、ログデータの順となる。
【0041】
このようにコンテンツデータやログデータの重要度が低いのは、これらのデータの一部が消失等しても、カラオケ装置を運用することができなくなるようなことはないからである。例えば、コンテンツデータには、曲演奏時にテレビに出力する背景画は演歌用背景画とか、ポップス用背景画とかのジャンル別に複数の映像データが含まれているので、1つのデータが消失しても代替えデータを用意することができる。これに対し、検査復旧プログラムは、それに代用するファイルは無く、カラオケ装置1の運用をより円滑に行うために重要度が最も高いのである。
【0042】
CPU14は、ファイル重要度pを「p=100」に設定すると、選択した記憶装置にファイル重要度p(初回はp=100)のデータファイルが存在する否かを検索する(S11)。ファイル重量度pのデータファイル(初回はログデータ)が存在する場合には(S11:YES)、そのデータファイルを移動させる(S12)。これにより、CPU14が選択した記憶装置の空き容量が増える。
【0043】
そして、データファイルを移動させた後、CPU14は、選択した記憶装置に空き容量があるか否かを再度確認する(S13)。このとき、空き容量が存在する場合には(S13:YES)、CPU14は、通信装置19が取得した検査復旧プログラムを選択した記憶装置に書き込み(S5)、プログラム格納処理を終了する。これにより、信頼性の高い記憶装置に検査復旧プログラムのすべてを確実に格納することができる。一方、空き容量が存在しない場合には(S13:NO)、CPU14は、処理をS11に戻す。
【0044】
ここで、S11において、ファイル重量度pのデータファイルが存在しない場合には(S11:NO)、CPU14は、ファイル重要度pの値を「1」小さくする(S20)。すなわち、データファイルの重要度を上げるのである。そしてデータファイルの検索を繰り返し行う。
【0045】
具体的には、まず、CPU14は、ファイル重要度pがp>2であるか否かを判断する(S21)。その結果、ファイル重要度pがp>2を満たしている場合には(S21:YES)、CPU14は、処理をS11に戻し記憶装置を変更せずにファイルの検索を繰り返す。ファイル重要度pがp>2を満たしていれば、検査復旧プログラムより重要度の低いデータファイルが存在する可能性があるからである。
【0046】
一方、ファイル重要度pがp>2を満たしていない場合には(S21:NO)、CPU14は、処理をS2に戻し、前回に選択した記憶装置の次に信頼性の高い記憶装置を選択して上記の処理を繰り返す。選択した記憶装置に検査復旧プログラムより重要度の低いデータファイルが存在しない、すなわち移動対象になるデータファイルが存在しないからである。例えば、CPU14が前回の選択でEEPROM12を選択していた場合、CPU14は、今回、ハードディスク13aを選択して、空き容量の確認(S4)、さらにはデータファイルの検索(S11、S20,S21)、ファイルの移動(S12)などの処理を行うことになる。このような処理が行われることにより、通信装置19が取得した検査復旧プログラムは、できる限り信頼性の高い記憶装置に格納される。
【0047】
続いて、上記した検査復旧プログラムの格納処理について図2および図5を参照し、より具体的に説明する。なお、図5は各記憶装置におけるデータ格納状態を示すものであり、(A)は検査復旧プログラムを取得した直後の状態を示し、(B)は格納処理終了後の状態を示したものである。ここに例示するのは、工場出荷時にEEPROM12に格納されている検査復旧プログラム(容量400KB)についてバージョンアップした検査復旧プログラム(容量600KB)をホストコンピュータ2から取得してEEPROM12へ格納する場合の処理である。
【0048】
まず、ホストコンピュータ2からバージョンアップされた検査復旧プログラムが配信され、通信装置19がその検査復旧プログラムを取得し(図2のS1)、図5(A)に示すように、一時的にハードディスク13aに格納する。そして、CPU14は、バージョンアップされた検査復旧プログラムのデータ容量をチェックし、そのデータ容量は600KBである判断する。
【0049】
次いで、CPU14は、バージョンアップされた検査復旧プログラムを格納するための記憶装置として、検査復旧プログラムのデータ重要度に基づいてEEPROM12を選択し(図2のS2)、EEPROM12にその検査復旧プログラムを格納するための空き容量(600KB以上)があるか否かを判断する(図2のS4)。ここで、図5(A)に示すように、EEPROM12には、バージョンアップされた検査復旧プログラムを格納するための空き容量としては500KB(旧バージョンの検査復旧プログラム400KB+空き100KB)しかない。なお、旧バージョンの検査復旧プログラムは不要となるので空き容量として計算される。したがって、EEPROM12に必要な空き容量がないので、CPU14は、処理を図2のS10、S11へと進める。
【0050】
ここで、図5(A)に示すように、EEPROM12には、ログデータ(重要度p=100)、コンテンツデータ(重要度p=10)は存在しない。このため、CPU14は、図2に示すS11,S20,S21の処理を繰り返し、最終的に図2のS11において重要度p=3の設定データを検出する。そして、CPU12は、図2に示すS12の処理にて設定データをEEPROM12からハードディスク13aに移動させる。これにより、バージョンアップされた検査復旧プログラムを格納するための空き容量として1000KB(設定データ500KB+旧バージョンの検査プログラム500KB+空き100KB)確保される。
【0051】
このため、CPU12は、処理を図2のS5に進めて、ハードディスク13aに一時的に格納されているバージョンアップされた検査復旧プログラムをEEPROM12に移動させて格納する。かくして、検査復旧プログラムの格納処理が終了し、各記憶装置のデータ格納状態が図5(B)に示すようになる。すなわち、バージョンアップされた検査復旧プログラムが最も信頼性の高いEEPROM12に格納される。
【0052】
以上、詳細に説明したように本実施の形態に係るカラオケ装置1によれば、通信装置19が取得した検査復旧プログラムをできる限り信頼性の高い記憶装置に格納することができる。すなわち、カラオケ装置1では、原則として、検査復旧プログラムは信頼性の高いEEPROM12に格納され、EEPROM12の空き容量が足りないときに限って、ハードディスク13a(あるいは13b,13c)に格納される。これにより、記憶装置を多重化したり、ファイルを複数持たせたりするようなコストアップを伴う対策を施さなくても、検査復旧プログラムが消失したり、読み取り不能になったりすることがなくなる。その結果、カラオケ装置1における検査復旧に関する情報を、ホストコンピュータ2に確実に通知することができるので、カラオケ装置1の運用に支障を来す前に、問題のある部分の修理やカラオケ装置1自体の交換などを積極的に行うことができる。
【0053】
なお、上記した実施の形態は単なる例示にすぎず、本発明を何ら限定するものではなく、その要旨を逸脱しない範囲内で種々の改良、変形が可能であることはもちろんである。上記実施の形態では、本発明を通信カラオケ装置に適用した例を示したが、通信カラオケ装置以外であっても、通信ネットワークに接続された通信端末装置(例えば、パーソナルコンピュータなど)であれば、本発明を適用することができる。また、上記実施の形態では、データファイルの重要度に関するデータをテーブルに記憶させているが、記憶装置に関する信頼性の優先順位と同様、検査復旧プログラムなどに書き込んでおくこともできる。さらに、信頼性の高い記憶装置を多数備えている場合には、上記した検査復旧プログラム格納処理において、S10〜S21の処理を省略することもできる。
【0054】
【発明の効果】
以上説明した通り、請求項1に係る発明によれば、通信ネットワークを介してホストコンピュータと接続された通信端末装置において、前記ホストコンピュータから前記通信ネットワークを介して前記通信端末装置の各機能を検査または復旧するためのプログラムを受信するプログラム受信手段と、データの書き込みが可能な種類の異なる複数の記憶手段と、前記複数の記憶手段のうち、信頼性が最も高い記憶手段を選択する選択手段と、前記選択手段が選択した記憶手段に前記プログラム受信手段が受信したプログラムを書き込むプログラム書き込み手段と、前記プログラム書き込み手段が書き込んだプログラムを実行するプログラム実行手段と、を有するので、ホストコンピュータから受信した検査復旧プログラムを最も信頼性の高い記憶手段に格納することができ、そのプログラムにより各機能を確実に検査・復旧することができる。
【0055】
また、請求項2に係る発明によれば、前記プログラム受信手段が受信したプログラムのデータ容量分の空き容量が前記選択手段が選択した記憶手段にあるか否かを判断する空き容量判断手段を有し、前記プログラム書き込み手段は、前記空き容量判断手段が前記空き容量があると判断した場合、前記選択手段が選択した記憶手段に対して前記プログラム受信手段が受信したプログラムを書き込むので、ホストコンピュータから受信した検査復旧プログラムのすべてを選択した記憶手段に確実に格納することができる。
【0056】
また、請求項3に係る発明によれば、前記選択手段は、前記空き容量確認手段が前記空き容量がないと判断した場合、前回選択したものの次に信頼性が高い記憶手段を選択するので、これにより、最初に選択された記憶手段にホストコンピュータから受信した検査復旧プログラムが書き込まれ、空き容量不足のために検査復旧プログラムのすべてを格納することができなくなるような事態を確実に回避することができるとともに、検査復旧プログラムをできる限り信頼性の高い記憶手段に格納することができる。
【0057】
また、請求項4に係る発明によれば、前記選択手段は、選択すべき記憶手段が存在しない場合、その旨を報知するので、ホストコンピュータから受信した検査復旧プログラムを記憶手段に書き込むことができないことが明確になり、その後の対処を的確かつ迅速に行うことができる。
【0058】
また、請求項5に係る発明によれば、前記プログラム受信手段が受信したプログラムのデータ容量分の空き容量が前記選択手段が選択した記憶手段にあるか否かを判断する空き容量判断手段と、前記空き容量判断手段が前記空き容量がないと判断した場合に、前記選択手段が選択した記憶手段に前記プログラム受信手段が受信した前記プログラムの重要度よりも低い重要度のデータファイルが存在するか否かを判断するファイル判断手段と、前記ファイル判断手段が重要度の低いデータファイルが存在すると判断した場合に、前記重要度の低いデータファイルを前記選択手段が選択した記憶手段の信頼性よりも信頼性が低い記憶手段に移動させるファイル移動手段とを有し、前記プログラム書き込み手段は、前記ファイル移動手段が前記重要度の低いデータファイルを移動させた後、前記選択手段が選択した記憶手段に対して前記プログラム受信手段が受信したプログラムを書き込むので、ホストコンピュータから受信した検査復旧プログラムを常に信頼性の最も高い記憶手段に格納することができる。
【0059】
また、請求項6に係る発明によれば、前記空き容量判断手段は、前記ファイル移動手段が前記重要度の低いデータファイルを移動させた後、前記選択手段が選択した記憶手段に前記空き容量があるか否かを再判断し、前記プログラム書き込み手段は、前記空き容量判断手段によって前記空き容量があると判断されたときに、前記選択手段が選択した記憶手段に対して前記プログラム受信手段が受信したプログラムを書き込むので、ホストコンピュータから受信した検査復旧プログラムのすべてを常に信頼性の高い記憶手段に格納することができる。
【0060】
また、請求項7に係る発明によれば、前記選択手段は、前記ファイル判断手段が前記プログラム受信手段が受信したプログラムの重要度よりも重要度の低いデータファイルが存在しないと判断した場合、記憶手段の選択を再度行うので、ホストコンピュータから受信した検査復旧プログラムをできる限り信頼性の高い記憶手段に格納することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態に係るカラオケ装置の構成を示すブロック図である。
【図2】検査復旧プログラムの格納処理を示すフローチャートである。
【図3】記憶装置の信頼性に関するテーブルを示す図である。
【図4】データファイルの重要性に関するテーブルを示す図である。
【図5】各記憶装置におけるデータ格納状態を示す図であり、(A)はバージョンアップされた検査復旧プログラムを取得した直後の状態を示し、(B)はバージョンアップされた検査復旧プログラムに対する格納処理後の状態を示す。
【符号の説明】
1 カラオケ装置
2 ホストコンピュータ
3 通信ネットワーク
12 EEPROM
13a〜13c ハードディスク
14 CPU
19 通信装置
Claims (7)
- 通信ネットワークを介してホストコンピュータと接続された通信端末装置において、
前記ホストコンピュータから前記通信ネットワークを介して前記通信端末装置の各機能を検査または復旧するためのプログラムを受信するプログラム受信手段と、
データの書き込みが可能な種類の異なる複数の記憶手段と、
前記複数の記憶手段のうち、信頼性が最も高い記憶手段を選択する選択手段と、
前記選択手段が選択した記憶手段に前記プログラム受信手段が受信したプログラムを書き込むプログラム書き込み手段と、
前記プログラム書き込み手段が書き込んだプログラムを実行するプログラム実行手段と、
を有することを特徴とする通信端末装置。 - 請求項1に記載する通信端末装置において、
前記プログラム受信手段が受信したプログラムのデータ容量分の空き容量が前記選択手段が選択した記憶手段にあるか否かを判断する空き容量判断手段を有し、
前記プログラム書き込み手段は、前記空き容量判断手段が前記空き容量があると判断した場合、前記選択手段が選択した記憶手段に対して前記プログラム受信手段が受信したプログラムを書き込むことを特徴とする通信端末装置。 - 請求項2に記載する通信端末装置において、
前記選択手段は、前記空き容量確認手段が前記空き容量がないと判断した場合、前回選択したものの次に信頼性が高い記憶手段を選択することを特徴とする通信端末装置。 - 請求項3に記載する通信端末装置において、
前記選択手段は、選択すべき記憶手段が存在しない場合、その旨を報知することを特徴とする通信端末装置。 - 請求項1に記載する通信端末装置において、
前記プログラム受信手段が受信したプログラムのデータ容量分の空き容量が前記選択手段が選択した記憶手段にあるか否かを判断する空き容量判断手段と、
前記空き容量判断手段が前記空き容量がないと判断した場合に、前記選択手段が選択した記憶手段に前記プログラム受信手段が受信した前記プログラムの重要度よりも低い重要度のデータファイルが存在するか否かを判断するファイル判断手段と、
前記ファイル判断手段が重要度の低いデータファイルが存在すると判断した場合に、前記重要度の低いデータファイルを前記選択手段が選択した記憶手段の信頼性よりも信頼性が低い記憶手段に移動させるファイル移動手段とを有し、
前記プログラム書き込み手段は、前記ファイル移動手段が前記重要度の低いデータファイルを移動させた後、前記選択手段が選択した記憶手段に対して前記プログラム受信手段が受信したプログラムを書き込むことを特徴とする通信端末装置。 - 請求項5に記載する通信端末装置において、
前記空き容量判断手段は、前記ファイル移動手段が前記重要度の低いデータファイルを移動させた後、前記選択手段が選択した記憶手段に前記空き容量があるか否かを再判断し、
前記プログラム書き込み手段は、前記空き容量判断手段によって前記空き容量があると判断されたときに、前記選択手段が選択した記憶手段に対して前記プログラム受信手段が受信したプログラムを書き込むことを特徴とする通信端末装置。 - 請求項5に記載する通信端末装置において、
前記選択手段は、前記ファイル判断手段が前記プログラム受信手段が受信したプログラムの重要度よりも重要度の低いデータファイルが存在しないと判断した場合、記憶手段の選択を再度行うことを特徴とする通信端末装置。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
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JP2002218460A Pending JP2004062425A (ja) | 2002-07-26 | 2002-07-26 | 通信端末装置 |
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005310121A (ja) * | 2004-03-22 | 2005-11-04 | Microsoft Corp | 業務用アプリケーションエンティティサブスクリプションの同期動作の管理 |
JP2008131231A (ja) * | 2006-11-20 | 2008-06-05 | Funai Electric Co Ltd | 録画制御装置及びコンテンツ録画システム |
US10209847B2 (en) | 2004-01-16 | 2019-02-19 | Microsoft Technology Licensing, Llc | Metadata driven customization of a computer application |
-
2002
- 2002-07-26 JP JP2002218460A patent/JP2004062425A/ja active Pending
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